Kure City Maritime History and Science Museum Yamato Museum 4 JR.** m JR / +33+,**/. +223 +3*- +3.3 +, +31,,**. /,* +1.** m,.2+1m, 30,2m,. 1*/*m, - 2** m, +, - J. IEIE Jpn. Vol.,0 No. ++ 839 17
. 階は 市民ギャラリー ライブラリーなどがある.4+ 大和ひろば 本科学館のシンボルともいえる全長,04- m の戦艦 大 和 が展示されている 写真ῌ2 製作に当たっては 現存の設計図や写真 潜水調査映像 などを基に 約 + 年半をかけ 実物に可能な限り忠実に再 現されている この戦艦 大和 は 本科学館建設中に搬 入 据付された その後 建物の建設と並行して木甲板 艤装品が製作 取り付けられ 船首の菊の御紋をもって完 写真 ῌ2 成した +/+* モデル戦艦 大和 大和ひろば.4, 呉の歴史 展示室 明治以降の我が国の国策と それを背景とする諸外国と のかかわりの中で 呉の歴史が紹介されている 戦前は 呉鎮守府の開庁を起点に 呉海軍工廠の設置 発展を軸とした造船を始めとする各種技術とその成果 戦 艦 大和 建造の背景やその戦跡 戦時下の市民生活から 終戦まで パネルや映像 模型 遺品などにより 時の流 れに沿って紹介されている 写真ῌ3 4 戦後は 平和産業への転換 技術継承と発展 そして現 在へと紹介され 呉市が誇る企業 製品なども多数展示さ 写真ῌ3 造船技術の習得 呉の歴史展示室 れている 写真ῌ5.4- 大型資料展示室 特殊潜航艇 海龍 人間魚雷 回天 魚雷用ジャイロ スコープ 零式艦上戦闘機 零戦 六二型などの実物資料が 展示されている いずれの資料からも 当時の我が国の技 術の高さが窺える 写真ῌ6.4. 大和ホール その時々に テーマを掲げて特別企画展示が行われ 訪 れるたびに新しい発見が期待できる 第. 回企画展示では 試行錯誤を繰り返し + 年半の歳月を費やして完成させた +/+* モデル戦艦 大和 復元プロジェクト の活動が紹 介された 写真ῌ4 大和の技術 呉の歴史展示室.4/ 船をつくる技術 展示室 フェリーと高速船の操縦を体験できる操船シミュレータ チャレンジナビ を始め 船を中心とした科学技術の原 理をゲーム感覚で体験 体感でき 子供のみならず大人も 楽しめる展示室となっている.40 未来へ 展示室 アニメーション 宇宙戦艦ヤマト の原作者である松本 零士氏の世界などを通して 未来への夢をはぐくむ展示室 である.41 ライブラリー 船や歴史に関する資料のほか 通常非公開の当館収蔵資 料などもパソコンのデータベース検索により閲覧可能であ 18 840 写真ῌ5 呉市が誇る企業 製品 呉の歴史展示室 電気設備学会誌,**0 年 ++ 月
電池セルスタック 定格直流出力.* kw/ スタック 定格直流電圧 +-2 V/ スタック - 直列 電解液 硫酸バナジウム 電解液タンク 約 +2 m- 0 基 電解液ポンプ,4, kw 0 台 インバータ制御 熱交換器 0 台 太陽光発電設備 +* kw, 台 多結晶シリコン /4, 熱源 空調設備ほか 熱源設備 都市ガスと電力の併用方式 写真ῐ6 特殊潜航艇 海龍 大型資料展示室 直焚吸収式冷温水機 /,1 kw +/* USRt 空気熱源 HPB.,, kw +,* USRt 氷蓄熱槽, /2* kw 3 -** MJ 温蓄熱槽 STL, -0* kw 2 /** MJ 空調設備 展示室関連諸室 全空気方式 単一ダクト 事務室関連諸室 個別全熱交換器 空気熱源 HP 自動制御設備 中央監視設備 + 警報盤 + 64 レドックスフロー電池電力貯蔵システム レドックスフロー電池 以下に RF 電池という は 電力 写真ῐ7 呉港に突き出した木床の公園 左は呉港 需要増加と電力負荷率低下を背景に 負荷平準化を目的と した変電所向け大容量システムを目指して +32/ 年から る また 呉の歴史 展示室で放映されている全映像も 関西電力ῌと住友電気工業ῌが共同で開発を進めた電力貯 視聴することができる 蔵用の二次電池である.42 屋外施設 04+ RF 電池の原理 + 呉港に面した屋外には 戦艦大和の前甲板左部分を実寸 RF 電池電力貯蔵システムの構成を図ῐ1に示す RF 電 大で表現した木床の公園 写真ῐ7 が設置され 戦艦大和 池は バナジウムイオンを溶解させた硫酸水溶液を正負極 の大きさを実感させられると同時に その雄姿を思い浮か の電解液とし 充放電の電池反応は電池セル内で行われる べることもできる また 水中翼船 金星 や潜水調査船 反応した電解液は配管を通して正負各々のタンクに貯蔵さ しんかい などの実物資料も展示されている 54 設備概要 れ 電池セルへとポンプで移送循環される 充放電時に生 じる反応は 簡略に記すと次式で表される 前項まで 大和ミュージアムの施設について紹介し た ここからは 設備について その概要を紹介する /4+ 電気設備 受変電設備 三相 - 線 040 kv 0* Hz + 回線 配電盤 屋内キュービクル型 変圧器 低損失モールド型 合計容量 + /** kva 5 4 V /V 非常電源設備 レドックスフロー電池設備 e 定格交流出力 三相 - 線,+* V +,* kw V5 H V2 V4 V3 V2 /V3 e 定格放電容量 +,** kwh +,* kw +* 時間 負荷平準化運転用 2* 30* kwh 非常用電源用,*,.* kwh J. IEIE Jpn. Vol.,0 No. ++ 図 ῐ1 レドックスフロー電池電力貯蔵システムの構成 841 19
正極 V. ῌ V/ e 負極 V- e ῌ V, ここで ῌ 充電 放電 04, システム構成 本施設の RF 電池電力貯蔵システムは 電池セルスタッ クと 正負両極の熱交換器 電解液タンク及び電解液ポン プをセルスタック単位にユニット化した.* kw セルユ ニット - 台で構成され 定格出力 +,* kw で +* 時間の容 写真ΐ8 量をもたせている また セルスタックを収納する蓄電池 交流 / 直流変換器盤 蓄電池室 盤及び交流 / 直流変換器盤 写真ΐ8 などの電気系統は蓄 電池室に また電解液タンク 0 基 熱交換器 0 台及び電解 液ポンプ 0 台から成る電解液系統は蓄電池室下部ピットに 設置することで 建築空間の有効利用が図られている 写 真ΐ9 +* 04- システムの特徴 本システムは 電力貯蔵による負荷平準化と非常用電源 兼用のシステムで 次の特徴を有している 定格出力の +4/ 倍 +2* kw の交流 / 直流変換器が設 置され 広範な負荷特性にも適用可能な能力をもたせ 写真ΐ9 ている 蓄電池盤裏の電解液配管 蓄電池室 平常時は - ユニット - 直列で運用するが 保守や 万一の + ユニット故障時には当該ユニットを自動的に 切り離し 残り, ユニット, 直列での運転も可能と している ただし, 直列時の定格出力は平常時の,/ - 2* kw となる ῐモニターセル セルスタックに通電しないセル を備え その開放電圧監視による充電量管理を行っている ῑプログラムによる充放電自動切換運転を行い システ ム容量の 2* を 負荷平準化運転 に使用可能であ るが 残りの容量 システム容量の,* はいかなる kw 600 価 を受け 消防法で規定する鉛蓄電池やアルカリ蓄電池 と同等以上の構造及び性能を有する蓄電池設備と認定され 0 20 842 図ΐ2 RF電池充電 200 平常運転 - ユニット - 直列運転 時の日負荷曲線を図ΐ 2に示す 1 00 04/ システムの運用状況 100 23 00 200 RF電池放電 21 00 100 て 非常電源兼用システム として運用されている 300 11 00 全センターが実施する特別な審査 消防防災システム評 9 00 設備に該当していなかった このため 日本消防設備安 受電電力 19 00 400 17 00 RF 電池設備は 本施設建設当時には消防法上の蓄電池 負荷電力 15 00 500 13 00 04. 消防防災システム評価 7 00 するため 電解液ポンプは可変速制御されている 5 00 ῒ待機中においても非常用電源の即時立ち上げを可能と 写真ΐ+* 蓄電池室下部ピット内 電解液タンク室内 の状況 3 00 状況下にあっても非常用電源として確保される 3ユニット 3直列運転時の日負荷曲線,**0404- 電気設備学会誌,**0 年 ++ 月
4 1,**0. + RF NaS +,,.,**,. p4,-- -33* A /,*, FAX FAX FAX *- /2*/ -,0/ J. IEIE Jpn. Vol.,0 No. ++ 843 21