目 次 第 1 回 そ も そ も 易 っ て な に? 1 第 2 回 易 と は 3 第 3 回 易 の 歴 史 と 用 語 6 第 4 回 易 占 い の 種 類 に つ い て 9 第 5 回 易 の 二 面 性 と 文 庫 本 易 の 話 13 第 6 回 漢 易 と 宋 易 ( か ん



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目 次 第 1 回 そ も そ も 易 っ て な に? 1 第 2 回 易 と は 3 第 3 回 易 の 歴 史 と 用 語 6 第 4 回 易 占 い の 種 類 に つ い て 9 第 5 回 易 の 二 面 性 と 文 庫 本 易 の 話 13 第 6 回 漢 易 と 宋 易 ( か ん え き と そ う え き ) 17 第 7 回 易 占 い の 注 意 事 項 20 第 8 回 八 卦 の 意 味 23 第 9 回 易 占 ダ イ ス の 使 い 方 ~ ス テ ッ プ バ イ ス テ ッ プ 25 第 10 回 易 占 ダ イ ス の 読 み 方 32 第 11 回 イ ラ ス ト 六 十 四 卦 35 参 考 文 献 68 あ と が き 69 著 者 プ ロ フ ィ ー ル 70 こ の 冊 子 を 読 ん で 71

第 1 回 そもそも 易 ってなに? 2 1 世 紀 に 入 っ て 1 0 年 以 上 経 過 し た 2 0 1 4 年 1 月 現 在 易 は 日 常 会 話 で は あ ま り 使 わ れ な く な っ た よ う に 思 わ れ ま す - 1 -

し か し い っ た ん 映 画 や 文 学 ま た は 日 本 文 化 の 茶 道 や 華 道 な ど に 接 す る と 易 は 顔 を 出 し て き ま す 漢 字 学 で 人 気 の 白 川 静 氏 に 易 は 外 せ ま せ ん 当 然 で す が 占 い を 勉 強 し 始 め る と 必 ず 易 は 出 て き ま す 易 は 海 外 で も イ ー チ ン ( i - C h i n g 易 経 の 中 国 語 読 み ) と し て 知 ら れ て い ま す ユ ン グ 心 理 学 に 接 す る と や は り 易 が 出 て き ま す ユ ン グ 自 身 に よ る 易 占 の 予 言 が 英 語 版 の 易 経 の 序 文 に の っ て い ま す こ の よ う に 多 種 多 様 な 側 面 を 持 つ の が 易 の 特 徴 で す 今 後 こ の 本 で は 易 と は 何 か? と い う 問 い を 解 き ほ ぐ し て い き た い と 思 い ま す - 2 -

第 2 回 易 とは 国 語 辞 典 の 広 辞 苑 に よ る と 易 と は 1 か え る こ と あ ら た め る こ と 変 易 改 易 不 易 2 と り か え る こ と 貿 易 交 易 3 易 経 ( 周 易 ) の こ と ま た 易 経 の 説 く と こ ろ に 基 づ い て 算 木 ( さ ん ぎ ) と 筮 竹 ( ぜ い ち く ) と を 用 い て 吉 凶 を 判 断 す る 占 法 中 国 に 古 く 始 ま る う ら な い - 3 -

易 者 易 占 と あ り ま す 上 記 の 3 に 関 し て さ ら に 広 辞 苑 に よ る と 易 経 と は 五 経 の 一 周 易 ( し ゅ う え き ) ま た は 単 に 易 と 称 す る そ し て 周 易 ( し ゅ う え き ) と は 三 易 の 一 中 国 古 代 伏 羲 ( ふ つ き ) 氏 の 画 し た 卦 ( け ) に つ い て 周 の 文 王 が そ の 総 説 を な し て 卦 辞 と い い 周 公 が こ れ の 六 爻 ( り く こ う ) に つ い て 細 説 し て 爻 辞 と い い 孔 子 が こ れ に 深 奥 な 原 理 を 付 し て 十 翼 を 作 っ た 陰 陽 二 元 を も っ て 天 地 間 の 万 象 を 説 明 し こ の 二 元 は 太 極 か ら 生 ず る と し 陰 陽 は 老 陽 ( 夏 ) 少 陽 ( 春 ) 少 陰 ( 秋 ) 老 陰 ( 冬 ) の 四 象 と な り 更 に 乾 ( け ん ) 兌 ( だ ) 離 震 巽 ( そ ん ) 坎 ( か ん ) 艮 ( ご ん ) 坤 ( こ ん ) の 八 卦 と な り 八 卦 を 互 い に 相 重 ね て 六 十 四 卦 を 生 ず る と な し こ れ を 自 然 現 象 家 族 関 係 方 位 徳 目 な ど に 当 て 哲 学 上 倫 理 上 政 治 学 上 の 説 明 解 釈 を 加 え た も の 周 代 に 大 成 さ れ た か ら 周 易 と い う 今 日 の 易 学 は こ れ を 祖 述 し た も の 易 経 と 説 明 が あ り ま す - 4 -

ち な み に 占 い 業 界 で は 東 洋 の 易 西 洋 の タ ロ ッ ト と い わ れ て お り 易 と タ ロ ッ ト は 似 た 性 質 の 占 術 と い わ れ て い ま す 広 辞 苑 に よ る と タ ロ ッ ト は 占 い に 用 い る ト ラ ン プ の 一 種 普 通 の ト ラ ン プ 一 組 5 3 枚 に ナ イ ト ( 騎 士 ) の 絵 札 3 枚 と 切 札 2 2 枚 と を 加 え 7 8 枚 か ら 成 る タ ロ タ ロ ッ コ と 易 と 比 べ て シ ン プ ル な 説 明 に な っ て い ま す - 5 -

第 3 回 易 の 歴 史 と 用 語 中 国 古 代 五 千 年 と も い わ れ る 昔 伝 説 の 王 様 伏 羲 ( ふ つ き B C 3 0 0 0 年? ) 氏 が シ ン ボ ル マ ー ク で あ る 卦 ( け ) = 天 = 地 = 雷 = 風 = 水 = 火 = 山 = 沢 を 作 っ た と い わ れ て い ま す 伏 羲 氏 こ れ ら の シ ン ボ ル マ ー ク は 政 治 や 戦 争 の 占 い に 使 わ れ て い ま し た そ の 後 周 の 文 王 ( ぶ ん お う BC1050 頃 ) が そ の シ ン ボ ル マ ー ク た ち を 組 み 合 わ せ て 新 し く 出 来 上 が っ た シ ン ボ ル マ ー ク の 説 明 を し ま し た - 6 -

文 王 周 公 ( し ゅ う こ う BC1020 頃 ) は さ ら に 細 か な 説 明 を つ け ま し た 周 公 そ れ か ら 約 500 年 後 論 語 で 有 名 な 偉 大 な 思 想 家 の 孔 子 ( こ う し BC479) が そ れ に 深 い 意 味 を 含 ん だ デ ィ ー プ な 文 章 を 付 し て 十 翼 ( じ ゅ う よ く ) と い う 文 章 を 作 り 完 成 し た と い わ れ て い ま す - 7 -

孔 子 以 上 が 大 ま か な 易 の 起 源 の 説 明 で す な に せ 何 千 年 も 昔 古 代 の 事 で す か ら 伝 説 も 混 じ っ て い て 異 論 も あ り ま す し か し 易 が 古 代 中 国 文 明 と と も に あ り 歴 史 的 に 30 00 年 以 上 昔 の 骨 に 易 の シ ン ボ ル マ ー ク が 刻 ま れ て い た 記 録 は 発 掘 さ れ て い ま す の で 圧 倒 的 に 歴 史 が あ る こ と だ け は 事 実 で す BC1300 頃 - 8 -

第 4 回 易 占 いの 種 類 について 易 占 い と い っ て も 経 典 の 易 経 を フ ル 活 用 す る 方 法 か ら 簡 便 法 ま で あ り ま す 奥 が 深 い 方 法 か ら 簡 単 な 方 法 ま で 手 相 や タ ロ ッ ト な ど と 比 べ て 易 占 い は 幅 が と て も 広 い の が 特 徴 で す 易 の 入 門 書 で は 簡 便 法 が よ く 紹 介 さ れ て い ま す 今 回 は 経 典 の 易 経 に ど れ だ け 関 連 付 け て 占 う か? で 四 種 に 分 類 し て い き ま す ま た イ メ ー ジ し や す い よ う 料 理 に た と え て 説 明 し て い き ま す 1 易 経 をフル 活 用 する 易 占 い ( 料 理 に た と え る と フ ル コ ー ス デ ィ ナ ー ) - 9 -

易 経 の こ と ば を す べ て 予 言 に 使 う 易 経 か ら 目 を そ ら さ な い で 予 言 す る 現 状 か ら 先 の 見 通 し 問 題 へ の 対 処 方 法 や 開 運 方 法 根 本 的 問 題 を 易 経 に 書 か れ て い る 内 容 に 合 わ せ て 答 え て い く 易 経 と 易 占 の 両 方 を 理 解 す る こ と が 必 要 条 件 さ ら に 易 経 の 文 章 や イ メ ー ジ が 占 い の 内 容 と シ ン ク ロ す る こ と が 必 要 2 易 経 の 一 部 を 活 用 する ( 料 理 に た と え る と 定 食 や ラ ン チ ) - 10 -

易 経 の 内 容 を 取 捨 選 択 し て 答 え て い く 易 経 の 内 容 の 理 解 が 深 ま る と 予 言 も 深 い 答 え と な る 1 の フ ル コ ー ス よ り は 省 略 さ れ る 部 分 が あ る 3 易 経 を 使 わないで 占 う 六 十 四 卦 使 用 ( 単 品 料 理 フ ァ ー ス ト フ ー ド ) 易 経 の 内 容 の う ち 暗 記 し た キ ー ワ ー ド な ど で 答 え る 六 十 四 通 り の パ タ ー ン が あ る イ ー チ ン タ ロ ッ ト も こ こ に 分 類 さ れ る 易 を 立 て て 出 た 卦 を 色 々 変 化 さ せ て 答 え る 吉 凶 占 い と し て 使 う ( 菓 子 類 ) 4 易 経 を 使 わないで 占 う 八 卦 使 用 易 経 の 内 容 の う ち 暗 記 し た キ ー ワ ー ド な ど で 答 え る 吉 凶 占 い と し て 使 う - 11 -

易 経 を 読 ま ず に 九 星 気 学 や 風 水 で 占 う 場 合 も こ の 方 法 の 一 つ に 分 類 さ れ る 以 上 の よ う に 易 占 い 一 つ と っ て も 様 々 な バ リ エ ー シ ョ ン が あ る こ と を ぜ ひ 知 っ て お い て 下 さ い ね 実 は 易 占 い に 限 ら ず プ ロ の 世 界 と ア マ チ ュ ア の 世 界 が あ る も の は 同 じ よ う な こ と が 当 て は ま り ま す 囲 碁 や 将 棋 の 世 界 も サ ッ カ ー や 野 球 の 世 界 で も 武 道 や 茶 道 で も 職 業 ( プ ロ ) と し て や っ て い く に は い く つ も の 段 階 を 登 っ て い く 必 要 が あ る の は 同 じ で す - 12 -

第 5 回 易 の 二 面 性 と 文 庫 本 易 の 話 て い え き か ん ホ ー ム ペ ー ジ で も 紹 介 し ま し た 易 の 話 易 経 と 中 国 人 の 思 考 は 講 談 社 学 術 文 庫 よ り 出 版 さ れ て い ま す 易 の 解 説 書 の ロ ン グ セ ラ ー で す こ の 本 の テ ー マ の 一 つ が 易 の 二 面 性 で す 太 極 図 奥 付 に は 2003 年 9 月 10 日 に 第 1 刷 発 行 2013 年 1 月 23 日 に 第 15 刷 発 行 と あ り ま す さ ら に こ の 講 談 社 学 術 文 庫 版 に は 本 書 は 1 9 7 2 年 1 2 月 刊 行 の 講 談 社 現 代 新 書 易 の 話 を 底 本 と し た と 記 載 さ れ て い ま す 著 者 の 金 谷 治 氏 ( 1920 年 2 月 20 日 - 2006 年 5 月 5 日 ) は 岩 波 文 庫 版 で 論 語 孫 子 荀 子 荘 子 韓 非 子 大 学 中 庸 の 訳 注 書 を 刊 行 さ れ 勲 章 ま で 授 与 さ れ た 中 国 古 代 思 想 史 の 専 門 家 で す - 13 -

こ の 本 の 学 術 文 庫 版 へ の ま え が き に よ る と こ の 書 は も ち ろ ん 一 般 向 き に 平 易 に 書 か れ て い る と あ り ま す 確 か に や さ し い 文 章 で し か も 大 き な 文 字 で 印 刷 さ れ て い る の で 読 み 易 く て お す す め の 本 で す 最 初 に 易 の 話 が 書 か れ た の は 金 谷 治 氏 が 52 歳 の と き で す そ し て 文 庫 版 で 再 販 さ れ た の は 著 者 が 亡 く な る 3 年 前 の 83 歳 の と き で す 学 術 文 庫 版 へ の ま え が き ( 83 歳 時 ) と 原 本 あ と が き ( 52 歳 時 ) を 読 み 比 べ る と 筆 者 が 若 い と き に 書 い た 原 本 あ と が き の 方 は 科 学 的 な こ だ わ り を 持 ち 易 の 片 面 ( 論 理 的 側 面 ) の み に 重 き を 置 い て し ま っ て い ま す 一 方 で 晩 年 に 書 か れ た 学 術 文 庫 版 へ の ま え が き の 方 は 著 者 は 丸 く な り 謙 虚 に な り 神 秘 的 側 面 に 配 慮 し た 視 野 の 広 が り や 反 省 が 見 ら れ ま す 大 学 の 教 員 と い う 立 場 か ら 解 放 さ れ た こ と も あ り 自 由 に な っ た こ と も あ る の で し ょ う - 14 -

原 本 あ と が き ( 1972 年 時 ) で は 私 が こ こ で 話 し た か っ た の は 易 が う ら な い の ほ か に 中 国 的 な 思 想 を 代 表 し て い る と い う こ と で あ っ た も ち ろ ん う ら な い と そ の 思 想 性 と は 離 れ て 別 べ つ に あ る の で は な い 両 者 が 不 思 議 な か ら み 合 い を 見 せ て い る と こ ろ に 易 の 面 白 さ が あ る と も い え る と 書 い て い ま す 大 賛 成 で す と こ ろ が こ の 後 に 続 く 文 で は た だ 易 の 思 想 性 を 説 く 段 に な る と う ら な い を 主 と す る 立 場 で は ど う し て も 神 秘 的 な 奇 妙 な 論 に な っ て 非 科 学 的 な 解 釈 に 落 ち 込 ん で し ま う ~ 中 略 ~ 結 局 私 の 易 の 話 も 義 理 ( 思 想 ) の 方 が 重 い と 書 い て い ま す さ ら に 易 の 非 科 学 的 な 神 秘 的 側 面 の 研 究 に 関 し て は 省 略 さ れ て し ま っ て い る の に 易 の 全 体 は ほ ぼ 説 き 終 え た か と 思 う と 書 か れ て い ま す 残 念 で す し か し な が ら 学 術 文 庫 へ の あ と が き ( 2003 年 時 ) で は 神 秘 的 な う ら な い ( 占 筮 ~ せ ん ぜ い ) の 書 と し て の 面 と 論 理 的 な 思 想 哲 学 ( 義 理 ) の 書 と し て の 面 と こ の 二 つ の 顔 が 重 な っ て 易 の 書 は 元 来 む ず か し い 不 可 解 な 対 象 で あ る と 易 を 語 る こ と の 難 し さ を 正 直 に 述 べ て い ま す さ ら に 本 書 で は も っ と う ら な い の 神 秘 に 入 る べ き で あ っ た と い う 反 省 も あ る が そ れ を 抑 え た た め に す っ き り し た 解 - 15 -

説 に な っ た と も い え る で あ ろ う と 易 の 二 つ の 顔 の う ち 非 科 学 的 な 神 秘 の 部 分 あ る い は 社 会 と の 関 わ り を 解 説 す る 部 分 は お ろ そ か だ っ た こ と が 正 直 に 書 か れ て い ま す 死 が 身 近 に あ る 83 歳 と い う 年 齢 に ま で 達 す る と 客 観 性 や 科 学 的 な 側 面 は こ の 世 界 の 片 面 に 過 ぎ な い こ と 世 界 は 神 秘 的 な 側 面 も あ る と い う こ と が 身 に し み て く る の だ と 思 い ま す 易 に 触 れ て み る と 科 学 的 思 想 的 側 面 と 非 科 学 的 神 秘 的 側 面 の 両 面 を 持 つ 畏 ( お そ ろ ) し い 書 だ と い う こ と を 我 々 に 再 認 識 さ せ て く れ ま す 片 面 だ け だ と 易 の 解 説 は 片 手 落 ち で す が シ ン プ ル に な り ま す 両 面 の 解 説 は 両 者 が 反 発 し た り か み 合 わ な か っ た り 論 理 的 整 合 性 が な く な っ た り し て 容 易 で は な い と こ ろ に 易 の 奥 深 さ す な わ ち こ の 世 界 の 面 白 さ が あ る と 言 え る で し ょ う ぜ ひ 皆 さ ん も 易 占 を 行 っ て み て こ の 世 界 の 面 白 さ に 触 れ て み て は い か が で し ょ う か - 16 -

第 6 回 き) 漢 易 と 宋 易 (かんえきとそうえ 易 学 の 基 本 的 考 え 方 の 一 つ に 陰 と 陽 が あ り ま す こ れ は 簡 単 に 言 う と 対 に な る も の の 事 で す た と え ば 地 と 天 女 と 男 子 供 と 大 人 で す 自 然 に 当 て は め る 以 外 に も 実 行 と 計 画 現 実 と 理 想 悪 と 善 影 と 光 虚 と 実 な ど 行 動 や 概 念 に で も 何 に で も 使 い ま す 現 代 人 の 科 学 的 な 考 え 方 か ら し た ら 大 ざ っ ぱ 過 ぎ る と は 思 い ま す さ て 私 た ち は 学 校 の 理 科 で こ の 世 は す べ て 元 素 で 出 来 て い て こ れ は 我 々 人 間 も 宇 宙 も す べ て 元 素 か ら - 17 -

出 来 て い る と 習 い ま し た 一 方 で 国 立 天 文 台 の ホ ー ム ペ ー ジ に よ る と 最 新 の 観 測 か ら 我 々 の 知 っ て い る 元 素 は 宇 宙 全 て を 作 っ て い る わ け で は な く 正 体 不 明 の 暗 黒 物 質 な ど が 存 在 し て る と の こ と で す 易 学 的 に 考 え る と 暗 黒 物 質 と 元 素 が 陰 と 陽 の 関 係 に あ る と 言 え ま す ( 牽 強 附 会 が 過 ぎ た か も し れ ま せ ん ) 易 自 身 に も 陰 と 陽 の 側 面 が あ り ま す 易 を 陰 と 陽 に 分 類 す る 方 法 は い く つ か あ り ま す が 今 回 は 漢 易 と 宋 易 で す 漢 易 と は 漢 の 時 代 に 流 行 し た 易 の 解 釈 方 法 で す 宋 易 と は 宋 の 時 代 に 流 行 し た 易 の 解 釈 方 法 で す 岩 波 文 庫 の 易 経 ( 上 経 58 頁 ) に よ る と 漢 易 の 特 徴 は 象 数 ( し ょ う す う ) と 言 わ れ 形 や 数 字 す な わ ち 即 物 的 な 面 が 重 要 視 さ れ た 易 で し た 他 方 宋 易 の 特 徴 は 義 理 ( ぎ り ) と い う 思 想 や 理 想 が 重 要 視 さ れ た 易 で し た も う 少 し 砕 い て 言 う と 漢 易 は 予 言 的 な 当 て る 易 で あ り 宋 易 は 思 想 的 な 道 理 や こ の 世 の こ と わ り を 示 す 教 え の 易 と い う こ と で す ま さ に 漢 易 と 宋 易 は 陰 と 陽 の 関 係 と 言 え ま す 具 体 的 に 漢 易 と 宋 易 の 例 を 挙 げ た い と 思 い ま す 宋 易 は 陽 の 象 徴 で あ る 竜 を リ ー ダ ー シ ッ プ を と る 人 間 ( 経 営 者 や 政 治 家 ) と と ら え ま す 漢 易 は 同 じ 竜 を 現 実 に は な い も の 空 想 の も の 地 に 足 が つ い て な い も の 形 が な い も の ( 詐 欺 師 や 嘘 つ き ) と と ら え ま す 現 代 の 易 ( = 周 易 ) で は 状 況 に 合 わ せ リ ー ダ ー な の か 嘘 つ き な の か を 把 握 し て 易 経 を 読 み 解 い て い き ま す ( 嘘 つ - 18 -

き の リ ー ダ ー と 読 む こ と も あ り ま す ) キ リ ス ト 教 の 聖 書 を 現 代 社 会 に 当 て は め て 読 み 解 い て い く の と 同 じ で す 易 経 は 何 千 年 の 時 間 の 試 練 に 耐 え て き た 書 で す 様 々 な 読 み 解 き 方 が あ り ま す 現 代 に 至 る ま で 易 経 解 釈 で も 易 占 い で も 漢 易 と 宋 易 の 間 で 揺 れ 動 い て い ま す 漢 易 だ け ま た は 宋 易 だ け し か や っ て い な い と そ れ は 一 面 に 偏 っ て し ま い ま す 易 の 理 想 は 統 合 や 調 和 を は か る こ と で す 漢 易 と 宋 易 の 両 者 を 統 合 し て 現 代 人 と 調 和 し て い く の が 現 代 易 な の で す - 19 -

第 7 回 易 占 いの 注 意 事 項 当 たる 易 占 いのために 必 要 なこと 易 経 を 信 頼 する 易 は 精 神 性 の 高 い 占 い な の で 自 分 で 易 を 信 じ な い こ と に は 占 断 の 解 釈 が 不 安 定 に な っ て し ま い ま す 自 分 の 易 に 自 信 が つ く と 的 中 率 も 上 が っ て き ま す 占 う 側 と 占 ってもらう 側 の 双 方 が 真 剣 になる お 互 い が 真 剣 に な ら な く て は 占 断 結 果 が あ い ま い に な っ て し ま い ま す そ の 結 果 判 断 が 出 来 な く な っ て し ま - 20 -

い ま す 双 方 が 真 剣 に な る と 占 う 内 容 が 深 く 見 え て 来 て 判 断 の し や す い 易 の 結 果 が 出 る よ う に な り ま す 相 手 を 傷 つけない 易 は 驚 く ほ ど 当 た り ま す し か し 悪 い 内 容 の 結 果 が 出 た か ら と 言 っ て 絶 対 に 悪 い こ と が 起 こ る も う 幸 せ に は な れ な い な ど と 言 っ て は い け ま せ ん 悪 い 内 容 が 出 た 時 に は 相 手 が 悪 い 方 向 へ 行 か な い よ う よ り 良 い 方 向 へ 行 く よ う に 助 言 す る こ と が 大 切 で す 同 じ 事 を 何 度 も 占 わない 易 の 結 果 が 気 に 入 ら な い 場 合 も う 一 度 占 っ て み た い 気 持 ち に な り ま す が こ れ は 易 で は 禁 止 さ れ て い ま す 易 の 結 果 を 疑 っ て も う 一 度 占 う 事 を 再 筮 ( さ い ぜ い ) と い っ て 易 の 神 聖 さ を 冒 涜 ( ぼ う と く ) す る こ と と さ れ て い ま す 易 の 結 果 を 真 摯 に 受 け 止 め よ り 良 い 結 果 に 向 か っ て 努 力 す る こ と が 開 運 の 秘 訣 で す 当 た っ て い な い と 思 っ て も も う 一 度 最 初 に 出 た 内 容 を よ く 考 え て み る こ と が 大 切 で す 占 うテーマをよく 決 める 1. 質 問 者 の 話 に し っ か り 耳 を 傾 け ま す 2. 問 題 の 発 端 と な っ た 事 を 順 序 通 り に メ モ し ま す 3.い つ 頃 か ら 問 題 が 起 こ っ た か を こ ち ら か ら 質 問 し ま す - 21 -

( い つ だ れ が ど こ で ど ん な ) 例 ) い つ か ら 起 こ っ た の で す か? 登 場 人 物 は 誰 と 誰 で す か? ど こ で 起 こ っ た 事 で す か? こ の 問 題 は 繰 り 返 し て い ま す か? 4. 占 っ て も ら う 側 の 言 う 事 が ま と ま ら な か っ た り 問 題 の 焦 点 が 定 ま ら な い 場 合 は 本 人 の 運 勢 を テ ー マ に 占 う と わ か り や す い 答 え が 得 ら れ ま す - 22 -

第 8 回 八 卦 の 意 味 - 23 -

八 卦 生 成 図 易 経 の 繋 辞 上 伝 よ り 易 に 太 極 あ り こ れ 両 儀 を 生 じ 両 儀 は 四 象 を 生 じ 四 象 は 八 卦 を 生 ず と あ り ま す 森 羅 万 象 の 元 と な る 象 徴 の う ま れ る 順 序 を 述 べ て い ま す - 24 -

第 9 回 ステップ 易 占 ダイスの 使 い 方 ~ステップ バイ Step 1: 背 筋 を 伸 ばし 姿 勢 を 整 える 心 を 落 ち 着 か せ る 占 う テ ー マ を 頭 の 中 に 思 い 浮 か べ る ダ イ ス を 置 く た め の 白 い 布 ( 紙 で も 可 ) が あ る と よ り 良 い - 25 -

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Step 2: 易 占 ダイスを 両 手 でよく 振 る - 27 -

Step 3: ダイスを 握 った 右 手 を 額 の 前 に 持 っていき 精 神 を 集 中 させる - 28 -

Step 4: 静 かに 右 手 を 体 の 正 面 に 持 っていく - 29 -

Step 5: やさしく 右 手 を 開 き ダイスをテーブルに 置 く こ の と き ダ イ ス が テ ー ブ ル か ら 転 が り 落 ち な い よ う に 注 意 す る ( 注 1 ) ダ イ ス が テ ー ブ ル か ら 転 が り 落 ち て し ま っ た 場 合 で も 出 た 目 を 採 用 す る ( 注 2 ) ダ イ ス が 斜 め に な り 判 別 が つ か な い 場 合 は も う 一 度 そ の ダ イ ス を 振 り 直 す - 30 -

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第 10 回 易 占 ダイスの 読 み 方 青 の 8 面 ( 八 卦 は っ け ) ダ イ ス が 上 赤 の 8 面 ( 八 卦 ) ダ イ ス が 下 6 面 ダ イ ス は 下 か ら 何 番 目 の ラ イ ン に 該 当 す る か ( = 爻 こ う と 呼 ぶ ) を 示 し ま す 青 が 上 卦 ( か み か ) 赤 が 下 卦 ( し も か ) な の は 物 事 の 完 成 を 現 わ す 水 火 既 済 ( す い か き せ い ) が 基 本 に な っ て い る か ら で す 8 面 ダイスの 読 み 方 後 述 の 六 十 四 卦 番 号 一 覧 を み て 上 卦 下 卦 の 組 合 せ に 該 当 す る 番 号 を 探 し ま す 該 当 す る 番 号 の キ ー ワ ー ド を 易 経 キ ー ワ ー ド の ペ ー ジ か ら 見 つ け ま す こ こ で 得 た 卦 を " 得 卦 "( と っ か ) と 呼 び ま す - 32 -

こ の 得 卦 の 内 容 す な わ ち 青 と 赤 の 8 面 ダ イ ス の 組 合 せ が 占 い の 基 本 的 な 結 論 で す 6 面 ダイスの 読 み 方 6 面 ダ イ ス は 下 か ら 何 番 目 の ラ イ ン に 該 当 す る か を 示 し ま す そ れ ぞ れ の ラ イ ン の こ と を 爻 ( こ う ) と 呼 び ま す 六 本 の 爻 は 時 間 の 変 化 と 見 ま す 初 爻 は 物 事 の 始 ま り 二 爻 は 頭 角 を 表 す 三 爻 は 行 き 過 ぎ に 注 意 の 時 四 爻 は 新 た な 段 階 五 爻 は バ ラ ン ス 良 く 充 実 す る 時 上 爻 は 発 展 の 終 わ り か つ 次 に 備 え る 時 と い う 様 に 見 ま す 小 学 校 の 各 学 年 に 当 て は め た り 中 学 校 の 三 年 間 を 六 つ に 分 け で 当 て は め た り す る と イ メ ー ジ が 湧 き 易 い で し ょ う 国 や 会 社 や 人 体 に も 当 て は め る こ と が 出 来 ま す 国 の 場 合 初 爻 は 国 民 二 爻 は 市 長 町 長 村 長 三 爻 は 知 事 四 爻 は 大 臣 五 爻 は 首 相 上 爻 は 天 皇 と い う よ う に 当 て は め ま す 会 社 の 場 合 は 初 爻 は ヒ ラ 社 員 二 爻 は 係 長 三 爻 は 課 長 四 爻 は 重 役 五 爻 は 社 長 上 爻 は 会 長 と い う よ う に 当 て は め ま す 人 体 の 場 合 は 初 爻 は 足 二 爻 は 脛 ( す ね ) 三 爻 は 股 腰 四 爻 は 腹 五 爻 は 胸 背 上 爻 は 首 頭 と い う よ う に 当 て は め ま す - 33 -

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第 11 回 イラスト 六 十 四 卦 前 ペ ー ジ の 六 十 四 卦 番 号 一 覧 で 得 ら れ た 卦 の 番 号 を 開 い て 見 て み ま し ょ う 得 ら れ た 卦 が イ メ ー ジ し 易 い よ う に イ ラ ス ト が 描 か れ て い ま す イ ラ ス ト と キ ー ワ ー ド を 参 考 に 答 え を 探 求 し て み ま し ょ う! - 35 -

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参 考 文 献. 加 藤 大 岳 著 易 学 大 講 座 全 8 巻 紀 元 書 房. 加 藤 大 岳 著 易 法 口 訣 紀 元 書 房. 加 藤 大 岳 著 易 学 通 変 紀 元 書 房. 加 藤 大 岳 著 春 秋 左 伝 占 話 考 紀 元 書 房. 今 井 宇 三 郎 著 易 経 上 明 治 書 院 1987. 本 田 済 著 易 学 ー 成 立 と 展 開 平 楽 寺 書 店 1960. 本 田 済 著 易 朝 日 新 聞 社 1966. 鈴 木 由 次 郎 著 漢 易 研 究 明 徳 出 版 社 1963. 高 田 真 治 後 藤 基 巳 易 経 上 易 経 下 岩 波 書 店 1 969. 中 村 璋 八 古 藤 友 子 周 易 本 義 明 徳 出 版 社 2005. 東 洋 占 術 の 本 ブ ッ ク ス エ ソ テ リ カ 学 研 2003. 柳 下 尚 範 著 易 入 門 ー 正 し い 易 の 要 領 虹 有 社 1996. 黄 小 娥 著 易 入 門 サ ン マ ー ク 出 版 2004. 笠 原 維 信 現 代 の 周 易 プ ロ ス パ ー 企 画 2008. 秋 山 さ と 子 著 占 い と ユ ン グ 心 理 学 KKベ ス ト セ ラ ー ズ 1996. 宮 崎 市 定 論 語 岩 波 書 店 2008-68 -

あとがき 簡 単 に で き る 易 占 い の 方 法 を 紹 介 し ま し た 易 の 世 界 に 親 し む と も の ご と を 別 の 次 元 か ら 観 察 で き る よ う に な り ま す 易 は 一 種 の 思 考 法 で も あ り 発 想 法 で も あ り ま す サ イ コ ロ を 振 っ て フ レ ッ シ ュ な 気 持 ち に な り 仕 事 に 勉 強 に ど ん ど ん や る 気 が 出 る の が 易 の 効 用 で す! 是 非 皆 さ ん も 試 し に 易 占 を 行 っ て み て く だ さ い ね 鼎 易 館 館 主 鼎 健 一 - 69 -

著 者 プロフィール 鼎 健 一 ( か な え け ん い ち ) 鼎 易 館 て い え き か ん 館 主 名 古 屋 周 易 勉 強 会 主 宰 一 宮 中 日 文 化 セ ン タ ー 講 師 慶 応 義 塾 大 学 経 済 学 部 卒 業 出 身 地 : 愛 知 県 占 法 は 周 易 の 三 変 筮 法 お よ び 中 筮 法 で 昭 和 の 易 聖 加 藤 大 岳 先 生 の 流 れ を く む 老 園 易 ( お い ぞ の え き ) で す 老 園 易 の 特 長 は 易 経 の 原 文 を 深 く 忠 実 に 読 み 解 い て い く こ と で す 易 経 を 深 く 忠 実 に 読 み 解 く こ と は 易 経 に 出 て く る 象 徴 的 な も の か ら 目 を 離 さ ず 解 明 し 現 実 に 当 て は め て い く こ と で 大 変 困 難 な 作 業 で す - 70 -

この 冊 子 を 読 んで 易 占 を さ ら に 学 び た い 方 プ ロ に な り た い 方 鼎 易 館 ( て い え き か ん ) に お 申 し 込 み 下 さ い 易 占 ダ イ ス コ ー ス 入 門 コ ー ス ( 入 門 カ リ キ ュ ラ ム ) 基 礎 コ ー ス ( プ ロ 養 成 カ リ キ ュ ラ ム ) 相 談 運 命 鑑 定 を ご 希 望 の 方 同 じ く 鼎 易 館 に お 申 し 込 み 下 さ い 2014 年 2 月 14 日 発 行 著 者 鼎 健 一 ( か な え け ん い ち ) 発 行 鼎 易 館 ( て い え き か ん ) 4600011 名 古 屋 市 中 区 大 須 四 丁 目 11 番 4 号 302 e-mail tei_eki_kan@mac.com twitter: teiekikan http://www.teiekikan.com Copyright (C) 2014 鼎 健 一 All Rights Reserved - 71 -