TestLeft クイックスタートガイド

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Transcription:

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 1 開発者向けの機能テストツール クイックスタートガイド TestLeft 1.0 エクセルソフト株式会社作成 : 2016.5.16

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 2 目次 目次... 2 はじめに... 3 チュートリアル... 4 TestLeft - 基本概念... 5 テストの作成... 5 テストの実行... 6 Web サービスについて... 7 1. Visual Studio プロジェクトの作成... 9 2. テストコードの記述... 13 3. テストの実行とテスト結果の表示... 20 次のステップ... 22 お問合せ先... 23

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 3 はじめに このガイドブックは TestLeft (v1.0) ユーザーガイドのクイックスタートチュートリアルに関して説明した部分を抜粋して翻訳したものです サンプルコードは C# 部分のみ記載していますので Visual Basic.NET のコードを参照する場合は 英語のユーザーガイドをご参照ください 評価版のインストールファイルの入手は 弊社 Web サイトからお申込みください http://www.xlsoft.com/jp/products/smartbear/testleft.html 各機能の詳細を説明する最新バージョンの TestLeft ユーザーガイドは SmartBear 社の 下記のサイトで参照できます https://support.smartbear.com/onlinehelp/ ビデオによるクイックスタートガイドの操作方法も用意していますので ご覧ください https://support.smartbear.com/viewarticle/79457/ 2016 SmartBear Software.All rights reserved. Translated by XLsoft Corporation

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 4 チュートリアル このチュートリルは Visual Studio で TestLeft のテストを作成する手順を学習するのに役立ちます このチュートリアルでは TestLeft コンポーネントを説明し さらにそれらがどのように相互に働くかを説明します チュートリアルでは以下の操作を行います : TestLeft テスト用に Visual Studio テストプロジェクトを作成し 設定します テストするアプリケーションでオブジェクト階層を参照します TestLeft テストからテストするアプリケーションのオブジェクトにアクセスし それらを使ったユーザーアクションをシミュレートします テストを実行し テスト結果を確認します テスト対象のアプリケーションとして Windows 付属のメモ帳 (Notepad) アプリケーションを使用します

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 5 TestLeft - 基本概念 SmartBear TestLeft は Windows デスクトップおよび Web アプリケーションの機能テストと UI テストを作成および実行するための自動テストフレームワークです C# Visual Basic.NET その他の任意の.NET 言語でテストを作成することができ Jenkins のような CI システムや Visual Studio テストエクスプローラー あるいは他の任意の方法でそれらを実行できます TestLeft は TestComplete エンジンで構築され TestComplete によりサポートされているアプリケーションとテクノロジーの大半をサポートします テストの作成 Visual Studio 2013 または 2015 で TestLeft のテストを作成します TestLeft プロジェクトは.NET Framework 4.5 またはそれ以降をターゲットにしている必要があります TestLeft のインストーラーが Visual Studio に追加する TestLeft UI Spy パネルからオブジェクト メソッド プロパティを見ることができます テストコードは プロジェクトに含まれる SmartBear.TestLeft.dll アセンブリにより提供されるインターフェース クラス メソッドを使用して記述します このパネルとアセンブリに加えて TestLeft のインストーラーは MSTest と NUnit 互換のテストプロジェクトの作成用に定義済テンプレートを追加し Visual Studio を拡張します これらのテンプレートは TestLeft のテスト作成をさらに簡単にします

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 6 プロジェクトで以下のことが自動的に取得できます SmartBear.TestLeft ライブラリーへの参照 ソースファイルの最初で SmartBear.TestLeft 名前空間へのリンク 自動的に作成される Driver オブジェクト ( これは テストランナーと他のテスト関連のアクションの実行でデータ交換のために使用される中核のオブジェクトです ) カスタムメッセージを受け取るために自動的に作成される Log オブジェクト プロジェクトテンプレートに加えて TestLeft インストーラーは 個別の MSTest と NUnit ベースの TestLeft テストを作成するためのテンプレートを追加します テンプレートに基づいたプロジェクトをコンパイルした後に 既に社内で使用している MSTest または NUnit 単体テストフレームワークで実行できるモジュールが得られます テストプロジェクトのために これらのテンプレートを使用することを推奨しますが コンソールアプリケーションまたは通常の WinForm アプリケーションなど 任意のアプリケーションに TestLeft コードを配置することができます この場合 TestLeft テストを作成するための必要なすべてのアクションを手動で実行する必要があります Visual Studio でテストコードを記述した後で それを DLL または実行ファイルにコンパイルします テストの実行 テストコードをコンパイルした後に 任意の方法でそれを実行できます : - Visual Studio テストエクスプローラー - Jenkins または他の任意のビルド自動ツール - コマンドライン ( 実行ファイルとしてコードをコンパイルした場合 ) - MSTest または Unit テストランナー - TestComplete - または任意の他の方法から実行できます テストを実行するとき テストランタイムエンジンにユーザーアクションを順番にシミュレートするコマンドを送ります :

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 7 テストは 利用中のコンピューターまたは TestLeft がインストールされたネットワーク上の他の任意のコンピューターに存在するランタイムエンジンにコマンドを送ることができます さらに テストコードはリモートの TestExecute および TestComplete ( これらの最新バージョンは TestLeft からのコマンドを受け付けます ) のインスタンスにコマンドを送ることができます Web サービスについて TestLeft は RESTful Web サービスを通してテストランナーと相互作用します この Web サービスは TestLeft の一部であり TestLeft をインストールすると 自動的にインストールされます このサービスは TestExecute と TestComplete の最新バージョンにも含まれています サービスは コンピューター上に存在するアプリケーション ウィンドウ コントロールを探索するために必要となります TestLeft UI Spy パネルで表示されるオブジェクト メソッド プロパティ上の情報は このサービスによって提供されます デフォルトでは このサービスはポート番号 2377 上で動作します (UI Spy は サービスがこのポートを使用することを意味します ) このポート番号は 変更可能ですが この場合 UI Spy はシステム上でオブジェクトを認識できません

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 8 テストを作成するための準備 1. TestLeft テストを作成し実行するには Visual Studio の次のいずれかのバージョンがインストールされている必要があります : Microsoft Visual Studio 2015 (Community Professional または Enterprise) Microsoft Visual Studio 2013 (Professional Premium または Ultimate) TestLeft テストは Visual Studio IDE 上でのみ作成できます 2. コンピューターに TestLeft をインストールします TestLeft のインストール方法については ヘルプの Installing TestLeft をご参照ください 3. Visual Studio で TestLeft UI Spy パネルを開きます UI Spy は TestLeft に含まれている機能です テストするアプリケーションのオブジェクトの階層を確認でき テスト用にオブジェクト識別コードを生成するために これを使用します パネルを開くには Visual Studio のメインメニューから [ 表示 ] - [ その他のウィンドウ ] - [TestLeft UI Spy] を選択します 必要に応じて Visual Studio IDE でパネルをドラッグアンドドロップします 4. 今回のテスト対象となるメモ帳 (Notepad) アプリケーションを実行します このアプリケーションは サポートしているすべての Windows オペレーティングシステムに含まれています

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 9 1. Visual Studio プロジェクトの作成 C# および Visual Basic.NET 言語を使用して テストコードを記述できます また テストコードを Visual Studio でサポートしている任意のタイプのプロジェクトに追加できます さらに TestLeft は Visual Studio でテストを作成するためのテンプレートを装備しています MSTest および NUnit 単体テストフレームワークを使用することで これらのテンプレート経由で作成したプロジェクトを実行できます このように すでに社内で使用しているテストフレームワークを使用して TestLeft のテストを作成し 実行することができます このチュートリアルでは TestLeft MSTest Project テンプレートに基づくテストプロジェクトを作成します : プロジェクトの作成 既存の Visual Studio ソリューションに新規のプロジェクトを追加するか 新規プロジェクトを作成します 1. [ 新しいプロジェクト ] ダイアログで.NET Framework version 4.5 またはそれ以降がターゲットになっているか確認します プロジェクトテンプレートの一覧から [ テスト ] カテゴリーを選択し 次に [TestLeft MSTest Project] テンプレートを選択します

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 10 必要に応じて プロジェクト名と場所を指定します [OK] をクリックします 2. Visual Studio が新規の TestLeft MSTest プロジェクトを作成し ソリューションに追加します : プロジェクトの設定 1. TestLeft でテストを作成するには Visual Studio プロジェクトに追加された SmartBear.TestLeft.dll ライブラリーへの参照設定を行う必要があります ライブラリーは TestLeft に付属しており <TestLeft> API dotnet フォルダーにあります このプロジェクトは TestLeft MSTest プロジェクトテンプレートをベースにしており デフォルトで必要な参照がされています

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 11 スクラッチからプロジェクトを作成する場合 参照を手動で追加してください 2. この SmartBear.TestLeft.dll ライブラリーは サポートするすべてのアプリケーションテクノロジーのための基本のテストクラスとインターフェースを提供する名前空間を宣言します テストコードを記述するソースファイルで これらの名前空間がファイルの名前スコープで利用可能になります このチュートリアルでは SmartBear.TestLeft と SmartBear.TestLeft.TestObjects 名前空間が必要になります TestLeftTest ソースファイルを使用する場合 これらはデフォルトで設定されます

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 12 テストモジュールをスクラッチから作成する場合 またはテストで他の SmartBear.TestLeft 名前空間が必要な場合 手動で利用可能にしてください 3. TestLeft プロジェクトテンプレートを使用して作成したプロジェクトには サンプル HelloWorldTest テストメソッドがあります このチュートリアルでは不要なため 削除して スクラッチから新しいテストメソッドを作成してみましょう

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 13 2. テストコードの記述 テストコードを作成するには SmartBear.TestLeft.IDriver インターフェースを使用します このインターフェースは TestLeft エンジンへのアクセスを提供します また テストするアプリケーションでオブジェクト階層へのアクセスも提供し 様々なテスト関連の操作を実行することができます このインターフェースの詳細については About Driver Objects をご参照ください このプロジェクトは TestLeft MSTest プロジェクトテンプレートから作成されました テストを作成するために使用するプロジェクトの UnitTestClassBase クラスは 必要となるインターフェースを返す Driver プロパティを持っています : インターフェースを取得するために LocalDriver クラスを使用します 今回はローカルコンピューター上の TestLeft テストエンジンにアクセスします リモートコンピューター上で実行している TestLeft テストエンジンにアクセスするには RemoteDriver クラスを使用します TestLeft テンプレートを使用しないで スクラッチからテストを作成する場合 コードでインターフェースを手動で取得してください ユーザーアクションのシミュレーション 1. このチュートリアルでは メモ帳 (Notepad) アプリケーションで作業します テストの最初にメモ帳を実行するコードを作成しましょう :

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 14 C#: Driver.Applications.Run("notepad.exe"); メモ帳を実行するため IDriver.Applications.Run メソッドを使用します テストから対象のアプリケーションを実行することに関する詳細は Running Applications From Tests をご参照ください 2. メモ帳のウィンドウにアクセスし そこにテキスト入力をシミュレートするコードを作成します : オブジェクトを取得するにはこの Idriver インターフェースは テストするアプリケーション内のオブジェクトへのアクセスを取得するために使用できる多数のメソッドを持っています しかし 必要なオブジェクトを取得するコードを作成するための最も簡単な方法は TestLeft UI Spy を使用することです : UI Spy パネルが隠れている場合 パネルを表示するため Visual Studio のメインメニューから [ 表示 ] - [ その他のウィンドウ ] - [TestLeft UI Spy] を選択します このパネルは コンピューター上で実行しているすべてのアプリケーションの階層と それらのウィンドウとコントロールの階層を表示します 画面上にあるメモ帳の編集ボックスを [Pick Object] ツールで選択します : TestLeft UI Spy がそのコントロールをキャプチャーし オブジェクトツリーでそれを選択します

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 15 注意 : TestLeft が必要なオブジェクトをキャプチャーし オブジェクトの 周りに赤い枠を表示するのに数秒かかることがあります その場合 は少しお待ちください オブジェクトツリーでオブジェクトを右クリックし Copy Identification を クリックします TestLeft UI Spy が 必要なオブジェクトにアクセスするためのコードを生成し クリップボードにコードをコピーします クリップボードからのコードをテストメソッドに挿入します : C#: ITextEdit edit = Driver.Find<IProcess>(new ProcessPattern() { ProcessName = "notepad" }).Find<ITopLevelWindow>(new WindowPattern() { WndClass = "Notepad" }).Find<ITextEdit>(new WindowPattern() { WndClass = "Edit" }); TestLeft は テストするアプリケーションのウィンドウまたはコントロールを適切なインターフェースにキャストし そのウィンドウまたはコントロール上のユーザーアクションをシミュレートするために インターフェースのメソッドとプロパティを使用します オブジェクトで作業するために TestLeft が使用するインターフェースは オブジェクトクラスに依存します

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 16 このチュートリアルでは TestLeft は メモ帳の編集ボックスを ITextEdit インター フェースとして認識します オブジェクト上でユーザーアクションをシミュレートするにはコントロール上のユーザーアクションをシミュレートするために オブジェクトのプロパティとメソッドを使用することができます Visual Studio のインテリセンスで利用可能なプロパティとメソッドの一覧が表示されます メモ帳のテキストエディターでマウスクリックをシミュレートするには オブジェクトの Click メソッドをコールします テキスト入力をシミュレートするには オブジェクトの SetText メソッドをコールします C#: edit.click(); string inputtext = "test"; edit.settext(inputtext);

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 17 オブジェクト状態のチェック テストでは アプリケーションがテスト下で正しく機能しているか確認するために オブジェクトの状態をチェックすることが必要になることがあります TestLeft には 期待する値とオブジェクトのプロパティを比較するコードを作成する機能があります このチュートリアルでは テキスト入力が正しくシミュレートされたかをチェックするコードを作成します 期待されるテキストに対して メモ帳のテキストエディターが含んでいる実際のテキストの情報 ( wtext プロパティで返される ) を比較します Assert.AreEqual(inputText, edit.wtext); アサーションが失敗した場合 テストは停止し それ以降のすべての操作が実行されません テスト結果の保存 TestLeft テストが実行しているとき TestLeft は テストするアプリケーションでシミュレートする ( マウスクリック ボタン押下など ) すべてのテストアクションの情報をテストログに保存します テストが失敗した場合 テストログを参照し テスト実行中に何が起こったか 何がテスト失敗の原因かを知ることができます TestLeft のテストログにカスタムメッセージをポストすることができます メモ帳の編集ボックスのスクリーンショットとカスタム警告メッセージを TestLeft のテストログにポストしてみましょう : C#: Driver.Log.Screenshot(edit, "Notepad's edit box screenshot"); Driver.Log.Warning("A warning message"); デフォルトで TestLeft は一時フォルダーにそのログを格納し テスト実行が終了したあとにそれを削除します テスト結果をテスト実行後に表示し 分析するために外部のファイル (MHT または HTML) にエクスポートすることを TestLeft に指示することができます 注意 : TestLeft MSTest プロジェクトテンプレートは TestLeft ログを自動的にデフォルトの MSTest 結果フォルダーにエクスポートするメソッドを持っています

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 18 テストがパスした場合 MSTest はこのフォルダーをクリアします このテスト結果は テストが失敗したときにのみ 見ることができます テストがパスしたときこのテスト結果を表示するには 次のいずれかをしてください : テストログを別の場所にエクスポートします ( このチュートリアルで説明するアプローチです ) または MSTest がテスト結果をクリアしないようにプロジェクトでテスト設定を指定します TestLeft のテスト結果を表示するために 現在のユーザーフォルダーにテストログを保管するように命令をテストメソッドに追加します : C#: using System.IO; string logpath = Path.Combine(Environment.GetFolderPath(Environment.SpecialFolder.MyDocument s), DateTime.Now.ToString("MM_dd_yyyy_H_mm_ss") ); Driver.Log.Save(logPath, Log.Format.Html); TestLeft テストログにカスタムメッセージをポストしたり ログをエクスポートすることに関する詳細な情報は Working With TestLeft Test Logs セクションをご参照ください 最終コード全体的な TestLeftTest クラスコードは 次のようになります : C#: using System; using System.Collections.Generic; using Microsoft.VisualStudio.TestTools.UnitTesting; using System.Linq; using System.Text; using SmartBear.TestLeft; using SmartBear.TestLeft.TestObjects; using System.IO; namespace TestLeftProject1

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 19 { [TestClass] public class TestLeftTest : UnitTestClassBase { [ClassInitialize] public static void ClassInitialize(TestContext context) { UnitTestClassBase.InitializeClass(context); } [TestMethod] public void TestMethod1() { // メモ帳アプリケーションを実行 Driver.Applications.Run("notepad.exe"); // メモ帳の編集ボックスを取得 ITextEdit edit = Driver.Find<IProcess>(new ProcessPattern() { ProcessName = "notepad" }).Find<ITopLevelWindow>(new WindowPattern() { WndClass = "Notepad" }).Find<ITextEdit>(new WindowPattern() { WndClass = "Edit" }); // メモ帳でマウスクリックをシミュレート edit.click(); // メモ帳でテキスト入力をシミュレート string inputtext = "test"; edit.settext(inputtext); // メッセージを TestLeft ログにポスト Driver.Log.Screenshot(edit, "Notepad's edit box screenshot"); Driver.Log.Warning("A warning message"); // メモ帳に含まれるテキストを照合 Assert.AreEqual(inputText, edit.wtext); // TestLeft テストログを保存 string logpath = Path.Combine(Environment.GetFolderPath(Environment.SpecialFolder.MyDocument s), DateTime.Now.ToString("MM_dd_yyyy_H_mm_ss") ); Driver.Log.Save(logPath, Log.Format.Html); } } } [ClassCleanup] public static void ClassCleanUp() { UnitTestClassBase.FinalizeClass(); }

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 20 3. テストの実行とテスト結果の表示 1. テストプロジェクトをビルドします [ ビルド ] [ <TestLeft プロジェクト > のビルド ] を選択して ビルドします 2. テストエクスプローラーパネルを開いて 作成したテストを見つけます [ テスト ] [ ウィンドウ ] [ テストエクスプローラー ] の順に選択します 3. テストを右クリックして [ 選択したテストを実行 ] をクリックします 4. Visual Studio がテストを実行します テストコードがメモ帳アプリケーションを実行し 編集ボックスの取得 キーボード入力のシミュレート テスト結果を保存します 5. テストが終了した後 Visual Studio は テストエクスプローラーパネルで MSTest テスト結果を表示します :

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 21 6. TestLeft テストログを表示するには テストログが保管されているフォルダーに進 みます ( 今回は カレントユーザーのドキュメントフォルダーになります ) 結 果のテストログを開きます : 注意 : Visual Studio は TestLeft テストログがエラーまたは警告を含んでいるかど うかを追跡しません テストコードが正常に実行された場合 テストがパス したことをレポートします

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 22 次のステップ テストの作成方法のチュートリアルはこれで終了します TestLeft を理解する上でお役に 立てたと存じます TestLeft の詳細については オンラインヘルプの下記のセクション をご参照ください : 関連トピック Object Identification テストするオブジェクトを見つける方法を説明します About TestLeft Test Logs テストログに様々なデータをポストし テストログの保存 ファイルにエクスポートする方法を説明します Running TestLeft Tests on Remote Computers リモートコンピューター上で TestLeft を実行する方法を説明します Running TestLeft Tests by Using Unit Testing Frameworks 様々な単体テストフレームワークを使用して TestLeft テストを実行する方法を説明します

SmartBear TestLeft クイックスタートガイド 23 お問合せ先 TestLeft またはその他の SmartBear 製品の価格 ライセンスに関するお問合せや テクニ カルサポートのお問合せは 下記の Web サイトからお気軽にお問合せください : エクセルソフト株式会社 http://www.xlsoft.com/jp/services/contact.html