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4. 国内の認証機関 127 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

国内の主なハラール認証団体 東南アジアや中東から相互認証を受けている主な国内のハラール認証団体は下記のとおり NO 団体 組織名 マレーシア インドネシア 相互認証機関 シンガポール (JAKIM) (MUI) (MUIS) サウジ アラビア UAE カタール (GAC SASO) (ESMA EIAC) 1 エミレーツ ハラールセンター (EHC) 〇 (Ministry of Public Health Ports Health and Food Control Section) 2 イスラミックセンター ジャパン (ICJ) 〇 3 特定非営利活動法人 (NPO 法人 ) 日本ハラール協会 (JHA) 〇 〇 ( 香料除く ) 〇 〇 (GAC のみ ) 〇 〇 4 宗教法人日本イスラム教徒協会 (JMA)/ 拓殖大学イスラム研究所 〇 〇 ( と畜除く ) 〇 5 一般社団法人イスラム教徒 プロフェッショナル協会 (MPJA) 〇〇 6 宗教法人日本イスラム文化センター / マスジド大塚 (JIT) 〇〇〇 7 一般社団法人ジャパン ハラール ファンデーション (JHF) 〇〇 8 NPO 法人日本アジアハラール協会 (NAHA) 〇〇 9 Prime Certification And Inspection Company Ltd (PCIC) 〇 128 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 注 )2020 年 10 月時点 品目により認証対象外になるものがある PCIC は UAE のドバイに本社を持ち 千葉市に日本拠点がある ( 出所 ) 各国の認可機関による公表情報等により確認 ( 掲載はアルファベット順 )

1. エミレーツ ハラールセンター (EHC) 名称 エミレーツ ハラール センター (EHC) 所在地東京都港区虎ノ門 5-3-15 連絡先 URL 主な対象品目 info@uae-halalcenter.com 電話 :03-3578-8800 https://emirateshalal.com/index-1.html NA 協会概要 主な相互認証先 UAE(ESMA) エミレーツ公式認定資格審査機関 (DAC) 認証取得にかかる期間 費用 備考 NA NA EHC2015 年 5 月に設立され UAE および湾岸諸国市場での事業の拡大を目指す日本企業を支援する為の信頼できる認証機関となる事を目指している 同センターによるハラール認証関連の資料は 下記の URL よりダウンロードすることができる ハラール認証取得のためのプロセス ( 英文 ) (https://emirateshalal.com/index-8.html) 申請書や問い合わせフォーム : (https://emirateshalal.com/index-14.html) 129 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 同センターウェブサイト (2020 年 12 月確認 )

2. イスラミックセンター ジャパン (ICJ) 名称 宗教法人イスラミックセンター ジャパン 所在地東京都世田谷区大原 1-16-11 協会概要 連絡先電話 : 03-3460-6169 Fax: 03-3460-6105 E-Mail:info@islamiccener.or.jp ハラール認証担当スタッフは常駐していないため FAX またはメールが望ましい URL 主な対象品目 www.islamcenter.or.jp NA 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 費用 備考 カタール (Ministry of Public Health Ports Health and Food Control Section) NA ハラール認証ガイド (2012 年 11 月 ) に金額例が掲載されているが 企業の業態 規模 所在地等により異なる 面接あるいはセミナーを通じ個別に相談の上見積もりを行う ICJ は 1974 年に設立され 出版 教育をはじめ 日本国内のイスラム普及のための多様な活動を行っている ICJ のハラール認証のプロセスについては 下記ウェブサイトを参照 : (https://www.islamcenter.or.jp/%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%ab%e8%aa%8d%e8%a8%bc /?lang=ja)) ハラール認証ガイド (2012 年 11 月 ) : (www.islamcenter.or.jp/wp-content/uploads/2017/12/icj ハラール認証パンフ _2012 年 11 月改訂版.pdf) 130 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 同センターウェブサイト

3. 日本ハラール協会 (JHA) 1/4 名称 所在地 連絡先 URL 131 Mitsubishi UFJ Research and Consulting NPO 法人日本ハラール協会 協会概要 558-0011 大阪市住吉区苅田 3-17-4 エクセルアビコ 2F FAX:06-4703-5977 Mail:info@jhalal.com https://www.jhalal.com/ 主な対象品目 食品製造 ( 屠畜 食品添加物 健康食品含む ) 化粧品及びパーソナルケア 医薬品 医療機器 物流サービス セントラルキッチン ( 国内のみ ) レストラン ( 国内のみ ) 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 費用 インドネシア ウラマー評議会 (MUI) マレーシア政府ハラール認証機関 (JAKIM) シンガポール政府ハラール認証機関 (MUIS) 湾岸承認センター (GAC) アラブ首長国連邦認証機関 (ESMA) カタール (Ministry of Public Health Ports Health and Food Control Section) タイ中央イスラム機構 (CICOT) 台湾清真産業品質保証推廣協会 (THIDA) 一部相互認証先は 対象品目が異なることがある 一般的には半年 ~1 年 企業側の作業による 料金規定有 詳細は個別面談時に確認する 備考 当協会は ISO/IEC17065, GSO2055-2 に基づきハラール認証団体としての運営を行なっている 世界ハラールフード機構 (WHFC) のメンバーである ( 出所 )JHA 提供資料より作成 (2020 年 10 月時点 )

3. 日本ハラール協会 (JHA) 2/4 当協会でハラール認証取得における手順は下記のとおり 業務内容や認証取得商品等の業務内容を整理の上 事前相談可能 相談後 ハラールに関する知識習得のための講習受講 秘密保持契約締結後に審査に入る その他 ハラール認証取得後は ハラールサプライチェーンに関わる全ての工程において ハラール性の担保 確実に運用するための社内のハラールシステムを構築する体制を整備する必要がある ハラール認証取得までのフロー 132 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 )JHA 提供 (2020 年 10 月時点 )

3. 日本ハラール協会 (JHA) 3/4 同協会では ハラール認証取得時および取得後の運営 管理などを円滑で確実にすることを目的に 認証取得の段階別に手順を記載したハラールガイドラインを作成している ガイドラインは 認証取得の申請後に提供される JHA ハラール認証基準とガイドライン ガイドライン言語版対象 1 JHAS1002:2019 日英 1 加工食品 Process Food 2 JHAS2002:2018 英 1 サーベイランス監査 & 企業モニタリングSurveillance & Monitoring 3 JHAS1003:2019 英 1 ハラール屠畜 Halal Slaughtering 4 JHAS2001:2018 英 1 清浄化洗浄 Religious Cleansing 5 JHAS3001:2019 日英 キッチンとレストラン認証基準 Kitchen and Restaurant certification standard 6 カマールとアルコール Khamr & Alcohol 日英カマールとアルコール Khamr & Alcohol 133 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

3. 日本ハラール協会 (JHA) 4/4 JHA の海外承認 認定状況 国組織名取得年認定規格取得状況認証基準カテゴリー備考 1 マレーシア JAKIM 2012 ー MS1500:2019 ー 2 インドネシア LPPOM-MUI 2019 ー HAS23000 原料 と畜 ( 加工食品含む ) 香料は講習受講し次第取得予定 ( 日程未定 ) 3 シンガポール MUIS 2013 ー HAS Singapore ー 4 UAE ESMA 2017 UAE.GSO2055-2 UAE.GSO2055-1 * 以下に同じ ** 以下に同じ 5 カタール Ministry of Public Health Ports Health and Food Control Section 2020 ー ーー ISO/IEC17065 6 湾岸諸国 GAC 2017 GSO2055-2 GSO2055-1 加工食品 食品添加物 香料 化粧品等 * と畜 ( 申請中 ) ** 7 タイ CICOT 2018 ー ーー 8 台湾 THIDA 2020 ー ーー 134 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 )JHA 提供資料及びヒアリング調査による

4. 宗教法人日本イスラム教徒協会 (JMA)/ 拓殖大学イスラム研究所 名称 宗教法人日本イスラム教徒協会 協会概要 所在地東京都品川区東五反田 3-17-23 連絡先電話 :03-6277-3561 e-mail:jma@ac.auone-net.jp URL 主な対象品目 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 ハラール認証の更新制度 ハラール認証の費用 備考 http://www.muslim.or.jp/ 食品 化粧品 医薬品等 と畜 食肉加工の認証は現時点実施していない マレーシア (JAKIM) インドネシア (LPPOM-MUI) シンガポール (MUIS) これまでハラールに対応していた企業であれば 申請から約半年程度で認証取得できるところもある しかし 対象製品の生産工程や原材料の状況により異なる 1 年程度で認証できる企業が多いが 2 年近く有する企業もある なお 一部でも非ハラールなものを利用していた場合は 設備などのハラール洗浄が必要となる ハラール洗浄に際しては 認証機関が事前に工場を確認する 毎年更新が必要 個別相談により対応 JMA では主に国内向けにイスラム教徒フレンドリーの認定を行い 輸出向けのハラール認証は拓殖大学イスラム研究所が担っている 135 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

5. 日本イスラム文化センター (JIT) 1/2 名称 136 Mitsubishi UFJ Research and Consulting 宗教法人日本イスラム文化センター 所在地 170-0005 東京都豊島区南大塚 3-42-11 概要 連絡先電話 :03-3971-5631 /070-2797-6865( 事務担当 : 菅野 ( スガノ ) Mail:Halal@islam.or.jp /japanislamictrust.halal@gmail.com URL 主な対象品目 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 認証の更新制度 認証の費用 備考 http://www.islam.or.jp/ 屠畜場 食肉加工場 加工食品 レストラン ケータリング 化学製品 ( 食品添加剤含む ) 化粧品等 中東 (EIAC GSO UAE SMIIC) マレーシア (JAKIM) タイ (CICOT) カタール (Ministry of Public Health Ports Health and Food Control Section) 申請後 製造 加工設備の審査が行われ 問題なければ 1 週間以内に認可されるが 確認すべき事項が発見された場合 同センターに所属するイスラム法学者の審査のため更に 1~2 カ月必要となる場合もある 製品の原材料 製造方法に変更がない事を前提として 発行日より 1 年間有効 ハラール認証に関わる費用は非公開であるが 費用構造の目安は下記のウェブサイトにて提示されている (http://www.islam.or.jp/wp-content/uploads/2018/05/halal_certificate_fee_structure.pdf) と畜場のハラール認証については 本国から監査員 (2 名 ) を招致することが義務付けられている 監査員 2 名の往復の航空券代 + 宿泊費の実費に加え 最短 7 日間の人件費が必要とされる 同センターは文化庁管轄であり 1978 年北海道で設立 その後東京に本部を移転した 2004 年より幼稚園 13 年よりイスラム霊園 17 年より小学校 ( インターナショナルスクール ) を開設 アフガン難民支援 ロヒンギャ難民支援 シリア難民支援 スリランカテロ災害支援 3 11 東北支援 岡山 広島洪水被災支援等 地域活動としてホームレス支援や学生支援 孤児支援も実施 ハラール認証取得における主要な手順や様式は ウェブサイトで公開されている (http://www.islam.or.jp/halalfood/) 上記の海外のハラール認証機関の基準に加え ISO 基準 (17021 17065) にも準拠している ( 出所 ) 当センターウェブサイト及び提供資料 ヒアリング調査による

5. 日本イスラム文化センター (JIT) 2/2 申請から認証取得 監査までの主な流れ 認証プロセスは 初回監査 (initial audit) 監視監査 (surveillance audits) 更新監査 (recertification) から成る 3 年サイクルで実施される 初回監査は ISO/Food safety standard と同様 最初の申請から現場監査 ( ハラール製造のためのインフラ及び能力を監査する 2 名により実施 ) ハラール認定 ( 監査員による報告に基づきハラール委員会が決定 ) まで 1~3 カ月 ( ベストプラクティス ) 不適合箇所がある場合はより長期間かかり 6 カ月後に再監査となる 137 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 当センターウェブサイト及び提供資料 ヒアリング調査による

6. 日本アジアハラール協会 (NAHA) 1/2 名称 所在地 138 Mitsubishi UFJ Research and Consulting NPO 法人日本アジアハラール協会 協会概要 260-0044 千葉県千葉市中央区松波 2-6-2 CICC ビル 5F 連絡先電話 : 03-5413-8418, 043-205-4995 URL https://web.nipponasia-halal.org/ 主な対象品目 食品 宿泊施設 レストラン 化粧品等 ( 原料を含む ) 認証実績はウェブサイトで公開している (http://web.nipponasia-halal.org/archives/category/products) 2020 年 10 月現在 185 社 団体のハラール認証実績を持つ 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 ハラール認証の費用及び更新期間 ( 有効期間 ) 備考 マレーシア (JAKIM) シンガポール (MUIS) ハラール認証取得希望製品の生産工程や必要書類や成分確認等の準備状況により異なる 申請者の書類や成分情報が整備されている場合は 申請からハラール認証発行まで 2 週間から 1 か月程度 ハラール認証費用の目安は下記のとおり 加工品については 各商品に使用されている原材料 製造ラインによって認証取得の難易度が異なるため 取得までに掛かる作業工程などを考慮し費用を提示する 植物系商品 ( 加工 添加物なし )/ 例 : 野菜 穀類 卵 牛乳 米など - 認証料 10 万円以下 ( 監査員 1 名分の交通 宿泊費を除く ) - ハラール認証発行後の有効期間 :2 年間 加工品 / 例 : 加工食品 化粧品 飲料 ( 水以外 ) - 認証料 使用原料の確認および製造ラインのプレ監査後 見積書を発行 - ハラール認証発行後の有効期間 :1 年間 日本アジアハラール協会 (NAHA) は 2010 年にハラール認証を開始 これまでに 45 都道府県で約 500 件ハラール関連セミナーを無料で実施している その他認証取得コンサルティング 各種講演 教育など様々な活動を行っている UAE(ESMA) やインドネシア (MUI) のハラール認証は 提携先により実施されている 詳細は NAHA を通じて相談可能 ( 出所 ) 当協会ウェブサイト及びヒアリング調査による

6. 日本アジアハラール協会 (NAHA) 2/2 申請から認証取得までの主な流れ 事前相談 ハラール認証取得に関する質問や必要な準備 留意事項等の事前相談を受け付ける ハラール認証取得依頼 申請者によるハラール認証取得依頼 ( 申請書提出 ) 事前監査 ハラール認証取得のための事前監査を行うことで 本監査が円滑に進むよう最終準備を実施する 必要書類の作成 申請者がハラール認証取得のための必要書類を準備 本監査 監査員が工場に出向き 設備などの現場での検査を実施 ハラール認証証明書発行 ハラールマークの付与 ( 監査結果で認証取得が許可されると 証明書 ならびに製品パッケージ等に使用可能なロゴマークが申請書に付与される ) 139 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 当協会ウェブサイト及びヒアリング調査による

7. 一般社団法人ジャパン ハラール ファンデーション (JHF) 1/2 名称 所在地 連絡先 URL 主な対象品目 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 ハラール認証の費用及び更新期間 ( 有効期間 ) 備考 協会概要 一般社団法人ジャパン ハラール ファンデーション (JHF) 110-0016 東京都台東区台東 4-6-7 アッサラームビル 1F TEL: 050-3644-1045 / 03-3836-3533 E-mail:info@japanhalal.or.jp http://japanhalal.or.jp/ 食品 宿泊施設 レストラン 化粧品等 認証実績はウェブサイトで公開している (http://japanhalal.or.jp/results) 2020 年 10 月現在 29 のホテル レストラン 21 の企業 ( 主に食品企業 ) でのハラール認証実績を持つ マレーシア (JAKIM) シンガポール (MUIS) ハラール認証取得希望製品の生産工程や必要書類や成分確認等の準備状況により異なる 食品 レストラン : 平均して 1 か月程度 化学薬品等を用いるような場合 長期にわたる可能性あり 下記条件等を考慮し 認定手数料を決定する ( 認証手数料に影響する主要な要件は以下の通り ) 事業規模 ( 大規模 中規模 小規模 ) 製品数 メニュー数または製品 メニューの処理方法 工場数または店舗 支店数 使用する原材料数 確認必要な原材料の種類 数 新設の小規模店舗 事業主等に対する認証手数料及び更新手数料の減額措置あり ハラール認証発行後の有効期間 :1 年間 ( 更新期間は 1 年 ) 2015 年 9 月に JHF は 東京 御徒町の宗教法人アッサラームファンデーションおよびアッサラームマスジドと連携して 2015 年に設立 140 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 当法人ウェブサイト及びヒアリング調査による

7. 一般社団法人ジャパン ハラール ファンデーション (JHF) 2/2 申請から認証取得までの主な流れ 事前相談 相談を行った企業に対して ハラール認証取得に関する情報提供を行う ハラール研修 ハラールの知識について 従業員に対してトレーニングの機会を提供する 認証手続きの申込の受付 認証手続きの申し込みを受け付ける データ収集 申請者がハラール認証取得のための必要書類 データを提供 ( 指摘事項があれば改善を行う ) 監査 監査員が工場やレストランに出向き 現場での検査を実施 ( 指摘事項があれば改善を行う ) ハラール認証証明書発行 ハラールマークの付与 ( 監査の結果 すべての問題をクリアし 認証取得が認められれば 証明書及び製品パッケージ等に使用可能なロゴマークが申請書に付与される ) 141 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 当法人ウェブサイト及びヒアリング調査による

8. 一般社団法人イスラム教徒 プロフェッショナル ジャパン協会 (MPJA) 1/2 名称 協会概要 一般社団法人イスラム教徒 プロフェッショナル ジャパン協会 (MPJA) 所在地東京都新宿区四谷四丁目 32 番地 1 連絡先 URL 主な対象品目 主な相互認証先 認証取得にかかる期間 ハラール認証の更新制度 ハラール認証の費用 03-6869-5775 https://mpja.jp/about/profile と畜場 食品 ( 添加物や栄養補助食品を含む ) 化粧品 化学原材料が中心 2020 年 9 月現在 約 30 社が認証を取得し輸出している マレーシア (JAKIM) インドネシア (LPPOM-MUI) タイ (CICOT) 製品によるが 加工が少ないものや抹茶などは早くて申請後 3 カ月程度 化粧品など平均 20-30 種類の原材料を用いる製品では半年から 10 か月程度 企業によっては 契約内容の確認に時間を要したり 書類準備に時間がかかったり 原材料で豚由来のものが見つかり他の原材料を探さなければならなくなったりと 1 年を超える場合もある 現在は製造企業に毎年 1 回の更新としている と畜場については マレーシアの基準に従い 3 ヵ月に 1 回は監査が必要となる ( と畜場については 毎回マレーシアから監査員が来日して施設を監査している ) 個別相談により対応 備考 WHFC にも加盟している 詳細は問い合わせフォームから照会可能 (https://mpja.jp/contact) 142 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 当協会ウェブサイト及びヒアリング調査による

8. 一般社団法人イスラム教徒 プロフェッショナル ジャパン協会 (MPJA)2 2/2 申請から認証取得までの主な流れ 1 申請者より MPJA へ連絡 事前相談 2 申請書テンプレートや契約書のひな形 機密保持の書類を MPJA から申請者に送付 3 内容確認後契約 申請書提出 4 第 1 回請求 5 事業者からの書類提出 6 書類審査 テクニカル監査人により実施される 原材料由来で追加書類を依頼 ( 必要に応じて実施 ) 7 書類審査完了後 現場監査スケジュール作成 8 現場監査の実施 テクニカル監査人及びシャリア法監査人の両方 (2 名 ) による審査が行われる 必要に応じ通訳兼コーディネーターも同行する そのため 工場の現地監査には 3-4 名参加することが多い 9 企業へのセミナー ( ハラール基礎講座 + ハラール性担保のための管理者セミナー ) 実施 申請者である企業に対し 最低 2 名のハラール管理責任者を定めなければならない 管理責任者には本セミナーへの参加が必須とされる 10 監査人による監査報告書作成 プレゼンテーションを実施 11 監査人とは別にファトワ委員会 ( シャリア法専門家とイスラム教徒の技術系専門家 ) により認証可否を判断 12 許可が出れば認証発行 改善が必要な場合は 申請者に対し 1-3 か月以内に改善要請を行う 13 改善状況確認後 認証を発行する ( 管理者証明書を管理責任者に証明書を発行 ) 14 事業者は残金を支払い 認証を受領する ( ) 主な書類として 1 会社概要 2 会社組織図 3 工場見取図 4 ハラール認証取得予定の製品リスト ( ハラール製品工程図 製品規格書含む ) 5 原材料リスト ( 原材料規格書 原材料工程図含む ) 6 原材料に関するハラール証明書 ( あれば ) 7 原材料リストカウントリスト 8 製品画像等がある 143 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ハラール保証管理システム 認証取得した事業者は ハラール性担保の管理をするための ハラール保証管理システム の体制を整備 - 本システムは HACCP や ISO をベースとし ハラール性の項目が追加されたものである - MPJA のシステムのテンプレートをもとに各企業独自のハラール管理システムを検討してもらい 企業独自で運用できるようマニュアルを作成する - 認証取得後はシステムに基づき製造管理を行うことで ハラール性を担保してもらう - 管理者は各企業に 2 名配置する 窓口 1 名 工場で実際に製造に携わる責任者 1 名配置する ( 工場が複数ある場合は工場ごとに 1 名配置する ) - 企業や工場にイスラム教徒の配置は必須ではないが と畜場においては イスラム教徒によると畜が必要である ( 出所 ) 当協会ウェブサイト及びヒアリング調査による

5. と畜場 食肉加工工場 144 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

マレーシア インドネシア向け輸出用と畜場および食肉処理施設 マレーシアやインドネシア向け輸出用牛肉の主な施設名は下記のとおり 実際の輸出にはハラール認証が必要であるため 各施設及びハラール認証機関への確認が必要である マレーシア インドネシア向け牛肉輸出に対応していると畜場 食肉処理施設 マレーシアインドネシア施設の名称施設の所在地 と畜場又は食肉処理場 認可自治体 全国開拓農業協同組合連合会人吉食肉センター 熊本県球磨郡錦町西字花立 50 番地の 1 と畜場 熊本県 ゼンカイミート株式会社熊本県球磨郡錦町西字花立 62 番地食肉処理場 株式会社にし阿波ビーフ 徳島県三好郡東みよし町足代 890 番地 3890-3 と畜場 / 食肉処理場 徳島県 ( 注 ) インドネシアは 2018 年 1 月 19 日 マレーシアは 2017 年 11 月 7 日公表 145 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 農林水産省

シンガポール向け輸出用畜場と食肉加工施設 1/3 施設番号 G-1 群馬県食肉卸売市場 I-1 株式会社いわちく 施設の名称 シンガポール向け輸出食肉取扱施設 (2020 年 10 月 6 日公表 ) 施設の所在地 群馬県佐波郡玉村町大字上福島 1189 番地 岩手県紫波郡紫波町犬淵字南谷地 120 番地 K-1 株式会社ナンチク鹿児島県曽於市末吉町二之方 1828 KGD 株式会社ナンチク鹿児島県曽於市末吉町二之方 1828 K-2 サンキョーミート株式会社有明ミート工場鹿児島県志布志市有明町野井倉 6965 番地 KGX サンキョーミート株式会社有明ミート工場鹿児島県志布志市有明町野井倉 6965 番地 と畜場又は食肉処理場 K-3 株式会社阿久根食肉流通センター鹿児島県阿久根市塩浜町一丁目 10 番地と畜場 K-3 スターゼンミートプロセッサー株式会社阿久根工場 鹿児島県阿久根市塩浜町一丁目 10 番地 食肉処理場 KGAI 株式会社阿久根食肉流通センター鹿児島県阿久根市塩浜町一丁目 10 番地と畜場 KGAI スターゼンミートプロセッ Prefecture サー株式会社阿久根工場 鹿児島県阿久根市塩浜町一丁目 10 番地 S-1 滋賀食肉センター滋賀県近江八幡市長光寺町 1089-4 食肉処理場 輸出可能品目 牛肉 牛肉 牛肉牛内蔵 豚肉 牛肉牛内蔵 豚肉 牛肉牛内蔵 牛肉牛内蔵 豚肉豚内蔵 豚肉豚内蔵 牛肉 自治体群馬県岩手県鹿児島県鹿児島県鹿児島県鹿児島県鹿児島県鹿児島県鹿児島県鹿児島県滋賀県 146 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 農林水産省 (https://www.maff.go.jp/j/shokusan/hq/i-4/attach/pdf/yusyutu_shinsei_asia-136.pdf)

シンガポール向け輸出用畜場と食肉加工施設 2/3 施設番号 施設の名称 シンガポール向け輸出食肉取扱施設 ( 令和 2 年 10 月 6 日現在現在 ) 施設の所在地 と畜場又は食肉処理場 輸出可能品目 GI-1 飛騨食肉センター岐阜県高山市八日町 327 番地と畜場牛肉岐阜県 GI-1 飛騨食肉センター岐阜県高山市八日町 327 番地食肉処理場牛肉岐阜県 M-1 株式会社ミヤチク高崎工場宮崎県都城市高崎町大牟田 4268 番地 1 M-5 株式会社ミヤチク都農工場宮崎県児湯郡都農町大字川北 15530 K-4 株式会社 JA 食肉かごしま南薩工場鹿児島県南九州市知覧町南別府 22361 KGAK 協同組合南州高山ミートセンター鹿児島県肝属郡肝付町前田 3550 番地 HOS-1 株式会社北海道畜産公社十勝工場十勝総合食肉流通センター ( 第 2 工場 ) 北海道帯広市西 24 条北 2 丁目 1 番地 1 KU-2 株式会社熊本畜産流通センター熊本県菊池市七城町林原 9 番地 牛肉 牛肉 牛肉 豚肉豚内蔵 牛肉 自治体 宮崎県 宮崎県 鹿児島県 鹿児島県 HOS-2 株式会社日高食肉センター北海道新冠郡新冠町字西泊津 77-5 と畜場豚肉北海道 HOS-2 日高食肉流通センター北海道新冠郡新冠町字西泊津 77-5 食肉処理場豚肉北海道 AK-1 株式会社ミートランド秋田県鹿角市八幡平字外川原 31-1 HMJ-1 和牛マスター食肉センター兵庫県姫路市東郷町 1451 番地 5 牛肉 豚肉 牛肉 北海道 熊本県 秋田県 兵庫県 ( 姫路市 ) 147 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

シンガポール向け輸出用畜場と食肉加工施設 3/3 シンガポール向け輸出食肉取扱施設 ( 令和 2 年 10 月 6 日現在現在 ) 施設番号 施設の名称 施設の所在地 と畜場又は食肉処理場 輸出可能品目 自治体 OI-1 株式会社大分県畜産公社大分県豊後大野市犬飼町田原 1580 番地 29 牛肉 大分県 KY-1 京都市と畜場京都市南区吉祥院石原東之口 2 番地 牛肉牛内蔵 京都府 ( 京都市 ) KOC-1 越谷食肉センター埼玉県越谷市増森 1 丁目 12 番地 牛肉豚肉 埼玉県 ( 越谷市 ) KOC-1 IH ミートパッカー株式会社東京ミートセンター 埼玉県越谷市増森 1 丁目 20 番 1 号 牛肉豚肉 埼玉県 ( 越谷市 ) HOK-1 株式会社北海道畜産公社十勝工場十勝総合食肉流通センター ( 第 3 工場 ) 北海道帯広市西 24 条北 2 丁目 1 番地 1 牛肉 北海道 TOC-1 とちぎ食肉センター栃木県芳賀郡芳賀町大字稲毛田 1921 7 牛肉 栃木県 SA-4 県北食肉センター協業組合埼玉県熊谷市下増田 173 豚肉 埼玉県 TOKU-2 株式会社にし阿波ビーフ徳島県三好郡東みよし町足代 890 番地 3 豚肉 徳島県 148 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

中東主要国向け輸出用と畜場および食肉処理施設 中東諸国に輸出する肉及び肉製品においては GSO1400 をはじめとする規定に基づいて食肉処理された施設で自治体の認可を得た施設で処理する必要がある 実際に相手国に牛肉を輸出するためには 日本のハラールと畜証明書発行機関が相手国政府に登録され 当該機関から肉のハラール認証を受けると畜施設が 都道府県等から認定を受ける必要がある サウジアラビアについては 2020 年 6 月に衛生当局との間の日本産牛肉の輸出条件及び輸出検疫証明書様式に合意 しているが ハラール関係の手続き中であるため 輸出可能な施設はまだ登録されていない 各国への輸出の際には ハラール認証が必須であるため 各施設及びハラール認証機関へのハラール認証発効可否の確認が必要である 中東向け輸出に対応していると畜場 食肉処理施設 輸出先施設情報と畜場又は UAE カタールバーレーン名称住所食肉処理場 株式会社北海道畜産公社道東事業所北見工場北見地区総合食肉流通センター 北海道網走郡大空町東藻琴千草 72 番地の 1 と畜場 食肉処理場 認可自治体 北海道 149 Mitsubishi UFJ Research and Consulting 本庄食肉センター有限会社寄居食肉 羽曳野市立南食ミートセンター埴生ミートパッカー株式会社 埼玉県本庄市杉山 115 番地 大阪府羽曳野市向野 2 丁目 4 番 14 号 三田食肉センター兵庫県神戸市北区長尾町宅原 11 全国開拓農業協同組合連合会人吉食肉センターゼンカイミート株式会社 ( 注 )2019 年現在 ( 出所 ) 厚生労働省 農林水産省 各国の認証団体機関 熊本県球磨郡錦町西字花立 50 番地 1 熊本県球磨郡錦町西字花立 62 番地 埼玉県大阪府神戸市熊本県

6. 分析機関 150 Mitsubishi UFJ Research and Consulting

成分分析機関の活用 日本国内で流通されている食品等の製品は ハラールがあまり意識されることはないため 事業者が意識しなくても非 ハラールな成分 ( 例 : 豚やその他の動物 アルコール由来の成分等 ) を含むことが想定される 輸出しようとした自社製品が非ハラールな成分を含むことがないよう 予め成分分析機関を活用し 成分確認を行うことが望ましい 主な成分分析機関の活用 成分分析機関活用の目的 成分分析機関を活用し 自社製品に非ハラールな成分が含まれていない証明を取得することにより ハラール認証取得に至らなくても 検査結果から豚やアルコールの成分を含まないことを証明することはできる ただしハラール性の担保をする訳ではないので利用方法に注意が必要である 活用例 : 中東では 食品登録後の検査で非ハラールな成分を含むことが発覚すると 当該製品の登録が取消されるリスクがある 予め成分検査をしておくことで 本リスクを回避する 東南アジアでは 成分検査を行うことにより ハラール認証製品ではないものの豚やアルコールの成分を含まないことを証明することができる 検査の特徴 主な成分残留分析機関の例 ( 詳細は次頁 ) PCR 検査とアルコール残量分析を行っている 一般財団法人日本食品分析センター 大手分析機関 分析可能項目の多さと経験値は国内トップクラスである 株式会社フードテクニカルラボ ハラール認証制度に精通している 中小企業の自主検査に相談可能 株式会社エムビックらいふ シンガポールのワーリーズ ハラール社と提携 ハラール用食品検査は予約制となっており 事前に電話相談が必要 151 Mitsubishi UFJ Research and Consulting ( 出所 ) 有識者へのヒアリング 各社 センターのウェブサイトより

ハラム成分残留分析機関 主な国内分析機関 1 一般財団法人日本食品分析センター 所在地 URL 152 Mitsubishi UFJ Research and Consulting 東京都渋谷区元代々木町 52 番 1 号大阪府吹田市 名古屋市 福岡市にも支所あり その他 東京都多摩市 北海道千歳市 大阪府茨木市に研究所 新潟や仙台に事務所あり https://www.jfrl.or.jp/about/aboutus 連絡先下記問い合わせフォームを参照 : https://www.jfrl.or.jp/contact/create 備考 2 株式会社フードテクニカルラボ 所在地東京都杉並区松庵 3-19-6 URL 連絡先 備考 3 株式会社エムビックらいふ 所在地 URL 大手分析機関 分析可能項目の多さと経験値は国内トップクラスである http://food-labo.jp/ Mail:info@f-t-l.co.jp 電話 :03-3334-2107 ハラール認証制度に精通している 中小企業の自主検査に相談可能 東京都品川区東品川 2 丁目 2-24 天王洲セントラルタワー 18 階その他 東京都府中市にエムビック環境分析センターあり https://www.life-silver.com/mbic/ 連絡先電話 :03-5769-7247 備考 シンガポールのワーリーズ ハラール社と提携 ハラール用食品検査は予約制となっており 事前に電話相談が必要 検体依頼書下記ウェブサイト参照 : https://www.life-silver.com/global-image/units/upfiles/1658-1-20160428065503_b57213537416b2.pdf