17 19 1 3 4 5 Ô 6 6 INFORMATION 7 4
919203221947 28 201887 5 16 4 19164 1 YMCA 15 12
父の書斎 浜林正夫 緑町の官舎の玄関を入って すぐ右隣が父の書斎でした ここに本棚が6つおいてありましたが そのうち3つは床の間におかれ そのまえにオックスフォード英語辞典がならんでいました この部屋には はじめはテーブルがおいてあり そこで外人教師たちとよくトランプをしていま したが いつごろからか大きな机をおき そこに和服を着て正座して仕事をするようになりました 机の上は整然と片付けられていて 読みかけの本以外はほとんど何も置いてありませんでした ノ ートをとったようすもありません それでよく 引用の多い 英語の背景 のような本が書けたも のだと いまになって不思議に思っています 本を読みながら ノートはとらずに青鉛筆で線を引いていました それだけで頭に入ってしまっ たのでしょうか 私などは 自分でとったノートの中身も忘れてしまって 何度もノートをひっく り返さないと論文ひとつ書けないので 原稿を書きながら身の周りに 本やノートの山ができます その山の高さを見て そろそろ論文が仕上がりそうね と妻にからかわれたものです 父はどうや 浜林 正夫 はまばやし まさお 生之助次男 本学元教授 一橋大学名誉教授 ってあれで本が書けたのか その秘訣を生前に聞いておけばよかったと悔やんでいます 辺龍聖の命を受けた苫米地英俊が 中等教育界からやっと 見つけ出したのが浜林であった 浜林生之助略年譜 着任した頃の浜林は坊主刈りの素朴な風貌で 物静かに 話す暗い感じの教師であったらしい 当時 彼は四寮 玉 の井寮 の寮監をしていた 浜林一家の住む官舎はこの寮 と渡り廊下で繋がっていて 寮の二階の寮監室にはたくさ んの本や辞書が備えられていた 浜林はこの部屋で夜遅く まで勉強し たくさんの本を書いた 着任の頃から昭和2 年 1927年 に英国へ留学するまでの間は 彼が生涯で最 明治20年 8月 三重県多気郡東黒部村乙部 現松阪 市乙部町 に生まれる 明治37年 4月 三重県師範学校に入学 明治41年 4月 広島高等師範学校に入学 明治45年 4月 鹿児島県立川内中学校に奉職 大正 4年 8月 この頃から 英語研究 に寄稿 大正 5年12月 岡田一枝と結婚 も精力的に著作活動を行った時期である その活動の中心 大正 8年 4月 福島県立福島中学校へ転任 は英文学作品の訳注であった T. ハーディ J. ゴールズ 大正 9年 3月 小樽高等商業学校教授に就任 ワ ジィ Ｈ. G.ウェルズなどは彼が好んで取り上げた作 大正13年11月 近代英文学叢書 全10巻 を順 次出版する 著したり 英国人の同僚ラウンズと共著で 英語会話の実 昭和 2年 5月 文部省在外研究員として英国へ出発 際 を著すなど その著作は 読む 書く 話す 昭和 4年 8月 帰国 家である また 英文構成法 という英作文の参考書を のいずれの方面にも及んでいる 彼の主な著書には 他に 盲人国 研究社 近代英文学叢書 全10篇 健文社 ハーディ短篇選集講義 健文社 英国文学巡礼 健 文社 英語の背景 北条書店 などがある 昭和 5年10月 英国文学巡礼 健文社刊 出版 昭和 6年 3月 肋膜炎を患う 昭和 8年 4月 この頃からラジオの英語講座を担当 昭和10年 7月 生徒主事に任じられる 昭和16年 9月 教導部長に任じられる 昭和20年10月 進駐軍の通訳に駆り出され道内各地 を回る 昭和21年 3月 苫米地校長の辞任に伴い 学校長事 務取扱を命じられる 昭和22年 3月 11月 結核が再発 病床につく 永眠 昭和23年 2月 英語の背景 北条書店刊 出版 代表的著作 英語の背景 と 英国文学巡礼 2
(Correspondence) (1917) 700 ( ) 6 80 12 2 18841966 19122 217 1946 8 19051984 3 1932
NEWS 4 4201123 61660
5 20 30 JR
1862 8,700 400 13 13 10 81 52 7 G. 2 No.3 Ô 6 Ô() (1929-1995) 1997 Ô () 1913 924 Ô 4 ( ) Ô Ô
INFORMATION 10001600 0134-27-5253,5254 1910261830 1992021 1992014:0017:00 1992110:0011:30 0134-27-5263 1910112 0134-27-5244 18 URL 0134-27-5208 URL http://www.otaru-uc.ac.jp/hojin/kyuyosuijyun/kyuyosuijyun2006.pdf 525 511 100 E-mailkouhou@office.otaru-uc.ac.jp FAX0134-27-5213 0 4 7 8 5 0 1 3 5 21 0 1 3 4 2 7 5 2 0 7 URL http://www.otaru-uc.ac.jp 7 Hermescourrier