プレスリリース 広報用資料 ファッション史の愉しみ 石山彰ブック コレクションより ① ク リ ノ リ ン の 幸 不 幸 1 8 5 8 年 頃 パ リ 4 6 5 3 6 5 m m 第 3 章 よ り 世田谷美術館 Setagaya Art Museum www.setagayaartmuseum.or.jp 2016 年 2 月 13 日 [ 土 ] 4 月 10 日 [ 日 ] 広報に関するお問合せ 03 3415 6419
ファッション史の愉しみ 石山彰ブック コレクションより 展覧会概要 戦 後 日 本 の フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン の 教 育 者 と し て そ の 歴 史 の 重 要 性 と 魅 力 に 強 く 惹 か れ 日 本 で の 西 洋 服 飾 史 研 究 を 牽 引 し 続 け た 人 物 に 石 山 彰 氏 191 8-2 01 1 が い ま す 石 山 氏 は 洋 の 東 西 に わ た り 万 を 超 え る 数 の 服 飾 史 研 究 の 書 籍 資 料 を コ レ ク シ ョ ンしていきました 本 展 覧 会 で は こ の 貴 重 な コ レ ク シ ョ ン の フ ァ ッ シ ョ ン ブ ッ ク と フ ァ ッ シ ョ ン プ レ ー ト お よ び 服 飾 史 研 究 書 約 28 0 点 に 神 戸 フ ァ ッ シ ョ ン 美 術 館 が 所 蔵 し て い る フ ァ ッ シ ョ ン プ レ ー ト と 同 時 代 の 衣 装 を 合 わ せ て ご 紹 介 し ま す 16 世 紀 以 降 の 服 飾 や 風 俗 を 伝 え る 書 籍 18 世 紀 末 以 降 の 最 新 流 行 を 伝 え る 版 画 フ ァ ッ シ ョ ン プ レ ー ト と 雑 誌 フ ァ ッ シ ョ ン ブ ッ ク 遠い土地への憧れと結びついた民族服の研究 書 さら に は 20 世 紀 初 頭 に 登 場 し た 新 時 代 の フ ァ ッ シ ョ ン を 伝 え る イ ラ ス ト レ ー シ ョ ン や 明 治 時 代 の 日 本 の 洋 装 化 の 始 ま り を 今 に 伝 え る 錦 絵 ま で 移 ろ い ゆ く 時 代 の 瞬 間の証言者であるこれらの歴史的資料を通覧すること は 太 古 よ り 続 く 美 を 巡 る 人 類 の 営 み へ と 想 い を は せ ることになるでしょう ② シ ャ ル ル マ ル タ ン 雪 モ ー ド エ マ ニ エ ル ド ー ジ ュ ル デ ュ イ 1913 年 パリ 277 180mm 神戸ファッション美術館蔵 第 5 章より 展覧会のみどころ p o i n t 1 石 山彰氏のブック コレクション を 一 挙 公 開 お茶 の 水 女 子 大 学などでファッション デザイ ン を 教 え ま た 文 化 女 子 大 学 で は 長 く 図 書 館 館 長 を 務 め る な ど 日本の服飾史研究の第一人者であった石山彰氏 本展では 氏が生涯をかけて蒐集したファッション ブック ファ ッ シ ョ ン プレート約 280 点を展示します p o i n t 2 フ ァッションを 歴史 として 芸 術 と し て 愉 し む 1 6世 紀 か ら2 0世 紀にかけての 300年近くにわた る 資 料 の コ レ ク シ ョ ン を 展 示 す る こ と で フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ンの 変 遷 を 辿 る ことができます また ファッ シ ョ ン を 描 い た そ の 表 現 の 魅 力 も お 伝 え し ま す p o i n t 3 実 際の衣装も合わせて展示 神戸 フ ァ ッ シ ョ ン美術館所蔵である 実際の当 時 の 衣 装 を 併 せ て 展 示 し ま す 約 5 0 着 描か れ た も の と 実際の服を合わせて見ると 当 時 着 て い た 人 た ち の 暮 ら し ぶ り が 浮 か び 上 が っ て き ま す p o i n t 4 西 洋だけでなく日本にも焦点 石山 氏 の コ レ ク ションには錦絵も含まれており そ こ で は 明 治 時 代 の 洋 装 和 装 が 鮮 や か に 表 現 さ れ て いま す 文 明 開 化の雰囲気のなか 日本人が洋 服 を と り 入 れ た 様 子 を ご 覧 い た だ け ま す
展示構成 全 6 章 第1章 ファッション史の 始 ま り 16, 17, 1 8 世 紀 の 文 献 と フ ァ ッ シ ョ ン プ レ ー ト ファッション史の幕開け 18 世紀には彩色が 16 世紀後半 服 装 を 描 い た 版 画 集 に 簡 単 な 説 明 文 を 付 け た 本 が 出 版 され る よ う に な り ま し た そ の 一 つ で あ る ジ ャ ン ジ ャ ッ ク ボ ワ サ ー ル の 諸 国 民 の 服 装 や 彩色されるよ う に な っ た ロ コ コ 時 代 末 期 1 8世 紀 末 の ギ ャ ル リ ー デ モ ー ド エ コスチューム フ ラ ン セ を 展 示 フ ァ ッ シ ョ ン 史 の 創 成 期 を 紹 介 しま す 左 ③ジ ャン ジャック ボワサール 諸国民の服装 1851 年 メッヘレン 2 7 0 340mm 右 ④ワ トー フィス 菫色タフタのルダンゴ ッ ト ギャルリー デ モー ド エ コスチューム フ ラ ン セ 1912 1786-87 年 パ リ 2 3 8 158mm 第2章 ファッション ブ ッ ク の 黎 明 期 革 命 期 か ら1 8 2 0 年 代 ま で ファッション雑誌が 流行を提案 18 世紀末のフランス革命勃発後 人々の装いは貴族的なスタイルか ら軽や か な も の へ 変 化 同時期に 情報発信の手段ともいえるファッ シ ョ ン ブ ッ ク が 誕 生 し ま し た ジュル ナ ル デ ダ ーム エ デ モード に綴じ込まれたものをは じ め 現 在 の フ ァ ッ シ ョ ン 雑 誌 の ス タ イ ル に も 通 ず る 流 行 の 予 測 を描 い た フ ァ ッ シ ョン プレー トの数 々 を 展 示 し ま す 左 ⑤ パ リ の 装 い 畝 織 の オ ー ガ ン ジ ー 製 の 布 地 で 作 ら れ た カ ポ ー ト ジ ュ ル ナ ル デ ダ ー ム エ デ モ ー ド 1 8 0 2 年 収 穫 月2 5日 パ リ 1 9 0 1 2 5 m m 右 ⑥ 1 月の紳士の装い 午前中の散歩の装い 1829 年 234 151mm
展示構成 全 6 章 第3章 フ ァ ッ ション ブ ッ ク の 全 盛 期 183 0 年 代 か ら1 9 世 紀 末 ま で 次々と 変化を遂げた シルエ ット 18 3 0 年 代 フ ァ ッ シ ョ ン ブ ッ ク の サ イ ズ は 大 き く な り 人 物 だ けでなく背景も詳しく描かれるよ うになります 女性ファッション のシル エ ッ ト は 1 9世紀の間に 5 回 大きく変化 巨大化したスカート が 特 徴 の ク リ ノ リ ン ス タ イ ル や バスル ス タ イ ル が 流 行しました モ ー ド 産 業 が 勢 い を 増 す な か 女 性の欲望をつかんだファッショ ン ブッ ク と フ ァ ッ ション プレー トを紹 介 し ま す 左 ⑦ ル イ マ リ ー ラ ン テ パ リ の 服 装 ジ ュ ル ナ ル デ ダ ー ム エ デ モ ー ド 1834 年 9 月 30 日 パリ 228 148mm 右 ⑧ ジ ュ ー ル ダ ヴ ィ ッ ド モ ニ ト ゥ ー ル デ ダ ー ム エ デ ド ゥ モ ワ ゼ ル 1885 年頃 パリ 378 270mm 第4章 フ ァ ッ ション史研 究 の 確 立 19 世 紀 の フ ァ ッ シ ョ ン 史 民 族 服 文 献 異国ファッションへの興味 風刺画も 16 18 世 紀 の 文 献 の 復 刻 が 相 次 い だ 1 9 世 紀 フ ァ ッ シ ョ ン 研 究 は 舞 台 衣 装 や 歴 史 学 民 俗 学 的 視 点 か ら も 注 目 さ れ る よ う に な り ま し た 異 国 の 衣 装 を 描 い た 衣 装 図 集 ギ リ シ ャ の 民 族 衣 装 や ク リ ノ リ ン の 形 の 異様さを描写した風刺的な挿絵も展示します ⑨ 女 性 の 祭 り の 衣 装 1 8 3 5 年 ギ リ シ ャ の 民 族 衣 装 第 1 巻 編 アントワーヌ ベナキ 1948 年 アテネ 500 350mm
展示構成 全 6 章 第5章 ポ シ ョ ワールのフ ァ ッ シ ョ ン ブ ッ ク と 挿 絵 本 日本 の浮世絵 の表現技法が ファッション プレ ー ト に も 第 一 次 世 界 大 戦 前 女 性 の フ ァ ッ ションはついにコルセットから解放 されたスタイルへと変化していきま す ジ ョ ル ジ ュ バ ル ビ エ な ど の イ ラストレーターによるファッショ ン プレートには浮世絵に影響を受 け た 技 法 が 取 り 入 れ ら れ 鮮 や か な 色 彩 が 実 現 し ま し た 当 時 ヴォ ー グ な ど が 写 真 を 導 入 し ま し た が 手作りの版画を用いたファッショ ン ブ ッ ク は 芸 術 性 を 追 求 100 年 経った 現 在 も 魅 力 を 放 っています 左 ⑩ シ ャ ル ル マ ル タ ン 大 き な 鳥 か ご パ キ ャ ン の 風 変 わ り な 服 装 ガ ゼ ッ ト デ ュ ボ ン ト ン 1 9 1 3 年2 月 パ リ 2 4 6 1 9 3 m m 神 戸 フ ァ ッ シ ョ ン 美 術 館 蔵 右 ⑪ ジ ョ ル ジ ュ バ ル ビ エ パ リ の 服 装 パ ー ル 刺 繍 の 白 い ベ ル ベ ッ ト の コ ー ト 白 の ダ マ ス ク 織 の ド レ ス 淡 い バ ラ 色 の 靴 ジ ュ ル ナ ル デ ダ ー ム エ デ モ ー ド 1 9 1 3 年 10 月 1 0 日 パ リ 2 2 0 1 4 4 m m 神 戸 フ ァ ッ シ ョ ン 美 術 館 蔵 第6章 洋装化日本のフ ァ ッ シ ョ ン プ レ ー ト 楊 洲 周 延 の 錦 絵 を 中 心 に バスル スタイル が 錦 絵 に 錦 絵 を 代 表 す る 絵 師 の 1 人 楊 洲 周 延 よ う し ゅ う ち か の ぶ は 文 明 開 化が広 ま っ た 1 9 世 紀 後 半 洋 装 姿 の 女 性 達 を 描 き ま し た 日 本の フ ァ ッ シ ョ ン プ レ ー ト と も い え る 錦 絵 日 本 が ヨ ー ロ ッ パ の 装 い を 取 り 入 れ よ う とした 時 代 に 迫 り ま す ⑫ 楊洲周延 秋園菊花の盛 1 8 8 7 明 治 2 0 年 368 721mm
ファッション 史 の 愉 しみ 石 山 彰 ブック コレクションより 開 催 概 要 会 期 :2016 年 2 月 13 日 [ 土 ]-4 月 10 日 [ 日 ] 休 館 日 : 毎 週 月 曜 日 (ただし 3 月 21 日 [ 月 祝 ] は 開 館 3 月 22 日 [ 火 ] は 休 館 ) 開 館 時 間 : 午 前 10 時 ~ 午 後 6 時 ( 入 場 は 午 後 5 時 30 分 まで) 会 場 : 世 田 谷 美 術 館 1 階 展 示 室 観 覧 料 : 一 般 :1,000(800) 円 65 歳 以 上 :800(600) 円 大 高 生 :800(600) 円 中 小 生 :500(300) 円 ( ) 内 は 20 名 以 上 の 団 体 料 金 障 害 者 の 方 は 500 円 ただし 小 中 高 大 学 生 の 障 害 者 は 無 料 介 助 者 ( 当 該 障 害 者 1 名 につき 1 名 )は 無 料 リピーター 割 引 会 期 中 本 展 有 料 チケットの 半 券 をご 提 示 いただくと 2 回 目 以 降 は 団 体 料 金 にてご 覧 いただけます 主 催 : 世 田 谷 美 術 館 ( 公 益 財 団 法 人 せたがや 文 化 財 団 ) 後 援 : 世 田 谷 区 世 田 谷 区 教 育 委 員 会 服 飾 文 化 学 会 特 別 協 力 : 神 戸 ファッション 美 術 館 東 京 家 政 大 学 協 力 :アトリエ 染 花 文 化 学 園 大 学 関 連 企 画 講 演 会 モダン ファッションの 起 点 ポショワールのファッション ブック 20 世 紀 に 入 り コルセットを 必 要 としないドレスが 出 現 するとともに ファッション ブックではポショワールという 技 法 が 登 場 しました ファッションの 新 しい 時 代 を 象 徴 する この 二 つの 表 現 の 魅 力 に 迫 ります 日 時 / 会 場 :2016 年 2 月 13 日 ( 土 ) 午 後 2 時 ~ 午 後 3 時 ( 開 場 午 後 1 時 30 分 )/ 当 館 講 堂 講 師 : 能 澤 慧 子 ( 本 展 監 修 者 東 京 家 政 大 学 教 授 ) 定 員 : 先 着 140 名 ( 当 日 午 後 1 時 よりエントランス ホールにて 整 理 券 配 布 ) 参 加 料 : 無 料 手 話 通 訳 付 美 術 と 演 劇 のワークショップ えんげきのえ 展 示 作 品 を 見 ながら 演 劇 の 初 めの 一 歩 を 踏 み 出 すシリーズ 憧 れの 服 をつくる 人 着 る 人 見 るだけの 人 ファッションの 歴 史 の 一 こまを 演 じたらどうなる? 日 時 / 会 場 :2016 年 3 月 13 日 ( 日 ) 午 後 1 時 ~ 午 後 6 時 / 当 館 地 下 創 作 室 企 画 展 示 室 など 講 師 : 柏 木 陽 ( 演 劇 家 NPO 法 人 演 劇 百 貨 店 代 表 ) 定 員 :10 代 以 上 の 方 15 名 ( 申 込 先 着 順 ) 参 加 料 :10 代 の 方 500 円 20 代 以 上 の 方 2,000 円 申 込 方 法 : 当 館 HP プログラム&イベント 参 加 申 込 フォームより また はお 電 話 創 作 ワークショップ ヴィクトリアン スタイルでつくるコサージュ 数 多 くのファッション デザイナーとコラボレーションしているアトリエ 染 花 によるワークショップ 日 常 使 いができるオリジナルのコサージュを 生 地 を 染 めるところからつくります 日 時 / 会 場 :2016 年 4 月 3 日 ( 日 ) 午 後 2 時 ~ 午 後 5 時 / 当 館 地 下 創 作 室 講 師 : 浅 岡 三 惠 山 岸 愛 (アトリエ 染 花 ) 定 員 :20 名 ( 抽 選 ) 対 象 :16 歳 以 上 参 加 料 :4,000 円 ( 材 料 費 込 ) 申 込 方 法 : 当 館 HP プログラム&イベント 参 加 申 込 フォームより 申 込 期 間 :2016 年 2 月 13 日 ( 土 )~ 2 月 29 日 ( 月 ) 100 円 ワークショップ どなたでもその 場 で 気 軽 に 参 加 できる 工 作 など 日 時 / 会 場 : 会 期 中 の 毎 週 土 曜 日 午 後 1 時 ~ 午 後 3 時 / 当 館 地 下 創 作 室 対 象 :どなたでも 参 加 料 :1 回 100 円 参 加 方 法 : 時 間 中 随 時 受 付 交 通 案 内 * 東 急 田 園 都 市 線 用 賀 駅 下 車 北 口 から 徒 歩 17 分 / 美 術 館 行 バス 美 術 館 下 車 徒 歩 3 分 * 小 田 急 線 成 城 学 園 前 駅 下 車 南 口 から 渋 谷 駅 行 バス 砧 町 下 車 徒 歩 10 分 * 小 田 急 線 千 歳 船 橋 駅 から 田 園 調 布 駅 行 バス 美 術 館 入 口 下 車 徒 歩 5 分 * 来 館 者 専 用 駐 車 場 (60 台 無 料 ): 東 名 高 速 道 路 高 架 下 厚 木 方 面 側 道 400m 先 美 術 館 まで 徒 歩 5 分 次 回 企 画 展 竹 中 工 務 店 400 年 の 夢 2016 年 4 月 23 日 ( 土 )-6 月 19 日 ( 日 ) 同 時 開 催 収 蔵 品 展 それぞれのふたり シリーズ 小 泉 淳 作 と 小 林 敬 生 2015 年 12 月 20 日 ( 日 )-2016 年 3 月 27 日 ( 日 ) 世 田 谷 の 仲 間 たち ( 仮 称 ) 2016 年 4 月 9 日 ( 土 )-7 月 10 日 ( 日 ) 一 般 来 館 者 用 展 覧 会 のご 案 内 :03-5777-8600(ハローダイヤル) 報 道 関 係 者 用 世 田 谷 美 術 館 学 芸 部 広 報 担 当 取 材 および 写 真 貸 出 依 頼 Tel:03-3415-6419( 広 報 直 通 ) Fax:03-3415-6413 お 問 い 合 わせ 先 Setagaya Art Museum www.setagayaartmuseum.or.jp