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平 政 種 郵 便 物 認 可 信 無 埋 般 触 機 可 能 面 幅 繋 待 道 口 ギ 握 定 友 共 感 現 揺 ぶ 趣 志 向 析 展 揺 ぶ 始 博 爆 博 ネ 無 料 ゾ 閉 鎖 室 建 物 空 移 = ゴ 続 難 夢 室 校 病 院 東 六 木 降 湾 ガ 熱 狂 渦 巻 6 員 録

47 高 校 講 座 モ オ モ 圏 比 較 危 述 覚 普 第 章 : 活

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KINGSOFT Office 2016 動 作 環 境 対 応 日 本 語 版 版 共 通 利 用 上 記 動 作 以 上 以 上 空 容 量 以 上 他 接 続 環 境 推 奨 必 要 2

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

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Taro-学校だより学力調査号.jtd

内 の 遺 体 は 朽 ちていたが 10 余 枚 の 歯 が 残 っていたので 死 者 の 年 齢 を 30~60 歳 と 鑑 定 で

0605調査用紙(公民)

Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

平 成 27 年 11 月 ~ 平 成 28 年 4 月 に 公 開 の 対 象 となった 専 門 協 議 等 における 各 専 門 委 員 等 の 寄 附 金 契 約 金 等 の 受 取 状 況 審 査 ( 別 紙 ) 専 門 協 議 等 の 件 数 専 門 委 員 数 500 万 円 超 の 受

神の錬金術プレビュー版

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

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(第1号様式)

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Speed突破!Premium問題集 基本書サンプル

岩手県立大学学則

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

(3) 小 単 元 の 指 導 と 評 価 の 計 画 小 単 元 第 11 章 税 のあらまし の 指 導 と 評 価 の 計 画 ( 四 次 確 定 申 告 制 度 抜 粋 ) 関 心 意 欲 態 度 思 考 判 断 技 能 表 現 知 識 理 解 小 単 元 の 評 価 規 準 税 に 関 す

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発 覚 理 由 違 反 態 様 在 日 期 間 違 反 期 間 婚 姻 期 間 夫 婦 間 の 子 刑 事 処 分 等 1 出 頭 申 告 不 法 残 留 約 13 年 9 月 約 9 年 11 月 約 1 年 10 月 2 出 頭 申 告 不 法 入 国 約 4 年 2 月 約 4 年 2 月 約


6. 登 録 料 第 3 次 審 査 を 合 格 した 者 は 審 査 当 日 登 録 料 を 納 入 すること ( 初 段 )5,500 円 ( 弐 段 )7,000 円 ( 参 段 )10,000 円 別 紙 審 査 に 必 要 な 費 用 について も 必 ず 確 認 ください 初 段 の 第

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

SXF 仕 様 実 装 規 約 版 ( 幾 何 検 定 編 ) 新 旧 対 照 表 2013/3/26 文 言 変 更 p.12(1. 基 本 事 項 ) (5)SXF 入 出 力 バージョン Ver.2 形 式 と Ver.3.0 形 式 および Ver.3.1 形 式 の 入 出 力 機 能 を

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

目 次 第 1. 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 等 1 (1) 土 区 画 整 理 事 業 の 名 称 1 (2) 施 行 者 の 名 称 1 第 2. 施 行 区 1 (1) 施 行 区 の 位 置 1 (2) 施 行 区 位 置 図 1 (3) 施 行 区 の 区 域 1 (4) 施

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代 議 員 会 決 議 内 容 についてお 知 らせします さる3 月 4 日 当 基 金 の 代 議 員 会 を 開 催 し 次 の 議 案 が 審 議 され 可 決 承 認 されました 第 1 号 議 案 : 財 政 再 計 算 について ( 概 要 ) 確 定 給 付 企 業 年 金 法 第

編 5ヶ 月 6 総 論 7 抜 ピ ド ピ ド 速 永 久 繰 ロ セ 慣 容 易 結 共 通 決 々 5 照 づ 具 ご 紹 介 与 監 査 比 較 場 限 提 始 箇 提 進 ご 安 心 話 提 与 監 査 雑 把 与 締 役 緒 算 類 作 機 関 従 来 税 始 忘 生 物 繰 切 忘 葉

PowerPoint プレゼンテーション

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中 期 の 直 径 160m 以 上 の 環 濠 集 落 が 検 出 されている 第 2~4 次 調 査 は 平 成 7 8 年 度 に 亀 岡 市 ュ~ 減 さ 努 'r)(1

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

原 則 として 事 業 主 は 従 業 員 から 扶 養 控 除 等 申 告 書 の 提 出 を 受 けた 後 に 給 与 の ( 事 業 主 )の 番 号 を 記 載 しなければならない ただし 事 業 主 が 人 の 場 合 には 人 番 号 は 一 般 に 公 表 されている 番 号 であるた

する 婦 人 相 談 所 その 他 適 切 な 施 設 による 支 援 の 明 記 禁 止 命 令 等 をすることが できる 公 安 委 員 会 等 の 拡 大 等 の 措 置 が 講 じられたものである 第 2 改 正 法 の 概 要 1 電 子 メールを 送 信 する 行 為 の 規 制 ( 法

様 式 1 給 与 得 者 様 式 2 自 営 業 者 等 次 の 者 は 当 に 勤 務 し 次 のとおり 給 与 等 を 支 給 したことを 証 明 します 給 与 支 給 者 在 地 名 称 及 び 代 表 者 印 電 話 ( ) - 採 用 年 月 日 申 込 む 月 の 前 月 から 過

労働時間と休日は、労働条件のもっとも基本的なものの一つです

2. ど の 様 な 経 緯 で 発 覚 し た の か ま た 遡 っ た の を 昨 年 4 月 ま で と し た の は 何 故 か 明 ら か に す る こ と 回 答 3 月 17 日 に 実 施 し た ダ イ ヤ 改 正 で 静 岡 車 両 区 の 構 内 運 転 が 静 岡 運

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

見 学 の 手 順 1 見 学 の 日 程 コースの 希 望 を 市 教 育 委 員 会 に 報 告 年 度 のはじめに 見 学 を 希 望 する 日 程 とコースを 学 校 単 位 で 市 教 育 委 員 会 に 報 告 する 市 教 育 委 員 会 が 各 校 の 希 望 日 程 と 美 濃 陶

第1章 総則

別 紙

生保マーケット共同開拓の ご提案

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

に 公 開 された 映 画 暁 の 脱 走 ( 以 下 本 件 映 画 1 という ), 今 井 正 が 監 督 を 担 当 し, 上 告 人 を 映 画 製 作 者 として 同 年 に 公 開 された 映 画 また 逢 う 日 まで ( 以 下 本 件 映 画 2 という ) 及 び 成 瀬 巳

表紙

神 戸 法 学 雑 誌 65 巻 1 号 45 神 戸 法 学 雑 誌 第 六 十 五 巻 第 一 号 二 〇 一 五 年 六 月 a b c d 2 a b c 3 a b 4 5 a b c

定款  変更

や 会 社 等 の 種 類 名 を 表 す 文 字 等 を 結 合 したものは 原 則 として ありふれ た 名 称 に 該 当 する ただし 国 家 名 又 は 行 政 区 画 名 に 業 種 名 が 結 合 したものに 更 に 会 社 の 種 類 名 を 表 す 文 字 を 結 合 してなるもの

( 別 途 調 査 様 式 1) 減 損 損 失 を 認 識 するに 至 った 経 緯 等 1 列 2 列 3 列 4 列 5 列 6 列 7 列 8 列 9 列 10 列 11 列 12 列 13 列 14 列 15 列 16 列 17 列 18 列 19 列 20 列 21 列 22 列 固 定

見 学 の 手 順 1 土 岐 市 美 濃 陶 磁 歴 史 館 に 連 絡 見 学 予 定 日 の1ヶ 月 以 上 前 に 見 学 日 の 確 認 と 打 ち 合 せ 日 時 について 土 岐 市 美 濃 陶 磁 歴 史 館 ( 土 岐 市 文 化 振 興 事 業 団 )に 連 絡 する 他 校 他

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65 発 送 管 理 2 賦 課 期 日 情 報 66 発 送 管 理 3 賦 課 期 日 情 報 67 発 送 管 理 4 賦 課 期 日 情 報 68 発 送 管 理 5 賦 課 期 日 情 報 69 発 送 管 理 6 賦 課 期 日 情 報 70 発 送 管 理 7 賦 課 期 日 情 報

Microsoft Word - 公表用答申422号.doc

年 金 払 い 退 職 給 付 制 度 における 年 金 財 政 のイメージ 積 立 時 給 付 時 給 付 定 基 (1/2) で 年 金 を 基 準 利 率 で 付 利 給 付 定 基 ( 付 与 利 の ) 有 期 年 金 終 身 年 金 退 職 1 年 2 年 1 月 2 月 ( 終 了 )

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(2) 勤 続 5 年 を 超 え 10 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の140 (3) 勤 続 10 年 を 超 え 20 年 までの 期 間 については 勤 続 期 間 1 年 につき 本 俸 月 額 の100 分 の180 (4)

①表紙

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法 令 の 遵 守 自 助 努 力 原 議 保 存 期 間 1 0 年 ( 平 成 3 4 年 1 2 月 3 1 日 まで) 各 管 区 警 察 局 広 域 調 整 担 当 部 長 警 察 庁 丁 保 発 第 号 警 察 庁 生 活 安 全 局 保 安 課 長 各 道 府 県 警 察

1 変更の許可等(都市計画法第35条の2)

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様式(補助金)

答申第585号

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

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預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

Microsoft Word - 第74号 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税

大 阪 福 岡 鹿 児 島 前 頁 からの 続 き 35

(1)1オールゼロ 記 録 ケース 厚 生 年 金 期 間 A B 及 びCに 係 る 旧 厚 生 年 金 保 険 法 の 老 齢 年 金 ( 以 下 旧 厚 老 という )の 受 給 者 に 時 効 特 例 法 施 行 後 厚 生 年 金 期 間 Dが 判 明 した Bは 事 業 所 記 号 が

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2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36


2. 建 築 基 準 法 に 基 づく 限 着 色 項 目 の 地 区 が 尾 張 旭 市 内 にはあります 関 係 課 で 確 認 してください 項 目 所 管 課 窓 口 市 役 所 内 電 話 備 考 がけに 関 する 限 (がけ 条 例 ) 都 市 計 画 課 建 築 住 宅 係 南 庁 舎

教 科 No. 3N03 授 業 科 目 保 存 修 復 研 究 3 一 つの 主 題 を 丹 念 に 追 求 する 自 主 学 習 能 力 を 形 成 することを 目 標 とする 習 得 した 知 識 の 確 認 と 応 用 力 をたかめ, 専 門 演 習 を 深 める 2. 研 究 計 画 書

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報酬規定(25年4月)

(2) 単 身 者 向 け 以 外 の 賃 貸 共 同 住 宅 等 当 該 建 物 に 対 して 新 たに 固 定 資 産 税 等 が 課 税 される 年 から 起 算 して5 年 間 とする ( 交 付 申 請 及 び 決 定 ) 第 5 条 補 助 金 の 交 付 を 受 けようとする 者 は

福 岡 厚 生 年 金 事 案 4486 第 1 委 員 会 の 結 論 申 立 人 の 申 立 期 間 については その 主 張 する 標 準 報 酬 月 額 に 基 づく 厚 生 年 金 保 険 料 を 事 業 主 により 給 与 から 控 除 されていたことが 認 められることから 申 立 期

平成15年5月  日

四 勤 続 20 年 を 超 え30 年 までの 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の200 五 勤 続 30 年 を 超 える 期 間 については 勤 続 1 年 につき100 分 の100 2 基 礎 調 整 額 は 職 員 が 退 職 し 解 雇 され 又 は 死 亡 した


対 象 者 株 式 (1,287,000 株 ) 及 び 当 社 が 所 有 する 対 象 者 株 式 (1,412,000 株 )を 控 除 した 株 式 数 (3,851,673 株 )になります ( 注 3) 単 元 未 満 株 式 も 本 公 開 買 付 けの 対 象 としております なお

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WEB版「新・相続対策マスター」(ご利用の手引き)

有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

Transcription:

第 288 回 平 成 26 年 5 月 月 例 会 2 三 種 の 神 器 は 縄 文 時 代 に 由 来 する 斎 藤 守 弘 本 テーマを 見 て 誰 しも 疑 問 に 思 うだろう おかしいじゃないか 三 種 の 神 器 の うち 神 鏡 と 神 剣 は 金 属 製 であるのは 誰 でも 知 っている でも 縄 文 時 代 の 人 が 金 属 文 化 を 知 っていたなんて 聞 いたことがない その 点 の 矛 盾 をどう 説 明 するつもり か まことにもっともな 指 摘 だが もとより 私 は( 三 種 の 神 器 )が 天 皇 位 などまだ 存 在 しない 縄 文 時 代 の 生 産 物 だとは 一 言 も 述 べるつもりはない その 点 明 確 に 区 別 してもらいたい 縄 文 時 代 に 存 在 したのは 天 皇 位 を 決 定 する 三 点 セットではなく して 別 々の 三 種 類 の 神 々をシンボルすべく 縄 文 人 の 考 えた 三 種 類 の 神 聖 物 だっ たのである それがひとかたまりの 三 点 セットとなり 天 皇 位 を 裏 付 けるようになったのは 縄 文 晩 期 に 起 こった 大 事 件 のせい すなわち 記 紀 神 話 上 名 高 い( 天 孫 降 臨 )で ある この 時 下 界 へ 降 臨 する 天 孫 のトップ 瓊 瓊 杵 尊 (ににぎのみこと)に 祖 母 天 照 大 神 が 王 権 の 印 として 手 渡 したのが 三 点 セットの 象 徴 物 であった その 三 点 セットを 日 向 ( 南 九 州 ) 三 代 にわたり 保 持 四 代 目 の 時 九 州 を 去 り 東 方 に 土 地 を 求 めたのが いわゆる 神 武 東 征 その 際 瓊 瓊 杵 以 来 の 皇 位 を 裏 付 け る 伝 承 物 三 種 の 神 器 を 持 参 近 畿 大 和 ( 現 奈 良 県 )の 地 で その 神 器 を 身 分 証 と して 即 位 式 を 断 行 初 代 天 皇 神 武 となった さて 問 題 はこれら 一 連 の 歴 史 過 程 のどこで いつ 縄 文 以 来 の 原 始 三 点 セット が 金 属 製 の 神 鏡 と 神 剣 に その 材 質 を 弥 生 方 式 に 置 換 したか 誰 でも 気 づくように 天 孫 降 臨 以 後 ではない それ 以 前 高 天 原 居 住 時 代 のいつかであると 見 当 がつく それについて 記 紀 神 話 にちゃんと 記 録 が 残 っている その 置 換 の 時 期 を 示 す 神 話 とは 神 鏡 については( 天 岩 戸 神 話 ) 神 剣 については 素 戔 鳴 尊 (すさのをのみこと)の( 八 岐 大 蛇 退 治 神 話 )である つまり 両 神 話 以 前 高 天 原 では 神 鏡 は 土 器 製 のシンボル 物 であり 神 剣 は 石 材 の 加 工 物 に 過 ぎなかった そして もう 一 つの 神 器 勾 玉 (これは 記 表 記 紀 の 曲

いったい 縄 文 石 剣 は 何 のために 製 作 され 使 用 されたのか ズバリ 考 古 学 的 には 不 明 である 幸 いにも 縄 文 時 代 研 究 事 典 には 縄 文 石 剣 が 二 例 図 示 してあり その 柄 頭 の 文 様 は 私 提 案 の 縄 文 記 号 が 用 いられている( 掲 図 参 照 ) 天 空 を 意 味 する 斜 格 子 文 と マークである 純 文 記 号 マークは 記 紀 神 話 の 縄 文 三 大 神 の 一 柱 神 皇 産 霊 神 (かみむすひのかみ)をシンボルし 一 名 ( 翼 あるヘビ)( 竜 )と 称 される この 神 の 役 割 は 地 上 と 極 孔 神 界 を 結 び 死 者 の 魂 を 天 へ 運 ぶ 霊 魂 導 師 であり 斜 格 子 の 天 空 文 と 矛 盾 しない 本 来 神 皇 産 霊 神 は 縄 文 三 大 至 高 神 として 天 御 中 主 神 (あまのみなかぬしのかみ) 高 皇 産 霊 神 (たかみむすひのかみ)らと 三 点 セットになった 宇 宙 造 化 三 大 神 なので あり そのシンボル 物 はそれぞれ 神 鏡 曲 玉 神 剣 に 対 応 する すなわち 三 種 の 神 器 とは 列 島 最 古 縄 文 三 大 神 を 表 現 する 至 聖 物 なのである このところが 従 来 の 天 皇 論 神 器 論 ではよく 分 かっていなかった その 原 因 は 国 宝 土 偶 第 一 号 の 頭 部 の 謎 の 文 様 の 意 味 が 解 明 できなかったからにほかならない これでやっと 岩 戸 開 きの 式 場 において 祭 壇 代 わりに 立 てた 榊 ツリーの 飾 り 物 の 意 味 が 解 けた 最 上 段 に 飾 った 八 坂 瓊 の 曲 玉 こそ 高 天 原 最 高 位 の 男 性 シンボル す なわち 神 武 即 位 以 後 の 天 皇 位 の 最 高 シンボルであり 中 段 の 神 鏡 は 岩 戸 開 きの 神 事 により 改 めて 最 高 男 神 と 肩 を 並 べる 対 等 の 女 性 神 天 照 大 神 の 神 格 として その 依 代 となった 天 御 中 主 神 のシンボルであったと 説 明 すれば もはや 最 下 段 に 飾 ったと いう 二 種 の 御 幣 青 和 幣 (あおにきて)と 白 和 幣 の 意 味 も 推 して 知 られてくる ともあれ 石 剣 は 縄 文 前 期 から 出 土 する 太 古 の 器 物 である それだけ 縄 文 人 の 生 活 に 深 く 根 ざしているに 違 いないが あまりに 荒 削 りな 作 りでその 用 途 を 探 る 手 掛 か りが 皆 無 縄 文 晩 期 になり やっと 縄 文 記 号 を 手 掛 かりにその 社 会 的 機 能 を 推 察 す る 手 掛 かりが 得 られて ようやく 神 皇 産 霊 神 のシンボル 体 と 判 明 した とするなら ほかの 記 紀 神 話 の 造 化 三 大 神 も 神 皇 産 霊 神 とセットなのだから 当 然 縄 文 前 期 段 階 から 存 在 したはずである まさか そんな 太 古 から? と 思 われるが 論 理 的 帰 結 はそうなるのだから 仕 方 ない 見 方 を 換 えれば それだけ 列 島 住 民 ( 日 本 民 族 )の 歴 史 は 旧 い 証 拠 といえよう ところが 神 剣 の 名 称 は 日 本 書 紀 で 天 叢 雲 剣 (あめのむらくものつるぎ)と 称 し 古 事 記 では 都 牟 刈 大 刀 (つむがりのたち)と 呼 称 する はたして 大 刀 なのか 剣 なのか どこがどう 違 うのか 簡 単 にいえば 刃 の 砥 ぎ 出 し 方 の 違 いである 片 側 に のみ 刃 がついたのが 大 刀 で いわば 日 本 刀 のような 刃 物 そうでなく 刀 身 の 両 側 に 刃 部 があるのが 剣 である 三 種 の 神 器 の 神 剣 はあくまで 剣 なのだから 縄 文 右 剣 と 同 じく 両 側 に 刃 部 がありそのルーツを 縄 文 前 期 約 一 万 年 前 まで 遡 ることになる

玉 表 記 のほうが 正 しい 以 後 は 曲 玉 と 表 記 )こそ 弥 生 時 代 の 置 換 を 受 けない 縄 文 以 来 の 伝 統 的 な 神 聖 物 ほんものの 縄 文 遺 物 なのである 第 一 部 神 剣 の 縄 文 的 由 来 三 種 の 神 器 には 高 天 原 独 特 の 価 値 観 があり 最 高 位 が 曲 玉 第 二 位 が 神 鏡 第 三 位 が 神 剣 となる そのことは 天 岩 戸 神 話 のなかで 岩 戸 の 前 に 立 てた 臨 時 祭 壇 の 榊 ツリーにおけるその 飾 り 付 け 方 から 判 明 する 最 上 段 が 曲 玉 中 段 が 神 鏡 下 段 が 神 剣 となるべきが 高 天 原 には 自 前 の 刀 剣 技 術 がなかった それで 最 下 段 の 神 剣 の 代 わりに 青 白 二 つの 布 製 御 幣 を 飾 り それによりシンボリックな 神 剣 代 わりとした この 空 白 を 埋 めたのが 姉 天 照 の 岩 戸 開 きの 儀 式 を 目 撃 した 素 箋 鳴 尊 であった 追 放 され プレ 出 雲 の 八 岐 大 蛇 ( 八 人 の 山 賊 )を 退 治 した 時 その 尾 ( 山 賊 の 首 領 の 貯 蔵 庫 )から 見 つかった 精 巧 な 渡 来 の 金 属 製 剣 を 弟 から 高 天 原 の 姉 へ 記 念 品 として 奉 呈 した 以 来 その 剣 が 神 器 の 神 剣 となった 高 天 原 内 で 起 った 事 件 を 記 す 神 話 を 分 析 する と たしかに 金 属 製 の 剣 は 存 在 したのだが すべて 自 国 産 ではなく 外 部 おそら く 西 日 本 の 葦 原 中 国 (あしはらのなかつくに)からの 輸 入 品 と 推 定 される だが 考 古 学 的 には 縄 文 前 期 に 遡 り はやくも 石 材 による 縄 文 石 剣 が 出 土 する 石 材 だか ら 脆 く 長 尺 はムリ せいぜい 三 〇 四 〇 センチ 程 度 それでも 両 側 に 砥 ぎ 出 しがあり 刃 部 をもつ が 大 きさは 武 士 の 小 脇 差 しにも 及 ばない 一 例 として 北 海 道 函 館 市 の 函 館 空 港 第 4 地 点 遺 跡 第 50 号 住 居 跡 から 出 土 の 縄 文 前 期 の 石 剣 は 全 長 32 2センチ 最 大 幅 3 6センチ 砥 ぎ 出 し 成 形 の 完 形 品 ほかに 同 様 の 磨 製 石 剣 2 点 と 11 点 の 折 れた 破 損 品 が 出 土 した 石 剣 が 出 土 するその 分 布 域 は 縄 文 時 代 研 究 事 典 (1994 年 )によると 縄 文 晩 期 に 関 東 から 東 北 地 方 の 太 平 洋 側 を 中 心 として 盛 行 する とするなら この 分 布 域 こそ 西 日 本 葦 原 中 国 の 人 びとから 高 天 原 と 呼 称 された 幻 の 天 孫 族 のスター ト 地 域 すなわち 高 天 原 と 比 定 可 能 になる さらにもう 一 冊 終 戦 後 最 初 の 考 古 学 辞 典 となった 図 解 考 古 学 辞 典 (1959 年 )の 石 剣 の 項 にはその 分 布 状 況 につき こう 記 す 分 布 の 中 心 は 東 日 本 にあるが 南 九 州 までまばらにひろがっている この 指 摘 は 重 要 である この 分 布 域 こそ 高 天 原 をスタート 地 点 とする 天 孫 一 行 の 陸 上 降 臨 コースを 証 する 以 外 のなにものでも ない

紀 後 半 )で まさに 古 墳 時 代 の 黎 明 期 その 頃 縄 文 時 代 の 再 生 呪 術 が 復 活 し やがて 大 規 模 な 古 墳 築 造 へ 向 かうきっかけとなったのが 推 察 できる 大 和 や 難 波 の 大 豪 族 ひょっとすると 天 皇 家 の 一 族 の 水 葬 儀 礼 の 跡 であった 可 能 性 すら 否 定 できない 私 は 前 方 後 円 墳 もまた 大 規 模 化 した( 宗 教 的 再 生 マシン)であると 以 前 神 歴 研 例 会 で 発 表 したことがある ここ 小 阪 合 遺 跡 こそ 古 墳 時 代 のルーツの 地 かもしれない ところで 神 鏡 が 本 来 真 軽 津 鏡 すなわち 極 孔 神 関 連 のシンボルであると 判 れば それのプロトタイプが 何 であったか 縄 文 遺 物 の 中 からいくつか 見 当 がつく ひと つは 国 宝 土 偶 第 一 号 の 縄 文 ビーナス の 頭 部 それと 同 じく 丸 く 平 らな 面 に 大 渦 文 が 浮 き 出 た 天 然 物 がある 南 方 沖 縄 産 のイモガイである それを 欲 しても 入 手 困 難 だった 地 方 東 北 太 平 洋 側 の 北 部 八 戸 市 の 是 川 中 居 遺 跡 では 右 巻 き 渦 文 のイモ ガイ 蓋 をまねた 人 工 土 板 を 作 った 同 地 八 戸 市 博 物 館 に10 枚 陳 列 してある これ こそが 高 天 原 神 鏡 のプロトタイプだ 先 に 縄 文 神 剣 の 分 布 域 から 推 測 した 高 天 原 の 位 置 と まさしく 一 致 する 第 三 部 曲 玉 の 縄 文 的 由 来 三 種 の 神 器 のひとつ 勾 玉 は 古 事 記 の 表 記 法 であり 正 史 日 本 書 紀 では 曲 玉 と 表 記 する 比 べると 字 形 は 見 間 違 えようのない 大 差 字 源 的 に 見 ても 日 本 書 紀 編 纂 陣 のほうが 正 確 な 漢 字 選 択 を 行 っている すなわち 字 源 的 に 見 ると 勾 字 は 身 体 を 折 りまげた 屈 肢 葬 を 象 っていて あまり 縁 起 のよい 文 字 ではない 対 して 曲 字 の 字 源 は 古 代 中 国 の 字 源 書 説 文 解 字 にU 字 形 の 中 に 王 字 が 描 いてある 紀 編 纂 陣 がなぜ 高 天 原 最 高 位 をシンボルするのにこの 漢 字 を 選 んだか 縄 文 記 号 の 知 識 があれば 即 納 得 である 縄 文 記 号 では 男 性 月 神 を 三 日 月 型 でシンボルするのがC 字 形 それを 縦 に 伸 ばし た 形 がU 字 形 となり C 字 形 と 同 等 のシンボル 価 値 を 有 するからである なるほど 紀 編 纂 陣 が 記 の 勾 玉 でなく わざわざ 曲 玉 表 記 の 方 を 選 んだ その 理 由 がこれ で 氷 解 する 驚 くのはいまひとつ 金 文 における 曲 字 の 原 型 だ ほとんど 直 角 にまげた 短 冊 形 であり その 形 は 縄 文 勾 玉 の 曲 がり 方 によく 似 る その 形 だけでも 三 日 月 の 変 形 表 現 と 見 当 がつくのだが その 形 態 認 識 を 裏 付 けるのは 縦 方 向 と 横 方 向 の 短 冊 形 の 中 にまぎれもなく 三 日 月 のシンボルであるC 字 形 が 嵌 め 込 んである 縄 文 勾 玉 とはい かなるものか 縄 文 時 代 研 究 事 典 が 判 り 易 い 通 常 勾 玉 は 古 墳 時 代 を 代 表 する 装 身 具 であるが 同 じ 形 態 をもつ 勾 玉 が 縄 文 時

第 二 部 神 鏡 の 縄 文 的 由 来 三 種 の 神 器 のうち 神 剣 と 並 んでいまひとつ 金 属 製 品 がある 神 鏡 の 存 在 だ いったい 何 を 根 拠 に 土 器 と 石 器 ばかりの 縄 文 時 代 ( 考 古 学 的 には 新 石 器 時 代 )に 金 属 製 の 神 鏡 があったというのか そんなトンデモない 学 説 など 聞 いたことがない そう 考 えるのが 今 の 常 識 しかし 早 トチリしては 困 る 私 は 縄 文 時 代 に 金 属 製 の 鏡 があったなどと 主 張 す るつもりは 毛 頭 ない 神 剣 と 同 じく 神 鏡 もまた 縄 文 時 代 に 存 在 したのは 神 鏡 のプ ロトタイプ( 原 型 )であったのだ でも 今 の 鏡 とはいささか 違 っていたのではな いか そこのところ 記 紀 原 本 と 考 古 学 サイドから 考 究 して またまたトンデモな い 結 論 に 追 い 込 まれた 神 鏡 を 造 った 人 物 の 名 を 記 では 伊 斯 許 理 度 売 命 (いしこりどめのみこと) 紀 では 石 凝 姥 と 表 記 する 後 者 の 表 記 から 字 源 的 に 推 察 すると 年 齢 は 三 〇 四 〇 代 で 金 属 器 を 造 る 石 の 鋳 型 を 作 製 する 女 性 職 人 であったようだ 同 じく 日 本 書 紀 は 神 鏡 についても 第 七 段 本 文 の 細 注 において あるに 云 はく 真 経 津 (まふつ)の 鏡 といふ と 注 釈 する 通 称 八 咫 鏡 とは 大 きさ( 円 周 120センチ)をいうのであり 鏡 の 機 能 面 を 示 す のではない そこで 漢 字 の 表 意 面 に 注 目 その 意 味 するところを 探 ると 真 軽 津 と は 死 者 の 魂 ( 真 )を 天 上 界 の 極 孔 神 ( 経 )のもとへ 送 り 出 す( 津 )ためとなり 神 鏡 はそのためのいわば 死 者 葬 送 の 際 使 用 する 集 祀 具 となる どこにも 太 陽 神 の 説 明 はない なるほど 縄 文 社 会 に 太 陽 神 は 必 要 ない 日 本 列 島 の 恵 まれた 自 然 に 囲 まれて 生 き る 縄 文 文 化 社 会 の 人 びとにとって 悩 みの 種 は 食 物 の 豊 漁 ではなく 自 己 の 死 と 再 生 この 世 への 再 帰 還 再 来 生 こそ 人 生 の 最 大 関 心 事 であった その 最 大 関 心 事 に 安 心 感 を 与 え この 世 への 再 誕 生 を 保 証 してくれる 道 具 それ こそが 三 種 類 の 宗 教 器 具 今 日 的 にいえば ( 宗 教 的 再 生 マシン)に 等 しかった そ の 点 科 学 時 代 の 無 神 論 に 馴 れ 親 しんだ とりわけ 日 本 人 にとって もはやそんな 再 生 マシンに 憧 れ それを 崇 拝 する 人 びとの 心 理 心 情 など 片 鱗 も 考 えない 想 像 外 の 世 界 であろう まさかと 思 う 拒 絶 反 応 を 抑 えこむ 祭 祀 遺 跡 が 〇 七 年 六 月 大 阪 府 八 尾 市 若 草 町 の 小 坂 合 (こざかあい) 遺 跡 で 見 つかっている 珍 しく 実 物 の 銅 鏡 鉄 剣 曲 玉 の 三 種 の 神 器 が 同 遺 跡 発 掘 で 揃 って 昔 の 川 の 跡 から 出 土 時 代 は 古 墳 時 代 前 期 (4 世

代 にも 認 められる 縄 文 時 代 の 後 期 後 半 に すでに 形 態 的 にコブ 状 の 突 起 や 文 様 が つくのが 一 般 的 である ( 略 ) 縄 文 時 代 のものは 中 央 部 より 著 しく 湾 曲 する J 形 の 形 態 をもつものが 多 い こうした 勾 玉 の 形 態 に 関 しては 獣 の 牙 を 素 材 とした 牙 玉 に 由 来 するとの 見 解 が 示 される しかし 縄 文 曲 玉 は 丸 っこいからJ 形 というよりもC 字 形 により 多 く 似 ていて その 三 日 月 形 起 源 を 暗 示 する では 古 代 中 国 人 もまた 曲 玉 を 知 っていたのか そ の 点 は 今 のところ 謎 だ 三 種 の 神 器 の 縄 文 プロトタイプと その 高 天 原 の 神 聖 シンボル 体 についてまとめ ておく 八 坂 瓊 の 曲 玉 牙 玉 高 天 原 最 高 位 標 示 男 性 月 神 神 鏡 渦 巻 文 土 板 天 御 中 主 神 + 高 皇 産 霊 神 の 融 合 体 神 剣 石 棒 石 剣 神 皇 産 霊 神 三 種 の 神 器 とはひとり 皇 室 のみならず 縄 文 一 万 年 前 に 遡 るわれわれ 列 島 住 民 すなわち 民 族 としての 日 本 人 の 最 古 独 立 性 を 裏 付 けるかけがえのない 物 的 証 明 品 で もある そのことをグローバル 化 する 世 界 の 中 で われわれは 身 に 滲 みて 自 覚 あ るいは 内 在 化 するのが これからの 生 き 方 なのかもしれない ( 以 上 )