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よる感染症は これまでは多くの有効な抗菌薬がありましたが ESBL 産生菌による場合はカルバペネム系薬でないと治療困難という状況になっています CLSI 標準法さて このような薬剤耐性菌を患者検体から検出するには 微生物検査という臨床検査が不可欠です 微生物検査は 患者検体から感染症の原因となる起炎

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Transcription:

24 イミペネム耐性緑膿菌に対するシタフロキサシ ンの抗菌活性について 聖マリアンナ医科大学 大学 微生物学 1 福島県立医科 感染制御 臨床検査医学 2 東北大学大学院 内科病態学講座感染制御 検査診断学分野 3 竹村 弘1 寺久保繁美1 嶋田甚五郎1 金光敬二2 賀来満夫3 中島秀喜1 目的 近年カルバペネム薬耐性緑膿菌の増加が MRSA や VRE と同様に問題になっており 菌に よっては現在我が国で使用可能な抗菌薬のほとんど 全てについて耐性を示すこともある シタフロキサ シン STFX は最近わが国でも使用可能になったフ ルオロキノロン薬 FQ で 緑膿菌に対して他の FQ よりも優れた抗菌活性を示すことが知られている 本研究ではイミペネム耐性緑膿菌 IRPA に対する STFX の抗菌活性を 4 世代セフェム薬との相互作 用を含めて検討した 方法 使用菌株は臨床分離された IRPA MBL 産生 菌 MB IRPA 20 株 MBL 非産生菌 NMB IRPA 20 株 を用いた STFX の対照薬としてシプロフロ キサシン CPFX を用い MIC は CLSI の微量液体 希釈法を用いた STFX とセフェピム CFPM セ フォゾプラン CZOP の相互作用をチェッカーボー ド法及び time kill assay 法で評価した 結果 NMB IRPA に対する MIC90 mg L は STFX 1,CPFX 8,CFPM 32,CZOP 32 で MB IRPA に 対 す る MIC90 は STFX 16,CPFX 256, CFPM 256,CZOP 256 であった NMB IRPA に対しては FIC index で協調作用を認めた株が CFPM で 5 株 25 CZOP で 8 株 40 みられ た 考察 STFX は IRPA に対して優れた抗菌活性を示 した STFX と CFPM CZOP で協調作用を示す菌 株は限られていたが 多くの株で STFX を 1 2MIC 濃度で添加することで CFPM CZOP の MIC が 1 4 1 8 程度小さくなり 併用効果が期待できる場合 もあると思われた 会員外共同研究者 山崎里美 聖マリアンナ医科大 学 175 微生物学

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