Eagle Eye Networks カメラ検証レポート AXIS M3007-P v1.1 2015 年 11 月 24 日 株式会社イグアス 2015 年 12 月 3 日更新 クラウド & ソリューション事業部クラウド推進部
Agenda カメラ概要 外観 テストサマリ 製品仕様 ( 参考 ) 帯域データ ( 参考 ) 録画設定 テスト結果 ( 詳細は左記 ) 参考資料 テスト結果 通常カメラ追加テスト RTSPカメラ追加テスト タイルビューテスト ライブビューテスト 音声テスト 録画テスト 動体テスト パターン認識テスト 1
カメラ概要 外観 テストサマリ 項目 内容 メーカー名 AXIS 形名 M3007-P 型式 0515-001-01 形状 ドーム型 バレット型 レンズ仕様 固定型 PTZ 型 パノラマ型 画素数 5.0MP (12fps) テスト結果サマリ 通常カメラ追加テスト RTSP カメラ追加テスト タイルビューテスト ライブビューテスト 音声テスト 録画テスト 動体テスト パターン認識テスト - - 総評 EEN 正式対応のパノラマ対応ドームカメラ 2
製品仕様 カメラ 撮像素子 レンズ デイナイト 1/3.2 プログレッシブスキャン RGB CMOS M12 マウント F2.8 固定アイリス メガピクセル解像度 1.3 mm 水平画角 187 赤外線カットフィルターを自動でオン / オフ切り替え 光感度 0.6~200000 ルクス F2.8 シャッタースピード 1/24000~2 秒 アングル調整回転 ±180 ビデオ ビデオ圧縮 解像度 フレームレート ビデオストリーミング マルチビューストリーミング H.264 ベースライン / メインプロファイル (MPEG-4 Part 10/AVC) Motion JPEG 2592 1944 (5 メガピクセル )~160 90 12 フレーム / 秒 (360 オーバービューおよびパノラマュー ) 個別設定可能な H.264 Motion JPEG マルチストリーム フレームレートと帯域幅が制御可能 VBR/CBR H.264 360 オーバービュー 歪み補正されたパノラマ ダブルパノラマ 4 分割表示 最大 4 つのビューエリアを個別に切り取り 歪み補正可能 VGA 解像度で 4 つの歪み補正されたビューエリアと 1 つの 360 オーバービュー表示のストリーミングを行う場合 フレームレートは 1 ストリーム当たり 10 フレーム / 秒 ビデオ パン / チルト / ズーム 画像設定 ネットワーク セキュリティ ビューエリアのデジタル PTZ プリセット位置 ガードツアー パノラマ ダブルパノラマ 4 分割表示のデジタル PT 圧縮レベル カラーレベル 輝度 シャープネス コントラスト ホワイトバランス 露出コントロール 逆光補正 ワイドダイナミックレンジ ダイナミックコントラスト オーバーレイ ( テキスト / 画像 ) ミラーリング プライバシーマスク 露出ゾーン 暗所における振る舞いの微調整 画像の回転 : 0 180 パスワード保護 IP アドレスフィルタリング HTTPSa 暗号化 IEEE 802.1Xa ネットワークアクセスコントロール ダイジェスト認証 ユーザーアクセスログ 対応プロトコル IPv4/v6, HTTP, HTTPS, SSL/TLS, QoS Layer 3 DiffServ, FTP, SOCKS, CIFS/SMB, SMTP, Bonjour, UPnP, SNMPv1/v2c/v3 (MIB-II), DNS, DynDNS, NTP, RTSP, RTP, TCP, UDP, IGMP, RTCP, ICMP, DHCP, ARP 3
製品仕様 システムインテグレーション アプリケーションプログラミングインターフェース インテリジェントビデオ イベントトリガー イベントアクション データストリーミング 設置支援機能 一般 ケーシング メモリー Axis の VAPIX AXIS Camera Application Platform をはじめとするソフトウェアインテグレーションのためのオープン API www.axis.com で仕様を入手可能 ワンクリックでカメラに接続できる AXIS Video Hosting System (AVHS) に対応 ONVIF プロファイル S に準拠 www.onvif.org で仕様を入手可能 ビデオ動体検知 いたずら警告 AXIS Camera Application Platform に対応し 追加のアプリケーションをインストール可能 インテリジェントビデオ エッジストレージイベント ファイルのアップロード : FTP/HTTP/ ネットワーク共有 / 電子メールを利用イベント通知 : HTTP/TCP/ 電子メールを利用エッジストレージへの映像の保存ビデオバッファ ( プリ / ポストアラーム ) イベントデータ ピクセルカウンター 色 : 白 NCS S 1002-B 電子部品を収納した内部カメラモジュール 拘束ネジ (resitrox 10) 露出レンズによる煙感知器スタイルの外観 アルミニウムおよびポリカーボネート /ABS ケーシング RAM 512 MB フラッシュ 128 MB 一般 電源 Power over Ethernet IEEE 802.3af/802.3at Type 1 クラス 2 最大 4.6 W コネクタ エッジストレージ 10BASE-T/100BASE-TX PoE 用 RJ45 オスコネクタ付きネットワークケーブル (2m) microsd/microsdhc/microsdxc メモリーカードスロット 64 GB までの容量に対応 ( メモリーカードは付属していません ) 録画専用 NAS (Network-Attached Storage) への録画に対応 動作条件湿度 : 15~85% RH ( 結露不可 ) 温度 : 0 C~45 C 認証 認可 重量 付属品 ビデオ管理ソフトウェア 保証 EN 55022 Class B EN 55024 EN 61000-6-1 EN 61000-6-2 FCC Part 15 Subpart B Class B ICES-003 Class B VCCI Class B C-tick AS/NZS CISPR 22 Class B KCC KN22 Class B, KN24 IEC/EN/UL 60950-1 570 g インストールガイド インストール 管理ソフトウェア CD Windows 用デコーダ (1 ユーザーライセンス ) 穴あけ用テンプレート トルクス L 型レンチ AXIS Camera Companion ( 付属品 ) AXIS Camera Station および Axis アプリケーション開発パートナーが提供するビデオ管理ソフトウェア ( 別売 ) Axis のビデオ管理ソフトウェアおよび一部のパートナーは AXIS M3007-P/-PV の 360 オーバービューのクライアント側での歪み補正をサポートします 詳細については www.axis.com/products/video/software をご覧ください Axis の 1 年保証および Axis 延長保証オプション www.axis.com/warranty Copyright 2015 を参照 iguazu Corporation 4
( 参考 ) 帯域データ 本カメラを使用した際の帯域データは以下のとおり カメラ稼働率 60% ~70% で帯域及びストレージとして 一時間あたりおよそ 470MBytes 使用することがわかった (1080p x4 ビュー使用時 ) 5
( 参考 ) 録画設定 本検証で使用した画像 動画品質設定は以下のとおり ヒストリビューのプレビューで使用される画像は プレビュービデオ の品質が使用され 動画録画やライブビューで使用される動画は フルビデオ録画 の品質が使用されます < 用語の解説 > 解像度 : cif (320x240) std (640x480) high (1280x960) 1080p (1920x1080, 1600x1200) 画質 : low (~10 fps, 高圧縮 ) med (10~15 fps, 中圧縮 ) high (15 fps~, 低圧縮 ) 非推奨 アップデートレート : プレビュー画像の fps < 用語の解説 > 送信モード : always, event, background, on demand 録画時間 : always, event always: 常時送信 event: 動体イベント発生時のみ送信 background: 帯域余力時に送信 on demand: 再生依頼時に転送 最大帯域幅 : ビットレート : この帯域を超えると fps が低下し 圧縮率が上げられて転送される ビットレートはデフォルト変更非推奨 6
テスト結果 (1) 通常カメラ RTSP カメラ追加テスト 通常カメラ追加テスト結果実施日実施者備考 ボタンによる Eagle Eye Networks への追加テスト OK 2015/11/24 大塚 EEN 正式対応カメラ RTSP カメラ追加テスト結果実施日実施者備考 ボタンによる Eagle Eye Networks への追加テスト - - - 正式対応カメラのため 未実施 RTSP 接続パラメータ設定パラメータ備考 Connect to Bridge Camera Name Login Username(optional) Login Password(optional) IP Address N/A N/A N/A N/A N/A RTSP Video Resource URL (H264) Preview Resource URL (MJPEG) N/A N/A 7
テスト結果 (2) タイルビューテスト タイルビューテスト結果実施日実施者備考 Eagle Eye Networks の Web コンソール内の Camera( カメラ ) ビューで期待される表示内容で表示されること OK 2015/11/24 大塚 タイルビューテスト結果撮影日備考 プレビューの画質はデフォルトで low となっているが med に変更することで画質向上が期待できる ( 左記は med での状態 ) またパノラマカメラの場合は一つのカメラで複数のビューを持つことが可能ですので タグなどでまとめて表示することで利便性が向上すると思われる 2015/11/24 8
テスト結果 (3) ライブビューテスト ライブビューテスト結果実施日実施者備考 Eagle Eye Networks の Web コンソール内の Camera ビューからカメラをクリックしてライブビューが期待される表示内容で表示されること OK 2015/11/24 大塚 ライブビューテスト結果撮影日備考 2015/11/24 AXIS M3007 における最大録画サイズの 1080p は解像度で 1600x1200 となるため 例えば Quad view を録画する場合は一つの画角サイズは 400x300 ピクセル相当となる オーバービューとして利用するには十分な画素数だが 細部の確認などを行う場合には別途個別画角の画面を録画することが推奨される 9
テスト結果 (4) 音声テスト 音声テスト結果実施日実施者備考 Eagle Eye Networks の Web コンソール内の Camera ビューからカメラをクリックしてライブビューにて期待される音声が再生されること NG 2015/11/24 大塚音声入出力未対応のため 未実施 音声テスト結果撮影日備考 音声入出力未対応のため 未実施 2015/11/24 なし 10
テスト結果 (5) 録画テスト 録画テスト結果実施日実施者備考 Eagle Eye Networks の Web コンソール内のヒストリビューから録画内容が期待される表示内容で表示されること OK 2015/11/24 大塚 録画テスト結果撮影日備考 2015/11/24 パノラマカメラの場合 通常のカメラと比較して複数のビューを使用することが多いと予想されるが この場合カメラ単体で対応可能な負荷を事前に測定することが重要になる結果が得られた 今回のテストでは 1 つのカメラに対し 4 つのビューを 1080p で録画実施する設定を行ったが この場合一つのビューでは 3~4fps 程度の性能しか得られなかった ただし 動画解像度そのものは 1600x1200 で録画されているため fps よりも動画解像度や精細度が優先される場合には非常に威力を発揮するものと思われる 11
テスト結果 (6) 動体テスト 動体テスト結果実施日実施者備考 Eagle Eye Networks の Web コンソール内のヒストリビューから録画内容が期待される表示内容で表示されること OK 2015/11/24 大塚 動体テスト結果撮影日備考 2015/11/24 モーション設定はパノラマの各ビューごとに設定可能なため 通常のカメラと同様に設定が可能 クアッドビューのように電子 PTZ で画角設定を行うカメラの場合 領域設定後に画角を変更するとモーション検知が不正になるため注意が必要 画角調整以外は特にパノラマ特有の注意事項は発生しなかった 12
テスト結果 (7) パターン認識テスト パターン認識テスト結果実施日実施者備考 Eagle Eye Networks に録画された動画のスナップショットから各テストパターンが認識できること OK 2015/11/24 大塚文字の認識はできなかった パターン認識テスト結果撮影日備考 EIA 1956 パターン距離 :100cm サイズ :27x36cm 文字などの認識は難しく パターンも一部は不明瞭だった 全体としてどのような意匠かというような認識は可能なので 俯瞰として利用するには問題ないと思われる 2015/11/24 ISO 12233 パターン距離 :375.5cm サイズ :24.5x40.5cm 記号も文字も認識が難しい 物体の特徴をつかむ程度の利用方法に留めるのが望ましいと思われる 13
参考 パノラマモードについて AXIS 社 ( 現在は AXIS 社のみ対応 ) のパノラマカメラの場合 EEN で登録が行われると自動的にパノラマカメラとして認識し 登録されます そのままでは何も録画もできませんが New View というボタンを押すことで Quad View など各カメラでプリセットで登録されているビューを個別のカメラとして登録が可能になります 個別に登録されたビューは通常のカメラ同様 保存期間や解像度を設定が可能です 追加されたビューは通常のカメラと同様の体系で課金されます また M3007 での設置モードは現在は Ceiling または Desktop のみがサポートされます パノラマのみレイアウト画面 パノラマカメラダッシュボード画面パノラマカメラ全体設定画面個別ビュー設定画面 14
ご注意資料の内容には正確を期するよう注意しておりますが この資料の内容は発表時点の情報であり 製品の新しいリリース 修正などによって動作 / 仕様が変わる可能性があります 特に Eagle Eye Networks 社にて正式サポートされていない製品については株式会社イグアスにおいてもサポート対象外となります 当資料は 資料内で説明されている製品の仕様や動作を保証するものではありません 従って この情報の利用またはこれら設定 技術の実施は使用者の責任とし 資料の内容によって受けたいかなる被害に関しても 切の補償をするものではありません 外観や画像 動画に対するコメントは検証者の主観に基づくものであり 当該製品における全ての設定方法において該当するものではなく また一部設定における全ての状況に対して適用されるものではありません イグアス iguazu, イグアスロゴ Eagle Eye Networks, EEN, Eagle Eye Networks ロゴおよび eagleeyenetworks.com は 登録がなされた国における登録商標です 他の製品名およびサービス名等は 各社の商標である場合があります 15