vol.
2014 年の入試状況をうまく見通して 併願作戦を上手に考えていこう 今回は この 9 月までに明らかになった志望動向 (7 月 統一合判 の前年比較 ) を踏まえて 来春 2014 年の入試状況をできる範囲で予想しながら 併願校選びのポイントを合わせてお伝えしていこう ただし この 7 月 統一合判 の受験者数は 前 年比 95.4 % の 10,883 名 ( 男子 4,927 名 女子 5,956 名 ) だったので 全体にやや昨年より志望 者数が少なくなっている そうしたなかで 前年比 96% 以上の志望者を集めている学校は 変わらぬ 人気を維持していると見ることができるし 志望者 が前年比 100% を超えて増加している学校は 人 気増加傾向にあると考えてよいだろう -2014 年 / 男子の目立った人気動向 - 男子 1 月中 ( 千葉 埼玉 茨城ほか ) 入試 まず男子の人気動向から見ていこう カッコ内の 数字は 7 月 7 日に行われた小 6 第 2 回 統一合判 の志望者数の前年同月比を示したものだ この数年で目覚しい大学合格実績をあげてきた栄 東 東大選抜 Ⅰ の男子の志望者は 71 名 ( 前年比 108% 5 名 ) 開智 先端 A は 48 名 (130% 11 名 ) と ともに増加 栄東 A も ほぼ昨年並 みの志望者を集めている ほかにも 城北埼玉 開 智未来 埼玉栄など 複数回入試を実施する既存 の私学のうち 人気の高い先の難関校と併願しやす い位置 ( 入試日 ) にある入試回には 人気増加傾向 が見てとれる 続いて 1 月 20 日から入試がスタートする千葉エ リアの状況はどうだろうか ここでは 例年 人気 難度とも高いレベルを維持してきた渋谷教育学園 幕張や東邦大付属東邦 市川など総武線沿線の難 関校が いずれもやや志望者を減少させている 素2また 昭和学院秀英も微減 常磐線エリアの専修晴0ら0大松戸 芝浦工大柏 麗澤は 入試回によって増し3い年大の減の両方が見られるが このなかでは芝浦工大柏学共合学2の113 名 (166% 45 名 ) という人気増が目格化実立っている 績をあげた 男子 2 月 1 日入試校市川次に2 月 1 日入試の人気動向を見ていこう まず 男子の最難関である開成の志望者は123 目名 ( 前年比 71% 51 名 ) と目立って減少 さすを迎えがに難度の高さが敬遠されてのことか 麻布は 123 名 (72% 48 名 ) 駒場東邦は92 名 (78% 26 名 ) で こちらも減少 武蔵も82 名 (91% 8 名 ) と わずかながら志望者を減少させている 早稲田実業の男子は116 名 (71% 48 名 ) と 今年も志望者減 早稲田 1の志望者は178 名 (61% 112 名 ) と減少が目立つ 2010 年の新設から5 年目を迎える早稲田高等学院は96 名 (88% 13 名 ) と こちらも志望者減 慶應普通部も112 名 (79% 30 名 ) と 志望者を減少させている 海城 1は181 名 (74% 62 名 ) と志望者減 桐朋は126 名 (103% 4 名 ) と 難関グループのなかでは唯一 志望者増 新校舎建築で教育環境 設備が一新されることへの期待と 昨年から打ち出している 新たな学びプロジェクト への期待も増加の理由だろう サレジオ学院 Aは147 名 (88% 21 名 ) と やや志望者を減少させている 芝 1は357 名 (102% 8 名 ) と わずかに志望者増 全体数が減っているなかで 今年もこれだけ多くの人気を集めていることに注目したい 現在 校舎の新築にともない一時校地を移転中の巣鴨 1は178 名 (77% 54 名 ) と 2 年続きの志望者減 攻玉社 1は214 名 (94% 14 名 ) と わずかに志望者減 城北 1は 2 5 1 名 ( 1 0 0 % 0 名 ) 新校舎の移転から11 年
と 前年とまったく同数の志望者を維持 人気は増加傾向にあるとみてよいだろう 世田谷学園 1は 163 名 (96% 6 名 ) と わずかに志望者を減少させているが こちらも人気は下がっていないと見るべきだ 来春から新たに 2 月 1 日入試に参入する本郷 1は 2 2 8 名 ( 昨年 2/21 との比較で 108% 16 名 ) と 高い人気を集めそうだ 高輪 Aは345 名 (123% 64 名 ) と志望者の増加が目立つ 国学院久我山 S T1 も72 名 (109% 6 名 ) と わずかながら志望者増 同じく国学院久我山 1も144 名 (119% 23 名 ) と 志望者を増やしている 穎明館 1は61 名 (130% 14 名 ) と志望者増 神奈川では 桐光学園 1が144 名 (117% 21 名 ) と今年は志望者増 湘南学園 Aは80 名 (110% 7 名 ) と 前年に続いて志望者が増加傾向 藤嶺学園藤沢 1は52 名 (104% 2 名 ) と ほぼ前年並みの人気を維持している 大学付属校のなかでは 成城学園 1が144 名 (138% 40 名 ) と 志望者の増加が目立っている 日本大学第三 1も151 名 (116% 21 名 ) と志望者を増やしている 経営母体の五島育英会 ( 東急 ) 系列の学校が一体となってダイナミックな改革を進め この数年 人気上昇が目立ってきた東京都市大学付属 1は 282 名 (113% 32 名 ) と 今年は再び志望者を増加させている このほか2 月 1 日入試校では 佼成学園 安田学園 かえつ有明 工学院大学附属 多摩大聖ヶ丘 多摩大目黒 八王子 文教大付属 立正大付属立正などが志望者を増やしている 男子 2 月 2 日入試校次に2 日入試の動向を見ていこう 最難関グループでは 栄光学園が77 名 (50% 入来 77 名 ) と 今年は志望者の減少が目立つ 聖光試春に2参0学院 1は90 名 (79% 24 名 ) と 3 年続きで入1し4志望者減 慶應湘南藤沢は83 名 (88% 11 名 ) 年と微減 一昨年並みの志望者に戻している で集学習院 1は100 名 (96% 4 名 ) と わずかはめ初てめに志望者減 ただ 人気は前年並みを維持しているいてる2と見るべきだろう 2008 年の共学化から7 年目を本月郷1 迎える明大明治 1の男子は153 名 (78% 42 名 ) 日と やや志望者減 立教池袋 1は150 名 (95% 8 名 ) と ほぼ前年並みの人気を維持している 法政大第二 1は378 名 (109% 32 名 ) と こちらは志望者増 2016 年からの共学化を前に 新校舎建築をはじめとした学校改革に期待が寄せられていることが理由か 一方 2 日入試の進学校グループでは 来春から 2 月 1 日入試への新規参入により この 2 日が2 回目入試となる本郷 2の志望者が88 名 (147% 28 名 ) と 志望者増 巣鴨 2は89 名 (74% 32 名 ) と この2 日でも2 年続きでやや志望者が減少 城北 2は126 名 (111% 12 名 ) と わずかながら志望者を増加させている 人気増加と見て間違いないだろう 攻玉社 2は103 名 (99% 1 名 ) と ほとんど前年と同様の変わらぬ人気を維持している 世田谷学園 2は95 名 (119% 15 名 ) と 志望者が増加 高輪 Bは150 名 (104% 6 名 ) と やはりわずかながら志望者増 獨協 2は195 名 (127% 41 名 ) と志望者の増加が目立つ この2 日の午後に新設の日本大学豊山 2は120 名の志望者を集めている 神奈川では 鎌倉学園 1が176 名 (94% 12 名 ) と ほぼ昨年並みの人気を維持 桐光学園 2は108 名 (161% 41 名 ) と 目立って志望者を増加させている 藤嶺学園藤沢 2も人気増加傾向にある 注目を入試
vol.3 ほかにも2 日入試では 湘南学園 日本大学第一 文教大付属 明法 安田学園など 将来が期待される私学が人気を高めている 男子 2 月 3 日以降続いて3 日入試の動向を見てみよう まず 首都圏最難関の筑波大駒場は64 名 (108% 5 名 ) と 今年はわずかながら前年の志望者を上回っている 慶應中等部は116 名 (86% 19 名 ) と2 年続きでやや志望者減 早稲田 2は76 名 (83% 16 名 ) と こちらもやや志望者減 明大明治 2は61 名 (97% 2 名 ) と ほぼ昨年並みの人気を維持 学習院 2も 5 7 名 ( 1 0 0 % 0 名 ) と 昨年とまったく同数の志望者を集めている ともに人気は高いと見るべきだろう 一方で 来春は プレ サンデーショック により 2 月 2 日から3 日に入試日を移動する青山学院の男子は152 名 (83% 32 名 ) と やや志望者が減少 この3 日の上位の進学校では 浅野が307 名 (77% 94 名 ) と 志望者の大幅な減少が目立つ 海城 2は100 名 (95% 5 名 ) と わずかに志望者減 暁星は118 名 (93% 9 名 ) と やはりやや志望者減 成城 2は247 名 (126% 51 名 ) と2 年続きでの志望者増が目立つ 新校舎竣工への期待も 人気増加の理由のひとつか ほかにも3 日入試校では 国学院久我山 ST2 が 39 名 (150% 13 名 ) と志望者を増やしているほか 関東学院 成城学園 湘南学園 多摩大学目黒 八王子 明大中野八王子などに人気増加が見られる 2 月 4 日入試校では 芝 2は162 名 (93% 13 名 ) と わずかに減少ながら ほぼ昨年並みの高い人気を保っている 城北 3は96 名 (114% 12 名 ) と この後半戦でも志望者が増加 ほかに2 月 4 日では 芝浦工大 3 かえつ有明 4 東京 を首増都市大学付属 3 桐光学園 3 明治学院 3などが都や圏し入志望者増 2 月 5 日では 本郷 3 森村学園 3 立て試いの教池袋 2 2 月 6 日は 法政大学第二 2などが志望る最者を増やしている 筑波大駒場 難関にも関わらず志望者
-2014 年 / 女子の目立った人気動向 - 女子 1 月中 ( 千葉 埼玉 茨城ほか ) 入試女子の1 月中入試でも 男子と同様に 年々受験できるチャンスが広がっている 栄東は すべての回で志望者を増やしているほか 開智 先端 A 開智未来( 特別選抜 ) 大妻嵐山( スーパーアドバンス ) などが人気上昇傾向にあり 新たな注目を集める入試機会が生まれている 淑徳与野 1は210 名 (113% 24 名 ) と やや志望者増 獨協埼玉は12とも志望者が増加 星野学園にも人気増加傾向が見てとれる 1 月 20 日からスタートする千葉エリアの入試では 例年 高い人気を集める渋谷学園幕張 1 市川 1 東邦大付属東邦 昭和学院秀英 2をはじめ 国府台女子学院などは やや減少は見られるものの ほぼ昨年並みの人気を保っている 専修大学松戸は12とも志望者が増加している 女子 2 月 1 日入試校続いて2 月 1 日入試校の志望動向を見ていこう まず 女子の 最難関 桜蔭の志望者数は71 名 (72% 28 名 ) と やや志望者減 それでも厳しい入試に変わりはないだろう 雙葉は50 名 (75% 17 名 ) と志望者減 女子学院は116 名 (73% 45 名 ) と 2 年続きで志望者減が目立っている 神奈川ではフェリス女学院が89 名 (63% 52 名 ) と ここでも大幅な志望者減 横浜雙葉は79 名 (64% 45 名 ) と やはり志望者を減少させている 横浜共立学園 Aは130 名 (67% 65 名 ) と こちらも大幅に志望者が減少 早稲田実業の女子の志望者は61 名 (76% 19 名 ) と 今年はやや志望者減 鷗友学園女子 1 は110 名 (73% 40 名 ) と 今年は志望者減が目立つ 逆に学習院女子 Aは133 名 (125% 27 名 ) と 志望者が増加 新校舎の完成やキャン パスの整備が人気に結びついたか 東洋英和女学 院 A は 135 名 (130% 31 名 ) と 今年は志望 者を増加させている 洗足学園 1 は 169 名 (91% 17 名 ) と わず かに志望者を減らしているが 変わらぬ高い人気を 集めている 吉祥女子 1 は 172 名 (89% 22 名 ) と こちらも志望者減 頌栄女子学院 1 は 181 名 ( 1 0 3 % 5 名 ) 大妻 1 は 308 名 (103% 9 名 ) と ともにわずかながら志望者増 人気増加 と見てよいだろう 共立女子 A は 378 名 (86% 64 名 ) と 今年は志望者の減少が目立つ 法政大学 1 の女子は 109 名 (118% 17 名 ) と 今年は志望者を増加させている 成城学園 1 の女 子は 152 名 (124% 29 名 ) と 3 年続きの減 少から一転して 今年は志望者が増加へ 香蘭女学 校は 376 名 (112% 40 名 ) と こちらも 2 年 続きの志望者減から 今年は志望者増へと転じてい る 東京女学館 1 は 146 名 (126% 30 名 ) と 志望者増 新校舎 キャンパスが完成した大妻中野 2 アドバンスト入試は 161 名 (99% 2 名 ) と ほぼ昨年並みの志望者を集めている 八雲学園 1 は 186 名 (118% 28 名 ) と 今 年は他の入試回も含めて 志望者は増加の傾向へ 淑徳 スーパー特進 1 は 95 名 (102% 2 名 ) と 昨年まで増加してきた人気を今年も維持してい加女が子る 恵泉女学園 A1は206 名 (110% 18 名 ) と 目の立2今年はさらに人気増加を見せている このほか 山つ月東1洋脇学園 Aは407 名 (128% 88 名 ) と 大幅な日英志望者の増加が目立つ 学のほかにも 2 月 1 日入試校では 実践女子学園 院な か十文字 昭和女子大学附属 女子聖学院 東京家では政大学 カリタス女子 鎌倉女子大学 聖セシリア志望女子 国学院久我山 青稜などが志望者を増やし者ている 入試校和女の増
vol.3 女子 2 月 2 日入試校続いて2 日入試の状況を見ていこう まず慶應湘南藤沢の女子の志望者は59 名 (73% 22 名 ) と 2 年続きで志望者減 明大明治 1の女子は139 名 (134% 35 名 ) と 志望者増 豊島岡女子学園 1は133 名 (68% 64 名 ) と 今年は志望者減が目立つ 白百合学園は60 名 (107% 4 名 ) と わずかながら志望者増 同じカトリック校の光塩女子学院 1も57 名 (121% 10 名 ) と志望者が増加 神奈川エリアでは 湘南白百合学園が85 名 (61% 54 名 ) と 志望者の減少が目立つ 鎌倉女学院 1は145 名 (77% 43 名 ) と こちらも志望者減 洗足学園 2は110 名 (79% 2 9 名 ) と この 2 日でもやや志望者を減らしている 山手学院 Bの女子は82 名 (139% 23 名 ) と 昨年に続き志望者を増加させている 大妻 2は116 名 (98% 2 名 ) と ほぼ前年並みの志望者 人気は高いと見てよいだろう 共立女子 Bは 195 名 (97% 6 名 ) と 一昨年と同じ志望者に 跡見学園 2は209 名 (107% 13 名 ) と こちらは2 年続きでやや志望者を増加させている ほかにも この2 日入試では 大妻中野 神奈川学園 昭和女子大学附属 女子聖学院 東京家政大学 山脇学園 横浜女学院 穎明館 かえつ有明 淑徳 玉川学園 立正大付属立正などが志望者を増やしている 学の2じく人気増加傾向 来春は2 月 2 日から3 日入試に院後月 期2移行する青山学院の女子は157 名 (61% 97 名入) 日試のでBと やはり大幅な志望者減が目立つ 山手学院 C女の入子試女子は44 名 (147% 14 名 ) と こちらは志望志 望者を増加させている 者をこの3 日の私学ではほかに 十文字 淑徳 昭和増Cや入し試女子大学附属 成城学園 東京家政大学 武蔵野た 山7女子学院 八雲学園 山手学院 横浜女学院 な手日どにも人気増加傾向が見られる この 3 日に新設される玉川聖学院 3や 午後に新設される捜真女学校 Cの人気動向にも注目しておきたい 2 月 4 日入試では 山脇学園 Cが253 名 (141% 74 名 ) と大幅な志望者増 ほかにも成蹊 3 神奈川学園 C 恵泉女学園 A2 実践女子学園 3 かえつ有明 3 日本大学藤沢 2などが志望者を増加させている 3日の 女子 2 月 3 日以降続いて2 月 3 日の状況を見ていこう 慶應中等部の志望者は 70 名 (82% 15 名 ) と やや志望者が減少 豊島岡女子学園 2も38 名 (76% 12 名 ) とやや志望者減 学習院女子 B は50 名 (104% 2 名 ) と 1 日のA 試験と同
の良い校舎 施設を整えた晃華学園 学校を訪ねてみると その魅力がわかる カトリック系の女子校のなかでも 緑豊かな広いキャンパスに 美しく居心地 わが子にとってベストの受験校選択をするポイントは? 9 月以降 盛んに行われる 説明会 や 学校行事 の機会に確かめよう この数年 首都圏入試の全体状況として 目立って人気を伸ばす私学と そうでない私学との人気の二極分化が目立っている 来春 2014 年入試でも こうした傾向が引き継がれることは間違いないだろう 多くの入試改革と入試機会の増加によって毎年激しく変化する入試状況のもとで なお厳しさとチャンスが見え隠れする 錯綜した入試状況になるということだ それだけに 入試の変化をしっかりと見つめることは大事だが その一方で わが子の受験校を選ぶにあたっては そうした目先の変化に惑わされることなく 何より家庭の考え方 保護者の期待 本人の将来への希望 本人の性格 タイプなどを最重視して 最も適した私学を選んでほしいと思う そのために 学校説明会や見学の機会に ぜひ保護者の希望と考え合わせて確かめてほしいのが次のような点である ここでは 12 のポイントを挙げてみた がどのような ( オリジナルの ) 姿勢を打ち出しているかが 父母のニーズと照らし合わせたときの大きな焦点となってくる 中高 6 年間の学習指導のノウハウや成果で 私学が公立中高をリードしていることは すでに多くの保護者に認められている そのうえで 私学ならではの教育のもとで 21 世紀を担う子どもたちが より良く生きる 力を身につけるために どのような プラスアルファ を与えてくれるのかに期待がかかっている こうした点をトータルに見たときに わが子の受験校として納得できるかどうかが 親子の意思決定の大きなポイントになってくるのだ 1 教育理念や目標 そこで身につけられる力が お子さまが社会に巣立つ 21 世紀の新しい社会に求められるものか? 2 校風 ( カラー ) が本人の性格に合っているか? 3 男子校 共学校 女子校のタイプは 家庭の希望と合っているか? 4 宗教色のある私学の場合 その背景 ( 理念 ) に理解と賛同姿勢をもてるかどうか? 5 進学校か付属校か あるいは半進学校 ( 半付属校 ) か? 6 自由な学校か 規律の厳しい学校か? 7 学習指導のスタンスや体制は 家庭の希望に合っているか? 8 大学進学状況は納得いくものかどうか? また 将来性についてはどうか? 9 クラブや学校生活はのびのびできるか? 10 わが子が学校に楽しく通えて 友人関係や雰囲気に溶け込めるかどうか? 11 通学には無理がないか? 12 その学校が 危機管理の面も含めて 安心して通わせられる 場所かどうか さらに ここ数年の入試では 公立学校で進められている 教育の自由化 政策に対して 各私学
vol.3 激変する 2014 年入試を勝ち抜く 突破口 とヒント ~ 必要な基本姿勢 合格 を引き寄せる 5 つのポイント 今回のレポートでお伝えしたかったポイントとして これまで明らかになった入試動向から 来春 2014 年入試で合格をつかむための 突破口 と ヒント を紹介しておこう この 9 月までの段階で 来春 2014 年の入試日程はほぼ固まったといえるだろう 以下は 毎年の中学入試の激しい変化のなかで 合格への突破口を見出すために必要な 基本姿勢 であり 第 1 志望だけではなく すべての併願校を選んでいくためにも重要なことにほかならない だからこそ これから受験校選びをしていくうえで あらためて意識すべきポイントとして参考にしてほしい (1) 少なくとも 6 校 (6 回 ) 以上に出願し 合格を得るまで 受け抜く 覚悟を固める 何より受験できる機会を最大限に生かすこと めざす志望校が 3 回入試であれば その 3 回を併願の軸にしてもよい また 最近では 前半戦が厳しく 後半戦が易しく なる傾向もあることに注目して 最後まで粘り強く受けていくことが大切 1 月中の入試を 試し受験 も含めて上手く利用するためには 8 10 校の受験を想定しても 決して多すぎるということはない 入国(4) 併願校の難易度を上下幅広く選び 慎重かつ試学文の院武強気の組み合わせを考える 目久両 強気だけでも慎重だけでもいけない チャレンジ玉我道!山 校と押さえ校の両方を併願のなかに組み込み 前 の2男半の入試結果しだいで思い切って " 強気に " 出てもよ月女1別い とくに千葉 埼玉に隣接するエリアでは 1 月入日学試をうまく活用したい 3日の)(5) どんな状態 コンディションでも 親子で 最午校と後まで明るく 受験に挑む気持ちで 後のし やはり入試では 気持ち に勝るものはない てS 事前の合格判定の結果や偏差値にとらわれず 志Tそ望校への強い気持ちを持つことが大切 (併学の教育力には定評のあるクラス選抜 入試は午後(2) 上記 (1) のことを実行するために 少なくとも 10 校以上の学校を見学する これだけの学校の内容を実際に見て調べた結果ならば そのうち 2 校にそれぞれ 3 回挑戦するといった形でもかまわない まず親が自らの足で学校に出かけ その雰囲気を肌で感じて 私学の違いを見る眼を養うこと また それらの学校の最新情報をつかんでおくことも大切 (3) 親子で これだけは譲れない という学校選択の条件を絞り それ以外は柔軟に受験校を選ぶ 第 2 志望校以下は 親の責任で 選び 併願校に加える 入試状況の変化に振り回されない方針を固め そのうえでなるべく多くの学校を併願校候補として調べる あくまで第 1 志望校は子どもの気持ちを尊重すべき その一方で 併願校選びは親の責任で幅広く考える