Rhino Exporter for ARCHICAD ユーザーガイド ARCHICAD 18 用バージョン 18.0.0.7509.18 および ARCHICAD 19 用バージョン 19.0.0.4517.8 ユーザーガイドの更新日 :2015 年 9 月 28 日
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目次 はじめに... 4 主要な機能と特長... 4 本書の内容... 4 はじめにお読みください... 5 アドオンのインストール... 5 アドオンのアンインストール... 5 Rhino 形式での ARCHICAD 3D モデルの保存... 7 Rhino エクスポートオプション... 8 サーフェスモデル... 8 ソリッドモデル... 9 詳細オプション... 9 3
はじめに このツールでは ARCHICAD で作成したモデルまたはモデルの一部を Rhinoceros にエクスポートできます Rhinoceros では形状情報のみ処理可能なため 形状情報のみ転送されます 非形状データ ( プロパティ タグ 一覧表データ 数量など ) は転送されません このアドオンは ARCHICAD 18 および 19 でご利用いただくことができ ARCHICAD 3D モデルを Rhinoceros ファイル (*.3dm) として保存できます 主要な機能と特長 ARCHICAD 要素は Rhinoceros では選択可能な個別の要素です 関連する要素属性 ( 表面カラー テクスチャ ) と ARCHICAD の元のレイヤー構造および要素のグループ化は Rhinoceros で保持されます 可能な場合 ソリッド要素はソリッドとして保持されます 本書の内容 本書では ARCHICAD から 3dm(Rhinoceros) ファイル形式に保存する場合の状況と使用可能なオプションについて説明します Rhinoceros ソフトウェアでの 3dm ファイルの使用に関する詳細については http://www.rhino3d.com を参照してください 4
はじめにお読みください アドオンのインストール 1. アドオンをインストールする前に ARCHICAD バージョン 18 または 19 がコンピュータにインストールされていることを確認します 2. アドオンをコンピュータにダウンロードします 3. 設定ウィザードを起動します Windows の場合 :.MSI ファイルをダブルクリックして設定ウィザードを起動します Mac の場合 : インストーラファイルをダブルクリックして設定ウィザードを起動します インストールが完了すると アドオンが次のフォルダに配置されます Windows の場合 : Program Files\GRAPHISOFT\ArchiCAD 18 (19)\Add- Ons\Goodies Mac の場合 : アプリケーション /GRAPHISOFT/ArchiCAD 18 (19)/Add- Ons/Goodies アドオンのアンインストール Windows の場合 : 1. コントロールパネルで [ プログラムと機能 ] を選択します 2. プログラムの一覧で Rhino Out を選択して[ アンインストールと変更 ] コマンドをクリックします アンインストーラが起動して アドオンコンポーネントの全てがコンピュータから削除されます Mac の場合 : 1. アプリケーション /GRAPHISOFT/ArchiCAD 18 (19) /AddOns/Goodies フォル 5
ダに移動します 2. Rhino Out アドオンをプログラムの一覧で探します 3. アドオンファイルをゴミ箱に入れて削除します 6
Rhino 形式での ARCHICAD 3D モデルの保存 1. ARCHICAD 3D ウィンドウから [ ファイル ] [ 名前を付けて保存 ] を選択しま す 2. [Rhino 3D モデル ](*.3dm) ファイル形式を選択します 3. [ 保存 ] をクリックします 4. 必要に応じて ARCHICAD 要素の解釈方法を変更するオプションを調整します ARCHICAD 18 の場合 :[Export Rhino Model] ダイアログが表示されます ARCHICAD 19 の場合 :[ オプション ] ボタンをクリックして Rhino エクスポートオプシ ョンにアクセスします 次の Rhino エクスポートオプション を参照してください 7
Rhino エクスポートオプション [ サーフェスモデル ] または [ ソリッドモデル ] のいずれかを選択してファイルをエクスポー トします サーフェスモデル ARCHICAD 要素の材質の元の色を Rhinoceros で保持する場合は これを選択します 複数の色を含む ARCHICAD 要素は複数の Rhinoceros 要素に分解する必要があります 注記 : 単一の ARCHICAD 要素では各面の色が異なっても構いませんが 単一の Rhinoceros 要素では全ての面に対して色は 1 つのみでなければなりません そのため 複数色の ARCHICAD 要素の全ての表面カラーを保持するために ARCHICAD 要素は Rhinoceros の複数の要素 ( それぞれ色が異なる ) に分解されます ARCHICAD モデルを参照モデルとして Rhinoceros で使用する場合は サーフェスモデルを使用します ( 例えば プロジェクトの一部を Rhinoceros でモデリングしていて ARCHICAD で作成された部分を正しい色で表示したい場合など ) 8
ソリッドモデル このオプションを使用すると Rhinoceros では ARCHICAD ソリッド要素はシングルメッシュ要素またはポリサーフェス要素と解釈されます そのため Rhinoceros では単一色になります ( 元の ARCHICAD 要素が別の面で別の色を使用した場合でも ) [ ソリッドモデル ] オプションは 色がそれほど重要でないシミュレーションなどに Rhinoceros モデルを使用する場合に使用します 詳細オプション 注記 : ほとんどのユーザーはデフォルトオプションで作業できますが [ 詳細 ] タブをクリックすると 必要に応じてエクスポート設定を表示して変更できます ARCHICAD と Rhinoceros は曲面とエッジを使用する方法に違いがあるため Rhino Exporter for ARCHICAD は 各要素を解釈する方法を最適化しようとします これは特に 曲線の部分や複数のサーフェスがある ARCHICAD の複合構造要素とモルフに関係があります 9
デフォルト設定はハイブリッド ( 表面形状によって各要素を BREP またはメッシュと解釈するスマートな手法 ) なので Rhinoceros では両方の種類の要素になります 要素が全て平面で構成される場合は 要素は自動的に BREP として Rhinoceros にエクスポートされます 要素に曲面が含まれる場合は 要素は自動的にメッシュとして Rhinoceros にエクスポートされます ただし Rhinoceros の全てのモデル要素をメッシュまたは BREP として均一に解釈するよ うにもできます ( 編集を簡単にするため またはメッシュを認識しない第三のプログラムに エクスポートする場合など ) BREP モデル ( 境界表現 ) o メッシュモデルより大きいファイルサイズ o 穴と多面ポリゴンを解釈可能 o 曲面の内部三角形分割は表示不可 ( 境界曲線のみ表示 ) o エッジのハードまたはソフトシェーディングに関するユーザーコントロール不可 メッシュモデル o BREP モデルよりも小さいファイルサイズ o 全てのサーフェスは三角形分割または四角形分割されます そのため よ り複雑な要素 ( 多面ポリゴンや穴のある要素など ) も三角形分割され 追 10
加のエッジが生成されます o 表示 / 非表示ステータスの要素エッジを個々に制御することはできず 全ての要素エッジの表示は [Mesh Wires] オプションを使用して均一に制御されます o 各エッジにシェーディングをハードまたはソフトのいずれとして表示するかを設定できます 11