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(1) 相 談 受 付 状 況 3 (2)サービス 種 類 別 事 業 者 団 体 別 4 (3) 受 付 区 分 ~ 苦 情 問 合 せ~ 5 (4) 相 談 内 容 6 1 携 帯 電 話 2インターネット 接 続 回 線 (5) 事 業 者 への 取 次 ぎ 事 例 8 (6) 相 談 者 の


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続 に 基 づく 一 般 競 争 ( 指 名 競 争 ) 参 加 資 格 の 再 認 定 を 受 けていること ) c) 会 社 更 生 法 に 基 づき 更 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなされている 者 又 は 民 事 再 生 法 に 基 づき 再 生 手 続 開 始 の 申 立 てがなさ

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Transcription:

コレンテ vol. 36 n.297 agosto 2015 C O R R E N T E イタリア 通 信 20 Centro Culturale Italo-Giapponese * 地 中 海 の 向 こう 側 サミア ユスフ オマールの 物 語 を 読 んで サミア ユスフ オマールの 物 語 を 読 んで * 深 草 真 由 子 Non dirmi che hai pauraという 本 がある 実 話 を 基 にした 小 説 で 2014 年 度 ストレーガ 賞 の 最 終 選 考 まで 残 った 秀 作 である Non dirmi che hai paura 主 人 公 はサミア ユスフ オマール かつてイタ リアの 植 民 地 であったソマリアの 首 都 モガディシュ の 貧 しい 家 庭 に 生 まれた 彼 女 が 自 分 の 才 能 に 目 覚 める 少 女 時 代 のエピソードからこの 小 説 は 始 まる 走 ること 誰 よりも 速 く 走 ること それがサミ アの 夢 であり コーチ 役 を 務 める 幼 なじみと 共 有 する 大 きな 目 標 であった ソマリア 出 身 でイギリス に 移 住 した 長 距 離 ランナー モハメド ファラーが あこがれの 存 在 長 引 く 内 戦 のために 国 は 荒 れ 果 てており ふつうの 暮 らしもままならぬ 環 境 であっ たが 家 族 に 支 えられ サミアは 自 分 の 選 んだ 道 を 突 っ 走 って 行 く わたしのおでこにタオル 地 の バンドをつけてくれた 時 のお 父 さんのしぐさと 言 葉 を 思 い 出 していた いつの 日 かお 前 は 男 たちが 強 制 した 奴 隷 状 態 から ソマリアの 女 性 を 解 放 に 導 くだろう お 前 が 彼 女 らを 引 っ 張 って 行 くのだよ わたしの 小 さな 戦 士 よ (pp. 49-50) 自 分 が 一 番 でゴールする 姿 を 見 せて ソマリアの 人 びとを 勇 気 づけることができれば 十 歳 の 誕 生 日 を 迎 えた 日 から 彼 女 はそんなことを 願 うようになった そ して 地 元 の 大 会 で 順 調 に 結 果 を 残 すようになる ところがイスラム 過 激 派 アル シャバブが 街 を 制 圧 するようになって すべてが 一 変 した 音 楽 と 映 画 は 禁 止 男 は 短 パン 禁 止 女 は 何 もかも 禁 止 人 目 につかない 時 間 と 場 所 を 選 んで 長 く 重 い 黒 ブルカに 脚 をとられそうになりながら サミアは 一 人 トレーニングを 続 ける 2008 年 8 月 十 七 歳 の 彼 女 が 挑 んだ 晴 れの 舞 台 北 京 オリンピック 二 百 メ ートル 走 予 選 で 他 の 選 手 より 十 秒 も 遅 れてゴール したが 観 客 から 大 きな 拍 手 を 受 けた しかし 世 界 中 が 注 目 するなかで 手 足 を 露 出 して 走 ったこと で ソマリアでの 彼 女 の 身 はますます 危 うくなる 1

次 のオリンピックを 目 指 して 思 う 存 分 練 習 できる 場 所 と 勝 利 へ 導 いてくれる 指 導 者 を 見 つけたい サミアはその 一 心 でエチオピアのアディスアベバ へ 移 り そこからサハラ 砂 漠 を 越 えてリビアのトリ ポリ 海 の 向 こうのイタリア そして 姉 の 暮 らすフィ ンランドまでの 旅 il Viaggio を 決 心 する 生 きる ため 生 きていることの 意 味 を 確 かめるための 移 住 2011 年 7 月 15 日 ロンドンオリンピックまであと 一 年 覚 悟 は 決 まった 荷 物 は 小 さなビニール 袋 に 入 る 分 だけ 両 親 の 思 い 出 の 品 を 持 って サミアは ジープの 荷 台 に 乗 り 込 んだ 窒 息 しそうになりなが ら 気 温 が 五 十 度 にも 達 する 炎 天 下 の 砂 漠 を 運 ば れていく 密 航 業 者 にとって 難 民 は 家 畜 のようなも のだ 金 がなければ 殴 られ 命 令 を 聞 かなければ 殴 られ 言 い 返 そうとすれば 殴 られ 飲 み 水 を 要 求 すると 殴 られる わたしたちはそのとき 初 めて 畜 生 呼 ばわりされた 砂 漠 に 入 る 時 人 間 をやめ る アディスアベバでもすでにtahrib(アラビア 語 で 逃 亡 者 の 意 味 )だったけど 今 では 逃 げ 場 のな いtahribになってしまっていた わたしはひ 弱 で 非 合 法 的 な 存 在 命 をつなぐ 糸 がどんどん 細 くなっ てゆく 一 匹 の 動 物 だった (p. 185) サミアは 刺 繍 工 場 で 働 いて 貯 めたお 金 と ヘルシンキにいる 姉 に 工 面 してもらった 分 を 密 航 業 者 に 払 って 何 度 も だまされながら やっとの 思 いでトリポリに 到 着 す る 2011 年 12 月 15 日 もう 一 生 砂 漠 を 見 なくてよい という 安 心 感 大 好 きな 海 がすぐそこにあるという 解 放 感 ここトリポリで 三 ヶ 月 のあいだ 警 察 に 捕 まる のが 心 配 でほとんど 外 出 できないから みんなと 話 し 込 んでいる 武 力 衝 突 があった 時 と 独 裁 者 カ ダフィーが 死 んだ 直 後 2011 年 の 終 わり 頃 は 状 況 はわりと 落 ち 着 いていた 政 府 がない 時 は 法 も ない 法 がない 時 は わたしたちtahribもtahribじゃ ない その 時 は 誰 もわたしたちのことを 探 さなかっ たし 誰 もわたしたちのことなんて 考 えなかった 密 航 業 者 は 仕 事 を 干 され イタリアへの 旅 費 も 安 かった でも 今 はもう 秩 序 が 戻 ってきた しかも 前 より 厳 しい 秩 序 が もし 路 上 で 見 つかれば 即 サ ハラに 送 り 返 されるとみんな 言 っている (pp. 215-6) 身 を 潜 めつつ 待 ちに 待 ち そしてついに やってきた 出 発 の 日 潮 風 の 中 にすでにイタリア の 香 り 自 由 の 香 りが 混 ざっているように 感 じられ サミアの 心 の 中 で 期 待 がどんどんふくらむ ところ が 不 幸 なことに 彼 女 の 乗 った 船 は 海 の 真 ん 中 で 故 障 し 動 かなくなってしまった 通 りかかったイ タリアの 船 によって 発 見 されたものの イタリアに 連 れて 行 ってもらえそうでもない どうやら 船 長 は 警 察 に 通 報 しているようだ そうするとトリポリに 引 き 返 され 下 手 すればまた 刑 務 所 送 りだ それは 困 る 何 人 かがイタリア 船 めがけて 海 に 飛 び 込 ん だ ヴェールを 何 重 にもまとった 女 性 もが 泳 いで いるつもりなのか 水 中 で 体 を 激 しく 動 かしている そして 何 らかの 力 に 押 されるようにして サミアも... 2012 年 4 月 2 日 二 十 一 歳 になったばかりだった サミアの 通 過 したルート 彼 女 だけではない たくさんの 人 々の 夢 それ もごくささやかな 夢 が 地 中 海 の 底 に 沈 んで 消 えて いったのを わたしたちはこれまでに 何 度 も 何 度 も 目 にしてきた そのたびに 政 治 家 は 哀 悼 の 意 を 表 し 人 びとはSNS 上 で 情 報 をシェアするが 数 日 後 には 何 事 もなかったかのように 次 の 話 題 に 移 る のだ 慣 れ なのだろうか UNHCR( 国 連 難 民 高 等 弁 務 官 事 務 所 )のレポー トによれば 2015 年 の1 月 から6 月 までの 半 年 間 に 地 中 海 を 渡 った 人 びとの 数 は137,000にのぼり そ のおよそ 半 数 がギリシャに もう 半 数 がイタリアに 上 陸 している 彼 らの 主 な 国 籍 はシリア アフガニ スタン エリトリア ソマリア 戦 争 や 迫 害 から 逃 れ 2

てきた 人 たちである 一 方 海 難 事 故 の 犠 牲 者 は 1,867 人 昨 年 の 秋 まではイタリア 海 軍 がMare Nostrumというオペレーションを 展 開 し 人 命 救 助 に 成 果 を 上 げていた だがリビア 沖 までを 広 くカバ ーしていたこの 作 戦 は 他 のヨーロッパ 諸 国 から 逆 効 果 だと 批 判 されていた リビアの 領 海 を 出 さえ すれば イタリア 当 局 によって 保 護 されるので 難 民 を 送 りだす 業 者 にとって 好 都 合 な 状 況 を 生 んで いたからである 現 在 は 国 境 警 備 を 目 的 とする Operazione TritonがEUの 主 導 で 展 開 されており パトロール 船 がイタリア 沖 から 三 十 マイルの 範 囲 を 巡 回 し 必 要 があれば 難 民 の 救 助 や 捜 索 も 行 っ ている しかしAbbate 記 者 の 記 事 が 明 かしている ように 密 航 業 者 は 難 民 船 を 意 図 的 に 転 覆 させて いるというショッキングな 証 言 も 出 てきた そうする ことによってヨーロッパの 世 論 を 揺 すぶり パトロ ールの 範 囲 をリビア 沖 近 くにまで 拡 大 させるため に である ともあれ どんな 危 険 が 待 ち 受 けてい ようと 追 い 込 まれた 難 民 たちに 出 発 を 躊 躇 する 余 地 などない それはサミアも 同 じだった あまり に 悲 しくて 恐 怖 を 感 じなかった 怖 がるなんて ぜいたくよ (p. 160) ~ 会 館 だより~ 翻 訳 コンクールのご 案 内 10 月 19 日 から 25 日 に 開 催 予 定 の 第 15 回 世 界 イタリア 語 週 間 XV Settimana della Lingua Italiana nel mondo の 催 事 の 一 環 として イタリア 語 翻 訳 コンクールが 開 催 されます 日 頃 のイタリア 語 の 学 習 成 果 を 発 表 する 場 でもあ りますので 翻 訳 にご 興 味 をお 持 ちの 方 はこの 機 会 に 是 非 ご 応 募 ください 記 1. 対 象 : 大 学 その 他 でイタリア 語 を 学 習 するグループ ( 当 館 受 講 生 グループも 可 ) 2. 翻 訳 対 象 作 品 : 本 年 度 ストレーガ 賞 の 最 終 選 考 に 残 った 12 作 品 の 指 定 された 冒 頭 部 分 ( 約 2 ページ) 3. 主 催 および 問 い 合 わせ 先 : イタリア 文 化 会 館 大 阪 電 話 :06-6229-0066 E-mail: info@iicosaka@esteri.it 4. 締 切 : 平 成 27 年 9 月 25 日 ボートピープルの 惨 状 を 伝 えるイタリアの 雑 誌 [ 参 考 文 献 ] Giuseppe Catozzella, Non dirmi che hai paura, Universale Economica Feltrinelli, 2015. UNHCR (The UN Refugee Agency), La via del mare verso l Europa: Il passaggio del Mediterraneo nell era dei rifugiati, 1 luglio 2015. Lirio Abbate, La loro morte è un affare, in <<l Espresso>>, N.22 anno LXI, 4 giugno 2015. 5.その 他 : 本 コンクールは 順 位 づけするものではありません 期 限 内 に 提 出 された 作 品 は 全 て 電 子 ブックに 収 録 されますので 翻 訳 者 としての 実 績 につながる ものとご 理 解 ください ご 応 募 ご 希 望 の 方 は 日 本 イタリア 会 館 京 都 本 校 または 大 阪 梅 田 校 の 事 務 局 までご 連 絡 ください ( 元 当 館 スタッフ) 3

ミラノ 万 博 だより2 志 賀 真 奈 木 や 草 花 も 植 えられており ひとつの 島 の 様 な 雰 囲 気 を 醸 し 出 しています 会 場 へのアクセスも 新 たに 整 えられ Trenitalia(イタリアの 鉄 道 会 社 )は Rho Fiera Expo Milano 2015 駅 を 新 たに 建 設 しました 市 内 中 心 部 から 約 30 分 で 会 場 に 到 着 する 事 がで きます ミラノ 国 際 博 覧 会 ( 以 下 ミラノ 博 )は 2015 年 5 月 1 日 から 10 月 31 日 までの 184 日 間 ミ ラノ 北 西 部 の Rho Fiera と 呼 ばれるエリアで 開 催 されています Rho Fiera では 毎 年 各 種 の 見 本 市 が 行 われて おり その 区 域 に 新 しくミラノ 博 用 の 会 場 が 建 設 されました ミラノ 博 のシンボルタワー Albero della vita アメリカ 館 の 外 観 会 場 の 広 さは 約 110 万 m2で その 中 を 十 字 に 走 るメインの 大 通 りが 2 つあります この 構 造 は 古 代 ローマの 都 市 からインスピレーションを 得 ており 2 つの 大 通 りは カルド( 南 北 の 道 と いう 意 味 ) デクマーノ( 東 西 の 道 ) と 名 付 け られました 会 場 内 には 小 川 が 流 れ 多 くの 樹 参 加 国 は 145 ヶ 国 と 過 去 最 多 で 期 間 中 は 2000 万 人 の 来 場 者 が 見 込 まれています ここ 最 近 の 国 際 博 覧 会 は 2005 年 の 日 本 : 愛 知 県 2010 年 の 中 国 : 上 海 と 2 回 連 続 アジアで 開 催 されており 2015 年 については 事 実 上 アジ ア 以 外 での 開 催 が 前 以 って 決 定 していました 2008 年 3 月 末 に 行 われた 国 際 博 覧 会 事 務 局 総 会 での 投 票 で トルコ イズミルを 破 り ミラ ノが 開 催 地 に 決 定 しました 1906 年 以 来 109 年 ぶりとなるミラノでの 開 催 に 国 民 の 期 待 も 非 常 に 高 まっていましたが 会 場 建 設 などに 巨 額 の 資 金 が 投 じられ 汚 職 事 件 も 発 覚 してしまうと いう 何 ともイタリアらしい 残 念 な 事 態 が 起 こ ってしまいました 工 事 も 遅 延 を 極 め 一 部 で は 開 幕 を 危 ぶむ 声 も 上 がっていましたが 何 と か 5 月 1 日 の 開 幕 日 を 迎 え 祝 賀 ムードに 包 ま れたのも 束 の 間 この 日 はミラノ 中 心 地 で 反 対 派 による 破 壊 行 為 や 放 火 事 件 などが 起 こってし まい 大 きなニュースとなりました 市 内 を 歩 くと 今 でも No Expo 等 の 落 書 き がたくさん 見 られますが 開 幕 日 の 暴 動 以 降 は 目 立 った 混 乱 もなく 順 調 に 入 場 者 を 増 やして 4

います イタリア 人 に 次 いで フランス 人 ド イツ 人 のゲストが 多 く 日 本 人 のゲストもたく さん 見 かけられます ヨーロッパのみならず 世 界 各 国 からも 注 目 を 集 めるイベントとなって いる 様 です 今 回 のミラノ 博 のテーマは Feeding the Planet, Energy for Life( 地 球 に 食 料 を 生 命 にエネルギーを) 史 上 初 の 食 について 考 える 国 際 博 覧 会 となっています 参 加 国 がそれぞれのパヴィリオンを 持 ち 工 夫 を 凝 らした 展 示 をする 中 で 食 生 活 に 関 する 地 球 規 模 の 課 題 の 提 示 をし その 解 決 策 を 模 索 しています 各 国 パヴィリオンの 中 でも 最 大 規 模 の 広 さを 誇 る 日 本 館 は Harmonious Diversity - 共 存 する 多 様 性 - を 出 展 テーマとし 四 季 に 根 差 した 日 本 食 日 本 食 文 化 を 紹 介 しています 日 本 特 有 の 文 化 に 根 付 く 知 恵 と 技 による 課 題 解 決 への 貢 献 と 未 来 の 共 生 社 会 の 開 拓 をメインメ ッセージとしています また いただきます ごちそうさま もったいない おすそわけ と いう 言 葉 もキーワードとなっています 日 本 館 内 には 9 つの 展 示 エリアがあります プロローグ と 名 付 けられたエントランスは 1 つの 絵 巻 物 の 様 に 見 立 てられており 日 本 の 四 季 をめぐる 物 語 雨 の 一 生 を 紹 介 していま す 続 いて ハーモニー という 壁 に 設 置 され たハーフ ミラーと 最 新 のプロジェクター 演 出 がとても 美 しい 幻 想 的 な 空 間 があります 四 季 折 々の 農 村 風 景 を 映 し 出 し 日 本 の 気 候 と 地 理 条 件 を 生 かした 水 田 の 映 像 を 楽 しむ 事 ができ ます 来 館 者 の 方 々が 思 わず 美 しい! と 声 を 漏 らす 日 本 館 の 中 でも 大 変 人 気 のエリア です 次 の ダイバーシティー という 部 屋 では スマートフォンの 日 本 館 アプリを 使 う 事 で 日 本 の 食 卓 を 楽 しく 知 る 事 ができる 仕 組 みになっ ています 滝 をイメージしたスクリーンを 流 れ 落 ちる 画 像 に 触 れる 事 で その 画 像 が 自 動 的 に スマートフォンに 保 存 され 退 館 後 も 関 連 情 報 と 共 に 楽 しむ 事 ができます その 他 にも 音 と 香 りで 季 節 感 を 演 出 する 押 し 花 掛 軸 日 本 の 伝 統 的 な 祭 事 を 紹 介 するショ ーウィンドー 数 々のお 寿 司 の 模 型 日 本 各 地 の 匠 達 によって 作 られた 和 食 器 を 新 進 気 鋭 のア ーティストがトータルにデザインプロデュース した 展 示 等 があり いずれも 人 気 のカメラスポ ットになっています また 愛 知 万 博 のマスコットキャラクターだ ったモリゾーとキッコロが 現 代 の 地 球 上 の 食 と 環 境 課 題 への 解 決 策 を 提 示 する イノベーシ ョン というエリアもあります 日 本 館 の 締 めくくりは フューチャーレスト ラン という レストラン 形 式 のシアターで 行 われるメインショーです ダイニングテーブル 風 の 客 席 に 着 席 して ショーを 観 賞 します テ ーブル 上 には 最 新 技 術 が 駆 使 されたタッチス クリーンが 設 置 されており ゲストは 日 本 のお 箸 を 使 いながらスクリーンに 触 れ ショーに 参 加 する 事 ができます 食 卓 から 始 まる 人 と 人 の 絆 と 食 に 関 わる 全 ての 人 自 然 の 恵 みに 対 する 感 謝 の 気 持 ちを 体 感 し 日 本 館 の 展 示 はフィナーレを 迎 えます 日 本 館 の 展 示 風 景 各 参 加 国 には 会 期 の 内 1 日 だけ 自 国 に 焦 点 を 当 てたナショナルデーが 割 り 当 てられます 7 月 11 日 は 日 本 の ジャパンデー でした メインイベントとして 東 日 本 大 震 災 からの 復 興 をテーマにしたパレードが 行 われ 東 北 各 県 の 伝 統 的 な 踊 りがデクマーノ 大 通 りで 披 露 さ れました また 日 本 全 国 の JA( 全 国 農 業 協 同 5

組 合 連 合 会 ) 会 員 が 作 った 折 り 鶴 約 20 万 羽 が 日 本 館 来 館 者 に 配 られました 折 り 鶴 の 羽 の 部 分 には 感 謝 ありがとう などのメッセ ージが 書 かれており 大 震 災 への 世 界 各 国 から の 支 援 に 対 する 感 謝 の 気 持 ちが 込 められていま した 夜 のイベントコンサートでは きゃりーぱみ ゅぱみゅさんや 三 味 線 の 吉 田 兄 弟 による 演 奏 書 家 の 紫 舟 さんによる 書 と 和 太 鼓 を 融 合 させた パフォーマンスが 披 露 されました 日 本 の カ ワイイ 文 化 の 代 表 的 存 在 として 海 外 の 若 者 に も 高 い 支 持 を 集 めるきゃりーぱみゅぱみゅさん が 登 場 した 際 は イタリア 人 のお 客 様 から 大 き な 歓 声 が 上 がっていました ジャパンデー の 一 日 を 通 して 日 本 の 様 々 な 文 化 を 伝 え 新 たに 興 味 を 持 った 方 々も 多 か った 事 でしょう Italiana SAGRA イタリアーナ サグラ 歴 史 ある 京 都 の 先 斗 町 で 鴨 川 を 見 ながら 上 質 な 素 材 を 味 わう 最 高 のひとときをお 過 ごしいた だけるイタリア 料 理 店 です イタリアで 5 年 間 修 業 したシェフが 伝 統 料 理 をベースに 新 鮮 な 食 材 を 使 い 現 代 のイタリア 料 理 を お 楽 しみ 頂 けます 特 典 ( 日 本 イタリア 会 館 会 員 証 お 持 ちの 方 ) スパークリングワイン 1 杯 サービス( 期 間 掲 載 から 1 か 月 間 ) 住 所 : 京 都 市 中 京 区 先 斗 町 通 四 条 上 ル 鍋 屋 町 232-10 電 話 : 075-212-1555 HP: http://www.italiana-sagra.com ジャパンデーの 日 本 館 ミラノ 博 は 食 を 通 じて 世 界 各 国 の 人 々が 笑 顔 で 繋 がる 事 ができるイベントで その 国 特 有 の 文 化 や 価 値 観 人 間 性 も 知 る 事 ができます 開 幕 から 約 3 ヶ 月 が 経 ち ちょうど 会 期 の 半 分 が 過 ぎましたが 今 後 も 益 々 入 場 者 は 増 えてい くと 思 われます 閉 幕 に 向 けて 更 なる 盛 り 上 が りを 見 せながら 日 本 の 素 晴 らしい 食 文 化 への 認 識 が 世 界 の 人 々に 広 まっていく 事 を 願 います ( 元 当 館 スタッフ) 6 編 集 発 行 /( 公 財 ) 日 本 イタリア 会 館 606-8302 京 都 市 左 京 区 吉 田 牛 の 宮 町 4 TEL:(075)761-4356/FAX:(075)761-4357 E-mail: centro@italiakaikan.jp URL: http://italiakaikan.jp/