Microsoft Word - SMBC中国ビジネス情報NO doc.doc

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績が 5 千万ドル以上である企業の送金方式貿易代金の受領及び支払の場合には支払証憑書類を提出しなくてもよい ただし 支払などの証憑書類の免除を受けた企業は関連する証憑書類を 5 年間保管しなければならない また 指定取引外国為替銀行を通じた送金制度が設けられている この制度は 継続的に海外送金を行う

消費者金融会社試験管理弁法(意見募集稿)

管理を簡素化する ( 五 ) 人民元転 外貨転管理を整備する 銀行による区内顧客向けのコモディティ商品の店頭デリバティブ取引に便宜を図る 二 統計モニタリングと分析アラートを強化し 外貨受取 支払リスクを効果的に防止する ( 六 ) 外貨管理データ情報登録義務を厳格に履行する 銀行 企業などは 現行

その他の所定の事項を正確に入力してください この場合における預金の払戻しについては 通帳および払戻請求書の提出は必要ありません 5.( 自動機利用手数料等 ) (1) 支払機または振込機を使用して預金の払戻しをする場合には 当行および提携先所定の支払機 振込機の利用に関する手数料 ( 以下 支払機利

外商投資企業の法定代表者変更に際して提出する必要がある文書および証明書 文書および証明書の名称 1 外商投資企業変更( 届出 ) 登記申請 3 法律に従って出された決議あるいは決定 4 新法定代表者の任命文書および原法定代表者の解任文書と身分証明書の写し 5 審査認可機関の認可文書 6 その他の関連

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

株式取扱規則

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新規文書1

株式取扱規程

Microsoft Word - パイオニア 株式取扱規則H doc

株式取扱規則 昭和シェル石油株式会社

住友電気工業株式会社株式取扱規則

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

ジットカード発行会社が交付したカードを提示してその国外居住親族が商品等を購入したこと等により その商品等の購入等の代金に相当する額の金銭をその居住者から受領した 又は受領することとなることを明らかにする書類 注意事項 1 送金関係書類については 原本に限らずその写しも送金関係書類として取り扱うことが

株式取扱規則 株式会社 AT グループ

株式取扱規程

本報告書の利用についての注意 免責事項 本報告書は 日本貿易振興機構 ( ジェトロ ) カイロ事務所が現地情報提供 協力先のベーカー & マッケンジー外国法事務弁護士事務所 / 東京青山 青木 狛法律事務所 ( 外国法共同事業 ) 外国法事務弁護士伊藤 ( 荒井 ) 三奈氏に作成委託し 2012 年

チャイナアラート(中国速報)- 第6回, 2012年4月-増値税ゼロ税率課税役務の税金免除、控除及び還付の管理弁法の公布について

三井化学株式会社 株式取扱規則

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株式取扱規程 第一生命ホールディングス株式会社 (2016 年 10 月 1 日制定 ) - 1 -

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重大な約款変更(確定)のお知らせ

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第 5 編総務の規程 ( 株式取扱規程 )0504- 総規 株式取扱規程 ( 昭和 35 年 01 月 01 日制定 ) ( 平成 24 年 04 月 1 日現在 ) 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条当会社における株主権行使の手続きその他株式に関する取扱いについては, 株式会社証券保管振替機

規程番号

Microsoft Word 株式取扱規則.doc

応募手続きのご案内

[Q20] 扶養控除等申告書が提出された際に その申告書に記載された国外居住親族に係る 親族関係書類 が提示されず 事後に提示された場合 いつから扶養控除等を適用して源泉徴収税額を計算すればよいのですか 9 [Q21] 給与所得者の配偶者控除等申告書を提出する場合には 親族関係書類 を提出又は提示す

海外財産の相続 : 事例研究 ~ 米国の財産の相続手続き ( 第 4 回 ) 三輪壮一氏三菱 UFJ 信託銀行株式会社リテール受託業務部海外相続相談グループ米国税理士 これまで 海外に財産を保有する場合の 海外相続リスク の存在 特にプロベイト手続き等の相続手続きの煩雑さについて 米国の例を基に説明

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

非課税上場株式等管理に関する約款 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税および租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税の特例 ( 以下 非課税

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【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

業務説明書 Lv1 Lv2 機能構成図 業務名 (Lv0) 資料番号版数日付国税関係業務 1 作成更新 Lv3 Lv4 Lv5 作成者 計画 連絡 報告 税務統計 納税者に関する情報収集 納税者基礎情報の整理 申告書用紙等の発送

株式取扱規則

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株式取扱規則 JXTG ホールディングス株式会社

アクセル株式取扱規則

総論 Q1 民間事業者はどのような場面でマイナンバーを扱うのですか A1 民間事業者でも 従業員やその扶養家族のマイナンバーを取得し 給与所得の源泉徴収や社会保険の被保険者資格取得届などに記載し 行政機関などに提出する必要があります 原稿料の支払調書などの税の手続では原稿料を支払う相手などのマイナン

株 式 取 扱 規 則

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

株式取扱規則

1-1 e-tax ソフトの特長 はじめに e-tax ソフトの特長を紹介します 税務署に赴くことなく申告 納税等が行える パソコンとインターネットの環境があれば 税務署に足を運ぶ必要がありません 自宅や事業所等に居ながらにして 申告 納税等を行うことができます パソコンが不慣れな方でも利用可能 パ

株式取扱規程 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条当会社の株式および新株予約権に関する取扱い ( 株主の権利行使に際しての手続等を含む ) および手数料については 定款第 10 条の規定に基づき 本規程の定めるところによるほか 振替機関である株式会社証券保管振替機構 ( 以下 機構 という )

5. 自由貿易試験区内の企業は区外への再投資または業務展開ができるか A: 全体方案において自由貿易試験区内でのみ経営 サービス提供を限られている分野を除き 自由貿易試験区内の企業は関連法律 法規に基づいて区外への再投資または業務展開を行うことができる 6. 自由貿易試験区管理委員会はどのような外商

5 適合性の原則等に照らした判断等 金融商品やサービスの提供にかかる妥当性の判断のため 6 与信事業に際して個人情報を加盟する個人信用情報機関に提供する場合等 適切な業務の遂行に必要な範囲で第三者に提供するため 7 他の事業者等から個人情報の処理の全部または一部について委託された場合等において 委託

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

1 < 目次 > 第 1 部中国進出 ( 進出方式の選定 現地法人 駐在員事務所の開設 ) 4 Ⅰ. 中国進出に際しての組織選定 4 1. 進出形態 ( 駐在員事務所 現地法人 支店 ) 2. 各種形態の特徴 Ⅱ. 現地法人 ( 外商投資企業 ) の設立 6 1. 資本金 2. 現地法人 ( 外商投

Giới thiệu tóm tắt CÔNG TY CỔ PHẦN PHÁT TRIỂN ĐẦU TƯ CÔNG NGHỆ - FPT TRUNG TÂM GIẢI PHÁP PHẦN MỀM FPT SOFTWARE SOLUTIONS

株式取扱規程

( 外国 ) 同上 ケース ( ) 相続人が取得した全 2 財産に対して課税 ( 外国 ) 国内財産に対しての み課税 ケース ( ) 相続人が取得した全 3 財産に対して課税 ( 外国 ) 同上 ( 平成 25 年度税制改正より ) ケース ( ) 被相続人 相続人いず 4 れも 5 年超居住の場

株式取扱規則

Microsoft Word - H24.4 株式取扱規則

居住者または非居住者が預け置きおよび処分事由によって外国為替銀行および総合金融会社と預金取引および金銭信託取引を行う場合および国民である非居住者が国内で使用するために内国通貨による預金取引および信託取引を行う場合には 申告を要しない それ以外の取引については 韓国銀行総裁に申告しなければならない 居

三井物産株式会社株式取扱規程

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

個人為替売買管理をさらに完備させ 分割で制限額の監視から逃れるのを制限するために 手持ち以外の外貨から人民元両替を強化するために 関連問題に対して以下のように通知します (1) 個人は分割等の方法で人民元両替と中国国内の外貨購入総額に関する管理を回避してはなりません 以下の場合は回避したと見なされま

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

豊橋市公金管理指針 第 1 総則 1 趣旨この指針は 本市の公金の適正な管理に関し必要な事項を定めるものとする 2 定義この指針において 公金 とは 歳計現金 歳入歳出外現金 基金に属する現金 公営企業会計 ( 水道事業会計 下水道事業会計及び病院事業会計をいう 以下同じ ) に属する現金及び一時借

就業規則

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

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調査規則の改正 別紙案1・2

手数料および適用相場 付加できる特約事項期日前解約時のお取扱 お問い合わせ先 当行が契約している指定紛争解決機関対象事業者となっている認定投資者保護団体その他参考となる事項 一般法人の場合国税 % が源泉徴収されます 非課税法人は非課税となります マル優( 非課税 ) の取扱はできません

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共同事業体協定書ひな形 ( 名称 ) 第 1 条この機関は 共同事業体 ( 以下 機関 という ) と称する ここでいう 機関 は 応募要領の参加資格に示した共同事業体のことであるが 協定書等において必ず 共同事業体 という名称を用いなければならない ということはない ( 目的 ) 第 2 条機関は

株式取扱規則 平成 24 年 4 月 1 日 北海道瓦斯株式会社

改定前 新旧対照表 < カードローン規定 > 改定後 カードローン規定 カードローン規定 第 12 条 ( 期限前の利益喪失事由 ) (1) 借主について次の各号の事由が一つでも生じた場合には 当行の通知催告がなくても 借主は本債務全額について当然に期限の利益を失い 第 8 条に定める返済方法によら

Microsoft PowerPoint - 電子記録債権によるお支払のご案内(HP)

デロイト・トゥシュ・トーマツ北京事務所

株主各位 証券コード 7022 平成 29 年 6 月 23 日 大阪市北区中之島三丁目 3 番 23 号 取締役社長上田 孝 第 6 期期末配当の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます さて 当社は 平成 29 年 6 月 23 日開催の第 6 期定時株主

証券総合取引および口座開設に関する確認書兼確約書(2017年3月31日改定版)

手数料金額との合計額が 払い戻すことのできる金額 ( 当座貸越を利用できる範囲内の金額を含む ) を超えるときは 払い戻すことができません (4)ATM の案内手順に従って操作し 振込先の確認ボタンを押された後は ATM でのこの振込の取消はできません 取消を必要とする場合は 窓口営業時間内に振込を

Microsoft Word - 受益者_Q&A.doc

改正犯罪収益移転防止法_パンフ.indd

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

派遣添付書類一覧(30年1月訂正)

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

「77スマートネクスト」のインターネット契約取扱開始およびカードローンの商品内容拡充について

Invincible

源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 ( 英語版 ) 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 平成 年分公的年金等の源泉徴収票合計表 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 )( 平成 28 年 1 月 1 日以後提出

第1章 総則

b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

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相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

シティジャパン 租税条約等の実施に伴う所得税法 法人税法及び地方税法の特例等に関する法律に基づく届出書 ( 事業体のお客様用 ) 手順 本届出書にご記入いただく前に 以下の手順を注意深くお読みください 共通報告基準 (CRS:Common Reporting Standard) が採用されている国に

自動継続自由金利型定期預金(M型)規定

外国送金取引規定 1.( 適用範囲 ) 外国送金依頼書による次の各号に定める外国送金取引については この規定により取扱います 1 外国向送金取引 2 国内にある当行の本支店または他の金融機関にある受取人の預金口座への外貨建送金取引 3 外国為替法規上の ( 非 ) 居住者と非居住者との間における国内

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(4) 会員が住信 SBI ネット銀行に振替出金手続きを行い 会員が指定する銀行口座に着金するまでの期間会員が振替手続きを完了した後即時 (5) 会員からの国内金融機関への振込出金依頼に従い当社が振込手続きを行い 会員が指定する銀行口座に着金するまでの期間当社で出金依頼書受領後 7 営業日以内 4.

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各 位 平成 26 年 3 月 28 日 株式会社大和ネクスト銀行 大和証券株式会社 ダイワの NISA 口座開設キャンペーン ( 第 2 弾 ) 大和ネクスト銀行円定期預金 金利優遇キャンペーン ( 第 3 弾 ) および ご家族 ご友人紹介キャンペーン ( 第 3 弾 ) 実施のお知らせ 大和証

等を除き 住民票の写し等所定の本人確認書類を提示してください 4 許可等が必要とされる取引の場合には その許可等を証明する書面を提示または提出してください (3) 送金の依頼にあたっては 送金依頼人は当行に 送金資金の他に 当行所定の送金手数料その他この取引に関連して必要となる手数料 諸費用 ( 以

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マイナンバーシンポジウム in 愛媛 平成 24 年 5 月 26 日 税理士菅浩一郎 ( 四国税理士会副会長 ) 日本税理士会連合会

PERMIT

Transcription:

NO.200701 SMBC 中国ビジネス情報 SMBC China Business Information 2007 年 2 月 20 日 個人の外貨管理強化について 三井住友銀行中国業務推進部 2006 年 12 月 25 日付にて 個人外貨管理弁法 が公布され 2007 年 2 月 1 日より施行されていますが 本弁法実施に当たっての詳細を規定した 個人外貨管理弁法実施細則 が 2007 年 1 月 5 日付で公布されました 本弁法では 外国人は 国外個人 の規定に該当しますが 個人の外貨管理も強化されている内容となっています 以下 個人外貨管理弁法実施細則 の概要をご説明します 1. 年度総額管理の実施 個人の外貨人民元転及び外貨購入に関して 年度総額管理を実施することになりました 年度総額 は 5 万米ドル相当額となっています 年度総額を超過する場合の取扱については次のようになりま す < 経常性項目の取扱 > (1) 年度総額を超過する場合の取扱については 以下の資料の提出して所定の手続きを行う必要があり ます 性質 必要書類 経常性 経営性 国内個人 本人の有効な身分証明書及び以下の証明資料 贈与 : 公証を得た贈与協議書または契約書 親族送金 : 直系親族関係証明書または公証を得た扶養関係証明 国外給付人の関連する収入証明 例 : 銀行預金証明書 個人収入納税証明書など 遺産相続収入 : 遺産相続法律文書または公正証書 保険金 : 保険契約書及び保険経営機構の支払い証明書 特許権使用及びライセンス収入 : 支払い証明書 協議書または契約書 法律 会計 コンサルタント及び公共関係サービス収入 : 支払い証明書 協議書または契約書 給与 : 雇用契約書及び収入証明書 国外投資収益 : 国外投資外貨投資登記証明文書 利潤分配決議書 配当支払書またはその他の収益証明書 その他 : 関連証明及び支払証明 国外個人 本人の有効な身分証明書及び以下の証明資料 家賃類支出 : 家屋管理部門にて登記した家屋賃貸借契約書 発票または支払い通知 生活消費類支出 : 契約書または発票 1

非経営性 国内個人 国外個人 医療 学習支出 : 国内病院 ( 学校 ) の費用徴収証明書 その他 : 関連証明書及び支払証明 本人の有効な身分証明書及び取引額を示す関連証明資料 1 合法的な人民元収入による外貨購入及び余剰人民元による外貨購入には以下の資料を必要とする 国内で取得した経常項目の合法的人民元収入は 本人の有効な身分証明書と取引額が記されている関連証明資料 ( 税務証憑 ) をもって外貨購入手続きを行う 2 両替して未使用の人民元を外貨に再両替する場合は 本人の有効な身分証明書と両替証をもって手続きを行う 両替証の有効期間は両替日より 24 ヶ月である 1 (2) 国内個人の経常項目外貨の国外送金 金額に応じ以下のとおりとなります 金額必要資料外貨預金口座内の外貨の国外本人の有効な身分証明書をもって銀行で手続きを行う 送金で 当日の累計額が 5 万米ドル相当額以下 外貨預金口座内の外貨の国外送金で 当日の累計額が 5 万米ドル相当額以上 手持ち外貨現金送金の当日累計額が 1 万米ドル以下 手持ち外貨現金送金の当日累計額が 1 万米ドル以上 経常項目下の取引額が記入されている真実性のある証明書をもって手続きを行う 本人の有効な身分証明書をもって銀行で手続きを行う 経常項目下の取引額が記入されている真実性のある証明書 税関の押印のある 中華人民共和国税関入国旅客荷物物品申告票 または本人の預金銀行の外貨現金引き出し証をもって手続きを行う (3) 国外個人の経常項目外貨の国外送金以下の通りに規定されています 送金方法必要書類外貨預金口座内の外貨送金本人の有効な身分証明書をもって手続きを行う 手持ち外貨現金送金の当日累計額が 1 万米ドル相当額以下の場合 手持ち外貨現金送金の当日累計額が 1 万米ドル相当額以上の場合 本人の有効な身分証明書をもって手続きを行う 税関の押印のある 中華人民共和国税関入国旅客荷物物品申告票 または本人の預金銀行の外貨現金引き出し証をもって手続きを行う 1 当日の両替累計額が 500 米ドル相当額以下及び出国前の国内税関外の場所での当日の両替累計額が 1000 米ドル相当額以下の場合は 本人の有効な身分証明書をもって手続きを行うことがでる 2

< 資本性項目の取扱 > 国内個人の対外直接投資は国家関連規定に従って手続きを行わなければならない 必要な外貨は所在地の外貨局の認可を得た後 外貨購入または自己保有外貨の送金を行うことができるが 必要な国外投資外貨登記手続きを行わなければならない 詳細は 本実施細則第三章に規定されています 2. 個人外貨口座及び外貨現金管理 (1) 外貨口座の種類 外貨口座の種類としては 国内個人によるものと国外個人によるものとに分かれています 口座種類外貨決済口座外貨預金口座資本項目口座 性質個人の対外貿易経営者 個人経営の商工業者が規定に従い開設する経常項目下の経営性外貨収支を取り扱う口座 個人が銀行で外貨預金口座を開設するには 本人の有効な身分証明書を提示し 開設する口座名は本人の有効な身分証明書に記載されている名称と一致していなければならない 個人が外国投資者投資専用口座 特殊目的会社専用口座及び投資合併買収専用口座など資本項目外貨口座開設及び口座内資金の国内振替 国外送金は外貨局の認可を経なければならない このほか 本人口座間の資金振替は 有効な身分証明書をもって手続きを行う 個人と直系親族口座間の資金振替は 双方の有効な身分証明書 直系親族証明書をもって手続きを行う 国内個人と国外個人口座間の資金振替は クロスボーダー取引に従い管理する (2) 外貨現金管理 外貨現金の取扱については 金額に応じて以下の通り規定されています 金額手続き方法個人の外貨現金引き出しの当日銀行で直接手続きすることが可能 累計額が 1 万米ドル以下 個人の外貨現金引き出しの当日累計額が 1 万米ドル以上 当日の外貨預金口座への外貨現金預入累計額が 5,000 米ドル相当額以下 当日の外貨預金口座への外貨現金預入累計額が 5,000 米ドル相当額以上 本人の有効な身分証明書と 現金引き出し用途証明などの資料を銀行所在地の外貨局に事前届出を行う 銀行で直接手続きすることが可能 本人の有効な身分証明書 税関の押印のある 中華人民共和国税関入国旅客荷物物品申告票 または 本人の預金銀行の外貨現金引き出し証をもって銀行で手続きを行う 以上 3

本件に関するご照会先 日本総合研究所研究事業本部海外事業 戦略クラスター平田 Tel: 03-3288-5273 E-Mail:hirata.takashi@jri.co.jp 日綜 ( 上海 ) 投資諮詢有限公司副総経理呉明憲 Tel: 86-21-6841-3368 E-Mail:meiken@jris.com.cn 1. 税制 法律等は中国当局により変更されることがありますので ご参考としてご利用ください 2. 本資料は 当社が入手し得る資料及び一般に信頼できると思われる情報源に基づいて作成されたものですが 情報の正確性 完全性を保証するものではありません 3. 本資料は 情報の提供を目的として作成されたものであり 法令 税務 会計に関する助言を含むものではありません 法令 税務 会計に関する案件につきましては 各専門家にご相談ください 4

個人外貨管理弁法実施細則 二 00 七年一月五日 第一章総則 第一条第二条第三条第四条第五条第六条第七条 銀行及び個人の外貨業務操作を制度化し 便宜を図るために 個人外貨管理弁法 に基づき 本細則を制定する 個人人民元転及び個人外貨購入に対し 年度総額管理を行う 年度総額は一人当たり毎年 5 万米ドル相当額とする 国家外貨管理局は国際収支状況によって年度総額の調整を行うことができる 個人年度総額内での人民元転及び外貨購入は 本人の有効な身分証明書をもって銀行で手続きを行う 年度総額を超える場合は 経常項目下では本細則第 10 条 11 条 12 条に従って手続きを行い 資本項目下では本細則 資本項目の個人外貨管理 関連規定に従って手続きを行う 個人が購入した外貨は国外に送金したり 本人の外貨預金口座に振り込みすることができる また 関連規定に従って国外へ持ち出しすることもできる 個人年度総額内での外貨購入 人民元転は その直系親族に委託して手続きを行うことができる 年度総額を超える場合の外貨購入 人民元転及び国外個人の人民元転は 本細則の規定に従って 関連証明資料をもって他者に手続きを委託することができる 個人の手持ち外貨現金の持ち込み 持ち出しは 国家関連管理規定を遵守しなければならない 各外貨指定銀行 ( 以下銀行とする ) は 本細則の規定に従い 個人の外貨業務に対し正しい審査承認を行い 取引の偽造や変造を行ってはならない 銀行は 個人外貨買取 売渡管理情報システム ( 以下個人外貨買取 売渡システムとする ) を通じ 個人の外貨購入や決済業務を行い 真実 正確 完全に関連情報を入力する 国家外貨管理局及びその分支機構 ( 以下外貨局とする ) は個人の外貨業務に対する統計 監視 管理 検査実施に責任を負う 第二章経常項目個人外貨管理 第八条個人経常項目下の外貨収支は経営性外貨収支と非経営性外貨収支に分ける 第九条個人の経常項目下の経営性外貨収支は以下の規定に従い処理される (1) 個人の対外貿易経営者が対外貿易のための外貨購入 売却を行う際 外為決済を行う際には本人の外貨決済口座を通じて行わなければならない その際の外貨収支 輸出入消しこみ ( 進出口核銷 ) 国際収支申告は機構毎に管理する 個人対外輸出経営者とは 法に従い工商登記またはその他の業務従事手続きを行い 個体工商営業許可証またはその他の業務従事証明を取得し かつ国務院商務主管部門の規定に従い備案登記を行った上で 対外貿易経営権を取得し対外貿易経済活動に従事する個人を指 5

す (2) 個人経営の商工業者が対外貿易経営権を有する企業に委託して輸入を行う場合 本人はその代理企業と締結した輸入代理契約または協議書に基づいて外貨を購入し その購入した外貨は本人の外貨決済口座を通じて直接代理企業の経常項目外貨口座に振り込む 個人経営の商工業者が対外貿易経営権を有する企業に委託して輸出を行う場合 本人の外貨決済口座を通じて外貨回収 人民元転を行うことができる 人民元転は代理企業と締結した輸出代理契約または協議書 代理企業の輸出貨物報関単をもって手続きを行う 代理企業は個人経営の商工業者の入金通知を照合の証明とすることができる (3) 国外個人の旅行購買貿易項目下の人民元転は 本人の有効な身分証明書及び個人購買報関単をもって手続きを行う 第十条国内個人の経常項目下での非経営性の人民元転が年度総額を超える場合は 本人の有効な身分証明書及び以下の証明資料をもって銀行で手続きを行う (1) 贈与 : 公証を得た贈与協議書または契約書 贈与は国家規定に適合していなければならない (2) 親族送金 : 直系親族関係証明書または公証を得た扶養関係証明 国外給付人の関連収入証明 例 : 銀行預金証明 個人収入納税証明など (3) 遺産相続収入 : 遺産相続法律文書または公正証書 (4) 保険金 : 保険契約及び保険経営機構の支払い証明 外貨保険加入は国家規定に適合していなければならない (5) 特許権使用及びライセンス収入 : 支払証明 協議書または契約書 (6) 法律 会計 コンサルタント及び公共機関サービス収入 : 支払い証明 協議書または契約書 (7) 給与 : 雇用契約書及び収入証明書 (8) 国外投資収益 : 国外投資外貨登記証明文書 利潤分配決議 配当支払書またはその他の収益証明 (9) その他 : 関連証明および支払い証明 第十一条国外個人の経常項目下での非経営性の人民元転が年度総額を超える場合は 本人の有効な身分証明書及び以下の証明資料をもって銀行で手続きをおこなう (1) 家賃類支出 : 家屋管理部門にて登記した家屋賃貸借契約書 発票または支払通知書 (2) 生活消費類支出 : 契約書または発票 (3) 医療 学習支出 : 国内病院 ( 学校 ) の費用徴収証明書 (4) その他 : 関連証明および支払い証明 上記の1 回の人民元転額が5 万米ドル以上の場合は 人民元転で得る人民元資金を直接取引のある相手方の国内人民元口座に振り込まなければならない 第十二条国内個人の経常項目下の非経営性外貨購入が年度総額を超える場合 本人の有効な身分証明書と取引額が記入されている関連証明資料をもって銀行で手続きを行う 第十三条国外個人の経常項目の合法的人民元収入による外貨購入及び未使用人民元の再両替は以下の規定に従い手続きを行う (1) 国内で取得した経常項目の合法的人民元収入は 本人の有効な身分証明書と取引額が記入されている関連証明資料 ( 税務証憑 ) をもつて外貨購入手続きを行う (2) 両替して未使用の人民元を外貨に再両替する場合は 本人の有効な身分証明書と両替証をもって手続きを行う 両替証の再両替有効期間は両替をおこなった日より24ヶ月である 当日の累 6

計両替額が500 米ドル相当額以下及び出国前の国内税関外の場所での当日の累計両替額が 1,000 米ドル相当額以下の利用が得の場合 本人の有効な身分証明書をもって手続きを行うことができる 第十四条国内個人が外貨を送金し 国外の経常項目支出に充てる場合 以下の規定に従い手続きを行う 外貨預金口座内外貨の国外送金の当日累計額が5 万米ドル相当額以下の場合 本人の有効な身分証明書をもって銀行で手続きを行う 上述の金額を超える場合は 経常項目下の取引額が記入されている真実性のある証明をもって手続きを行う 手持ち外貨現金送金の当日の累計額が1 万米ドル相当額以下の場合 本人の有効な身分証明書をもって銀行で手続きを行う 上述の金額を超える場合は 経常項目下の取引額が記入されている真実性のある証明 税関の押印のある 中華人民共和国税関入国旅客荷物物品申告票 または本人の預金銀行の外貨現金引き出し証をもって手続きを行う 第十五条国外個人の経常項目下外貨を送金する場合 以下の規定に従って銀行で手続きを行う (1) 外貨預金口座内の外貨送金は 本人の有効な身分証明書をもって手続きを行う (2) 手持ち外貨現金送金の当日累計額が1 万米ドル相当額以下の場合 本人の有効な身分証明書をもって手続きを行う 上述の金額を超える場合は 税関の押印のある 中華人民共和国税関入国旅客荷物物品申告票 または本人の預金銀行の外貨現金引き出し証をもって手続きを行う 第三章資本項目個人外貨管理 第十六条国内個人の対外直接投資は国家関連規定に従って手続きをしなければならない 必要な外貨は所在地の外貨局の認可を得た後 外貨購入または自己保有外貨の送金をおこなうことができるが さらに必要な国外投資外貨登記手続きをおこなわなければならない 国内個人及び経済的利益関係により中国国内に習慣的に起居する国外個人は 国外で特殊な目的の会社を設立または支配し国内に還流投資する場合 その関連する外貨収支は 国家外貨管理局 : 国内居住者が国外特殊目的会社を通じた融資及び還流投資の外貨管理関連問題に関する通知 等の関連規定に従い手続きを行う 第十七条国内個人は外貨または人民元を使い かつ銀行 ファンド管理会社など有資格国内機構投資者を通じて国外固定収益類 権益類の金融投資をおこなうことができる 第十八条国内個人が国外上場企業ストックオプションプラン 株式買受選択権プラン等で関係する外貨業務に参加する場合 所属する会社または国内機構を通じてまとめて外貨局に申請し認可取得手続きを行わなければならない 国内個人のストックオプションプラン 株式買受選択権プランなどの株式及び配当所得などの外貨収入は 所属会社または国内代理機構が開設した国内専用外貨口座に振り込んだ後 人民元転することができる また 職員個人の外貨預金口座に振り込むことができる 第十九条国内個人が国内で批准を経て外貨保険業務を経営する保険経営機構に外貨保険料を 7

支払う場合 保険契約書 保険経営機構の支払い通知書をもって外貨購入 外貨支払い手続きを行う 国内個人が保険金受け取り人として得た外貨保険の賠償または給付された保険金は 本人の外貨預金口座に振り込むこともでき 人民元転することもできる 第二十条外国に移住した国内個人の合法的移民身分取得前の国内財産の対外移転及び外国公民が法に従い継承した国内遺産の国外移転は 個人財産の対外移転及び人民元転 支払管理暫定弁法 などの関連規定に従い手続きを行う 第二十一条国外個人が国内での商品家屋売買及び株式譲渡などを通じた国内不動産企業買収に係る外貨管理は 国家外貨管理局 建設部 : 不動産市場外貨管理規範化の関連問題に関する通知 等の関連規定に従い手続きを行う 第二十二条国外個人は関連規定に従い 国内 B 株を購入することができる その他国内で発行及び流通する各種金融商品への投資は 有資格の国外機構の投資者を通じて手続きを行わなければならない 第二十三条人民元資本項目の両替可能の進展に基づいて 徐々に国内個人の国外貸付 国外借入 担保及び国外商品先物 金融デリバティブ商品取引の管理を開放してゆくが 具体的な弁法については別途制定する 第四章個人外貨口座及び外貨現金管理 第二十四条外貨局は口座の主体別及び取引性質により個人外貨口座に対し管理をおこなう 銀行は 個人の外貨口座開設にあたり国内個人と国外個人に区別しなければならない 口座は取引性質により外貨決済口座 外貨預金口座 資本項目口座に区分する 第二十五条外貨決済口座とは個人の対外貿易経営者 個人経営の商工業者が規定に従い開設する 経常項目下の経営性外貨収支を取り扱う口座である その開設 使用 閉鎖は機構の口座ごとに管理をおこなう 第二十六条個人が銀行で外貨預金口座を開設するには 本人の有効な身分証明書を提示し 開設する口座名は本人の有効な身分証明書に記載されている名称と一致していなければならない 第二十七条個人が外国投資者投資専用口座 特殊目的会社専用口座及び投資合併買収専用口座など資本項目外貨口座開設及び口座資金の国内振替 国外送金をおこなうには 外貨局の認可を経なければならない 第二十八条個人外貨預金口座資金の国内振替は以下の規定に従い手続きを行う (1) 本人口座間の資金振替は 有効な身分証明書をもって手続きを行う (2) 個人と直系親族口座間の資金振替は 双方の有効な身分証明書 直系親族証明書をもって手続きを行う (3) 国内個人と国外個人口座間の資金振替は クロスボーダー取引に従い管理する 第二十九条本人の外貨決済口座と外貨預金口座間で資金を振替ることはできるが 外貨預金口座から外貨決済口座への振込みは当日の対外支払いのみとし 振替てから人民元転をすることはできない 第三十条個人の外貨現金引き出しの当日累計額が1 万ドル相当額以下の場合 銀行で直接手続 8

きをすることができる 上述の金額を超える場合は 本人の有効な身分証明書と 現金引き出し用途証明などの資料を銀行所在地の外貨局に事前届け出をする必要がある 銀行は本人の有効な身分証明書と外貨局の押印のある 外貨現金引き出し備案表 ( 付属 1) があることを確認して 個人外貨引き出しの手続きを行う 第三十一条個人が外貨預金口座に外貨現金を預け入れる際 当日の累計額が5000 米ドル相当額以下の場合は 銀行で直接手続きをすることができる 上述の金額を超える場合は 本人の有効な身分証明書 税関の押印のある 中華人民共和国税関入国旅客荷物物品申告票 または 本人の預金銀行の外貨現金引き出し証をもって銀行で手続きを行う 銀行は関連書類上に預金銀行名称 預金金額及び預金日を明記しなければならない 第五章個人外貨買取 売渡管理情報システム 第三十二条外貨買取 売渡業務経営資格を有し 且つすでに個人外貨買取 売渡システムに接続し使用している銀行は 直接個人外貨買取 売渡システムを通じて個人外貨買取 売渡業務を行う 第三十三条各銀行本部及び分支機構で個人外貨買取 売渡システム接続を申請する場合 個人外貨人民元転 売渡管理情報システム技術接続条件 ( 付属文書 2) を満たし 研修を経た技術担当と操作担当を有し 且つシステムの正常な稼動を維持することができなければならない 第三十四条銀行は 規定に従い個人外貨買取 売渡システム銀行ネットワークポイント情報登記表に記入し 外貨局にシステム接続申請を提出しなければならない 外貨局は銀行の申請に対し検収を行い 合格後参入を許可する 第三十五条以下の状況を除き 銀行の個人外貨人民元転 売渡業務手続はすべて個人外貨買取 売渡システムに組み入れなければならない (1) 外貨両替店で発生した外貨人民元転 売渡 (2) 銀行カウンターでの外貨端数買取 利息買取などの100 米ドル相当額以下の外貨買取 (3) 外貨カードの国内使用分の買取 (4) 国内カードのATM 使用による人民元現金引き出し (5) 国内カードの国外での外貨購入による返済第三十六条銀行は 個人の外貨人民元転 売渡業務を取り扱う際 以下の流れで手続きを行わなければならない (1) 個人外貨買取 売渡システムで個人の外貨人民元転 売渡状況を照会する (2) 規定に従い個人が提出する証明資料を審査する (3) 個人外貨買取 売渡システムで逐一買取 売渡業務データを記録する (4) 個人外貨買取 売渡システムで 外貨人民元転 売渡通知書 をプリントアウトし 会計証明として後の検査のための保管用とする 第三十七条外貨局は管轄内銀行業務操作の制度面及び業務データ記録の完全性及び正確な考査と検査に責任を負う 9

第六章附則 第三十八条個人は その直系親族に委託した年度総額内での外貨購入 人民元転手続きは それぞれ委託者と受託者の有効な身分証明書 委託者の授権書 直系親族関係証明書を提出しなければならない その他の状況で代理をする場合は 双方の有効な身分証明書 授権書のほかに 本細則に規定する関連証明資料を提出しなければならない 直系親族とは父母 子女 配偶者を指す 直系親族証明書とは直系親族であることを証明できる戸籍簿 結婚証または弁事処などの政府末端組織または公安部門 公証部門が発行した有効な親族関係証明を指す 第三十九条 個人外貨管理弁法 及び本細則に違反した場合 外貨局は 中華人民共和国外貨管理条例 及びその他の関連規定に基づき処罰を行う 中華人民共和国外貨管理条例 及びその他の関連規定で明確に規定されていないものについては 銀行と個人に対してはそれぞれ3 万元 1000 元の罰金を科す 第四十条本細則は国家外貨管理局が解釈の責任を負う 第四十一条本細則は2007 年 2 月 1 日より施行する ( 仮訳 : 日綜 ( 上海 ) 投資諮詢有限公司 ) 10