TECHNICAL GUIDE: ARCSERVE HIGH AVAILABILITY ワークグループ 環 境 でもできる! Arcserve High Availability で 実 現 する ファイルサーバの 運 用 継 続 2015 年 11 月 第 1 版 arcserve Japan 合 同 会 社 注 意 :この 資 料 は 2015 年 11 月 現 在 の 製 品 を 基 に 記 述 しています 1/42
目 次 はじめに... 3 Arcserve RHA 使 用 前 の 注 意 事 項... 5 1-1 インストール 手 順 の 確 認... 5 IP 移 動 を 利 用 した HA シナリオの 作 成 と 実 行... 6 2-1 準 備... 6 2-1 HA シナリオの 作 成... 7 2-2 シナリオの 実 行... 14 2-3 障 害 時 の 運 用 継 続 及 び 切 り 戻 し... 16 スイッチオーバーの 実 行... 17 3-1 正 常 時 のスイッチオーバー... 17 3-2 障 害 時 のスイッチオーバー... 20 リバース レプリケーションおよびスイッチバックの 実 行... 21 4-1 リバース レプリケーションの 実 行... 21 4-2 スイッチバックの 実 行... 24 付 録... 26 5-1 サーバを 再 起 動 する 手 順 (ホストメンテナンス 機 能 を 使 う)... 26 6-2 レプリカ サーバにコントロール サービスを 導 入 した 場 合 の 注 意... 30 その 他 情 報... 31 6-1 製 品 情 報... 31 6-2 動 作 要 件 注 意 制 限 事 項... 31 6-3 トレーニング 情 報... 31 2/31
はじめに Arcserve Replication および Arcserve High Availability(: 以 降 Arcserve RHA)は 稼 働 中 の 本 番 サー バのデータを 他 のサーバに 複 製 する レプリケーション という 仕 組 みを Windows Server 上 で 実 現 する ソフトウェアです 本 番 サーバ 障 害 時 には 同 じデータを 持 った 複 製 先 に 切 り 替 えることで 業 務 を 継 続 でき ます 特 に Arcserve High Availability(: 以 降 Arcserve HA と 略 記 )は 障 害 発 生 時 の 自 動 サーバ 切 り 替 えによ り 業 務 の 継 続 を 実 現 します 本 書 では Arcserve HA を 利 用 し ワークグループ 環 境 でファイルサーバをレプリケーションおよび 切 り 替 え(スイッチオーバー)の 対 象 として 設 定 し 継 続 的 に 運 用 する 方 法 について 解 説 します 構 成 例 Arcserve HA を 利 用 する 際 マスタ( 複 製 元 ) レプリカ( 複 製 先 )のサーバに Arcserve RHA エンジ ンをインストールします また 両 方 のサーバにアクセスできる 環 境 に Arcserve RHA コントロールサービ スをインストールします また マネージャはブラウザを 利 用 して 操 作 するため コントロールサービス にアクセスできる 環 境 であればどこから 操 作 しても 構 いません 本 書 では 最 小 構 成 であるマスタ( 複 製 元 ) レプリカ( 複 製 先 )の 2 台 の 環 境 で 操 作 する 手 順 を 示 します 3/31
Arcserve HA は 以 下 の 切 り 替 え 方 法 を 用 意 しています 環 境 に 合 わせて 以 下 のいずれかの 方 法 もしくは 複 数 の 切 り 替 え 方 法 の 併 用 が 可 能 です IP 移 動 IP アドレスをマスタからレプリカへ 移 動 することで 自 動 切 り 替 えを 行 います 同 一 セグメントでのみお 使 いいだけます コンピュータ 名 の 切 替 え レプリカサーバのコンピュータ 名 をマスタサーバのものに 変 更 することで 切 り 替 えを 実 施 します DNS リダイレクト DNS の A レコードを 変 更 するリダイレクション 方 式 です DNS 側 で 非 セキュリティ 保 護 の 動 的 更 新 を 許 可 しないと 使 用 できないため ワークグループ 環 境 ではあまり 利 用 されません コンピュータエイリアスの 切 替 え DNS エイリアスを 書 き 換 え または NetBIOS 名 のエイリアスを 移 動 して 切 り 替 えを 行 います エイ リアスを 指 定 して 接 続 されているファイルサーバなどで 利 用 します 本 書 では 上 記 の 構 成 例 に 基 づき IP 移 動 による ファイル サーバ シナリオを 利 用 した 設 定 および 操 作 手 順 を 中 心 に 説 明 します 他 の 切 り 替 え 方 法 を 利 用 した 場 合 についても 基 本 的 な 操 作 方 法 は 同 様 です 4/31
1 Arcserve HA 使 用 前 の 注 意 事 項 1-1 インストール 手 順 の 確 認 本 書 では Arcserve RHA のインストール 手 順 は 割 愛 しています インストール 手 順 については 以 下 の サイトから 各 製 品 のインストールガイドをダウンロードしてご 利 用 ください arcserve.com/jp 各 製 品 インストールガイドの 入 手 : http://www.arcserve.com/jp/ [ 製 品 とソリューション]タブから [カタログセンター] を 選 び[Arcserve Replication/HA はこちら] を 選 択 します Arcserve RHA インストールガイド: http://www.arcserve.com/~/media/files/technicaldocuments/asrha_r165_install-guide.pdf 5/31
2 IP 移 動 を 利 用 した HA シナリオの 作 成 と 実 行 2-1 準 備 IP 移 動 を 利 用 して 切 り 替 える 場 合 サーバ 固 定 の IP アドレスとは 別 に 移 動 させる IP アドレスを 準 備 し ます (ユーザは 通 常 この IP アドレスを 指 定 してサーバにアクセスします ) Step1: マスタサーバにネットワークアダプタで 移 動 用 IP アドレスを 追 加 します 他 の Arcserve HA シナリオを 作 成 する 際 はこの 作 業 は 必 要 ありません 6/31
2-1 HA シナリオの 作 成 Arcserve HA シナリオを 作 成 します シナリオの 作 成 についての 詳 細 は Arcserve RHA 製 品 マニュア ル または www.arcserve.com/jp に 公 開 されている Arcserve RHA の インストールガイド より シ ナリオの 作 成 とレプリケーションの 実 行 も 合 わせてご 参 照 ください Step1: 新 規 シナリオ ウィザードで 新 規 シナリオの 作 成 を 選 択 して [ 次 へ]をクリックします Step2: [サーバ タイプの 選 択 ]で ファイル サーバ を [ 製 品 タイプの 選 択 ]で ハイ アベイラビ リティ シナリオ (HA) を 選 択 します [ 次 へ]をクリックします 7/31
Step3: [マスタ ホスト 名 /IP]および[レプリカ ホスト 名 /IP]にホスト 名 または IP アドレスを 入 力 し [ 次 へ]をクリックします ここではそれぞれの 固 定 IP アドレス(スイッチオーバーで 移 動 させない IP アドレス) を 入 力 します シナリオ 名 は 任 意 です 管 理 上 分 かりやすい 名 前 をつけてください(ただし シナリオ 名 に 特 殊 文 字 (\/?: <>/,)を 含 めないでください) 8/31
Step4: Step3 で[ホスト 上 の Arcserve RHA エンジンを 検 証 ]にチェックが 入 っていると マスタお よびレプリカサーバでエンジンの 検 証 を 行 います エンジンが 問 題 なくインストールされて いることを 確 認 し [ 次 へ]をクリックします Arcserve HA はエンジン 検 証 に RPC(Remote Procedure Call)を 使 用 します そのため 対 象 のサーバで RPS サービスが 停 止 している 場 合 や ファイアウォールで RPC のポートが ブロックされている 場 合 は エラーが 発 生 しエンジン 検 証 を 終 了 することができません そ の 場 合 は[ 戻 る]をクリックし Step3 で[ホスト 上 の Arcserve RHA エンジンを 検 証 ]のチェ ックを 外 してシナリオ 作 成 を 進 めてください Step5: 複 製 対 象 フォルダおよびファイルを 指 定 し [ 次 へ]をクリックします 9/31
Step6: 複 製 先 のフォルダを 指 定 し [ 次 へ]をクリックします Step7: [シナリオのプロパティ]に 必 要 な 変 更 を 行 い [ 次 へ]をクリックします マスタに 障 害 が 起 きた 際 に 切 り 替 わったサーバ 上 のフォルダにアクセスできるようにするため [レプリケーシ ョン]-[オプション 設 定 ]-ACL のレプリケート]が オン になっていることを 確 認 し [ロー カルアカウント 名 の 保 存 ]を オン にします また [Windows 共 有 を 同 期 ]もオンになっ ていることを 確 認 します 他 の 設 定 を 併 用 しない 場 合 はそれぞれのプロパティを オフ に 変 更 します IP 移 動 以 外 のシナリオを 作 成 する 場 合 もここで 指 定 をします [コンピュータ 名 の 切 り 替 え]をオンに 指 定 した 場 合 また コンピュータ 名 が 変 更 された 場 合 再 起 動 が 必 要 になるため [スイッチオーバーおよびスイッチバック 後 に 再 起 動 ]がオンになっていることも 確 認 しま す その 他 [DNS リダイレクト]や[コンピュータエイリアスの 切 り 替 え]も 選 択 できます 10/31
Step8: [マスタとレプリカのプロパティ]では スプール ディレクトリなど 各 サーバに 関 する 設 定 を 行 えます 本 書 ではすべてデフォルト 値 のまま [ 次 へ]をクリックします Step9: [スイッチオーバー プロパティ]では リダイレクション 方 式 などスイッチオーバーの 設 定 を 行 えます ここでは[ネットワーク トラフィック リダイレクション]-[IP 移 動 ] をオンにし IP/マスク に 移 動 IP アドレス(スイッチオーバーで 移 動 させる IP アドレス)を 入 力 して ください その 他 [DNS リダイレクト]や[コンピュータ 名 の 切 り 替 え]を 併 用 しない 場 合 は それぞれのプロパティを オフ に 変 更 します また レプリカがマスタの 死 活 を 監 視 する 際 に 使 う IP アドレスを[チェック 方 式 ]-[ping リ クエストを 送 信 ]-[Ping 対 象 IP]で 指 定 します 移 動 IP アドレスと 同 じ 値 を 入 れてください [ 次 へ]をクリックします 11/31
Step10: スイッチオーバーとリバース レプリケーションの 開 始 設 定 を 行 い [ 次 へ]をクリックしま す ここではローカル 環 境 での 利 用 を 想 定 し[スイッチオーバーの 開 始 ]に 自 動 スイッチオ ーバー を 選 択 していますが WAN を 越 える 遠 隔 地 へのスイッチオーバーの 場 合 には 回 線 障 害 による 不 必 要 なスイッチオーバーを 避 けるため 手 動 スイッチオーバー を 選 択 して ください (IP 移 動 の 方 式 は WAN 越 えのスイッチオーバーに 対 応 しておりません ) 本 書 では[リバース レプリケーションの 開 始 ]に 手 動 開 始 を 選 択 しています 自 動 開 始 は 選 択 しないでください 12/31
Step11: シナリオの 検 証 が 行 われ シナリオは 正 常 に 作 成 され 検 証 されました というメッセー ジが 出 ることを 確 認 し [ 次 へ]をクリックしてシナリオ 作 成 ウィザードを 完 了 してくださ い Step12: [ 終 了 ]をクリックしてシナリオ 作 成 ウィザードを 完 了 してください 13/31
2-2 シナリオの 実 行 作 成 した 連 携 シナリオを 実 行 します シナリオを 実 行 方 法 についての 詳 細 は Arcserve RHA の 製 品 マニ ュアル もしくは arcserve.com/jp に 公 開 されている Arcserve RHA の インストールガイド より シ ナリオの 作 成 とレプリケーションの 実 行 も 合 わせてご 参 照 ください Step1: マネージャのシナリオビューで 作 成 したシナリオを 選 択 し ツールバーの[ 実 行 ]ボタンまた はメニューの[シナリオ] [ 実 行 ]をクリックします Step2: シナリオ 実 行 前 の 検 証 結 果 が 表 示 されますので [ 実 行 ]をクリックします 14/31
Step3: [ 実 行 ]ダイアログで 同 期 方 法 を 選 択 し [OK]をクリックします ファイルサーバ シナリオでは [ファイルレベル 同 期 ]が 自 動 選 択 されます Step3: 同 期 が 完 了 するとレプリケーションが 開 始 します マネージャ 画 面 上 でシナリオの 状 態 が 実 行 中 になっていることを 確 認 してください また マスタ サーバでデータの 変 更 を 行 い ファイルの 変 更 が 正 しくレプリケート( 複 製 )されることを 確 認 してください レプリケー ション 開 始 後 一 定 時 間 後 にレプリカ サーバからマスタ サーバに 向 かって 監 視 (Is Alive) が 始 まります 以 上 で シナリオの 作 成 とレプリケーションの 実 行 は 完 了 です 15/31
Arcserve High Availability 設定ガイド 2-3 障害時の運用継続及び切り戻し 障害や災害などで本番サーバが停止した場合は スイッチこの処理を行うとファイルサーバの運用をオーバー 切り替え を行い あらかじめレプリケーションされているデータを利用して レプリカサーバで運用 を継続します 本番サーバが復旧したら 代替運用中に更新されたデータを本番サーバにリバース 逆向き レプリケ ーション処理で反映します リバース レプリケーションを行いながらファイルサーバ レプリカサーバ を利用し続けることも可能です リバース レプリケーションによりレプリカ サーバの変更をマスタサーバに反映した後 スイッチバッ ク 切り戻し を行います この処理を行うと ファイルサーバを切り替え前の本番サーバに戻すことが できます 16/31
Arcserve High Availability 設定ガイド 3 スイッチオーバーの実行 3-1 正常時のスイッチオーバー 本節では正常時のスイッチオーバー クリーン スイッチオーバー の方法について解説します サーバ メンテナンスや停電 ハードウェア入れ替えなどマスタ サーバを利用できない状況が予期される場合に スイッチオーバーをあらかじめ行っておくことでファイルサーバの利用を継続することができます シス テム障害時のスイッチオーバーについては次節 3-2 障害時のスイッチオーバー をご参照ください 重要 スイッチオーバー後は スイッチバックするまでルートディレクトリやプロパティ シナリオプ ロパティ マスタプロパティ ハイアベイラビリティプロパティなど を変更しないでください Step1: マネージャ画面のシナリオビューよりスイッチオーバーする対象のシナリオを選択し [スイッチオーバーの実行]ボタン またはメニューの[ツール]-[スイッチオーバーの実 行]をクリックします Step2: ダイアログボックスが表示され スイッチオーバーの実行を再度確認されます 問題が なければ[はい]をクリックします 17/31
Step3: スイッチオーバー 処 理 が 実 行 されます ファイルサーバ HA シナリオはアクティブとなるサーバの server サービスを 開 始 し ス タンバイとなるサーバの server サービスを 停 止 します マスタサーバ/レプリカサーバがネットワークに 接 続 されている 状 態 での 手 動 でのス イッチオーバーまたスタンバイとなるサーバの server サービス 停 止 は スタンバイサー バの Windows 共 有 フォルダに 対 するリモートアクセスを 停 止 し 誤 った 更 新 を 抑 止 す る 事 を 目 的 として 実 行 されます スイッチオーバー 処 理 が 完 全 に 終 了 し サーバの 再 起 動 が 終 わるまでシナリオは 開 始 しないでください [コンピュータ 名 の 切 り 替 え]でシナリオを 作 成 し [スイッチオーバーおよびスイッ チバック 後 に 再 起 動 ]を 選 択 している 場 合 通 常 スイッチオーバーが 完 了 しました というイベント メッセージの 後 に 再 起 動 が 行 われます 18/31
Step4: マネージャ 画 面 のイベントビューに スイッチオーバーが 完 了 しました というイベン ト メッセージが 表 示 されていることを 確 認 してください 19/31
3-2 障 害 時 のスイッチオーバー マスタサーバに 異 常 が 発 生 し マスタサーバから ping の 応 答 が 返 らなくなると スイッチオーバーを 実 行 するまでのカウントダウンが 始 まります( 図 1) タイムアウト 値 (デフォルト:300 秒 )で 既 定 された 時 間 が 経 過 し カウントダウンの 値 が 0 になるとスイッチオーバー 処 理 が 開 始 されます 図 1 障 害 検 知 後 のカウントダウン 本 書 の 手 順 のようにスイッチオーバーの 開 始 方 法 に 自 動 スイッチオーバーを 選 択 している 場 合 レプリ カサーバがアクティブになり リダイレクション 処 理 によりユーザはレプリカサーバへ 誘 導 されます スイッチオーバーの 開 始 方 法 に 手 動 スイッチオーバーを 選 択 している 場 合 には カウントダウンの 値 が 0 になった 時 点 でスイッチオーバーが 必 要 である 旨 がマネージャのイベントに 表 示 されます それを 受 け て マスタサーバの 状 態 を 確 認 してから [スイッチオーバーの 実 行 ]ボタンをクリックしてスイッチオーバ ーを 行 ってください 20/31
4 リバース レプリケーションおよびスイッチバックの 実 行 本 番 サーバが 復 旧 し 運 用 を 元 に 戻 す 場 合 にはまずスイッチオーバーしたシナリオを 再 度 実 行 し レプ リカサーバからマスタサーバへ 逆 向 きのレプリケーション 処 理 (リバース レプリケーション)を 開 始 しま す その 後 スイッチオーバーの 処 理 と 同 様 の 手 順 を 踏 むことでスイッチバックできます なお リバース レ プリケーションを 開 始 する 際 には 同 期 も 実 行 されますので 業 務 時 間 やバッチ 処 理 時 間 などは 避 けて 開 始 してください 4-1 リバース レプリケーションの 実 行 Step1: IP の 競 合 を 防 ぐため マスタサーバをネットワークから 外 し マスタサーバでレプリカ に 移 動 した IP アドレスを 削 除 します ( 正 常 時 のスイッチオーバーの 場 合 この 作 業 は 必 要 ありません ) [コンピュータ 名 の 切 り 替 え]による HA シナリオを 作 成 している 場 合 マスタサーバ のホスト 名 の 後 に -RHA をつけ 競 合 を 回 避 してからネットワークに 接 続 します ( 正 常 時 のスイッチオーバーの 場 合 この 作 業 は 必 要 ありません ) 21/31
Step2: マネージャのシナリオ ビューで 作 成 したシナリオを 選 択 し ツールバーの[ 実 行 ]ボタ ン( 緑 色 三 角 ボタン) またはメニューの[シナリオ]-[ 実 行 ]をクリックします Step3 シナリオ 実 行 前 の 検 証 結 果 が 表 示 されますので [ 実 行 ]をクリックします エラーや 警 告 が 出 た 場 合 は [キャンセル]をクリックし 問 題 を 解 決 した 後 に 再 度 シナリオを 実 行 してくだ さい 22/31
Arcserve High Availability 設定ガイド Step4 [実行]ダイアログで同期方法が表示されますので 内容を確認し[OK]をクリックし 同期を 実行します Step5 同期が完了するとリバース レプリケーションが開始します マネージャ画面上でシナリオ の状態が 実行中 になっていることを確認してください リバース レプリケーション開 始後 一定時間後にマスタ サーバからレプリカ サーバに向かって監視 Is Alive が始ま ります 23/31
4-2 スイッチバックの 実 行 Step6: マネージャ 画 面 のシナリオビューより 逆 方 向 にスイッチオーバー(スイッチバック)す る 対 象 のシナリオを 選 択 し [スイッチオーバーの 実 行 ]ボタン またはメニューの[シナ リオ]-[スイッチオーバーの 実 行 ]をクリックします Step7: ダイアログボックスが 表 示 され スイッチオーバーの 実 行 を 再 度 確 認 されます 問 題 が なければ[はい]をクリックします 24/31
Arcserve High Availability 設定ガイド Step8: スイッチオーバー処理が実行されます Step9: マネージャ画面のイベントビューに スイッチオーバーが完了しました というイベン ト メッセージが表示されていて マスタからレプリカへ変更が反映されることを確認し てください 以上で 元の環境に戻す作業は終了です 25/31
5 付 録 5-1 サーバを 再 起 動 する 手 順 (ホストメンテナンス 機 能 を 使 う) 運 用 を 続 けていく 中 で OS のパッチ 適 用 アンチウィルスの 定 義 ファイルの 更 新 などにより サーバ の 再 起 動 を 求 められることがあります Arcserve HA はシナリオ 実 行 中 にマスタ サーバまたはレプリカ サーバの 再 起 動 を 検 知 すると 同 期 を 行 います これはマスタ サーバとレプリカ サーバのデータを 一 致 させるために 必 要 な 処 理 です しかし 同 期 中 はマスタサーバのパフォーマンスが 悪 化 するため データ 量 が 多 い 環 境 ではシステムの 停 止 時 間 を 長 く 取 らなければいけない 場 合 があります そこで Arcserve HA には 再 起 動 後 に 同 期 を 行 わずに 済 ませるためのホストメンテナンス 機 能 が 搭 載 されています ホストメンテナンスを 実 行 すると Arcserve HA は 稼 働 中 のサービスを 停 止 し マスタサ ーバのスプール 領 域 に 溜 まっていたジャーナルファイル( 変 更 処 理 の 内 容 が 記 録 されたファイル)をレプ リカサーバへすべて 転 送 します 転 送 が 終 わった 段 階 で マネージャ 画 面 に 再 起 動 の 準 備 が 整 った 旨 が 表 示 されるので その 後 任 意 のタイミングで 対 象 サーバの 再 起 動 を 行 うと 再 起 動 後 に 同 期 が 行 われず す ぐにレプリケーションが 開 始 します 自 動 スイッチオーバーを 有 効 にしていても ホストメンテナンス 実 行 中 はスイッチオーバーを 行 いま せん マスタサーバのホストメンテナンス 時 には 稼 働 中 の 管 理 対 象 サービスが 停 止 します ホストメンテナンスによる 管 理 対 象 サービスの 停 止 はマスタサーバの 再 起 動 時 の 動 作 です レプリカ サーバを 再 起 動 する 際 はサービス 停 止 を 行 いません 以 下 の 手 順 は Arcserve RHA PowerShell を 使 い バッチ 化 することも 出 来 ます 詳 しい 手 順 やサン プルスクリプトは 以 下 の 資 料 これで 解 決!PowerShell スクリプト 実 行 ガイド を 参 考 にしてくだ さい http://www.arcserve.com/~/media/arcserve/files/technical%20documents/asrha_r16_powershell_guide.pdf 26/31
Arcserve High Availability 設定ガイド Step1: レプリケーションが実行中にマネージャから[ホスト メンテナンスの起動]をクリック するか もしくはメニューの[ツール]-[ホスト メンテナンスの起動]を選択します Step2: [ホスト メンテナンス]ウィザードが起動します [ホストの選択]画面で対象となるサー バを選択し [次へ]をクリックします 本書ではマスタサーバを選択しています 27/31
Step3 [メンテナンス 手 順 ] 画 面 で[メンテナンスのシナリオ] 中 に 再 起 動 対 象 となるサーバ 上 で 稼 働 中 のシナリオがリストされていることを 確 認 してください [ 開 始 ]をクリックします Step4 [ホスト メンテナンスの 確 認 ]ダイアログボックスが 表 示 され ホストメンテナンスの 続 行 を 確 認 されますので [はい]をクリックして ホストメンテナンスの 処 理 を 開 始 します [ホス トメンテナンス]ウィザードは 自 動 的 に 閉 じます 28/31
Arcserve High Availability 設定ガイド Step5 [シナリオビュー]のシナリオのイベントに 再起動の準備ができました と表示されてい ることも合わせて確認してください このイベントを確認したら対象サーバを再起動しま す Arcserve HA は自動的に再起動を行いません 任意のタイミングで実行してください 再起動後 再度マネージャを開き 各シナリオのイベントに ホストメンテナンスプロセス が完了しました レプリケーションは再同期なしに再開されました と表示されていること を確認してください 以上でホストメンテナンスは終了です 29/31
5-2 レプリカ サーバにコントロール サービスを 導 入 した 場 合 の 注 意 レプリカ サーバにコントロール サービスを 導 入 されている 環 境 で コンピュータ 名 の 切 り 替 え を 使 用 した 場 合 スイッチオーバー 後 に 概 要 ページに 接 続 することができなくなります これは レプリカ サ ーバのコンピュータ 名 がマスタ サーバのコンピュータ 名 に 書 き 変 わっているためです IP 移 動 を 利 用 して HA シナリオを 作 成 した 場 合 コンピュータ 名 は 書 き 換 わらないため この 手 順 は 必 要 ありません この 場 合 には 以 下 の 手 順 のように URL 中 のホスト 名 をスイッチオーバー 後 ホスト 名 に 変 更 してください Step1: 概 要 ページにアクセスをします この 段 階 ではスイッチオーバー 前 のホスト 名 が URL に 利 用 されています URL に 含 まれるホスト 名 をスイッチオーバー 後 のホスト 名 ( 本 書 では master)に 変 更 し 変 更 後 の URL にアクセスします 例 ) http://master:8088/entry_point.aspx Step2: ログイン ページが 表 示 されます その 後 概 要 ページにログオンし マネージャ 画 面 を 起 動 してください 30/31
6 その 他 情 報 製 品 のカタログや FAQ などの 情 報 や 動 作 要 件 などのサポート 情 報 については ウェブサイトより 確 認 してください 6-1 製 品 情 報 Arcserve シリーズ 総 合 情 報 サイト http://arcserve.com/jp/ Arcserve Replication/High Availability 情 報 ページ http://www.arcserve.com/jp/products-solutions/products/high-availability-software.aspx 6-2 動 作 要 件 注 意 制 限 事 項 Arcserve RHA - 動 作 要 件 注 意 / 制 限 事 項 https://arcserve.zendesk.com/hc/ja/sections/200447119-arcserve-rha-software-compatibility Arcserve RHA - 製 品 マニュアル http://documentation.arcserve.com/arcserve-rha/available/r16-5/jpn/bookshelf.html 6-3 トレーニング 情 報 Arcserve シリーズ イベント / セミナー http://www.arcserve.com/jp/lpg/seminar.aspx 31/31