183873224 423644111 423661457 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/
3 特集 市の財政状況と今後の課題 平成26年 214年 3月11日 健全財政の堅持が難しくなりつつあります 市の財政状況と今後の課題 市では これまで第5次府中市総合計画で定めた各施策の実現に向け 新 たな事業の実施や施設を整備するなど 市民サービスの向上に努めてきまし た しかし 当該計画期間中に リーマンショックを契機とした景気悪化に よって 市税などの収入が大幅に減額し その後も伸び悩む中 少子高齢化に 伴う社会保障経費の増加や 公共施設 道路などのインフラの適正な維持管 理に係る費用の増加など 増大する行政需要への対応に迫られ 厳しい財政 市の財政状況 予算では 一般会計の予算編成では 市民サービスの充実や施設の改修 改築など様々 な事業を実施するとともに 毎年増え続ける福祉などの扶助費への対応のた め 不足する財源を 基金の取崩しや市債の借入れで補てんしています これは 家庭に置き換えると 1年間の生活資金の不足分を貯金の取崩しや ローンや借金をすることで捻出している状況と同じです 一般会計の予算編成における財源補てんの状況 一般会計の予算編成での財源補てんの対応は 基金の取崩しのほか 歳出に 対して不足する歳入を国から借り入れる臨時財政対策債 赤字起債 の借入れ で行ってきました 億円 95 歳出 歳入 財源補てん額 927 889 9 21 872 25 858 852 826 14 913 893 883 37 85 経常収支比率は 市税などの毎年度経常的に収入される一般財源が 人件 費や借入金の返済 福祉サービスや道路維持など 毎年度経常的に支出され る経費の財源に どのくらい使われたかを示す指標です の数値は 89 9 となっており 経常的に収入される一般財 源のうち 約9 は毎年度必ず支出する経費に使われ 残った約1 の財源 で 市独自の課題への対応や施設整備などを行っている状況です 一般的に経常収支比率の適正水準は 7 8 とされており 施設や下水 道などのインフラ施設の整った本市では 8 台を維持することを目標と している中 辛うじて目標を達成している状況です 義務的経費の内訳の状況 義務的経費とは 毎年 必ず支出する経費のうち 法令で支出することが義 務付けられた経費で 職員の給与などの人件費 生活保護や障害者への給付 乳幼児への手当などの扶助費 施設整備などで借り入れた市債の償還である 公債費 ローンの返済 が該当し 一般会計の歳出の約半分を占めます 近年では 扶助費が大幅に増加しています 公債費 45 46 47 176 224 24 249 131 122 116 114 45 3 平成25年度 その結果 25 15 1 5 基金残高と市債残高の状況 基金は 基金計画を定め 計画的に積立と取崩しを行っています また 市 債は 将来世代との負担の公平性を考え 建設事業などに借り入れています しかし 近年 財源不足により 基金の大幅な取崩しや 臨時財政対策債の 借入れによる財源補てんへの対応などにより 基金残高は減少し 市債残高 は増加しています 億円 6 基金残高 市債残高 5 373 356 447 441 428 42 35 35 その結果 経常収支比率と実質公債費比率の状況 下のグラフのとおり 毎年必ず支出する経費がかさみ 経常収支比率が 9 を前後しており 財政の硬直化が進んでいます また 市の収入からどの くらい市債の返済に充てているかを示す実質公債費比率は 徐々に減少して いるものの の東京都26市の平均は2 7 であるのに対し 本市 は6.2 であることから その割合が特に高い自治体となっています 経常収支比率 3 1 2 95 実質公債費比率 85 基金残高や市債残高は 事業に伴う基金取崩しや積立 市債の借 入や償還分も含みます 1 本市では8 台を維持する ことを目標としています 7.5 7.5 7.1 6.2 9 1 扶助費 4 2 4 人件費 45 35 決算では 億円 2 86 8 状況が続いています このような状況の中 将来に渡って健全財政を堅持していくためには さ らなる行財政の効率的 効果的な運営が必要です この取組を進めるためには 市民の皆さんのご理解とご協力が必要となる ことから 今号では 市の財政状況や今後の課題についてお知らせします 問合せは 財政課 335 4025 へ 89. 9.5 89.8 89.9 5 8 75 7 府中市メール配信サービスへの登録はt-fuchu@sg-m.jpへ空メールを送信
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