Side Story 2 EMAC
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のことを考える はたらく を考えるヒント 早稲田大学大学院教授 友成 真一 2 と悩む人もいます それは自分自身の本質的存在である素ダ 自身の本質的な存在とは何かなんて分かっている人はどこに コを向上させたいと思うような人です では どちら側で考 もいないのです だから うまく手段を選びながら 目的で えるのがいいのでしょう 答えはどちらもありです ただ ある自分の素ダコって何だろうと考え タコつぼ側と素ダコ し どちらかに極端に偏ると危険です セットであるタコつ 側を行ったり来たりしながらバランスを取っていくしかない ぼと素ダコのバランスの取り方が問題なのですが これが難 しいのです それでも タコつぼと素ダコと上手く付き合っていく方法 勝負はまさに今 この瞬間の自分の命を輝かせよ はあります それは タコつぼは 目的 ではなく 手段 だと考えること どんなタコつぼを選ぶか つまりどんな手 では 素ダコ的に考えることを維持するのには何が必要か 段を選ぶかに 絶対性はないのです タコつぼはあくまで自 それは ひたすら相手に関心を持つ 興味を抱き続けること 分の身を守るための手段にしか過ぎず 本質ではない 要は です 興味を持たれる側は 自分の本質 素ダコ的な世界に 目的である素ダコが何をしたいのかが重要なのです 興味を持って迫ってきてくれることが嬉しい 迫る側も自分の そうなると 素ダコが何をしたいのかが分からないと タ ことを考えずに迫っていけると 嬉しくなる 自分がより深く コつぼが取れない と思ってしまうのですが それも違います 相手の素ダコ的な何かに迫れるかどうかが大切なのです 素ダコなんて誰だってよくわからないのです つまり 自分 いっぽう相手の素ダコ的なところにたどりつけない 突き 抜けないでいるというのは 自分の思考が囚われの状態になっ ているからです 同じパターンで同じことを考えているので 図 タコつぼ と 素ダコ タコ理論 モデル タコつぼ とは 組織的 : 国家 役所 企業 制度 法律 政策 個人的 学歴 役職 肩書 資格 所有物 金 容姿 概念 思想 素ダコ とは 幸せ 心 悟 資料 筆者作成 タコつぼの中でぐるぐる回っているだけです この無間地獄 のようなスパイラルから変われる勝負の瞬間はどこにあるの でしょうか それは 今まさに生きている この場のこの瞬 間でしかありません だから 勝負をするのは今でしょ です 笑 この瞬間に 自分の命が輝かなければ いつまでたっても輝かない そして 相手の素ダコ的なところに興味をもって迫った時に初めて 自 分の命が輝くのではないかと 人間が人と人との間に生きる生 物だとすると 他人との関係のありようがその存在を根底から 支えています ひとりじゃどうしようもない 他者と深く関わ り合うことで 自分も輝くことができるのではないでしょうか インタビューを終えて ミクロに考え 自分だけに 囚われ るな 学生記者 早稲田大学教育学部 社会科 4年 遠藤 翼 かにマネジメント つまり経営できるかだ 同時に ひとつの答えがある という前提自 体が僕たちを苦しませているのだと感じた 友成教授が開講する通称 自分経営 ゼミ 実は僕は しかしながら 今回ひとつのヒントを発見した 自分個人で 自分が何をしたいのか このゼミの受講生だが 今回教授にインタビューし いつ を考えても 結局いつも同じ答えしか出ず何も見えてこない ということ それは 囚わ もとは違った気づきがあった れた 考え方でしかないからだ 囚 という字を見ると 人はその囲いの中にいるか 友成教授は その人のその時 一つひとつのミクロに迫らないと本質は見えてこな ら 同じものしか見られず考えられない そうではなく まずその囲いから出てみる 囲 い と語る 世の中では 働くとはこういうことだ と一般化されがちだが 自分にとって いの外の相手に自分が向かい その相手に関心を持ち続け 繋がることができた瞬 の 働く を考えるのはその人自身 ひとつの方向性に導く必要はなく だからこそ一 間に 自分 というものが分かる つまり 自分 を知るには 自身のことではなく 他 人ひとりが考え 悩まないと見えてこない と そして 一種の矛盾のように聞こえるの 人 のことを考えることが先行するということだ だが 考えても結局はこれだと断言できる 答えらしき答え は見えてこないのだとも言 これは僕にも心当たりがある しかし考えは固まりがちで どうしても囚われてしまう う なぜなら 僕たちの状況や環境はその時々で変化するため それもまた一つひとつ ことが多い 純粋に相手に興味を持つ これから僕自身この姿勢を大事にした ミクロに見ていくべきものだからだ 大事なのは その非常に不安定な中で自分をい い そう強く思う取材だった photo:ichiro Kawashima text:kaori Saito EMAC 41
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