( 別 冊 4) 文 化 デジタルライブラリー コンテンツ 制 作 ガイド( 平 成 24 年 版 ) 平 成 24 年 5 月 独 立 行 政 法 人 日 本 芸 術 文 化 振 興 会
Ⅰ. 技 術 的 要 件 (1)ハードウェア 要 件 1. 搭 載 CPU:Pentium4 相 当 以 上 /メインメモリ:1GB 程 度 の Windows PC で 閲 覧 が 可 能 なこと ディスプレイは 1024 768 が 表 示 可 能 なものを 前 提 とする ただし 文 化 デジタルライブラリーには 全 画 面 共 通 のヘッダー フッター 領 域 が 存 在 するため 可 能 な 範 囲 で 考 慮 すること (2)ソフトウェア 要 件 1. Windows 上 の InternetExplorer7.0 以 降 で 動 作 すること 2. 他 のブラウザ(FireFox3.5 以 上 google Chrome 最 新 版 (Windows 版 ) Safari 4 以 上 (Mac OS 対 応 ))での 動 作 確 認 も 行 うこと 3. 制 作 にあたり 以 下 のプラグインソフトの 使 用 は 認 める Adobe Flash Player (Ver.9) ( 注 1) フラッシュコンテンツ 作 成 時 にバージョンが 指 定 されるが その 場 合 には HTML コード 側 も 必 ず 指 定 されたバージョンを 記 述 する <object classid="clsid:d27cdb6e-ae6d-11cf-96b8-444553540000" codebase="http://download.macromedia.com/pub/shockwave/cabs/flash/s wflash.cab#version=9,0,0,0" > Adobe Shockwave (Ver.10) ( 注 2) Adobe Reader (Ver.8) ( 注 3) Real Player (Ver.10) 上 記 以 外 のプラグインを 使 用 する 場 合 事 前 に 利 用 の 可 否 を 確 認 すること また プラグインによって 上 位 互 換 に 問 題 がある 場 合 には 確 認 の 上 正 しく 動 作 する ように 対 応 をすること ( 注 1) Active-X のバージョン 情 報 を 9(version=9,0,0,0)と 指 定 すること ( 注 2) Active-X のバージョン 情 報 を 10(version=10,0,0,0)と 指 定 すること ( 注 3) Adobe Reader Ver.8 以 降 で 正 しく 動 作 すること Ⅱ.コンテンツ 制 作 上 の 留 意 事 項 1.HTML を 基 本 として 作 成 すること(CGI は 使 用 できない) Flash の 使 用 は 演 出 上 必 要 なものに 限 り 無 意 味 な 濫 用 を 避 けること 2.コンテンツ 全 体 の 総 データ 量 は 640MB を 上 限 とすること また1ページあたりの データ 量 は 原 則 として 100KB 以 内 とすること(ただし 動 画 ファイル 等 のスト リーミングオブジェクトは 除 外 する) 3.インターネット 配 信 だけでなく 情 報 館 視 聴 覚 端 末 (キーボードなし) 等 で 利 用 す ることも 考 慮 すること なお 情 報 館 視 聴 覚 端 末 は ディスプレイサイズ 1440 900 で InternetExplorer を 全 画 面 表 示 にしてコンテンツを 表 示 し マウスのみで の 操 作 としている(マウスは 左 クリックのみ 有 効 スクロールは 可 ) 4. 使 用 する 画 像 フォーマットは GIFおよび JPEG(プログレッシブ JPEGは 原 則 不 可 )とすること 高 精 細 画 像 フォーマットは Zoomify 形 式 を 使 用 すること 5. 指 定 画 像 には 電 子 透 かしを 入 れること ( 該 当 する 画 像 のフォーマットは JPEGに 限 定 する ) 透 かし 処 理 の 対 象 となる 画 像 は 縦 横 とも128ドット 以 上 必 要 な ので この 条 件 を 満 たさない JPEG 画 像 には 透 かしは 埋 めこまない 電 子 透 かし 処 - 1 -
理 は 振 興 会 側 が 行 うので 納 品 前 に 画 像 データを 振 興 会 資 料 サービス 課 まで CD-ROMで 提 出 すること 画 像 データ 送 付 の 際 には ディレクトリを 外 した 形 ( 画 像 ファイルのみ)にすること なお 提 出 に 際 しては 画 像 サムネイルのプリントア ウトを 添 付 すること 6. 動 画 ファイルとして Real 映 像 を 使 用 する 際 は 最 低 転 送 レート 56Kbps を 必 須 と し 1Mbps 程 度 を 上 限 とすること フォーマットは Real8 形 式 もしくは Real10 形 式 とする 例 として 以 下 に 既 存 舞 台 芸 術 教 材 の Real ファイルの 概 要 を 示 す Width=360 Height=270 Real8 surestream 7.ポップアップウィンドウは 使 用 しないことが 望 ましいが 使 用 する 場 合 は1つま でとすること その 場 合 メイン 画 面 の 裏 に 移 動 したポップアップ 画 面 を 自 動 的 に 閉 じる 処 理 を 付 加 することが 望 ましい 8. 画 像 動 画 リンク 等 に 認 証 機 能 による 表 示 非 表 示 機 能 を 付 加 する 場 合 は 表 示 非 表 示 機 能 についての JSP ファイルの 改 造 例 (サンプルコード)を 提 供 する また 該 当 する 画 像 は 文 化 デジタルライブラリーシステムのデータベースで 管 理 することになるため 事 前 に 画 像 ファイルを 提 供 すること(コンテンツ 中 からは 該 当 画 像 を 削 除 する) 9. 情 報 館 視 聴 覚 端 末 はインターネットに 接 続 していないため 外 部 URLには イン ターネット イントラネットの 違 いによるリンクの 有 効 化 無 有 効 化 機 能 を 付 加 すること 有 効 化 無 有 効 化 機 能 については JSP ファイルの 改 造 例 (サンプル コード)を 提 供 する 10.コンテンツは 文 化 デジタルライブラリーシステムへの 仮 登 録 を 依 頼 し 事 前 動 作 検 証 を 行 うこと 検 証 の 日 程 場 所 等 は 別 途 指 示 する なお 8 および 9の 機 能 を 付 加 すると 当 該 個 所 は 文 化 デジタルライブラリーシステム 上 でのみ 表 示 可 能 となる 11.コンテンツの 各 ファイル 名 は すべて 半 角 英 数 小 文 字 とする 12. 漢 字 コードは Unicode(UTF-8) 改 行 コードは CR+LF とする 13.ヘッダーフッターを 含 むページレイアウトおよびナビゲーションは 提 供 するサン プル HTML 一 式 (Dreamweaverで 制 作 された HTML,CSS,Library,Template 等 一 式 )を 参 考 に 作 成 すること 14. 各 コンテンツの 文 化 デジタルライブラリーシステムへの 登 録 は 振 興 会 側 で 行 う が 登 録 後 の 動 作 確 認 及 び 検 証 は 請 負 者 が 実 施 すること 15.WEB ページ 作 成 にあたっては JIS X 8341-3( 平 成 16 年 6 月 20 日 制 定 )に 示 さ れる 指 針 に 配 慮 した WEB ページが 作 成 されるよう 行 うこと また ユーザビリテ ィにも 配 慮 すること なお WEBページ 作 成 にあたり Adobe Flash Playerを 使 用 する 場 合 は 少 なくとも 以 下 の 条 件 に 配 慮 し できる 限 り 適 合 するよう 作 成 する こと また 読 み 上 げソフトである 音 声 ブラウザ スクリーンリーダー につ いて 各 1 種 類 以 上 で 読 み 上 げ 動 作 確 認 を 行 うこと 音 声 ブラウザやスクリーンリーダー 等 での 読 み 上 げを 想 定 し 読 み 取 り 順 序 アク セシビリティパネルへの 代 替 テキストの 入 力 読 み 上 げ 繰 り 返 しの 防 止 などに 配 慮 すること アクセシビリティパネルにタブ 順 を 設 定 するなど キーボードのみでの 操 作 に 配 慮 すること 文 字 色 と 背 景 色 のコントラスト 文 字 サイズ 等 に 配 慮 したコンテンツとすること Ⅲ.テキストの 書 式 - 2 -
(1) 文 体 用 字 1. 本 文 は です ます を 基 調 とする リード コピーは である 調 を 許 す 2. 漢 字 は 新 字 体 を 原 則 とする 演 目 名 実 演 家 名 役 名 等 については 文 化 デジタル ライブラリーデータベースの 表 記 に 従 い 必 要 に 応 じ 旧 字 体 を 用 いる Ex.) 実 演 家 名 は 旧 字 体 3. 平 易 な 文 章 を 旨 とする 漢 字 はなるべく 常 用 漢 字 を 使 用 し 難 読 漢 字 は 常 用 漢 字 の 語 句 に 言 い 換 える 常 用 以 外 の 漢 字 をかなにひらく 必 要 はない (2)ルビ 1. 画 面 単 位 に 本 文 初 出 時 にルビを 振 ることを 原 則 とする 同 一 画 面 内 のスクロール ページ 送 りは 同 一 画 面 とみなす タイトル リード 部 分 のルビは 必 須 としないが タイトル リード 部 分 にルビを 振 った 場 合 は 本 文 ルビの 省 略 を 許 す 2.ルビを 本 文 中 に 挿 入 する 場 合 は( )で 括 る フォントサイズを 小 さくする 等 読 みや すくするための 工 夫 は 各 コンテンツの 方 針 に 従 う 挿 入 位 置 は 対 象 語 句 の 直 後 と する に 括 られる 語 句 のルビは 内 とし ひらがな 漢 字 混 じりの 語 句 ( 人 名 等 ) に 対 するルビはひらがな 部 分 も 合 わせてのルビとする Ex.) 括 弧 (かっこ) お 紺 (おこん) 3. 演 目 場 名 人 名 ( 役 名 )は 原 則 ルビを 振 る ただし コンテンツの 主 題 となる 演 目 については 演 目 のルビの 省 略 を 許 す 4. 常 用 漢 字 以 外 のルビは 必 須 としない ルビ 対 象 語 句 の 判 断 は 各 コンテンツの 方 針 に 従 うが 概 ね 通 常 の 音 訓 にない 読 みの 場 合 にはルビを 振 るのが 望 ましい Ex.) 長 刀 (なぎなた) 祝 詞 (のりと) (3) 括 弧 1. 演 目 名 書 名 は 場 名 段 名 は 補 足 事 項 は[ ]を 原 則 とする 前 述 3 種 類 以 外 の 括 弧 はなるべく 使 用 しないことを 推 奨 する (4) 人 名 ( 役 名 ) 1. 本 文 初 出 時 は 姓 名 表 記 とする 初 出 条 件 は 前 記 Ⅲ-(2)-1と 同 様 とする 2.コンテンツの 主 題 となる 人 物 (Ex. 演 目 解 説 義 経 千 本 桜 における 源 義 経 )に ついては 熟 語 的 に 使 用 される 場 合 に 限 り 初 出 時 の 姓 の 省 略 を 許 す Ex.) 義 経 軍 義 経 一 行 3. 同 姓 人 物 を 連 記 する 場 合 は 初 出 時 であっても 姓 の 省 略 を 許 す Ex.) 源 頼 朝 義 経 兄 弟 は 4. 実 演 家 絵 師 等 の 世 代 は 初 代 2 代 目 3 代 目 とする( 算 用 数 字 ) 世 は 使 用 しない 5. 画 像 クレジットとして 付 す 人 名 は 上 演 時 の 名 乗 りとする 現 名 乗 りと 異 なる 場 合 は 現 名 乗 りを 補 足 する Ex.)5 代 目 中 村 松 江 (2 代 目 中 村 魁 春 ) (5) 数 字 1. 算 用 数 字 の 使 用 を 原 則 とする 単 位 が 和 尺 の 場 合 読 みが 和 語 となる 場 合 も 同 様 と する Ex.) 1 尺 1 寸 1つ 2つ 長 男 次 男 3 男 3 幕 4 場 初 代 2 代 目 2.1に 関 わらず 芸 能 用 語 や 題 名 は 漢 数 字 を 用 いる - 3 -
Ex.) 二 枚 目 三 枚 目 初 段 二 段 目 三 重 江 戸 三 座 本 朝 廿 四 孝 3.1に 関 わらず 慣 用 表 現 は 漢 数 字 を 用 いる Ex.) 円 楽 一 門 二 者 択 一 四 苦 八 苦 三 つ 子 4. 以 下 の 表 現 の 場 合 数 字 の 後 に 続 く 語 句 は 単 位 の 一 種 と 考 え 算 用 数 字 とする Ex.) の3 役 世 界 の7 不 思 議 3 兄 弟 4 姉 妹 3 大 名 作 1 強 5 弱 5.4に 関 わらず 用 語 が 特 定 事 象 を 示 す 場 合 は 慣 用 表 現 と 考 え 漢 数 字 とする Ex.) 三 筆 日 本 三 景 (6) 引 用 1. 引 用 文 については 仮 名 遣 いは 原 典 通 りとするが 漢 字 については 現 行 の 字 体 ( 新 字 体 )に 置 き 換 えること 2. 原 文 にあるルビは コンテンツの 書 式 にしたがって 記 述 する 3. 原 文 に 注 釈 等 を 付 ける 場 合 は 注 等 を 付 し 引 用 文 の 外 で 記 述 することを 推 奨 する Ⅳ. 動 画 写 真 (1) 動 画 1. 配 信 範 囲 は 以 下 の 通 りとする 1 伝 統 芸 能 情 報 館 国 立 能 楽 堂 図 書 閲 覧 室 国 立 文 楽 劇 場 図 書 閲 覧 室 2 インターネット 2. 配 信 形 式 は ストリーミング 形 式 とする 3. 動 画 に 近 接 して 出 演 者 の 氏 名 を 表 示 する 上 記 Ⅲ-(4)-5の 表 記 に 従 うが 複 数 人 物 が 写 っている 場 合 は 役 名 等 を 補 足 し 人 物 の 対 応 関 係 が 明 らかになるよ うにすること Ex.)5 代 目 中 村 松 江 (2 代 目 中 村 魁 春 )/ 静 御 前 7 代 目 尾 上 菊 五 郎 / 忠 信 1ショットの 場 合 は 役 名 の 省 略 を 許 す (2) 写 真 1. 配 信 範 囲 は 以 下 の 通 りとする 1 伝 統 芸 能 情 報 館 国 立 能 楽 堂 図 書 閲 覧 室 国 立 文 楽 劇 場 図 書 閲 覧 室 2 インターネット 2. 写 真 に 電 子 透 かしを 埋 め 込 む( 作 業 は 振 興 会 が 行 う) 3. 写 真 に 近 接 して 出 演 者 の 氏 名 を 表 示 する 表 示 方 法 は 上 記 Ⅳ-(1)-3と 同 様 4. 写 真 内 に 国 立 劇 場 ロゴ 国 立 劇 場 ( 横 書 き 天 女 マークなし)を 表 示 する 表 示 条 件 は 以 下 とする 1 ロゴの 幅 が 写 真 の 長 辺 の12% 程 度 となるサイズとする 2 色 はグレー もしくは 黒 B=70%のグレーを 推 奨 する 3 位 置 は 写 真 の 右 下 ロゴの 下 辺 から 写 真 の 下 辺 ロゴの 右 辺 から 写 真 の 右 辺 ま での 長 さは ロゴの 高 さと 同 じとする 写 真 の 構 図 等 から 右 下 の 表 示 が 相 応 しくないと 判 断 される 場 合 は 左 下 でも 構 わない 以 上 - 4 -