Oracle iPlanet Proxy Server 4.0についてのFAQ

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Transcription:

Oracle iplanet Proxy Server 4.0 についての FAQ Oracle iplanet Proxy Server に関してよくある質問に回答します Q:Oracle iplanet Proxy Server(Java System Web Proxy Server) とは何ですか A:Oracle iplanet Proxy Server は E-Commerce ソリューション 企業ユーザーまたはインターネット サービス プロバイダ (ISP) 向けの Web コンテンツのキャッシングとフィルタリングを行う高性能なサーバー ソフトウェアです アクセス頻度の高いドキュメントを効果的にキャッシングするオンデマンド キャッシュ機能と キャッシュの内容をバッチ更新するオンコマンド キャッシュ機能を備えています このレプリケーション モデルは ネットワーク帯域幅を節約し クライアントに対する応答時間を短縮します また 特定のサイトへのアクセスをユーザー単位またはドキュメント単位でブロックすることにより ネットワーク リソースの使用をきめ細かく制御することもできます Oracle iplanet Proxy Server を使用すると ネットワーク輻輳や応答時間の遅延の問題を解決でき エンドユーザーやネットワーク管理者に負担をかけずにネットワーク リソースを制御できます Q:Oracle iplanet Proxy Server を必要とするのはどのようなユーザーですか A:Oracle iplanet Proxy Server を必要とするのは 多数の Web クライアントをサポートする企業や ISP のネットワーク管理者や MIS 部門です このようなユーザーは Oracle iplanet Proxy Server を導入することで ネットワーク サービスの速度 信頼性 効率 安全性を高めることができます また Web コンテンツのキャッシングとフィルタリングは ネットワーク性能とセキュリティの強化に役立ちます Q: オンコマンド キャッシュとはどのような機能ですか A: オンコマンド キャッシュとは 管理者が定めたスケジュールに従ってキャッシュの内容をバッチ更新する機能です 次の 2 種類の処理を実行できます ユーザーからの要求を予測して ドキュメントまたはサイトを事前にキャッシュに取り込んでおく キャッシュにすでに存在しているドキュメントを自動的にリフレッシュする ピーク時以外の時間帯に一定の時間間隔でバッチ更新が実行されるようにスケジュール設定できるため ネットワークが混雑している時間帯にドキュメントのキャッシングのためにネットワーク帯域を消費しなくて済みます オンコマンド キャッシュは管理者がバッチ更新を制御できるため " アクティブ キャッシュ " より効率的です アクセス頻度の高いサイトをキャッシュするのが本当に望ましいかどうかは 管理者がプロキシ アクセス ログをチェックして判断できます さらに 使用パターンが明らかになるまで待たなくてもバッチ更新を設定できます

Q:Oracle iplanet Proxy Server は CARP に対応していますか A: はい 対応しています CARP(Cache Array Routing Protocol) は分散キャッシュの標準として提案されているプロトコルです CARP には 決定性アルゴリズムを使用してコンテンツの要求をアレイ構成のプロキシ サーバー間でルーティングする機能があります CARP を使用すると ロードバランシング機能とフォルト トレランス機能が使用できるようになり キャッシングの効率が向上し 複数のプロキシ サーバーを今までより簡単に管理できるようになります Q:Oracle iplanet Proxy Server は ICP に対応していますか A: はい 対応しています ICP(Internet Cache Protocol) は動的プロキシ ルーティングの Informational RFC( 情報 RFC) として定義されています ICP を使用すると Oracle iplanet Proxy Server から近隣のキャッシュに問合せを送信して それらのキャッシュにドキュメントがすでに含まれているかどうかを確認できます ICP にはコンテンツの自動検出機能があります Q:Oracle iplanet Proxy Server にはアクセス制御機能がありますか A: はい Oracle iplanet Proxy Server では ユーザー名 / パスワード IP アドレス ホスト名またはドメイン名に基づいて ネットワーク リソース ( 特定のサイト ドキュメントなど ) へのアクセスを許可したり制限したりできます また 要求されたドキュメントのホーム サーバー側の設定に従って アクセス制御が行われます Q:Oracle iplanet Proxy Server では 望ましくないコンテンツへのアクセスを禁止できますか A: はい できます Oracle iplanet Proxy Server では URL やワイルドカード パターンのリストを使用して 特定のサイトへのアクセスを禁止できます たとえば http://*.oracle.com/* と指定すると オラクルのサイトへのアクセスをすべてブロックできます Oracle iplanet Proxy Server では 改行区切りの標準的な形式の任意の禁止サイト リストを使用することもできます いくつかのベンダーから 頻繁に更新されるこの形式のリストが提供されています Oracle iplanet Proxy Server では 前述の方法以外に コンテンツ タイプ ( 特定の MIME(Multipurpose Internet Mail Extensions) タイプなど ) やコンテンツの中身 (HTML タグなど ) に基づいてフィルタリングをすることもできます Q:Oracle iplanet Proxy Server はどのようにしてセキュリティを強化していますか A:Oracle iplanet Proxy Server は次の方法でセキュリティを強化します ネットワーク隠蔽 : 外部からネットワーク構成やアドレスを参照できないようにします アクセス制御およびコンテンツ フィルタリング : ネットワーク リソースの不適切な使用を防止します ファイアウォール経由の通信 : ほとんどのファイアウォールで 次の 4 つの方法による通信が可能です Hypertext Transfer Protocol(HTTP) File Transfer Protocol(FTP) Gopher などを使用した Web コンテンツ SSL(Secure Sockets Layer) トンネリング :Netscape Communicator や SSL に対応した他の Web クライアントを使用する暗号化通信 (HTTPS(Hypertext Transfer Protocol Secure) SNEWS など ) を可能にします

HTTPS プロキシ : セキュアではない Web クライアントに代わってセキュアなセッションを確立します SOCKS: プロキシ処理されないプロトコルがファイアウォールを通過できるようにします リバース プロキシ :Oracle iplanet Proxy Server を Web サーバーの代理として外部に公開し Web サーバーはファイアウォールの内側で保護します この機能は ファイアウォールの内側に配置しておく必要のあるデータベースと Web サーバーとの間で通信を行う必要がある場合に特に役立ちます Q:Oracle iplanet Proxy Server には プロトコル全般に対応するためのサーキットレベル ゲートウェイ機能がありますか A:Oracle iplanet Proxy Server には 認証を行ったうえでファイアウォールを通過させる SOCKS バージョン 5(SOCKSv5) が実装されています SOCKSv5 は サーキット レベルでトラフィックがファイアウォールを通過できるようにするためのオープン スタンダードです SOCKSv5 はプロトコル全般に対応しており ストリーミング メディアにも対応できます Q:Oracle iplanet Proxy Server には拡張性がありますか A: はい Oracle iplanet Proxy Server はサーバー プラグイン API に対応しています そのため プロキシ特有の 3 種類の機能 ( 接続 ストリーム DNS) はもちろん 他の Sun Java System( 旧称 :Sun ONE) サーバーで使用されるサーバー アプリケーション機能がすべて使用できます Oracle iplanet Proxy Server にサーバー プラグイン API を実装すれば アクセス フィルタリング キャッシング ロギングを完全に制御できます Q:Oracle iplanet Proxy Server は どのバージョンの SNMP に対応していますか A:Oracle iplanet Proxy Server は SNMP(Simple Network Management Protocol) バージョン 1 および 2 に対応しています Q:Oracle iplanet Proxy Server は LDAP による集中管理に対応していますか A:Oracle iplanet Proxy Server は LDAP(Lightweight Directory Access Protocol) に対応しているため ユーザー名とパスワードの情報を集中管理できます 分散プロキシ ネットワークの管理は LDAP を使用することで簡素化されます Q:Oracle iplanet Proxy Server には組込みのログ分析ツールがありますか ログにはどのような情報が記録されますか A:Oracle iplanet Proxy Server では すべての要求が自動的に共通ログファイル形式または拡張ログファイル形式のどちらかでログに記録されます 拡張ログファイル形式では 参照元フィールドとユーザー エージェントの情報も記録されます 記録したい HTTP フィールドを選択して 独自のログファイル形式を定義することもできます 組込みのログ分析プログラムでは 要求の総数 合計転送バイト数 もっとも要求の多かった URL もっとも多くの要求を行なった IP アドレス ピーク時間帯のパフォーマンス キャッシュ ヒット率 応答時間の推定短縮時間などがレポートされます ログに記録する情報とログ分析プログラムは サーバー マネージャの HTML フォームを使用して自由に構成できます

Q:Oracle iplanet Proxy Server はどのプロトコルをサポートしていますか A:Oracle iplanet Proxy Server は キャッシングでは HTTP FTP Gopher をサポートしています また 暗号化トラフィックの送信では SSL をサポートしており SOCKS もサポートしています これは プロキシ処理されない telnet などのプロトコルを通過させるときに使用します Q: セキュアなリバース プロキシとは何ですか A: リバース プロキシは ファイアウォールの内側にある Web サーバーやデータベースを保護する手段です クライアントは ( 必要に応じて SSL セッションを使用して ) プロキシ サーバーに接続します プロキシ サーバーから Web サーバーに 2 つ目の接続が確立され Web サーバーからデータが取得されます この一連の処理は エンドユーザーに意識されずに実行されます リバース プロキシを使用すると 企業データをファイアウォールの内側に置いたまま 必要に応じて外部からアクセスできる状態にできます プロキシ サーバーと Web サーバーが互いの IP アドレスとだけ通信できるように設定し この 2 つの IP アドレス間にだけ HTTP トラフィックを通過させるようにファイアウォールを設定すれば さらにセキュリティを強化できます Q:Oracle iplanet Proxy Server を使用して ウィルスや危険なプログラムからネットワークを保護できますか A: はい できます Oracle iplanet Proxy Server では MIME タイプ Java および JavaScript ActiveX コンポーネントの送信を停止することにより 独自のセキュリティ ポリシーを実装できます Q:ICP ではなく CARP を使用するのはどのような場合ですか A:CARP(Cache Array Routing Protocol) が適しているのは 複数のプロキシ サーバーをグループにしてダウンストリームの同じクライアントまたはプロキシの要求を処理しており それらのプロキシ サーバーの管理が共通に行われている場合です ICP(Internet Cache Protocol) が適しているのは 別々に管理されている複数のプロキシで別々のクライアントの要求を処理している場合です Q:SOCKS バージョン 5 が他のサーキットレベル ゲートウェイより優れている点は何ですか A:SOCKSv5 を使用すると さまざまなクライアント プラットフォームでさまざまなプロトコルをサポートできます Q:1 つの Oracle iplanet Proxy Server でいくつのクライアントに対応できますか A:1 つの Oracle iplanet Proxy Server で非常に多くのクライアントに対応できます 実際の数は ハードウェア構成およびネットワークの使用状態に応じて変動します

Q:ISP にはどのように Oracle iplanet Proxy Server を配備すれば良いですか A:ISP(Internet Service Provider) での理想的な配備方法は POP( アクセス ポイント ) ごとに Oracle iplanet Proxy Server を 1 つずつ配備し それらをインターネット ゲートウェイを中心にしたクラスタ構成にする方法です このように配備すると POP と中央インターネット ゲートウェイとの間のネットワーク輻輳が軽減され サービスの速度と信頼性を向上させられます 一部の ISP は手始めに Oracle iplanet Proxy Server をインターネットへのゲートウェイだけに配備していますが これでは ISP からインターネットへのリンクのトラフィックは軽減できても POP からインターネット ゲートウェイへの (ISP 内のネットワーク上の ) トラフィックは軽減できません Q: 企業にはどのように Oracle iplanet Proxy Server を配備すれば良いですか A: 企業の場合は 次の主要な場所に Oracle iplanet Proxy Server を配備してください インターネット ゲートウェイ :Oracle iplanet Proxy Server をファイアウォールのすぐ内側に配備しておくと 簡単にインターネットにアクセスでき 応答時間の短縮と通信コストの削減につながります 主要なサブネットワーク接続 : マーケティング 営業 製品開発 人事 財務の各部門に専用のサブネットワークが導入されている場合 Oracle iplanet Proxy Server をサブネットごとに配備すると 企業バックボーンのトラフィックを削減できます 社内ネットワークから切断されているリモート オフィス :Oracle iplanet Proxy Server には 必要に応じてコンテンツを迅速にレプリケートする機能があるため 多額の投資をしたり通信経費をかけることなく 企業の統合性を高めネットワーク性能を向上させることができます 国外 : 米国以外の国では 一般に通信コストがはるかに高額なため Oracle iplanet Proxy Server の費用効率がいっそう高くなります どの海外拠点でも Oracle iplanet Proxy Server を活用できます ファイアフォールの外側 ( リバース プロキシ構成で Web サーバーの代理として使用 ): このように配備すると ファイアウォールの内側にあるセキュアな Web サーバーの情報を保護できると同時に キャッシングを使用したロードバランスも実現できます Q:Oracle iplanet Proxy Server は 現在使用しているファイアウォールと連携させられますか A: はい インターネット ゲートウェイに配備した Oracle iplanet Proxy Server はインターネットのコンテンツをキャッシュに保存し ネットワークの輻輳を抑制して応答のトラブルを軽減します また 主要なファイアウォールと連携し コンテンツのフィルタリング 完全なロギング 分析機能のネットワーク制御ポイントとして機能します Oracle iplanet Proxy Server は HTTPS SNEWS といった SSL ベースのプロトコルを使用する暗号化通信に対応しており プロキシ処理されない telnet などのプロトコル用に SOCKS デーモンを搭載しています

Q:Oracle iplanet Proxy Server を使用すると エンドユーザーに負担がかかりませんか A: はい かかりません Netscape Communicator に含まれる Netscape Navigator コンポーネントは APC ( 自動プロキシ設定 ) 機能に対応しているため エンドユーザーは何も意識せずシームレスにプロキシ ネットワークを使用できます APC を使用すると システム管理者は 使用可能な Oracle iplanet Proxy Server の使用時期と使用方法をネットワーク上の各クライアントに指示する JavaScript を 1 つ作成し この JavaScript を特定の URL に公開できます プロキシ構成を変更した場合は このスクリプトを 1 回編集するだけで済みます Netscape Navigator は 初期化されるたびに 指定された URL をチェックします Q: 複数の Oracle iplanet Proxy Server のネットワークを構築して ネットワーク インフラストラクチャのパフォーマンスと効率を最大限に高めることはできますか A: はい Oracle iplanet Proxy Server では階層型のキャッシングができるため APC( 自動プロキシ設定 ) プロキシ ルーティング CARP ICP を駆使した高機能なプロキシ ネットワークを構築できます 階層型キャッシングを使用すると 要求されたドキュメントを 1 つのプロキシ ( 技術部門のサブネットワーク上にあるプロキシなど ) を経由して別の Oracle iplanet Proxy Server から入手できます APC( クライアントからプロキシへの要求の場合 ) とプロキシ スクリプト ( プロキシからプロキシへの要求の場合 ) を使用すると ドキュメントを取得するのに他の Oracle iplanet Proxy Server を使用するか 直接要求するかを 1) 要求元のホスト名 ドメイン名または IP アドレス 2)URL パターン照合 3) ネットワークまたは他の Oracle iplanet Proxy Server の可用状況に基づいて決定できます これらの機能によりキャッシュ ヒット率とパフォーマンスが向上し ネットワーク トラフィックが減少します また ネットワーク障害やシステム障害を " 迂回 " する Web インフラストラクチャを実現できます Q: なぜ Oracle iplanet Proxy Server は完全なレプリケーションに対応していないのですか A: サンは インターネットまたはイントラネットのいずれでも オンデマンドでキャッシュを取得する方法のほうがはるかに適切だと考えています 共通の索引は分散させる必要がありますが データはネットワーク上のもっとも適切な場所に格納しておくことができます ( また そのほうが効果的です ) Oracle iplanet Proxy Server を配備した場合 ドキュメントがローカルにキャッシュされる確率は 50~ 75% で 古いデータが取得される確率は 0% です Oracle iplanet Proxy Server では 高度な統計分析機能を使用して 必要になる可能性がもっとも高いドキュメントを格納します さらに ドキュメントの有効期限の管理とバージョン制御も行い ( デフォルト設定では ) ドキュメントが要求されるたびにホーム サーバーをチェックします 他のソフトウェアで実行される類の完全なレプリケーションでは ドキュメント 1 つひとつをすべてのサーバーに完全にレプリケートするようになっています ( このような処理を Web で実行することがどんなに大変か想像してみてください ) このような処理モデルでは インフラストラクチャのスケーラビリティが制限され 必要なサーバーとハードウェアの数はどんどん増え 管理はますます複雑になります そのうえ 古いデータが取り出される確率も高くなります ある場所にチェックインされたドキュメントが世界中に完全にレプリケートされるのに 1 日以上かかることもあるでしょう Q:IPX 環境で Oracle iplanet Proxy Server を使用できますか A:Cisco の Internet Junction などのソフトウェアが サード パーティから販売されています このようなソフトウェアを使用すれば Novell クライアントから Oracle iplanet Proxy Server にアクセスできます

Q: プロキシを使用できる場合でも 複数のエンタープライズ サーバーが必要なのはなぜですか A: 通常 Oracle iplanet Proxy Server は 特定のクライアント群の代わりに 情報の取得先のすべての Web サーバーにアクセスします プロキシ サーバーは広範囲に使用されるため 特定の Web サーバーの負荷を軽減するのに役立ちますが 適切なキャパシティ計画には代用できません Oracle iplanet Proxy Server はリバース プロキシとしても使用できるため 1 つの Web サーバーの代理としてすべてのクライアントから要求を受け付けることができます そのため ファイアウォールを通過する暗号化トラフィックを管理しやすくなり ファイアウォールの内側で保護する必要のある Web サーバーやデータベースの保護を強化できます 複数のリバース プロキシを配備して DNS ラウンドロビンでロードバランシングすれば パフォーマンスの向上に大いに役立ちます