天保 年 月 美濃国池田郡八幡村絵図 部分 は 八幡村は 幕府領 大垣藩預所 と大垣藩領との相給村である 大垣藩領 大垣御料分 は絵図 上 桃色で表現されており 村内の各所に散在していることが分かる
天保 年 尾州国産鱣 生物類荷物 京都への差し送り方法につき 濃州牧田 垂井 関ヶ原 今須の か宿が申し合せ 荷方惣代尾州領産物問屋と差揉め一件 済口 一札など関係史料 通 部分 は は ち 竹中家 代目当主の与惣治は 村落内 村同士の紛争の調停役を数多く勤めていた 尾張国産の鱣 うなぎ 荷を含めた魚鳥貝など生物荷物の京都への輸送方法をめぐり 天保 年 前後 尾 張藩産物問屋から大垣藩預所に対して訴訟が起こされ 仲裁に与惣治が関わった 本史料は 従来未 詳とされていた部分の展開を示すもので 注目される 解題 pp 参照
一 当村より 東 平一色村迄 丁 西 正夫池村迄 丁 南 片山村迄 丁 北 六ノ井村迄 丁 最寄町場神戸迄 丁 一 庄屋役米 石 斗 升 米 石 斗 升 本村庄屋役米 米 石 枝郷下村庄屋役米 米 石 斗 枝郷西江渡庄屋役米 一 年寄役米 石 米 石 本村年寄役米 米 石 枝郷下村年寄役米 一 定使給米 石 斗 升 本村分 一 小使給米 斗 升 合 米 斗 升 枝郷下村小使給米 米 斗 升 合 枝郷西江渡小使給米 一 当村土地 村西ハ砂石交薄地 村東南ハ黒真土 一 薪柴 隣村片山村 藤代村ニテ買調申候 一 中山道北方村地内往還長 間 掃除丁場御座候 一 美濃路小熊村地内境川御船橋掛リ候節ハ 人足差出申候 一 中山道道垂井宿助郷役 文政 午年より相勤申候 一 番人 人 明治 年 の 池田郡各村略誌 岐阜県歴史資料館所蔵 では 以下のような内容であった 抄 出 数値は 算用数字で表記した 彊域 東ハ安八郡末守村 北一色村 西南ハ本郡片山村 青柳村 北ハ本郡六之井村 東西凡 町 南北 町 沿革 元大垣藩領地同預リ所 明治 辛未年 月大垣県ノ管轄ニ属シ 同年 月本県ノ所轄ニ属ス 旧石高 石 斗 升 合 反別 総反別 町 反 畝 歩 官有地 町 反 畝 歩 民有地 町 反 畝 歩 農時 田植初 月 日前後 盛 月 日前後 終 月 日前後 稲刈初 月 日前後 盛 月 日前後 終 月 明治 年陸地測量部輯製 岐阜 出典 幕末 明治日本国勢地図 初版輯成二十万分一図集成 柏書房 八幡村は 大垣の北西にある池田山の東に位置し 中山道赤坂宿より分かれた谷汲巡礼街道が南北に通る