アプリケーションノート WAGO-I/O-SYSTEM 750 IO-Link マスタ 750-657 WAGO-I/O-SYSTEM 750 WAGO I/O-Link マスタモジュール 750-657 と SIEMENS 製 PLC との PROFINET 通信 バージョン 1.0.0( 日本語版 2014.4.04)
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i 目次 WAGO-I/O-SYSTEM 750 目次 1 重要事項... 1 1.1 法的原則... 1 1.1.1 変更項目... 1 1.1.2 著作権... 1 1.1.3 使用者の適格性... 1 1.1.4 使用目的... 1 1.2 本書の有効範囲... 2 1.3 図記号... 2 1.4 記数法... 3 1.5 書体の使い分け... 3 2 概要... 4 3 使用機器... 5 3.1 ハードウェア... 5 3.2 ソフトウェア... 5 4 ハードウェア設定... 6 4.1 WAGO-I/O-SYSTEM... 6 4.2 S7-1200... 6 4.3 IO-LINK センサ結線... 6 5 WAGO-IO-CHECK による操作について... 7 6 PROFINET コンフィグレーション... 9 7 プログラムブロック作成... 13 8 ダウンロード... 14 9 テスト... 15 9.1 ウォッチドグテーブル登録... 15 9.2 プロセスデータ確認... 16 9.3 非サイクリックデータ確認... 17 9.3.1 Read... 17 9.3.2 Write... 19
1 WAGO-I/O-SYSTEM 750 1 重要事項 1.1 法的原則 1.1.1 変更項目 1.1.2 著作権 ユニットの速やかな設置とスタートアップを確実にするために 当社は以下の情報と説明に十分に注意を払い 設置することを強く推奨致します WAGO Kontakttechink GmbH & Co. KG( ドイツ ) は いかなる変更または修正を行う権利を保有します これは技術の進展に合わせて効率を増すことに役立ちます WAGO Kontakttechink GmbH & Co. KG( ドイツ ) は 特許を得ているか または実用新案による法的保護を受けていることから生ずるすべての権利を保有します なお 他社製品については 常にそれらの製品名の特許権について記載しません ただし それらの製品に関する特許権等を除外するものではありません このアプリケーションノートは図表を含めてすべて著作権で保護されています 本書に明記された著作権条項に抵触する第三者による再利用は禁じられています 複製 翻訳 電子的手段または複写による保存および修正を行うには WAGO Kontakttechnik GmbH & Co.KG( ドイツ ) の同意書が必要です これに違反した場合 当社には損害賠償を請求する権利が生じます 1.1.3 使用者の適格性 1.1.4 使用目的 750 シリーズ製品を扱う際の全ての手順は オートメーションに十分熟知した電気機器の専門技術者のみが実施することができます 専門技術者は製品や自動化した環境に対し 現在の基準や指針に精通していなければなりません カプラやコントローラに対する全ての変更は PLC プログラミングの知識が十分にある有資格者によって必ず実行してください 各々のアプリケーションにおいて それぞれのコンポーネントは専用のハードウェアおよびソフトウェア設定を施され工場から出荷されています 変更はこの文書において記載されている範囲内で認められています その他 すべてのハードウェアおよび / あるいはソフトウェアの変更や規格外のコンポーネントの使用は WAGO Kontakttechnik GmbH & Co.KG( ドイツ ) の責任範囲外となります 変更または新規のハードウェアやソフトウェアのご要望がある場合 その内容を WAGO Kontakttechink GmbH & Co. KG( ドイツ ) に直接お知らせください
WAGO-I/O-SYSTEM 750 2 1.2 本書の有効範囲 1.3 図記号 このアプリケーションノートは関連する文書とともに特定の製造者の記述されたハードウェアおよびソフトウェアに基づいています それゆえ このアプリケーションノートは記述された設置でのみ有効です 新しいハードウェアおよびソフトウェアバージョンは異なる取扱いをする必要がある可能性があります それぞれのマニュアルにおいて詳細な記述に注意してください 人的損害の恐れ! 誤用により危険な状況などが切迫して それを避けられなかった場合 死亡に至ったり 重傷を負うような高い危険性があることを示します 感電による人的損害の恐れ! 誤用により危険な状況などが切迫して それを避けられなかった場合 死亡に至ったり 重傷を負うような高い危険性があることを示します 人的損害の恐れ! 誤用により危険な状況などが潜在して それを避けられなかった場合 死亡に至ったり 重傷を負う可能性があるような緩やかな危険性があることを示します 重要な注意! 誤用により それを避けられなかった場合 物的損害を被ることはないが 故障や誤動作などが潜在することを示します 追加情報 : 本書に記載されていない追加情報を参照します ( 例 : インターネット )
3 WAGO-I/O-SYSTEM 750 1.4 記数法 表 1: 記数法記数法 例 備考 10 進 100 通常の表記法 16 進 0x64 C での表記法 2 進 '100' '0110.0100' ' で囲む 4 ビットごとにドットで区切る 1.5 書体の使い分け 表 2: 書体の使い分け書体イタリック メニュー 説明パス名とファイル名は イタリックで表します 例 : C: programs WAGO-IO-CHECK メニュー項目は ボールドで表します 例 : Save > 連続したメニュー項目は メニュー名の間に > を記します 例 : File>New 入力入力またはオプション領域の指定はボールドで表します 例 : 測定範囲の開始 値 入力または選択値は引用符で囲みます 例 ; 想定範囲の開始の所で値 4mA を入れます [Button] ダイアログボックス内の押しボタンは ブラケットで囲み ボールドで表します 例 : [ 入力 ] [ キー ] キー類はブラケットで囲み ボールドで表します 例 : [F5]
WAGO-I/O-SYSTEM 750 4 2 概要 このアプリケーションノートは シーメンス製 PLC S7-1200 と WAGO PROFINET バスカプラを接続し IO-Link マスタモジュール 750-657 に接続された IO-Link デバイスとサイクリック ( 周期 )/ 非サイクリック通信するまでの基本的な手順を解説しています 概要は以下の図で示します
5 WAGO-I/O-SYSTEM 750 3 使用機器 3.1 ハードウェア 以下のハードウェアコンポーネントをこのアプリケーションで使用しました 表 3: ハードウェアコンポーネント使用ハードウェア 製造者 型式 PROFINET バスカプラ WAGO 750-375 IO-Link マスタモジュール WAGO 750-657 終端モジュール WAGO 750-600 PROFINET マスタ PLC SIEMENS CPU 1211C AC/DC/RLY S7-1200 IO-Link センサ TURCK RU130U-M18E LiUPN8X2T-H1151 3.2 ソフトウェア 表 4: ソフトウェアコンポーネント使用ソフトウェア 製造者 型式 STEP7 Basic V13 SIEMENS 6ES7 822-0AA03-0YA5 IO-Link ライブラリ SIEMENS IO_LINK_Library_V13_SP1.zal13 GSDML ファイル WAGO GSDML-V2.31-wago -series750_753-20150831.xml コミッショニングツール WAGO 759-920 (Ver.3.10.4(01)) WAGO-IO-CHECK IODD ファイル TURCK Turck-RU-20140805-IODD1.1.xml 他 BMP など関連ファイル
WAGO-I/O-SYSTEM 750 6 4 ハードウェア設定 4.1 WAGO-I/O-SYSTEM PROFINET バスカプラの DIP スイッチにてデバイスネーム デバイス番号を設定します この設定は 電源再起動する事で確定いたします 4.2 S7-1200 本解説書では DIP スイッチ No.1 のみ ON にします その結果 デバイスネーム デバイス番号は以下の通りとなります デバイスネーム : WAGO-750-375 デバイス番号 : 1 その他詳細は PROFINET バスカプラマニュアルを参照ください 特におこなう事はありません 4.3 IO-Link センサ結線 本解説書では下図の通り IO-link ポート 1 に結線します
7 WAGO-I/O-SYSTEM 750 5 WAGO-IO-CHECK による操作について IO-Link マスタモジュール 750-657 のパラメータ設定を WAGO-IO-CHECK を使っておこないます その他詳細は 750-657 マニュアル および WAGO-IO-CHECK マニュアルを参照ください IO-Link デバイスの IODD および関連ファイルを以下フォルダにコピーしてください C: Users Public Documents WAGO Software IO-Link DDs 使用する TURCK 製 IO-Link センサの IODD ファイルは以下サイトより入手できます http://pdb.turck.de/jp/de/product/0000001600010ed10002003a 本解説書では以下の通り設定しております 注意! WAGO-IO-CHECK にてオンライン接続する際は S7-1200 との間の Ethernet ケーブルは抜いてください
WAGO-I/O-SYSTEM 750 8 使用する TURCK 製 IO-Link センサのプロセスイメージは 入力 2 バイト です 注意! データフレームのプロセスイメージは 各ポートの結線された IO-Link デバイスが保有するプロセスイメージの入力および出力の合計バイトのうち いずれか大きい方以上の値で設定してください
9 WAGO-I/O-SYSTEM 750 6 PROFINET コンフィグレーション STEP7 操作に関する詳細は STEP7 マニュアルを参照ください お使いの PC の IP アドレスは これから STEP7 にて設定していく IP アドレスと同じネットワーク部の IP アドレスにしてください STEP7 を起動しプロジェクトを作成し PROFINET マスタ PLC( 以下 PLC) を追加します PLC の IP アドレスを設定します
WAGO-I/O-SYSTEM 750 10 WAGO PROFINET バスカプラ ( 以下バスカプラ ) を追加します GSDML ファイルを STEP7 にインストールします 操作方法は STEP7 マニュアルを参照ください 今回使用する WAGO GSDML ファイルは以下サイトより入手できます http://global.wago.com/en/services/downloads/download-search/index.jsp?q=gsd ML+files+of+version+2.x+for+PROFINET%2F+750+and+767+Series&action=searc h&frontendid=frontenddownload_cms_de-en&lang=en インストールが完了するとハードウェアカタログが更新されます ハードウェアカタログから使用するファームウェア (FW) バージョンのバスカプラを デバイスとネットワーク ダイアログのネットワークビューへ追加します 注意! バスカプラの FW バージョンは WAGO-IO-CHECK にて確認ください
11 WAGO-I/O-SYSTEM 750 注意! STEP7 を日本語表示で使用している場合 バスカプラ追加後 名前に全角文字が入った名称 ( 例 :GSD デバイス _1) となっていると 後のダウンロードの際コンパイルができずダウンロードできません プロパティにて半角文字に書き換えてください ( 例 : GSD_device_1) バスカプラを PLC の PROFINET IO システムとして割り当てます バスカプラのプロパティを開き IP アドレスを設定します その際 デバイスネーム デバイス番号が 4.1 章で設定した名称 番号になっているか確認してください
WAGO-I/O-SYSTEM 750 12 デバイスビューを開き ハードウェアカタログから使用する IO-Link マスタモジュールを追加します {UINT8, SIO, UINT8[8]} I/O にカーソルを合わせプロパティを開き IO-Link モジュールのモジュールパラメータを設定します 設定内容は 5 章で設定した内容に従ってください ここまでの作業で IO-Link センサのプロセスデータをサイクリックに読み書きする事ができます
13 WAGO-I/O-SYSTEM 750 7 プログラムブロック作成 IO-Link 専用ファンクションブロックを用いて作成されたプログラムブロックを PLC にダウンロードすることで 非サイクリック通信に対応したデータの送受信をおこなう事ができます IO-Link 専用ファンクションブロックが格納されたライブラリは 以下 SIEMENS 社サイトより入手できます https://support.industry.siemens.com/cs/document/82981502/acyclic-read-and-w rite-with-the-io-link-library?dti=0&lc=en-ww 入手したライブラリは STEP7 にインストールします 操作方法は STEP7 マニュアルを参照ください グローバルライブラリにインストールされたファンクションブロック ( 以下 FB) IO_LINK_DEVICE をプログラムブロックのネットワークに追加します 本解説書では FB の入力 / 出力部の変数 アドレスをタグテーブルとデータブロックで定義しています
WAGO-I/O-SYSTEM 750 14 8 ダウンロード デバイスへの拡張ダウンロード を実行し ダウンロード対象の PLC を検出 選択して開始してください
15 WAGO-I/O-SYSTEM 750 9 テスト 9.1 ウォッチドグテーブル登録 ウォットドグテーブルに以下のように使用しているプロセスデータアドレス タグを登録しモニタを開始します
WAGO-I/O-SYSTEM 750 16 9.2 プロセスデータ確認 IO-Link センサのプロセスデータは %IW3(2Byte) に格納されています データタイプは UNIT 小数点 1 桁までの測定距離を表現します 例 : 1726(DEC) 172.6mm
17 WAGO-I/O-SYSTEM 750 9.3 非サイクリックデータ確認 9.3.1 Read 今回は IO-Link センサの型式を読み込みます 各タグの値を以下の通り変更します タグ名 変更値 詳細 ID 277 IO-Link マスタモジュール (750-657) のハードウェア ID CAP 255 IO-Link デバイスのアクセスポイント RD_WR FALSE FALSE : Read TRUE : Write PORT 1 IO-Link デバイスが接続された IO-Link マスタモジュールのポート番号 IOL_INDEX 18 IO-Link デバイスのパラメータインデックス IOL_SUBINDEX 0 IO-Link デバイスのパラメータサブインデックス LEN 0 Write 時のデータ長 ID はデバイスビューにて {UINT, SIO, UINT[8]} I/O にカーソルを合わせた際に表示されるハードウェア識別子を使用してください CAP は 255 と入力してください IOL_INDEX, IOL_SUBINDEX の値は IO-Link デバイスにて定義されています 詳細は IO-Link デバイスマニュアルを参照ください 変更後 REQ に立ち上がり信号を入れ正常に読み込み完了すると DONE_VALID が TRUE となり DB1.Data[xx] に IO-Link センサ型式が 1 文字ずつ読み込まれます
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19 WAGO-I/O-SYSTEM 750 9.3.2 Write IO-Link センサの下限値 (Setpoint2) を変更します 各タグの値を以下の通り変更します ここではデフォルト値 (150.0mm) を 150.1mm に変更します タグ名 変更値 詳細 ID 277 IO-Link マスタモジュール (750-657) のハードウェア ID CAP 255 IO-Link デバイスのアクセスポイント RD_WR TRUE FALSE : Read TRUE : Write PORT 1 IO-Link デバイスが接続された IO-Link マスタモジュールのポート番号 IOL_INDEX 60 IO-Link デバイスのパラメータインデックス IOL_SUBINDEX 2 IO-Link デバイスのパラメータサブインデックス LEN 2 Write 時のデータ長 DB1.Data[0] 2#0000_0101 変更データ (10#1501) DB1.Data[1] 2#1101_1101 変更後 REQ に立ち上がり信号を入れ正常に書き込み完了すると DONE_VAVID が TRUE となります
WAGO-I/O-SYSTEM 750 20 書き込んだ結果は WAGO-I/O-CHECK を介して IO-Link センサの IODD ファイルでチェックできます 注意! WAGO-IO-CHECK にてオンライン接続する際は S7-1200 との間の Ethernet ケーブルは抜いてください
WAGO Kontakttechnik GmbH Postfach 2880 D-32385 Minden Hansastraße 27 D-32423 Minden Phone: +49/5 71/8 87 0 Fax: +49/5 71/8 87 1 69 E-Mail: info@wago.com Internet: http://www.wago.com