観光&ツーリズム 第15号☆/9.山路



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1 鵜澤幸弘(p7‐26)/性同一障害 p7‐26

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60周年記念 記念誌/扉・扉裏・中扉・資料扉・名簿扉

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第 9 回料理体験を通じた地方の魅力発信事業 ( 石川県 ) アンケート結果 1 属性 (1) 性別 (2) 年齢 アンケート回答者数 29 名 ( 参加者 30 名 ) 7 人 24% 22 人 76% 女性 男性 0 人 0% 0 人 0% 0 人 0% 0 人 0% 8 人 28% 2 人 7


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ロールキャベツ ( 鍋調理 ) パセリは飾りです 食べる直前に取り除いてください 冷凍ロールキャベツ 3 個 (180g) コンソメスープ 1カップ弱 塩コショウ 少々 ホット & ソフトプラス 小さじ2 強 トマトソース ( 市販 ) 適量 コンソメスープはお湯 1 カップに顆粒コンソメ小さじ 2


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平成14年10月3日(日)

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第 5 学年 組家庭科学習指導案 指導者 1 題材名 食べて元気! ご飯とみそ汁 2 題材設定の理由〇児童観本学級の児童は ゆでる 炒める という加熱調理において調理の基礎的 基本的な技能を身に付けている また 5 月の自然教室においては 事前に食品を3つのグループに分ける学習を実施し その後 栄養

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大阪観光大学観光学研究所報 観光 ツーリズム 第 15 号 家 織田作之助が贔屓にしていた 洋食堂だからビーフカツ エビフライ ハンバーグといっ たメニューは当然だが よく知られているのが 名物カレー まぜカレー だ 作之助も好 んでこれを食した カレーと御飯をよく混ぜて皿に盛り 真ん中に生卵を 1 つ割ってある ここにソースを 1 滴たらすのが 通の食べ方とされている 因みに この店では普通のカレ ーを 別カレー と称し 舌代は 名物カレー と同額の 650 円である 名物カレー は 客に温かいカレーライスを提供したいが 炊飯器といった保温機器がな い時代なので 熱々のカレーと御飯を混ぜることによって飯のさめているのをカバーする術を 考えついた のに由来するという 加えて カレーライスは どっちみち 御飯とルーをまぜ て食べるのだから それなら最初からよく混ぜて提供した方がおいしく食べて貰える という 合理的な発想が根本にあったようだ 店内正面には執筆している織田作之助のポートレートが麗々しく飾ってあり 額縁には ト ラは死んで皮をのこす 織田作死んでカレーライスをのこす 織田作文学発祥の店 なる言葉 が添えられている その左横には 創業明治四十三年 東京にない味 大阪市民の好物 自由軒の玉子入り 名 物カレー 650 のキャッチコピーを掲出している 明治 40 年代のカレーライスといえば 西洋文明の香りがするハイカラな食べ物であっただろう そこへ卵を落として味と栄養にこだ わり さらに当時 高級調味料とされたソースを加えるカレーライスは 大阪人の嗜好に合致 し 大阪市民の好物 になったと思われる 名物カレー はマスコミの取材も手伝って いまや全国区の商品である 同店を訪れた 時 店内には旅行ガイドブックを手にした 一見して観光者とわかる女性がいた 彼女が注文 したのは もちろん 名物カレー である 織田作の写真をじっと見つめているところからし て 彼のファンに違いなかろう 自由軒にとって織田作は神様である 筆者も 名物カレー を注文した 作法どおり ソースを滴らして口へ運ぶと 思っていた よりもスパイシーである その辛さが生卵と混ざり合い 程よくマイルドになる 現代風の表 73

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