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Transcription:

Master's Thesis / 修士論文 性犯罪被害者支援の現状と課題 辻, 真理三重大学, 2011. http://hdl.handle.net/10076/12842

自尊感 情 の喪失 反応 性 の麻痺 な どの心 理的被 害や 事件 を契機 として転居 を含む何 らか の社会 的生活 の 変化 を余儀 な くされ た人 が 強姦被 害者 で約 4割 強制 わ いせ つ の被 害者 では約 3割 み られ る との指摘 が な され てい る この よ うに 性犯罪被 害 はそれ まで被 5 害者 の人生 を大 き く変 えて しま うほ ど 深刻 な もので あ り 被 害 を受 けた後 も長期 に渡 り 継続 的 な被 害 もた らす性 犯罪 は実 に悪 質性 の 高 い犯罪 で あ る しか し これ らの被 害 につ いて の 詳細 はそ の 実態 が正 確 に把握 され て い る訳 で はな い そ の理 由は 被 害者 とな っ て も 世 間体や 二 次被 害 を恐れ 自身 の被害 内容 を公 にす る こ と な く泣 き寝入 りして しま う場合 が少 なか らず存在 して い るた めで あ る これ は性犯 罪 の特 徴 のひ とつ である暗数 が 多 い こ とか らも明 らかで ある 6 この よ うな現状 の 中で 最近 にな って よ うや く被害者 が声 を上 げ始 め るよ うにな り そ の一 人 であ る小林美佳 さん7は 性犯 罪被 害者 と して 実名 を出 し 自身 の 体験 を社会 に広 く訴 えてい る この よ うに近年 被 害 者 自らが性犯 罪 に対す る 自分 の思 い や考 えを伝 えるが可能 な状況 とな っ た事 は 性犯罪被 害者 を支援す る際 に実態 を把握 す る上 で非 常 に有益 な こ とで あ る しか し 今 もなお少 な か らぬ被 害者 が そ の被 害 内容す ら公 にす る こ と難 しい とい う状況 は社会 の構造や対応 に 何 らか の 問題 があ る こ とを示 唆 してお り 改善策 を検討す る必要 が ある と言 える 次 に 平成 2年 か ら平成 21年 まで の 強姦 強制 わ いせ つ の認知件数 検 挙件数 検挙 率 の推移 につ いての現状 を以下 の グラ フ8で 確認す る 11 3奎 制 わ い けつ (イ 半成 4 2 5 100 ' 8 6 500 40 2 1.000 12 10 一4 ;rllr 000 1500 2 3 一6 3,000 2.500 0 (%) (千 件 牛) 80 38 ` 11 _撃 : 40 2 20 0 0 平成 2 認報 件数 口 検 挙 件数 9年 か ら増加傾 向 を示 し 15年 には最近 20年 間 で最多 の 2,472 件 を記録 したが 16年 か ら減 少 し続 け 21年 は 1,402件 (前 年 比 180件 (H.4%)減 )で 強姦 の認知件数 は 平成 あ っ た 検挙率 は 10年 か ら低 下 し 14年 には 62.3%と 戦後最低 を記録 したが 15年 か ら上昇傾 向 にあ り 21年 は 83.0%で あ つた 一 方 強制 わ いせ つ の認知件数 は,平 成 11 年 か ら急増 し,15年 には戦後最 多 の 1万 29件 を記録 したが,16年 か ら減少 し続 け,21年 5田 口真 二 平伸 二 池 田稔 桐生正 幸 編著 性犯罪 の行動学 北大路書房 2010年 P91 6暗 数 の問題 に関 しては次項 で後述す る 7彼 女 の場合 は 精神科 を受診 してい ないが 事件後 に強い不安や身体症状 フラッシュ バ ックな ど PTSD(心 的外傷後 ス トレス障害)と 類似 した症状 を自覚 している 小林美佳 性犯罪被害 にあ うとい うこと 朝 日新聞出版 2008年 P61 8 平成 22年 度版犯罪 白書 法務省法務総合研究所 2010年 P13