られるよう 材料 構造 めっき方法などを検討した 現地試験は 宮城県牡鹿半島太 平洋沿岸鮫浦湾 13 年度 椿浜水深 6.8m 14 年度 椿浜水深 4.0m 15 年度 サキガマ水 深 5.4m と茨城県ひたちなか市平磯沿岸で行った 両地区とも キタムラサキウニの優占 する磯焼け地帯に位置し 試験

Similar documents
Microsoft PowerPoint - 海の波.ppt [互換モード]

                         2009,3,1

土木工事共通仕様書(その2)

(1) (2) (3) (4) (5) 2.1 ( ) 2


0.45m1.00m 1.00m 1.00m 0.33m 0.33m 0.33m 0.45m 1.00m 2

07.報文_及川ら-二校目.indd

新潟県中越沖地震を踏まえた地下構造特性調査結果および駿河湾の地震で敷地内の揺れに違いが生じた要因の分析状況について


<4D F736F F F696E74202D208ECE82DF93FC8ECB946782C982E682E98CEC8ADD897A94678EC08CB182C982C282A282C42E707074>

Microsoft PowerPoint - Š’Š¬“H−w†i…„…C…m…‰…Y’fl†j.ppt


物体の自由落下の跳ね返りの高さ 要約 物体の自由落下に対する物体の跳ね返りの高さを測定した 自由落下させる始点を高くするにつれ 跳ね返りの高さはただ単に始点の高さに比例するわけではなく 跳ね返る直前の速度に比例することがわかった

流速流量表 ( 縦断用 ) 呼び名 幅 a(m) 深さ c(m) ハンチ高 s(m) 水深余

海洋_野崎.indd

program_japanese

津波情報に活用する観測地点の追加について 別紙 津波情報への活用を開始する海底津波計の分布図 活用を開始する海底津波計沿岸の津波観測点 GPS 波浪計海底津波計 活用を開始する海底津波計の地点名称は 沖 を省略して記載しています ( 宮城牡鹿沖 及び 茨城神栖沖 を除く)

™¹ficŒ«“O1

untitled

豪雨・地震による土砂災害の危険度予測と 被害軽減技術の開発に向けて

<4D F736F F D F193B994AD955C8E9197BF816A89C482A982E78F4882C982A982AF82C482CC92AA88CA2E646F63>


<8D5C91A28C768E5A8F91836C C768E5A8F A2E786C73>

P13_一般構造用鋼管

<4D F736F F D208E9197BF ED8DD08E9E82CC8B438FDB8A438FDB F4390B3816A>

津波警報等の留意事項津波警報等の利用にあたっては 以下の点に留意する必要があります 沿岸に近い海域で大きな地震が発生した場合 津波警報等の発表が津波の襲来に間に合わない場合があります 沿岸部で大きな揺れを感じた場合は 津波警報等の発表を待たず 直ちに避難行動を起こす必要があります 津波警報等は 最新

平成 28 年度 スリット式直立消波護岸におけるうねり性波浪の越波対策とその水理特性 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所寒冷沿岸域チーム 酒井和彦 北海道開発局室蘭開発建設部室蘭港湾事務所 佐藤朱美 北海道開発局農業水産部水産課 長谷一矢 気候変動に伴う波高増大やうねり性波浪の頻度増加及び海面

プログラム



dvipsj.8449.dvi

砂浜砕波帯における流れと地形変化

日経テレコン料金表(2016年4月)


Microsoft Word - 田中亮太郎.doc

p

B

122011pp

2

A p A p. 224, p B pp p. 3.

スラヴ_00A巻頭部分

Microsoft Word - 映画『東京裁判』を観て.doc

() L () 20 1

308 ( ) p.121

広報かみす 平成28年6月15日号

.

73 p p.152

_Print

9

戦後の補欠選挙

Machine-Readable Cataloging ( ) ~ -

2. スリット式防波堤を利用した波力発電システム 2.1 スリット式防波堤の構造と防波堤内部の流れ欧米各国では, 大規模な装置を洋上に設置して発電するシステムが主流ですが, 日本では先に述べた事情から, 沿岸の既存構造物に多くのミニ発電装置を設置して, 周辺地域に供電する地産地消型のシステムが適して

MRI X......

.g.i.~.^.A

ヴィエトナム高原におけるマッシュルーム栽培の基本

2.

Microsoft PowerPoint 集い横田.ppt [互換モード]



untitled

<4D F736F F D20837E836A837D E82CC88D98FED E12E646F63>

NETES No.CG V

液晶ディスプレイ取説TD-E432/TD-E502/TD-E552/TD-E652/TD-E432D/TD-E502D

<31332D97708CEA89F090E02E6D6364>


1

第18回海岸シンポジウム報告書


3




000-.\..



スタイルシェルフ 〈クローク収納プラン〉

2

マイスタープロジェクト 推奨仕様

(718)

() () ()


1 C 2 C 3 C 4 C 1 C 2 C 3 C

<967B95D2955C8E F4390B32E6169>

平成24年財政投融資計画PDF出後8/016‐030


緩勾配底面上の下層密度流の流動特性 山田陽子羽田野 朝位研 -7 水圏環境工学研究室 山田陽子 1. はじめに重い流体が軽い流体の底部を流動する現象は下層密度流と呼ばれ, 水工学に密接に関係するものである. 典型例は洪水時における貯水池の濁水密度流, 放射冷却による山地斜面での冷気流, 海底地震によ

『こみの株式会社』の実践

,276 3,

324.pdf

EX-word_Library_JA

Microsoft PowerPoint - zairiki_7

国土技術政策総合研究所 研究資料


2 3 ES-DW3B

平成 30 年度 網代浜海水浴場流況調査 報告書 平成 30 年 7 月調査 第九管区海上保安本部

(1.2) T D = 0 T = D = 30 kn 1.2 (1.4) 2F W = 0 F = W/2 = 300 kn/2 = 150 kn 1.3 (1.9) R = W 1 + W 2 = = 1100 N. (1.9) W 2 b W 1 a = 0

背 景 と 目 的 - 東 日 本 震 災 では の 上 部 構 造 の 流 出 が 多 発 - は 復 旧 に 時 間 を 要 する 一 方 交 通 機 能 の 回 復 は 待 ったなし 活 動 項 目 数 活 動 項 目 数 ( 全 体 ) 全 体 は24hで ピー



J表紙.dpt

Transcription:

られるよう 材料 構造 めっき方法などを検討した 現地試験は 宮城県牡鹿半島太 平洋沿岸鮫浦湾 13 年度 椿浜水深 6.8m 14 年度 椿浜水深 4.0m 15 年度 サキガマ水 深 5.4m と茨城県ひたちなか市平磯沿岸で行った 両地区とも キタムラサキウニの優占 する磯焼け地帯に位置し 試験装置を設置して ①ウニの這い上がり状況 装置に取り付 けたアラメの生残と海藻の着生状況 ②揺れ状況 ③構造上の問題点 ④腐食状況 を調 べた また試験地には 波向 波高計を設置し 波動流速として有義波動流速振幅Us 変 動流速振幅の 2 倍で定義 を測定した なお 平磯沖での調査は茨城県水産試験場浅海増殖部の全面的な協力により実施した 2 藻食性魚類の食害に対する波動の抑制効果について 食害の影響が大きい藻食性魚類としてアイゴを対象種とし アイゴの海藻摂食に及ぼす 流動の抑制効果を水槽実験で調べた 実験には振動流を発生できる回流水槽を用い 水温 20 でアイゴ 平均体重 264g 静岡県水産試験場伊豆分場提供 が 1 日(9 17 時)にアラ メを摂食した量を振動流 周期 10s の流速振幅を変えて調べた また アイゴによる食 害の抑制に必要な波動流の発生確率を 本州中部太平洋沿岸を対象海域として沿岸波浪長 期観測データを用いて計算によって予測し 流動による食害防止の可能性を検討した こ こで 波浪データには 気象庁が静岡県石廊崎沖で 1976 1999 年間に毎時観測した有義波 高と有義波周期を用い また主要 18 分潮の調和定数に基づき潮汐による水深変化を推算し た これらのデータを外的条件として 海底勾配 1/10 の一様斜面に観測沖波が入射すると 仮定して Battjes and Stive(1985)3) に従い波高の水深変化を予測し Soulsby(1987)4) の方法 で局所的な平均波動流速振幅U m,maxを計算した 調査結果 1 揺動式装置 1 反転防止型装置 13 年度試験 初年度は 軸受間距離に対する海藻の着生部 位 着生盤 の相対的長さを大きくすることが 費用対効果と軸の歪み対策の点で有利であるこ とから 着生盤長さ 軸受間距離となる装置の 実用化を検討した しかし この形状は不規則 な波の作用によってときどき反転することがあ り その際 着生盤が支柱に衝突して破損する ことがわかった また 造波水路を用いた模型 実験の結果 波動が規則的であるかぎり 抵抗 板は波動流がどのように強くなっても 90 度 水 平 近くまでしか上がらないが 波動が不規則 になると 流速が瞬間的にほとんど 0 になった ときに発生する乱れ 渦 によってまれに反転 することがわかった そこで 初年度は 図2 に示す反転防止用アーム付装置を試作した こ の構造の装置では着生盤が立ち上がるようにす るため 抵抗板の下端に重りをつけなければな らないが ここでは着生盤と軸との距離を短く 図2 試作した試験装置 下は固定台

15cm 2.5 / SUS304 2001 12 6.5m 6.8m 2001 10 22 21 14 14 13 6.8m 4.0m 2002 8 1 15 3

14 6.8m 2002 9 8 5.4m 20 / 2003 11 4 2.6m/s 2004 2 13 T 1,8551,180mm38 500mm W143L900mm201,100mm L700H300t1.5mmL800mm 400t1.5mm 3 4

15 15 604040 cm 24 18mm 0 0.8m0.6m 0.8m 18 (50.3mm)(12 s)24 0 1 2 3 400 3002mm 38400mm 500mm 2mm Run rms 1) (cm) 1 4.18 0 2 3.76 0 3 3.55 0 4 2.98 0 5 1.67 0.20 1) 5

Newmark- Cradle DelphiBorland Cradle Cradle 1m 100m 10 Cradle 3mm 200 100 2mm 55.84g 109mm 10 Cradle (ADV) 10 Cradle 90 Cradle 10 11 Cradle 10 6

11 5.5 s 1/7 9011 8.5s 12 1.1m/s 1.5m/s 13 2m rms U m,max < 1.1m/s < 1.5m/s 2324 12 13 2m T 7

10.5% Cr Cr 5) SUS316 < 2 m/ 6) 14 15 14 14 2 15Cr 5) SUS304L TiNb 5) 14 15 8

7) 7) b d b/d b/d 0.52 7) 16 W max i Wl 1 2 2 max 3l 4 1 l 48EI z 16 (1) i Wl1 4EI z l l 1 (2) ll 1 E I z max /l i < c/b I z = d 4 /64 d 1/4 Wl1 l 1 l d 2 (3) E( c / b) 2.6m/sGSM-2023-30 80MPab = 30mmd = 20mm184135mm4 l = 986mm 9

1 l = 143mmE = 1.93 10 5 N/mm 2 SUS304 C 2 W d u A 688N 2 C d (= 2)(=1025kg/m 3 ) W/(2bd) = 0.57MPa b/d 1.5 max /l = 1/257 <1/1200 8) 18mm 20mm 18mm 103 90 Cradle Cradle 10

0.4m/s 1) 1.5m/s 2m rms 2m T 1) 2001 1pp.59-107 2) 200012 pp.59-62 3) J.A. Battjes and M.J.F. Stive, 1985: Calibration and verification of a dissipation model for random breaking waves. J. Geophys. Res., 90(C5), pp.9159-9167 4) R.L. Soulsby, 1987: Calculating bottom orbital v elocity beneath waves. Coastal Eng., 11, pp.371-380 5) 2002 237pp. 6) 1995pp.235 7) 1998 244pp. 8) 1983 14 322pp. 11