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管理者ガイド Active Backup for Business Linux 基準 Active Backup for Business 2.2.0 1

目次 はじめに 01 Active Backup for Business 技術的概要 05 アプリケーション対応バックアップ永続的増分バックアップデータ重複排除ネイティブ hypervisor バックアップ構成 08 Linux バックアップバックアップタスクの作成バックアップタスクの管理 復元ガイド 13 リカバリオプションデバイス全体の復元個々のファイルを復元即時に 仮想マシンとして復元仮想マシンとしてフル復元 Synology Virtual Machine Manager (VMM) への即時復元 ベストプラクティス 19 リモートバックアップのコピーと再リンクを維持 詳細 21 関連の記事ソフトウェア仕様その他のリソース

はじめに はじめに Active Backup for Business Active Backup for Business (ABB) Synology NAS 用に一元管理された 包括的なオフィスバックアップ ソリューションです ABB は管理者が異なるバックアップテンプレートを作成して 自動的に Windows や Linux の PC の サーバーやファイルサーバーのみならず Microsoft Hyper-V や VMware vsphere プラットフォーム 上で実行される仮想マシンに適用できるようにします ABB の高度な機能には 永続的に増分可能なバックアップ エージェントレスバックアップ 仮想マシン用の即時復元の物理デバイスと仮想デバイス そしてストレージ使用でカットバックに役立つ強力な重複排除メカニズムが含まれます これらの機能は ABB の各インストールに付属し Synology NAS のユーザーは無料で利用できます ABB は ユーザーに広範囲のバックアップオプションおよび復元ツールのみならず 多くのオプ ションの技術や安全に関する機能を提供します ABB の可能性を完全に利用したいユーザーは この管理者ガイドの情報で利益を得るでしょう 条件 Active Backup for Business の全仕様は ここを参照してください NAS システム要件 アイテム 条件 DSM 7.0 以降 (ABB 2.2.0 以降 ) オペレーティングシステム DSM 6.2 以降 (ABB 2.1.0 以降 ) DSM 6.1.7 以降 (ABB 2.0.4 以降 ) CPU アーキテクチャ システムメモリ ファイルシステム 64 ビット x86 (x64) 理想的なバックアップパフォーマンスのため 4GB RAM を推奨 Btrfs 01

はじめに サポートされるシステム バックアップタイプ システム / バージョン PC 物理サーバー Windows 10 Creators Update ( 全エディション ) Windows 10 ( 全エディシ ョン ) Windows 8.1 ( 全エディション ) Windows 7 SP1 ( 全エディション ) Windows: Windows 10 Creators Update ( 全エディション ) Windows 10 ( 全 エディション ) Windows 8.1 ( 全エディション ) Windows 7 SP1 ( 全エデ ィション ) Windows Server 2019 Windows Server 2016 Windows Server 2012 R2 Windows Server 2012 Windows Server 2008 R2 Linux: CentOS ( バージョン 6.10 7.8, 8.1) RHEL ( バージョン 6.10 7.8, 8.1) Ubuntu ( バージョン 16.04 18.04 20.04) Fedora ( バージョン 30 31 32) Debian ( バージョン 8.0 から 10) 仮想マシン ファイルサーバー VMware free ESXi VMware vsphere Essentials VMware vsphere Essentials Plus VMware vsphere Standard VMware vsphere Advanced VMware vsphere Enterprise VMware vsphere Enterprise Plus ( バージョン 5.0 5.1 5.5 6.0 6.5 6.7 7.0) Windows Server Hyper-V 2019 Windows Server Hyper-V 2016 SMB プロトコル ;rsync 3.0 以上 バックアップと復元の要件の全リストに関しては Active Backup for Business のヘルプページの要 件と制限のセクションを参照してください バックアップタイプ 次のセクションは ABB を使用して行なうことができるバックアップのタイプについての情報を提 供します PC バックアップ Windows のすべてのデバイスを ワークステーション ラップトップ そしてパーソナルデバイスを保護するのに役立つ機能でバックアップします これにはユーザーが画面をロックした時や サインアウトした時 あるいはデバイスを起動した時にコンピュータをバックアップする [ イベントでバックアップ ] のオプションが含まれます ベアメタル復元のリカバリメディアを作成するか あるいは Active Backup for Business Portal 経 由で個々のファイルおよびフォルダを復元します バックアップ復元は admin アカウント administrators グループに属するユーザー または Active Backup for Business Agent にログインしているアカウントオーナーのみが実行できます 復元を行なう権限は構成できません Active Backup for Business Agent は Microsoft の Volume Shadow Copy Service (VSS) の支援によ り アプリケーション対応バックアップを Windows PC で実行できます 02

はじめに 物理サーバーのバックアップ スケジュールされた手動のバックアップオプションで Windows と Linux のデバイスをバックアップします ベアメタル復元のリカバリメディアを作成するか あるいは Active Backup for Business Portal を使用して個々のファイルおよびフォルダを復元します あるいは 物理的デバイスを Synology Virtual Machine Manager Hyper-V または VMware で即時に復元します 復元を行なう権限は admin アカウント ( もし有効化されていれば ) のみならず 他のすべての DSM のユーザーあるいはグループによって割り当てることができます Active Backup for Business Agent は Microsoft の Volume Shadow Copy Service (VSS) の支援により アプリケーション対応バックアップを Windows サーバーで実行できます ファイルサーバーのバックアップ SMB と rsync のファイル転送プロトコルを使用して Windows と Linux のデバイスからファイルおよびフォルダをバックアップします 必要に応じて バックアップモードを選択してください マルチバージョン : タスクが実行されるたびに ソースに変更があった新しいバージョンが バックアップ先の新しいフォルダに完全にコピーされます ミラー : 毎回タスクを実行すると ソースフォルダで行った変更内容すべてが コピー先にコピーされ 既存ファイルを上書きます これにより コピー先のフォルダが完全なミラーコピーとなります インクリメンタル : タスクが実行されるたび 新しく追加されたソースファイルや変更されたソースファイルがコピー先にコピーされ 以前のバージョンのファイルが上書きされます 1 つの中央のコンソールからバックアップをセットアップして完全にコントロールできます バックアップエージェントをインストールしたり あるいは機密の DSM のログインをソースデバイスに入力する必要はありません 仮想マシンバックアップ 安全に VMware および Hyper-V から直接仮想マシンをバックアップします Microsoft の Volume Shadow Copy Service (VSS) の支援により アプリケーション対応バックアップを仮想マシンで有効化し データの一貫性を確保します VMware あるいは Hyper-V に仮想マシン全体を完全に復元します 即時復元を使用しt 仮想マシンを Synology のネイティブ hypervisor Synology Virtual Machine Manager に復元し また直接 VMware または Hyper-V に復元します guest OS ファイル (Windows / Linux) 復元を Active Backup for Business Portal 経由で実行し 仮想マシン全体でなく 仮想マシンの特定のファイルを復元します 03

はじめに バックアップツール Active Backup for Business Agent バックアップタスクを行ない かつバックアップデータを保存するには データをバックアップする前に Active Backup for Business Agent がインストールされていなければなりません Synology Active Backup for Business Agent をインストール アップデート またはアンインストー ルするには 管理上の権限が必要です このツールは ダウンロードセンターで利用可能です インストールの詳細とその他の情報は この記事を参照してください Active Backup for Business Portal Active Backup for Business Portal は復元使用専用の連携復元ポータルです このポータルは 管理者および管理者によって任命されたエンドユーザーが バックアップされたデータにアクセス 閲覧 ダウンロード および復元することを許可します このツールは Active Backup for Business のインストール中に自動的にインストールされます ポ ータルの操作の仕方や 復元の実行方法 およびその他の設定は この記事を参照してください Active Backup for Business 復元メディア作成 Synology Active Backup for Business リカバリメディアクリエイターは Active Backup for Business と共に使用するデスクトップツールです このツールは 管理者がリカバリメディアを作成してベアメタルまたはボリュームレベルの復元を実行できるように設計されています リカバリメディアを作成しようとするデバイスが 64 ビットバージョンの Windows で動作し 同一の言語および地域設定になっており リカバリ対象のデバイスと同じ Windows バージョンおよびドライバーである場合 デバイスが管理者はこのツールを用いることができます デバイスにリカバリメディアを作成する方法は Active Backup for Business リカバリメディアガ イドにある指示に従ってください 04

技術的概要 技術的概要 アプリケーション対応バックアップ アプリケーション対応バックアップを有効化すると アプリケーションデータの一貫性を確保するのに役立ちます アプリケーション対応バックアップバックアップを有効化したバックアップは バックアップが行なわれる時にアプリケーションデータのスナップショットを作成することにより アプリケーションデータが今後復元されることをより簡単にします この機能は VMware Tools と Microsoft の Volume Shadow Copy Service (VSS) を使用して 仮想マ シンのバックアップされたデータが一貫性を保つようにし アクティブに使用されるデータをバッ クアップする時にデータの矛盾が発生するのを防ぎます 永続的増分バックアップ Synology は ユーザーが永続的増分バックアップを有効化して 利用可能なバックアップバージョンの数を最大限にし かつバックアップ保持に使用されるストレージを最小化することを推奨します このポリシーが有効化されると タスクがはじめて行なわれる時にのみ フルバックアップが実行されます その時点から後は Active Backup for Business は変更を追跡して 修正済のデータあるいは新しいデータのみをバックアップします 永続的増分バックアップは バックアップ先に保存された複製データの量のみならず 各バックアップのために転送されたデータの量も著しく減らします これは ソースデバイスの時間と帯域幅を節約します ABB は 増分バックアップを行なう Microsoft Windows Microsoft Hyper-V および VMware vsphere にネイティブなテクノロジーに依存します フルバックアップ ( 帯域幅とストレージに集中的 ) は 変更トラッキングテクノロジーを有効化し たくない場合や バックアップが行なわれるごとにデータのフルセットを保存したい場合に利用可 能です 永続的増分バックアップを有効化するには どのタイプのデバイスを使用しているのかに応じて 最初に下記を有効にしなければなりません PC または物理サーバーの場合 :Microsoft Volume Shadow Copy Service (VSS) VMware 仮想マシンの場合 :vsphere Changed Block Tracking (CBT) Hyper-V 仮想マシンの場合 :Hyper-V Resilient Change Tracking (RCT) 05

技術的概要 パーソナルコンピュータと物理サーバー Active Backup for Business で採用されている CBT テクノロジーは VSS を使用してデバイスのスナップショップを作成し スナップショット間で変更されたブロックを特定します CBT が適切に機能できるよう それぞれの保護されたデバイス上で Microsoft Volume Shadow Copy Service (VSS) オンになっていることを確認してください 最初のフルバックアップの後 CBT テクノロジーによって各デバイスは変更されたブロックのみを NAS に転送し 帯域幅の節約に役立ちます また バックアッププロセスが高速化されます 仮想マシン 変更ブロックトラッキング (CBT) と Resilient Change Tracking(RCT) は VMware vsphere および Microsoft Hyper-V のネイティブなテクノロジーで 特定の時点以降に変更された仮想マシンディスクのブロックを追跡するものです VMware vsphere CBT および Microsoft Hyper-V RCT が有効にされると 最初のフルバックアップ後に転送されたデータ量は大幅に削減されるため バックアッププロセスが高速化します 仮想マシンに CBT を有効化するには この記事の指示を参照してください データ重複排除 Active Backup for Business は Synology NAS へバックアップを保存するときに合 異なるファイル バージョンあるいはデバイスの間で 同一なデータを検出して削除します 特にデバイスが同様のオペレーティングシステム ソフトウェアアプリケーションあるいはファイルを共有する場合 内蔵の重複排除テクノロジーがストレージの使用を削減するのを支援します ABB 重複排除テクノロジーを最大限に利用するため 同じ Active Backup for Business ホストへ同様 のコンピュータあるいは仮想マシンをバックアップするべきです ネイティブ hypervisor ABB を Synology のネイティブ hypervisor Synology Virtual Machine Manager (VMM) に統合すると Active Backup for Business の 2 つの優れた機能が発揮されて サーバーのクラッシュ時により効率的な復元が行われます 仮想マシンまたは仮想サーバーの仮想マシンにバックアップ検証と即時復元を行います バックアップ検証または即時復元を使用する場合 ABB で物理サーバーまたは仮想マシンを使用する必要があります デバイスを PC バックアップから物理サーバーまたは ABB の仮想マシンバックアップモードに切り替えるには PC に進んでデバイスを選択し 次に [ その他 ] > [ デバイスタイプを変更 ] をクリックします 06

技術的概要 バックアップ検証 バックアップ検証が有効化されると 復元にスケジュールされた試運転は構成された秒数の間 VMM で実行されます このプロセスは参考のためビデオへ記録されるので 突然の失敗の場合に バックアップが正常に復元されたことを確認できます 即時復元 即時復元によりユーザーは ABB でバックアップされたサーバーと仮想マシンを Synology VMM の仮想マシンとして即時に実行できます ユーザーは システムクラッシュの時にサービスを利 用し続けながら この機能を使用して迅速な回復を実行できます 07

バックアップ構成 バックアップ構成 以下のセクションは 新しいデバイスを Synology NAS に接続したり 接続デバイスのバックアッ プタスクを作成したり バックアップデータを復元したり 接続デバイスを管理することについ て説明します 開始する前に ターゲットの Linux デバイスに Synology Active Backup for Business Agent がインス トールされていることを確かめてください Linux バックアップ デバイスのバックアップタスクを作成する前に Synology Active Backup for Business エージェント を使用して デバイスを Synology NAS に接続する必要があります ここでは Linux 物理サーバー のバックアップタスクを作成するプロセスについてご案内します デバイスを追加 1. 以下の情報を確認し 互換タイプのファイルのインストーラをダウンロードセンターから またはターゲットデバイスで [Active Backup for Business] > [ 物理サーバー ] > [Linux] > [ デバイスの追加 ] の順に移動してダウンロードします 2. ターゲットの Linux デバイスに適切なファイルをダウンロードして抽出してください 08

バックアップ構成 3. ダウンロードしたファイルを解凍した後 README ファイルの手順に従って sudo./install.run を実行してスナップショットドライバとエージェントを Linux デバイスにインストールします 注意 : Active Backup for Business では バックアップタスクのテンプレートがセットアップできます これは 同じバックアップ設定を一斉展開で複数のデバイスに使用する際に適用できます [ 設 定 ] > [ テンプレート ] > [ 作成 ] の順に選択して新しいテンプレートを作成するか デフォル トテンプレートを選択して [ 編集 ] をクリックします バックアップタスクの作成 NAS に接続されている物理サーバーにエージェントをインストールしたら バックアップタスク が一致したテンプレートに従って作成されます 各デバイスに対して 1 つ以上のバックアップタ スクを作成できます 1. 以下のいずれかを行って バックアップ作成ウィザードを実行します [ 物理サーバー ] > [Linux] の順に進み バックカップするデバイスを選択したら [ タスクの 作成 ] をクリックします [ 物理サーバー ] > [ タスクリスト ] > [ 新規作成 ] の順に進み [Linux タスク ] を選択します 2. ターゲットデバイスを選択は [ 作成 ] をクリックする前にデバイスが選択されていない場合に のみ表示されます サーバーに接続されている物理サーバーのリストはこのステップで表示さ れます タスク設定 ユーザーはデータ転送圧縮およびデータ転送暗号化を有効化できます 圧縮と暗号化はバックアップ先に対して有効化できます 物理サーバーのバックアップを行なう場合 ユーザーは バックアップ検証を選択するして 復元にスケジュールされた試運転を実施することができます それは Virtual Machine Manager で行なわれます 全プロセスは参考のためビデオとして記録され その結果 ユーザーは バックアップが正常に復元されたことを確認することができます 物理サーバーのバックアップを行なう場合 ユーザーはプレ / ポストスクリプトをカスタマイズ することができます 注意 : バックアップ先の圧縮および暗号化設定は 最初のバックアップタスクを作成した後は変更 できません 今後のタスクに別の設定を使用する場合は 新しい宛先にタスクを作成してください バックアップ先で圧縮または暗号が有効になっている場合には Microsoft Hyper-V への即時 の復元または Virtual Machine Manager またはバックアップ検証を 次の特定のパッケージ アーチを持つモデルでは実行できません :Avoton Braswell Bromolow Cedarview および Grantley どのパッケージアーチを Synology NAS が使用しているかを調べるには この記事を参照してください 09

バックアップ構成 バックアップタスクをスケジュール 手動バックアップが選択されている場合 ユーザーは各バックアップタスクを自分自身で始めな ければなりません スケジュールされたバックアップは 1 時間ごと 毎日 毎週のベースで実行されるように設定する ことができます IT インフラストラクチャが極度に使用されている時に タスクが実行されるのは望ましくない場 合 Windows バックアップを構成を選択して バックアップタスクが実行される時間帯を指定す ることができます 保持ポリシーを選択 ユーザーは バックアップのバージョンをすべて保存する 保存されたバージョンの数を制限す る あるいはスケジュールに従って特定のバージョンだけを保存するかを決めることができます 毎日 毎週 毎月あるいは毎年の最新のバージョンを保持するなど バックアップバージョンを保存するルールを設定することができます 保持ポリシーは [Active Backup for Business]> [ 物理サーバー ] > [ タスクリスト ] > タスクを選択 > [ 編集 ] > [ 保持 ] > [ 高度な保持ポリシー ] > [ ルールを設定 ] で編集できます 最新の バージョンのみを保持のオプションを選択すると 時間間隔の設定にかかわらず設定された数のバージョンが保存されます 特定の時間範囲複数のバックアップバージョンがある場合は 最新のものだけが保存されます 例えば 各日 1 時間ごとに実行されるバックアップタスクのポリシーに対して [ その日の 1 日の最新バージョンを保持する ] に 1 時間ごとと設定した場合 23:00 にバックアップされたバージョンのみが保持されます 1 個のバージョンで一度に複数の保持ルールに適合することもできます 例えば 1 個のバージョ ンを週数保持ルールと日数保持ルールの両方によって同時に保持できます 詳しい保持ポリシー は GFS( Grandfather-Father-Son つまり親子三代 ) 保持メカニズムを採用しています 10

バックアップ構成 バックアップタスクの管理 すべての既存のタスクが [Active Backup for Business] > [ 物理マシン ] > [ タスクリスト ] の下に表 示されます バックアップタスクの編集と削除 ユーザーはタスクを個々に あるいは 1 つまたはいくつかのタスクを選択し (Ctrl + 左クリック ) [ 編集 ] をクリックして同時に編集することができます バックアップ先は変更することができません タスク設定およびソースタイプは 個々におよび同時に変更することができます また タスク名は個々にのみ変更することができます バックアップタスクを削除するには 対応するタスクリストで 1 つ以上のタスクを選択してくだ さい 操作を確認したら すべてのバックアップされたデータがバックアップタスクで削除され ます 詳細 バックアップのタスク 実行時間 持続期間 およびログ時間などの タスクのステータスおよび ログについての情報を見るには タスクを選択して [ 詳細 ] をクリックします 11

バックアップ構成 バージョン 作成のステータスおよび時間などのバックアップされたバージョンの情報を見るには タスクを選択して [ バージョン ] をクリックします また バックアップ検証を有効化すると フォルダアイコンをクリックして バックアップされたデータとバックアップのライブビデオを閲覧することができます エージェントをアップデート Synology NAS がインターネットに接続されている場合 [Active Backup for Business] > [ 物理サー バー ] の順に進みます 更新が必要な対象デバイスを選択し [ エージェントをアップデート ] を クリックします Synology NAS はインターネットに接続されていないが プライベートネットワークに接続されている場合 : 1. ダウンロードセンターで Active Backup for Business Agent エージェントインストーラーをダウンロードし File Station を使用して Synology NAS の任意のフォルダにアップロードします インストーラーの位置を書きとめてください 2. デバイスからルート権限で DSM にログインします 詳しい手順は この記事を参照してください 3. 次のコマンドを実行して ターゲットデバイスにエージェントをインストールします cp /[volume_where_you_uploaded_the_installer_]/[name_of_the_folder_ where_you_uploaded_installer]/[installer_name]/[volume_where_you_ installed_active_backup_for_business]/\@tmp/ たとえば インストーラーの場所が /volume1/files/synology Active Backup for Business Agent- 2.2.0-1531-x64-deb の場合は Active Backup for Business は volume1 にインストールされます cp /[volume1]/[files]/[synology Active Backup for Business Agent-2.2.0-1531-x64-deb]/[volume1]/\@tmp/ 4. セットアップが完了すると エージェントが正常にアップデートされます 12

復元ガイド 復元ガイド Active Backup for Business は Linux デバイスのバックアップを復元するためにいくつかの方法を提示します どの方法が事例に最も適しているかは 単にファイルを復元したいだけなのか それとも前の状態にデバイス全体を戻したいのかどうかに依存します また Linux バックアップタスクには 仮想復元を使用するオプションもあります リカバリオプション デバイス全体を復元 : ブート可能な ISO イメージまたは USB ドライブを作成して Active Backup for Business Recovery Media for Linux 経由でデバイスを起動してウィザードを表示します 必要に応じて 後で Synology NAS 経由でネットワーク上でデバイス全体 ( ベアメタル復元 ) あるいは特定のボリュームを復元することができます 細かい ( ファイルまたはフォルダレベル ) 復元 : バックアップ バージョンを選ぶか あるいは Active Backup for Business Portal で復元用のファイルまたはフォルダを選択し 元の位置に自動的に復元するか 異なるデバイスか位置にデータをダウンロードします エンドユーザーに DSM の [ コントロールパネル ] で復元またはダウンロードの権限を与えることができます また Linux 物理サーバーのバックアップタスクを VMware vsphere Microsoft Hyper-V または Synology VMM 経由で以下の方法を使用することで仮想マシンに復元できます 即時復元 :Linux デバイスのバックアップされたイメージを VMware または Hyper-V の仮想マシンに変換します この方法は 仮想マシンを圧縮および重複排除されたバックアップファイルから直接再起動することで 仮想マシンのダウンタイムを最小化できます VMware あるいは Hyper-V への即時復元は 数秒以内に仮想マシンを再開させることができますが I/O パフォーマンスが制限されます 仮想マシン完全復元 :Linux デバイスのバックアップされたイメージを VMware または Hyper-V の仮想マシンに変換します この方法は プライマリ仮想マシンが故障した時に 仮想マシン全体をバックアップファイルから最新の状態に復元 あるいは特定の以前の時間点に復元することができます この方法は時間とリソースを多く使用しますが 完全な I/O ディスクのパフォーマンスを提供します Synology Virtual Machine Manager(VMM) への即時復元 : ダウンタイムの許容値が限られている場合の緊急な事例においては 物理サーバーのバックアップ済みイメージを Synology Virtual Machine Manager (VMM) にマウントして それに電源を入れてビジネスを続行することが貴社にとっての選択肢になります 物理サーバーのバックアップイメージを Synology Virtual Machine Manager にマウントするには Synology Virtual Machine Manager を同じ DSM にインストールする必要があります 13

復元ガイド 仮想マシンに対する異なるタイプの復元方法の比較に関しては 下記の表を参照してください フル復元 VMware への即時復元 Hyper-V への即時復元 VMM への即時復元 長い RTO 短い RTO 短い RTO 短い RTO フルディスク I/O パ フォーマンス 制限のあるディスク I/O パフォーマンス 制限のあるディスク I/O パフォーマンス フルディスク I/O パ フォーマンス (NAS) サービスおよびバッ クアップデータは VMware/Hyper-V 上で 実行され保存されます サービスは VMware 上で実行され バ ックアップデータ は NAS で保存されます サービスは Hyper-V 上で実行され バ ックアップデータ は NAS で保存されます サービスおよびバッ クアップデータは NAS 上で実行され保存されます それが生成サイトに 復元される場合 それ以上の操作は必要ありません 完了するには 生成 サイトへ戻る必要があります 完了するには エク スポートして生成サ イトへインポートする必要があります 完了するには 生成 サイトへ戻る必要があります デバイス全体の復元 Linux 用 Synology Active Backup for Business リカバリメディアは ISO イメージを使用して実装されますが これは USB に焼き付けることもできます Linux 用のリカバリメディアを作成するには ダウンロードセンターに進み Linux 用 Synology Active Backup for Business リカバリメディア (Synology-Recovery-Media.iso) をダウンロードします Linux デバイスに ISO 焼き付け用ソフトウェア レガシー BIOS および UEFI でブート可能な USB リ カバリドライブを作成する方法は このチュートリアルを参照してください リカバリウィザードは既に Linux 用 Synology Active Backup for Business リカバリメディア (Synology-Recovery-Media.iso) に埋め込まれているので リカバリメディアを使用して Linux デバ イスをブートすると自動的に起動します 14

復元ガイド 個々のファイルを復元 物理サーバーのバックアップでは Active Backup for Business Portal を使用したファイルレベル やフォルダレベルでの復元に対応しています 管理者は タスク生成中およびタスク編集中に復 元権限を委任することができます 詳しくは この記事を参照してください DSM からファイルあるいはフォルダを復元 Active Backup for Business を管理する管理者とアカウントは どのデバイスからも復元ポータルにアクセスすることができます 元のバックアップ元デバイスにファイルを戻すか あるいはブラウザによってダウンロードするには 下記のステップに従ってください 1. DSM で [ アプリケーションメニュー ] に進み Active Backup for Business Portal を選択します 2. ページの上部の [ 役割を表示 ] の下で 適切な復元権限を持ったユーザーを選んでください 3. タスクの下で ファイルの復元先または復元元のソースデバイスを選択してください 4. 復元するフォルダまたはファイルを選択します 5. ページ下部のスライダーを使用して フォルダまたはファイルを復元するバックアップバージョンを選択し 次にファイルエクスプローラーでフォルダ構造をクリックスルーし ディレクトリまたはファイルを選択します 6. [ 復元 ] をクリックして ポップアップウィンドウで Linux デバイスのログイン資格情報を提供する必要があります [ 複製データ用 ] フィールドで ターゲットディレクトリで同じ名前をもつファイルを上書きするか あるいはスキップするかを選択できます [ 次へ ] をクリックします 7. ファイルの復元先を選択し [ 適用 ] をクリックします 右上隅の復元タスクアイコンのクリックにより 復元の進行を見ることができます また ファイルを選択して [ ダウンロード ] をクリックすることにより ファイルをローカルブラ ウザ経由でダウンロードすることができます 15

復元ガイド 即時に 仮想マシンとして復元 VMware への即時復元と Hyper-V への即時復元により 復元ウィザードを起動して仮想マシンを最 近の状態に復元するか 利用可能な復元ポイントに復元できます これは以下の方法のいずれかに より実行します 即時復元ウィザードを起動 [Active Backup for Business] > [ 物理サーバー ] > [Linux] の順に進み 復元したいデバイスを 1 つ選択してから [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動します デバイスと復元ポイントを選択し [VMware vsphere へ復元 ] または [Microsoft Hyper-V へ復元 ] を選択し 次に [ 即時復元 ] を選択します 注意 : hypervisor が Synology NAS の iscsi target にアクセスしてマウントする権限があることを確認してください Hyper-V への即時復元を実行すると バックアップイメージが Synology NAS の一時的な iscsi target に複製され hypervisor が iscsi target をマウントします Hyper-V へ即時復元を実行するには iscsi Initiator Service システムを有効化にしておく必要があります 復元モードを選択 元の場所に復元 : 選択した仮想マシンを元の名前と設定を維持したまま元の位置に戻すことで ユーザーによる入力エラーを最小限に減らします 生産現場で即座に元の仮想マシンの登録解除をして置換します 新しい場所に復元するか 異なる設定で復元 : 復元する仮想マシンの復元先と設定をカスタマイズします 復元設定を構成 [ 元の場所に復元 ] 選択した場合 復元ウィザードのサマリーページが表示されます [ 新しい場所に復元 あるいは異なる設定で復元 ] を選択した場合 名前を指定してフォルダ hypervisor リソースプール およびネットワークを指定して仮想マシンを復元する必要がありま す 即時復元中に行われた変更が Synology NAS に保存されます VMware への即時復元の場合 仮想マシン移行の実行の時に datastore を選択することができます 16

復元ガイド 適用と復元 復元の要約が表示されます 復元する情報を確認したら [ 完了 ] をクリックしてください そ の後 [ 復元ステータス ] が自動で表示され 復元の進捗状況をモニターできます VMware へ即時復元の場合 [VM を移行 ] ボタンをクリックしてプロセスを完了します 復元された仮想マシンを即時に実行したい場合は [ 復元後に VM の電源を自動でオン ] を有効化 します 即時復元をテスト目的で実行している場合 無効化のオプションを維持して 手動で最初 の仮想マシンを生産ネットワークから切断することで競合を避けることを推奨します 仮想マシンとしてフル復元 [ フル仮想マシン復元 ] で Linux デバイスのバックアップイメージは VMware または Hyper-V の仮想マシンに転換されます 仮想マシンは 圧縮および重複排除された物理サーバーのバックアップファイルから VMware または Hyper-V で直接再起動することができるため ダウンタイムが最小限に抑えられます フル VM 復元ウィザードの起動 [Active Backup for Business] > [ 物理サーバー ] > [Linux] の順に進み 復元したいデバイスを 1 つ選択してから [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動します デバイスと復元ポイントを選択し [VMware vsphere へ復元 ] または [Microsoft Hyper-V へ復元 ] を選択し 次に [ フル仮想マシン復元 ] を選択します 復元モードを選択 元の場所に復元 : 選択した仮想マシンを元の場所に 元の名前と設定で復元します このオプションは ユーザーの入力エラーを最小限に抑え 生産現場において直ちに元の仮想マシンの登録を解除し それを置換します 新しい場所に復元するか 異なる設定で復元 : このオプションにより復元先および復元された仮想マシンの設定をカスタマイズできます 復元設定を構成 元の場所に復元を選択した場合は この手順はスキップできます ユーザーが [ 新しい場所に復元 あるいは異なる設定で復元 ] を選択した場合は 名前を指定して から フォルダ hypervisor datastore リソースプール および復元した仮想マシンを実行する ネットワークを選択する必要があります 17

復元ガイド 適用と復元 復元の要約が表示されます 復元する情報を確認したら [ 完了 ] をクリックしてください そ の後 [ 復元ステータス ] が自動で表示され 復元の進捗状況をモニターできます 復元された仮想マシンを即時に実行したい場合は [ 復元後に VM の電源を自動でオン ] を有効化します フル VM 復元をテスト目的で実行している場合 無効化のオプションを維持して 手動で最初の仮想マシンを生産ネットワークから切断し 隔離した非生産ネットワークにそれを接続することで競合を避けることを推奨します Synology Virtual Machine Manager (VMM) への即時復元 Active Backup for Business を Synology Virtual Machine Manager(VMM) と統合することで ユ ーザーは Disaster Recovery ブラウズ / アプリケーションデータの復元 およびテスト環境のア ップグレードのために代替のソリューションを持つことができます ダウンタイムが限られている場合 Linux の物理サーバーのバックアップ済みイメージを Synology の Virtual Machine Manager (VMM) にマウントして それに電源を入れてビジネスを続行できます これをするには Synology Virtual Machine Manager が同じ DSM にインストールされていなければなりません このセクションは Synology VMM 経由でバックアップデバイスを即時に復元することの前提条件と指示を提供します Synology VMM の制限 機能 およびその他の詳細情報は Synology Virtual Machine Manager の 製品仕様を参照してください Synology VMM ウィザードの起動 [Active Backup for Business] > [ 物理サーバー ] > [Linux] の順に進み 復元したいデバイスを 1 つ選 択してから [ 復元 ] をクリックして復元ウィザードを起動します デバイスと復元ポイントを選 択し [Synology Virtual Machine Manager (VMM) へ即時の復元 ] を選択します 注意 : Synology VMM で即時復元できるのは一度に 1 つのバックアップタスクに対して 1 つの物理サーバーのみです 複数の仮想マシンを選択して それを同時に実行することはできません 仮想マシンの設定を構成 仮想マシンと復元ポイントを選択したら Synology VMM ウィザードでその設定を構成する必要が あります 詳しくは この記事を参照してください 適用と復元 設定を構成後 [ 完了 ] をクリックします 仮想マシンのバックアップが Synology VMM にインポー トされ Synology VMM コンソールで仮想マシンの電源をオンにすることができます 18

ベストプラクティス ベストプラクティス 次のセクションは Synology NAS と DSM のセキュリティを保ちながら バックアップデータの紛失をどのようにして防ぎ バックアップタスクの継続性をどのようにして確保し そしてバックアップエージェントを多くのデバイスに一度にどのようにして展開するかに関する推奨を行います リモートバックアップのコピーと再リンクを維持 Active Backup for Business は 安全に Synology NAS 上のすべてのデバイスのバックアップデータを 保存します しかし 1 つのデバイスに生じた問題が 全体のインフラストラクチャに影響する場 合があります 自然災害 窃盗あるいはネットワークの使用ができなくなったためにデータを検索することができない場合や リカバリプロセスが遅くなることがあります したがって 異なるデバイス上で および異なる場所で バックアップのすべてのコピーをリモートで保存することが強く勧められます さらに すべてのデータの 3 つのコピー ( オリジナルのコピー バックアップ および異なる場所にある該当のバックアップのコピー ) を常に維持することが重要です これは 3-2-1 バックアップ戦略とも呼ばれます Synology NAS は この戦略を実行することを可能にするソフトウェアを含んでいます リモートコピーを作成 次の 2 つの DSM アプリケーションは Active Backup for Business のデータ および Synology NAS からの構成を 他のデバイスあるいはパブリッククラウドにコピーするために使用することができます Snapshot Replication: セカンダリ Synology NAS へのアクセスを持っている場合 このオプションが推奨されます ABB のデータと設定を別の Synology NAS 複製して 複製からそのデバイス上の ABB のタスクをすべて直接素早く再開することができます Hyper Backup: このオプションは ABB のデータと設定を ポータブルドライブ ファイルサーバーおよびパブリッククラウドストレージを含む より多くの場所へバックアップすることを可能にします しかし リカバリは ABB のタスクを再リンクして再開する前に 機能する Synology NAS に最初にバックアップを復元する必要があります 19

ベストプラクティス 再リンク 複製またはバックアップのタスクを作成した後で 既存の Active Backup for Business のタスクやバックアップデータ ( これらがセカンダリ NAS にあるのであれ あるいはパブリッククラウドやその他のストレージメディアにあるのであれ ) の復元や再リンクの仕方を知っておくことが重要です このチュートリアルは Active Backup for Business のデータを Snapshot Replication と Hyper Backup を使用して. バックアップおよび再リンクする方法に関する詳細な指示を提供します これを行うために Synology NAS には 64 ビットプロセッサがあり DSM 6.1.7 以降が実行されて Active Backup for Business 2.0.4 以降が実行中で Synology NAS にインストールされた必要なパッケージがあることを確認してください より詳細については チュートリアルの環境セクションを参照してください 20

詳細 詳細 関連の記事 Active Backup for Business に関するよくある質問 Active Backup for Business を実行する適切な NAS の選び方 Active Backup for Business データをディスティネーション Synology NAS にバックアップして再リンクする方法 Virtual Machine Manager で Active Backup for Business からデバイス全体のバックアップを復元する方法は? Linux システムを Active Backup for Business を復元しましたが ブートしません どうしたらよいでしょう Active Backup for Business と同時にバックアップできるデバイスの数はいくつですか? ソフトウェア仕様 パッケージの機能 コンポーネントおよび制限に関する詳細は Active Backup for Business ソフト ウェア仕様を参照してください その他のリソース また その他のステップバイステップのチュートリアルおよび視覚的情報は Synology の YouTube チャンスを参照してください そこで Active Backup for Business を検索することによ り関連するビデオを見つけることができます さらに Synology Documentation で Active Backup for Business 用の admin ガイド パンフレット 技術仕様書 ユーザーガイド 白書 およびその他を検索できます 21

詳細 SYNOLOGY INC. 9F, No. 1, Yuandong Rd. Banqiao Dist., New Taipei City 220545 Taiwan 電話 :+886 2 2955 1814 SYNOLOGY AMERICA CORP. 3535 Factoria Blvd SE, Suite #200, Bellevue, WA 98006 USA 電話 :+1 425 818 1587 SYNOLOGY UK LTD. Unit 5 Danbury Court, Linford Wood, Milton Keynes, MK14 6PL United Kingdom 電話 :+44(0)1908048029 SYNOLOGY FRANCE 102 Terrasse Boieldieu (TOUR W) 92800 Puteaux France 電話 :+33 147 176288 SYNOLOGY GMBH Grafenberger Allee 29540237 Düsseldorf Deutschland 電話 :+49 211 9666 9666 SYNOLOGY SHANGHAI synology.com 200070, Room 201, No. 511 Tianmu W. Rd., Jingan Dist., Shanghai, China Synology では仕様 製品説明を随時予告なく変更する場合があります Copyright 2020 Synology Inc. All rights reserved. Synology および Synology 製品のその他の名称は Synology Inc. の商標または登録商標です 本書に記載されているその他の製品名および会社名は各所有権利者の商標です SYNOLOGY JAPAN 株式会社 101-0031 東京都千代田区東神田 3-1-2 ユニゾ東神田三丁目ビル 4F 22