資料 2 平成 2 6 年度県外向け広報に係る 企画 媒体制作 媒体制作監理等業務 業務仕様書 平成 2 6 年 1 月 岩手県
この 業務仕様書 ( 以下 仕様書 という ) は 岩手県 ( 以下 県 という ) が実施する 平成 26 年度県外向け広報に係る企画 媒体制作 媒体制作監理等業務 ( 以下 本業務 という ) に係る受託候補者の選定に関して 県が 契約する事業者 ( 以下 受託者 という ) に要求する本業務の概要や仕様を明らかにし 企画コンペに参加しようとする者 ( 以下 参加者 という ) の提案に具体的な指針を示すものである 1 本業務の概要 (1) 目的 県外向けの情報発信は 震災からの復興や NHK 朝の連続テレビ小説 あまちゃん による 岩手への関心の高まりをさらに強め拡大していくことを目的とし 復興においては 継続的な交流 支援につなげ いわての魅力の発信においては 観光客の増加や県産品の購買 定住者の増加等本県の活性化につなげていくものとする (2) 広報テーマ 次のコンセプトにより広報を行うものとする コンセプト1 復興関連の情報発信は ひたむきさ + つながり = 笑顔 震災前からの岩手の良さである ひたむきさ が 震災からの復興に大きな力となっている こうした 岩手の底力 が国内外の つながり を得ていろいろな展開をしていく そうした中で結果として 笑顔 という形で現れる こうした復興に向けて立ち上がる岩手の姿を伝えることで 被災地の方と共に 県外の受け手の方々が 笑顔 になれることを目指していくものである コンセプト 2 いわての魅力の発信は 元気 笑顔 岩手の人柄 自然 文化などに出会い 元気になれる 笑顔になれることを目指していくものである 参考 1 本業務に関連する いわて県民計画 の項目について 元気になれるいわて構想 : 岩手の多様な地域資源を生かして 食や体験 観光 定住 交流の促進など 岩手に来た人 岩手に住む人が元気になれる取組みを展開するもの ソフトパワーいわて構想 : 岩手の文化的魅力や道義的信頼を高め 岩手発の商品 サービスのブランド化と結び付けて 岩手ブランドとして確立しようとするもの 参考 2 本業務に関連する 岩手県東日本大震災津波復興計画復興基本計画 の項目について 復興の動きと連携した全県的な誘客への取組 : 全国各地 海外からの多くの支援 激励への感謝を示す国内外への情報発信を行うもの (3) 主な広報ターゲット被災地への関心が高い層 ( 岩手県 東北出身者 / 岩手ファン層 ( 観光来県者 県産品愛用者等 )/ 被災地ボランティア経験者 / 応援自治体職員 企業社員 / 等 ) 食 旅行 歴史等の関心が高い層 ( 子育てを終えた層 / 団塊世代 / シニア / 等 ) 2 次発信が期待できる特定層 ( 好奇心旺盛な若者 / マスコミ /SNS 活用者 / 本県ゆかりの首都圏等在住者 ( 希望郷いわて文化大使 県人会 定住交流関係者 等 )/ 食業界 流通 小売関係 / 旅行 観光業界 / オピニオンリーダー / 本県に営業所がある民間企業 / 等 ) 1
2 企画提案いただきたい内容 (1) 企画提案項目 1 復興関連情報の発信 県外の方々の関心に応え 県外とのつながりをさらに深める情報発信 に係る必須提案 ( ア ~ ウ ) ア ポスター 被災地で奮闘する 人 復興支援を続ける 人 等 人 に着目した B3 版横のポスターを作成すること 部数 種類は特に定めないが 県関係施設等への掲出のほか 県外のイベント会場での配布 使用を想定しており PR 効果を考慮した内容で提案のこと 提案する ポスター と同一デザインで 鉄道中吊用 (B3 版 )1,240 枚を別途作成すること ( 掲出費用は県で対応 ) なお 鉄道中吊の提案をさまたげるものではないこと イ イメージコンテンツ ( 震災からの復興に係る内容 2 分程度 ) 被災地で奮闘する人のひたむきさや笑顔 復興支援に対する感謝のメッセージで構成する短いイメージコンテンツを作成すること 作成したイメージコンテンツは DVD で 8 枚納品すること イメージコンテンツ は イベントやマスコミ等へのプロモーション等での活用を可能とすること 制作した イメージコンテンツ は 専用サイトを開設するなど閲覧数を高める内容も提案すること また 2 次利用として ニコニコ動画 YouTube などの動画配信サイトでの配信を可能とすること ウ復興に係る情報発信について 本県出身の俳優村上弘明氏を起用した広報の展開を提案できる場合は提案のこと ( 村上氏は 復興支援に係る県の広報に協力を申し出ているので 出演契約料は無償とする ただし 交通費 マネージャー スタイリスト等の経費等は必要であること ) 2 あまちゃん 効果を発展させる情報発信 あまちゃんで高まった岩手への関心に応え その効果を活用発展させるいわての魅力発信 に係る必須提案 ( ア ~ ウ ) ア あまちゃん 効果を活用したいわての魅力の発信に係る広報 あまちゃん で全国的に有名になった 食 地域文化 などを さらに全国的に浸透させる広報を提案すること また 例えば 三陸ジオパーク や全国に誇れる あるいは 全国に発信すべきいわての魅力などを併せて情報発信する広報を提案のこと イ あまちゃん 関連等の関係課事業を支援する発信に係る広報来年度上半期に首都圏で開催予定の あまちゃんファン感謝イベント のキャンペーンを実施する場合の具体的な提案を行うこと ( ポスターやイメージコンテンツなどの交通広告 首都圏メディアに対するキャンペーンなど ) 実施見込みは 現在のところ あまちゃんファン感謝イベント のみであるが その他 2 イベント実施したいと考えているので 3 倍の経費の計上すること ウ岩手の魅力の発信について 本県出身の俳優村上弘明氏を起用した広報展開を提案できる場合は提案のこと 2 にかかる提案で ポスター を提案する場合は B3 横のポスターとし 交通広告実施分を除き 別途 300 枚以上を作成して広聴広報課に納品すること なお 広聴広報課に納品するポスターは交通広告用 ではないものとする ( 上部に 咥え 等の余白は取らないこと ) 交通広告は JR 山手線 2 週間の中吊かそ れと同等以上の掲出方法 期間とすること イメージコンテンツ を提案する場合は 作成した イメージコンテンツ は (1)1 イの 専用サイトに掲載するとともに ニコニコ動画 YouTube などの動画配信サイトでの配信を可能とする こと 作成したイメージコンテンツは DVD で 8 枚納品すること また DVD は イベントやマスコミ 等へのプロモーション等での活用を可能とすること 3 12 共通 制作した情報発信ツールは 二次利用等を前提に最大限の活用を可能とすること 4 自由提案そのほか 震災からの復興関係及び あまちゃん の効果の発展に効果のある広報があれば 予算額の範囲内で提案すること 2
(2) 企画提案を求めるに当たっての視点 1 コンセプトは 復興関係では ひたむきさ + つながり = 笑顔 いわての魅力発信では 元気 笑顔 とし ロゴマークは 黄金の國 いわて イメージキャラクターを使用する場合は わんこきょうだい とする 参考 ロゴマーク 黄金の國 いわて について岩手には すばらしい自然 高品質で安全 安心な農林水産物 歴史や文化 伝統芸能や伝統工芸 実直で勤勉な人材など 経済的価値のみでは計ることのできない 豊かさ と 信頼 があり そのような岩手の普遍的価値 岩手ブランドを 黄金の國 いわて と表現しているもの 2 パブリシティ効果に配慮 ( 情報露出拡大 / 人々の 感動 を呼び 共感 を得る関係構築 / 等 ) し 限られた予算で最大の広報効果とすること 3 事業項目間の連携 相乗効果を重視し 全体で効果的な広報とすること 4 実現可能な提案を提出すること 実施にあたって 不確定要素や県や関係機関等の協力要件がある場合は 具体的かつ明確にその内容を示すこと 5 目的とターゲットに応じた メディア ( マスメディア /Web/ 等 ) や手法 ( パブリシティ / 広告 / 等 ) の効果的な選択 組み合わせにより 震災の記憶を風化させることなく展開し 本県のイメージアップや本県への来訪及び県産品の購入といった具体的な行動のきっかけとなり得る広報とすること 6 一時的な媒体購入にとどまらず 広報効果が継続的に期待できるよう メディアや広報ターゲットとの間で長期的に良好な関係の構築につながる広報展開に留意すること 7 広報効果の検証に留意し 広告換算や広告測定など客観的な効果測定を示すこと 可能な場合は 広報ターゲットの感想 意見など直接的な反応の把握を行うこと 3 契約に関する条件 (1) 再委託等の制限 1 受託者は 本業務の全部又は本業務の企画若しくは制作等のうち監理業務部分を一括して第三者に委託し 又は請け負わせてはならない 2 受託者は 本業務の一部を第三者に委託することができるが その際は事前に 再委託の内容 再委託先 ( 商号又は名称 ) その他再委託先に対する管理方法等 必要事項を県に対して文書で報告しなければならない (2) 再委託の相手方 受託者は 上記 (1) 再委託等の制限 2 により本業務の一部を第三者に委託する場合は その相手方を 岩 手県内に主たる営業所を有する者の中から選定するように努めなければならない (3) 業務履行に係る関係人に関する措置要求 1 県は 本業務の履行につき著しく不適当と認められる場合は 受託者に対して その理由を明示した文書により 必要な措置をとるべきことを請求することができる 2 県は 上記 (1) 再委託等の制限 2により受託者から委託を受けた者で本業務の履行につき著しく不適当と認められる場合は 受託者に対して その理由を明示した文書により 必要な措置をとるべきことを請求することができる 3 受託者は 上記 1 2による請求があったときは 当該請求に係る事項について必要な措置を講じ その結果を 請求を受けた日から 10 日以内に 県に対して文書により通知しなければならない 3
(4) 権利の帰属等本業務の実施により制作された成果物及び資料又はその利用に関する著作権 所有権等に関しては 原則として委託料の支払いの完了をもって受託者から県に移転することとするが その詳細については 県及び受託者間で協議の上 別途契約書により定める (5) 機密の保持 受託者は 本業務を通じて知り得た情報を機密情報として扱い 目的外の利用 第三者に開示 漏えいしては ならない 契約終了後もまた同様である (6) 個人情報の保護 受託者は 本業務を履行する上で個人情報を取り扱う場合は 個人情報保護条例 ( 平成 13 年 3 月 30 日岩手県 条例第 7 号 ) を遵守しなければならない 4