ソフトテニス長期基本計画2012 (2012年度~2016年度)

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ソフトテニス長期基本計画 2017 ( 公財 ) 日本ソフトテニス連盟は 昭和 58 年 (1983 年度 ) 以来 ソフトテニスの抱える現状や課題に対応すると共に ソフトテニスの一層の普及振興を図るため 将来像の基本となる方向性を示す長期基本計画を策定し その方針に沿って総合的かつ計画的に取り組ん

平成 27 年度事業計画 日本で生まれたソフトテニスを世界に誇れる 格調高いスポーツとして普及振興するため 当連盟の総力を挙げ真剣に取り組む そのため ソフトテニスの普及振興を図り 国民の心身の健全な発達に寄与することを目的とする 当連盟の目的をより明確にして ソフトテニスの普及振興事業 ソフトテニ

スライド 1

2018 年 7 月 11 日 公益財団法人日本バスケットボール協会平成 30 年度第 3 回理事会報告 日時 :2018( 平成 30) 年 7 月 11 日 ( 水 ) 13:30~15:30 会場 :JBA 会議室 報告内容 1. コーチライセンス制度の改定について 2. トップリーグ外国籍コ

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参加標準記録 少年女子 B 少年共通 少年男子 B 少年女子 A

技術等級制度規程

審判委員会関係

第47回国民体育大会冬季大会 実施要項


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平成18年度(財)岐阜県体育協会 事業報告(案)

2019 年度 JAF 主催大会概要及び新規追加 変更事項 2019 年 2 月 18 日作成 Ⅰ. 重要事項 1 公式競技シニア 3 女子シングル部門の 2 分化に関して 出場選手数の増加に伴い 2019 年度は従来のシニア 3 女子シングル (45 才 ) をシニア 3 女子シングル A(45

計画策定の基本的な考え方 スポーツ振興法が50 年ぶりに全面改正され 平成 23 年 6 月に新たにスポーツ基本法が制定されました スポーツ基本法においては スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことは全ての人々の権利であるとともに スポーツは青少年の健全育成等 国民生活において多面にわたる役割を担

2019 年度福岡県水泳連盟被表彰候補者ならび奨励賞候補者の推薦について 貴職におかれましては ますますご清祥のこととお喜びもうしあげます 平素より本連盟の諸事業につきまして ご協力を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記の件につきまして 貴団体より被表彰候補者ならび奨励賞候補者を下記の通りご推薦をい

(6) 第 17 回全日本中学生バドミントン選手権大会中学生の健全育成に寄与することを目的とした大会で 平成 29 年 3 月 25 日から 3 月 27 日まで 岡山県岡山市で開催 選手約 450 名 競技役員延 840 名 (7) 第 45 回全国高等学校選抜バドミントン大会高校生の交流と技術指

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施策1

資料1 第1回会議のポイントについて

平成 2 8 年度 大会 鳥取県アーチェリー協会 ( 大会名 ) ( 期日 ) ( 申込期限 ) 第 38 回春季県選手権 4/10 4/ 1 第 7 1 回国体県一次予選 6 / 12 6 / 3 第 7 1 回国体県二次予選 7/10 6 / 3 第 39 回鳥取県選手権 9 /11 9 / 1

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

第56回国民体育大会

平成24年度 事 業 計 画

第56回国民体育大会

Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

する・みる・ささえるの スポーツ文化

2. 組織運営 (1) 日本キンボールスポーツ連盟の次世代へつなぐ運営体制づくりのため 普及 強化 基盤整備を柱として 当連盟運営組織の充実拡大を図り 最前線で指導的立場にある人材を登用することによって 新たな意見を運営に活かしていく (2) 総会 理事会で決定した事項の実施についての詳細は運営事務

ドーハ 2019 世界陸上競技選手権大会トラック & フィールド種目日本代表選手選考要項 2019 年 5 月 28 日公益財団法人日本陸上競技連盟 1. 編成方針 2020 年東京オリンピックの目標は より多くのメダルや入賞をより多く獲得するとともに 大会により多くの競技者を送り込むことにある そ

は満 2 年を経ていなくてもよい ) B 級を取得してから 50 試合以上の公式競技の審判を担当し さらに全日本大会あるいは 10 試合以上のブロック大会を経験していなければならない (4) 各級公認審判員は 審判講習会または研修会に年 1 回以上出席していなければならない (5) 公認審判員手帳

第56回国民体育大会

2. ポイント表ポイントランキングのポイントは下記のポイント表を使用いたします ク レート A B C D E F G H I J K L M N 優勝 準優勝

政策評価書3-3(4)

2019 年度国際ペタンク大会日本代表選手選考会 及び強化指定選手選考会開催要項 年度の選考方法 (1) 1 次選考会と2 次選考会を 4で記載する日程にて実施する (2) 選考会は 男子の部 女子の部 ジュニアの部に分けて実施する (3) 2019 年度より 選考会は2 年毎の開催と

公認柔道指導者資格制度規程 第 1 章目的 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 公益財団法人全日本柔道連盟 ( 以下 本連盟 という ) における柔道指導者のさらなる資質の向上および指導力の強化を図り これをもって日本柔道の普及 発展に寄与することを目的とする 第 2 章指導者 ( 指導者の区分 )

0-1表紙

平成24年度 事 業 計 画

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も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

2. 公認競技会を主催する権利について ( 日本陸上競技連盟公認競技会規程第 3 条 ) 公認競技会を主催する権利 ( 以下 主催権という ) は 日本国内において 日本陸上競技連盟が有しています また 日本陸上競技連盟は その主催権を各加盟団体に委譲 協力団体に一部移譲しています このため 日本陸

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公益財団法人日本水泳連盟会長殿 B 加盟団体保管用 (A B とも送付のこと ) 申請書提出日年月日 A 級 飛込競技 B 級 公認審判員 更新受録 申請書 C 級 昇 格 フリガナ 男 女 ( 旧氏名 ) 姓生年月日年月日 TEL ( ) 都 道 FAX ( ) 住所府 県 e-

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1) 当該者の当該大会への参加を直ちに中止させる また 当該者が団体競技に参加している場合 当該チームについても直ちに参加を中止させる 2) 競技会開始前に違反が判明した場合は 当該ブロック内における次順位の選手またはチームが参加できることとする 3) 成績が発生している場合は 当該者 チームの順位

(1) 男子 10m エアライフル (AR60) 及び 50m ライフル 3 40(FR3 40) (2) 女子 10m エアライフル (AR60W) 及び50mライフル 3x40 (R3 40) <ピストル>4 種目 (1) 男子 10m エアピストル (AP60) 及び 25m ラピッドファイア

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平成 30 年 7 月 8 日 ( 日 ): ヘッズアップアカデミーキャンプ ( 東北学生連盟 ) 平成 30 年 7 月 8 日 ( 日 ): ヘッズアップアカデミーキャンプ ( 関東高校連盟 ) 平成 30 年 7 月 15 日 ( 日 ): ヘッズアップアカデミーキャンプ ( 北陸学生連盟 )

10/15 男子 10/16 女子 11/5 男子 11/6 女子 *: 位決定戦は行わない 選手に21 点を付与 国内シニア大会参加の場合 ポイントの2 倍をカデランキングポイントとする シニア 大会 日程 1 位 2 位 位 4 位 5-8 位 9-16 位 17-2 位 7/2 女子 1 東京

平成23年度事業計画

平成24年度 事業計画書および収支予算書

01 【北海道】

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン


公益目的支出計画実施報告書 29 年度 (2017/4/1 から 2018/3/31 まで ) の概要 1. 公益目的財産額 10,097,432 円 2. 当該事業年度の公益目的収支差額 ((1)+(2) (3)) 10,213,503 円 (1) 前事業年度末日の公益目的収支差額 7,130,4

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

一太郎 12/11/10/9/8 文書

Ⅱ. 各大会の実施競技 1. 第 70 回大会 ( 平成 27 年 )~ 第 73 回大会 ( 平成 30 年 ) 第 1 期実施競技選定 (1) 選定基準 1) 正式競技の基礎的条件国体における 正式競技 については 次の 1~3 の事項すべてを満たしていることとし 本項目を満たしていない競技は

施策吊

松倉本文

自己点検・評価表

人間科学部専攻科目 スポーツ行政学 の一部において オリンピックに関する講義を行った 我が国の体育 スポーツ行政の仕組みとスポーツ振興施策について スポーツ基本法 や スポーツ基本計画 等をもとに理解を深めるとともに 国民のスポーツ実施状況やスポーツ施設の現状等についてスポーツ行政の在り方について理

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2018 年度事業計画書 Ⅰ 基本方針 1. 健康関連分野を取り巻く環境と直近の動向 健康医療分野が政府の日本再興戦略の重点分野に位置づけられ 健康 医療戦略が策定されるなど 予防や健康管理 生活支援サービスの充実 医療 介護技術の進化などにより 成長分野としてマーケットは大きく拡大することが期待さ

本軟式野球連盟 全日本リトル野球協会 日本少年野球連盟 ( ホ ーイス リーク ) 日本ポニーベースボール協会 全日本少年硬式野球連盟( ヤンク リーク ) 全国少年硬式野球協会 ( サンリーク ) 日本硬式少年野球連盟 ( シ ャハ ンリーク ) 九州硬式少年野球連盟( フレッシュリーク ) 平成

提 案 書 (案)

別紙(5)

属長 各 様 位 平成 30 年 4 月 1 日 会長具志堅隆 第 1 回県ラージボール卓球大会兼ねんりんピック選考会全日本ラージボール選手権大会県予選 平成 30 年度標記大会を下記の要項により開催いたします 貴属選手の出場についてよろしくお取り計らい下さいますようお願い申し上げます 要項 1.


岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

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施策項目ならびに日本スポーツ少年団と都道府県 市区町村スポーツ少年団の役割 1. 組織の整備強化 (1) 市区町村スポーツ少年団の基盤強化と活動の活性化スポーツ少年団結成以来 単位スポーツ少年団 ( 以下 単位団 ) の活動を支える市区町村スポーツ少年団は 人的 財政的なものを含め 行政から様々な支

第3節 重点的な取り組み

5. 選考方法 カデ男子フルーレ 男子フルーレ : 以下の )~) 合計ポイントの上位 名 + 強化部推薦者 名を 07 年世界カデ選手権に派遣する ) 国内 ( 下記 5) のうち 上位 ) 国際 ( 下記 ) のうち 上位 ) ジュニア国際 シニアワールドカップ 合宿及ひ 派遣日程については 変

大学スポーツが及ぼす好循環

モンゴルソフトテニスジュニア国際大会要項

(12) 参加資格 1 平成 24 年度 ( 財 ) 日本卓球協会の登録会員であること 平成 24 年度 ( 財 ) 日本卓球協会のゼッケンを着用の事 2 小学生の部ホープスは平成 12 年 4 月 2 日以降生まれたものであること カブは平成 14 年 4 月 2 日以降生れたものであること バン

長 各 様 位 平成 29 年 4 月 1 日鹿児島県卓球連盟会長宮之原正治 第 1 回県ラージボール卓球大会兼ねんりんピック選考会 平成 29 年度標記大会を下記の要項により開催いたします 貴選手の出場についてよろしくお取り計らい下さいますようお願い申し上げます 要項 1. 期 2. 会 3. 主

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第4号議案 平成20年度事業計画、予算承認の件

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第 73 回国民体育大会バドミントン競技広島県代表選手選考会要項 ( 少年の部 第 2 次 ) 1 主催 広島県バドミントン協会 2 主管 広島県バドミントン協会強化委員会 3 後援 広島県教育委員会,( 公財 ) 広島県体育協会, 広島市,( 公財 ) 広島市スポーツ協会 4 協賛 ヨネックス株式

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NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

目次

G 第 回宜野湾市長杯 U- U- ジュニアサッカ一大会 /( 土 ) 宜野湾市立グラウンド U- ウ ィクサーレ沖縄 シ ュニア 5: 宜野湾市地区 W ウィング沖縄 シ ュニア 兼原 エスペランサ 8: 宜野湾市地区 /( 土 ) 海浜公園多目的広場 コート U- 志真志 SS 山内

(1) 平成 28 年度に学校教育法第 1 条に規定する学校を卒業した者 (2) 結婚及び離婚に係る者 (3) ふるさと選手制度を活用する者 ( 成年種別 : 国民体育大会ふるさと選手制度 による ) (4) 一家転住に係る者 ( 少年種別 : 一家転住 に伴う特例措置の考え方による ) (5)JO

スポーツ界のコンプライアンス強化事業                    コンプライアンスに関する現況評価に関する調査研究

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

計画の基本的な考え方 〇 〇本計画でのスポーツ〇 〇 スポーツをより身近なものとし スポーツの果たす多様な役割を踏まえて 本計画におけるスポーツを位置づけます 競技スポーツやレクリエーション活動だけでなく 健康づくりのためのウォーキング ハイキング 気分転換の散歩や軽い運動 サイクリング キャンプ活

スライド 1

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Transcription:

ソフトテニス長期基本計画 2012 (2012 年度 ~2016 年度 ) < 世界に誇れる 格調高いスポーツ ソフトテニス > 財団法人日本ソフトテニス連盟

ソフトテニス長期基本計画 2012 ( 財 ) 日本ソフトテニス連盟は 昭和 58 年 (1983 年度 ) 以来 ソフトテニスの抱える現状や課題に対応すると共に ソフトテニスの一層の普及振興を図るため 将来像の基本となる方向性を示す長期基本計画を策定し その方針に沿って総合的かつ計画的に取り組んできた 現在の長期基本計画は 平成 23 年度 (2011 年度 ) をもってその計画期間が終了するため 現計画の達成状況や課題を踏まえて 平成 24 年度 (2012 年度 ) から平成 28 年度 (2016 年度 ) を計画期間とする ソフトテニス長期基本計画 20 12 を策定するものである 策定にあたっては 当連盟が目指している公益財団法人としての高い社会的信用を維持し 公益目的事業である ソフトテニスの普及振興事業 を行うことを目的として取り組むことを前提としている ソフトテニス長期基本計画 2012 の理念 現在の長期基本計画の理念及び主要な課題についての多くは 一定の進捗が図られ 成果を上げている これまでのソフトテニスの課題も時代とともに変化しており 次期計画では更に日本で生まれたソフトテニスを世界に誇れる 格調高いスポーツとして普及振興するため 当連盟の総力を挙げ真剣に取り組むものとする そのため これから取り組む長期基本計画の施策は ソフトテニスの普及振興を図り 国民の心身の健全な発達に寄与することを目的とする 当連盟の目的をより明確にして ソフトテニスの普及振興事業 ソフトテニスの競技力向上事業 ソフトテニスの国際振興事業 を3つの柱に位置づけ推進する 特に ソフトテニスを通じて環境保全と共に自己責任やフェアプレイの精神を身につけ マナーを重んじる等の教育を推進し青少年の健全育成を図るものとする ソフトテニス長期基本計画 2012 のキャッチフレーズ < 世界に誇れる 格調高いスポーツ ソフトテニス > -1-

ソフトテニス長期基本計画 2012 体系図 < 世界に誇れる 格調高いスポーツ ソフトテニス > 1 ソフトテニスの普及振興事業 (1) ソフトテニス競技規則の制定 (2) 全日本ソフトテニス選手権大会等開催 (3) 地域ソフトテニス大会支援 (4) 加盟団体が行うソフトテニスの競技力向上と普及振興支援 (5) ソフトテニスの広報活動 Ⅰ. ソフトテニスの普及振興事業 (6) ソフトテニスの表彰 顕彰 (7) ソフトテニスの技術等級 指導員資格認定 (8) ソフトテニスの審判員資格認定 (9) ソフトテニスの用具 用品 施設認定 2 ソフトテニスの競技力向上事業 (1) ソフトテニスの競技力向上 医科学研究調査 (2) ソフトテニス指導者育成 3 ソフトテニスの国際振興事業 (1) ソフトテニスの国際振興 -2-

Ⅰ. ソフトテニスの普及振興事業 < いつでも 誰でも いつまでも愛され 楽しめるスポーツソフトテニス > 1. ソフトテニス競技規則の制定 ソフトテニス競技 ( ダブルス シングルス ) を実施するために必要な競技規則を定めることを目的として ソフトテニスの振興と競技性の向上等 万人がより安全に楽しく競技できるよう必要に応じて検討を行い改訂し ソフトテニスハンドブック ( 競技規則 審判規則 大会運営規則 ) に反映する また 国際ソフトテニス連盟 ( 以下 ISTF) やアジアソフトテニス連盟 ( 以下 ASTF) における中心的なリーダー国として 国際競技規則との整合性を図る 現長期基本計画の主要課題として取り組んだ各施策は一定の進捗が計られ成果を挙げている まず競技性の向上では ジュニア審判普及の促進 審判 DVDの作成やスポーツ拠点づくり推進事業の実施については順調に推進している 大衆性の向上では ソフトテニスの日 から 10 月の体育の日を中心とした週を ソフトテニス週間 と定め 全国でイベントを実施して生涯スポーツとしてのソフトテニスの普及 PRを図った 広報力の向上では 平成 13 年から継続してNHKテレビ放映を実現し 日本連盟テレビ局及び各支部テレビ局を開局し映像を通じて積極的な動画配信の広報活動を展開している また日本連盟携帯ホームページの積極的活用により 大会情報やレッスン動画等の情報を広く発信している しかしながら 競技性の向上を図るための大会や ゼッケンの統一化などまだまだ課題は残っているため その解決に取り組まなければならない そしてジュニア世代に対する技術等級 審判資格取得やシングルス導入の推進についても継続して取り組むこととする また スポーツ愛好者への情報提供や生涯スポーツとして小学生からシニア層まで参加できる大会の推進を図り 大衆性の向上に取り組んで いつでも 誰でも いつまでも 愛され 楽しめるソフトテニスを目指す ソフトテニスの普及振興に重要な役割を果たす広報力の向上では すべてのマス メディアへの情報提供やテレビ放映はもとより 世界的規模で取り組んでいる環境対策に加え 教育 の視点にたって青少年の健全育成を図るため スポーツマンとしての倫理教育と フェアプレイで日本を元気に キャンペーン活動の推進に取組むこととする -3-

2. 全日本ソフトテニス選手権大会等開催 ( 日本連盟が主催する全国的 大規模な大会 ) 各大会に定めた大会要項により実施し その要項については ホームページで公開するとともに 毎年冊子にまとめた大会要項を 加盟団体を通じて各団体に配布する 各大会の開催地については 全国各地の加盟団体で持ち回り開催し 各地でのスポーツ振興に貢献している ( 一部の大会を除く ) 大会の参加については 誰でもが自由に参加できる大会や 或いは誰でもが参加が可能な各都道府県の予選会等や実績により参加することができる大会があるが 小学生からシニア (75 歳以上の部 ) まで生涯スポーツとして あらゆる年齢層で全日本大会の開催を継続する 3. 地域ソフトテニス大会支援 地区連盟が主催する大会を 継続して支援する 大会の開催地は 一部を除き 地区連盟内の加盟団体で持ち回り開催され 各地でのスポーツ振興に貢献している 大会の参加については 誰でもが自由に参加できる大会や 或いは誰でもが参加可能な各都道府県の予選会等や実績により参加することができる大会があるが 小学生からシニア (75 歳以上の部 ) まで生涯スポーツとして あらゆる年齢層で地区大会を開催するとともに 当連盟からの補助金 開催地連盟の負担金により開催を推進する 4. 加盟団体が行うソフトテニスの競技力向上と普及振興支援 47 都道府県ソフトテニス連盟等の加盟団体が行うソフトテニスの競技力向上と普及振興事業を支援する 全国で 15,000 団体を超える多くの地域クラブや小 中 高 大学生のジュニアクラブ スポーツ少年団等の育成の充実を図ることを目的として 加盟団体に対して継続して助成支援する また 47 都道府県ソフトテニス連盟が主催する中学生大会 レディース大会 および全国で一斉にソフトテニスを楽しみPR 活動をする ソフトテニス週間 の充実を図るための補助を継続して行う 5. ソフトテニスの広報活動 広く国民にソフトテニスの楽しさを知ってもらうように メディア対策 ホームページの運営 広報誌発行 を継続して実施する メディア対策 は 新聞報道の充実と全日本選手権大会のNHKテレビ放送を継続する 報道機関に対し 話題性のある広報を積極的に行うとともに各種大会の案内および結果について新聞に掲載されるよう情報発信を粘り強く継続する また 全日本選手権大会のNHKテレビ放送の継続については 平成 13 年から継続しているNHKテレビ放送を引き続き確保する ホームページの運営 は ホームページとケータイホームペー -4-

ジの2つのホームページを継続して運営し 連盟ホームページについては 内容の充実と積極的活用を行い 本ウェブサイトを活用して当連盟の組織 事業等に関する情報を広く発信する また 日本ソフトテニス連盟及び47 各都道府県連盟ホームページテレビ局では 過去の当連盟主催大会の映像を いつでも見られる等の動画サイトの内容の充実を図り 積極的な動画配信による広報活動を展開する 広報誌発行 は 機関誌 ( 毎月 ) 会員報 ( 年 2 回 ) 大会記録集の発行を継続する 機関誌ソフトテニスの毎月発行については 内容の充実と購読者の増加を図る 会員報の年 2 回発行については 加盟団体および 15,000 を超える全国の地域クラブ ジュニアクラブ スポーツ少年団等に対して会員報を直接送付するとともに 当連盟ホームページに公開し誰でもが閲覧できるようにして当連盟に関する情報を広く発信する 各年度の主要大会 ( 当連盟主催 共催大会等 ) の大会記録およびランキングを冊子にまとめた大会記録集は デジタル化を含め効果ある記録集の作成を目指す ソフトテニスの歌については 日本連盟主催事業での活用と全国各地域での普及を図る 6. ソフトテニスの表彰 顕彰 表彰規程に基づき当連盟功労者 加盟団体功労者 優秀監督および優秀選手 優良団体 ランキング選手 国際大会入賞選手 大会入賞選手 特別功労者並びに団体等に対して 各種表彰 顕彰を実施する 表彰対象者は ソフトテニスの普及発展に尽力し功労顕著なる者 成績優秀にして他の模範となる者 指導 育成に貢献した者等であり 今後の活動の更なる充実を図ることを目的として表彰する 7. ソフトテニスの技術等級 指導員資格認定 ソフトテニスを愛好する者に自己の実力を確かめ 更に技術を向上するための目標を与えることを目的として 技術等級の認定 および 指導員の認定 を継続して行う ただし 指導員 準指導員については 平成元年に公益財団法人日本体育協会の公認指導者資格へ移行を行い 現在はソフトテニス界に功労のあった45 歳以上の者に対し 名誉指導員のみ認定を行っている 8. ソフトテニスの審判員資格認定 公認審判規程で 日本連盟及び 47 都道府県連盟等の加盟団体が主催する大会が円滑に運用され その権威が保持されることを目的として公認審判員を置くとなっており ソフトテニス競技を行う上で不可欠なルールを修得し公平で安全に競技するため ソフトテニス公認審判員の養成認定 を継続して行うとともに審判員の資質向上を目指す -5-

9. ソフトテニス用具 用品 施設認定 愛好者 競技者が安全で快適にソフトテニスができるよう ソフトテニス用具 用品およびコート施設に関する公認規程に基づき公認基準を設け 安全で適正かつ品質の優良なものおよび事業者について 公認 を行う審査 指導 改善を継続して行う Ⅱ. ソフトテニスの競技力向上事業 < 世界 No.1 の心と技を目指して > 世界 1の実力を維持すべく 競技者育成プログラム ( 一貫指導システム ) は着実に成果を上げ 全日本選手権大会や国民体育大会では大学生が上位に進出し 多くの中学 高校生が活躍している 今後も競技者育成プログラムを推進し 次代を担う選手の発掘育成強化を図り 競技者育成プログラムのさらなる充実と医科学的ケアやアンチ ドーピング等を含めた長期的展望に立った競技力の向上を推進する また 指導者の資質と指導力の向上及び指導活動の促進を図ることを目的に ( 公財 ) 日本体育協会公認スポーツ指導者養成事業を実施して ソフトテニス競技の振興と競技力向上を担うための指導者を養成する 1. ソフトテニスの競技力向上 医科学研究調査 ソフトテニスの競技力向上のため 競技力向上 医科学研究調査 アンチ ドーピング を継続して行う (1) 競技力向上 競技者育成プログラムの推進( 一貫指導システムの構築 ) 国際レベルの競技能力の開発を目指して 競技者の発掘 育成 強化の全体を通じた共通の理念と指導カリキュラムに基づいてそれぞれの時期に最適な指導を一貫して行う また ソフトテニス競技をより魅力のあるスポーツに育て 競技を通じて青少年の健全育成に寄与していくことを目的として位置づけ 競技者育成プログラムを全国に普及し このプログラムに基づき競技者に対して指導を行う一貫指導体制の充実を図る ナショナルチーム及び日本代表チームの強化合宿ナショナルチームを編成し 国際大会で活躍しソフトテニス界に活気をもたらすべく合宿や海外遠征等の競技力向上事業を推進する 全日本 U14 17 20 の強化合宿全日本 U14 U17 U20 の年代別にチームを編成し 合宿や海外遠征により選手の競技力向上事業を推進する -6-

海外遠征各種国際大会に選手を派遣し 試合参加 海外選手との交流 異文化の体験により豊かな人間形成に役立てると共に競技力向上を推進する 競技力向上のため指導スタッフの各種大会視察強化選手の状況や新たな有望選手の発掘を目的とし 視察派遣をする (2) 医科学研究調査 競技者の健全な心身育成のため スポーツドクターやトレーナーによる合宿帯同や定期的チェックを実施する 各種フィットネスデータを集積 分析し 選手の身体ケア 健全な発達 適切なトレーニングに役立てる また コート等の施設 用具の特性を調査し 競技力向上との関連性の分析等研究成果を公開し 全国的な競技力向上に役立てる (3) アンチ ドーピング 日本アンチ ドーピング機構 (JADA) と連携し ドーピング防止の普及啓発活動を実施して スポーツの公平性を競技者に理解させ健全な精神を育成するためにアンチ ドーピング教育の充実を図る また 世界アンチ ドーピング活動の動向を踏まえ 各種の大会等でのドーピング検査を実施し 全国を統括する競技団体としての責務を果たす 2. ソフトテニスの指導者育成 スポーツの振興と競技力向上を図るための指導者を養成するため 指導者養成事業 全国の小学生 中学生 高校生指導者の合同研修会 の実施を継続する ソフトテニス競技の振興と競技力向上にあたる指導者の資質と指導力の向上及びスポーツ指導活動の促進と指導体制の確立を図ることを目的に ( 公財 ) 日本体育協会公認スポーツ指導者制度のソフトテニス専門科目養成事業の充実を図り実施する 全国の小学生 中学生 高校生指導者の合同研修会 は 各都道府県連盟を代表する小学生 中学生 高校生の指導者各 1 名を一堂に会し ジュニア層のソフトテニス活動における課題の改善について検討すること また 競技者育成プログラムの現状を把握し さらなる推進に向けて協議を行うことを目的に開催する -7-

Ⅲ. ソフトテニスの国際振興事業 < 世界へ広げようソフトテニスの輪 > 今期の長期基本計画では オリンピック参加の実現性の検証 をリーディングプロジェクトとして位置づけ 世界 5 大陸からの世界選手権大会への参加や 非オリンピック種目であるソフトテニスがアジアオリンピックとして目指しているアジア競技大会への参加の実現 そして国際ジュニア大会の開催やオリンピック参加の実現性を検証するための情報収集等の様々な模索を試みたがソフトテニス競技だけでオリンピック参加を実現することは到底困難であると思われる しかしながら 国際大会への選手や指導者の派遣 用具の支援 国際審判員や国際指導員体制の確立等による国際普及は着実に推進されており 今後は推進役である国際ソフトテニス連盟やアジアソフトテニス連盟の組織 体制を強化し 加盟国と連携してソフトテニスの普及振興に取り組むこととする そして ソフトテニスだけでなく 既に世界に広がり オリンピック委員会と強く結びついているテニスの協力を得ながらオリンピック参加を目指すスタートに次期長期基本計画を位置づける 1. ソフトテニスの国際振興 ISTFやASTFにおける中心的なリーダー国として 国際普及活動の推進 国際指導体制の充実 国際大会の開催促進 を推進する (1) 国際普及活動の推進 ア ) ヨーロッパや南米および東南アジア等への指導者 選手の派遣を行う イ ) ソフトテニス用具 用品の提供支援をする ウ ) 普及指導用教材の作成および提供を行う ソフトテニス競技紹介用 DVDおよびパンフレット 技術指導用 DVD ルールブック 審判 DVD エ ) ジュニア選手 シニア選手等の国際交流促進 (2) 国際指導体制の充実 国際指導員制度 (ASTF) 及び国際審判員制度 (ASTF) を推進する それにより国際大会に審判員の派遣や未開発国等への指導者の派遣を実施する (3) 国際大会の開催促進 アジア競技大会 東アジア競技大会へのソフトテニスの参加活動と世界選手権大会 アジア選手権大会の開催および大会運営を支援する また 世界各国で開催される国際大会を支援すると共にオリンピック委員会が認める大陸別 地区別競技大会参加に向けての活動と大会運営支援を行う -8-

以上のソフトテニスの普及振興事業を推進するために 組織 財政の強化 < 新しい時代への力を創る > 平成 11 年度に会員登録制度を制定してから12 年が経過し そして平成 17 年度から小 中学生の会員登録の有料化を実現して 組織 財政の強化が着実に進められた 特に 財政面においては会員登録制度を中心に スポンサーの獲得や 財源確保の諸制度導入により より強固なものとなり当連盟の組織強化に大きな成果として現れている また ITシステムによる会員登録 審判員そして技術等級資格の認定等による事務の効率化と迅速化は会員にとっても大きなメリットとなった さらに 大会申し込み等のIT 化を図り より良い組織運営を目指す 次期長期基本計画 2012のスタートと同じくして 公益財団法人移行に伴う組織体制の整備と財政運営に取り組むとともに 次期基本計画の各施策を実現するための財源確保に引き続き努力し 次期長期基本計画中 (2014 年 ) に迎える日本ソフトテニス連盟創立 90 周年記念事業 (1924 年創立 ) を実施する -9-