福井県肝炎治療特別促進事業実施要綱(案)

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愛媛県肝炎治療特別促進事業実施要綱(改正案全文)

要旨 平成 30 年 2 月 21 日新潟県福祉保健部 インターフェロンフリー治療に係る診断書を作成する際の注意事項 インターフェロンフリー治療の助成対象は HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎又は Child-Pugh 分類 A の C 型代償性肝硬変で 肝がんの合併のない患者です 助成対象とな

実務上の取扱い(改正)

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

肝炎治療 ( 核酸アナログ製剤治療 ) 医療費助成制度の概要 この事業は B 型ウイルス性肝炎に係る核酸アナログ製剤治療の医療費を助成することにより 肝硬変や肝がんを予防し 患者の皆さまをはじめ県民の健康保持 増進を図るために行うものです 1 助成の対象となる医療 B 型肝炎患者に対する核酸アナログ

第 3 条条例第 3 条第 2 項第 2 号の所得割の額 ( 以下 所得割の額 という ) の算定は 次の各号に掲げる場合に応じ 当該各号に定める方法により行うものとする (1) 地方税法第 314 条の7 並びに附則第 5 条の4 第 6 項及び第 5 条の4の2 第 6 項の規定による控除をされ

「肝がん・重度肝硬変治療研究促進事業について」の一部改正について(厚生労働省健康局長:H )

沖縄市こども医療費助成要綱

( 条例第 4 条第 1 項に規定する額 ) 第 4 条条例第 4 条第 1 項に規定する額は 病院若しくは診療所等 ( 保険薬局を除く ) の診療報酬明細書 ( 訪問看護診療費明細書を含む ) 又は医療保険各法に定める療養費支給申請書ごとに 次の各号に掲げる区分に対し定める額とする なお 医療に関

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第 6 知事は第 5の規定による申請があつたとき インターフェロンフリー治療の変更届があったとき及び核酸アナログ製剤治療の更新申請があったときは 内容を審査し 適当と認めたときは ウイルス肝炎医療費受給者証 ( 以下 受給者証 という ) を申請者に交付するものとし 不適当と認めたときは その旨を申

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Microsoft Word - 要綱別添様式 (2)

第 4 条市は 助成対象者に係る医療費 ( 入院時食事療養費を除く ) のうち医療保険各法に定める一部負担金 ( 法令の規定に基づく国若しくは地方公共団体の負担による医療に関する給付又は保険者等の負担による高額療養費及び高額介護合算療養費の支給若しくは附加給付がある場合は その額を控除した額とする

号様式 ) によるものとする 2 受給資格者証の有効期間は 子どもが出生した日又は本市へ転入した日から18 歳に達する日以後の最初の3 月 31 日までとする ( 助成の請求等 ) 第 4 条条例第 8 条第 1 項の規定により保険医療機関等が支払を受けようとするときは 診療報酬の例により社会保険診

(2) ペグインターフェロン リバビリン及びプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法 HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎で ペグインターフェロン リバビリン及びプロテアーゼ阻害剤による 3 剤併用療法を行う予定 又は実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの 1 上記については 2.(1) に係る治療歴

区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

宇部市乳幼児医療費助成要綱

2 前項第 1 号の制限額は, 次表のとおりとする 対象者制限額乳幼児等を養育している者扶養親族等及び児童がないときは,53 2 万円とし, 扶養親族等及び児童があるときは,532 万円に当該扶養親族等及び児童 1 人につき38 万円 ( 当該扶養親族等が所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号

法第二十六条において準用する場合及び法第五十三条第一項の規定に基づく政令によって適用される場合を含む ) 及び法第四十六条第二項の規定により入院の措置を行うとき 又は行ったときは 別記第五号様式により通知しなければならない ( 平一六規則二三 平二四規則五 一部改正 ) ( 入院の延長勧告書 ) 第

足利市妊産婦医療費助成条例 昭和 48 年 3 月 23 日条例第 2 号改正昭和 49 年 6 月 11 日条例第 38 号昭和 59 年 12 月 20 日条例第 32 号昭和 62 年 3 月 23 日条例第 7 号平成 6 年 12 月 21 日条例第 35 号平成 10 年 3 月 24

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議案第49号-医療福祉費支給に関する条例の一部改正【確定】

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

Microsoft Word - (修正後)◆1-1_記載要領通知(肝がん・肝硬変)通知.rtf

01_県実施要領

第 5 条市長は 前条に規定する申請書等に基づいて健康管理費を受けることができる者であることを確認したときは 当該資格を認定する 2 市長は 前項により資格を認定した者 ( 以下 受給者 という ) に対し 重障老人健康管理事業対象者証 ( 以下 対象者証 という ) を交付する ( 不認定の通知

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

乳幼児医療費助成要綱_H280101_docx

第 3 条この条例において 医療費の助成の対象となる者 ( 以下 対象者 という ) は 中島村に住所を有する子どもの保護者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定により保護を受けている者は この限りではない 2 医療保険各法に規定する医療保険に加入していること

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

(3) 母子家庭の母又は父子家庭の父の前年 (1 月から9 月までに医療の給付を受けた場合にあっては 前々年をいう 以下同じ ) の所得 ( 規則で定める所得の範囲及び所得の額の計算方法により算出した額をいう 以下同じ ) が その者の所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) に規定する控除

○岩国市重度心身障害者医療費助成要綱

第 2 条条例第 2 条第 1 項に規定する社会保険各法 ( 以下 社会保険各法 という ) は 次の各号に掲げる法律をいう (1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) (2) 船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号 ) (3) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第

( 補助金の交付申請 ) 第 4 条補助金の交付を受けようとする保護者 ( 以下 申請者 という ) は 大阪狭山市私立幼稚園就園奨励費補助金交付申請書 ( 様式第 1 号 ) を市長に提出しなければならない ( 補助金の交付決定 ) 第 5 条市長は 前条の申請があった場合は 内容を審査し適当と認

老発第    第 号

01 鑑文

4-2砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例施行規則

152 号 ) (6) 保険医療機関等健康保険法第 63 条第 3 項第 1 号に規定する保険医療機関若しくは保険薬局又は同法第 88 条第 1 項に規定する指定訪問看護事業者 ( 平 6 条例 30 平 8 条例 29 平 9 条例 16 平 10 条例 2 平 11 条例 15 平 14 条例

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取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 取手市ぬくもり医療支援事業に関する条例施行規則 平成 17 年 10 月 24 日規則第 230 号改正平成 20 年 3 月 21 日規則第 4 号平成 21 年 6 月 17 日規則第 34 号平成 22 年 9 月 15 日規則第 43 号平成

(2) 父又は母が死亡した児童 (3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次の各号のいずれかに該当する児童と同居して これを監護し かつ その生

満の児童を含む ) で 社会保険各法による被保険者 組合員又は被扶養者とする ただし 生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) による保護を受けている者を除く (1) 身体障害者で 障害の程度が身体障害者福祉法施行規則 ( 昭和 25 年厚生省令第 15 号 ) 別表第 5 号に定める身

出生の日から15 歳に達した日以後の最初の3 月 31 日までの間にある者をいう (2) 保護者親権者 後見人その他の者で こどもを現に監護するものをいう (3) 医療保険各法次に掲げる法律をいう ア健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) イ船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号

Microsoft Word - 【9.12改正】ウイルス性肝炎患者等の重症化予防要領

の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

(1) 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) (2) 船員保険法 ( 昭和 14 年法律第 73 号 ) (3) 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192 号 ) (4) 国家公務員共済組合法 ( 昭和 33 年法律第 128 号 ) (5) 地方公務員等共済組合法 ( 昭和

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

別紙1 自立支援医療費支給認定通則実施要綱

監 事 監 査 規 程

C 型慢性肝炎に対するテラプレビルを含む 3 剤併用療法 の有効性 安全性等について 肝炎治療戦略会議報告書平成 23 年 11 月 28 日

伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

エ国家公務員共済組合法 ( 昭和 33 年法律第 128 号 ) オ国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192 号 ) カ地方公務員等共済組合法 ( 昭和 37 年法律第 152 号 ) (4) 医療費とは 診療報酬の算定方法 ( 平成 20 年厚生労働省告示第 59 号 ) 入院時食事療養費

羽村市乳幼児の医療費の助成に関する条例施行規則 平成 5 年 9 月 24 日規則第 21 号 改正 平成 6 年 3 月 16 日規則第 6 号平成 7 年 10 月 1 日規則第 31 号平成 8 年 10 月 1 日規則第 27 号平成 9 年 6 月 5 日規則第 20 号平成 10 年 3

島根県特定医療費支給認定実施要綱 難病の患者に対する医療等に関する法律(平成26年法律第50号。以下「法」という。)第5

平成 26 年 4 月 1 日以降の 70 歳から 74 歳までの被保険者等に係る一部負担金の割合は 以下のとおりとする ⑴ 平成 26 年 4 月 1 日以降 70 歳に達する被保険者等 1 について 70 歳に達する日の属する月の翌月以後の診療分から 療養 ( 医療保険各法に規定する食事療養及び

6 平成 30 年度 ( 平成 29 年所得分 ) 市町村民税課税証明書 ( 全項目証明 ) 受診者 ( 患者 ) の加入保険 市町村国保後期高齢者医療保険 社会保険等の被用者保険 ( 健康保険組合 協会けんぽ等 ) 書類を提出していただく対象者 同一医療保険に加入している全員 ( 中学生以下は不要

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富山市妊産婦医療費助成条例 平成 1 7 年 4 月 1 日富山市条例第 号改正平成 1 8 年 3 月 3 0 日富山市条例第 4 4 号平成 1 9 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 4 号平成 2 0 年 3 月 2 6 日富山市条例第 1 7 号平成 2 0 年 3 月 2

する配偶者又は民法 ( 明治 29 年法律第 89 号 ) に定める扶養義務者がいるときは これらの者で主としてその者の生計を維持するものの前年の所得 (1 月から7 月までの受療に係る医療費については 前々年の所得とする 以下同じ ) が児童扶養手当法施行令 ( 昭和 36 年政令第 405 号

福島県特定医療費支給認定実施要綱 難病の患者に対する医療等に関する法律 ( 平成 26 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 5 条第 1 項に基づく特定医療費の支給認定 ( 以下 支給認定 という ) の事務手続及び運営等については 法令の定めるところによるほか 本要綱を踏まえ もって支給

者となった日から翌年の 6 月 30 日 ( 当該受給者となった日が 1 月から 6 月までに属する場合は 当該受給者となった日の属する年の 6 月 30 日 ) までの期間とする (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者毎年 8 月 1 日から翌年の 7 月

(2) 福島県療育手帳制度要綱 ( 昭和 49 年児第 15 号福島県厚生部長通知 ) の規定により交付を受けた療育手帳に知的障害者として記載されている者 ( 第 4 号及び第 5 条第 4 項において 知的障害者 という ) で当該手帳に記載されている障害の程度の表示がAのもの (3) 精神保健及

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 健康保険限度額適用認定証 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 氏名 生 住所 発効 有効期限 適用区分 保 険 者 健 康 保 険 証 に記載されています に交付申請し 事前に 認 定 証 1 を

公的医療保険が対象とならない治療 投薬などの費用 ( 例 : 病院や診療所以外でのカウンセリング ) 精神疾患 精神障害と関係のない疾患の医療費 医療費の自己負担ア ) 世帯 ( 1) における家計の負担能力 障害の状態その他の事情をしん酌した額 ( しん酌した額が自立支援医療にかかった費用の 10

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別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

別紙 特定医療費の支給認定の実務上の取扱い 1. 所得区分の把握について (1) 市町村民税額の確認方法市町村民税 ( 所得割 ) の額は 市町村が発行する課税証明書又は非課税証明書等をもって確認すること 市町村民税 ( 所得割 ) の額を把握することができない場合は 所得区分は要綱第 3の1(1)

今後の検討事項

都道府県単位での肝炎対策を推進するための計画を策定するなど 地域の実情に応じた肝炎対策を推進することが明記された さらに 近年の状況等を踏まえ 平成 28 年 6 月に基本指針の改正を行い 肝炎対策の全体的な施策目標を設定すること等が追記された 都は 肝炎をめぐる都内の状況や基本指針の改正を踏まえ

京都市ひとり親家庭等医療費支給条例 ( 目的 ) 第 1 条この条例は, 母子家庭の児童及び母, 父子家庭の児童及び父等に対し, 医療費の一部を支給することにより, これらの者の保健の向上を図り, もってひとり親家庭 ( 母子家庭及び父子家庭をいう ) 等の福祉の増進に寄与することを目的とする (

寝屋川市母子家庭等自立支援教育訓練給付金事業実施要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は 雇用の安定及び就職の促進を図るために必要な教育訓練に係る講座 ( 以下 講座 という ) を受講する母子家庭の母 又は父子家庭の父に対し 母子及び父子並びに寡婦福祉法 ( 昭和 39 年法律第 129 号 以下

老発第    第 号

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

1. ウイルス性肝炎とは ウイルス性肝炎とは 肝炎ウイルスに感染して 肝臓の細胞が壊れていく病気です ウイルスの中で特に肝臓に感染して肝臓の病気を起こすウイルスを肝炎ウイルスとよび 主な肝炎ウイルスには A 型 B 型 C 型 D 型 E 型の 5 種類があります これらのウイルスに感染すると肝細胞

2/3 八代市こども医療費の助成に関する条例 2 前項の申請は 保険医療機関等において診療を受けた日 ( ただし 養育医療費については自己負担金を納入した日 ) の属する月の翌月から起算して 1 年を経過した日以後においてはすることができない ( 保険医療機関等への支払 ) 第 6 条市長は 健康保

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

粕屋町重度障害者医療費の支給に関する条例

(1) 北谷町に居住し かつ 住民基本台帳に記録された者又は障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の規定により本町の決定を受けて本町の区域外の施設に入所している者 ただし 本町の区域内の施設に他市町村から入所した者は除く (2) 医療保険各法の規定による被保険者又は被扶養者である

( 注意 ) 1 用紙の規格は 日本工業規格 A 列 4 番とする 2 1~3 の欄は 申請に係る疾病について医療を受けた者の氏名 性別 生 現住所及び電話番号を記入する 3 4~11 の欄は PMDA( 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ) から障害児養育年金 障害年金の認定において疾病に係る医

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

( 救済給付の要件 ) 第 3 条この要綱による救済給付の要件とする県単独補助事業は 次の各号に掲げる要綱に基づく事業とする 一山梨県子宮頸がん予防ワクチン接種促進事業費補助金交付要綱 ( 平成 22 年 6 月 16 日から平成 23 年 3 月 31 日まで ) 二平成 23 年度山梨県子宮頸が

( 受給資格証の再交付 ) 第 5 条条例第 6 条の規定により交付を受けた受給資格証を破損し 又は亡失したことにより受給資格証の再交付を受けようとするときは 重度心身障害者等医療費受給資格証再交付申請書 ( 様式第 4) を市長に提出しなければならない ( 受給資格の確認 ) 第 6 条条例第 6

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 高額な医療費による負担を軽くするため 医療機関や薬局の窓口でご自 身が支払う医療費が定められた上限額 を超えた場合 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 健康保険限度額適用認定証 被 その超えた分の

綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

Microsoft PowerPoint - 資料8-3_ユースケース資料.pptx

常務理事事務長係係 70 歳以上 ソニー健康保険組合理事長殿 1 被保険者証の記号 番号 健康保険限度額適用認定申請書 [ 兼食事療養標準負担額減額申請書 ( 被保険者が非課税の場合に限る )] 被保険者の氏名 押 被保険者本人が氏名を記入した場合は押不要 平成年月日 認 日中連絡の取れる電話番号

( 支給対象者等 ) 第 3 条医療費の支給の対象となる者 ( 以下 支給対象者 という ) は 次の各号に該当する母子家庭の母 父子家庭の父及びこれらの者に扶養されている児童並びに養育者に扶養されている父母のない児童とする (1) 本市に住所 ( 配偶者からの暴力を受けること等により本市への住所の

(5) 身体障害者 知的障害者 精神障害者又は難病患者のいずれかであって その他市長が必要と認める世帯に属するもの ( サービスの内容 ) 第 5 条第 1 条に規定するサービスの内容は 次に掲げるものとする (1) 1 日につき1 食の昼食又は夕食を居宅へ配達するサービス (2) 食事を配達する際


綾瀬市インフルエンザ予防接種実施要領

法第二十六条において準用する場合及び法第五十三条第一項の規定に基づく政令によって適用される場合を含む ) 及び法第四十六条第二項の規定により入院の措置を行うとき 又は行ったときは 別記第五号様式により通知しなければならない ( 平一六規則二三 平二四規則五 一部改正 ) ( 入院の延長勧告書 ) 第

(7) 私立学校教職員共済法 ( 昭和 28 年法律第 245 号 ) 3 この要綱において 社会保険各法 とは 前項第 3 号から第 7 号までに掲げる法律をいう ( 受給資格者 ) 第 3 条 福祉医療費の支給を受けることができる者 ( 以下 受給者 とい う ) は 秋田市に居住地を有する前条

には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある者を含み 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが 事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和三十三年法律第百九十二号 ) 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭

(頭紙)公布通知

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通知(写入)

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福井県肝炎治療特別促進事業実施要綱 第 1 目的 B 型ウイルス性肝炎および C 型ウイルス性肝炎は 抗ウイルス治療 ( インターフェロン治療 インターフェロンフリー治療および核酸アナログ製剤治療 ) によって その後の肝硬変 肝がんといった重篤な病態を防ぐことが可能な疾患であるが この抗ウイルス治療は月額の医療費が高額となること また 長期間に及ぶ治療によって累積の医療費が高額となることから 医療費の助成を行うことにより早期治療を促進し 将来の肝硬変 肝がんの予防および肝炎ウイルスの感染防止 ひいては県民の健康の保持 増進を図ることを目的とする 第 2 実施主体本事業の実施主体は 福井県とする 第 3 対象医療 1 本事業による医療費助成の対象とする医療 ( 以下 対象医療 という ) は 以下に掲げるものとする (1)C 型ウイルス性肝炎の根治を目的として行われるインターフェロン治療およびインターフェロンフリー治療ならびに B 型ウイルス性肝炎に対して行われる核酸アナログ製剤治療およびインターフェロン治療で 保険適用となっているもの (2) 抗ウイルス治療による軽微な副作用が発生した際 当該治療の中断を防止するために併用せざる得ない副作用の治療で 保険適用となっているもの 2 当該治療を行うために必要となる初診料 再診料 検査料 入院料等は助成の対象とするが 当該治療と無関係な治療は助成の対象としないものとする 第 4 対象者本事業による医療費助成の対象とする者 ( 以下 対象者 という ) は 福井県内に居住地を有する医療保険各法 ( 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭和 57 年法律第 80 号 ) に規定する医療保険各法をいう 以下同じ ) の規定による被保険者または被扶養者ならびに高齢者の医療の確保に関する法律の規定による被保険者のうち 保険医療機関等 ( 健康保険法 ( 大正 11 年法律第 70 号 ) に規定する保険医療機関または保険薬局をいう 以下同じ ) において対象医療を受けている者 ( ただし 他の法令等の規定により国または地方公共団体の負担による医療に関する給付が行われる者は除く ) とする 第 5 助成期間本事業による医療費助成の期間は 同一の患者について 肝炎治療受給者証交付申請書 ( 様式第 1 号 ) ( 以下 交付申請書 という ) を受理した日の属する月の初日から起算して 1 年を限度とする ただし 次に掲げる場合 ( 少量長期投与を除く ) においては 当該助成期間をそれぞれ定める期間延長することができる また 核酸アナログ製剤治療については 医師が治療継続を必要と認める場合 更新を認めることができる (1) インターフェロン治療を開始した後 重篤な貧血および高度の白血球減少等の副作用による休薬等 本人に帰責性のない事由により 対象医療の中止期間が必要と

なった場合 2か月限度 再治療 ( 再投与 ) は除く また インターフェロンフリー治療は対象としない (2)C 型慢性肝炎セログループ 1 型かつ高ウイルス量症例に対するペグインターフェロンおよびリバビリン併用療法の実施に当たり 一定の条件を満たし 医師が 7 2 週投与が必要と判断する場合 6か月限度上記 (2) における 一定の条件 を満たす場合は 次によるものとする 1 これまでの治療において ペグインターフェロンおよびリバビリン併用療法 4 8 週を行い 36 週目までに HCV-RNA が陰性化したが再燃した者で 今回の治療において HCV-RNA が36 週までに陰性化した症例 に該当し 48 週プラス 24 週 ( トータル 72 週間 ) の延長投与が必要と医師が判断した場合 2 1に該当しない者であり 今回の治療において 投与開始後 12 週後にHCV -RNA 量が前値の 1/100 以下に低下するが HCV-RNA が陽性 (Real time PCR) で 36 週までに陰性化した症例 に該当し 48 週プラス 24 週 ( トータル72 週間 ) の延長投与が必要と医師が判断した場合 なお 前値 とは 治療開始 6か月前から治療開始直前までの間の値とする (3)C 型慢性肝炎セログループ 1 型症例に対するペグインターフェロン リバビリンおよびシメプレビル 3 剤併用療法の実施に当たり 一定の条件を満たし 医師がペグインターフェロンおよびリバビリンを更に24 週投与することが適切と判断する場合 6か月限度 この場合 ペグインターフェロンおよびリバビリンの総投与期間は 48 週を超えないこと 上記 (3) における 一定の条件 を満たす場合は 次によるものとする 1 これまでの 24 週以上のインターフェロン治療 [( ペグ ) インターフェロン製剤単独 リバビリンとの併用療法および他のプロテアーゼ阻害剤を含む 3 剤併用療法 ] でHCV-RNA が一度も陰性化しなかった者 2 または インターフェロン治療の開始 12 週後にHCV-RNA が前値の 1 /100 以下に低下せず 治療が 24 週未満で中止となった者 なお 前値 とは 治療開始 6か月前から治療開始直前までの間の値とする 第 6 実施方法 1 申請 (1) 対象者の認定を受けようとする者 ( 以下 申請者 という ) は 交付申請書に次に定める書類を添えて 知事に申請するものとする 1 医師の診断書 ( 様式第 2 号 様式第 2 号 -2 様式第 2 号 -3 様式第 2 号 -5 様式第 2 号 -6 または様式第 2 号 -7) 2 肝疾患診療連携拠点病院に常勤する日本肝臓学会肝臓専門医の意見書 ( 様式例第 2 号 -8)( 必要な場合に限る ) 3 申請者の氏名が記載された被保険者証または組合員証 ( 以下 被保険者証等 という ) の写し 4 申請者および申請者と同一の世帯に属するすべての者について記載のある住民票 ( 以下 住民票 という ) の写し ( 申請日のおおむね 3 か月以内に取得したものを添付すること ) 5 申請者および申請者と同一の世帯に属するすべての者の地方税法 ( 昭和 25 年法律第 226 号 ) の規定による市町村民税の課税年額を証明する書類 ( 以下 課税証明書 という )

6 市町村民税合算対象除外申請書 ( 様式第 12 号 ) および申請者と同一の世帯に属するすべての者の被保険者証等の写し ( 申請者が住民票を一とする世帯員 ( 申請者の配偶者を除く ) との間に税制上 医療保険上扶養関係がない場合に 当該世帯員について 所得階層区分認定の際の市町村民税課税額の合算対象から除外認定を受けようとする場合に限る ) (2) 肝炎治療受給者証 ( 様式第 3 号 様式第 3 号 -2 様式第 3 号 -3 様式 3 号 - 4 または様式 3 号 -5) ( 以下 受給者証 という ) に記載された保険医療機関等を変更または追加しようとする者は 交付申請書に受給者証を添えて 速やかに知事に申請するものとする この場合においては 申請を受理した日の属する月の初日から保険医療機関等を変更または追加するものとする (3) 受給者証に記載された住所 氏名 加入医療保険等に変更があった者は 肝炎治療受給者証記載事項変更届 ( 様式第 4 号 ) に受給者証 被保険者証等の写し ( 加入医療保険に変更があった場合に限る ) および住民票の写し ( 住所または氏名に変更があった場合に限る ) を添えて 変更があった日から 14 日以内に知事に届け出るものとする (4) 受給者証の有効期間内に 世帯の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額または受給者と住民票を一とする世帯員 ( 受給者の配偶者を除く ) との間の税制上 医療保険上の扶養関係に変更があり 別表に定める自己負担限度額 ( 以下 自己負担限度額 という ) を変更しようとする者は 肝炎治療受給者証自己負担限度額変更申請書 ( 様式第 5 号 ) に住民票の写しおよび課税証明書を添えて 知事に申請するものとする この場合においては 申請を受理した日の属する月の翌月から自己負担限度額を変更するものとする (5) 受給者証を紛失 破損または汚損した者は 肝炎治療受給者証再交付申請書 ( 様式第 6 号 ) に受給者証 ( 紛失した場合を除く ) を添えて 知事に申請するものとする (6) 他都道府県知事から受給者証の交付を受けた者が 県内に転入し 引き続き対象者の認定を受けようとする場合は 転入した日の属する月の翌月の末日までに 交付申請書に転出元都道府県発行の受給者証の写し 被保険者証等の写し 住民票の写しおよび課税証明書 ( 自己負担限度額に変更があった場合に限る ) を添えて 知事に届け出るものとする なお 当該届出を受理した場合 県は その旨を転出元の都道府県に通知するものとする (7) 第 5 ただし書き ((1) に該当する場合 ) により 助成期間を延長しようとする者は 受給者証に記載されている有効期間の満了日までに 肝炎治療受給者証有効期間延長申請書 ( 様式第 7 号 ) に主治医の診断書 ( 様式第 8 号 ) および受給者証を添えて 知事に申請するものとする なお 延長の手続きを円滑に進めるために 有効期間の満了日の 2 か月前までに申請することが望ましい (8) 第 5 ただし書き ((2) に該当する場合 ) により 助成期間を延長しようとする者は 受給者証に記載されている有効期間の満了日までに 肝炎治療受給者証有効期間延長届 ( 様式第 7 号 -2) に受給者証を添えて 知事に届け出るものとする なお 延長の手続きを円滑に進めるために 有効期間の満了日の 1 か月前までに届け出ることが望ましい 注 : この届出書は 担当医師が記載する項目を含めて作成すること (9) 第 5 ただし書き ((3) に該当する場合 ) により 助成期間を延長しようとする者

は 受給者証に記載されている有効期間の満了日までに 肝炎治療受給者証有効期間延長申請書 ( 様式第 7 号 -3) に受給者証を添えて 知事に申請するものとする なお 延長の手続きを円滑に進めるために 有効期間の満了日の 2 か月前までに申請することが望ましい 注 : この申請書は 担当医師が記載する項目を含めて作成すること (10) 核酸アナログ製剤治療について助成期間の更新をしようとする者は 受給者証に記載されている有効期間の満了日までに 交付申請書に医師の診断書 ( 様式第 2 号 -4) 被保険者証等の写し 住民票の写し および課税証明書を添えて 知事に申請するものとする その際 診断書 ( 様式第 2 号 -4) に代わって 直近の認定 更新時以降に行われた検査内容および治療内容が分かる資料を添えることができるものとする なお 更新の手続きを円滑に進めるために 有効期間の満了日の 2 か月前までに申請することが望ましい 更新の申請に係る申請書類の提出については 郵送によることも可能とする (11)(7) (8) および (9) に定める肝炎治療受給者証有効期間の延長の申請および届出は その期限後においても行うことができる ただし 当該申請および届出に基づく助成期間延長後の受給者証の有効期間の始期は 当該申請および届出を受理した日とする (12)( 10) に定める助成期間の更新の申請は 期限後の申請は認めないものとする ただし 新たに (1) に定める申請を行うことができるものとする 2 認定 (1) 知事は 1 の申請を受理したときは 速やかに内容を審査し 承認または不承認の決定を行うものとする (2) 知事は 1(1) の申請に基づき 対象者の認定を行うに当たっては 肝炎治療の専門家等から構成される認定審査会 ( 以下 認定審査会 という ) の意見を聞くものとする なお 認定審査会の設置および運営に関しては 別途定めるものとする (3) 知事は 申請者が次に掲げる認定基準のいずれかに該当する場合には 対象者として認定する ア B 型慢性肝疾患に係る認定基準 ( ア ) インターフェロン治療について HBe 抗原陽性でかつ HBV-DNA 陽性の B 型慢性活動性肝炎でインターフェロン治療を行う予定 またはインターフェロン治療実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの ( ただし ペグインターフェロン製剤を用いる治療に限っては HBe 抗原陰性の B 型慢性活動性肝炎も対象とする ) 上記において 2 回目の助成を受けることができるのは これまでにペグインターフェロン製剤による治療を受けたことがない者が同製剤による治療を受ける場合とする ( イ ) 核酸アナログ製剤治療について B 型肝炎ウイルスの増殖を伴い肝機能の異常が確認された B 型慢性肝疾患で核酸アナログ製剤治療を行う予定 または核酸アナログ製剤治療実施中の者イ C 型慢性肝疾患に係る認定基準

( ア ) インターフェロン単剤治療ならびにインターフェロンおよびリバビリン併用治療について HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎または C 型代償性肝硬変でインターフェロン治療を行う予定 またはインターフェロン治療実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの ただし ( イ ) に係る治療歴があるものについては 副作用等の事由により十分量の 24 週投与が行われなかった場合に限る 1 上記において 2 回目の助成を受けることができるのは 以下の a b のいずれにも該当しない場合とする a これまでの治療において 十分量のペグインターフェロンおよびリバビリン併用療法による 48 週投与を行ったが 36 週目までに HCV-RNA が陰性化しなかったケース b これまでの治療において ペグインターフェロンおよびリバビリン併用療法による 72 週投与が行われたケース 2 上記については 直前の抗ウイルス治療として ( ウ ) に係る治療歴がある場合 助成の申請にあたっては 原則として日本肝臓学会肝臓専門医が 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること ただし 肝疾患に関する専門医療機関において肝炎の診療に当たっている医師が作成することも可能とする ( イ ) ペグインターフェロン リバビリンおよびプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法について HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎で ペグインターフェロン リバビリンおよびプロテアーゼ阻害剤による 3 剤併用療法を行う予定 または実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの 1 上記については ( ア ) に係る治療歴の有無を問わない 2 上記については 原則 1 回のみの助成とする ただし 3 剤併用療法の治療歴のある者については 他のプロテアーゼ阻害剤を用いた再治療を行うことが適切であると判断される場合に限り 改めて助成の対象とすることができる 3 テラプレビルを含む 3 剤併用療法については 日本皮膚科学会皮膚科専門医 ( 日本皮膚科学会が認定する専門医主研修施設または研修施設に勤務する者に限る ) と連携し 日本肝臓学会肝臓専門医が常勤する医療機関での実施に限り助成対象とする 4 上記については 直前の抗ウイルス治療として ( ウ ) に係る治療歴がある場合 助成の申請にあたっては 原則として日本肝臓学会肝臓専門医が 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること ただし 肝疾患に関する専門医療機関において肝炎の診療に当たっている医師が作成することも可能とする ( ウ ) インターフェロンフリー治療について HCV-RNA 陽性の C 型慢性肝炎または Child-Pugh 分類 A の C 型代償性肝硬変で インターフェロンを含まない抗ウイルス治療を行う予定 または実施中の者のうち 肝がんの合併のないもの 1 上記については 原則 1 回のみの助成とする ただし インターフェロンフリー治療歴のある者については 肝疾患診療連携拠点病院に常勤する日

本肝臓学会肝臓専門医によって他のインターフェロンフリー治療薬を用いた再治療を行うことが適切であると判断される場合に限り 改めて助成の対象とすることができる なお ( ア ) 及び ( イ ) に係る治療歴の有無を問わない 2 上記については 初回治療の場合 原則として日本肝臓学会肝臓専門医が 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること ただし 肝疾患に関する専門医療機関において肝炎の診療に当たっている医師が作成することも可能とする 3 上記については 再治療の場合 肝疾患診療連携拠点病院に常勤する日本肝臓学会肝臓専門医の判断を踏まえた上で 原則として日本肝臓学会肝臓専門医または肝疾患に関する専門医療機関において肝炎の診療に当たっている医師が 肝炎治療受給者証の交付申請に係る診断書 を作成すること (4) 知事は 承認の決定を行ったときは 速やかに受給者証を申請者に交付するとともに 交付申請書に記載された保険医療機関等にその旨を通知するものとする (5) 知事は 不承認の決定を行った場合は 肝炎治療受給者証交付申請不承認通知書 ( 様式第 9 号 ) により申請者に通知するとともに 必要に応じて交付申請書に記載された保険医療機関等にその旨を通知するものとする 3 書類の経由この要綱により知事に提出する申請書等および知事から交付する受給者証等は 申請者の住所地を管轄する保健所長を経由して行うものとする 4 受給者証の有効期間受給者証の有効期間は 1 年以内で 治療予定期間に即した期間とし 原則として 交付申請書を受理した日の属する月の初日から起算するものとする なお 1(6) の申請に基づく受給者証の有効期間の終期は 転入前に交付されていた受給者証の有効期間の終期とする 5 対象医療の給付対象医療の給付は 現物給付による ただし やむを得ない事情がある場合は 現物給付に代えて対象医療の給付に要した費用を支給することとする 6 対象医療に要した費用の請求および支払 (1) 対象医療を行った保険医療機関等は 療養の給付および公費負担医療に関する費用の請求に関する省令 ( 昭和 51 年厚生省令第 36 号 ) に定めるところにより 対象医療の給付に要した費用を県から委託を受けた審査支払機関 ( 福井県社会保険診療報酬支払基金および福井県国民健康保険団体連合会 ) に請求するものとする (2)(1) に基づき請求する費用の額は 次の 1 に規定する額から 2 に規定する額を控除した額とする 1 医療保険各法の規定による医療または高齢者の医療の確保に関する法律の規定による医療に要する費用の額の算定方法の例により算定した対象医療の給付に要した費用の額の合計額から医療保険各法または高齢者の医療の確保に関する法律の規定による医療に関する給付に関し保険者が負担すべき額を控除した額 2 1 か月につき別表に定める自己負担限度額を限度とする額 (3) 受給者証の交付を受けた者 ( 以下 受給者 という ) が 5 のただし書きに基づき

対象医療の給付に要した費用を請求するときは 原則として月ごとに 肝炎治療費請求書 ( 様式第 10 号 ) に保険医療機関等が発行する領収書 ( 対象医療にかかる自己負担金の領収書 ) および高額療養費等の還付がある場合にはその支給を確認できる書類を添えて知事に請求するものとする ただし 付加給付のある保険加入者については その額を差し引いたものとする 7 自己負担限度額受給者が一の月のうちに複数の保険医療機関等を受診した場合において 当該月において当該受給者が各保険医療機関等に支払う自己負担金の合計は 自己負担限度額を超えないものとする 8 自己負担限度額の管理 (1) 知事は 受給者に対し 自己負担限度額管理票 ( 様式第 11 号 ) ( 以下 管理票 という ) を交付するものとする (2) 受給者が保険医療機関等で対象医療を受ける場合は 被保険者証等 受給者証および管理票を保険医療機関等に提示するものとする (3) 管理票を提示された保険医療機関等は 受給者から自己負担額を徴収した際に徴収した自己負担額および当月中にその受給者がインターフェロン治療および核酸アナログ治療について支払った自己負担の累積額を管理票に記載するものとする この場合において 当該月の自己負担額の累積額が自己負担限度額に達した場合は 管理票の所定欄にその旨を記載するものとする 9 受給者証の返還受給者またはその相続人は 次の (1) から (5) のいずれかに該当するに至ったときは 肝炎治療受給者証記載事項変更届 ( 様式第 4 号 ) に受給者証を添え 速やかに知事に受給者証を返還するものとする (1) 受給者が治癒したとき (2) 受給者が死亡したとき (3) 受給者の治療法が変更されたとき ただし 認定基準に該当しなくなった場合または以下の場合に限る ア B 型慢性活動性肝炎インターフェロン治療からペグインターフェロン治療への変更イ C 型慢性肝炎 ( ア ) インターフェロン単剤治療またはインターフェロンおよびリバビリン併用治療からペグインターフェロン リバビリンおよびプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法への変更 ( イ ) ペグインターフェロン リバビリンおよびプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法からインターフェロン単剤治療またはインターフェロンおよびリバビリン併用治療への変更 ( ウ ) ペグインターフェロン リバビリンおよびプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法からペグインターフェロン リバビリンおよび他のプロテアーゼ阻害剤 3 剤併用療法への変更 ( エ ) インターフェロンを含む治療からインターフェロンフリー治療への変更 ( オ ) インターフェロンフリー治療からインターフェロンを含む治療への変更 (4) 他の法令等の規定により国または地方公共団体の負担による医療に関する給付が

行われたとき (5) 県外へ転出したとき 第 7 関係者の留意事項本事業の関係者は 患者等に与える精神的影響を考慮して この事業によって知り得た事実の取扱いについて慎重に配慮するよう留意するとともに 特に個人が特定されうるものに係る情報 ( 個人情報 ) の取扱いについては その保護に十分に配慮するものとする 第 8 対象疾患および認定基準ならびに対象医療の範囲の周知等について知事は 本事業の適正な運用を確保するために 保険医療機関等に対して本事業の対象医療 対象者および認定基準等の周知に努めるものとする この要綱は 平成 20 年 4 月 1 日から施行する 1 この要綱は 平成 22 年 4 月 1 日から施行する 2 改正前の要綱に基づき受給者証を交付されている者 ( 受給者証の有効期間の満了日が平成 22 年 5 月 31 日までの者に限る ) で 第 5 ただし書 ((2)1 に該当する者に限る )) により助成期間を延長しようとする者は 第 6 1 (8) の規定に関わらず 平成 22 年 6 月 30 日までに届け出るものとし 受給者証の有効期間の満了日に遡って届け出されたものとみなす ただし 受給者証の有効期間の満了日が平成 22 年 3 月 31 日以前の者については 平成 22 年 4 月 1 日に届け出されたものとみなす 3 この要綱の施行の日から平成 22 年 6 月 30 日までに受理した交付申請書 ( この要綱に基づき 2 回目の対象者の認定を受けようとする者および核酸アナログ製剤治療に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算するものとする ただし 申請者の対象医療の開始日が平成 22 年 3 月 31 日以前の場合の受給者証の有効期間は 平成 22 年 4 月 1 日から起算するものとする 4 改正前の要綱に基づき受給者証を交付されている者 ( 受給者証の有効期間が平成 2 2 年 4 月 30 日から平成 23 年 3 月 31 日までの間に終了する者に限る ) の平成 2 2 年 4 月 1 日以降の自己負担限度額は 受給者証に記載された自己負担限度額により 次のとおり変更することとし 当該受給者証を交付されている者からの自己負担限度額の変更申請を要しないものとする なお 第 6 1 (4) の規定による申請に基づき 自己負担限度額を変更することを妨げるものではない (1) 受給者証に記載された自己負担限度額が 30,000 円の者 10,000 円 (2) 受給者証に記載された自己負担限度額が 50,000 円の者 20,000 円 1 この要綱は 平成 23 年 9 月 26 日から施行する 2 この要綱の施行の日から平成 23 年 12 月 28 日までに受理した交付申請書 (HB V DNA 陽性の B 型慢性活動性肝炎で ペグインターフェロン製剤治療に係るもの

に限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 1 この要綱は 平成 24 年 1 月 17 日から施行する 2 この要綱の施行の日から平成 24 年 3 月 30 日までに受理した交付申請書 ( ペグインターフェロン リバビリンおよびテラプレビル 3 剤併用療法に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする この要綱は 平成 25 年 4 月 1 日から施行する 1 この要綱は 平成 25 年 12 月 20 日から施行する 2 この要綱の施行の日から平成 26 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( ペグインターフェロン リバビリンおよびシメプレビル 3 剤併用療法に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 1 この要綱は 平成 26 年 10 月 10 日から施行する 2 この要綱の施行の日から平成 27 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( インターフェロンフリー治療に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 1 この要綱は 平成 26 年 12 月 15 日から施行する 2 平成 27 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( インターフェロンフリー治療に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 1 この要綱は 平成 27 年 6 月 9 日から施行する 2 平成 28 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( インターフェロンフリー治療 ( ソホスブビルおよびリバビリン併用療法 ) に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 3 平成 28 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( インターフェロンフリー治療不成功後のインターフェロンを含む治療に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする

1 この要綱は 平成 28 年 1 月 14 日から施行する 2 平成 28 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( インターフェロンフリー治療 ( ハーボニー配合錠 ヴィキラックス配合錠 ) に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 3 平成 28 年 3 月 31 日までに受理した交付申請書 ( インターフェロンフリー治療不成功後のインターフェロンフリー治療に係るものに限る ) に係る受給者証の有効期間は 第 6 4 の規定にかかわらず 当該申請者の対象医療の開始日の属する月の初日から起算することができるものとする 1 この要綱は 平成 28 年 4 月 25 日から施行する

別表 福井県肝炎治療特別促進事業における自己負担限度額表自己負担限度額階層区分 ( 月額 ) 甲 世帯の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額が 235,000 円以上の場合 20,000 円 乙 世帯の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額が 235,000 円未満の場合 10,000 円 注 1: 世帯の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額は 申請者 ( 受給者 ) と住民票を一とする世帯員全員の市町村民税 ( 所得割 ) 課税額の合算を原則とする ただし 申請者 ( 受給者 ) と住民票を一とする世帯員 ( 配偶者を除く ) との間において 税制上 医療保険上の扶養関係にないと認められる者は 例外的取扱いとして その市町村民税 ( 所得割 ) 課税額の合算の対象から除くものとする 注 2: 平成 24 年度以降分の市町村民税 ( 所得割 ) 課税年額の算定にあたっては 控除廃止の影響を受ける制度等 ( 厚生労働省健康局所管の制度に限る ) に係る取扱いについて ( 平成 23 年 12 月 21 日健発 1221 第 8 号厚生労働省健康局長通知 ) により計算を行うものとする