はじめに - 参考 本マニュアルでは 自立循環型住宅のモデルプランを使った操作についてご説明します よって はじめから間取りや屋根を入力することが目的ではなく モデルプランを使って 気象データを変更したり 建具の仕様 断熱仕様 設備仕様などを変更しながら 日射取得量や熱損失 その他のエネルギー削減に関わる数値の変化を比較し 建物の燃費に対する かん を養っていただくことが目的です. まずはじめに 最新版にアップデートしよう. 起動 ~ モデルプランの取り込み. 計算結果の読み込み 4. 建もの燃費ナビの操作の流れ 5. 地域 ( 気象データ ) 方位を変更する 6. 窓の仕様を変更する サイズ 位置 仕様 日射遮蔽物 ( 外付ブラインド等 ) 7. 庇を取り付ける
まずはじめに 最新版にアップデートしよう プログラムを最新の状態にするために 初めてインストール後は念のためアップデートを実行してください デスクトップのショートカットアイコンより 各種ツール をダブルクリック 補足バージョンの確認は システム情報表示ツール にてご確認ください 手順 プログラムアップデートツール をダブルクリック 手順 ユーザー ID とパスワードを入力し ユーザー情報を入力後 アップデート実行 をクリック あとは インストール画面の手順にしたがってインストールを進めてください 補足 ID/PW は ソフトウェア保守会員証 に記載してあります ソフトウェア保守に加入されていない方は ID/PW 共に EcoNavi と入力してください
起動 ~ モデルプランの取り込み ソフトを起動して 自立循環型住宅の一般モデルプランを取り込みます ( 本マニュアルは この一般モデルをベースにご説明をしております ) デスクトップのショートカットアイコンより Madric EcoNavi をダブルクリックし起動 補足 Madric EcoNavi( 物件管理スキップ ) は 今回は利用しません 同じアイコンで間違えやすいのでご注意ください 手順 ファイル 顧客 プラン取込 をクリック 手順 次世代省エネモデル.bkc を選択し 取込開始 をクリックし ファイル取込完了 とでたら OK をクリック Ⅰ 地域 ~Ⅴ 地域までのプランデータが取り込まれます この辺りをダブルクリック モデルプラン取り込み後 指定のプランをダブルクリックするとプランデータを読み込むことができます ( その後の物件概要はそのまま OK で先にすすむ ) 4
計算結果の読み込み まずは 取り込んだモデルプランの計算結果サンプルを開いてみます 仕様を変更する前の数値を確認します PH 計算実行 下記のダイアログがでたらそのまま OK して手順 へ メインメニューバーより 燃費ナビ アイコンをクリック 手順 PH 計算実行 アイコンをクリック 手順 一番上のファイルを選択して 開く をクリック ( 今回は既に保存済みの計算結果を読み込みます ) 計算 更新実行プランモードで変更した仕様や面積情報を反映し 再計算するときにクリックします 開く以前に保存した計算結果を開くときにクリックします プランで変更した情報は反映されません 5
計算結果の読み込み 計算結果は 燃費ナビ 計算モード (Excel) にて表示されます 計算モードでは断熱材やサッシ 設備の仕様など詳細入力をします 手順 4 Excel マクロのセキュリティ警告がでた場合は コンテンツの有効化 をクリック 手順 5 計算結果確認 ボタンをクリックすると計算結果が表示されます 4 5 補足 計算モード を閉じる時は MainMenu に戻って 終了 ( 上書き保存 ) か 終了 ( 保存なし ) を選択します 6
建もの燃費ナビの操作の流れ ( 全体の流れを確認 ) プラン図 4 プランチェック 5 燃費ナビ プランモード 屋根伏図 部材一括変更 部材設定一覧 隣家等障害物面 PH 計算実行 ここからは Microsoft Excel プランチェック結果 6 燃費ナビ 計算モード 高さ設定 PHPP 英語版搭載 補足建もの燃費ナビでは 大きく分けて つの入力があります CAD 入力 と 燃費計算 の つがあり CAD 入力をすることで 燃費計算に必要な数量が算出されます CAD 入力 燃費計算 プラン図 ~ 4 プランチェック 5 燃費ナビプランモード ~ 6 計算モード 建もの燃費計算結果 7
地域 ( 気象データ ) 方位を変更する 建もの燃費ナビでは 日本の拡張アメダスデータが搭載されています 全国 84 箇所の観測ポイントから選択することができますので 建築地の最寄りの地点を選択します 方位 気象 メインメニューバーより 燃費ナビ アイコンをクリック 手順 方位 気象 アイコンをクリック 手順 気象データ より地域を選択し 真北方向 を指定 ( 方位マークをドラッグでも変更できます ) 注意真北方向で方位を変更すると 隣家等障害物の方位も一緒に変更されます 隣家がある場合 方位変更後は隣家情報を再入力してください 8
窓サイズ 位置を変更するープラン図 窓のサイズ 位置の変更は プラン図にて操作します 建具の 高さ の変更方法 要素選択 メインメニューバーのプラン図のアイコンをクリックし プラン図を起動します 手順 プラン図の左上にある 赤い矢印 要素選択 をクリックし 変更したい窓をダブルクリック または右クリックから 高さ設定 を選択します すると 建具高さ 面材設定 のウィンドウが表示されます 手順 上端高さ 建具高さの値を変更し 建具のサイズを変更します 上端高 = 床高さからの距離 建具高 = 建具の高さの寸法 9
窓サイズ 位置を変更するープラン図 建具の 位置 の変更方法 中央をドラッグ 手順プラン図の左上にある 赤い矢印 要素選択 をクリックし 建具の中央あたりをドラッグすることで 建具の位置を移動することが出来ます 建具の位置の移動 建具の 幅 の変更方法 端の〇をドラッグ 手順同様に 赤い矢印 要素選択 をクリックし 今度は建具の端に表示される〇のあたりをドラッグすることで 建具の幅を変更することが出来ます 建具の幅の変更 0
窓サイズ 位置を変更するープラン図 リアルタイム D ビューア にて窓サイズ 位置を変更する方法 のアイコンをクリックし リアルタイム D ビューア を起動します 手順 リアルタイム D ビューアの赤い矢印 要素選択 を左クリックし選択 変更したい窓を右クリック 赤色になったところで右クリックし 建具幅変更 を選択します すると 建具幅変更のウィンドウが表示されます 手順 建具幅変更の幅の数値を入力することで 対象の建具の幅を変更することが出来ます また 基準の起点 中点 終点を設定することでどの方向へ建具の幅を変更するのかを選択することが出来ます 要素選択で窓を選択した後 緑の枠をドラッグしてもサイズを変更できます
窓の仕様を変更する 窓の仕様は位置 サイズと共に重要な要素です 仕様の変更は燃費ナビのプランモードで行います 開口一括変更 メインメニューバーより 燃費ナビ アイコンをクリック 燃費ナビのプランモードを起動 手順 プランモードの 開口一括変更 アイコンをクリックし 開口部の寸法等を表示します 4 手順 < 外部ドア ( 玄関 勝手口 )> の U 値 で玄関ドアの U 値を入力し 次へ 玄関ドアは日射取得が期待できないドアとして 燃費ナビ計算モード Step の外皮面積として計算されます or 優先面設定 全て面が同じ設定 手順 4 仕様についは優先面を設ける設定する方法と 全ての面が同じ仕様で設定する方法の二つがあります 左 上 右 補足日射取得優先面の建具の向きは東西南北ではなく プラン図を見た時の方向の上下左右で判断をします 45 度傾いた場合に東西南北では判断しにくいためです 下
窓の仕様を変更する 5 手順 5 < サッシ ( 全て )> から ガラス 窓枠 をそれぞれ選択します 夏季日射遮蔽物などの考慮外付けブラインドやレースカーテンなどを考慮する場合に選択します またサッシ断熱補強として 断熱プリーツスクリーンなど考慮する場合も同様に設定することができます 手順 4 で日射取得優先面を選択した場合 次に優先面以外の面についての設定画面が表示されますので 異なる設定を入力いたします 優先面以外設定 6 個別に変更したい場合は 手順 6 部材設定一覧 アイコンをクリックすると 下部に部材一覧が表示されます この部材一覧から変更したい部材について個別に変更することが出来ます 上部プラン図の建具を直接クリックしても OK です こちらの操作は建具以外でも個別部材の設定をすることが出来ます
庇を取り付けるープラン図 庇の入力はプラン図で行います フラワーボックス庇 ( 霧除 ) 庇 ( シャッターボックス ) 付属品 4 庇が設置されます 断面 日射侵入 窓 壁 バルコニー 優先対象 対象外 バルコニー下部に入力した庇など 注意建具の直近にある庇相当物が優先となりますので バルコニーで日射を遮蔽する場合は庇の入力は不要です 下部に庇などがあるとバルコニーによる日射遮蔽は計算対象外となる メインメニューバーのプラン図のアイコンをクリックし プラン図を起動します 手順 縦に並んだアイコン 付属品 をクリックします 手順 横に並んだアイコン フラワーボックス 庇 ( 霧除 ) 庇 ( シャッターボックス ) のいずれかを選択 シャッターボックスの場合は出幅を入力 手順 4 マウスを外部建具の上に合わせるとピンクの線で庇が表示され 左クリックするとその位置に庇が配置されます 4
庇を取り付けるー建もの燃費ナビ プラン図で入力した庇などの出幅を設定します 庇一括変更 メインメニューバーより 燃費ナビ アイコンをクリック 燃費ナビのプランモードを起動 手順 プランモードの 庇一括変更 アイコンをクリックし 庇のウィンドウを表示します 手順 プラン図で入力した庇の出については < 窓庇相当物 > にて それぞれの項目に数値を入力し設定して下さい 補足シャッターボックスや庇部品 現作フラワーボックスについては プラン図にて入力した出幅を自動計算します 5
断熱材を変更する 断熱材の仕様および厚みを変更します 燃費ナビ プランモード と 計算モード で設定します まず 燃費ナビ プランモード では断熱材の外面の位置を指定します メインメニューバーより 燃費ナビ アイコンをクリックし 燃費ナビのプランモードを起動 手順 壁一括変更 アイコンをクリック 手順 断熱オフセット に数値を入力 建もの燃費ナビの CAD 入力イメージ 注意断熱オフセットとは 壁芯から断熱材の外面までの数値で 断熱材の厚みではありません 断熱材の厚みは 計算モード で数値入力します 断熱材の外面 CAD 入力の認識 ( 基準線 = 壁心 ) 黒 線 =CAD で入力 ( プラン図 屋根伏図 高さ設定 ) 赤 線 = 燃費ナビ プランモード で入力 青 線 = 燃費ナビ プランモード で入力 CAD 入力データから建物の面積や容積を自動算出します 内装下地内面 ( 石膏ボード内面位置 ) 6
断熱材を変更する 計算モード (Excel) では 断熱材の種類や厚みを変更します 4 手順 4 PH 計算実行 アイコンをクリック 手順 5 変更するファイルを選択して 計算 更新実行 アイコンをクリック 5 Excel の計算モードが起動後 マクロのセキュリティ警告がでたらコンテンツの有効化をクリックしてください 手順 6 Excel 計算モードの MainMenu より 外皮断面構成の 設定変更 をクリック 手順 7 外皮断面選択より. 外壁 を選択 6 手順 8 断熱材の文字をダブルクリックすると断熱材種類を変更できます ( 直接入力も可 ) 一番右のセルで厚みを変更します 7 8 厚みを入力 ダブルクリックで種類選択 補足このサンプルは充填断熱の場合の構成です 7
気密性を変更する 気密性 (C 値 ) により建もの燃費計算結果が変化します C 値の変化により Q 値などの外皮性能は変化しませんが 一次エネルギー消費量に影響します メインメニューバーより 燃費ナビ アイコンをクリック 手順 PH 計算実行 をクリック 手順 以前保存したファイルを開く場合は 開く をクリックプランモードで変更がある場合は 計算 更新実行 をクリック 手順 4 Excel 計算モードの MainMenu より 換気 蓄熱 通風 の 設定変更 をクリック 4 手順 5 C 値と仮想床面積から気密性を計算 を選択し C 値を数値入力 C 値は過去実績やあくまで目標値 5 8
物件データの保存について まずは燃費ナビ 計算モード の計算結果 (Excel) を保存して終了します 燃費ナビ プランモード のダイアログを閉じます メインメニューバーから END アイコンで終了し保存します 注意 先に を終了すると 計算結果のエクセルシートが物件フォルダに保存されませんのでご注意ください メインメニューバー END で終了 プラン図 4 プランチェック 5 燃費ナビ プランモード 開いたままでも OK 屋根伏図 開いたままでも OK 燃費ナビプランモードを閉じる 部材一括変更 部材設定一覧 隣家等障害物面 開いたままでも OK 高さ設定 プランチェック結果 PH 計算実行 ここからは Microsoft Excel 6 燃費ナビ 計算モード 開いたままでも OK まずは計算結果を保存して終了 9
株式会社シーピーユー 9-804 石川県金沢市西泉 4-60 TEL:076-40-800/FAX:076-40-800 URL http://www.cpu-net.co.jp (05/0/09 第 版 )