Windows Small Business Server 2011 Essentials から Windows Server 2012 Essentials への移行ガイド 発行日 : 2012 年 12 月 概要 このホワイトペーパーは Windows Small Business Server 2011 Essentials から Windows Server 2012 Essentials に移行するために必要な情報を提供します
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目次 はじめに...4 1. 概要...4 2. 用語と定義...4 3. 移行プロセスの概要...4 移行に向けた移行元サーバーの準備...5 1. 移行元サーバーのバックアップ...5 2. 最新のサービスパックのインストール...5 3. 移行元サーバーの正常性の評価...6 4. 移行元サーバーの時刻を NTP サーバーと同期...8 5. 移行準備ツールの実行...8 6. 基幹業務アプリケーションの移行の計画... 12 Windows Server 2012 Essentials を移行モードでインストール... 13 1.Windows Server 2012 Essentials のインストール... 13 移行元サーバーにコンピューターを再参加... 18 1. 移行先サーバーにコンピューターを再参加... 18 移行元サーバーからデータの移行および設定... 22 1. 移行元サーバーから移行先サーバーへデータの移行... 22 2. ネットワークの構成 ( オプション )... 22 移行先サーバーのフォルダーリダイレクトの設定... 25 1. 移行先サーバーでフォルダーリダイレクトの設定... 25 移行元サーバーの降格および削除... 27 1. 移行元サーバーから Active Directory 証明書サービスの削除... 27 2. 移行元サーバーの降格と削除... 28 移行後のタスクの実行... 32 1.DNS のフォワーダーの設定... 32 Windows Server 2012 Essentials Best Practices Analyzer の実行... 33 1. ベストプラクティスアナライザーの実行... 33
はじめに 1. 概要 Windows Small Business Server 2011 Essentials (Windows SBS 2011) から Windows Server 2012 Essentials にアップグレードするには サーバーを移行する必要があります サーバーの移行作業では 新しいサーバーに Windows Server 2012 Essentials をインストールし データおよび設定を移行します 2. 用語と定義 移行元サーバー このドキュメントで 移行元サーバーは Windows SBS 2011 を実行している既存のサーバーを指します 移行先サーバー このドキュメントで 移行先サーバーは Windows Server 2012 Essentials を実行するサーバーを指します 3. 移行プロセスの概要 移行に向けた移行元サーバーの準備 移行元サーバーのバックアップ システムの正常性を評価 最新のサービスパックおよび修正のインストールとネットワーク構成の確認等について説明します Windows Server 2012 Essentials を移行モードでインストール 移行先サーバーへ Windows Server 2012 Essentials を移行モードでインストールする手順について説明します 移行元サーバーにコンピューターを参加 Windows Server 2012 Essentials のネットワークに参加するクライアントコンピューターの更新とグループポリシー設定について説明します 移行元サーバーからデータの移行および設定 移行元サーバーからデータの移行および設定についてを説明します 移行先サーバーのフォルダーリダイレクトを有効 移行元サーバーでフォルダーリダイレクトが有効な場合 移行先サーバーでのフォルダーリダイレクトを有効にして 古いフォルダーリダイレクトグループポリシーの削除について説明します 移行元サーバーの降格および削除 移行元サーバーから Active Directory 証明書サービスの削除 移行元サーバーの降格ならびに削除について説明します 移行後のタスクの実行 DNS のフォワーダーの設定について説明します Windows Server 2012 Essentials ベストプラクティスアナライザーの実行 Windows Server 2012 Essentials ベストプラクティスアナライザーの実行について説明します 4
移行に向けた移行元サーバーの準備 ここでは 移行元サーバーのバックアップ 最新のサービスパックおよび更新プログラムのインストール システム正常性の評価および移行準備ツールの実行について説明をします 1. 移行元サーバーのバックアップ 移行を始める前に 移行元サーバーをバックアップする必要があります 移行元サーバーをバックアップするには 1. 移行元サーバーのすべてのドライブとファイルに対してウィルススキャンを実行します 2. 移行元サーバーの完全バックアップを実行します バックアップの詳細については Windows Small Business Server 2011 Essentials バックアップと復元の使用 を参照してください 3. バックアップが正常に実行されたことを確認します バックアップの整合性をテストするには バックアップからファイルを選択し それらを別の場所に復元して バックアップ済みのファイルが元のファイルと同一のものであることを確認します 2. 最新のサービスパックのインストール 最新のサービスパックがインストールされていることを確認します Windows Small Business Server 2011 Essentials Service Pack 1 がインストールされているか確認するには 1. スタートから [ コントロールパネル ] [ システム ] をクリックします 2. Windows Edition が Windows Small Business Server 2011 Essentials Service Pack 1 が表示されていることを確認します 3. Windows Small Business Server 2011 Essentials Service Pack 1 がインストールされていない場合は Windows Update を実行し Windows Small Business Server 2011 Essentials Service Pack 1 をインストールします 5
Windows Small Business Server 2011 Essentials ロールアップ 4 がインストールされているか確認するには 1. スタートから [ コントロールパネル ] [ プログラムと機能 ] をクリックします 2. タスクにある インストールされた更新プログラム をクリックします 3. Microsoft Windows(KB2757007) の更新プログラムのロールアップ があることを確認します 4. Windows Small Business Server 2011 Essentials 用の更新プログラムのロールアップ 4 がインストールされていない場合は Windows Update を実行し Windows Small Business Server 2011 Essentials 用の更新プログラムのロールアップ 4 をインストールします 3. 移行元サーバーの正常性の評価 移行を開始する前に 移行元サーバーの正常性を評価します 重要なセキュリティ更新プログラムのダウンロードとインストール 重要な更新プログラムをダウンロードし インストールすることによって移行プロセス中の移行元サーバーの保護をします セキュリティ更新および重要な更新プログラムをインストールするには 1. スタートから すべてのプログラム Windows Update をクリックします 2. 更新プログラムの確認 をクリックします 3. 更新プログラムが見つかった場合は 更新プログラムをインストール ボタンをクリックします ベストプラクティスアナライザーの実行 移行プロセスを開始する前にベストプラクティスアナライザーを実行し サーバー ネットワーク またはドメインに問題がないことを確認できます ベストプラクティスアナライザーは以下の情報源から構成情報を収集します 6
Active Directory Windows Management Instrumentation (WMI) レジストリ インターネットインフォメーションサービス (IIS) メタベース ベストプラクティスアナライザーを使用して 移行元サーバーを分析するには 1. ベストプラクティスアナライザーは ダウンロードセンターから Windows Server Solutions Best Practices Analyzer をダウンロードしてインストールします 2. スタートから [ すべてのプログ ラム ] [Windows Server Solutions BPA] [Windows Server Solutions Best Practices Analyzer 1.0] の順にクリックします 3. スキャンを実行して [View a report of this Best Practices scan] を確認します ベストプラクティスアナライザーが情報を収集して分析した後 重大度によってソートされた問題の一覧が表示されます 各問題について アナライザーが検出した問題が説明され 解決策が提示されます 以下の 3 つのレポートの種類のいずれも表示できます レポートの種類 List Reports Tree Reports Other Reports 説明レポートがリスト表示されます レポートが階層表示されます ランタイムログなどのレポートが表示されます 問題の説明と解決策を表示するには レポート内の問題をクリックします ベストプラクティスアナライザーがレポートした問題のすべてが移行に影響するわけではありませんが できるだけ多くの問題を解決して 正常な移行を確実にすることが必要です 7
4. 移行元サーバーの時刻を NTP サーバーと同期 移行元サーバーと移行先サーバーの時刻の誤差が 5 分以内であり 日付とタイムゾーンが両サーバー上で一致する必要があります 移行元サーバーが仮想マシン上で実行されている場合 ホストサーバーの日付 時刻 およびタイムゾーンが 移行元サーバー および移行先サーバーと一致する必要があります Windows Server 2012 Essentials を正常にインストールするには 移行元サーバーの時刻をインターネットの Network Time Protocol (NTP) サーバーと同期する必要があります 移行元サーバーの時刻を NTP サーバーと同期するには 1. [ スタート ] ボタンをクリックし [ ファイル名を指定して実行 ] に cmd と入力し Enter キーを押します 2. コマンドプロンプトで w32tm /config /syncfromflags:domhier /reliable:no /update と入力し Enter キーを押します 3. コマンドプロンプトで net stop w32time と入力し Enter キーを押します 4. コマンドプロンプトで net start w32time と入力し Enter キーを押します 重要 Windows Server 2012 Essentials のインストール中 移行先サーバーの時刻を確認し 必要に応じて変更できます 時刻が移行元サーバーの時刻と 5 分以内の誤差であることを確認してください インストールが完了すると 移行先サーバーは NTP と同期します 移行元サーバーを含むすべてのドメイン参加コンピューターが プライマリドメインコントローラ (PDC) エミュレータマスタの役割が想定される移行先サーバーと同期します 5. 移行準備ツールの実行 移行準備ツールを実行し 移行元サーバーの準備をします 重要 移行準備ツールを実行するには Enterprise Admins グループ Schema Admins グループ および Domain Admins グルー プのメンバーである必要があります [ スキーマのアップグレード ] Active Directory ドメインサービススキーマを拡張し 必要に応じてアクセス許可を更新して Windows Server 2012 Essentials を実行するドメインコントローラのフォレストとドメインを準備します Windows Server 2012 Essentials の Active Directory ドメインサービスのスキーマは Windows SBS 2011 の Active Directory ドメインサービスのスキーマと同じではありません 移行プロセスを完了するためには 移行元サーバーの Active Directory ドメインサービススキーマを更新する必要があります 重要 移行準備ツールを実行する前に 移行元サーバーをバックアップしてください 移行準備ツールがスキーマに対して 行った変更は すべて元に戻すことはできません 移行中に問題が発生した場合 移行元サーバーを移行準備ツー ルの実行前の状態に戻す唯一の方法は システムのバックアップを復元することです 8
Windows SBS 2011 で移行準備ツールを実行するための適切なアクセス許可があることを確認するには 1. スタートから [ 管理ツール ] [Active Directory ユーザーとコンピューター ] の順にクリックします 2. [< ドメイン名 >] [Users] の順にクリックします 3. 移行に使用している管理者アカウントを右クリックし [ プロパティ ] をクリックします 4. [ 所属するグループ ] タブをクリックし Enterprise Admins Schema Admins および Domain Admins が [ 所属するグループ ] テキストボックスに一覧表示されていることを確認します 5. これらのグループが一覧表示されていない場合は [ 追加 ] をクリックし 一覧表示されていないグループを追加します メモ 変更を有効にするには 移行元サ ーバーからログオフし 再度ログオ ンする必要があります 移行準備ツールをインストールする前に Microsoft PowerShell 2.0 Microsoft ベースライン構成アナライザー 2.0 Windows Update エージェントをインストールする必要があります Windows Update エージェントをインストールするには 5. Windows 管理フレームワーク (Windows PowerShell 2.0 WinRM 2.0 および 4.0 のビット ) を参照して Windows PowerShell 2.0 をインストールします 6. Microsoft Baseline Configuration Analyzer 2.0 を参照して Microsoft ベースライン構成アナライザーをインストールします 7. コンピューターの更新プログラムの Windows Update エージェントの最新のバージョンを入手する方法を参照して Windows Update エージェントの最新バージョンをインストールします 9
移行準備ツールを移行元サーバーにインストールするには 1. 移行元サーバーに Windows Server 2012 Essentials DVD を挿入し Windows Explorer から DVD ドライブの \support\tools フォルダーにある sourcetool.msi を実行します 2. 使用許諾契約書に同意します (A) にチェックし [ インストール (I)] をクリックします 3. [ 移行準備ツールの実行 ] をチェックし [ 完了 (F)] をクリックします 10
4. [ 更新プログラムをダウンロードしてインストールする ] を選択します 5. [ バックアップが存在し 続行する準備が整っています ] をクリックし [ 次へ (N)] をクリックします 6. 移行に問題がないかスキャンします 7. [ 次へ (N)] をクリックします スキャンで問題が発生した場 合 再スキャンできます 11
8. 移行ガイド を確認しました (I) にチェックを入れ [ 完了 (F)] をクリックします 6. 基幹業務アプリケーションの移行の計画 基幹業務 (LOB) アプリケーションは ビジネスを行うために不可欠な重要なコンピューターアプリケーションです 基幹業務アプリケーションには 会計や サプライチェーン管理 リソース計画アプリケーションなどがあります LOB アプリケーションの移行を計画する際は LOB アプリケーションプロバイダに相談し 適切なアプリケーション移行方法を決定することが重要です また 移行先サーバーで LOB アプリケーションを再インストールする際に使用するメディアも選択する必要があります 12
Windows Server 2012 Essentials を移行モードでイン ストール ここでは 移行先サーバーに Windows Server 2012 Essentials を移行モードでインストールする方法について説明します 1.Windows Server 2012 Essentials のインストール 移行モードで Windows Server 2012 Essentials をインストールすると 以下のタスクを実行します 移行先サーバーに Windows Server 2012 Essentials がインストールされ 構成します 移行先サーバーが既存ドメインに参加します 移行プロセスが完了するまで 移行元サーバーおよび移行先サーバーの両方が Active Directory ドメインサービスのメンバーになります 移行が完了した後 21 日以内にネットワークから移行元サーバーを削除する必要があります メモ : 21 日の猶予期間の間 ネットワークから移行元サーバーを削除するまで 毎日エラーメッセージがイベントログ に記録され 21 日の猶予期間後 移行元サーバーはシャットダウンします 操作マスタ (Flexible Single Master Operations FSMO ともいう ) 役割が 移行元サーバーから移行先サーバーに転送されます Active Directory ドメインサービスの操作マスタの役割は 標準的なデータ転送 および更新方法が適切ではない場合に使用される ドメインコントローラのタスクに特化されています 移行先サーバーをドメインコントローラにする際 移行先サーバーが操作マスタの役割を保持する必要があります 移行先サーバーは グローバルカタログサーバーになります グローバルカタログサーバーとは 分散データリポジトリを管理するドメインコントローラのことです グローバルカタログサーバーは Active Directory ドメインサービスフォレスト内の各ドメインにある各オブジェクトの検索可能な部分的表現を含みます 移行先サーバーはサイトのライセンスサーバーになります Windows Server 2012 Essentials を移行モードでインストールするには 1. インストール用 DVD からサーバーを起動します インストールする言語 (E) 時刻と通貨の形式 (T) キーボードまたは入力形式 (K) キーボードの種類 (Y) を指定し [ 次へ (N)] をクリックします 13
2. 今すぐインストール (I) をクリックするとインストールが開始されます オプションとして コンピューターを修復 する (R) を選択することができます 3. ソフトウェアライセンス条項を確認の上 同意ボタンをチェックして [ 次へ (N)] をクリックします 4. カスタム :Windows のみをインストールする ( 詳細設定 )(C) を選択します 5. Windows Server 2012 Essentials をインストールするドライブを選択し [ 次へ (N)] をクリックします [ ドライブオプション ( 詳細 )(A)] を選択すると ディスクの [ パーティションの削除 (D)] [ フォーマット (F)] [ 新規 (W)] [ 拡張 (X)] を選択することができます 14
6. Windows Server 2012 Essentials のインストールプロセスが開始されます インストール中にコンピューターは数回 再起動されます 7. 日付と時刻の設定を確認して [ 次へ (N)] をクリックします 必要に応じて 日付と時刻 画面を表示して 正しい情報を入力します 8. サーバーの移行 (M) を選択します 9. 今すぐ移行を開始しますにチェックを入れ [ 次へ (N)] をクリックします 15
10. 移行元サーバーの IP アドレス 移行先サーバー名を入力し [ 次へ (N)] をクリックします 11. 完全ドメイン名 ドメイン管理者のユーザーアカウント名 パスワードを入力し [ 次へ (N)] をクリックします 12. 会社名 移行先のサーバー名を入力し [ 次へ (N)] をクリックします 13. サーバーを自動的に最新の状態に保つ方法を選択します 16
14. Windows Server 2012 Essentials がインストールされます 15. Windows Server 2012 Essentials のインストールが完了しました 閉じる をクリックし 移行を継続してください 17
移行元サーバーにコンピューターを再参加 Windows Server 2012 Essentials を移行モードでインストールしても ダッシュボードにはコンピューターは表示されません ここでは コンピューターを Windows Server 2012 Essentials のネットワークへ再参加させ ダッシュボードにコンピューターを表示させる方法について説明します メモ : Windows XP と Windows Vista は 以下の手順を行う必要はありません Windows XP と Windows Vista では Windows Server 2012 Essentials のリモート Web アクセスを利用することができます Windows XP で Windows Server 2012 Essentials の RemoteApp 機能を利用するには リモートデスクトップ接続 (RDC) 7.0 へ更新する必要があります 1. 移行先サーバーにコンピューターを再参加 Windows Small Business Server 2011 Connector をアンインストールするには 1. スタートから [ コントロールパネル ] [ プログラムと機能 ] をクリックします 2. Windows Small Business Server 2011 Connecter をアンインストールします Windows Server 2012 Essentials のネットワークに再参加するには 1. Web ブラウザーを開き [http://< 移行先サーバー名 >/connect] と入力します 18
2. [ 実行 (R)] ボタンをクリックします 3. [ 次へ (N)] をクリックします 4. [ 次へ (N)] をクリックします 5. [ 再起動 ] をクリックします 19
6. ユーザー名とパスワードを入力し [ 次へ (N)] をクリックします 7. ローカルユーザーの移行方法を選択し [ 次へ (N)] をクリックします 8. [ コンピューターの説明 ] を入力し [ 次へ (N)] をクリックします 入力されたコンピューターの説明は ダッシュボードに表示されます 9. コンピューターがスリープしている時のバックアップの動作について選択し [ 次へ (N)] をクリックします 20
10. オプションを選択し [ 次へ (N)] をクリックします 11. [ 完了 ] をクリックします 12. ダッシュボードのデバイス一覧にコンピューターが表示されます 21
移行元サーバーからデータの移行および設定 ここでは 移行元サーバーからデータを移行 社外ネットワークから社内ネットワークへ接続すること ができるネットワークの構成をする方法について説明します 1. 移行元サーバーから移行先サーバーへデータの移行 移行元サーバーから移行先サーバーへデータを移行する前に以下について確認しておく必要があります 移行先サーバーに移行すべき共有フォルダーが作成されている必要があります 移行先サーバーの共有フォルダーには十分な空き容量がある必要があります 移行先サーバーの共有フォルダーには 書き込みに必要なアクセス権が設定されている必要があります 移行元サーバーから移行先サーバーへデータを移行するには 1. 移行先サーバー上で [ スタート ] ボタンをクリックし [ コマンドプロンプト ] を右クリックして [ 管理者として実行 ] をクリックします 2. コマンドプロンプトで 次のように入力します robocopy \\< 移行元サーバー名 >\< 移行元共有フォルダー名 > \\< 移行先サーバー名 >\< 移行先共有フォルダー名 > /E /B /COPY:DATSOU /LOG:C:\Copyresults.txt 3. C:\Copyresults.txt を確認して ファイルが正しくコピーされたかどうかを確認できます 4. 移行すべき共有フォルダーについて手順 2. と手順 3. を繰り返します 2. ネットワークの構成 ( オプション ) 移行先サーバーで 社外から社内ネットワークへアクセスすることができるネットワークの構成 (AnywhereAccess を有効 ) をします この手順はオプションです メモ : Windows XP と Windows Vista で Windows Server 2012 Essentials を利用するには リモート Web アクセス機能を有効にす る必要があります Windows XP で Windows Server 2012 Essentials の RemoteApp 機能を利用するには リモートデスクトップ接続 (RDC) 7.0 へ更新する必要があります AnywhereAccess を有効にするには 22
1. ダッシュボードの [ ホーム ] ナビげーションをクリックし [ セットアップ ] の [AnywhereAccess のセットアップ ] を選択します [ クリックして AnywhereAccess を構成する ] をクリックして AnywhereAccess のセットアップウィザードを実行します 注意ルーターが UPnP に対応していないもしくは UPnP の機能を無効にしている場合は 次のポートを移行先サーバーの IP アドレスをマッピングしておく必要があります ポート 80:(HTTP) ポート 443:(HTTPS) コンピューターに対するユーザーのアクセス権を再設定するには 1. ダッシュボードの [ ユーザー ] ナビゲーションをクリックし ユーザーアカウントのプロパティをクリックします 2. [AnywhereAccess] タブをクリックし ネットワークのアクセス権の設定を選択します 23
3. [ コンピューターのアクセス ] タブをクリックし リモートからアクセスさせるコンピューターを選択します 4. [ 共有フォルダー ] タブをクリックし 共有フォルダーのアクセスレベルを選択します 5. 移行したコンピューターとユーザーについて 手順 1 から 4 までを繰り返します 24
移行先サーバーのフォルダーリダイレクトの設定 ここでは 移行先サーバーで Windows Server 2012 Essentials のフォルダーリダイレクトの設定 古いフォルダーリダイレクトグループポリシーを削除する方法について説明します 1. 移行先サーバーでフォルダーリダイレクトの設定 移行先サーバーでフォルダーリダイレクト機能を有効にするには 1. ダッシュボードの [ デバイス ] ナビゲーションをクリックし [ デバイスタスク ] の [ グループポリシーの構成 ] をクリックします 2. [ 次へ (N)] をクリックします 3. フォルダーリダイレクトするフォルダーを選択し [ 次へ (N)] をクリックします 25
4. 有効にするセキュリティポリシーを選択し [ 完了 (F)] をクリックします 5. [ 閉じる ] をクリックします 古いフォルダーリダイレクトグループポリシーオブジェクトを削除するには 1. 移行先サーバー上で [ スタート ] ボタンをクリックし [ 管理ツール ] をクリックして [ グループポリシーの管理 ] をクリックします 2. [ グループポリシーの管理 ] ナビゲーションウィンドウで [ フォレスト :< ドメイン名 >] [ ドメイン ] [< ドメイン名 >] [ グループポリシーオブジェクト ] の順に展開します 3. [W7PVP Folder Redirect Policy] を右クリックし [ 削除 ] をクリックします 26
移行元サーバーの降格および削除 ここでは 移行元サーバーから Active Directory 証明書サービスの削除 移行元サーバーの降格と削除する方法について説明します 重要 本手順は 基幹業務 (LOB) アプリケーションのデータを移行しません そのため 基幹業務アプリケーションプロバイダに よって提供されたプロシージャを使用して データを移行する必要があります 移行プロセスは 21 日間の猶予期間内で 移行元サーバーが停止する前に完了しなければなりません 1. 移行元サーバーから Active Directory 証明書サービスの削除 移行先サーバーから Active Directory 証明書サービスを削除するには 1. 移行元サーバーにドメイン管理者としてログオンします 2. スタートから [ 管理ツール ] [ サーバーマネージャー ] の順にクリックします 3. [ 役割の概要 ] セクションで [ 役割の削除 ] をクリックします 4. 役割の削除ウィザードで [ 次へ (N)] をクリックします 27
5. [Active Directory 証明書サービスチェックボックスをオフにし [ 次へ (N)] をクリックします 6. [ 削除オプションの確認 ] ページで 情報を確認し [ 削除 ] をクリックします 7. 役割の削除ウィザードが完了したら アンインストールプロセスを完了させるために サーバーを再起動します 2. 移行元サーバーの降格と削除 移行元サーバーを降格するにはメモ : 移行元サーバーを降格する前に ドメインコントローラー診断ツールの dcdiag.exe を実行することをお勧めします 移行を続行する前にすべての報告された問題を修正します 28
1. 移行元サーバーで スタートから [ ファイル名を指定して実行 ] を順にクリックし dcpromo と入力して [OK] をクリックします 2. [ 次へ (N)] をクリックします 3. [ 次へ (N)] をクリックします 重要 [ このサーバーはドメインの最後のドメインコントローラなので ドメインを削除する (D)] はチェックしません 4. パスワードを入力し [ 次へ (N)] をクリックします 5. [ 次へ (N)] をクリックします 29
6. Active Directory ドメインサービスがコンピューターから削除され サーバーがドメインのメンバーになることが通知されます 7. [ 完了 ] をクリックします 移行元サーバーが再起動します 8. 移行元サーバーの再起動後 移行元サーバーがワークグループのメンバーへ変更します 30
Active Directory ドメインサービスから移行元サーバーを削除するには 1. 移行先サーバー上で スタートから [ 管理ツール ] [Active Directory ユーザーとコンピューター ] をクリックします 2. [Active Directory ユーザーとコンピューター ] ナビゲーションウィンドウで [< ドメイン名 >] [Computers] の順に展開します 3. 移行元サーバー名がまだサーバーのリストにある場合 移行元サーバー名を右クリックして [ 削除 ] [ はい ] をクリックします 4. 移行元サーバーが一覧にないことを確認してから [Active Directory ユーザーとコンピューター ] を閉じます 31
移行後のタスクの実行 ここでは 移行後のタスクとして DNS のフォワーダーの設定する方法ついて説明します 1.DNS のフォワーダーの設定 DNS のフォワーダーの設定をするには 1. スタートから [ 管理ツール ] [DNS マネージャー ] の順にクリックします DNS サーバーを右クリックし プロパティをクリックします 2. フォワーダータブをクリックし 設定内容を確認します 必要に応じて [ 編集 (E)] をクリック し 修正を行います 32
Windows Server 2012 Essentials Best Practices Analyzer の実行 ここでは Windows Server 2012 Essentials Best Practices Analyzer( ベストプラクティスアナライザー ) を実行する方法について説明します 1. ベストプラクティスアナライザーの実行 ベストプラクティスアナライザーを実行するには 1. ダッシュボードの [ デバイス ] ナビゲーションをクリックし デバイス個別タスクの [ ベストプラクティスアナライザー ] をクリックします 2. 実行結果にエラーかないことを確認します 33