Stratus Software R2.1.3 Requirement & Limitation 本書は Stratus TM Software R2.1.3 における要求事項と制限事項を説明するものです 本書の内容は予告無く変更 削除する場合があります Revision 1.0 published March 2012 CTCSP Engineering Department 2012 CTCSP Corporation. All rights reserved.
改版履歴版数発行日概要 1.0 2012/3 R2.1.3.9 版新規作成
目次 Requirement...1 導入に当たって 1 物理サーバについて 2 仮想サーバについて 2 管理端末について 2 Limitation...3 ハードウェアの制限事項について 3 の操作について 3 VCPU について 3 仮想サーバコンソールについて 3 VCD からの Linux 仮想サーバのインストールについて 3 Linux 仮想サーバでの VCD の利用について 4 PV ドライバについて 4 仮想サーバのバックアップについて 4 UPS との連携について 4 ソフトウェアの障害予兆検知について 4 その他 4 Appendix A...5 のディスク構成について 5 推奨ディスク構成について 5
Requirement 導入に当たって 最小システムディスク構成 RAID0/1/5/6/10 に対応しています 最低 2 台の物理ディスク (RAID0 x2 または RAID1 x1) が必要です のシステムは先頭の論理ボリュームにインストールされます RAID0 の場合には 1 番目と 2 番目の論理ボリュームにソフトウェアミラーでインストールされます 構成の詳細については Appendix A を参照して下さい HDD 7200 回転以上の HDD が必要です メモリ約 1GB を が占有します 残りのメモリを全て仮想サーバで使用せず 将来の拡張に備えて 用に 1GB 程度の空きを確保しておくことを推奨します CPU Hyperthread 対応 CPU の場合 インストール時に有効化されます ネットワークカード (NIC) 最低 2 ポート必要です 1 ポート ( 最も番号の若いポート ) は が内部同期用に占有して使用します 10GbE カードを追加した場合 これは同期専用となり 仮想サーバでは利用できません VGA モニタ キーボード をインストールする際に最低 1 セットが必要です DVD-ROM ドライブ のインストールおよび仮想 CD(VCD) 作成時に必要です 搭載されていない機種の場合は ブート可能な USB 接続の DVD-ROM ドライブを用意して下さい 冗長化電源 は冗長化電源が必須です ネットワーク環境 のネットワーク設定にデフォルトゲートウェイと DNS サーバを設定した場合 はこれらに対して PING による死活監視を行います PING に応答するようにして下さい インターネット接続 を効果的に導入 運用して頂くため の管理 IP アドレスが直接または Proxy サーバ経由で 以下の宛先へ HTTPS(443/tcp) 接続ができるようにして下さい License: alas.stratus.com Call-Home: Dial-In: avancecallhome.stratus.com inettunnel.ecacsupport.com 障害時 Stratus Technologies 社のエンジニアが調査 復旧のために Dial-In 機能を用いて へログインする場合があります Dial-In 接続はその場合のみ許可して下さい ライセンス はインターネット上のライセンスサーバ (alas.stratus.com) に対してライセンスのアクティベーション処理を行います 詳細は以下の資料を確認して下さい http://www.ctc-g.co.jp/~ctcsp/products/stratus/doc/212_licensereactivation.pdf Stratus TM Software R2.1.3 Requirement & Limitation 1
物理サーバについて 対応サーバ が導入可能な物理サーバは Dell 社製 HP 社製 IBM 社製サーバとなります 詳細な機種情報 CPU アレイカード NIC については コンパチビリティーリスト (Stratus Compatibility Matrix) を参照して下さい http://www.stratus-avance.jp/products/pdf/servercompatibilitymatrix(server).pdf 導入する 2 台のサーバは同一メーカ 同一機種を強く推奨します またサーバスペックに相違がある場合 下位のスペックで動作します 対応ファームウェアバージョン BIOS BMC RAID コントローラ NIC 等のファームウェアの最新バージョンには対応していない場合があります ライセンス購入時に案内されるカスタマーポータルから対応バージョンを確認して下さい USB メモリ HP 社製サーバに をインストールする際には USB メモリが必要になります 製品版にはバンドルされますが ダウンロード版でインストールする場合には別途 USB メモリを用意して下さい 仮想サーバについて 対応 OS がサポートする仮想サーバの OS は コンパチビリティーリスト (Stratus Compatibility Matrix) を参照して下さい http://www.stratus-avance.jp/products/pdf/servercompatibilitymatrix(server).pdf 仮想 CPU(VCPU) Hyperthread 対応 CPU の場合 VCPU の総数は Hyperthread 数になります のシステムが 2 つの VCP を使用するため 全仮想サーバに割り当てる VCPU 数は ( コア数 1 コアあたりのスレッド数 ) 2 を推奨します 仮想サーバの OS およびアプリケーションのライセンス 上の仮想サーバは 2 台の物理サーバを移動 ( ライブマイグレーション ) するため OS やアプリケーションによっては 2 台分のライセンスが必要な場合があります VMware 製品の ESX(2 台 ) + VMware HA + vmotion と同等の考え方で 必要なライセンスをご確認下さい 管理端末について ブラウザ の管理 GUI(Management Console) を利用可能なブラウザは以下の通りです マイクロソフト Internet Explorer 8 (7 以前および 9 は対応していません ) Mozilla FireFox 3.6 以降 Java Runtime Environment (JRE) 6 update12 以降が必要です ファイアウォール管理端末と 間にファイアウォールが存在する場合には 以下の通信を許可して下さい 80/tcp(HTTP), 443/tcp(HTTPS), 6900-6999/tcp Stratus TM Software R2.1.3 Requirement & Limitation 2
Limitation ハードウェアの制限事項について サーバマネジメントカード Dell 社 DRAC4, DRAC5 はサポートしていません HP 社 ilo ポートについては インストール時に無効化されます テープデバイス物理サーバ本体へのテープデバイスの接続はサポートしていません 外部ストレージ は外部ストレージをサポートしていません ただし 上の仮想 OS では iscsi 接続により外部ストレージを利用することが可能です の操作について の操作は管理 GUI または AVCLI からのみ実施可能です VGA モニタとキーボードを用いてログインできる 緊急コンソール からは USB メモリを挿すことで障害解析に用いる Diagnostics ファイル のみ取得できます VCPU について 仮想サーバ当たりの VCPU 最大数 1 仮想サーバ当たり VCPU は 8 まで割り当てられます ただし CPU によっては最大数が少なくなります 例 ) 4 コア HT 無し CPU が 1 つの場合は最大 4 4 コア HT 有り CPU が 1 つの場合は最大 6 複数の VCPU を割り当てた場合 バーチャルソケット機能により仮想サーバからは物理ソケットが 1 で複数のコアを持つ CPU として認識できます VCPU の同時起動数 VCPU は仮想サーバ間で共有できません 起動中の仮想サーバが使用している VCPU が上限数に達した場合 それ以上の仮想サーバを起動および作成することができません 仮想サーバコンソールについて 仮想サーバコンソールには幾つか制限事項がありますので インストール時や緊急時を除く通常のオペレーション時には RDP や VNC 等のリモートアクセスツールをご利用頂くことを推奨します 制限事項 日本語キーボードから入力できないキーがあります ([\], [ 半角 / 全角 ] 等 ) Linux の GUI に対応していません Linux の日本語表示に対応していません VCD からの Linux 仮想サーバのインストールについて VCD から Linux 仮想サーバをインストールする際は 仮想インターフェイスは network0 のみをアサインして下さい 他のネットワークに接続したい場合や複数の仮想インターフェイスをアサインしたい場合には インストール完了後に設定を変更して下さい Stratus TM Software R2.1.3 Requirement & Limitation 3
Linux 仮想サーバでの VCD の利用について Linux の仮想サーバは VCD をマウントすることができません PV ドライバについて 上にインストールした仮想サーバには OS 導入後に仮想化ドライバ (PV ドライバ ) をインストールする必要があります Windows 仮想サーバの場合は 上の PV ドライバ VCD(xen-win-pv-drivers-5.5.0) を仮想サーバにマウントしてインストールして下さい Linux 仮想サーバの場合は Management Console の HELP もしくは仮想サーバ作成時に から RPM パッケージをダウンロードするか ライセンス購入時に案内されるカスタマーポータルからダウンロードしてインストールして下さい 仮想サーバのバックアップについて の機能として 仮想サーバを停止した上でのイメージのエクスポートが可能です R2.1.3 から イメージは OVA パッケージではなく OVF ファイルとボリュームファイルが作成されます エクスポートする際 イメージの圧縮有無を選択できますが 圧縮を無効にした場合は保存先に仮想サーバと同サイズ以上の空き領域が必要です 圧縮無効で取得したイメージは R2.1.3 以降のバージョンにしか復元できません これより前のバージョンへ復元する場合には エクスポートする際に圧縮を有効にして下さい UPS との連携について の機能として UPS 接続時の商用電源消失の際 2 分経過後に仮想サーバのシャットダウンを行った上で システムのシャットダウンを自動で行うことが可能です ソフトウェアの障害予兆検知について は通常ハードウェアの障害予兆を検知してライブマイグレーション等の処理を行いますが 一部ソフトウェアの障害予兆を検知する機能があります のシステムがスワップ領域を多く使用 (10% 以上 ) し システムに影響を与える恐れが発生した場合には 予防措置として 仮想サーバをライブマイグレーションさせた上で 物理サーバを再起動させます その他 その他制限事項につきましては コンパチビリティーリスト (Stratus Compatibility Matrix) にも記載がありますので 参照して下さい http://www.stratus-avance.jp/products/pdf/servercompatibilitymatrix(server).pdf Stratus TM Software R2.1.3 Requirement & Limitation 4
Appendix A のディスク構成について のシステムは先頭の論理ボリュームにインストールされます ただし先頭の論理ボリュームが RAID0 の場合のみ は二番目の論理ボリュームにソフトウェアミラーでインストールされます 例 ) 先頭の論理ボリュームが RAID0 の場合 RAID0 RAID0/5 等 Software Mirror 例 ) 先頭の論理ボリュームが RAID1 の場合 RAID1 RAID5 等 例 ) 先頭の論理ボリュームが RAID6 の場合 RAID6 推奨ディスク構成について 可用性とパフォーマンスを考慮する場合 のシステムをインストールする論理ボリュームを RAID0 以外にし 仮想サーバは別の論理ボリュームへインストールすることを推奨します 例 ) RAID1 RAID5 等 仮想サーバ Stratus TM Software R2.1.3 Requirement & Limitation 5