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金融円滑化に対する当金庫の取組状況 平成 27 年 11 月 13 日 高岡信用金庫

み状 (3) お取引先への専門家派遣必要に応じて お取引先へ税理士や中小企業診断士などの専門家を直接派遣する 外部専門家派遣制度 を活用し 経営支援機能の強化を図っています 19 況中小企業の経営の改善及び活性化のための取組み状況 中小企業の経営の改善及び活性化のための取組 3. 中小企業の経営支援

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平成22 年 11月 15日

平成 24 年 11 月 13 日 新潟縣信用組合 中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 第 1 第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条及び第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 当組合は 地域に根差し 地

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中小企業等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置

基本方針に関する取組状況

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各 位 平成 27 年 5 月 11 日 会社名株式会社みちのく銀行代表者名取締役頭取髙田邦洋 ( コード番号 8350 東証第一部 ) 問合せ先経営企画部長須藤慎治 ( ) 第四次中期経営計画の策定について 株式会社みちのく銀行 ( 頭取髙田邦洋 ) は 平成 27 年 4

金融仲介機能の質の向上に向けた取組み

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律第 7 条第 1 項に規定する説明書類 奄美信用組合 奄美信用組合は 奄美地区における金融の円滑化への取り組みをこれまで以上に強化するとともに その取り組み姿勢をお客様にご理解していただき 借入の条件変更等に関する ご要望 ご相談に迅速

外部支援機関と連携した支援として 政府系金融機関との連携融資 信用保証協会の経営サポート会議 中小企業再生支援協議会の再生計画の策定事業 及びひょうご産業活性化センターとの専門家派遣事業 割賦制度等を活用した支援を行い 最適なソリューションの提案を行いました 中小企業の経営支援のための関係省庁の施策

平成22年○月○日

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

金融円滑化に係る説明書類(平成26年9月末時点)

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20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】

もみじ銀行:もみじ銀行について>進捗状況について(平成22年度)

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【事例】平成○年度○○カテゴリーに係る全体方針の策定

株式会社伊予銀行

金融行政の動向について

地域密着型金融 の進捗状況 芝信用金庫 当金庫は 地域密着型金融 を恒久的な取組み課題として位置付け 中期経営計画 の重点課題として また経営方針の重点施策にもかかげ 取引先企業への支援及び地域経済への貢献に向けて取組んでおります 平成 22 年 4 月 ~ 平成 22 年 9 月までの進捗状況をご

平成 21 年経済センサス 基礎調査確報集計結果 (2) 産業分類別 - 従業者数 ( 単位 : 人 %) 北海道 全国 従業者数従業者数 (*2 (*2 A~S 全産業 A~R 全産業 (S 公務を除く )

経営の健全化のための計画の履行状況に関する報告書

2015 年 6 月 19 日 ジェトロバンコク事務所 タイ日系企業進出動向調査 2014 年 調査結果について ~ 日系企業 4,567 社の活動を確認 ~ 1. 調査目的 タイへの日系企業の進出状況については 2008 年当時の状況について ( 独 ) 中小企業基盤 整備機構が タイ日系企業進出

店舗戦略現在 当行は神奈川県内に 34 ヶ店を展開しておりますが より一層お客さまが利用しやすい店舗とするために 店舗のリニューアルや提携 ATMの利用促進による既存店舗の機能強化や 各種専門チームの活用による効率的な販売チャネルの構築 強化などへの取り組みを行います 人財 組織戦略当行では 当行の

事業所

2.MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針の策定 公表 MUFG は お客さま本位の取組みの徹底を図るため グループ共通の指針となる MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 を策定 公表します 本方針の下 グループ各社がお客

「新地域密着型金融」の進捗譲許

中期経営計画

1. 利益 年度の当期純利益 ( 単体 ) は 金利低下の影響等により資金利益が減少したものの 役務取引等利益や有価証券関係損益の増加などにより 前年比 4 億円増加し 億円となりました 年度 前年度比 コア業務粗利益 億円 億円 資金利益 うち貸出金利息 投信解約益 役務取引等利益 経 費 コア業

結  果  の  概  要

平成30年3月期のアクションプラン、KPIについて

事業再生支援態勢 事業再生支援強化に向けた組織体制については 経営支援先 に対する集中的な再生支援を目的として 以前より専門部署として法人融資部を設立しております また 外部機関との連携強化を図るため 平成 25 年 5 月には県内 6 金融機関および沖縄県中小企業再生支援協議会 沖縄県信用保証協会

地域金融円滑化のための基本方針 川之江信用金庫は 地域金融機関として 中小企業の健全な発展と一般大衆の豊かな生活実現に努め 地域社会に貢献するため 以下の方針に基づき 地域金融の円滑化に全力を傾注して取り組んでまいります また 金融円滑化に関する相談 申込 苦情等への適切かつ迅速な対応 お客様の経営

2. 資産運用分野における MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 行動規範 1-1 誠実な行動私たちは 常にお客さま本位で考え 公正 透明な企業活動を誠実に行います 私たちは お客さまの資産を適切に取り扱い お客さまの利益が不当に損なわれることがないよう適切に対応します (1) お客さ

プレスリリース

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中期事業計画の評価 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 香川県信用保証協会

160627_26年度評価結果の反映状況(理事長説明後)

C o n t e n t s 1 日本政策金融公庫の概要 2 総裁メッセージ 4 プロフィール 5 主な業務 6 経営理念 7 業務運営計画 (2012 年度 2014 年度 ) 9 日本政策金融公庫の取組み 10 震災への対応 11 政策金融の実施 13 総合力を発揮したお客さまサービス向上の取

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平成22年2月●日

市町村による創業支援 (手引き)

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中小機構の概要 設立 : 平成 16 年 7 月 1 日 たかだ 中小機構の支援機能 ひろし 役職員 : 理事長高田坦史 ( 役員 13 名 職員 784 名 ) 主要拠点 : 本部 ( 東京 ) 地域本部 (9 地域本部 + 沖縄事務所 ) 中小企業大学校 (9 校 ) ~ 創業 新事業展開から成

『やまぎんリレーションシップバンキングプラン【平成19年度~21年度】』:山口銀行

目次 頁 Ⅰ 平成 31 年 3 月期第 2 四半期決算のダイジェスト 1. 損益の状況 1 2. 資産負債の状況 ( 貸出金 有価証券 預金 預り資産 不良債権 ) 2 3. 自己資本比率 5 4. 業績予想 5 Ⅱ 平成 31 年 3 月期第 2 四半期決算の概要 1. 損益状況 6 2. 業務

豊和銀行 ( 8559 ) 平成 29 年 3 月期決算短信 目次 頁 Ⅰ 平成 29 年 3 月期決算のダイジェスト 1. 損益の状況 1 2. 資産負債の状況 ( 貸出金 有価証券 預金 預り資産 不良債権 ) 2 3. 自己資本比率 5 4. 業績予想 5 Ⅱ 平成 29 年 3 月期決算の概

いよぎんレポート2016 資料編

新中期経営計画で目指す姿 お客さまとともに 地域の未来を創造する銀行 を目指して これまで当行は 地域にとって お客さま 株主さまにとって なくてはならない銀行であり続けるために 佐賀銀行ブランド の確立を目指してまいりました 本計画期間 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3

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いよぎんレポート2017 資料編

金融仲介機能のベンチマークについて 平成 29 年 3 月 ( 東証 1 部証券コート :8370 )

は日本でただひとつ はたらく人のための 生活応援バンクです いつも をご利用いただき ありがとうございます ろうきんの理念 と銀行の違いは何ですか 60年にわたって が行う金融活動を支えてまいりました 労金連は とどのような関係にありますか 労金連にはどのような役割がありますか この 労働金庫連合会

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第3回成長資金の供給促進に関する検討会配付資料

目次 Ⅰ 平成 27 年度決算ダイジェスト 1 Ⅱ 平成 27 年度決算の概況 1. 損益の状況 KFG 連結 単体 6 2. 業務純益 2 行合算 単体 9 3. 利鞘 2 行合算 単体 9 4. 自己資本比率 ( 国内基準 ) KFG 連結 単体 ROE 2 行合算 10 Ⅲ 貸出金

田辺克己への督促状況

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

第 1 府令第 6 条第 1 項第 1 号に規定する法第 4 条および第 5 条の規定に基づく措置の実施に関する方針の概要 金融円滑化管理に対するする基本方針当組合は 中小企業者等に対する金融円滑化を図るための臨時措置に関する法律 を受け 最近の経済金融情勢および雇用環境も踏まえ 中小企業や個人事業

2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

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中小企業等経営強化法の概要

Microsoft PowerPoint - 平成22年度決算の概要(Ver2)

地域密着型金融への取り組みと 金融仲介機能のベンチマーク ( 平成 27 年度 ) の状況 CONTENTS 地域密着型金融への取り組みと 金融仲介機能のベンチマーク の活用について 1 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 顧客企業に対する経営支援 コンサルティング機能の発揮円滑な資金供給など金融仲介機能の発揮地域の活

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法第 7 条第 1 項に規程する説明書類 平成 22 年 5 月 14 日東京みらい農業協同組合当 JA は 農業者の協同組織金融機関として 健全な事業を営む農業者をはじめとする地域のお客さまに対して 必要な資金を円滑に供給していくこと を

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中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律

目次 Ⅰ. 地域密着型金融の取組態勢等 P 1 地域密着型金融の基本的な取組姿勢 P 2 地域における経済の活性化に向けての態勢 P 3 Ⅱ. 地域密着型金融の主な取組 P 4 地域密着型金融の取組内容 P 5 地方創生 産官学連携に向けた取組 1 P 6 地方創生 産官学連携に向けた取組 2 P

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資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局


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ニュースリリース 平成 26 年 10 月 24 日中日信用金庫株式会社日本政策金融公庫 日本公庫 地方公共団体 地域金融機関 中間支援組織と連携し ソーシャルビジネス支援ネットワークを設立 このたび 中日信用金庫 ( 理事長 : 山田功 ) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) は 地域の

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地域密着型金融の取組み状況

平成22年7月30日

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各 位 平成 26 年 3 月 28 日 株式会社大和ネクスト銀行 大和証券株式会社 ダイワの NISA 口座開設キャンペーン ( 第 2 弾 ) 大和ネクスト銀行円定期預金 金利優遇キャンペーン ( 第 3 弾 ) および ご家族 ご友人紹介キャンペーン ( 第 3 弾 ) 実施のお知らせ 大和証

仮訳 日本と ASEAN 各国との二国間金融協力について 2013 年 5 月 3 日 ( 於 : インド デリー ) 日本は ASEAN+3 財務大臣 中央銀行総裁プロセスの下 チェンマイ イニシアティブやアジア債券市場育成イニシアティブ等の地域金融協力を推進してきました また 日本は中国や韓国を

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審査の品質管理において取り組むべき事項 ( 平成 27 年度 ) 平成 27 年 4 月 28 日 特許庁 特許 Ⅰ. 質の高い審査を実現するための方針 手続 体制の整備 審査の質を向上させるためには 審査体制の充実が欠かせません そこで 審査の効率性を考慮しつつ 主要国と遜色のない審査実施体制の確

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平成24年度 決算説明会&特別講演会


中小企業支援ツール 中小企業支援ツール は 金融機関における中小企業支援の一助となることを目的に 自社製品開発などにより下請脱却に取り組んだものづくり中小企業の知財活用を調査 分析し 経営 事業上の課題を事業ライフステージごとに整理するとともに その課題解決に向け 知財活用の観点から考えられるアクシ

Transcription:

地域貢献に関する情報開示 平成 28 年 3 月期第 2 四半期 ( 中間期 ) 株式会社第四銀行 本資料に掲載してある諸計数は 原則として単位未満を切り捨てのうえ表示しています

1. 中小企業の経営支援および地域の活性化に関する取り組み方針 当行では ベストバンクとして地域に貢献し 親しまれ 信頼される銀行 を企業理念の一つに掲げており 金融仲介機能 コンサルティング機能の発揮 や 地域の面的再生への積極的参画 を通じて 地域の中小企業 ( 小規模事業者を含む ) の経営支援や地域の活性化に貢献していくことが当行の社会的責任と考えております お客さまの経営支援および地域の活性化を進めるにあたり 以下の4つを重点項目とし お客さまに総合金融サービスを円滑に提供することによって 地域社会 経済の発展に貢献してまいります Ⅰ. 顧客企業に対する経営支援 コンサルティング機能の発揮 Ⅱ. 円滑な資金供給など金融仲介機能の発揮 Ⅲ. 地域の活性化への積極的な取り組み Ⅳ. 地域や利用者に対する積極的な情報発信 2. 中小企業の経営支援および地域の活性化に関する態勢 お客さまの経営支援への取り組みを推進するため 方針を役職員に周知徹底し 方針に基づいた全行的な体制を構築してまいります 地方創生推進本部長を委員長とした 地方創生推進委員会 を設置し 中小企業の経営支援に向けた具体的な取り組みを策定 推進するとともに 常務会等へ報告します 常務会等は 中小企業の経営支援に関する対応状況を検証し それを踏まえた体制整備を適時 適切に指示するなど 銀行全体で問題を共有し改善に努めてまいります 営業店と本部が一体となってコンサルティング機能を発揮し 使命感を持って積極的な経営支援 地域の活性化に資する活動を行います お客さまの多様な経営課題に対応するため 営業店と本部が連携するだけでなく 経営支援に関わる本部 ( コンサルティング推進部 営業統括部 審査部 だいし経営コンサルティング ) が連携を図りながら 顧客の経営課題に一体となって支援を行う体制をとっております 全行的なコンサルティング能力向上を図るため 研修やセミナーを積極的に開催し お客さまの経営支援を行うノウハウを持つ人材を育成してまいります 1

中小企業の経営支援および地域の活性化に関する当行の体制 お客さま ご相談 対応 営業店取締役会常務会監査役会 事業承継支援 経営改善 事業再生支援 金融仲介機能の発揮 連携 創業 新事業開拓支援 成長企業への支援 地域の面的再生への積極的取組 報告 指示 地方創生推進委員会 本部関連部 コンサルティング推進部 営業統括部 審査部 だいし経営コンサルティング 指示 報告 委員長 ( 地方創生推進本部長 ) 副委員長 ( 審査部 融資統括部担当役員 ) 連携 委員会事務局 ( コンサルティング推進部 ) 外部専門家 外部機関弁護士 税理士 中小企業診断士地域経済活性化支援機構 中小企業再生支援協議会 等 委員 ( 関連本部部長 関連会社社長等 ) 2

3. 地域密着型金融への取り組み (1) 顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮 創業 新事業支援 6 次産業化をサポート だいし食品産業活性化ファンド を株式会社農林漁業成長産業化支援機構と共同で設立し 農林漁業者と2 次 3 次産業の事業者が新たに行う6 次産業化事業への投資を行うことで 県内の農林水産業ならびに食品産業の活性化を支援しています ファンド出資のスキーム なお 平成 27 年 5 月には第 2 号投資先として 米の輸出会社に対し1 億円を出資し 6 次産業化や新潟県産農林水産物の輸出への取り組みを積極的に支援しています 第 1 号投資先は 平成 26 年 7 月に 新潟県産の新ブランドワインを販売する会社へ 5 千万円を出資しました 3

また 8 月には新潟県内の農林水産物を活用し 6 次産業化や高付加価値化などに取り 組み 地域の競争力強化につながる事業を行う事業者に対し 出資によるサポートや育成 支援を行う だいし食 農成長応援ファンド を立ち上げました ふるさと投資 と ブリッジにいがた を活用した資金調達 販路拡大サポート地域資源の活用やブランド化など地域活性化に資する事業に対し クラウドファンディングを利用してインターネットで全国の個人投資家から資金を調達する ふるさと投資 を活用した販路拡大をサポートしています また 東京日本橋の展示商談スペース ブリッジにいがた では 事業者と出資者などが直接の対話や実際の商材に触れることで相互理解を深めるイベントを開催しています インターネット と リアル を融合させることで 全国の潜在的なお客さまに にいがた への理解を深めてもらう取り組みを続けています その他にも 産官金で連携しながら地域を活性化させる取り組みの一環として 阿賀野市とクラウドファンディングを手がけるミュージックセキュリティーズ株式会社 (MS 社 ) とともに 阿賀野ふるさと投資 を積極的にサポートしています 地方創生の一環として 事業者へ新たな取り組みに挑戦できる機会の提供と 阿賀野市の地域資源の活用やブランド化などを進めることを目的として設立されたファンド 4

成長支援 ビジネスマッチング支援お客さまの販路 調達先拡大を支援するため 幅広くビジネスマッチングの機会を提供しています 平成 27 年 6 月に開催した 高速道路 SA PAへの商品等提供に向けた事前予約型個別商談会 などにより 平成 27 年度上期の個別商談件数は265 件となりました その他に開催した主な商談会 6 月に富山で食に関連した企業が集まる ビジネス サミット2015~ 北陸新幹線開業! 食 と 観光 の大商談会 ~ を共催 9 月には 新潟県産食品 食材の販路開拓 拡大を目的とした展示商談会 うまさぎっしり新潟 食の大商談会 を東京池袋において共催 < 各種商談会の様子 > 海外ビジネス支援上海駐在員事務所を中心に情報提供やビジネスマッチング支援を行っているほか 平成 27 年度上期には 企業の海外進出をサポートするために外部機関 4 先と新たに業務提携を実施しました < 新たに業務提携を実施した先 > 提携先サポート対象国主なサポートメニュー 名南コンサルティングネットワーク 中国 台湾 香港 フィリピンベトナム カンボジア タイミャンマー インド シンガポールインドネシア オーストラリア コンサルティング オリックス 世界各国リース あおぞら銀行 ( ベトナム国際リース ) ジェイ ウィル インターナショナル ベトナム タイ リースビジネスマッチング現地企業コンサルティング 5

経営改善 事業再生支援 お客さまの経営改善や事業再生への支援活動を地域密着型金融の推進活動と位置付け 積極的に取り組んでいます お客さまと経営上の問題点や課題などを共有し 多面的な検討を通じ お客さまのライフステージに応じた最適なソリューションの提案や経営改善計画の策定支援を行っています 計画策定後は お客さまとの面談を通じ 計画達成に向けたフォロー活動を継続しています また 外部機関や外部専門家とも連携し 最適な再生手法の活用や枠組みの設計など コンサルティング機能の発揮を通じて お客さまの迅速な事業再生と地域経済の活性化を図っています 平成 27 年度上期は 324 先の経営改善計画策定支援を完了し 計画達成に向けたフォロー活動を行っています 事業再生案件としては スポンサー支援 事業再生ファンド活用 資本性ローン活用など事業承継 事業譲渡の視点も入れた 幅広い事業再生スキームの検討に取組んでおり 具体的な事業再生案件を通じ 多様な再生手法のノウハウ蓄積にも取り組んでいます 事業承継支援 事業承継問題は 長期的視点に立った お客さまの潜在的かつ重要な経営課題の一つと考えており だいし経営コンサルティング株式会社や外部機関と連携し 積極的に取り組んでいます だいし経営コンサルティング株式会社と連携し お客さまの経営課題の解決に向け 事業承継やM&A( 企業の合併 買収 ) のサポートなど 当行の幅広いネットワークを活用した支援を行っています (2) 地域の面的再生への積極的な参画 新潟大学連携コーディネーター産学連携や外部機関の活用方法などの知識を習得し 新潟大学のノウハウや技術シーズと 企業の皆さまの経営課題とのコーディネート能力を高めることで 地域経済の活性化を目指します 新潟大学が有する技術やノウハウ 人材を 企業の経営課題の解決につなげるために 企業と大学を結びつける役割を担う人材として 新潟大学から当行職員 101 名がコーディネーターとして委嘱を受けました 6

ブリッジにいがた企業の皆さまに首都圏マーケット開拓の拠点としてご利用いただけるレンタル展示商談スペース ブリッジにいがた を 東京支店ビルの1 階 2 階で運営しています さまざまなイベントを通じて 新潟県産の食品や酒 金属加工品などの にいがたブランド をPRしていただいています お客さまや行政機関による各種イベントの開催にあたっては 当行の営業店や本部が企画段階から協力しています さまざまなイベントや商談会などを開催し 多くの方にご利用いただいており 平成 2 4 年 5 月のオープン以来 来場者数は91 万人になりました ( 平成 27 年 9 月 30 日現在 ) TSUBASA( 翼 ) プロジェクト参加行による地域活性化 エンジョイSUMMERキャンペーン 6 月 1 日 ~8 月 31 日の期間中に 株式投資信託や外貨定期預金 円貨定期預金を所定の条件でご成約いただくと 抽選で30 名の方にペア旅行券 10 万円分をプレゼントするキャンペーンを実施しました この旅行券は 地元地域の活性化と観光地への相互送客支援を目的として 当行以外の連携企画参加行 ( 東邦銀行 千葉銀行 中国銀行 伊予銀行 ) の本店所在地の県 ( 福島県 千葉県 岡山県 愛媛県 ) で利用できるのが特徴です 知的財産活用ビジネス支援事業特許を始めとした知的財産 ( 知財 ) の活用範囲を 地域の壁を越えて広げることを目的に プロジェクト参加 6 行 ( 第四 東邦 千葉 北國 中国 伊予銀行 ) で 知財活用ビジネスにおける連携をスタートしました 各銀行の営業地域内 ( 新潟 福島 千葉 石川 岡山 愛媛県 ) で中小企業等が保有する特許情報などの知財を 経済価値等をまとめた 企業特許レポート により見える化し 各銀行間で共有することで 地域をまたいだ中小企業の既存事業の拡大や新規事業創出の促進などを目指します 7

(3) 地域や利用者に対する積極的な情報発信 わかりやすく積極的な情報開示ホームページやディスクロージャー誌などを通じて さまざまな情報を地域の皆さまにわかりやすく積極的にお知らせしています ホームページでは お客さまからお寄せいただいたご意見を反映し 商品 サービスのご紹介ページを充実させると共に お客さまのお役に立つ情報をより簡単に見つけられるよう表示方法を見直し 利便性の向上を図っています また 当行や新潟の歴史を知ることができる 第四銀行百年史 をホームページ上で公開しています < 当行ホームページのご紹介 > 個人の皆さま向けのページ 法人の皆さま向けのページ 第四銀行百年史の紹介 8

顧客ニーズに合わせたセミナーの開催地域の皆さまへ 役立つ旬な情報を積極的に発信しています < 開催した主なセミナー > だいし情報セキュリティセミナー近年 社会問題となっている公的機関や民間企業へのサイバー攻撃による重要情報の漏えいに関して 最新事例のご紹介と サイバー攻撃から重要情報を守るための対策についてご紹介しました 経済為替動向セミナー中国経済の景気減速懸念など 世界情勢の影響によって変化している日本企業の海外ビジネスにおける動向や 今後の為替展望について最新情報をご提供しました 働く女性を対象としたキャリアアップセミナー仕事と生活の調和 効率的な仕事の進め方 家庭や職場でのコミュニケーションスキルなどを学びながら 同じ悩みを抱えながら働く女性の皆さんと一緒に 3 回にわたって未来に向けていきいきと働き続けるためのヒントについて考えるセミナーを開催しました PPP/PFIセミナー官民ともに導入の機運が高まっている PPP/PFI について 自治体職員および民間事業者のみなさまへ 本手法の基礎知識習得から最新動向の把握 新潟県で推進 検討を行う上で役立つ情報などをご紹介しました マイナンバー制度 対応セミナーだいし経営者クラブ会員企業さまに向けて マイナンバー制度のスムーズな導入を目的に 制度概要に加えて マイナンバー制度導入時におけるポイントについてご紹介しました < 各種セミナーの様子 > 9

4. 利便性向上に向けた取組状況 (1) 銀行 証券共同店舗当行では 新潟県内 6ヵ店 ( ) で第四証券との共同店舗を展開し 銀行商品と証券商品をワンストップでご提供しています なお 平成 27 年 10 月 1 日に 新潟証券は当行の完全子会社となり 名前を第四証券へ変更いたしました これまで以上に 銀行と証券の連携によるシナジー効果を発揮し お客さまのニーズに対応した付加価値の高い金融サービスを提供し 地元新潟の発展に貢献してまいります ( ) 新潟証券との共同店舗柏崎支店 高田営業部 長岡営業部 新発田西支店 燕支店 出来島支店 (2) ローンセンター コンサルティングプラザ県内のローンセンターやコンサルティングプラザ ( ) では 土曜 日曜日も営業し 専門スタッフが住宅ローンや各種個人ローンのご相談を承っています ( ) ローンセンター コンサルティングプラザ新潟ローンセンター 新潟南ローンセンター 出来島ローンセンター 新発田ローンセンター 県央ローンセンター 長岡西ローンセンター長岡コンサルティングプラザ 上越コンサルティングプラザ (3) 事前予約相談サービス ゆっくり指定席 ゆっくり指定席 は 平日の午前 9 時から午後 8 時まで お客さまのご希望の日時に資産運用や住宅ローンのご相談を承るサービスです 事前のご予約は お電話やFAX 当行ホームページからもお申し込みいただけます (4) 個人向けインターネットバンキング だいしダイレクト いつでも どこでも お手軽に インターネットや携帯電話を使って お振込や各種お取引口座のご照会 資産運用商品のお申込などができる個人向けインターネットバンキング だいしダイレクト をご提供しています 当行ホームページからも だいしダイレクト のお申し込みができるほか 各種個人ローンの事前審査申込や住宅ローンの固定金利の再選択 住宅ローンの一部繰上げ返済のお手続きなどがご利用いただけます 当行ではこれからも多様化するお客さまのニーズに積極的にお応えしてまいります 以上 10

( 参考 ) 1. 貸出業務への取り組み状況 (1). 貸出金業務全般の状況 (ⅰ) 県内貸出金残高の推移と貸出金県内比率 ( 単位 : 億円 %) 25,000 20,000 15,000 10,000 5,000 0 県内貸出金残高の推移 20,123 20,566 21,048 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 貸出金県内比率 県内 72.99% 全店 新潟県内 県内比率 25 年 9 月期 26,925 20,123 74.73 26 年 9 月期 27,803 20,566 73.97 27 年 9 月期 28,836 21,048 72.99 (ⅱ) 県内貸出金の内訳 ( 単位 : 億円 ) 中堅大企業 15.27% 地方公共団体 18.71% 個人消費性 27.77% 中小企業 38.25% ( 平成 27 年 9 月末現在 ) 全店 新潟県内 個人 ( 消費性 ) 6,550 6,060 中小企業 9,618 7,758 中堅 大企業 8,230 3,018 地方公共団体 4,435 4,210 合計 28,836 21,048 中小企業には個人 ( 事業性 ) を含んでいます (ⅲ) 業種別貸出金残高 ( 単位 : 億円 ) 全店 ( 平成 27 年 9 月末現在 ) 新潟県内 製造業 3,427 2,102 農業 林業 59 59 漁業 8 8 鉱業 採石業 砂利採取業 13 11 建設業 1,005 910 電気 ガス 熱供給 水道業 426 377 情報通信業 155 94 運輸業 郵便業 999 438 卸売業 小売業 3,264 2,630 金融 保険業 2,760 428 不動産業 物品賃貸業 3,809 2,026 各種サービス業 1,919 1,687 地方公共団体 4,435 4,210 その他 6,550 6,060 合計 28,836 21,048 11

(2) 県内中小企業等向け貸出金残高の推移 ( 単位 : 億円 ) 15,000 13,326 13,577 13,818 10,000 5,000 0 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 全店 新潟県内 25 年 9 月期 15,045 13,326 26 年 9 月期 15,570 13,577 27 年 9 月期 16,169 13,818 個人 ( 消費性 ) を含んでいます (3) 県内個人向け貸出 ( 消費性 ) 残高の推移 ( 単位 : 億円 ) 6,000 5,350 5,710 6,060 4,000 2,000 0 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 全店 新潟県内 25 年 9 月期 5,703 5,350 26 年 9 月期 6,134 5,710 27 年 9 月期 6,550 6,060 12

2. 資金運用商品の状況 (1) 預金 預かり資産の状況 (ⅰ) 県内預金等残高の推移と預金県内比率 ( 単位 : 億円 %) 45,000 40,000 県内預金等残高の推移 43,723 42,346 40,040 預金等県内比率 35,000 30,000 県内 98.06% 25,000 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 全店新潟県内県内比率 25 年 9 月期 40,853 40,040 98.01 26 年 9 月期 43,180 42,346 98.06 27 年 9 月期 44,587 43,723 98.06 預金等には譲渡性預金も含みます (ⅱ) 県内預金等の内訳 ( 単位 : 億円 %) 公金 6.76% 金融 0.86% 法人 24.24% 個人 68.14% ( 平成 27 年 9 月末現在 ) 全店 新潟県内 個人 29,869 29,481 法人 11,041 10,580 公金 3,245 3,239 金融 431 422 合計 44,587 43,723 13

(ⅲ) 預かり資産 1 公共債の県内残高の推移 ( 単位 : 億円 ) 3,000 2,000 1,000 0 2,702 2,187 1,641 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 残高 25 年 9 月期 2,702 26 年 9 月期 2,187 27 年 9 月期 1,641 2 投資信託の県内残高の推移 ( 単位 : 億円 ) 1,500 1,000 500 0 1,157 1,187 1,150 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 残高 25 年 9 月期 1,157 26 年 9 月期 1,187 27 年 9 月期 1,150 3 終身保険 個人年金保険の県内販売累計額の推移 ( 単位 : 億円 ) 3,000 2,546 2,757 2,858 2,000 1,000 0 25 年 9 月期 26 年 9 月期 27 年 9 月期 販売累計額 25 年 9 月期 2,546 26 年 9 月期 2,757 27 年 9 月期 2,858 以上 14