HULFT Ver5.x.x へのリビジョンアップ手順 (IBM 版 ) 1. リビジョンアップ作業手順の概要図 作業開始 HULFT の停止 現行 HULFT のハ ックアッフ 項番 2 を参照 ( 注 ) 必ずハ ックアッフ して下さい 最新 HULFT モシ ュールの入れ換え 項番 3 を参照 無 外字出口ルーチンを使用? 有 ハ ックアッフ から外字モシ ュールを戻す 項番 3 を参照 無 EBCDIC ユーサ 定義テーフ ルを使用? 有 定義テーブルを再作成する 項番 6 を参照 シリアル番号の再登録 項番 4 を参照 無 ZAP 適用の有無 有 各種 ZAP の適用 項番 5 を参照 HULFT の起動 HULFT の動作テスト 正常 動作は正常か? 異常 ハ ックアッフ から全モシ ュールを戻す 項番 7 を参照 作業終了 SP-H5-MO-14-06 1 Saison Information Systems CO.,LTD.
2. 現行稼動 HULFT システムのバックアップ 対象ファイル HULFTロードモジュールライブラリ (PO) ( 1) HULFT ISPFパネルライブラリ (PO) HULFT ISPFメッセージライブラリ (PO) HULFT APFロードモジュールライブラリ (PO) HULFT 集配信管理ファイル (VSAM) HULFTホスト情報ファイル (VSAM) HULFT 集配信履歴ファイル (VSAM) 1 御客様にて外字変換用の外字変換出口ルーチンを作成しており HULFTロードモジュールライブラリに格納している場合には 必ずバックアップするようにお願い致します [ 外字出口ルーチンモジュール ] XRSTJEXT XRJTSEXT XRETJEXT XRJTEEXT XRITJEXT XRJTIEXT XRJTHEXT XRHTJEXT SP-H5-MO-14-06 2 Saison Information Systems CO.,LTD.
[ バックアップ用 JCL 例 ] //BACKUP JOB CLASS=J,MSGCLASS=W //JOBCAT DD DSN=USERCAT,DISP=SHR //LOAD EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR //OUT DD DSN=HULFT.LOAD.BKUP,DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA, // VOL=SER=WORK01,SPACE=(CYL,(5,1,50)) //PANEL EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.PANEL,DISP=SHR //OUT DD DSN=HULFT.PANEL.BKUP,DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA, // VOL=SER=WORK01,SPACE=(CYL,(1,1,50)) //MSG EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.MSG,DISP=SHR //OUT DD DSN=HULFT.MSG.BKUP,DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA, // VOL=SER=WORK01,SPACE=(CYL,(1,1,50)) //APF EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.APFLOAD,DISP=SHR //OUT DD DSN=HULFT.APFLOAD.BKUP,DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA, // VOL=SER=WORK01,SPACE=(CYL,(1,1,50)) SP-H5-MO-14-06 3 Saison Information Systems CO.,LTD.
------< VSAM REPRO >--------------------------------------- //FILE EXEC PGM=IDCAMS //U01 DD DSN=HULFT.FILE,DISP=SHR //U11 DD DSN=HULFT.FILE.BKUP, // DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA,VOL=SER=WORK01, // SPACE=(CYL,(5,5)), // DCB=(BLKSIZE=32000,LRECL=22104,RECFM=VB) REPRO INFILE(U01) OUTFILE(U11) //HOST EXEC PGM=IDCAMS //U01 DD DSN=HULFT.HOST,DISP=SHR //U11 DD DSN=HULFT.HOST.BKUP, // DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA,VOL=SER=WORK01, // SPACE=(CYL,(5,5)), // DCB=(BLKSIZE=6000,LRECL=404,RECFM=VB) REPRO INFILE(U01) OUTFILE(U11) //LOG EXEC PGM=IDCAMS //U01 DD DSN=HULFT.LOG,DISP=OLD //U11 DD DSN=HULFT.LOG.BKUP, // DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA,VOL=SER=WORK01, // SPACE=(CYL,(5,5)), // DCB=(BLKSIZE=6000,LRECL=1004,RECFM=VB) REPRO INFILE(U01) OUTFILE(U11) // SP-H5-MO-14-06 4 Saison Information Systems CO.,LTD.
3. HULFT Ver5.X.X モジュールの入れ替え (REP) 作業 対象ファイル HULFTロードモジュールライブラリ 上記項目 2の ( 1) で 外字出口ルーチンモジュールをバックアップされている場合には HULFTロードモジュールライブラリの入れ換え作業後に バックアップモジュール内の該当モジュールの戻し作業 (REPコピー) をお願い致します [ 外字出口ルーチンモジュール ] XRSTJEXT XRJTSEXT XRETJEXT XRJTEEXT XRITJEXT XRJTIEXT XRJTHEXT XRHTJEXT HULFT ISPF パネルライブラリ HULFT ISPF メッセージライブラリ HULFT APFロードモジュールライブラリ 御客様によっては当ライブラリ自体が存在しておらず [SYS1.LINKLIB] 等のライブラリに該当 4モジュールが格納されている場合もありますので その場合には下記該当モジュールを入れ替えて下さい 該当モジュール : XRDFASB XRJEND XRJOBWRK XRLOGWRK HULFT 一時 JCLライブラリ 御客様環境によっては HULFT 導入時 モジュールに対してZAPを適用されている場合があります ( 項番 5 ZAPの適用 を参照下さい ) 適用されている場合には 今回のリビジョンアップ作業で再適用をする必要があります 再適用をする際には前回適用のZAPアドレスがずれている可能性がありますので 今回提供している媒体内 (1ラベル目に格納) のJCLライブラリをワークボリューム等のDASDに別名でコピーし 新しいZAP 用 JCLアドレスにて適用して下さい ZAPを適用されていない場合には 当 JCLライブラリを提供媒体からDASDへコピーする必要はありません SP-H5-MO-14-06 5 Saison Information Systems CO.,LTD.
[ 提供媒体からのリビジョンアップ用 JCL 例 ( モジュールの入れ換え作業 )] //UNLOAD JOB CLASS=J,MSGCLASS=W //JOBCAT DD DSN=USERCAT,DISP=SHR //JCL EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.V50.JCL,DISP=(OLD,PASS), // UNIT=CMT,VOL=SER=HUL050,LABEL=1 //OUT DD DSN=HULFT.JCL.TEMP,DISP=(NEW,CATLG),UNIT=SYSDA, // VOL=SER=WORK01,SPACE=(CYL,(1,1,50)) //LOAD EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.V50.LOAD,DISP=(OLD,PASS), // UNIT=CMT,VOL=SER=HUL050,LABEL=2 //OUT DD DSN=HULFT.LOAD,DISP=SHR COPY OUTDD=OUT,INDD=((IN,R)) //PANEL EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.V50.PANEL,DISP=(OLD,PASS), // UNIT=CMT,VOL=SER=HUL050,LABEL=3 //OUT DD DSN=HULFT.PANEL,DISP=SHR COPY OUTDD=OUT,INDD=((IN,R)) //MSG EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.V50.MSG,DISP=(OLD,PASS), // UNIT=CMT,VOL=SER=HUL050,LABEL=4 SP-H5-MO-14-06 6 Saison Information Systems CO.,LTD.
//OUT DD DSN=HULFT.MSG,DISP=SHR COPY OUTDD=OUT,INDD=((IN,R)) //APF EXEC PGM=IEBCOPY //IN DD DSN=HULFT.V50.APFLOAD,DISP=(OLD,PASS), // UNIT=CMT,VOL=SER=HUL050,LABEL=5 //OUT DD DSN=HULFT.APFLOAD,DISP=SHR COPY OUTDD=OUT,INDD=((IN,R)) // SP-H5-MO-14-06 7 Saison Information Systems CO.,LTD.
4. シリアル番号の再登録 HULFT5の初期導入 ( インストール ) 時に 提供媒体に貼付しておりますシリアル番号 (SN) を HULFTロードモジュールライブラリに対して ZAP 適用にて組み込んで頂いております リビジョンアップ作業であるロードモジュールライブラリの入れ換え作業にて 前回登録して頂いたシリアル番号が無効となってしまいますので 再度登録作業を実施して頂くようにお願い致します シリアル番号の登録用 JCL(ZAP) は HULFT JCLライブラリ内の [SERIALNO] というメンバー名で用意されております リビジョンアップによるZAP 提供アドレスに変更はございませんので 前回適用 ( 登録 ) した際に使用されたJCLの再実行で問題ありませんので 必ず実施して下さい 5. ZAP の適用 ( 必要ユーザのみ ) 標準で用意されている ZAP は以下の通りです INITZAP : 配信システム初期値の変更 ( アドミニストレーション マニュアル参照 ) UNITZAP : DASD 装置グループ名の変更 ( デフォルト = SYSDA ) JESZAP : JESコマンドキャラクタの変更 ( デフォルト = ) PREFZAP : 集信ワークファイルのPREFIX,SUFFIXの追加 INTRZAP : インターナルリーダの取得回数 間隔時間の変更 JCLメンバー名 INITZAP UNITZAP JESZAP PREFZAP INTRZAP 機能配信システム初期値の変更 ZAP DISK UNITグループの変更 ZAP JESコマンドキャラクタの変更 ZAP 集信ワークファイルのPREFIX 変更 ZAP インターナルリーダーの取得回数の変更 ZAP 6. EBCDIC ユーザー定義テーブル EBCDIC ユーザー定義テーブル (1バイトコード変換用) を 旧リビジョンで使用されていた場合には 再度作成をする必要があります 以前に作成したユーザー定義テーブルを 提供されるサンプル JCL USRCDZAP 内に指定し ジョブを実行してください SP-H5-MO-14-06 8 Saison Information Systems CO.,LTD.
7. 旧リビジョンへの復旧方法について HULFT 用 VSAMファイルについては 非互換 項目追加等もなく コンバージョン等の作業は必要ありません 従って リビジョンアップ作業で問題が発生し 旧リビジョンに戻される場合においても HULFT ロードモジュールライブラリ等のPOライブラリのみを復元して頂ければ 問題ありません - 以上 - SP-H5-MO-14-06 9 Saison Information Systems CO.,LTD.