美 メール (beauty e-mail) の 書 き 方 富 大 e サービス 2007 年 7 月 11 日 作 成 ( 随 時, 改 良 していきます ) 2008 年 12 月 12 日 更 新 1/11 *********************** 目 次 1 はじめに 1.1 電 子 メール 1.2 メールのルール 1.3 美 メール( beauty e-mail ) 2 メールの 長 所 短 所 と 注 意 点 2.1 長 所 短 所 の 矛 盾 したツール( 道 具 ) 2.2 長 所 の 例 2.3 短 所 の 例 2.4 簡 単 に 早 く 多 くの 人 に 簡 単 に 多 くの 人 に 迷 惑 をかける 2.5 郵 便 とメールの 違 い 例 2.6 メールは 感 情 問 題 が 発 生 しやすい 2.7 感 情 的 メールへの 対 応 2.8 メールは 簡 単 文 章 専 用 (と,わきまえる) 2.9 大 切 な 用 件 は,メール 送 信 後 に 電 話 などでフォロー 3 ネチケットを 理 解 しておくこと 4 メールを 書 く 前 にすること 4.1 差 出 人 (from)を 氏 名 (フルネーム)にする 4.2 HTML 形 式 のメールは 使 わない 5 メールを 書 いている 時 に 気 をつけること 5.1 半 角 カタカナや 記 号 ( 機 種 依 存 のもの)は 使 わない 5.2 件 名 (タイトル)は, 本 文 の 内 容 を 簡 単 にまとめた 文 章 を 書 く 5.3 最 初 に 名 乗 ること そして, 挨 拶 をする 5.4 1 行 の 文 字 数 を 全 角 35 文 字 ( 半 角 70 文 字 ) 以 内 で, 読 みやすく 改 行 する 5.5 本 文 には 要 件 を 書 く 5.6 読 みやすさ 優 先 (1 行 目 の1 文 字 分 空 白 有 無 など) 1
5.7 必 要 な 部 分 だけ 引 用 する 5.8 メールは 送 信 者 のもの 無 闇 に 転 用 しない 5.9 最 後 に 署 名 を 書 く 2/11 6 送 信 ボタンを 押 す 前 に 確 認 すること 6.1 添 付 ファイルを 送 る 前 に 確 認 する 6.2 メールを 送 る 相 手 が 合 っているか 確 認 する 6.3 件 名 や 本 文 に, 誤 字 脱 字, 誤 変 換 脱 変 換 がないか 確 認 する 6.4 送 信 できたか 確 認 する 7 おわりに 8 関 連 ホームページのリンク *********************** 本 文 1 はじめに 1.1 電 子 メール 電 子 メール ( electronic mail ; e-mail, 以 下 メール と 略 します) は, 電 子 (インターネット 等 ) を 利 用 したメール (mail ; 郵 便 ) です あくまでも 郵 便 の 一 種 ですから, 私 信 ( 私 用 の 通 信, 内 密 の 知 らせ) であり, 受 け 取 った 人 には 秘 密 保 持 義 務 や 著 作 権 などの 制 限 があります 1.2 メールのルール メールは 基 本 的 には 郵 便 ですが, 独 自 のルール 的 慣 習 ( 以 下 ルールと 略 します ) があります 手 紙 や 葉 書 とは 異 なるルールがあり, 手 紙 と 同 じような 書 き 方 をしていては, いけません メールには,メールの 書 き 方 があるのです! 1.3 美 メール( beauty e-mail ) ここでは,そんなメールの 書 き 方 の 中 でも,パソコンのメールにおける( 携 帯 電 話 のケイタイ メールは 対 象 外 です) 基 本 的 な 書 き 方 を 紹 介 します 美 メール( beauty e-mail )は, 富 大 eサービスが,メールの 基 本 説 明 として 提 供 している 資 料 の 愛 称 です ここで 紹 介 される 書 き 方 を 守 って, 美 しいメール( 美 メール)を 書 いてみましょう 2
3/11 2 メールの 長 所 短 所 と 注 意 点 2.1 長 所 短 所 の 矛 盾 したツール( 道 具 ) メールは,その 長 所 = 短 所 と 言 えるほど, 問 題 が 多 く 発 生 しやすい 特 徴 があり,その 特 徴 を 理 解 して 十 分 な 対 策 をすることが 大 切 です 2.2 長 所 の 例 簡 単 に 早 く 多 くの 人 にも 無 料 で 送 信 できます 2.3 短 所 の 例 簡 単 故 (ゆえ)に, 手 紙 や 葉 書 にはない 欠 点 があります 特 に, 十 分 考 慮 していないメール 文 章 や, 断 片 的 情 報 による, 誤 解 や 感 情 問 題 が 発 生 しやすい 特 徴 ( 短 所 )があります 2.4 簡 単 に 早 く 多 くの 人 に 簡 単 に 多 くの 人 に 迷 惑 をかける 一 般 的 郵 便 ( 手 紙 や 葉 書 )に 比 べて, 簡 単 に 早 く 多 くの 人 に 送 信 可 能 ですが, ウィルス 感 染 などの 危 険 性 (リスク)も 大 きく,ウィルス 対 策 などを 十 分 にしていな いと, 簡 単 に 多 くの 人 に 迷 惑 をかける ことになります メールを 始 める 前 に まずウィルス 対 策 等 を 十 分 にしましょう 2.5 郵 便 とメールの 違 い 例 郵 便 ( 手 紙 や 葉 書 )はアナログ 的 ルールが 確 立 しており, 時 間 を 掛 けて 十 分 考 えながら 書 く 傾 向 があります 読 む 方 にも, 全 文 を 読 んでもらいやすく, 真 意 を 汲 み 取 って 頂 けます メールはデジタル 的 簡 単 に 早 く 送 信 できるだけに,メール 文 章 の 考 慮 や 相 手 への 配 慮 が 足 りなくなる 傾 向 にあります 読 む 方 も,メールの 全 文 を 読 まずに ( 印 刷 もしません ), パソコンの 画 面 を 見 て 断 片 的 に 読 み 取 る 傾 向 があります 送 信 者 の 真 意 が 伝 わりにくい 特 徴 ( 短 所 )があることを 理 解 しておきましょう 2.6 メールは 感 情 問 題 が 発 生 しやすい 特 にML ( mailing list ; メーリング リスト ; 特 定 の 多 人 数 のメールアドレス を 登 録 したもの 一 度 に, 登 録 してある 多 人 数 に 送 信 できる ) など, 多 人 数 間 のメールのやりとりでは, 感 情 問 題 が 発 生 しやすいため, 後 述 のネチケットなど(3 項 の 説 明 と8 項 のリンク)を 十 分 に 理 解 した 上 で, 良 心 的 にメールを 活 用 しましょう 2.7 感 情 的 メールへの 対 応 メールのルールを 無 視 ( 無 知 越 脱 )したメール ( 他 人 の 中 傷 不 愉 快 な 内 容 挑 3
4/11 発 的 な 言 葉 他 人 メール 文 の 無 断 転 載 転 送 など) を 受 け 取 った 場 合 には, まず 冷 静 になる, すぐに 返 信 はしない, できるだけ 相 手 にしない, 基 本 的 には 応 じないようにしましょう あなたまで 感 情 的 になって,ルール 違 反 をしているメールに 返 信 をしていたら, あなたもルール 違 反 の 同 罪 になってしまいます 2.8 メールは 簡 単 文 章 専 用 (と,わきまえる) メールの 長 所 を 利 用 し, 短 所 は 別 の 方 法 でフォローしましょう 2.9 大 切 な 用 件 は,メール 送 信 後 に 電 話 などでフォロー メールの 限 界 を 理 解 して, 大 切 な 用 件 では,メール 送 信 後 に 電 話 でフォローした り, 直 接 会 って 詳 しく 説 明 するようにしましょう 3 ネチケットを 理 解 しておくこと ネチケット( Netiquette )とは, ネットワークのエチケット の 造 語 です インターネット 特 有 のエチケットやマナーの 事 です 美 メール では,メールに 関 する 基 本 的 なことだけを 紹 介 していますので, ネチケットについて,インターネットで 検 索 してみることをお 勧 めします 最 終 項 の8 項 でネチケットなどの 専 用 ホームページにリンクしていますので, 専 用 のホームページで 学 習 して 十 分 に 理 解 しましょう 4 メールを 書 く 前 にすること ここでは,メールソフト(メールを 作 る 道 具 )でメールを 書 く 前 に, 行 っておく( 設 定 する)ことを 記 述 しました 4.1 差 出 人 (from)を 氏 名 (フルネーム)にする メールソフトの 設 定 画 面 の 名 前 か 差 出 人 from のところで, 富 山 太 郎 や Taro Toyama など, 氏 名 をフルネームで 設 定 しましょう そうすると,メールを 受 け 取 った 人 は 受 信 メールの 一 覧 の 画 面 で, そのメールを 誰 が 発 信 したか 一 目 で 分 かるようになります 差 出 人 (from) 欄 を 設 定 しないとメールアドレスだけが 表 示 されます これでは, 誰 からのメールなのか,さっぱり 分 かりません 姓 や 名 だけ,ニックネームなどは 悪 い 例 です 差 出 人 が 分 かれば, 受 け 取 った 方 も 安 心 してメールを 開 けますよね [ 良 い 例 ] 富 山 太 郎 メールアドレス 4
Taro Toyama メールアドレス [ 悪 い 例 ] 太 郎 メールアドレス とみたろー メールアドレス 5/11 4.2 HTML 形 式 のメールは 使 わない メールには,テキスト 形 式 とHTML 形 式 があります この2つの 形 式 は,それぞれに 違 った 利 点 と 欠 点 があります しかし,HTML 形 式 の 欠 点 には 多 くの 人 が 嫌 がる 要 素 があるため, テキスト 形 式 でメールを 作 ることが 推 奨 されています 相 手 が 嫌 な 思 いをしないように,メールソフトの 設 定 画 面 で, メールの 形 式 をテキスト 形 式 に 設 定 しておくと 良 いでしょう 5 メールを 書 いている 時 に 気 をつけること メールの 内 容 は, 送 る 相 手 や 状 況 によって, 変 化 します 親 しい 人 に 堅 苦 しい 内 容 のメールは 送 らないですよね しかし, 親 しき 仲 にも 礼 儀 あり です ここでは, 親 しい 人 に 送 るメールでも, 気 をつけることを 紹 介 します 5.1 半 角 カタカナや 記 号 ( 機 種 依 存 のもの)は 使 わない 半 角 カタカナは, 受 信 側 のコンピュータ 環 境 によっては, 文 字 が 変 になってしまう ( 文 字 化 け) ことがあるので 使 わないようにしましょう また, 記 号 にも 注 意 です! のような 普 通 のものは 大 丈 夫 ですが, 丸 で 囲 った 数 字 や 株 式 会 社 マークなどの 機 種 依 存 文 字 は, 受 信 側 のコンピュータ 環 境 によっては 違 う 文 字 に 変 換 されてしまうので, 使 わないようにしましょう (もちろん 件 名 にも) 5.2 件 名 (タイトル)は, 本 文 の 内 容 を 簡 単 にまとめた 文 章 を 書 く 件 名 は 必 ず 書 きましょう 件 名 が 書 かれていないメールは,ほとんどの 人 が ウィルスやSPAM 対 策 のため, 開 かずに 削 除 します ( 携 帯 電 話 からパソコンにメールを 送 信 する 場 合 にも 当 てはまります ) メールを 開 く( 本 文 を 見 る) 前 に, メールの 内 容 が 一 目 で 分 かるような 件 名 にすることが 望 ましいです ここで 気 を 付 けることが2つ (1)1つは, 長 い 件 名 です 長 い 件 名 にすると, 受 信 メールの 一 覧 の 画 面 では, 後 の 文 章 が 途 切 れて 読 めなくなることがあります あまり 長 い 件 名 にせず, 短 くまとめるようにすると 良 いでしょう 5
(2)もう1つは,[Re:] の 使 い 方 です 相 手 から 受 け 取 ったメールを 返 信 する 時 に, メールの 件 名 の 先 頭 に[Re: ]という 文 字 が 付 きます 1つぐらいなら 許 容 されますが, 重 複 して 使 わないようにしましょう 受 け 取 った 側 が,メールを 開 きたくなるような 件 名 を 書 きたいですね [ 良 い 例 ] について 提 案 します 火 曜 に 持 っていく 物 の 確 認 [ 悪 い 例 ] 提 案 Re: Re: Re: Re: Re: 待 ち 合 わせは 火 曜 の13 時 に 6/11 5.3 最 初 に 名 乗 ること そして, 挨 拶 をしましょう 本 文 の 一 行 目 に 姓 名 (フルネーム)で 名 乗 りましょう 姓 名 だけでは, 相 手 が 自 分 を 特 定 できないと 思 う 場 合 は, 自 分 の 所 属 ( 富 山 大 学 4 年, 会 社 事 業 部, 呉 羽 在 住,など)を 姓 名 の 前 に 書 くと, 良 いでしょう その 後 に 簡 単 な 挨 拶 を 入 れると,さらに 良 いです 時 候 の 挨 拶 のように, 長 々と 書 くのではなく, 一 行 程 度 の 短 い 挨 拶 にしましょう [ 良 い 例 ] 富 山 大 学 4 年 の 富 山 太 郎 です 丁 寧 なお 返 事 をありがとうございます 火 曜 の 待 ち 合 わせは [ 悪 い 例 ] 火 曜 の 待 ち 合 わせは 5.4 1 行 の 文 字 数 を 全 角 35 文 字 以 内 ( 半 角 70 文 字 以 内 )で, 読 みやすく 改 行 する 1 行 が 長 いと,とにかく 読 みにくくなります 相 手 が 読 みやすくなるように,ちょうど 良 い 文 節 で 改 行 をしましょう 1 行 の 文 字 数 は 全 角 35 文 字 以 内 ( 半 角 70 文 字 以 内 )にすると 良 いでしょう なお,メールソフトの 設 定 で1 行 の 文 字 数 を 設 定 することもできます [ 良 い 例 ] 註 : メールの 書 き 方 ( 基 本 ) は, 読 みやすくなるよう 努 力 しています [ 悪 い 例 ] 1 行 が 長 いと,とにかく 読 みにくくなります 相 手 が 読 みやすくなるように,ちょうど 良 い 文 節 で 改 行 をしましょう 1 行 の 文 字 数 は 全 角 35 文 字 ( 半 角 70 文 字 ) 以 内 にすると 良 いでしょう なお,メールソフトの 設 定 で 一 行 文 字 数 を 設 定 できます 6
5.5 本 文 には 要 件 を 書 く メールソフトは, 長 文 の 閲 覧 には 適 していません できるだけ, 要 件 を 書 くようにしましょう 詳 しい 内 容 などは, 印 刷 もしやすいテキストやワード 文 書 にして, 添 付 ファイルとして 送 ることをお 勧 めします また, 用 件 が 複 数 ある 場 合 は, 用 件 ごとにメールを 送 るようにしましょう 7/11 5.6 読 みやすさ 優 先 (1 行 目 の1 文 字 分 空 白 有 無 など) 手 紙 や 書 籍 など 日 本 語 の 文 章 では,1 行 目 の 最 初 の1 文 字 分 を 空 白 に しますが,メールの 場 合 は 空 白 を 使 わない 方 が 圧 倒 的 に 多 いのが 実 情 です メール 文 は 画 面 で 読 むため, 何 よりも 読 みやすく 工 夫 することが 大 切 です 長 い 文 章 が 幾 つも 続 く 場 合 には, 次 の 様 に 工 夫 しましょう (1) 文 章 ごとに 1 行 目 の 最 初 の1 文 字 分 を 空 白 にする (2)または 次 の 文 章 との 間 に,1 行 の 空 白 行 を 入 れる (3)または 数 字 などの 項 目 ナンバーを 使 う 例 1. の 概 要 2. の 個 別 問 題 (1) (2) 3. の 注 意 点 5.7 必 要 な 部 分 だけ 引 用 する 返 信 などを 行 う 時 に, 話 題 の 元 になったメールの 本 文 の 一 部 を 利 用 する これが 引 用 です > ( 引 用 符 )のあとに, 引 用 したい 文 章 を 書 いて 使 います 引 用 は, 話 題 にしたい 内 容 を 元 のメールと 関 連 づけるために 用 います 段 落 まるごとや,まして 全 文 そのまま 持 ち 出 すのは 無 意 味 です 引 用 したい 内 容 の 要 点 をうまく 取 り 出 して, 短 く 的 確 な 引 用 をしたメールほど 読 みやすくなります [ 良 い 例 ] > > ( 引 用 符 ) > の 記 号 以 外 を 引 用 符 として 使 う 人 もいます > 段 落 まるごとや,まして 全 文 そのまま 持 ち 出 すのは 無 意 味 です 最 近, 元 になったメールの 本 文 全 文 をまるごと 最 後 に 付 記 して 送 るのが メール 返 信 の 常 識 と 勘 違 いしている 人 がたいへん 多 いそうです [ 悪 い 例 ] > 返 信 などを 行 う 時 に, 話 題 の 元 になったメールの 本 文 の 一 部 を 利 用 する > これが 引 用 です > > ( 引 用 符 )のあとに, 引 用 したい 文 章 を 書 いて 使 います 7
8/11 > > 引 用 は, 話 題 にしたい 内 容 を 元 のメールと 関 連 づけるために 用 います > 段 落 まるごとや,まして 全 文 そのまま 持 ち 出 すのは 無 意 味 です > 引 用 したい 内 容 の 要 点 をうまく 取 り 出 して, > 短 く 的 確 な 引 用 をしたメールほど 読 みやすくなります > の 記 号 以 外 を 引 用 符 として 使 う 人 もいます 最 近, 元 になったメールの 本 文 全 文 をまるごと 最 後 に 付 記 して 送 るのが メール 返 信 の 常 識 と 勘 違 いしている 人 がたいへん 多 いそうです 5.8 メールは 送 信 者 のもの 無 闇 に 転 用 しない 他 人 の 書 いたメールは, 書 いた 人 のものです 書 いた 人 に 断 りなく,そのメールの 中 の 文 章 を 利 用 すると, 著 作 権 法 違 反 になります 大 げさに 聞 こえるかもしれませんが, パソコンを 利 用 すると, 文 章 のコピー という 方 法 で, 簡 単 に 著 作 権 を 侵 害 できます そのため,インターネット 上 では, 著 作 権 は 非 常 にデリケートな 問 題 なのです ですから,もしも 他 人 の 書 いたメールを 転 用 したい 場 合 は, 書 いた 人 に, 了 解 を 得 てから 転 用 しましょう 了 解 を 得 るときは, 転 用 したい 文 章, 転 用 の 理 由, 転 用 先 (メールか,web サイトか)などを 伝 えましょう 5.9 最 後 に 署 名 を 書 く 氏 名 所 属 名 住 所 電 話 番 号 携 帯 番 号 メールアドレスなどを 本 文 の 最 後 に 書 きましょう 署 名 はメールの 基 本 的 なマナーの 一 つです メールにおける 名 刺 の 代 わりと 言 っても, 過 言 ではないでしょう 必 ず 書 くように 心 がけましょう なお,メールソフトには, 設 定 した 署 名 を 自 動 的 に 新 規 のメールに 挿 入 する 機 能 があります 利 用 してみましょう [ 署 名 の 例 ] 富 山 大 学 工 学 部 知 能 情 報 工 学 科 4 年 富 山 太 郎 (ハンドルネーム: TOMITA) 930-8555 富 山 市 五 幅 3190 TEL:090-5684-8101 e-mail:info@tomidaies.com URL:http://www. tomidaies.com 8
9/11 6 送 信 ボタンを 押 す 前 に 確 認 をしよう 簡 単 に 送 れるメールだからこそ, 送 信 ボタンを 押 す 前 に, 必 ず 確 認 をしましょう たとえ 急 いでいても, 確 認 は 大 切 です! もし, 間 違 ったメールを 送 ってしまったら, 相 手 に 迷 惑 を 掛 けるだけでなく, 訂 正 のメールを 送 る 必 要 が 生 じます これでは, 余 計 に 時 間 が 掛 かってしまいます 確 認 を 怠 らず, 相 手 を 思 いやったメールを 送 りましょう 6.1 添 付 ファイルを 送 る 前 に 確 認 する ファイルを 送 る 前 に, 以 下 の3つの 点 を 確 認 しましょう (1) 相 手 (メール 受 信 側 )は 添 付 ファイルを 受 け 取 れるか? 相 手 のメール 受 信 環 境 によっては, 添 付 ファイルの 受 信 を 拒 否 している 場 合 があります (2) 相 手 がそのファイルを 読 めるか? 特 殊 なファイルの 場 合, 相 手 のコンピュータが, そのファイルを 読 めない 場 合 があります 一 般 的 なファイル(doc,txt,jpgなど)の 場 合 でも, 念 のため, 読 めるか 確 認 を 取 る 方 が 良 いでしょう (3)そのファイルの 容 量 は 大 きすぎないか? 相 手 のメール 受 信 環 境 によって, 受 け 取 ることができるメールの 容 量 が 決 まっています たとえば,ケーブルテレビ 富 山 が 提 供 するインターネットサービスでは, メールは 最 大 5メガバイト(5MB)まで 送 受 信 可 能 ですが, 1メガバイト(1MB) 以 下 のメールにすることを 推 奨 しています 6.2 メールを 送 る 相 手 が 合 っているか 確 認 する 良 くあるミスが, 送 る 相 手 を 間 違 えてメールを 送 ってしまうミスです これは, 本 来 送 る 相 手 にも 迷 惑 を 掛 けますし, 間 違 えて 送 ってしまった 人 にも 迷 惑 を 掛 けてしまいます 送 信 先 アドレスが 正 しいか,きちんと 確 認 をしましょう 6.3 件 名 や 本 文 に, 誤 字 脱 字, 誤 変 換 脱 変 換 がないか 確 認 する (1) 誤 字 脱 字 は, 誤 った 文 字 を 使 ったり, 文 字 が 足 りなかったりすることです パソコンでも,キーボードのキーの 押 し 間 違 いや, 押 し 忘 れにより, 誤 字 脱 字 が 発 生 します 次 に, かきくけこ の 誤 字 脱 字 の 例 を 紹 介 します [ 誤 字 の 例 ] ローマ 字 変 換 の 場 合 かきくkwこ ぁぉぃぇlp 9
10/11 かな 変 換 の 場 合 かきくむこ かきくけみ [ 脱 字 の 例 ] ローマ 字 変 換 の 場 合 あきくけこ かkくけこ かな 変 換 の 場 合 かきけこ かくけこ かきくけこ の 場 合,このような 誤 字 脱 字 になると 考 えられます どうして,このような 事 になるか 分 かりますか? (ヒントは,キーボードにあります) (2) 誤 変 換 脱 変 換 は, 誤 字 脱 字 の 変 換 版 です 誤 った 変 換 や, 変 換 が 足 りないことを 言 います 以 下 に, 誤 変 換 脱 変 換 の 例 を 紹 介 します [ 誤 変 換 の 例 ] メールの 書 き 方 メール 野 柿 過 多 ここで 履 き 物 を 脱 いでください ここでは 着 物 を 脱 いでください 大 阪 の 経 済 波 及 効 果 大 阪 の 経 済 は 急 降 下 [ 脱 変 換 の 例 ] めーるのかきかた ここではきものを 脱 いでください 大 阪 の 経 済 はきゅうこうか 誤 変 換 脱 変 換 は, 文 章 を 読 みにくくします それだけでなく, 意 味 の 通 る 誤 変 換,2 通 りの 解 釈 ができる 脱 変 換 は 自 分 の 意 図 しない 意 味 で 伝 わることがあります 相 手 が 気 付 いてくれれば 良 いのですが, 間 違 ったまま 話 が 進 んでいく 可 能 性 もあります そんなことにならないように, 確 認 すると 良 いでしょう 誤 変 換 には 以 下 のような 例 もあります [ 誤 変 換 の 例 その2 ] 気 が 合 う 友 達 と, 明 日 会 う 約 束 をした ( 正 ) 気 が 会 う 友 達 と, 明 日 合 う 約 束 をした ( 誤 ) これは, 漢 字 の 使 い 方 が 誤 っている 例 です 理 解 はしてもらえると 思 いますが,あまり 良 いとは 言 えないでしょう 手 紙 にも 言 えることですが,メールは 文 章 のみで 意 思 の 疎 通 を 行 います 間 違 ったまま, 相 手 に 伝 わらないように, 誤 脱 字 変 換 の 確 認 を 怠 らないようにしましょう 6.4 送 信 できたか 確 認 する 確 認 して, 送 信 ボタンを 押 したとしても,ここで 安 心 してはダメです 念 のため, 受 信 ボタンを 押 すことをお 勧 めします 10
なぜならば, 今 送 ったメールが 相 手 に 届 かず, 以 下 のような 理 由 で 戻 ってくるかもしれないからです ( 大 体 は Returned mail:~ のようなタイトルのメールが 戻 ってきます) メールアドレスの 入 力 ミス 対 処 法 メールアドレスを 直 して 再 送 信 相 手 先 のメールボックスが 一 杯 である 対 処 法 急 ぎの 用 件 ならば, 電 話 をしましょう 相 手 のメールサーバーに 不 具 合 がある 対 処 法 電 話 をするか, 時 間 を 空 けて 再 送 しましょう 添 付 ファイルの 容 量 オーバー( 容 量 が 大 き 過 ぎる) 対 処 法 容 量 を 少 なくするか, 添 付 をやめましょう 11/11 7 おわりに ビジネス, 趣 味, 学 業, 雑 談 など,メールの 利 用 方 法 は 様 々です その 様 々な 利 用 方 法 それぞれに,ビジネスならビジネスメールの, 雑 談 なら 雑 談 メールの 書 き 方 というものがあります はじめに でも 言 いましたが,ここで 紹 介 した 事 は, どのようなメールであっても 守 って 欲 しい 書 き 方 です ここで 紹 介 したことを 守 れば,あなたの 書 くメールは 美 しいメールとなって, あなたに 益 をもたらすでしょう 8 関 連 ホームページのリンク 以 下 に リンク 転 載 引 用 が 自 由 にできるホームページを 紹 介 します 検 索 サイト(Yahoo! Google など)で, ネチケット で 検 索 すれば, 多 くの 情 報 を 得 る 事 ができます 活 用 してみましょう 美 メールの リンク 転 載 引 用 は 自 由 です ただし, リンク 転 載 引 用 をされ た 場 合 には, 富 大 eサービス 宛 てメール 連 絡 していただければ 幸 いです 連 絡 先 : info@tomidaies.com 8.1 ( 財 )インターネット 協 会 ( 前 電 子 ネットワーク 協 議 会 ) の インターネットを 利 用 するためのルール&マナー 集 http://www.iajapan.org/rule/rule4general/ 8.2 ネチケット ホームページ http://www.cgh.ed.jp/netiquette/ 11 以 上