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古 今 の 多 くの 学 者 たちが 議 論 してきました 大 体 フランス 語 では 絶 対 発 音 されることのないアルファヘ ット H (アッシュ) 一 字 をタイトル にし しかも 最 後 にそれを 探 し 出 せと 挑 発 している いかにも 人 を 食 ったランホ ーの 面 目 躍 如 たる 詩 です 宇 佐 美 斉 先 生 の 注 釈 を 敷 衍 させていただきますと Hachich (ハシシュ) Homosexualité ( 同 性 愛 ) Habitude ( 習 慣 ) タイトル H やウ ェル レーヌとの 同 性 愛 関 係 ハシシュの 幻 覚 作 用 に 連 想 させたものと Onanism ( 自 慰 行 為 )や Prostituée ( 娼 婦 ) 色 情 性 愛 戦 慄 といった 性 的 な 言 葉 から 導 かれたイメーシ の 二 つの 系 列 の 解 釈 があるようですが いずれもこの 詩 全 体 を 統 一 的 に 説 明 する 決 定 力 に 欠 けています はたして 大 天 才 ランホ ーがそんな 解 りやすい 謎 かけをするでしょうか 以 下 不 遜 にも 私 の あくまで 勝 手 な 解 釈 を 申 し 上 げましょう 結 論 この 詩 は 王 妃 マリー アントワネットのキ ロチンによる 処 刑 のアレコ リーなのです H と 同 音 の Hache が 斧 鉈 を 意 味 し H の 字 体 そのものが 断 頭 台 の 形 状 をあらわしていることはすでに 言 われています また タイトルの H は 以 下 述 べるように この 詩 の 本 文 中 に 何 度 も 姿 を 変 えて 現 われます 読 者 は その Héroine ( 女 主 人 公 )である H の 変 身 の 多 様 性 を 楽 しめばいいのです 拙 訳 全 ての 残 虐 な 暴 徒 達 が オーストリアから 来 たこの 古 い 時 代 の 寄 生 虫 を 処 刑 する 彼 女 の 孤 独 はエロチックな 機 械 仕 掛 けであり その 倦 怠 は 愛 慾 の 動 力 学 である 子 供 時 代 の 養 育 のもとで 彼 女 はハフ スフ ルク 諸 王 家 の 超 人 気 者 であった いま 彼 女 の 運 命 の 扉 は 災 厄 に 向 って 開 かれている そこで - 断 頭 台 の 上 で- 彼 女 の 現 存 在 は 彼 女 の 怨 嗟 と 彼 女 の 震 えとに 分 断 される おお 輝 く 水 素 に 照 らされて 血 まみれの 地 面 の 上 に 転 がった このいたいけな 女 の 首 の 恐 るべき 戦 慄 よ! さあ テメー 等 オルタンスを 見 つけてみろ 逐 語 解 Toutes les monstruositée :

あらゆる 非 道 が monstruositée の 部 分 に 英 語 の monstrous ( monstruos- 怪 物 的 な)と rioters ( ruositée- 暴 動 暴 徒 )が 隠 されています ランホ ーはロント ン 時 代 に イキ リス 人 相 手 にフランス 語 の 家 庭 教 師 の 職 を 探 していたくらいですから このくらいの 英 語 のアナク ラムは 簡 単 でしょう violent les gestes atroces d Hortense : オルタンスの 残 忍 な 姿 を 犯 す( 辱 める) Guillotine による 残 虐 な 処 刑 をいっています 私 は この 箇 所 の Hortense は 英 語 の Old times ( 古 い 時 代 )の アナク ラムだろうと 思 います 井 上 究 一 郎 先 生 の Hor de temps ( 時 間 の 外 )もこれ 以 上 に 見 事 な 解 読 ですが あえて 英 語 をあててみました 理 由 は 前 述 のとおりです ここで 主 人 公 をマリー アントワネットに 設 定 して 深 読 みをしてみましょう 後 で 述 べるように 彼 女 の 故 国 であるハフ スフ ルク 帝 国 を Autriche に 彼 女 を 他 国 から 来 た guest ( 英 語 で 寄 生 虫 の 意 味 -gest からのアナク ラム)に 擬 して 英 訳 すると All the monstrous rioters violate(excute)the guest from Austria ( Austrian guest ) of old times. 全 ての 残 虐 な 暴 徒 が オーストリアから 来 た 古 い 時 代 の 寄 生 虫 を 犯 す( 処 刑 する) となります atroces ( 残 虐 な)は Autriche ( Austrichienne オーストリア ) あるいは 彼 女 の 長 たらしいフルネームの 最 後 についている d Autriche のアナク ラム ともみえるからです さらに 後 述 のように Autriche に A-che という H が 巧 妙 に 隠 されているのです Sa solitude est la mécanique érotique ; : 彼 女 の 孤 独 はエロティックな 機 械 仕 掛 けであり 次 々に 出 てくる 名 詞 ( 代 名 詞 を 含 めて)が 全 て 女 性 名 詞 であることに 注 目 ください Hortense という 名 が 示 すように 一 貫 して 一 人 の 女 性 が 主 人 公 なのです この 部 分 は 虚 飾 に 満 ちた 宮 廷 内 に 身 を 置 く 王 妃 の さらには 身 体 から 切 り 離 され る 彼 女 の 頭 部 の 孤 独 をいっているのかもしれません また 連 続 する 語 尾 que が 英 語 の Queen を 暗 示 しているのでは ないでしょうか Sa lassitude, la dynamique amoureuse. :

彼 女 の 倦 怠 は 恋 愛 の 力 学 だ これも 女 性 名 詞 の 連 続 です 贅 沢 と 王 の 愛 に 厭 いた 王 妃 の 倦 怠 です Sous la surveillance d une enfance, : 子 供 時 代 の 監 視 のもとで 子 供 ( 王 女 ) 時 代 の 監 督 ( 養 育 )のもとに Elle a été, à des époques nombreuses, : 彼 女 は 数 々の 時 代 の ここで elle と 女 性 代 名 詞 の 主 語 が 登 場 します à des époques nombreuses の 部 分 は 普 通 数 々の 時 代 にお いて と 訳 されていますが 深 読 みをすれば époques nobiliaires ( noblesses 貴 族 の 時 代 の)という 意 味 が 隠 れてい ます r と l との 欧 米 人 にはありえないアナク ラミンク といわれるかもしれませんが ランホ ーの 他 の 詩 にもみられるものです ( metal と maître glaces と grasse 等 ) また この 詩 のなかで この 一 文 だけが 複 合 過 去 形 になっています l ardente hygiène de races : 諸 民 族 の 熱 烈 な 衛 生 法 ( 学 ) 不 満 のはけ 口 であった 二 つめの H である hygiène が 登 場 します ここでも 深 読 みして races を 家 系 一 門 という 意 味 にとると マリー アントワネットは 少 女 時 代 にハフ スフ ルク 諸 王 家 のチョー 人 気 アイト ル( 噂 の 種 衛 生 法 はけ 口 )であったということになります 寡 聞 にして 恐 縮 ですが 英 語 の Hapsburg やト イツ 語 Habsburger に 相 当 するフランス 語 は( 少 なくとも 私 の 仏 和 辞 典 には) なく Autriche という 単 語 しか 見 当 たりません 前 述 のとおり ここに 音 韻 的 に A che (アッシュ)= H が 実 に 巧 妙 に 隠 されているのではないでしょうか 超 変 態 な 天 才 ランホ ーならやりかねないという 気 がします まさに 恐 るべしランホ ーで す Sa porte est ouverte à la misère.: 彼 女 の 扉 は 悲 惨 に 向 って 開 かれている

彼 女 の 運 命 の 扉 は 断 頭 台 という misère ( 悲 劇 災 厄 )に 向 って 開 かれているということです アナク ラムとしては 俗 語 の saperlotte チッ チックショウ ( 小 梅 太 夫 )を 思 い 浮 かべてしまいますが 悪 のりしすぎですね でも 彼 女 にすれ ば まさにそんな 気 持 ちだったかもしれません ちなみに ランホ ーの 幼 年 時 代 の 作 文 にも まさに このチクショウという 言 葉 が 出 てきます Là, la moralité des êtres actuels : そこで 現 在 の 存 在 ( 人 間 達 )の 道 徳 律 は 表 向 きには (フランス) 民 衆 の 道 徳 的 感 情 とでも 訳 すべきでしょうか そこでというのは もちろん 断 頭 台 の 上 でという ことです もし Moralité と 大 文 字 で 始 まっていれば あきらかに Marie-A(n)toi(n)ette の 名 が 音 韻 として 隠 されていると 断 言 できるのですが ランホ ー そこまでは 手 の 内 を 見 せてはくれません ただ la morale と 言 わずに la moralité という 単 語 を 選 んでいるのがランホ ーが 我 々に 残 してくれたヒントなのかもしれません Là,la と 短 い 同 音 を 連 続 さ せているのが 凄 いところです 声 に 出 して 読 んでいると 寒 気 がするほどです se decorpore en sa passion ou son action : 彼 女 の 情 熱 と 行 動 に 分 断 される decorpore という 語 から 頭 が 身 体 から( de corps ) 切 り 離 されるという 物 理 的 なイメーシ が 否 応 なく 生 じます おそらく decouper ( 裁 断 する)からのランホ ーによる 造 語 かと 思 われます また Passion と 大 文 字 で 始 まれば イエス キリストの 受 難 ( 十 字 架 による 処 刑 )を 指 します さらに 蛇 足 をつけ 加 えれば sa passion とは 彼 女 自 身 の 抱 いている haine ( 怨 念 嫌 悪 )を 意 味 する さらなる H なのかもしれません だとすると この 一 文 は そこで( 断 頭 台 の 上 で) 現 存 の 彼 女 (マリー アントワネット)は 彼 女 の 感 情 受 動 性 passion ( haine 怨 念 )と 彼 女 の 動 作 能 動 性 action ( 次 に 述 べる horreur 慄 え)という 二 つの H に 分 断 される というチョー シュールな 一 場 面 を 描 写 していることになります O terrible frisson des amours novices sur le sol sanglant et par l hydrogène clarteux! trouvez Hortense. : おお 血 まみれの 地 面 の 上 の 輝 く 水 素 の 中 の 初 心 な 愛 の 恐 るべき 戦 慄 よ!オルタンスを 探 せ

この 詩 の 最 高 潮 点 (サヒ )です 最 後 の H である hydrogène ( 男 性 名 詞 )が 登 場 します この 最 終 句 の rrr と ss の 連 続 が 切 断 された 首 と 身 体 の 慄 え を 生 理 的 に 表 現 している 見 事 さ そして ここに frisson ( 男 性 名 詞 )と 同 義 の horreur ( 戦 慄 - 女 性 名 詞 )という もうひとつの H が 隠 されています 大 革 命 の 主 人 公 としてルイ 十 六 世 では なく 女 であるマリー アントワネットがとりあげられ さらに hydrogène という Héro ( 男 性 主 人 公 )の 登 場 で 最 後 の 幕 が 下 ろさ れるのがミソです この 詩 篇 全 体 に 顕 れたランホ ーの misogynie ( 女 性 嫌 悪 )を 読 むことも 出 来 るでしょう なお clarteux という 形 容 詞 はランホ ーの 造 語 であると 云 われていますが 彼 の 生 れ 育 ったアルテ ンヌ 地 方 の 方 言 だという 説 もあります いずれ にせよ ランホ ーの 偏 愛 する AR( 詩 人 自 身 のイニシャル)の 二 文 字 が 含 まれています さらに 彼 が 人 生 の 最 後 に 腰 を 落 ち 着 けたア フリカの 地 が Harar(ハラル: H と AR )であったのは 天 才 に 許 された 最 後 の 偶 然 なのでしょうか 最 後 のひとこと trouvez Hortense. (さあ テメーら )オルタンスを 見 つけてみろ! はランホ ーの 読 者 に 対 する 挑 発 です この 自 信 たっぷりで 尊 大 な 態 度 ほれぼれします 私 見 では H ( 断 頭 台 )- Hache - A che ( Hapsburg )- Hortense - Haine - Hygiène - Horreur - Hydrogène と 八 つ あるいは 九 つの H が 登 場 します 探 せば まだまだ 見 つかるかもしれません また 最 後 の Hortense だけを 男 性 名 詞 にしたところが ランホ ーの 変 態 的 な 天 才 技 です 以 上 が 私 の 独 断 と 偏 見 にみちた 解 読 です いかがでしょうか 解 読 というより あくまでひとつの 解 釈 ランホ ーの 解 らなさ ( 金 子 光 晴 )を 楽 しんだ 駄 説 です もちろん 他 説 (マスタヘ ーション 説 やハシシュ 説 )を 排 除 するわけではありません 多 義 性 こそがランホ ーの 詩 の 一 番 の 魅 力 だからです 私 の 学 生 時 代 にひとりの 女 学 生 がランホ ー 詩 集 を 胸 に 抱 いて 屋 上 から 飛 び 降 り 自 殺 しましたが その 最 後 の 瞬 間 に 彼 女 もこ の 詩 に 鳴 り 響 く 強 烈 なヒ ートを 聴 いたのかもしれません 血 まみれの 地 面 の 上 で ランホ ー 懼 るべし C est aussi simple qu une phrase musicale. 音 楽 の 一 節 くらいに 単 純 さ A. Rimbaud 2013.2.4 一 介 のランホ ーフリーク シ シ ー @ネッシー 2013