S O C I E T Y J A P A N J.PIAGET Geant de la psychologie du xxe siècle,fondateur de l épistémologie génétique 24/26 MARCH SPRING SEMINAR 2008 第13回春季研修会 会報誌 No 26 C O N T E N T S 斉藤 法子 ピアジェ博士と学び 2p 大石 富士子 ペタペタシール遊び実践発表について 5P 1 実践発表 6p 江南幼稚園 カトレア幼稚園 あおば幼稚園 みのり幼稚園 鴻池学園幼稚園 歩学園幼稚園 ピアジェ理論 12p 10本の棒の系列 数 長さ 面積 量の保存 性 についてのご紹介
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カ ト レ カトレア幼稚園 年少編単元⑨ゆきあそび ア 実 幼 践 稚 発 表 園 埼 玉 発表者 金田智子 目標 2種類の集合づくり ねらい 特徴に目をつけ 二つの集合をつくったり分けたりする 導入では シンプルでわかりやすい風船をとりあげ 色と大 きさに着目させ 二つの集合を作ったり分けたりする操作を指 導されていました 整理シートで確認し どのように分類した のかを言葉で発表する事により 子どもの理解を深めるように 工夫されていました 応用では 自分がかぶった帽子と同じ大きさのケーキと皿と フォークを選んだり 色に着目して 集めたり 自分達で考え て 積極的に集合づくりに取り組む姿が見られました 7
あ お ば あおば幼稚園 年中編単元⑩にじのこびと 幼 実 稚 践 園 発 表 和 歌 山 発表者 宮迫舞 黒野公美 目標 色の濃い 薄いの発見 ねらい 同じ色にも濃い色 薄い色 中間の色があることに気付かせる 身近な果物を用いて 色の濃さを比べ 最初は濃い色 薄い 色がある事を確認した後 中間の濃さの果物を出し 濃い色と 比べると 少し薄い色 薄い色と比べると 少し濃い色 で ある事を発見し 中間の色の濃さである事を確認されました 応用では 自分で絵の具で塗ったカードの色の濃さについて 考えさせ 友達のカードと比べると 濃い 薄いが変わってく る事に気づかせていました 子どもの積極的な発言を尊重し とてもていねいに助言 指導されていました 8
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ピ ア ジ ェ 理 論 ピアジェ理論 10本の棒の系列 ピアジェ博士の有名な実験 10本の棒の系列 をご紹介致します 暗記 型の記憶によって 子ども達は系列を操作をするのではなく 能動的な 知能の働きかけによって系列していくことが発見されました それまでの教育の概念は既に明らかになった理論を受動的に記憶に頼り そのまま伝える事 と信じていました 博士は そうではない 記憶は知能の発達段階に応じたもので そのまま 受動的に記憶するものではない 子供の自発性に依存する発明的な能動的記憶こそが知能の発 達を促進していくものである として創造的教育を唱えられたのです その代表的な実験をご 紹介致します 幼児にモデル ア図 10本の棒を小さい ものから大きいものへと系列したもの を 見せた後ばらばらにして元のようにしま しょう というと イ図 のような発達段 階を見ることができます 1段階 大小の判断もなく 手に持ったも のから並べる 2段階 大小の判断によって大小 大小に よって並べる 3段階 中間概念が発生すると 大中小 1段階 大中小というように並べる 4段階 モデル 図ア のように並べる 2段階 つまり 記憶に頼るのではなく 知能の 3段階 発達段階に応じて記憶するということを端 的に示した実験です 12
ピ ピ ア ア ジ ジ ェ ェ 理 理 論 論 アインシュタイン博士はピアジェ博士の理論を評価して 難しい理論を最も単純に示す 天才だ といわれましたが いろいろの実験でも随所に明快に発達理論を明らかにしてい ます 知能の発達の源は大小の判断からはじまります これらの大小のシェマは固定されたもの ではなく 属性を豊かにして発達し 一方では類化して いろいろの思考の基礎になるも のです 長さの大小関係から長い 短い 数の大小関係から 多い 少ない 高さの大小関係からは 高い 低い 距離の大小関係からは 遠い 近い 面積の大小関係からは 広い 狭い 時間の大小関係からは 早い 遅い 密度の大小関係からは 濃い 薄い その他 空間の位置関係など いろいろの世界に適応していきます 図式化すると下図のようになります 二つのものを比較することによってはじめて 大きいか小さいかといった判断が可能になります 大小の判断 次に三つのものを比較することによって 少しずつの差を発見します 例えば A B Cの長さを比較したとする と BはAよりも長いがCよりも短い だからBは中くらい といった判断が生まれます 中間概念の発見 13
KONOIKE GAKUEN 1 A B 2 A B 3 A B 1 2? 1 1 2 12 AB1 A B2 B B3 BAB B1 14
KONOIKE GAKUEN b1 = b2 1 A B b1 b2 C 2 A= B B =b1+b2 A=C 3 AB A Bb1b2 AC C A 1 2 3 15
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