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様式第二号の十四 ( 第八条の十七の三関係 )( 第 1 面 ) 特別管理産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 7 月 20 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県安芸高田市甲田町下甲立 1624 湧永製薬株式会社広島事業所 代表取締役 湧永寛仁 電話番号

< BE291CC89B78C C8C88B38C768F88979D81408EC0926E8A6D944695F18D908F A816A>

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 27 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県豊田郡大崎上島町中野 977 番地 大崎工業株式会社広島工場 工場長樽本伸正 電話番号 廃棄物の処理

石綿含有産業廃棄物 水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等の 収集運搬及び中間処理に関する指導方針 埼玉県環境部産業廃棄物指導課審査担当 収集運搬業担当 ( 平成 29 年 9 月 ) 1

大栄環境 ( 株 ) 和泉リサイクルセンター平井 5 工区管理型最終処分場 / 処理実績平成 26 年度契約処理 : 管理型埋立区分品目 平成 26 年 平成 27 年 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 燃え殻

目 次 1. 水銀に関する水俣条約 2. 水銀廃棄物の現状 3. 廃棄物処理法施行令等の改正内容 2

[ 法第十五条の二の三 法第十五条の二の四 ] 会社名株式会社倉敷環境 産業廃棄物処理施設維持管理記録簿 ( 管理型埋立区域 2) 平成 26 年度 対象期間 : 平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日 1. 埋め立てた産業廃棄物の種類及び数量 [ 規十二条の七の二八イ

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 29 日 広島県知事 様 提出者 住所 広島県尾道市美ノ郷町本郷 氏名 日東電工株式会社 尾道事業所 事業所長岡田和之 電話番号 廃棄物の処

様式2-14特管処理実績

い さ だ く の残 銀 ご確認 水 科用 歯 に 棚 など せん ま り りは あ か 歯科用水銀 歯科用アマルガムの 使わなく なった 早期処理にご協力ください 2013年10月 採択されました 水銀含有廃棄物の適正処理を お願いいたします 適 正 な 処 理 は どうしたら い い の 歯科用

Microsoft Word - - IPEN INC5 Note to Delegates Dec Japanese.docx

(板橋区) 第31~34号様式

缶等容器の種類を記入してください 2 従業員数の内訳 申請者又は申請者の登記上の役員 政令で定める使用人 相談役 顧問等申請者の登記外の役員 事務員運転員作業員営業合計 5 人 0 人 1 人 2 人 28 人 14 人 3 人 47 人 政令で定める使用人 とは 次のとおりです 申請者の使用人で

北清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7 4

条例施行規則様式第 26 号 ( 第 46 条関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 30 年 6 月日 長野県知事 様 提出者 住 所 東御市下之城畔 ( 法人にあっては 主たる事業所の所在地 ) 氏 名 川西保健衛生施設組合長花岡利夫 ( 法人にあっては 名称及び代

練馬清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

様式第二号の十四 ( 第八条の十七の三関係 )( 第 1 面 ) 特別管理産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 25 日 広島県知事 様 提出者 ( 届出者 ) 住所 氏名 大阪府堺市堺区匠町 1 番地 シャープ株式会社代表取締役会長兼社長執行役員 ( 法人にあっては, 名称及び

Microsoft PowerPoint - 参考資料3_排ガス対策について

品川清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

施設名施設住所項目一般埋め立てた廃棄物廃棄物 (ton) 擁壁の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 遮水工の点検 遮水効果低下するおそれが認められた場合の措置 周縁地下水の水質検査結果 斜里町清掃センター最終処分場斜里町以久科北 破砕ごみ 内容 生ごみ残差 合計 点検を行った年月日

[ 廃棄物の最終処分場 ( 管理型 )] 平成 29(2017) 年度 1 施設名称 1 号管理型処分場 (1) 埋立てた廃棄物の各月ごとの種類及び数量 規則第 12 条の 7 の 2 第 8 項イ 種類汚泥燃え殻紙くずばいじん 合計 単位 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月

平成 29 年度 一般廃棄物最終処分場の維持管理記録 施設の名称 : 弘前市埋立処分場第 2 次 ( 第 1 区画 第 2 区画 ) 施設の位置 : 弘前市大字十腰内字猿沢 埋立廃棄物の種類及び数量 ( 単位 :kg) 区分 種類 平成 29 年平成 30 年 4 月 5 月 6 月

理由 1) 備考人為的原因による汚染のおそれ地歴調査チェックリスト < 土壌汚染状況調査結果報告用 > 土壌汚染対策法第 3 条調査 報告日 平成年月日 工場又は事業場 * の名称工場又は事業場 * の敷地であった土地の所在地 * 使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場 ( 法第

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水銀廃棄物の適正処理について 新たな対応が必要になります 水銀に関する水俣条約 水銀による健康被害や環境破壊を繰り返さないために 石炭利用などによる人為的な水銀排出が 大気や水 生物中の水銀濃度を高めている状況を踏まえ 地球規模での水銀対策の必要性が認識される中 水銀及び水銀化合物の人為的な排出から

事業者のみなさんへ

平成 24 年度維持管理記録 ( 更新日平成 25 年 4 月 26 日 ) 1. ごみ焼却処理施設 (1) 可燃ごみ焼却量項目単位年度合計 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 A B 炉合計焼却量 t 33, ,972

足立清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

理由 1) 備考人為的原因による汚染のおそれ地歴調査チェックリスト < 土壌汚染状況調査結果報告用 > 土壌汚染対策法 ( 第 4 条 第 5 条 ) 調査 第 4 条 第 5 条のいずれかを で選択すること 報告日 平成年月日 調査の対象となる 土地の所在地 調査実施者 指定調査機関の氏名又は名称

有明清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

世田谷清掃工場 平成 27 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 不燃物 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) スラグ ( ガス化溶融 )( 含

スライド 1

1 土壌汚染対策法について 土壌汚染対策法は平成 15 年 2 月 15 日に施行され 平成 22 年 4 月 1 日に改正されました この法律は 土壌汚染の状況を把握して 人の健康被害を防止するための対策を実施し 国民の健康を保護することを目的としています この法律によって 有害物質を取り扱ってい

産業廃棄物の処理に係る管理体制に関する事項 ( 管理体制図 ) ゼロエミッション推進体制 ( 第 2 面 ) 滋賀水口工場長 定期会議事務局会議 1 回 /W 担当者会議 1 回 /M 推進報告会 1 回 /2M 推進責任者 : 工務安全環境部長 実行責任者 : 安全環境課長 事務局 中間膜製造部機

環循適発第 号 環循規発第 号 平成 2 9 年 8 月 8 日 各都道府県 各政令市廃棄物行政主管部 ( 局 ) 長殿 環境省環境再生 資源循環局廃棄物適正処理推進課長 廃棄物規制課長 廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令の一部を改正する政令等の 施行について (

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様式第二号の二(第八条の四の四関係)

埋立てた一般廃棄物の種類及び数量の記録 ( 平成 30 年度 ) 最終処分場名 : 第二処分場 単位 : トン 種 類 数量 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 搬入量一般廃棄物焼却灰 1, , , 合計

多量排出事業者の産業廃棄物処理計画実施状況報告書 ( 平成 2 年度実績 日清食品株式会社下関工場 多量排出事業者名称日清食品株式会社下関工場 所在地 ( 市町名 下関市事業の種類めん類製造業別紙 1-3 区分 産 業 廃 棄 物 種 類 燃え殻 汚泥 1,8 1, 廃油 廃酸 1 1

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 28 年 6 月 29 日 下関市長 殿 提出者住所氏名 山口県下関市彦島西山町一丁目 1 番 1 号彦島製錬株式会社代表取締役西嶋章 電話番号 廃棄物の処理及び清掃に関す

×2018H

計画の実施状況 ( 産業廃棄物の種類 : 廃プラスチック ) 8. 3 出量 自ら熱回収を行った量 7 全. 優良認定処理業者への 再生利用業者への 3 再生利用業者への 4 熱回収認定業者以外の熱回収を行う業者への 5 7. のうち再生利用業者への のうち熱回収認定業者への 3

練馬清掃工場 平成 29 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

中央清掃工場 平成 29 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

埋立てた一般廃棄物の種類及び数量の記録 ( 平成 30 年度 ) 最終処分場名 : 第二処分場 単位 : トン 種 類 数量 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 搬入量一般廃棄物焼却灰 1, , , 合計

参考資料

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 14 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県府中市本山町 佐々田土建株式会社 代表取締役三島俊美 電話番号 廃棄物の処理及び清掃

様式2-9産廃処理実績_xls (989KB)

平成 29 年度一般廃棄物処理施設維持管理状況 ( 最終処分場 ) 最終処分量単位 :t 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 不燃物

産業廃棄物処理計画実施状況報告書(H24実績)

渋谷清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 不燃物 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰 ( 含有試験 ) 6 4 周辺大気環境調査結果 7 5 試料採取日一覧 8 (

土壌勉強会スライドHP用2

様式処 3 号 最終処分場水質検査の記録 最終処分場名 : 船見処分場 測定対象 : 放流水 試料採取場所 : 放流水槽 試料採取年月日 H H H H H 測定結果の得られた年月日 H H H30.6.6


様式2-9産廃処理実績

様式処 3 号 最終処分場水質検査の記録 最終処分場名 : 守山南部処分場 測定対象 : 放流水 試料採取場所 : 調整槽放流水試料採取口 試料採取年月日 H H H H H H 測定結果の得られた年月日 H30.5.7

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

( 産業廃棄物用 ) 廃棄物埋立処分契約申込書 大阪湾広域臨海環境整備センター様 契約者情報 年 月 日 単年区分 単年 経年 契約者公民区分 民間 公共 契約者 住 所 - フリガナ 契約者 ( 団体名 ) 代表者職氏名 印 T E L F A X 下記の廃棄物の埋立処分について 大阪湾広域臨海環

環境衛生の知識(改訂5版).doc

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 2018 年 6 月 29 日 長野県知事 様 提出者住所松本市島立 943 セキスイハイム信越 中南信支店氏名支店長石原範久 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

Microsoft Word - 様式2-8 産廃処理計画

平成 27 年 9 月埼玉県東松山環境管理事務所 東松山工業団地における土壌 地下水汚染 平成 23~25 年度地下水モニタリングの結果について 要旨県が平成 20 年度から 23 年度まで東松山工業団地 ( 新郷公園及びその周辺 ) で実施した調査で確認された土壌 地下水汚染 ( 揮発性有機化合物

様式第二号の八 ( 第八条の四の五関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 令和元年 5 月 30 日 松山市長殿 提出者 住所 広島市中区中町 8 番 6 号 氏名 株式会社フジタ 広島支店 執行役員支店長安東則好 ( 法人にあっては 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号

産業廃棄物処理計画実施状況報告書

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(様式第8号)

別表第 1 大気の汚染に係る環境上の基準 物質基準値対象地域 二酸化硫黄 1 時間値の1 日平均値が0.04pp m 以下であり かつ 1 時間値が0.1ppm 以下であること 一酸化炭素浮遊粒子状物質二酸化窒素光化学オキシダント 1 時間値の1 日平均値が10ppm 以下であり かつ 1 時間値の

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ごとに 自ら中間処理を行うに際して熱回収を行った場合における熱回収を行った産業廃棄物の量と 自ら中間処理を行うことによって減量した量について 前年度の実績 今年度の目標及び取組を記入してください 自ら行う産業廃棄物の埋立処分又は海洋投入処分に関する事項 産業廃棄物の処理の委託に関する事項 その他留意

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 8 月 25 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県東広島市志和町志和堀 株式会社ヒロタニ取締役社長廣谷清 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番

2 マニフェストの記載 1 産業廃棄物の種類 法第 2 条第 4 項及び施行令第 2 条に規定する産業廃棄物の種類を原則とし 特別管理産業廃棄物である場合にはその旨を記載しなければなりません しかしながら 例えばシュレッダーダストのように複数の産業廃棄物が発生段階から一体丌可分の状態で混合しているよ

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

処分した廃棄物 ( 平成 23 年 5 月分 ) 種類焼却灰破砕不燃物合計重量 (t) 塩化物イオン 月 1 回平成 23 年 5 月 17 日 μs/cm 月 1 回平成 23 年 5 月 17 日 アルキル水銀 検出されないこと 0.00

冊子パンフレット 日本語_rev25


建設業許可と経審の留意点

項目ご意見等の概要部会の考え方 ( 案 ) 1 操業中及び猶予中の工場等における土壌汚染状況調査 有害物質使用届出施設等の廃止後の土壌汚染状況調査が実施されておらず かつ 調査の猶予を受けていない土地についても 土地の利用履歴等の報告や土壌汚染状況調査の対象とする規定を設けるべきである 有害物質使用

3.届出排出量・移動量の経年変化の概要について

産業廃棄物税は 最終処分される産業廃棄物に課されるものであり 排出事業者から中間処理に委託された廃棄物すべてに課税されるわけではありません 中間処理業者の方が排出事業者から処理料金に含めて受け取る税相当額は 中間処理によって減量化されたり リサイクルされた分を除いた中間処理後に最終処分される産業廃棄

目次 建設副産物適正処理推進要綱...3 第 1 章 総則... 3 第 1 目的... 3 第 2 適用範囲... 3 第 3 用語の定義... 3 第 4 基本方針... 4 第 5 関係者の基本的責務... 4 第 2 章 計画の作成等... 4 第 6 発注者による計画の作成 条件明示等..

災害廃棄物の種類


ドラム缶位置平面図0219

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

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水銀による環境汚染・健康被害の防止に向けて

処分業許可申請書記載例1(H30.10)

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

別添 2 届出排出量 移動量の経年変化の概要について 化学物質排出把握管理促進法に基づき事業者から届け出のあった平成 21 年度の排出量及び移動量の集計結果について 前年度までの集計結果 と比較した結果は以下のとおりです なお 平成 13,14 年度届出分については 届出事業所の対象化学物質の取扱量

標準様式 1( 収集 運搬用 ) 産業廃棄物収集 運搬委託契約書 収入印紙 排出事業者 : ( 以下 甲 という ) と 収集運搬業者 : ( 以下 乙 という ) は 甲の事業場 : から排出される産業廃棄物の収集 運搬に関して次のとおり契約を締 結する ( 法の遵守 ) 第 1 条甲及び乙は 処

Microsoft Word - 第二章

める製品でトリブチルスズ化合物が使用されているものの環境汚染防止措置に関し公表する技術上の指針本指針は 第二種特定化学物質であるトリブチルスズ=メタクリラート ビス ( トリブチルスズ ) =フマラート トリブチルスズ=フルオリド ビス ( トリブチルスズ )=2,3 ジブロモスクシナート トリブチ

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

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1 法の目的

資料2_POPs廃棄物に係る制度的措置について

Transcription:

平成 28 年 7 月 6 日 水銀廃棄物の処理について 環境局環境管理部環境管理課産業廃棄物規制グループ

背景 ~ 水銀に関する水俣条約 ~ 水銀は様々な排出源から様々な形態で環境に排出され 分解されず 全世界を循環 メチル水銀は生物に蓄積しやすい 人への毒性が強く 特に発達途上 ( 胎児 新生児 小児 ) の神経系に有害 食物連鎖により野生生物へも影響 先進国では使用量が減っているが 途上国では依然利用され リスクが高い 自然発生源もあるが 人為的排出が大気中の水銀濃度や堆積速度を高めている 日本では 1950 年代に熊本県水俣市においてメチル水銀中毒による 水俣病 が発生 1960 年には新潟県阿賀野川流域でもメチル水銀中毒による 新潟水俣病 ( 第 2 水俣病 ) が発生している 世界的な取り組みにより 人為的な排出の削減 根絶が必要 2

3

条約の概要 ~ 水銀に関する水俣条約 ~ 項目 内容 供給及び貿易 水銀鉱山からの一次産出 水銀の輸出入を規制 製品及び製造プロセス人力小規模金採掘排出及び放出保管 廃棄物等 水銀添加製品 ( 蛍光管 体温計 血圧計等 ) の製造 輸出入 水銀を使用する工業プロセス ( 塩素アルカリ工業等 ) を規制 ( 年限を決めて廃止等 ) 人力小規模金採掘 (ASGM) を規制 大気 水 土壌への排出について 利用可能な最良の技術 / 環境のための最良の慣行 (BAT/BEP ) を基に排出削減対策等を推進 大気への排出については 石炭火力発電所 非鉄金属鉱業 廃棄物焼却設備等を対象として削減 水銀廃棄物について既存条約 ( バーゼル条約 ) と整合を取りつつ適正処分 環境上適正な暫定的保管を推進 資金 技術支援 途上国の能力開発 設備投資等を支援する資金メカニズムの創設 BAT/BEP Best Available Technology( 又は Technique)/Best Environmental Performance の略 4

国内環境対策の動き 環境省は水俣条約を踏まえた水銀対策を検討するため 平成 26 年 3 月 17 日に中央環境審議会に 水銀に関する水俣条約を踏まえた今後の水銀対策について を諮問し その答申に基づき下記の措置 廃棄物の管理 廃棄物処理法政省令等改正廃金属水銀等の処理基準の策定等 大気への排出の規制 大気汚染防止法改正一定の水銀排出施設に係る届出制度の創設水銀排出施設に係る水銀濃度の排出基準の遵守義務付け 水銀の使用その他 水銀汚染防止法の制定 5

水銀廃棄物の発生状況 分類 廃水銀等 具体例 1 ポロシメーターに使用された水銀 廃試薬 排ガス処理施設から回収された水銀 2 廃棄物処理施設において 水銀汚染物や水銀使用廃製品から回収された水銀 水銀汚染物水銀を含む汚泥 焼却残さ ( 燃え殻 ばいじん ) 水銀使用製品 ボタン型電池 医療用計測器類 工業用計測器類 蛍光灯 水銀スイッチ リレー 歯科用水銀アマルガム ワクチン保存剤 ( チメロサール ) 無機薬品 蛍光灯 水銀体温計 ボタン型電池 6

平成 28 年 4 月 1 日より廃水銀等を特別管理一般 産業廃棄物に指定 これまでは有価物として取り扱われてきた金属水銀が 今後 廃棄物として取り扱う必要が生じることが見込まれることから 廃金属水銀等を新たに特別管理一般 産業廃棄物に指定 特別管理一般廃棄物 1 廃水銀 ( 人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状 2 を有するものとして環境省令で定めるものに限る ) 1 を処分するために処理したもの ( 環境省令で定める基準に適合しないものに限る ) 特別管理産業廃棄物 1 2 廃水銀等 ( 廃水銀及び廃水銀化合物であって 人の健康又は生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有するものとして環境省令で定めるもの ) 廃水銀等を処分するために処理したもの ( 環境省令で定める基準に適合しないものに限る ) 7

特定有害産業廃棄物 特別管理産業廃棄物の種類 廃油揮発油類 灯油類 軽油類 ( 燃焼しやすいもの ; おおむね引火点 70 以下 ) 廃酸 ph2. 0 以下のもの ( 著しい腐食性を有するもの ) 廃アルカリ ph12. 5 以上のもの ( 著しい腐食性を有するもの ) 感染性産業廃棄物 廃 PCB 等 PCB 汚染物 PCB 処理物 廃水銀等及びその処理物 指定下水汚泥 廃石綿等 燃え殻 汚泥 廃酸 廃アルカリ 鉱さい ばいじん等 医療機関等において生じた 感染性病原体が含まれ 若しくは付着している廃棄物又はこれらのおそれのある廃棄物 廃 PCB 及び PCB を含む廃油 PCB が塗布され 染み込み 付着し 又は封入されたもの 廃 PCB 等又は PCB 汚染物を処分するために処理したもの 廃水銀等及び当該廃水銀等を処分するために処理したもの 下水道法施行令第 13 条の 4 の規定により指定された汚泥 石綿建材除去事業に係るもの 大気汚染防止法に規定する特定粉じん発生施設において生じたもの及び輸入されたものであって 飛散するおそれのあるもの 石綿建材除去事業において除去された吹き付け石綿等 有害物質の判定基準 を超えるもの又は満足しないもの H28.4.1 追加 廃 油 ( 有機塩素系溶剤 ) 廃溶剤 ( トリクロロエチレン テトラクロロエチレン ジクロロメタン 四塩化炭素 1,2- ジクロロエタン 1,1- ジクロロエチレン シス -1,2- ジクロロエチレン 1,1,1- トリクロロエタン 1,1,2- トリクロロエタン 1,3- ジクロロプロペン ベンゼン 1,4- ジオキサンに限る ) 8

廃水銀等 ( 特別管理産業廃棄物 ) < 特定の施設から排出されるもの ( 水銀または水銀化合物そのもの )> 水銀使用製品 ( 蛍光灯 ボタン電池等 ) の製造工場で生じたもの 灯台の回転装置がある施設で生じたもの 水銀を媒体とする測定機器 ( ポロシメーター ) から生じたもの 試験研究 測定機関で生じたもの ( 例 : 環境科学研究所 大学 ) 学術研究 新製品の製造 技術改良 発明に係る研究所から生じたもの < 水銀汚染物又は水銀使用製品廃棄物から回収されるもの > 廃棄物処理施設等において処理した水銀使用製品や水銀汚染物から回収された廃水銀 水銀使用製品に封入された水銀が廃棄物となったものは除く例えば 水銀体温計が割れて内部の水銀がこぼれ出たものは 特別管理産業廃棄物の廃水銀等には該当しない 9

水銀使用製品産業廃棄物 ( 産業廃棄物 ) 水銀使用製品産業廃棄物とは水銀若しくはその化合物が使用されている製品が産業廃棄物となったもの例 : ボタン型電池 医療用計測器類 ( 水銀体温計 血圧計 ) 工業用計測器類 蛍光灯 水銀スイッチ リレー 歯科用水銀アマルガム ワクチン保存剤 ( チメロサール ) 無機薬品 水銀使用製品に封入された水銀が廃棄物となったものは もともと水銀使用製品の一部であったことからこちらに該当 平成 29 年 10 月 1 日より新たな 産業廃棄物処理基準 が施行される 10

水銀使用製品産業廃棄物に対する新たな 産業廃棄物処理基準 について 収集 運搬基準の追加 破砕することのないような方法により行うこと 他の物と混合するおそれのないように他の物と区分すること 積替えを行う場合は仕切りを設ける等必要な措置を講ずること 安定型埋立処分場への埋立禁止 処分等の基準の追加 水銀又はその化合物が大気中に飛散しないように必要な措置 水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等であって 水銀等の割合が一定以上であるものとして環境省令で定めるものの処分または再生を行う場合には あらかじめ 環境大臣が定める方法により水銀を回収すること 11

平成 29 年 10 月 1 日以降に排出事業者として気を付けるべき点は? Q1 現在委託している産業廃棄物処理業者に平成 29 年 10 月 1 日以降も委託し続けて問題ないですか? A1 委託業者に対して 適正に収集運搬または処分できる許可を有しているか必ず確認してください 委託業者が許可を持っていなければ 新しい業者と契約を締結しなければなりません 平成 29 年 10 月 1 日以降は次の収集運搬または処分業の許可が必要です 蛍光灯 金属くず ガラスくず ( 水銀使用製品産業廃棄物を含む ) ボタン電池 汚泥 金属くず ( 水銀使用製品産業廃棄物を含む ) 12

平成 29 年 10 月 1 日以降に排出事業者として気を付けるべき点は? Q2 水銀フリーの乾電池と水銀使用のボタン電池を一緒の容器に保管してもいいですか? A2 水銀使用製品産業廃棄物の収集運搬の際には それ以外のものと区分しておく必要があります そのため 予め別々の容器に分けて保管し 処理委託するようにしてください 13