消 防 危 第 26 号 平 成 4 年 3 月 25 日 各 都 道 府 県 消 防 主 管 部 長 殿 消 防 庁 危 険 物 規 制 課 長 内 燃 機 関 を 原 動 機 とする 加 圧 送 水 装 置 の 構 造 及 び 性 能 の 基 準 について( 通 知 ) 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 第 20 条 の 規 定 に 基 づき 製 造 所 等 に 設 ける 消 火 設 備 のうち 屋 内 消 火 栓 設 備 等 に 用 いる 加 圧 送 水 装 置 の 原 動 機 として 内 燃 機 関 を 用 いるこ とについては 危 険 物 規 制 事 務 に 関 する 執 務 資 料 ( 給 油 取 扱 所 を 除 く)の 送 付 につい て ( 平 成 元 年 7 月 4 日 付 け 消 防 危 第 64 号 各 都 道 府 県 消 防 主 管 部 長 あて 消 防 庁 危 険 物 規 制 課 長 通 知 )において 差 し 支 えない 旨 回 答 しているところであるが 当 該 内 燃 機 関 を 原 動 機 とする 加 圧 送 水 装 置 の 機 能 維 持 を 図 るため 今 般 加 圧 送 水 装 置 の 構 造 材 質 性 能 等 について 別 添 のとおり 基 準 を 定 めた 当 該 基 準 に 適 合 する 加 圧 送 水 装 置 については 財 団 法 人 日 本 消 防 設 備 安 全 センタ ーに 設 置 されている 消 火 設 備 等 認 定 委 員 会 において 認 定 を 行 い その 旨 の 認 定 表 示 ( 図 参 照 )を 貼 付 する 予 定 である したがって この 認 定 証 票 が 貼 付 されたものにつ いては 当 該 基 準 に 適 合 するものとして 取 り 扱 って 差 しつかえない なお 電 動 機 を 原 動 機 とする 加 圧 送 水 装 置 については 加 圧 送 水 装 置 等 の 構 造 及 び 性 能 の 基 準 の 細 目 について ( 昭 和 55 年 6 月 2 日 付 け 消 防 予 第 111 号 各 都 道 府 県 消 防 主 管 部 長 あて 消 防 庁 予 防 救 急 課 長 通 知 )に 基 づき すでに 同 委 員 会 におい て 認 定 を 行 い その 旨 の 認 定 表 示 が 貼 付 されているところであり この 認 定 証 票 が 貼 付 されたものについては 同 様 に 取 り 扱 って 差 しつかえないので 念 のため 申 し 添 える おって 管 下 市 町 村 にもこの 旨 示 達 し よろしく 御 指 導 願 いたい 別 添
内 燃 機 関 駆 動 による 加 圧 送 水 装 置 等 の 構 造 及 び 性 能 の 基 準 第 1 趣 旨 この 基 準 は 危 険 物 の 規 制 に 関 する 政 令 第 20 条 の 規 定 に 基 づく 第 1 種 第 2 種 又 は 第 3 種 の 消 火 設 備 のうち 屋 内 消 火 栓 設 備 屋 外 消 火 栓 設 備 スプリンクラ ー 設 備 水 蒸 気 消 火 設 備 水 噴 霧 消 火 設 備 及 び 泡 消 火 設 備 に 用 いる 加 圧 送 水 装 置 のうち 内 燃 機 関 を 原 動 機 とするポンプを 用 いる 加 圧 送 水 装 置 等 ( 以 下 加 圧 送 水 装 置 等 という )に 関 する 基 準 を 定 めるものとする 第 2 用 語 の 定 義 この 基 準 において 次 の 各 号 に 掲 げる 用 語 の 意 義 は それぞれ 当 該 各 号 に 定 めるところによる 1 加 圧 送 水 装 置 等 ポンプ 内 燃 機 関 の 加 圧 送 水 装 置 と 制 御 盤 呼 水 装 置 ポン プ 性 能 試 験 装 置 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 装 置 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 フート 弁 等 の 付 属 装 置 又 は 付 属 機 器 ( 以 下 付 属 装 置 等 という )で 構 成 されたものをいう 2 ポンプ 地 上 に 設 置 されるもので 内 燃 機 関 と 軸 継 手 により 直 結 されたもの 又 は 内 燃 機 関 軸 と 共 通 軸 としたもので 単 段 又 は 多 段 のターボ 形 ポンプをいう 3 制 御 盤 加 圧 送 水 装 置 等 の 監 視 操 作 等 を 行 うものをいう 4 呼 水 装 置 水 源 の 水 位 がポンプより 低 い 位 置 にある 場 合 に ポンプ 及 び 配 管 に 充 水 させるための 装 置 をいう 5 ポンプ 性 能 試 験 装 置 加 圧 送 水 装 置 の 全 揚 程 吐 出 量 を 確 認 するための 試 験 装 置 をいう 6 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 装 置 加 圧 送 水 装 置 の 締 切 運 転 時 にポンプの 水 温 が 上 昇 するのを 防 止 するための 装 置 をいう 7 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 消 火 栓 開 閉 弁 の 開 放 による 配 管 内 の 圧 力 低 下 又 はスプ リンクラーヘッドの 作 動 により 加 圧 送 水 装 置 を 自 動 的 に 起 動 させるための 装 置 をい う 8 フート 弁 水 源 の 水 位 がポンプより 低 い 位 置 にある 場 合 に 吸 水 管 の 先 端 に 設 け る 逆 止 弁 で ろ 過 装 置 を 有 するものをいう 9 内 燃 機 関 自 家 発 電 設 備 の 基 準 ( 昭 和 48 年 消 防 庁 告 示 第 1 号 ) 及 び 消 火 設 備 及 び 警 報 設 備 に 係 る 危 険 物 の 規 制 に 関 する 規 則 の 一 部 を 改 正 する 省 令 の 運 用 につ いて ( 平 成 元 年 3 月 22 日 付 け 消 防 危 第 24 号 各 都 道 府 県 消 防 主 管 部 長 あて 消 防 庁 危 険 物 規 制 課 長 通 知 ) 別 紙 消 火 設 備 及 び 警 報 設 備 に 関 する 運 用 指 針 ( 以 下 運
用 指 針 という ) 第 2 6 に 規 定 する 内 燃 機 関 に 適 合 するものをいう 第 3 ポンプ 1 構 造 ポンプの 構 造 は 次 に 定 めるところによる (1) 確 実 に 作 動 するもので 機 械 的 に 十 分 な 耐 久 性 を 有 し 取 扱 操 作 点 検 及 び 部 品 の 取 替 えが 容 易 にできるものであること (2) 鋳 造 品 の 内 外 面 は 滑 らかで 有 害 な 鋳 巣 き 裂 偏 肉 等 のないものであること (3) 羽 根 車 は つり 合 いが 良 好 であり その 通 水 路 は 滑 らかであること (4) 軸 封 部 から 空 気 の 吸 込 みや 過 大 な 漏 水 がないものであること (5) 軸 受 からは 油 漏 れがないものであること (6) 軸 受 部 に 潤 滑 油 を 必 要 とするものの 軸 受 は 外 部 から 油 面 を 点 検 できるもの とし かつ 補 給 のための 注 油 孔 又 は 給 油 口 を 設 けたものであること (7) 外 部 から 容 易 に 人 が 触 れるおそれのある 回 転 部 は 安 全 上 有 効 に 保 護 され ていること (8) さびの 発 生 するおそれのある 部 分 は 有 効 な 防 錆 措 置 を 施 し また 地 上 に 設 置 するポンプ 及 びベッドの 外 部 には 仕 上 塗 装 を 施 したものであること (9) ベッドへの 取 付 ボルト 及 び 基 礎 ボルトは 地 震 等 に 対 し 十 分 な 強 度 を 有 するも のであること (10) ポンプ 本 体 の 配 管 接 続 部 に 使 用 するフランジは JIS( 工 業 標 準 化 法 ( 昭 和 24 年 法 律 第 185 号 ) 第 17 条 第 1 項 の 日 本 工 業 規 格 をいう 以 下 同 じ )B2210( 鉄 鋼 製 管 フランジの 基 準 寸 法 )に 該 当 するものであること 2 材 質 ポンプの 部 品 で 次 表 の 左 欄 に 掲 げるものに 用 いる 材 料 は それぞれ 当 該 右 欄 に 掲 げるもの 又 はこれらと 同 等 以 上 の 強 度 及 び 耐 食 性 を 有 するものであること 部 品 名 材 料 羽 根 車 JISG5501(ねずみ 鋳 鉄 品 )のうち 2 種 3 種 又 は 4 種 のもの 及 び 案 JISH5111( 青 銅 鋳 物 )のうち 3 種 又 は 6 種 のもの 内 羽 根 JISH5202(アルミニウム 合 金 鋳 物 )のうち 4 種 B 4 種 C 4 種 D 又
ケーシ ング ポンプ 軸 は7 種 Aのもの JISG5501(ねずみ 鋳 鉄 品 )のうち 2 種 3 種 又 は 4 種 のもの JISG5502( 球 状 黒 鉛 鋳 鉄 )のうち 2 種 のもの JISH5111( 青 銅 鋳 物 )のうち 3 種 又 は 6 種 のもの JISH5202(アルミニウム 合 金 鋳 物 )のうち 4 種 B 4 種 C 4 種 D 又 は7 種 Aのもの JISG4303(ステンレス 鋼 棒 )のうち SUS-304 SUS-403 SUS- 420J1 SUS-420J2 又 は SUS-630 のもの ただし スリーブ 付 きのも の 及 び 防 錆 処 理 を 施 したものに 限 り JISG4051( 機 械 構 造 用 炭 素 鋼 鋼 材 )のうち S30C 又 は S50C のもの JISG4105(クロムモリブデン 鋼 鋼 材 )のうち SCM-415 SCM-420 又 はSCM-435のもの 注 ) 冷 却 水 及 び 放 水 等 において 使 用 される 水 と 接 触 する 部 分 は 耐 食 性 を 有 する 材 料 で 造 らなければならない ただし 防 錆 措 置 を 施 した 場 合 はこの 限 りでない 3 性 能 ポンプの 性 能 は 次 に 定 めるところによる (1) ポンプの 吐 出 量 及 び 全 揚 程 は 別 図 に 示 す 性 能 曲 線 上 において 次 の 各 号 に 適 合 するものであること ア 吐 出 量 は 当 該 ポンプに 表 示 されている 吐 出 量 ( 以 下 定 格 吐 出 量 という ) における 性 能 曲 線 上 の 全 揚 程 は 当 該 ポンプに 表 示 されている 全 揚 程 ( 以 下 定 格 全 揚 程 という )の 100% 以 上 125% 以 下 であること なお この 場 合 の 定 格 全 揚 程 とは 定 格 吐 出 量 におけるポンプ 固 有 の 全 揚 程 をいい 消 防 法 施 行 規 則 第 12 条 第 1 項 第 7 号 ハ(ロ) 及 び 同 条 第 2 項 第 6 号 ロ 第 14 条 第 1 項 第 11 号 ハ(ロ) 第 16 条 第 3 項 第 3 号 ハ(ロ) 並 びに 第 18 条 第 4 項 第 9 号 ハ(ロ)に 定 める 式 により 求 めるポンプの 全 揚 程 とは 異 なる 場 合 があること イ 吐 出 量 が 定 格 吐 出 量 の 150% 吐 出 量 における 全 揚 程 は 定 格 吐 出 量 におけ る 性 能 曲 線 上 の 全 揚 程 の 65% 以 上 であること ウ 締 切 全 揚 程 は 定 格 吐 出 量 における 性 能 曲 線 上 の 全 揚 程 の 140% 以 下 で あること (2) ポンプの 吸 込 性 能 は 次 の 各 号 に 適 合 するものであること ア ポンプを 地 上 に 設 置 するものの 最 大 吸 込 全 揚 程 は 定 格 吐 出 量 において 次 表 の 上 欄 に 掲 げる 定 格 吐 出 量 の 区 分 に 応 じて ポンプ 中 心 線 に 換 算 した 吸 込 口 連 成 計 の 読 みが 常 温 で 同 表 下 欄 に 掲 げる 値 以 上 とし その 状 態 で 異 常 なく 運 転 できること ただし 定 格 吐 出 量 が 8,500 /min を 超 えるものにあっては その 使 用 目 的 に 応 じた 値 以 上 とすること 定 格 吐 出 量 /min 900 未 満 900 以 上 2,700 以 下 2,700 を 超 え 5,000 以 下 5,000 を 超 え 8,500 以 下
最 大 吸 込 全 揚 程 m 6.0 5.5 4.5 4.0 (3) ポンプの 軸 動 力 は 次 の 各 号 に 適 合 するものであること ア ポンプの 軸 動 力 は 定 格 吐 出 量 において 内 燃 機 関 定 格 出 力 の 90%を 超 え ないこと イ ポンプの 軸 動 力 は 定 格 吐 出 量 の 150% 吐 出 量 において 内 燃 機 関 定 格 出 力 を 超 えないこと (4) ポンプの 効 率 は 次 の 図 において 定 格 吐 出 量 に 応 じて 曲 線 上 に 示 す 効 率 以 上 のものであること (5) ポンプは 円 滑 に 回 転 し かつ 軸 受 等 の 加 熱 異 常 音 及 び 異 常 振 動 が 生 じな いものであること (6) ポンプの 性 能 曲 線 は 次 に 掲 げる 事 項 について JISB8301( 遠 心 ポンプ 斜 流 ポンプ 及 び 軸 流 ポンプの 試 験 及 び 検 査 方 法 ) 及 び JISB8302(ポンプ 吐 出 し 量 測 定 方 法 )に 定 める 試 験 方 法 により 確 認 し これに 適 合 するものであること ア 吐 出 量 イ 全 揚 程 ウ 回 転 数 エ ポンプ 軸 動 力 オ 運 転 状 態
4 耐 圧 ポンプ 本 体 は 最 高 吐 出 圧 力 ( 締 切 全 揚 程 を 水 頭 圧 力 に 換 算 した 圧 力 に 最 高 押 込 圧 力 を 加 えた 圧 力 をいう )の 1.5 倍 以 上 の 圧 力 を 3 分 間 加 えた 場 合 各 部 に 漏 れ 等 の 異 常 が 生 じないものであること 5 表 示 ポンプには 次 に 掲 げる 事 項 をその 見 やすい 箇 所 に 容 易 に 消 えないよう 表 示 す ること (1) 製 造 者 名 又 は 商 標 (2) 品 名 及 び 型 式 記 号 (3) 製 造 年 (4) 製 造 番 号 (5) 定 格 吐 出 量 定 格 全 揚 程 ( 範 囲 を 有 する 場 合 は 最 小 吐 出 量 最 小 吐 出 量 にお ける 全 揚 程 及 び 最 大 吐 出 量 最 大 吐 出 量 における 全 揚 程 ) (6) 吸 込 口 径 吐 出 口 径 ( 吸 込 及 び 吐 出 口 径 が 同 一 の 場 合 は 一 つの 表 示 とするこ とができる ) (7) 段 数 (ただし 多 段 ポンプの 場 合 ) 第 4 内 燃 機 関 加 圧 送 水 装 置 に 用 いる 内 燃 機 関 は 自 家 発 電 設 備 の 基 準 及 び 運 用 指 針 の 内 燃 機 関 の 例 による 第 5 付 属 装 置 等 加 圧 送 水 装 置 に 使 用 する 付 属 装 置 等 は 次 に 定 めるところによる 1 制 御 盤 加 圧 送 水 装 置 に 使 用 する 制 御 盤 は 次 に 定 めるところによる (1) 加 圧 送 水 装 置 の 始 動 吸 水 及 び 放 水 等 を 確 実 に 行 うことができるものである こと (2) 外 箱 の 構 造 は 次 に 定 めるところによる ア 外 箱 は 0.8mm 以 上 の 鋼 板 又 はこれと 同 等 以 上 の 強 度 を 有 するもので 造 ら れていること イ 部 品 の 取 替 え 及 び 保 安 点 検 が 容 易 にできる 構 造 であること
ウ 点 検 面 は 扉 引 掛 扉 又 はこれらと 同 等 以 上 の 容 易 に 開 閉 できる 構 造 であ ること (3) 操 作 面 には 次 に 掲 げるものを 取 り 付 け その 用 途 及 び 操 作 を 明 示 する 和 文 銘 板 を 設 けること ただし 自 家 発 電 設 備 の 基 準 に 規 定 する 事 項 に 係 る 表 示 灯 を 除 く ア 操 作 スイッチ (ア) 起 動 用 スイッチ (イ) 停 止 用 スイッチ イ 表 示 灯 (ア) 電 源 表 示 灯 (イ) 操 作 回 路 電 源 表 示 灯 (ウ) 運 転 表 示 灯 (エ) 呼 水 槽 減 水 表 示 灯 ウ 計 器 (ア) 回 転 計 (イ) 水 温 計 (4) 盤 内 部 の 取 付 機 器 には 日 本 電 気 工 業 規 格 (JEM) 1090 制 御 器 具 番 号 によ る 表 示 を 行 うこと なお 外 部 機 器 ( 保 安 装 置 用 警 報 回 路 を 含 む )との 接 続 を 容 易 にするため 接 続 端 子 板 等 を 設 け 配 線 は 圧 着 端 子 を 使 用 し ねじ 等 により 強 固 に 締 め 付 け 線 番 及 び 極 性 を 表 示 すること (5) 外 部 と 接 続 できる 次 の 端 子 が 設 けられていること ただし イは 中 継 端 子 とす ることができる ア 起 動 用 入 力 端 子 イ 送 水 検 出 回 路 用 端 子 ウ 接 地 端 子 (6) 制 御 電 源 は 直 流 電 源 とし 蓄 電 池 設 備 の 基 準 ( 昭 和 48 年 消 防 庁 告 示 第 2 号 )に 適 合 するものであること (7) 制 御 盤 には 次 に 掲 げる 事 項 をその 見 やすい 箇 所 に 容 易 に 消 えないように 表 示 すること ア 製 造 者 名 又 は 商 標 イ 品 名 及 び 型 式 記 号 ウ 定 格 出 力 エ 製 造 年 オ 製 造 番 号 2 呼 水 装 置 呼 水 装 置 は 次 に 定 めるところによる
(1) 呼 水 装 置 は 次 に 掲 げるものにより 構 成 されているものであること ア 呼 水 槽 イ 溢 水 用 排 水 管 ウ 排 水 管 ( 止 水 弁 を 含 む ) エ 呼 水 管 ( 逆 止 弁 及 び 止 水 弁 を 含 む ) オ 減 水 警 報 装 置 の 発 信 部 カ 呼 水 槽 へ 水 を 自 動 的 に 補 給 するための 装 置 (2) 呼 水 槽 は 次 に 定 めるところによる ア 呼 水 槽 の 材 料 は 鋼 板 とし 腐 食 するおそれがある 場 合 は 有 効 な 防 食 措 置 を 施 したものであること ただし 火 災 等 の 災 害 による 被 害 を 受 けるおそれのない 箇 所 に 設 ける 場 合 は 合 成 樹 脂 製 とすることができる イ 呼 水 槽 の 容 量 は 100 以 上 の 有 効 水 量 を 有 するものであること (3) 呼 水 装 置 に 設 けられる 配 管 口 径 は 次 表 の 上 欄 に 掲 げる 配 管 の 用 途 の 区 分 に 応 じて 同 表 下 欄 に 掲 げる 管 の 呼 び 以 上 であること ただし 呼 水 管 については 逆 止 弁 の 中 心 線 から 呼 水 槽 底 面 までの 高 さが 1.0m 以 下 の 場 合 は 管 の 呼 びを 40A 以 上 としなければならない 管 の 用 途 補 給 水 管 溢 水 用 排 水 管 呼 水 管 管 の 呼 び 15A 50A 25A (4) 減 水 警 報 装 置 の 発 信 部 は フロートスイッチ 又 は 電 極 とし 呼 水 槽 の 貯 水 量 が 2 分 の 1 に 減 水 するまでに 常 時 人 のいる 場 所 へ 音 響 により 警 報 を 発 するための 信 号 を 発 信 するものであること (5) 呼 水 槽 へ 水 を 自 動 的 に 補 給 する 装 置 は 公 設 水 道 高 架 水 槽 等 からボール タップ 等 により 自 動 的 に 補 給 するものであること (6) 真 空 ポンプ 装 置 を 用 いるものにあっては 動 力 消 防 ポンプの 技 術 上 の 規 格 を 定 める 省 令 ( 昭 和 61 年 自 治 省 令 第 24 号 以 下 動 力 消 防 ポンプの 基 準 という ) 第 12 条 第 2 号 に 適 合 するものであること 3 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 装 置 加 圧 送 水 装 置 に 使 用 する 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 装 置 は 次 に 定 めるところによる ただし 動 力 消 防 ポンプの 基 準 第 9 条 第 1 項 第 1 号 イ 又 は 第 13 条 第 2 号 に 規 定 する 冷 却 水 を 用 いるものにあってはこの 限 りではない (1) 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 装 置 の 構 成 は 次 に 定 めるところによる ただし ポンプ 運 転 中 ポンプ 本 体 に 常 時 逃 し 機 構 を 有 するものにあっては こ
の 限 りではない ア 呼 水 槽 を 設 ける 場 合 の 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 配 管 は 呼 水 管 の 逆 止 弁 のポ ンプ 側 より 取 り 出 し 途 中 にオリフィス 等 を 設 け ポンプ 運 転 中 に 常 時 呼 水 槽 等 に 放 水 するものであること イ 呼 水 槽 を 設 けない 場 合 の 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 配 管 は ポンプ 吐 出 側 逆 止 弁 の 一 次 側 より 取 り 出 し 途 中 にオリフィス 等 を 設 け ポンプ 運 転 中 に 常 時 貯 水 槽 に 放 水 するものであること ウ 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 配 管 の 途 中 に 止 水 弁 を 設 けるものであること エ 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 配 管 の 管 の 呼 びは 15A 以 上 であること (2) 水 温 上 昇 防 止 用 逃 し 配 管 中 の 流 水 量 は 締 切 運 転 を 連 続 した 場 合 にあって も ポンプ 内 部 の 水 温 上 昇 値 が 30 を 超 えない 水 量 が 流 れるものであること 4 ポンプ 性 能 試 験 装 置 加 圧 送 水 装 置 に 使 用 するポンプ 性 能 試 験 装 置 は 次 に 定 めるところによる (1) ポンプ 性 能 試 験 装 置 の 配 管 は ポンプの 吐 出 側 に 設 ける 逆 止 弁 の 一 次 側 よ り 分 岐 し その 途 中 にはポンプに 定 格 負 荷 (ポンプの 吐 出 量 が 定 格 吐 出 量 である 場 合 の 負 荷 をいう )をかけるための 流 量 調 節 弁 流 量 計 等 を 設 けるものであること ただし 流 量 計 の 前 後 に 設 ける 整 流 のための 直 管 部 は その 流 量 計 の 性 能 に 適 合 する 長 さとする (2) ポンプ 性 能 試 験 装 置 に 流 量 計 を 設 ける 場 合 は 着 圧 式 等 とし 定 格 吐 出 量 を 測 定 できるものであること (3) ポンプ 性 能 試 験 装 置 に 使 用 する 配 管 は ポンプの 定 格 吐 出 量 を 十 分 に 流 す ことができるものであること 5 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 加 圧 送 水 装 置 に 起 動 用 水 圧 開 閉 装 置 を 設 ける 場 合 は 次 に 定 めるところによる (1) 起 動 用 圧 力 タンクの 容 量 は 100 以 上 のものであること (2) 起 動 用 圧 力 タンクは 労 働 安 全 衛 生 法 ( 昭 和 47 年 法 律 第 57 号 )に 定 める 第 二 種 圧 力 容 器 又 は 高 圧 ガス 取 締 法 ( 昭 和 26 年 法 律 第 204 号 )に 定 める 圧 力 容 器 の 規 定 に 適 合 したものであること (3) 起 動 用 圧 力 タンクは ポンプ 吐 出 側 逆 止 弁 の 二 次 側 配 管 に 管 の 呼 び 25A 以 上 の 配 管 で 連 結 し 止 水 弁 を 挿 入 したものであること (4) 起 動 用 圧 力 タンク 又 はその 直 近 には 圧 力 計 起 動 用 水 圧 開 閉 器 及 びポンプ 起 動 試 験 用 の 排 水 弁 を 設 けること
(5) 起 動 用 水 圧 開 閉 器 の 設 定 圧 力 が 著 しく 変 動 しないものであること 6 バルブ 類 バルブ 類 は 次 に 定 めるところによる (1) 加 圧 送 水 装 置 に 使 用 するバルブ 類 は ポンプの 最 高 吐 出 圧 力 の 1.5 倍 の 圧 力 に 十 分 耐 えることができる 強 度 耐 食 性 及 び 耐 熱 性 を 有 する JIS 適 合 品 又 はこれ らと 同 等 以 上 の 性 能 を 有 するものであること (2) 吐 出 側 主 配 管 に 内 ねじ 式 の 弁 を 取 り 付 ける 場 合 は 開 閉 位 置 表 示 を 付 したも のであること (3) 開 閉 弁 又 は 止 水 弁 にあっては 開 閉 方 向 逆 止 弁 にあっては 流 水 方 向 を 表 示 したもので 容 易 に 消 えないものであること 7 フート 弁 フート 弁 は 次 に 定 めるところによる (1) フート 弁 は ろ 過 装 置 を 有 するもので 鎖 ワイヤー 等 で 手 動 により 開 閉 でき る 構 造 のものであること (2) フート 弁 主 要 部 ( 弁 箱 ろ 過 装 置 弁 体 及 び 弁 座 等 をいう )の 材 質 は 次 の 各 号 に 掲 げるもののいずれか 又 はこれらと 同 等 以 上 の 強 度 及 び 耐 食 性 を 有 するもので あること ア JISG5501(ねずみ 鋳 鉄 品 ) イ JISG4305( 冷 間 圧 延 ステンレス 鋼 板 ) ウ JISH5111( 青 銅 鋳 物 ) 又 は JISH3110( 銅 合 金 板 ) (3) 真 空 ポンプ 装 置 を 用 いるもので フート 弁 を 使 用 しないものにあっては 吸 水 管 の 先 端 にろ 過 装 置 を 有 するものであること 8 圧 力 計 及 び 連 成 計 加 圧 送 水 装 置 に 設 ける 圧 力 計 及 び 連 成 計 は JISB7505(ブルドン 管 圧 力 計 )に 適 合 するもののうち 1.5 級 以 上 の 精 度 を 有 するもの 又 はこれと 同 等 以 上 の 性 能 及 び 強
度 を 有 するものであること