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諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 28 年 2 月 25 日 ( 平成 28 年 ( 行情 ) 諮問第 192 号 ) 答申日 : 平成 29 年 1 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 行情 ) 答申第 694 号 ) 事件名 : 洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準 運用上の留意事項等に

査請求人 ) が 平成 5 年分所得税確定申告書 ( 以下 本件請求保有個人情報 1 という ) の開示を求めるものである 処分庁は, 本件開示請求に対し, 本件請求保有個人情報 1は文書保存期間 (7 年 ) が満了し, 既に廃棄しているとして, 平成 27 年 12 月 2 2 日付け特定記号第

諮問庁 : 国立大学法人長岡技術科学大学諮問日 : 平成 30 年 10 月 29 日 ( 平成 30 年 ( 独情 ) 諮問第 62 号 ) 答申日 : 平成 31 年 1 月 28 日 ( 平成 30 年度 ( 独情 ) 答申第 61 号 ) 事件名 : 特定期間に開催された特定学部教授会の音声

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

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19 条の4 第 2 項の規定により, 特別職の公務員であるから, 本件不開示情報は, 公務員としての職務遂行情報であり, 精神保健指定医が, 客観的な生体検査もなく, ただその主観に基づいて, 対象者を強制入院させることができるという性質の資格であること, 本件開示請求に係る精神保健指定医らが対象

業務 とあるが, 当該支払の一時差止めに係る決定を除く と, されている すなわち, 決定に係る業務は, 事業管理課長である ウその決定に係る文書及びデータは存在する 事業管理課長の決定により, 年金機構は, 障害者の年金給付を一時差し止めるための電算処理をしている事実がある そして, その事実から

の補正書 において, 審査請求の趣旨を この開示請求は本人の給与のみずましにかかわる書面である為 としているが, 原処分を取り消し, 本件対象保有個人情報の開示を求めている審査請求として, 以下, 原処分の妥当性について検討する 2 原処分の妥当性について (1) 給与所得の源泉徴収票について給与所

録された保有個人情報 ( 本件対象保有個人情報 ) の開示を求めるものである 処分庁は, 平成 28 年 12 月 6 日付け特定記号 431により, 本件対象保有個人情報のうち,1 死亡した者の納める税金又は還付される税金 欄,2 相続人等の代表者の指定 欄並びに3 開示請求者以外の 相続人等に関

として本件対象文書にかがみを加えたものを特定した 本件開示請求に対しては, 法 11 条に規定する開示決定等の期限の特例を適用し, まず, 平成 27 年 4 月 20 日付け防官文第 6779 号により, かがみについて開示決定を行った後, 同年 9 月 3 日付け防官文第 号により

の対象として 人事院事務総長引継書 を特定し, 同年 9 月 29 日付け行政文書開示決定通知書を審査請求人に送付した 2 審査請求人が主張する本件審査請求の趣旨及び理由審査請求人は, 事務引継書が1 名分しか存在しないという決定は不自然である, 他の職員についても事務引継書がなければ, 前任者から

おいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃

無い (3) 特定市が振興協会会長 Aと市教育委員会とで一体に推進した当該文化事業は事業の実施前と実施後のまちの変化における事業の効果について国への報告義務があり, 公正に適法に事業を行う責務の存在は当該文化事業の目標の1は中心市街地の賑わいの促進にあって中心市街地活性化ソフト事業であって公開されて

0 月 22 日現在, 通帳紛失の総合口座記号番号 特定番号 A-B~C 担保定額貯金 4 件 ( 特定金額 A): 平成 15 年 1 月 ~ 平成 16 年 3 月 : 特定郵便局 A 預入が証明されている 調査結果の回答書 の原本の写しの請求と, 特定年月日 Aの 改姓届 ( 開示請求者本人

非常に長い期間, 苦痛に耐え続けた親族にとって, 納得のできる対応を日本政府にしてもらえるよう関係者には協力賜りたい ( その他は, 上記 (2) と同旨であるため省略する ) (4) 意見書 3 特定個人 Aの身元を明らかにすること及び親子関係の証明に当たっては財務省 総務省において, 生年月日の

1 本件審査請求について (1) 本件審査請求に係る開示請求は, 法に基づき, 処分庁に対し, 本件対象文書の開示を求めたもの ( 以下 本件開示請求 という ) である (2) 本件開示請求を受けて, 処分庁は, 本件対象文書を作成しておらず不存在として, 不開示決定 ( 原処分 ) を行った (

り公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて

異議申立てしていますが, 協会 ( 原文ママ ) として黙認しています 本件に関しても, 諮問庁は国のトップなのだから, もっともっと労働問題に積極的に取り組み, 労基法厳守で, 場合により, 行政処分すべきである 警察なら, スピード違反すれば即行政処分されますが, 労基法では, 基本強い行政処分

諮問庁 : 株式会社日本政策金融公庫諮問日 : 平成 28 年 2 月 8 日 ( 平成 28 年 ( 独個 ) 諮問第 3 号 ) 答申日 : 平成 28 年 4 月 27 日 ( 平成 28 年度 ( 独個 ) 答申第 1 号 ) 事件名 : 本人に関する融資審査の検討資料の不訂正決定に関する件

理の手引 は, 開示の実施においては, 行政文書をありのまま開示する (23 枚目 ) として, 原則として加工はしない ( 同上 ) としている したがって本件対象文書の電磁的記録の開示に当たっては, 当該電磁的記録をそのままのデータ形式で開示すべきである また, 同様な趣旨で本件対象文書の電磁的

っている以上, 被面接者においてそもそも特別な対応策を採る必要はないといえる ウよって, 本件対象文書の不開示部分は法 5 条 6 号に該当しないといえる (2) 意見書 ( 添付資料省略 ) ア裁判官の場合, 新任判事補志望者カードの全部が開示されている ( 資料 1) ことからすれば, 検事に関

ウ 特定個人 a に訂正してほしいとは, 私は書いてない これも日本年金機構の単純ミスなのか? それとも他に理由があるのか? 事実に基づいて, 説明を求める 私の公共職業安定所における氏名は, カタカナの 特定個人 b のスペースなしで管理されている 私の資格画面も氏名欄はカタカナである 国民年金保

(1) 農林水産省の事務官である特定個人 Aが職務上作成した行政文書で公にできる行政文書は存在するはずであり, 公開しなければならない ( 諮問第 551 号 ) (2) 本来であれば, 開示できる文書が存在しない, 存否応答しない, 不存在と, 文書の性質によって, 処分内容が異なるはずである 特

く, 未支給年金受給権者の個人情報の開示を求めているとして, 法 12 条 自己を本人とする開示を請求することができる に当たらないため, 開示することはできないことを伝え, 取り下げの意思を確認した しかしながら, 異議申立人は, 不開示である旨の正式な回答がほしいとして, 開示請求を続けたもので

子ファイルを紙に出力する際に, 当該ファイル形式では保存されている情報が印刷されない場合が起こり得る これと同様に当該ファイル形式を他のファイル形式に変換する場合にも, 変換先のファイル形式に情報が移行しない場合が設定等により技術的に起こり得るのである 本件対象文書が当初のファイル形式を変換して複写

第 3 諮問庁の説明の要旨 1 本件事案の概要本件は, 審査請求人が平成 29 年 8 月 29 日付けで法人文書の開示請求を行ったことに対し, 同年 9 月 29 日付け千大総第 307 号により, 法人文書の一部を不開示とする開示決定等処分 ( 処分 1) を行ったところ, 審査請求が提起された

ターの上司職員に隠匿 ( 隠滅 ) され送付がない為に, 法律に基づいた開示請求により送付をして頂きたいための開示請求であるが, 平成 19 年 10 月 22 日現在, 通帳紛失の郵便貯金 : 総合口座 特定番号 A ( 担保定額定期 : 枝番特定番号 B~Cを含む ):( 口座名義人 ) 開示請

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て本学が過去に公表した内容は除く ) 及び 3 当該事故に係る診療科, 機構への報告日その他報告内容に係る情報として事務担当者が加筆したメモ について全部開示を求める 少なくとも患者, 医師の個人情報に係らない部分については開示すべき そもそもこの報告書は同じような事故が起きないようにするために医師

け防官文第 号及び同年 10 月 28 日付け防官文第 号 ( 以下, 順に 原処分 1 ないし 原処分 4 といい, 併せて 原処分 という ) により防衛大臣 ( 以下 処分庁 又は 諮問庁 という ) が行った各一部開示決定について, その取消しを求める 2 異議申立て

う 9 枚の行政文書 及び開示すべきとされた 別紙に掲げる部分 の全て について, 民事裁判管轄権に関する日米合同委員会合意関連文書 ( 以下 文書 1 という ) 及び 合意に係る日米合同委員会議事録 ( 以下 文書 2 という ) を特定し, 前者を開示, 後者を不開示とする各決定 ( 原処分

消費者庁にも苦情相談を行い, 今にも消費者庁が動くであろうこと等を話し, 異議申立人に謝罪及びデータ削除を求めているとのことであった 当初監察部は, 異議申立人に謝罪に応じるよう促したが, 異議申立人が使用しているデータは, 登記事項証明書記載のデータと同一であり 法 を犯していないので謝罪には応じ

11総法不審第120号

ありどのような証言がなされたのか ( 請求人にとって虚偽と思われる証言が無いか等 ), また産業医が本人の意見を聞かずにどう判断し診療録に記載したのかを知る権利が請求人にはあると考える 3 請求人については, 特定理由等から特定機関等が千葉大学に対して診療録の開示を求める可能性もあり得るが, 千葉大

第1 審査会の結論


問にさらされることはむしろあるべき姿であり, それによって一層公益の増進に資するともいえる 特に, 本件のような面接試験の場合には, 試験結果の開示が, 面接試験以外の事由で受験者を選抜したのではないことを示すといった効果もあり, 面接試験が適正に行われることを確保するに大きく資すると言える したが

基づき, 平成 27 年 9 月 29 日付けで, 特定労働基準監督署( 以下 特定署 という ) へ特定日までに提出された特定事業場の就業規則, 就業規則届及び意見書 36 協定書, 同月 30 日付けで, 特定署に提出された特定事業場の36 協定書 3 年分 に係る開示請求を行った (2) 三重

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

(Microsoft Word - 06 \223\232\220\\\217\221\201i\214\210\222\350\201j.doc)

諮問第 483 号 答 申 第 1 審査会の結論 千葉県教育委員会 ( 以下 実施機関 という ) の決定は妥当である 第 2 異議申立人の主張要旨 1 異議申立ての趣旨異議申立ての趣旨は 実施機関が平成 24 年 3 月 28 日付教財第 1947 号で行った行政文書不開示決定 ( 以下 本件決定

Microsoft Word - 20年度(行情)答申第585号.doc

答申第693号

処分済み

11総法不審第120号

文書の探索が不十分であるか, または, 対象文書を情報公開の適用除外か解釈上の不存在と判断することが違法である 本件不開示情報は, いずれも, 法 5 条各号に該当しないか, 例え該当したとしても, 開示を定めたただし書き全てに該当する 本件不開示情報は, いずれも, 法 7 条に該当する とくに,

警備の下にあり 仮に本件対象文書が開示されたとしても院内への不法な侵入及び院内での不法な活動は困難であり 犯罪の予防 鎮圧等に支障を及ぼすとは考えられず 合理性を欠いている したがって 本件対象文書は法第 5 条第 4 号には相当せず 規程第 4 条第 3 号に定める事務局不開示情報に該当しないこと

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

JEGS は英語版が正文である JEGS 仮訳中の用語が日本の関係法令上の用語と同一だとしても その定義は必ずしも一致するとは限らない 2018JEGS バージョン 1.1 日本環境管理基準 国防省 日本環境管理基準 2018 年 4 月 バージョン 1.1 ( 改訂 :2018 年 12 月 )

処分済み

2 異議申立ての理由 文書不存在 はあり得ないと考える 第 4 実施機関の説明要旨 実施機関から提出された理由説明書の要旨は次のとおりである 1 本件開示請求と関わる可能性がある文書がないか調査した 開示請求のあった文書が 沖縄県と福建省との友好省県締結に関わるものであることが推測されたことから 対

11総法不審第120号

答申第203号(公表用)

1 審査会の結論平成 30 年 1 月 12 日付けで審査請求人が行政文書公開請求した 深沢地域整備事業に関し J R 東日本の要望 条件 要請 意向等の文書 ( 復命書含む ) 及び前記の記載がある文書 に対して実施機関鎌倉市長が平成 30 年 3 月 12 日付けで行った行政文書一部公開決定処分

債務のうち所定の範囲内のものを当該事業主に代わって政府が弁済する旨規定する (2) 賃確法 7 条における上記 政令で定める事由 ( 立替払の事由 ) として 賃金の支払の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 51 年政令第 169 号 以下 賃確令 という )2 条 1 項 4 号及び賃金の支払の確

また 前提となる衝突や紛争といった脅威が不明確であり 在日米軍 海兵隊の出動が見込まれる事例をはじめ 具体的な説明がなく 抽象的である このような内容では 県外移設 ができない理由が説明されているとは言えず 県民の納得のいくものではない 鳩山前総理は 昨年 5 月の記者会見において 何とか県外に見つ

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( 別紙 ) 答申 : 行文第 24 号 諮問 : 行文第 24-1 号 答申第 1 審査会の結論実施機関が行った本件不開示決定処分については適正であったと認める 第 2 諮問事案の概要 1 行政文書の開示請求異議申立人は 平成 24 年 5 月 7 日 奈良市長 ( 以下 実施機関 という ) に

ら退去を迫られやむを得ず転居したのであるから本件転居費用について保護費が支給されるべきであると主張して 本件処分の取消しを求めている 2 処分庁の主張 (1) 生活保護問答集について ( 平成 21 年 3 月 31 日厚生労働省社会援護局保護課長事務連絡 以下 問答集 という ) の問 13の2の

( イ ) 私は, 平成 27 年 4 月 8 日の年機構発 2 号 保有個人情報の開示をしない旨の決定について ( 通知 ) を見て驚いている 書類があるのに開示しないのは, 非常に遺憾である 特定年金事務所が, 私の 保有個人情報の開示請求 を受付けないことで, 私は会社との民事裁判平成 23

11総法不審第120号

11総法不審第120号

1 審査会の結論 平成 28 年度市民税 県民税の賦課決定処分 に係る審査請求は棄却する べきであるとの審査庁の判断は妥当である 2 事案概要南区長 ( 以下 処分庁 という ) は 地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 以下 法 という ) 第 24 条及び第 294 条並びに横浜市市税

11総法不審第120号

がある 7 平成 28 年 3 月 28 日 処分庁は 同日付で審査請求人に対し 借入金収入 円の未申告により生じた保護費過払い分について 法第 78 条第 1 項の規定により費用徴収を行う決定を行い 同年 7 月 7 日 費用徴収決定通知書を審査請求人に手交した 8 審査請求人は 平成 28 年

答 申 第 1 審議会の結論名古屋市長 ( 以下 実施機関 という ) が 本件異議申立ての対象となる保有個人情報を一部開示とした決定は 妥当である 第 2 異議申立てに至る経過 1 平成 23 年 12 月 21 日 異議申立人は 名古屋市個人情報保護条例 ( 平成 17 年名古屋市条例第 26

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第一審査会の結論 豊中市教育委員会が行った 内部公益通報に係る調査の実施について ( 報告 ) を不 開示とした決定は妥当ではなく 別紙に記載した部分を除き開示すべきである 第二審査請求の経過 1 開示請求審査請求人は 平成 25 年 7 月 17 日 豊中市情報公開条例 ( 以下 条例 という )

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総務省が所管する地方税法ではなく 財務省が所管する国有財産法の適用を受けるとのことであり 実施機関の本件決定は失当である (2) 本件は 国税庁からの教示による公文書公開請求であり これを実施機関が非公開決定するとは言語道断である (3) 尖閣諸島の国有化は 日本と中国の外交問題に発展していることも

11総法不審第120号

2 審査請求の理由 (1) 審査請求書 ( 諮問第 586 号ないし第 589 号 ) ア審査請求の経緯 ( ア ) 特定年月日 A, 平成 26 年度司法書士試験筆記試験実施 ( イ ) 特定年月日 B, 平成 26 年度司法書士試験多肢択一式における法務省解答発表 ( ウ ) 特定年月日 C,

7 平成 28 年 10 月 3 日 処分庁は 法第 73 条の2 第 1 項及び条例第 43 条第 1 項の規定により 本件不動産の取得について審査請求人に対し 本件処分を行った 8 平成 28 年 11 月 25 日 審査請求人は 審査庁に対し 本件処分の取消しを求める審査請求を行った 第 4

横浜市情報公開・個人情報保護審査会答申

諮問庁 : 国土交通大臣諮問日 : 平成 30 年 9 月 26 日 ( 平成 30 年 ( 行情 ) 諮問第 424 号 ) 答申日 : 平成 31 年 3 月 29 日 ( 平成 30 年度 ( 行情 ) 答申第 554 号 ) 事件名 : 不動産鑑定士に対する懲戒処分について に係る決裁文書の

取得に対しては 分割前の当該共有物に係る持分割合を超える部分の取得を除いて 不動産取得税を課することができないとするだけであって 分割の方法に制約を設けているものではないから 共有する土地が隣接している場合と隣接していない場合を区別し 隣接していない土地を一体として分割する場合に非課税が適用されない

11総法不審第120号

研究開発評価会議資料

返還の必要性を十分説明しており 手続は適法である 第 3 審理員意見書の要旨 1 結論本件審査請求には理由がないので 棄却されるべきである 2 理由 (1) 本件の争点は 本件保険が法第 4 条第 1 項に規定する 利用し得る資産 に該当するかどうかであるが その判断に当たっては 処分庁が判断の要素

処分済み

情報公開答申第733号本文(諮問第923号)

保険業務に係る情報提供料は 請求人の事業に基づいた収入であるとは いえない 第 4 審理員意見書の結論 本件各審査請求は理由がないから 行政不服審査法 4 5 条 2 項によ り 棄却すべきである 第 5 調査審議の経過 審査会は 本件諮問について 以下のように審議した 年月日 審議経過 平成 30

2 当事者の主張 (1) 申立人の主張の要旨 申立人は 請求を基礎づける理由として 以下のとおり主張した 1 処分の根拠等申立人は次のとおりお願い書ないし提案書を提出し 又は口頭での告発を行った ア.2018 年 3 月 23 日に被申立人資格審査担当副会長及び資格審査委員長あてに 会長の経歴詐称等

Microsoft Word - 19年度(行情)答申第183号.doc

この審査において点検を行っているのは 次の項目である 政策の実施により得ようとする効果はどの程度のものかなど 具体的に特定され ているか ( 事前評価の結果の妥当性の検証について ) 事前評価については 政策効果が発現した段階においてその結果の妥当性を検証すること等により得られた知見を以後の事前評価

して 当審査会に対し諮問をした 以上の事案の経緯は 諮問書 審査請求書及び懲戒処分書から認められる 2 関係する法令等の定め (1) 司法書士に対する懲戒及びその手続についてア法 47 条は 司法書士がこの法律又はこの法律に基づく命令に違反したときは その事務所の所在地を管轄する法務局又は地方法務局

11総法不審第120号

11総法不審第120号

これを公にした場合には 政府の情勢認識 関心事項 情報収集能力等が明らかとなり 又は推察されると認められる したがって 当該不開示部分を公にすることにより 我が国の安全が害されるおそれ 又は公共の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあると行政機関の長が認めることにつき 相当の理由があるとして法 5

大情審答申第 号

件数表(神奈川)

情報公開に係る事務処理規則 ( 平 18 規則第 16 号平成 18 年 8 月 1 日 ) 改正平 19 規則第 52 号平成 19 年 9 月 21 日平 26 規則第 2 号平成 26 年 5 月 13 日平 26 規則第 22 号平成 27 年 3 月 31 日 第 1 章総則 ( 目的 )

11総法不審第120号

ている しかしながら 本件処分は条例の理念と条文の解釈運用を誤った違法なものであり 取り消されなければならない ⑶ 条例第 7 条第 1 項本文は 個人情報の外部提供の原則禁止を規定している また 同条同項ただし書の趣旨は 単に外部提供の原則禁止規定を解除したにとどまる すなわち 当該法令等が存在す

11総法不審第120号

横情審答申第 1534 号 平成 3 0 年 11 月 15 日 横浜市長林文子様 横浜市情報公開 個人情報保護審査会 会長 藤原靜雄 横浜市個人情報の保護に関する条例第 53 条第 1 項の規定に基づく諮問 について ( 答申 ) 平成 29 年 5 月 1 日総職健第 86 号による次の諮問につ

11総法不審第120号

Transcription:

諮問庁 : 防衛大臣諮問日 : 平成 21 年 3 月 3 日 ( 平成 21 年 ( 行情 ) 諮問第 119 号 ) 平成 21 年 4 月 1 日 ( 平成 21 年 ( 行情 ) 諮問第 188 号 ) 答申日 : 平成 21 年 5 月 21 日 ( 平成 21 年度 ( 行情 ) 答申第 38 号及び40 号 ) 事件名 : 基礎情報隊が作成した情報資料( 平成 20 年 11 月分 ) 及び当該記事一覧の一部開示決定に関する件 ( 文書の特定 ) 基礎情報隊が作成した情報資料( 平成 20 年 12 月分 ) 及び当該記事一覧の一部開示決定に関する件 ( 文書の特定 ) 答申書 第 1 審査会の結論基礎情報隊が作成したロシア, 中国, 朝鮮半島, 米州, 欧州, アフリカ, その他の地域及び軍事科学技術に関する情報資料 (08 年 11 月分及び1 2 月分 ) の開示請求 ( 以下 本件請求文書 という ) につき, 別紙 1 及び別紙 2に掲げる文書 ( 以下 本件対象文書 という ) を特定し, その一部を開示した決定については, 本件対象文書を特定したことは, 妥当である 第 2 異議申立人の主張の要旨 1 異議申立ての趣旨本件異議申立ての趣旨は, 行政機関の保有する情報の公開に関する法律 ( 以下 法 という )3 条の規定に基づく本件請求文書の開示請求に対し, 平成 21 年 1 月 21 日付け防官文第 524 号及び同年 3 月 5 日付け防官文第 2441 号により防衛大臣 ( 以下 処分庁 又は 諮問庁 という ) が行った本件対象文書の一部開示決定 ( 以下 原処分 という ) について, 対象文書に漏れがないか改めて確認すべきというものである 2 異議申立ての理由異議申立人が主張する異議申立ての理由は, 異議申立書の記載によると, おおむね次のとおりである 当該記事一覧が存在しないことから, 対象文書に漏れがないかを不服申立人は確認することができない 念のため, 再度対象文書について漏れがないか, 確認すべきである 第 3 諮問庁の説明の要旨 1 経緯本件開示請求は, 基礎情報隊が作成したロシア, 中国, 朝鮮半島, 米州, 欧州, アフリカ, その他の地域, 及び, 軍事科学技術に関する情報資料 (0-1 -

8 年 11 月分及び12 月分 ) 並びに当該記事一覧 の開示を求めるものであり, 当該請求に対し, 別紙 1の30 件及び別紙 2の26 件の文書を特定し, 資料作成者の氏名, 階級等が法 5 条 3 号に該当するため, 当該部分を不開示とするとともに, 当該記事一覧については作成していなかったため不存在につき不開示とする一部開示決定を行ったものである 本件異議申立ては, 平成 21 年 1 月 21 日付け防官文第 524 号及び同年 3 月 5 日付け防官文第 2441 号における行政文書の特定に対して提起されたものである 2 情報資料について情報資料は, 陸上自衛隊基礎情報隊の各科担当者が, 新聞, インターネット等様々な媒体から収集した情報を文書 ( 電磁的記録 ) として作成したものを取りまとめたものであり, パソコン内にフォルダーを作成することにより保管及び管理している 3 異議申立人の主張について異議申立人は, 対象文書に漏れがないか改めて確認すべきである 旨主張するが, 本件対象文書を特定する際には, 特に漏れがないよう入念に確認した上で文書特定しており, また, 異議申立てを受け, 念のために, 平成 21 年 2 月及び3 月, 再度確認を行ったが, 特定漏れの事実はなかった 第 4 調査審議の経過当審査会は, 本件諮問事件について, 以下のとおり, 平成 21 年 ( 行情 ) 諮問第 119 号及び第 188 号を併合の上, 調査審議を行った 1 平成 21 年 3 月 3 日諮問の受理 ( 諮問第 119 号 ) 2 同日諮問庁から理由説明書を収受 ( 同上 ) 3 同年 4 月 1 日諮問の受理 ( 諮問第 188 号 ) 4 同日諮問庁から理由説明書を収受 ( 同上 ) 5 同年 5 月 19 日諮問第 119 号及び第 188 号の併合及び審議第 5 審査会の判断の理由 1 本件対象文書等について本件開示請求は, 開示請求書の記載によれば, 基礎情報隊が作成したロシア, 中国, 朝鮮半島, 米州, 欧州, アフリカ, その他の地域, 及び, 軍事科学技術に関する情報資料 ( 平成 20 年 11 月分及び12 月分 ) 並びに当該記事一覧 であり, 処分庁は, 本件対象文書と当該記事一覧を特定し, 本件対象文書については, 作成者の氏名, 階級等を法 5 条 3 号に該当するとして不開示とし, 当該記事一覧については, 作成しておらず不存在であることから不開示とする原処分を行っている - 2 -

これに対し, 異議申立人は, 本件対象文書について, 当該記事一覧が存在しないことから, 特定漏れがないか改めて確認すべき旨主張している このため, 本件対象文書の特定の妥当性について, 以下検討する 2 本件対象文書の特定の妥当性について (1) 当審査会の事務局職員をして諮問庁に確認させたところ, 情報資料は, 陸上自衛隊基礎情報隊の各科担当者が新聞, インターネット等様々な媒体の公刊資料等から収集した情報をもとに作成したものであって, パソコン内のフォルダーで保管, 管理されているが, フォルダー内の文書の作成年月日と件名を確認して文書の特定を行っているとのことであり, また, 件名は, 各文書の表題と一致させているとのことであった (2) 諮問庁は, 理由説明書において, 本件対象文書を特定する際には, 特定に漏れがないよう入念に確認した上で文書を特定しており, 本件異議申立てを受けて, 念のために再度確認を行ったが, 特定の漏れは認められなかった旨説明しており, 防衛省における情報資料の管理の状況からみて, この確認が, 特に不十分であるとは認められない (3) また, 情報資料が公刊資料等から収集した情報を基に作成されていることを勘案すれば, 本件対象文書の外に本件開示請求の対象として特定すべき文書が存在すると判断すべき事情も存しない 3 本件一部開示決定の妥当性について以上のことから, 本件請求文書の開示請求につき, 本件対象文書を特定し, その一部を開示した決定については, 防衛省において, 本件対象文書の外に開示請求の対象として特定すべき文書を保有しているとは認められないので, 本件対象文書を特定したことは妥当であると判断した ( 第 3 部会 ) 委員名取はにわ, 委員北沢義博, 委員高橋滋 - 3 -

( 別紙 1: 平成 20 年 11 月分 ) 1 中国共産党中央軍事委員会 軍の腐敗処罰 予防システムの確立 整備に関する業務計画 を発表 2 中国,2009 年頃に 北斗 衛星測位システムの衛星 12 基を打ち上げ予定 3 中露首脳, ロシアから中国国境に至るパイプライン敷設に関して合意 4 北朝鮮, 軍部隊内の実情 5 韓国国防部, 精神教育教材を5 年ぶりに全面改訂 6 韓国 中央日報による世論調査結果 ( 南北関係ほか,2008 年 9 月 ) 7 北朝鮮, 金正日政権を脅かす地下教会 8 無人機 (UAV) の衝突回避を目的とした管制システム (UAMS) を開発中 9 イラク及びアフガニスタンにおける米軍の即製爆発物 (IED) 対策の現況 10 米海軍及び海兵隊が導入を検討している小型戦術無人機 (UAV) の開発動向 11 AH-64D アパッチ ロングボウ 攻撃ヘリコプター用夜間暗視装置の能力向上について 12 米大学及び企業が開発中の超小型無人機 (MAV) 13 2008 年大統領選挙結果 14 北欧 3 箇国,NHインダストリーズ社製多用途ヘリコプター NH-90 の受領開始 15 英企業が開発したバリケードから各種土工まで多用途に利用できる不織布製大型土のう ディフェンセル が米国務省の製品試験に合格 16 フランス陸軍メンタル サポートチームの活動成果報告 17 アフリカ諸国主要事象 (2008 年 10 月 ) 18 アフガニスタンにおけるヘリコプターの維持整備上の諸問題 19 アフガニスタンにおける武装勢力の伏撃を回避するのに有効なヘリコプターによる偵察飛行について 20 アフガニスタンの砂漠地帯におけるヘリコプター運用上の教訓 21 アフガニスタンにおける即製爆発物 (IED) の現状 ( 米軍等の被害状況と武装勢力が用いる各種 IEDの使用方法 ) 22 シリア情勢 23 韓国軍, 住居環境を改善 24 国連総会, 経済社会理事国 18か国を選出, 日本再選 25 米国, 着地の衝撃を軽減する低降下速度の 先進戦術落下傘 (ATPS) T-11 を開発 - 4 -

26 米陸軍, アフガン, イラクに新型応急止血器材を導入 27 米国工兵軍団 (USACE) 工兵研究所 (ERDC), 迅速に防護壁を構築できる高強度ファイバー コンクリート製のパネル型モジュール防護システム (MPS) を開発 28 現代戦で必要な軍用救急車の性能 構造 ( 米軍のイラクでの戦訓から ) 29 バリケードや防爆壁など各種防護施設を軽易かつ迅速に構築できるヘスコ社製 ( 英国 ) の多用途不織布製大型土のう コンサーテナー 30 アフガニスタン及びイラクにおけるヘリコプターに対する脅威及びその対抗手段 - 5 -

( 別紙 2: 平成 20 年 12 月分 ) 1 中韓軍事ホットラインの開通について 2 中国, 珠海エアショーで複数の新型無人機 (UAV) を発表 3 中国人民解放軍, 陸軍師団指揮所に初めて空域状況図を導入 4 台湾, 国民党全国代表大会臨時会議を開催 5 韓国, イージス艦 2 番艦 栗谷李珥 が進水 6 韓国国防部, 国防改革 2020 修正案を発表 7 北朝鮮, 対外工作の変化 8 幹部候補生学校の韓国研修に関する韓国報道機関による報道 9 韓国海軍,214 級潜水艦 2 番艦 鄭地 が就役 10 韓国軍, 毎年 4,000 人が病気などの理由により除隊 11 米陸軍の戦闘員戦術情報ネットワーク (WIN-T), 開発の第 2 段階 ( 移動間の部隊間通信 ) へ移行 12 米陸軍, 開発中の戦闘員戦術情報ネットワーク (WIN-T) を段階的に装備化へ 13 米空軍が研究中の昆虫型監視用超小型無人機 (MAV) について 14 オバマ政権の今後の方向性 15 フランス軍の病院, インフルエンザ パンデミック対処演習に参加 16 ポーランド企業が開発した地中貫通レーダ (GPR) 式地雷探知器 17 アフリカ諸国主要事象 (2008 年 11 月 ) 18 イラク及びアフガニスタンにおける米軍の狙撃用装備及び戦術の変化 19 アフガニスタンにおける武装勢力の狙撃用装備及び戦術について 20 ロシア軍の軍事力整備の問題点について 21 戦車兵の日を記念したボルドゥイレフ ロシア地上軍総司令官のインタビュー 22 粉末状応急止血剤 セロックス に挿入器封入型及び可溶性袋封入型が登場 23 アフガニスタンの高温環境下における装輪装甲車乗員の熱中症対策 : 空冷ベストの効果 24 爆風による脳損傷過程モデルが明らかにした現用鉄帽の問題点 25 RPGから徹甲弾まで, 被弾を阻止する積極防護システム クイック キル 26 米陸軍が実施した9 種類の市販止血帯の評価試験結果について - 6 -