QTP から UFT へ ~ すっかり立派になりました ~ 2014 年 10 月
本資料の位置づけ HP ソフトウェアの前身 旧マーキュリー社の時代から多くのお客様にお使いいただいている機能テスト自動化製品 Quick Test Professional (QTP) 最新技術や他製品との連携統合で着々と進化してきたのを受けて 製品体系やパッケージ名も変更されています 本資料では QTP( 主にバージョン 9 前後 ) を利用された経験のあるお客様向けに 最新バージョン Unified Funcational Testing (UFT) バージョン 12 までに追加された主要な機能強化についてまとめたものです 2014 年 9 月 2
QTP(v9) から最新版への進化のポイント GUI 機能テスト製品から 統合機能テスト製品へ進化 GUI のテスト機能を強化したのはもちろんのこと API テスト製品 (Service Test) も統合し 単一製品で GUI テストも API テストも自動化できるようになりました 最新の実装技術への対応 Ajax 等のいわゆる Web2.0 系実装技術や 地図情報にも対応する画像認識等の機能を大幅に強化しています また 業務システムで必須の PDF,MS Word 等の帳票の検証も可能になりました API テストも包含されたので たとえば REST API によるサービスのテストも併せて可能です 連携強化によるライフサイクルサポート 弊社製品 (HP ALM HP Service Virtualization) との連携や 他社のモバイルテスト用アドイン製品 さらには Jenkins 等との連携で ライフサイクルの様々局面やユースケースで活用いただけます 3
HP QTP v9 UFT v12 GUI 機能テスト製品から 統合機能テスト製品 への進化 インストール手順の簡素化 ポイント API 機能テスト製品と一本化することで 機能テスト全般を単一製品で実施できるようになりました これに伴って 製品名称も QuickTest Professional から Unified Functional Testing に変更になりました
QTP(QuickTest Professional) と ST(ServiceTest) を統合し UFT(Unified Functional Testing) へ進化しました これに伴いライセンス名称 (= ご発注いただく際の識別名 ) が変更になっています ライセンス名称 製品名称 Quick Test Professional QTP Add-in Quick Test Professional All Add-in Service Test Functional Testing Quick Test Professional All Add-in Service Test Unified Functional Testing Quick Test Professional All Add-in Service Test Unified Functional Testing Unified Functional Testing ( 旧 QTP と ST の機能が 1 製品に統一 ) V12 ライセンス名称も製品名も QTP アドインは別売り ライセンス名称も製品名も QTP 別売りだったアドインが QTP ライセンスに含まれる ST は別売り QTP のライセンス名称が FT に ST は別売り ライセンス名称が UFT に変更 QTP と ST の両方の製品を利用可能 旧 QTP と ST の機能が 1 製品として UI 統合 製品名とライセンス名称も UFT として統一 5
HP Unified Functional Testing 12 概要 :GUI テスト お客様の抱える課題 手作業の機能テストや回帰テストに莫大な工数がかかっている 手作業のために 検証の精度に問題があり 再現性も低い システムが生成する文書 (PDF) 等の検証が必要 プログラミング知識がない人でもテスト自動化を実現したい スクリプト作成 編集が大変 HP ソフトウエアによる解決 ユーザ操作をそのまま記録 再生することができます プログラミング知識が不要です 検証対象が多様です 画面上のデータやテキスト以外にも画像データや PDF 等のファイル内のデータも検証できます 画面キャプチャ 動画付きの結果レポートを作成でき 監査対応が可能です 1 アプリケーション操作を自動記録 自動化スクリプト 2 自動化スクリプトを編集 お客様の価値 GUI ベースの操作で 高度なプログラミング知識がなくても 短時間低コストで 機能 / 回帰テストの準備 実行が可能です 広範な検証対象により Web アプリだけでなく 帳票出力を伴うエンタープライアプリでも自動化のメリットを享受し 製品品質を高めることができます 3 実行 レポート出力 6
HP Unified Functional Testing 12 概要 :API テスト お客様の抱える課題 機能テストの自動化を なるべく前倒し - できればコンポーネントレベルから - して 品質と費用効果を高めたい 高度なプログラミング知識がない人でも コンポーネントテストの自動化ができるようにしたい GUI テスト自動化と切れ目なく使えるようにしたい HP ソフトウエアによる解決 API( サービス ) テストの自動化ツール SOAP REST JMS 等に加えて SAP 独自 API(RFC, IDOC) もサポート GUI 操作による設定で 高度なプログラミング知識不要 実行中のサービスからキャプチャして API テスト用のスクリプトを自動生成 GUI テストケースと同列で API テストケースを扱ったテスト設計が可能 お客様の価値 GUI ベースの操作で 高度なプログラミング知識がなくても 短時間低コストで 機能 / 回帰テストの準備 実行が可能です 広範な検証対象により Web アプリだけでなく 帳票出力を伴うエンタープライアプリでも自動化のメリットを享受し 製品品質を高めることができます 7
統合された新しいインターフェース QTP と ST を統合し ユーザーインターフェースを一新しました 8
GUI テストと API テストとの自動連携が可能です GUI テストと API テストを一連の自動化ステップの中で混在できます 両テスト間の連携でデータを引き渡すことができます GUI テストから API テスト呼び出すことができます テストの実行順は GUI で定義することができます API テストから GUI テストへ戻り値を引渡すことができます 9
APIテスト機能強化 APIテストの新機能 既存機能強化 Web サービスをこれまでの定義ファイルを利用した設定だけではなく 定義ファイルがない場合にも実トラフィックを利用して対応 ネットワークトラフィックのダンプデータから分析し HTTP 通信 SOAP 通信に対応 REST サービスの編集機能向上 WADL ファイルインポート機能実装 SAP API テスト対応 RFC idoc に対応 10
インストール手順の簡素化 よりシンプルにインストールができるようになりました インストール時に日本語 UI 選択ができるようになり 日本語 UI インストールは必要なくなりました ALM アドインなども最初にインストールされます UAL が有効になっていてもインストール可能 これまでよりもインストール時間が短縮化 以上の項目を新インストールウィザードで実現 11
HP QTP v9 UFT v12 Web2.0 系技術への対応 ファイルコンテンツへの対応 画像認識エンジン Insight 機能の導入 チェックポイント強化 ビットマップ ビジュアル関係識別子 ポイント Ajax 等の Web2.0 技術を受けて 検証対象としてサポートしました 業務システムで重要な帳票系へ対応しました 画像認識やインターラクティブなデザインのサイトにも対応
Web 2.0 のサポート FireFox 上での記録 / 実行のサポート Run Record Learn Spy Xpath と CSS の情報に基づいたオブジェクト認識が可能になりました 13
Web 2.0 ツールキットで 様々な実装技術をサポート Silverlight DOJO ASP Ajax Google Web Toolkit iqueryui Yahoo UI SiebelOpenUI 14
Safari 対応機能 Safari による Web 機能テストが可能 専用のリモートエージェントを MacOS 上にインストールし Safari によるテストが可能 制限事項 リモートエージェントと UFT 間の通信は暗号化していません SPY 機能や 学習機能は使えません RunResultViewer の動画記録は対応しません ラボマネージメントの対象ホストとしては Safari がインストールされた Mac マシンは追加できません 15
ファイルコンテンツへの対応 PDF, word, text ファイルの比較が可能になりました 帳票出力が必須の業務システムで アウトプット全般の検証が可能となりました また 変動するデータに対して正規表現の適用も可能です 16
インサイト機能 : イメージベース認識 QTP では GUI コントロールを オブジェクト として認識していました この場合 実装技術によっては QTP がオブジェクトとして識別できないケースがありました インサイト (Insight) 機能は コントロールをイメージベースで認識する技術です 画面上の位置情報から解放され レイアウトが変更されても自動化スクリプトが受ける影響を最小化できます 画像による認識が可能になりました 従来オブジェクトとして認識されなかった場合も対応できます 17
インサイト機能 : オブジェクトの学習 インサイトによる学習モードを自動と手動で選択できます 18
インサイト機能 : 非対称領域の設定 非対象領域の設定ができます イメージ領域内から 非対象領域を設定することができます これにより イメージ内に動的に描画される日付や連番といった情報があれば その領域を非対称領域にすることでイメージオブジェクトの適用範囲をより広げることが可能です 19
ビットマップチェックポイントの機能強化 任意の範囲指定比較が可能になりました 柔軟な範囲指定によるビットマップチェックが可能になりました 特定の範囲のみのチェック や 特定の範囲のみ無視するチェック も可能です 20
ビットマップチェックポイントの機能拡張 結果レポートに [ 差異の表示 ] が追加されました レポートエクスポート時に期待画面と実際の画面 差異の画面が追加されたことで よりわかりやすくなりました 21
ビジュアル関係識別子 他のオブジェクトとの相対的な位置関係で識別する方法例えば 以下のような場合で利用する 火曜日 Monday Honda 購入 BUY // index = 0 Ford 購入 BUY // index = 1 Ferrari Fiat 購入 BUY // index = 2 Fiat Ferrari 購入 BUY // index = 3 顧客は Ferrari を購入したい しかし システムの仕様 ( 人気ランキング等 ) で 日々オブジェクトの場所が変わってしまう ( Fiat は購入したくない! ) Index 値にしていた場合火曜日に Fiat の 購入 をクリックしてしまう Ferrari を認識したら その右横の 購入 をクリックし購入したい 22 他のコントロールの位置関係で識別
ビジュアル関係識別子の導入 オプション : 1. 右, 左 水平に 2. 上, 下 垂直に 3. 近い X 軸にもっとも近い Y 軸にもっとも近い XY 軸にもっとも近い 含む 23
HP QTP v9 UFT v12 モニタリング ポイント 結果レポートの UI も刷新されました 様々なビューで情報を入手できます PDF や Word への出力も可能です
ローカルシステムのモニタリング 特定のビジネスシナリオに関連するクライアントの問題を検証します メモリリーク CPU の過負荷 ネットワークの過負荷 ステップを押すと クライアントシステムの問題をレポートの一部としてレポートします QA 中のシステムおよび性能の問題を見つけ出すことが可能になるので 性能問題への対処を前倒しすることができます グラフ上の位置が示される レポート内で スクリプト行に飛ぶ 機能を使って 特定のアクションに対するクライアントシステムの問題を分析および追跡します 25
HP QTP v9 UFT v12 他製品との連携強化 ポイント インクリメンタル手法を採用しなくても開発期間の短期化がすすみ テストレベル ( テストフェーズ ) も短期化がすすんでいます サービス仮想化技術は日本でも重要なツールになっていきます
HP ALM 12.0: 外部の UFT リソースの集中管理 QTP(9.x) 時代のソリューション ( フォルダ / テストに ) 添付として保存 管理が困難 検索機能なし HP ALM との連携ソリューション リソースモジュールによる管理 他 QC エンティティと同様に管理 バージョン管理と組織的共有 27
HP ALM と UFT の連携テスト資産の集中管理と組織的共有 リソースモジュールを使って ALM/QC 内でテスト資産を集中的に管理し それらをテストにリンクしたりトレースしたりすることができます UFT のテストやテスト資産に関してバージョンを管理します ; 異なるバージョンの UFT テストを比較して変更点を認識することができます 高度な検索機能を使って ALM/QC レポジトリ内の UFT テストを見つけることができます UFT テスト間でテスト資産 ( オブジェクトレポジトリ データテーブル 関数ライブラリなど ) を共有することができます 変更の影響追跡といった テスト資産のトレースに再利用することができます 28
ビジネスプロセステスト (BPT) 機能連携 UFT から BPT コンポーネントを作成 デバッグ 実行することが可能 ALM 上の BPT を UFT から編集 実行が可能 29
ビジネスプロセステスト (BPT) 機能連携 UFT による BPT 機能強化 BPT 利用の UFT 機能を強化 コンポーネントのグループ化などを UFT 上から編集可能 自動化対象コンポーネントの実施も UFT 上から可能 実行結果は自動で HP ALM に取り込まれます 30
HP ServiceVirtualization(SV) 連携 UFT の画面から SV で用意された仮想サービスを起動することができます 複雑に絡み合うサービスのスタブを 煩雑な操作なく利用し テストをよりスピーディーに実施できます 31
サービス仮想化を活用した継続的テストサイクル 3 テスト実行を指示 ALM VS 6 登録情報から適切なデプロイ バージョン管理 2ALM に登録 編集 HP UFT 4 テスト実行 VS VS 5 テスト実行のタイミングで仮想サービスのデプロイを指示 テスト対象サーバ テスト対象は 仮想サービスとコミュニケート SV MANAGEMENT UI VS VS SV SERVER VS VS VS VS SV DESIGNER 1 仮想サービスの作成 HP LR SV モニタリング 複数サービスの稼働 SV Designer は 既存サービスの定義や実際のコミュニケーションをキャプチャして 仮想化サービスと実行用のスクリプトを生成します 応答特性も GUI で設定できます
CI ツール連携強化 Jenkins プラグインの提供により CI( 継続的インテグレーション ) に自動化テストを組み入れることができます Jenkins プラグインを利用し UFT 単体による機能テスト リグレッションテストを実行することができます HP ALM 内のテストセット内の UFT スクリプトをロードしてテストする事も可能です Jenkins プラグイン対応環境 QTP 11 UFT 12, ST 11.2, ALM/QCEE 10 12 33
サポートプラットフォーム
HP UFT12 動作環境必要なマシン環境をご準備ください 推奨構成環境 最小構成 CPU Core i5 以上 (2.7Ghz 以上 ) 1.6Ghz 以上 メモリー 3GB 以上 2GB 以上 HDD 3GB 以上の空き容量 2GB 以上の空き容量 OS Windows 7 SP1(64-bit) Windows7 SP1(32ビット ) カラー True Color 32bit High Color 16bit VGAメモリー 64MB 以上のビデオメモリー 64MB 以上のビデオメモリー Webブラウザ IE7.0 以降 IE7.0 以降 その他 UFT をインストールするコンピュータの管理者権限が必要です UFT のアンインストール, インストールの修復と変更, パッチのインストールなど, ほかのインストール作業にも管理者権限が必要です 場合によっては, インストールの際にシステムの再起動が必要になることがあります コンピュータの再起動が必要な場合は, 再起動後のインストール処理にも管理者権限が必要です UFT をインストールするコンピュータの管理者権限が必要です UFT のアンインストール, インストールの修復と変更, パッチのインストールなど, ほかのインストール作業にも管理者権限が必要です 場合によっては, インストールの際にシステムの再起動が必要になることがあります コンピュータの再起動が必要な場合は, 再起動後のインストール処理にも管理者権限が必要です 35
関連情報
HP Apps 製品のコミュニティサイト ALM DevOps テスト自動化 性能テスト モバイルテストといったテーマについて日本 HP 技術者を中心に最新情報を発信しています! 37 是非 下記 URL までアクセスください http://hp.com/jp/alm HP 技術者 パートナー様による投稿記事 ツールの TIPS 評価版ダウンロード情報 最新セミナー イベント情報を発信しています!
Diagnostics Development Integrations (SCM, CI Tools, IDEs) HP 開発支援 (ADM ) の 統合スイート 負荷テスト仮想化性能テスト Business Process Testing フレームワーク Unified Functional Testing (UFT) (GUI / API) 機能テスト UFT Mobile Service Virtual ization Sprinter HP BPT Accelerators Application Lifecycle Management (ALM) & Performance Center (PC) Load Runner & PC Host 要求管理 Agile Manager (AGM) テストラボ管理障害管理レポート管理 Shunra NV ユーザストーリ ( 注 )Application Delivery Management の略 タスク管理 バックログ管理 スプリント レポート ライフサイクル管理 呼び出し元から呼び出し先の関係
HP 開発支援製品がカバーする開発領域 カテゴリーカテゴリーと製品機能の概要活用シナリオ 機能テスト 期待した適正な値が出力されるかを検証するテスト 画面上での操作や API 呼び出しを記録し 自動再生することで 繰り返しのテストを劇的に効率化する 負荷テスト 性能テスト 大量の同時アクセスやトランザクション処理でのシステムの処理性能を検証するテスト 同時数万ユーザによるアプリケーション利用をシミュレートし 性能特性を記録する 新規開発時のコンポーネントテスト以降 保守改修時の回帰テスト パッチ適用時の稼働テスト 不特定多数の外部顧客向けシステム 締め日の性能ピークテスト ライフサイクル管理 (ALM: Application Lifecycle Management) 仮想化 ( サービス ネットワーク ) システムの品質を担保するため 上流工程の成果物からテストの結果 不具合等の品質情報まで関連づけて管理する トレーサビリティ管理 過去の資産の再利用等の機能も併せ持つ 関連するシステムの並行開発時に発生する 待ち合わせ を 代理サービスで一時的に解消して並行開発を促進する ( サービス仮想化 ) ネットワークの負荷状況そのものをシミュレートする ( ネットワーク仮想化 ) プロジェクト全体の可視化 オフショア等をにらんだガバナンス確保 監査対応 アジャイル開発 基幹システムの統廃合時の期間短縮 外部 (Google,Facebook) サービスを利用したコンシューマー向けサービスの開発時 ネットワーク障害発生時のシステム応答特性の検証
Thank you