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日経テレコン料金表(2016年4月)


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スラヴ_00A巻頭部分

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広報かみす 平成28年6月15日号

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戦後の補欠選挙

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第3回江戸文化サロン「天海と寛永寺」報告&西川壽麿先生講義録.pages

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本組/根間弘海

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『国立国会図書館月報』 591(2010年6月)号

経済論集 46‐2(よこ)(P)☆/2.三崎

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17



福岡大学人文論叢47-3

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(1) (2)

(1) (2) (3) (4) (5) 2.1 ( ) 2

声のことば、文字のことば : 古事記と万葉集から、古代日本の口頭語を考える

東 京 女 子 医 科 大 学 雑 誌 第 53 巻 ( 第 l 号 ~12 号 )

所報


14 1 はじめに 58


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『国立国会図書館月報』 589(2010年4月)号

本組よこ/根間:文11-029_P377‐408

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P.1P.3 P.4P.7 P.8P.12 P.13P.25 P.26P.32 P.33

ii

Comparative Study of Teeth from Naganuma Formation of Middle Pleistocene and Recent Specimens of the Great White Shark, Carcharodon carcharias from Japan / 現生および長沼層(中部更新統) のホホジロザメの歯

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納税者番号制度の導入と金融所得課税

16.2アリエッタポスター


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表 別 1-1 樋 門 ( 管 ) 一 覧 表 (1) 横 縦 延 長 ~ 連 完 成 年 度 札 幌 河 川 事 務 所 石 狩 川 左 岸 KP2.7 直 轄 区 間 渡 船 場 樋 門 ~1 S57 札 幌 河 川 事 務 所 石 狩 川 右 岸 KP1.0 直 轄 区

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別添

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○広島大学職員任免規則\(案\)

○広島大学船員就業規則

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Transcription:

3 1978 25-220 6 1 1971 1972 706 654-684 1974 1 1982, p71

1982 71-73 2 2014 7-8 31 34 20 32 34 16 630 630 710 702 2007 p170 150 833 850 3 4 2 40 40 20 3 1982, p21 4 2010, p300

5 6 7 8 5 19 1972, p593 6 7 712 720 1988: 4-5 8 2013, pp131-132

9 10 10 1990 1-13 11 9 1988 10 1990 8 11

1998 4-18 2007 226 12 13 12 2010, p100 13 1994, p103

( 1984 57) 1986 48 ( 1994 104) ( 1994 108-115) 1972 274

( 1943 16-20) 7200 ( 1943 16-20) 1982 21 1978 5 14 15 14 2004, p58 15 1943, p8

16 1914 77-78 ( 1978 315) 839 17 18 19 16 1978pp13-92 17 18 1970 19 1974, pp1-30

702 712720 10 18 894 1401 10 11 30 1991: 47 1975 1982 2005 176 1975 1 20 20 15 1818 21 13 1996 40 20 21 p11

25-220 220-265 265-420 581-618 618-690 705-907 1368-1644 1644-1912 1975 8 1271-1368 1982 69-70 1603 Bonsan Fachino qi 2014 8 22 23 706 22 p29 23 p5

2007 2009 : 89 24 25 26 27 28 29 30 31 32 24 1964, p352 25 2004, p18 26 p71 27 p19 28 p20 29 p121 30 p228 31 p100 32 p202

33 34 35 36 37 38 39 40 41 2014 12 2014 9 2014 48-50 1490 33 p32 34 p244 35 p157 36 p139 37 p32 38 p129 39 p33 40 41 2004 p285

2014 23 42 992-1044 43 44 10 1582 1598 45 2000 154-155 46 42 2014, p23 43 44 45 2004, p258 46 2014, p8

Hosei University Repository 5 絵巻物にみる 盆山 と 鉢の木 5.1 絵巻物に描かれた 盆山 大宮盆栽美術館学芸員の田口文哉によれば 盆山は盆栽同様 自然景 山水景 を盆中に見出そうとするこ とから 縮小された自然景を求める盆栽観が底流に流れている という 47 このような定義を念頭におきなが ら 前半ではまず 中世の絵巻物に描かれた盆山を作品ごとに細かく分析することを行い 後半では 絵巻に 描かれた盆山に共通してみられる3つの観点について考察を行いたい 絵巻物に描かれている日本最古の盆栽とされている 盆山 は 13 世紀半ばに成立した 西行物語絵巻 にある といわれている 岩佐 1975 p131 西行物語絵巻 は 平安末期から鎌倉初期の歌人西行の生涯 を描いた物語で その第二段にあたる場面に盆山を見ることができる 西行物語 写本 国立国会図書館蔵 ここに描かれている邸宅は 西行の庵の隣家の僧坊で 築山に松などが立ち 遣り水が池に注ぐ鴛鴦の遊ぶ 庭に面している 盆山は 僧が読み物を教えたり囲碁に興じる座敷の庭先に置かれている 48 盆山は板を箱状に組み合わせた 花台 と呼ばれる専用の浅い台の中に 置かれ 花台は二本足の背の高い棚の上に設置されている 台の表面は水 色に塗られていることから 水が張られているのだろう 石は緑色である ことから 表面が苔で覆われていることが確認できる 手前の盆山にも奥 の盆山にも 葉をつけた植物が植えられているようである 47 盆山 p34 48 盆山 p13 48

1309 49 2 1975 47 50 49 p12 50 2004, p275

1351 10 51 40 1975 56 51 p14

52 52 p17

53 Bonsan 1401-1469 53 p1526

2014 34-35 1975 62 2014 15 1250 1 2 54 54p101

55 1975 54 14 56 55 2009, p132

14 15 57 56 p15 57 p16

Hosei University Repository 5.4 絵巻物に描かれた 鉢の木 盆山に比べ鉢の木が描かれた絵巻物は少ないものの 庭に置かれた鉢の木が次の2つの場面で確認される まず 慕帰絵詞 9 巻 13 紙に描かれた 鉢の木 をご覧頂きたい 慕帰絵々詞 巻九 模本 国立国会図書館蔵 僧の住宅で 初七日の場面である 室内では 闘茶が行われているようである 庭には 青竹を用いて作ら れた台の上に 3つの 鉢の木 が並んでいる 中央と右の樹の幹や枝には曲がみられ 左の樹の樹形は根元 から二本の幹に分かれた双幹である 地表は白い砂で覆われている 依田によれば これらの鉢は 瓦器 と よばれる素焼きのものだという 依田 2014 6 既にみてきた花台同様 鉢の木 は 縁側から少しだけ離 れた位置に おそらく青竹を地面に埋めて作られたと思われる台の上に置かれている しかし 各台の高さは 縁側より低く 植木鉢の高さがあることによって そこに 鉢の木 を置くと樹の根本が縁側の高さと同じく らいになる状態である 一人の男が 鉢の木 と対面する向きで縁に座っていることから 鉢の木 は鑑賞 されるものとして そこに置かれていることが明示されている といえよう 次に 法然上人絵伝 46 巻 23 紙に描かれた 2 鉢をご覧頂きたい 法然上人行 第四六巻 写本 国立国会図書館蔵 これは 東山の赤築地の僧房で 48 日の談義が行われている場面で 棚の上には大小 2 鉢が置かれている まず 56

2 2 12 1975 1982 58 1278-1346 1982 148-157 59 1435 1441 1458 1466 1484 1493 1463 28 58 11 12 1164 59

60 1970 22 1466 22 1469-1486 61 1970 21-22 1603 1604 1608 60 1991 74-84 61 1941

62 1975 356 63 64 2010 6 1465 12 1995 18 62 63 794 1978 393-394 64 2010:19

65 1540 20 2012 404 2012 411-412 66 1492 1358-1408 1524 1227-1263 1256 1251-1284 65 2012, p400 66

1982 129

2010 : 25 5-25 1943 81 5-20 1975 13 1-156 1988 1988 1978 2004 2009 1990 41 1-13 1986 1963 1975 1984 2007 2014 1994 1972 19 2010 33 221-227 1914 2000 2014 1970 33 (4) 19-27 2014 34-40 1978 1964 1993 1980 1984 22 57-85 1994 48 103-130,

1997 2013 2012 1995 : 58 (5) 17-20 1972 2014 2007 1978 1974 65 1-30 1970 1996 : 60 36-45 2005 1991 1993 56 (5) 97-102 2004 63 58-82 2010: 1915 1963 41 1998 87 1941 No23 2007 2014 1995