あうん かわら あうん かわら 版 19 号 2010 年 9 月 号 19 号 2010 年 9 月 号 - 1 -
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かなりむちゃくちゃでしたが とても 楽 しく 踊 れたから 良 かったと 思 います 来 年 もまたこの 山 谷 の 夏 祭 夏 まつり 報 告 2010 年 8 月 7 日 8 日 山 谷 玉 姫 公 園 にて 2010 年 8 月 7 日 8 日 山 谷 玉 姫 公 園 にて 行 われた 山 谷 夏 まつり に 今 年 もあうんはモツ 煮 と 焼 きそばの 屋 台 ミニゲームとカラオケの 司 会 という 役 目 を 担 い 参 加 してきました 夏 祭 り 参 加 3 回 目 の 美 由 紀 ちゃんと 20 年 に 渡 って 関 わり 続 けている 荒 川 さんから 感 想 をききました 私 は この 山 谷 の 夏 祭 りに 参 加 して 今 年 で 三 回 目 なのですが 今 年 は 去 年 や 一 昨 年 よりも 一 段 と 盛 り 上 がったお 祭 りになった 気 がします 一 日 目 のお 祭 りの 時 は あうんは モツ 煮 を 出 したのですが 二 日 目 はもつ 煮 の 他 に 焼 きそばも 出 したようです 今 年 のあうんのモツ 煮 も 大 人 気 でした! 夏 なので 暑 いので すが それでももう 一 杯 おかわりしたくなる 位 美 味 しかったです 若 者 やおじさん 達 にも 大 人 気 で 皆 喜 んで 食 べていました 私 は 的 当 てと 輪 投 げのミニゲームを 少 し 手 伝 ったのですが 大 いに 盛 り 上 がりました 最 初 はあまり 人 が 集 まらなかったのですが あうんのメンバー 皆 で 大 きな 声 で 声 掛 けをしたらあっという 間 に 行 列 が 出 来 まし た 的 当 ての 方 がボールが 当 たりやすいので ( 当 てる 穴 が 大 きいから) 的 当 てが 凄 い 人 気 でした 逆 に 輪 投 げの 方 は 標 的 がペットボトルやビール 缶 だったので なかなか 入 れにくく おじさん 達 から 不 人 気 ( 笑 ) でも 一 等 の 賞 品 がビールだったので 最 終 的 には 皆 どちらも 必 死 にやっていました 必 死 なが らも とても 楽 しそうでした あうんのメンバー 達 も 応 援 しつつ 一 等 が 当 たると 皆 で 大 喝 采!!おじさん 達 も 照 れたり 笑 ったり 万 歳 して 喜 んでいる 人 も 沢 山 いて 何 だかとても 可 愛 かったです 失 敗 しても 何 回 も 再 チャレンジしている 人 が 居 て 何 回 やる 気 だ!とか 思 いながらも おかしくて 笑 っちゃいました 一 等 のビールを 当 てた 人 は 飲 むのが 早 いので 既 に 酔 っ 払 いつつ そのままカラオケコーナーへ ( 笑 ) 主 におじさん 達 は 演 歌 を 選 曲 していて 私 の 知 らない 曲 ばかりでしたが 皆 とてもお 上 手 でした!! 何 よ り 大 声 で 気 もち 良 さそうに 歌 っている 姿 がカッコ 良 かった!!! その 後 皆 で 飲 み 食 いをしつつ それぞれの 仲 間 達 と 楽 しく 歓 談 次 に 盆 踊 りが 始 まり 曲 が 流 れ 始 めた 瞬 間 皆 のテンションが 一 気 に 上 がりました これが 皆 にとっての 夏 祭 りのメインだったのでしょう とゆうか 私 も 夏 祭 りといえばこれ!って 感 じなので 皆 と 一 緒 に 楽 しく 踊 りました といっても 私 も 周 りの 人 達 も 盆 踊 りの 正 しい 踊 り 方 が 分 か らないので めちゃめちゃ 自 分 流 で 踊 っていましたが 玉 さんだけが 綺 麗 に 正 しく 踊 っていた 気 がするので ( 笑 ) 皆 玉 さんの 真 似 をしながら 玉 さんの 後 ろを 着 いて 行 きました 小 さい 子 供 達 も 結 構 来 ていて 浴 衣 姿 で 周 りの 大 人 達 の 真 似 をしながら 踊 っている 姿 はとても 可 愛 かった です もう 最 後 の 方 は 輪 から 外 れて 一 人 で 踊 っている 人 が 居 たり く るくる 回 ったり 手 と 手 を 取 り 合 って 二 人 でダンスしている 人 も 居 たりして りに 更 に 人 が 増 えて 皆 で 楽 しめる そんなお 祭 りになったらいいと 思 います みゆき 山 谷 の 夏 祭 りにかかわって 何 年 たつだろうか? 最 初 の 出 会 いから 20 年 以 上 たっているのは 明 ら かだ あうんができてから ここ 8 年 くらいは 屋 台 の 出 店 をしているので 夏 祭 りが 一 層 身 近 なもの になった 昔 は まだまだ 山 谷 も 現 役 の 労 働 者 が 多 く お 盆 の 間 故 郷 には 帰 れない 労 働 者 が 第 2 の 故 郷 である 山 谷 に 帰 り お 互 い 近 況 を 語 り 合 い 大 いに 飲 んで 歌 って 明 日 からの 厳 しい 労 働 現 場 に 向 かう 前 の 英 気 を 養 う 意 味 もあ り 3 日 間 ステージでは 音 楽 あり 芝 居 ありで 大 いに 盛 り 上 がったもの だった 90 年 代 に 入 り バブル 崩 壊 で 野 宿 者 が 一 挙 に 拡 大 していく 特 に 一 昨 年 来 の 景 気 の 悪 化 にともなう 若 年 層 の 不 安 定 雇 用 失 業 問 題 そんな 中 で 金 のない 人 も 楽 しめる 夏 祭 りとして 時 代 とともにその 形 を 少 しずつ 変 えていった ここ 何 年 かは 焼 酎 の 麦 茶 割 は 無 料 アルミ 缶 と 金 券 (わっしょい 券 という) の 交 換 屋 台 は 飲 み 物 以 外 全 て 50 円 という 破 格 の 安 さで 全 く 金 がなくても アルミ 缶 を 拾 ってくれば 飲 んで 食 べてができるというしくみだ さて 今 年 私 がこの 夏 祭 りでつくづく 感 じたのは この 都 内 で (もちろん 地 方 に 行 けば 違 うのだろうが) 山 谷 ほど 盛 り 上 がる 祭 りがあるのだろうか?ということだ 私 も 自 分 が 住 んでる 地 域 の 祭 り 等 いわゆ る 町 内 会 組 織 が 主 催 する 祭 りに 参 加 した 経 験 はあるが 年 々 参 加 者 は 少 なくなり 盆 踊 りも 惨 憺 たるあ りさまだ それに 比 べて 山 谷 の 夏 祭 りは 山 谷 のドヤに 住 んでいる 人 はもちろん 野 宿 している 人 野 宿 からアパートに 入 った 人 はたまた 山 谷 の 活 動 に 心 を 寄 せている 外 から 来 る 学 生 や 市 民 活 動 を やっている 人 々がこの 2 日 間 に 吸 い 寄 せられるようにやってくる 今 年 私 が 受 付 をやっていた 時 のこと 60 代 後 半 とおぼしき 男 性 が 最 近 山 谷 にやってきたんだけど 余 りににぎやかで 楽 しそうだから 出 てきたよ 俺 も 参 加 していいのかな とやってきた 想 像 するに 他 地 区 の 福 祉 事 務 所 で 生 活 保 護 の 申 請 をして 山 谷 のドヤに 宿 泊 している 人 であろう もちろん どう ぞどうぞ 楽 しんで!! と 参 加 してもらった こうして 様 々な 立 場 の 人 達 が お 互 いを 否 定 することの ない 祭 りの 在 り 方 ここに 山 谷 夏 祭 りの 原 点 があるのだろう 2 日 目 のステージの 最 後 を 務 めた 岡 君 のカンカラ 三 味 線 の 演 奏 は 圧 巻 だった 山 谷 ブルース に 始 まった 演 奏 は さすがに ここの 人 達 が 何 を 求 めているのかを 知 り 尽 くしている 演 奏 だった ブルーシートに 座 った 人 々は 酒 を 片 手 に 心 行 く まで 楽 しんでいる 様 だった そして 最 後 のあうんのたまさんを 先 頭 にした 盆 踊 り みんなめちゃくちゃだ けど 他 の 地 域 の 盆 踊 りよりも 人 も 多 く 盛 り 上 がっていた しつこいかもしれないが 私 は 山 谷 夏 祭 りほど 盛 り 上 がっている 祭 りは 知 らない この 力 を 山 谷 という 狭 い 地 域 に 留 めてしまうのは もったいない 地 域 もズタズタになり 1 人 1 人 がバラバラにされ 出 口 が 見 えない 今 の 世 の 中 なんとかこの 力 でそれを 突 き 破 れないものだろうか 最 近 考 えていることで ある 荒 川
03-5604-0873
19 号 2010 年 9 月 発 行