System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項

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System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 第 1.2 版 2011 年 6 月 富士通株式会社

改訂履歴 改版日時 版数 改版内容 2009.10 1.0 新規作成 2011.4 1.1 情報追加 KB 情報の追加 2011.6 1.2 留意事項を 1 件追加 -2-

はじめに ~ 本資料について ~ 本資料は Microsoft 社の仮想環境運用管理製品 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 および System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 SP1 を使用するにあたって留意すべき点を記載しています 本資料は Windows Server や Hyper-V System Center Virtual Machine Manager( 以降 SCVMM) の基本的な知識があることを前提に作成されています SCVMM 2008 R2 および をご利用になる前に 下記のリリースノートをよくお読みください System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 リリースノート http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=14a0de11-cfa3-48d1-9dda-0a57b3408 aa2&displaylang=ja 製品のヘルプに記載されている内容には 古い情報が含まれている場合がありますので 下記サイトより最新の情報をご確認ください System Center Virtual Machine Manager 2008 および Virtual Machine Manager 2008 R2 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc917964.aspx SCVMM および Hyper-V P2V 対象マシン (Windows 2000 Server) の推奨 Hotfix は 下記になります 留意事項をご覧になる前に これらの Hotfix が適用されているかどうかをご確認ください Recommended hotfixes for System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 http://support.microsoft.com/kb/2397711-3-

~ 用語の省略 ~ 本資料に記載している名称は 本文を見易くするため 以下の用語 ( 略語 ) を用いています 略称ホストホストOS ゲストOS SCVMM SCOM VMMエージェント 名称 Hyper-Vの役割が追加されているホスト Hyper-Vの役割が追加されているホストオペレーティングシステム Hyper-V 上にある仮想マシンオペレーティングシステム System Center Virtual Machine Manager System Center Operations Manager Virtual Machine Manager Agent -4-

目次 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 1 SCVMM 2008 R2 のインストール / アンインストール...7 1.1 留意事項... 7 1.1.1 VMM エージェントをアンインストールしても Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable はアンインストールされません... 7 1.1.2 コンピュータ名に -SCVMM- が含まれている場合 SCVMM サーバのインストールがエラー (257) またはエラー (2917) で失敗します... 7 1.1.3 にアップグレードインストールした環境で VMM エージェントをアップグレードすることはできません... 9 1.1.4 SCVMM 2008 R2 の SCVMM 管理者コンソールから の SCVMM サーバにログインすると SCVMM 管理者コンソールがクラッシュする場合があります... 9 1.1.5 SCVMM 管理者コンソールをインストールした後で SCVMM サーバをインストールすると SCVMM 管理者コンソールと Windows PowerShell - Virtual Machine Manager のスタートメニューが削除されます... 9 1.1.6 製品版の SCVMM 2008 R2 環境に対して 評価版メディアを使用して SCVMM 2008 R2 SP1 にアップグレードすると 評価版になります... 10 2 ホストサーバの追加 管理... 11 2.1 留意事項... 11 2.1.1 SCVMM サーバが管理しているホストの状態が [ 要注意 ] として表示されます... 11 2.1.2 ホストの追加ウィザードがエラー (409) で失敗します... 15 2.1.3 ホストを最新の状態に更新しようとするとエラー (2910) で失敗します... 15 3 仮想マシンの作成 運用... 17 3.1 留意事項... 17 3.1.1 Windows 2000 Server に仮想マシンゲストサービスをインストールすると ジョブがタイムアウトします... 17 3.1.2 起動中の仮想マシンに対して [ 仮想ゲストサービスのインストール ] を実行することができません... 17 3.1.3 チェックポイントを含む仮想マシンに対して パススルーディスクを追加できません... 18 3.1.4 テンプレートから作成した仮想マシンの [ 地域と言語のオプション ] の設定が英語になります... 18 3.1.5 仮想マシンの状態が [ 不足 ] となり 削除できない場合があります... 21 3.1.6 Windows 2000 Server のオペレーティングシステム情報が 不明 になります... 22 3.1.7 [ 記憶域の移行 ] の途中で 実行中の仮想マシンが一時停止します... 24 3.1.8 SCVMM 管理者コンソールから共有 ISO ファイルを使用する際 エラー (12700) で失敗します... 25 3.1.9 Hosts ファイルを使用している環境で 仮想マシンの作成や 仮想ゲストサービスのインストールに失敗します... 26-5-

3.1.10 メモリサイズに奇数の値を設定したハードウェアプロファイルやテンプレートから仮想マシンを作成しても メモリサイズに奇数の値は設定できません... 26 3.1.11 仮想マシンから作成したテンプレートのエディションが Standard に変更されます... 27 4 セルフサービスポータル... 29 4.1 留意事項... 29 4.1.1 セルフサービスポータルの [VM に接続 ] から仮想マシンに接続できません... 29 4.1.2 セルフサービスポータルへのログインに失敗します... 30 5 クラスタ関連... 32 5.1 留意事項... 32 5.1.1 SCVMM でフェイルオーバークラスタのノードをメンテナンスモードにしていても フェールバックが実行されます... 32 5.1.2 複数の仮想マシンで共有された LUN 上の仮想マシンを削除すると LUN を共有する別の仮想マシンの状態が [ 失敗 ] になります... 33 6 Dynamic Memory... 34 6.1 留意事項... 34 6.1.1 Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンの移行ウィザード中にエラー (11047) が表示され 移行ができません... 34 6.1.2 Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンのライブマイグレーションに失敗します.. 34 6.1.3 仮想マシンのメモリ設定に上限を超える値を指定した際 意図しない数値が設定されます... 36 7 RemoteFX... 38 7.1 留意事項... 38 7.1.1 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM 管理者コンソールの [ バーチャルマシンに接続 ] から接続できません... 38 7.1.2 RemoteFX を有効にした仮想マシンで SCVMM 管理者コンソールのライブサムネイルが表示されません... 38 7.1.3 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM セルフサービスポータルの [VM に接続 ] から接続することができません... 40 7.1.4 RemoteFX を有効にしている仮想マシンを RemoteFX が有効でないホストに移行できません... 40 8 その他... 42 8.1 留意事項... 42 8.1.1 VMM サーバの起動時に エラー (36870) が記録されます... 42 8.1.2 チーミング NIC の表示が実際と異なる場合があります... 42 8.1.3 SCOM との連携時に SCOM コンソールに中国語が表示されます... 42-6-

1 SCVMM 2008 R2 のインストール / アンインストール 1.1 留意事項 1.1.1 VMM エージェントをアンインストールしても Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable はアンインストールされません 対 SCVMM 2008 R2 象 現 象 SCVMM の管理対象として追加されたホストやライブラリサーバには Microsoft System Center Virtual Machine Manager Agent と Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable がインストールさ れます 対 策 SCVMM 管理者コンソールから ホストやライブラリサーバを削除する場合 管理対象のホスト側 ライブラリサーバ側では Microsoft System Center Virtual Machine Manager Agent のアンインストールが自動で行われますが Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable はアンインストールされません SCVMM サーバのアンインストール時に 管理対象のホストやライブラリサーバから Microsoft System Center Virtual Machine Manager Agent が削除されますが この場合も Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable はアンインストールされません Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable が不要な場合は コントロールパネルの [ プログラムと機能 ] より Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable のアンインストールを実行してください 対象現象 1.1.2 コンピュータ名に -SCVMM- が含まれている場合 SCVMM サーバのインストールがエラー (257) またはエラー (2917) で失敗します SCVMM 2008 R2 SCVMM をインストールするサーバのコンピュータ名に "-SCVMM-" が含まれている場合 SCVMM サーバのインストールがエラー (257) またはエラー (2917) で失敗します 例 : "TEST-SCVMM-2" エラー (2917) の表示例 -7-

エラー詳細に記載されている全文は下記となります TEST-SCVMM-2.scfj.local の認証中にエラーが発生したため Virtual Machine Manager は要求を処理できません 次のような原因が考えられます 1) 入力したユーザー名またはパスワードが無効である 2) リモートコンピュータ名およびポートのサービスプリンシパル名 (SPN) が存在しない 3) クライアントコンピュータとリモートコンピュータが異なるドメインに存在し 2 つのドメイン間に双方向の完全な信頼がない VMM サーバーと同じドメインのアカウントまたは VMM サーバーのドメインと双方向の完全な信頼を持つドメインのアカウントを使用してログインし 操作を再試行してください それで解決しない場合は http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=93709 から kerbtray.exe をダウンロードして実行し VMM サーバーの Kerberos チケットを削除します 次に http://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=93710 から setspn.exe をダウンロードして実行し TEST-SCVMM-2.scfj.local の SPN をリセットします これでも問題が解決しない場合は TEST-SCVMM-2.scfj.local をドメインではなくワークグループのメンバに設定して再起動し ドメインに再度参加させてから 操作を再試行してください ID: 2917. 詳細 : ネットワークパスが見つかりません (0x80070035) 対 策 SCVMM をインストールするサーバのコンピュータ名には "-SCVMM-" を含むコンピュータ名 を設定しないようにしてください 詳細については下記の KB 情報をご参照ください -8-

Installation of System Center Virtual Machine Manager 2008 fails with Error 257 http://support.microsoft.com/kb/2002199 対象現象対策 1.1.3 にアップグレードインストールした環境で VMM エージェントをアップグレードすることはできません KB2492980 適用済みの SCVMM 2008 R2 の環境を にアップグレードインストールした場合 VMM エージェントの状態は [ 最新 ] と表示され VMM エージェントをアップグレードすることはできません の VMM エージェント (ver 2.0.4521.0) と KB2492980 適用済みの SCVMM 2008 R2 の VMM エージェント (ver 2.0.4275.0) は バージョンは違いますが 機能含めて同一のものです そのため VMM エージェントのアップグレードは必要ありません ご参考 ) System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) 2008 R2 SP1 の適用後 Hyper-V ホストのエージェントを更新出来ない http://support.microsoft.com/kb/2540481/ja-jp 対象現象対策 1.1.4 SCVMM 2008 R2 の SCVMM 管理者コンソールから の SCVMM サーバにログインすると SCVMM 管理者コンソールがクラッシュする場合があります SCVMM 2008 R2 の SCVMM 管理者コンソールから の SCVMM サーバにログインすると SCVMM 管理者コンソールがクラッシュする場合があります 本現象の構成はサポートされない構成です SCVMM 2008 R2 の SCVMM 管理者コンソールから の SCVMM サーバへのログインは行わないでください 対象現象 1.1.5 SCVMM 管理者コンソールをインストールした後で SCVMM サーバをインストールすると SCVMM 管理者コンソールと Windows PowerShell - Virtual Machine Manager のスタートメニューが削除されます SCVMM 管理者コンソールをインストールした後で SCVMM サーバをインストールすると SCVMM 管理者コンソールと Windows PowerShell - Virtual Machine Manager のスタートメニューが削除されます -9-

対 策 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 SCVMM サーバのインストールを行った後で SCVMM 管理者コンソールのインストールを行い ます 対象現象 1.1.6 製品版の SCVMM 2008 R2 環境に対して 評価版メディアを使用して にアップグレードすると 評価版になります SCVMM 2008 R2 から にアップグレードするには SCVMM 2008 R2 SP1 インストーラを使用します その際 製品版の SCVMM 2008 R2 環境に対して 評価版の インストーラを用いて にアップグレードすると アップグレード後の SCVMM 2008 R2 SP1 は評価版となり 365 日の利用日数制限が設定されます -10-

2 ホストサーバの追加 管理 2.1 留意事項 2.1.1 SCVMM サーバが管理しているホストの状態が [ 要注意 ] として表示されます 対 SCVMM 2008 R2 象 現 象 SCVMM サーバで管理しているホストの状態が [ 要注意 ] として表示されます この現象が発生する例を以下にご紹介します ケース 1. ある SCVMM サーバが管理しているホストが 別の SCVMM サーバに関連付けられた場合 - 1つのホストは 2つ以上の SCVMM サーバで重複して管理できません - 前に関連付けられていた SCVMM サーバからは 関連付けが外れるため ホストの状態が [ 要注意 ] と表示されます ケース 2. 管理対象の Hyper-V ホストの仮想化サービスが動作していない場合 - Hyper-V Image Management Service - Hyper-V Networking Management Service - Hyper-V Virtual Machine Management -11-

Hyper-V Networking Management Service が停止している場合 Hyper-V Image Management Service や Hyper-V Virtual Machine Management が 停止している場合 -12-

ケース 3. System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 管理しているホストにインストールされている VMM エージェントのバージョンが古い場合 ケース 4. 管理しているホストにインストールされている VMM エージェントが停止している場合 -13-

ケース 5. System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 管理しているホストと正常に通信できていない場合 対 策 各ケースごとの対処方法にしたがいます ケース 1. 管理したい方の SCVMM サーバから SCVMM 管理者コンソールを開き [ 管理ビュー ]-[ 管理されたコンピュータ ] から ホストサーバの [ 再関連付け ] を実行します それ以外の SCVMM サーバから SCVMM 管理者コンソールを開き 要注意となっている対象のホストを選択して [ ホストの削除 ] を実行します ケース 2. 仮想化サービスを開始してからホストを最新の情報に更新します Hyper-V Networking Management Service Hyper-V Virtual Machine Management サービスなど ケース 3. SCVMM 管理者コンソールを開き [ 管理ビュー ]-[ 管理されたコンピュータ ] から ホストサーバの [ エージェントの更新 ] を実行します ケース 4. ホストサーバにログインし サービスの一覧から Virtual Machine Manager Agent が正常に動作しているか確認し 停止している場合は開始します ケース 5. SCVMM サーバとホストサーバとの通信状態を確認します -14-

対象現象 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 2.1.2 ホストの追加ウィザードがエラー (409) で失敗します SCVMM 2008 R2 ホストの追加ウィザードで 別の SCVMM によって管理されているホストの追加を行う場合 ウィザードの途中にある [ ホストと Virtual Machine Manager サーバーを再関連付けする ] にチェックを付けずに実行すると エラー (409) で失敗します 対 策 別の SCVMM によって管理されているホストに対して ホストの追加ウィザードを行う場合は [ ホストと Virtual Machine Manager サーバーを再関連付けする ] にチェックを付けたうえで ホ ストの追加を実行します 対象現象 2.1.3 ホストを最新の状態に更新しようとするとエラー (2910) で失敗します SCVMM 2008 R2 SCVMM 管理者コンソールからホストに対して [ 最新の状態に更新 ] を実行すると 以下のエラーでジョブが失敗します 対 策 本現象は 以下のような状態の場合に発生します VMMAgent サービスアカウントとして使用されていたアカウントのパスワードが失効している VMMAgent サービスアカウントとして使用されていたアカウントが無効になっている VMMAgent サービスアカウントとして使用されていたアカウントが削除されている パスワードの失効や無効を回避するには 以下を実施してください 1. 境界ネットワークのホストサーバ上でマイコンピュータを右クリックし管理をクリックします -15-

2.[ ローカルユーザとグループ ] から [ ユーザー ] を開きます 3. 右手のペインに SCVMM***** で始まる VMMAgent 用のサービスアカウントを確認します 4. サービスアカウントを右クリックしてプロパティを開きます 5.[ ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要 ] のチェックを外します 6.[ パスワードを無期限にする ] のチェックボックスをクリックします 7.OK をクリックして SCVMM***** のプロパティ ウィンドウを閉じます 8.SCVMM 管理者コンソールから境界ネットワークのホストを最新の状態に更新します 詳細については下記の KB 情報をご参照ください Perimeter Host communication fails after successful connection with a System Center Virtual Machine Manager 2008 or System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 server http://support.microsoft.com/kb/971825-16-

3 仮想マシンの作成 運用 3.1 留意事項 3.1.1 Windows 2000 Server に仮想マシンゲストサービスをインストールすると ジョブがタイムアウトします 対 SCVMM 2008 R2 象 現象対策 SCVMM 管理者コンソールから仮想ゲストサービスを Windows 2000 Server にインストールすると [ 仮想ゲストサービスのインストール ] のジョブはタイムアウトとなり 失敗します 本現象は 仮想ゲストサービスインストール後 仮想マシンのクリーンシャットダウンに失敗することが原因です タイムアウトで失敗した場合でも 仮想ゲストサービスのインストール自体は成功します もし 仮想ゲストサービスのインストールに失敗していた場合は Hyper-V マネージャなどの仮想化ソフトウェア管理ツールを使用して 仮想ゲストサービスをインストールしてください 対象現象 3.1.2 起動中の仮想マシンに対して [ 仮想ゲストサービスのインストール ] を実行することができません SCVMM 2008 R2 仮想マシンの起動中は SCVMM 管理者コンソールによる [ 仮想ゲストサービスのインストール ] の操作がグレーアウトされており [ 仮想ゲストサービスのインストール ] を実行することができません -17-

対 策 仮想ゲストサービスのインストールを行うには 仮想マシンを停止してから [ 仮想ゲストサービ スのインストール ] を実行します 対象現象対策 3.1.3 チェックポイントを含む仮想マシンに対して パススルーディスクを追加できません SCVMM 2008 R2 チェックポイントを含む仮想マシンに対して パススルーディスクを追加できません SCVMM の仕様です 一旦チェックポイントを削除し 仮想マシンをシャットダウンして チェックポイントファイルがマージされるのを確認してから パススルーディスクを追加してください 対象現象 3.1.4 テンプレートから作成した仮想マシンの [ 地域と言語のオプション ] の設定が英語になります SCVMM 2008 R2 テンプレートを使用して仮想マシンを作成した場合 展開後の仮想マシンの [ 地域と言語のオプション ] の設定が英語になることがあります -18-

対 策 この現象はテンプレート作成時の [ 新しいテンプレートウィザード ] において [ ゲストオペレーティングシステム ] の項目に値を設定した場合 かつ以下のオペレーティングシステムの仮想マシンをテンプレートから作成した場合に発生します Windows 7 Windows Server 2008 R2 Windows Vista Windows Server 2008 この現象を回避するには 以下のいずれかの方法を実施します 回避方法 1.[ カスタマイズの必要なし ] 設定を利用する方法 [ 新しいテンプレートウィザード ] の [ ゲストオペレーティングシステムプロファイル ] の項目に [ カスタマイズの必要なし ] を設定します 作成されたテンプレートを使用して仮想マシンの作成を行います -19-

本設定を行う場合は 仮想マシンの最初の起動時に sysprep 処理が開始されます そのた め [Windows のセットアップ ] 画面で コンピュータ名等の情報を手動で入力する必要があり ます 回避方法 2. 応答ファイルを利用する方法 [ 地域と言語のオプション ] の項目を日本語に設定するための応答ファイルを作成し テンプレートに設定します これにより 応答ファイルの設定を優先的に適用する事が可能となります -20-

応答ファイルの作成方法など 詳細については下記の KB 情報をご参照ください System Center Virtual Machine Manager 2008 または System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 でライブラリ上にあるテンプレートから仮想マシンを作成した場合 [ 地域と言語のオプション ] の設定が英語になる http://support.microsoft.com/kb/978336/ja-jp 対象現象対策 3.1.5 仮想マシンの状態が [ 不足 ] となり 削除できない場合があります SCVMM 2008 R2 仮想マシンが別のホストへフェールオーバした場合 仮想マシンの状態が [ 不足 ] になることがあります この [ 不足 ] 状態の仮想マシンを削除しようとすると 以下のエラーメッセージが表示され 仮想マシンを削除できない場合があります Error (802) The VM file vmname.domain.local is already being used by another VM. 本現象は 修正プログラム System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 hotfix rollup package: September 14, 2010 (http://support.microsoft.com/kb/2308590) で 修正されていますが 未適応時に本現象が発生した場合は 下記対策を実施します 以下のステップを実行することで [ 不足 ] 状態の仮想マシンを削除することができます 1.SCVMM 管理者コンソールを閉じます 2.SCVMM サーバの SCVMM service(vmmservice.exe) を停止します -21-

3.SCVMM データベースのフルバックアップを作成します 4.SCVMM データベースがあるコンピュータに Microsoft SQL Management Studio をインストールします 5.SQL Server Management Studio を実行し SCVMM データベースを選択します 下記の TechNet の Web サイトに記載されているスクリプトを実行します How to remove a missing VM http://technet.microsoft.com/en-us/library/ff641854.aspx このスクリプトは SCVMM データベースから [ 不足 ] 状態の VM を全て削除します 6. スクリプトの実行に成功した場合 以下のメッセージが出力されます Commands(s) completed successfully. 7. スクリプトの終了後 SCVMM サーバの SCVMM service (VMMService.exe) を再起動します SCVMM 管理者コンソールを開き [ 不足 ] 状態の VM が削除されたことを確認します 詳細については下記の KB 情報をご参照ください You cannot delete a missing VM in SCVMM 2008 or in SCVMM 2008 R2 http://support.microsoft.com/kb/983839/en-us 対象現象 3.1.6 Windows 2000 Server のオペレーティングシステム情報が 不明 になります SCVMM 2008 R2 Windows 2000 Server がインストールされた仮想マシンのオペレーティングシステム情報が [ 不明 ] と表示されます -22-

対 策 この現象は Virtual Machine Manager データベースに Windows 2000 Server のエントリが定義されていないことが原因で発生します 以下の手順に従って SQL データベース (Virtual Machine Manager データベース ) に Windows 2000 Server のエントリを登録します 1. SQL Server Management Studio を使用して SCVMM の完全バックアップを採取します 2. SCVMM データベース ( デフォルトでは VirtualManagerDB) に接続し 新しいクエリーから以下のコマンドを実行します INSERT INTO tbl_il_os (OSId, Name, Description, Edition, ProductType, Version, Architecture, OSFlags, VMWareGuestId) VALUES ('08f954f9-6475-4e07-9e32-4d2ddefc4c54', 'Windows 2000 Advanced Server', 'Windows 2000 Advanced Server', 1, 3, '5.0', 'x86', 0x3f, 'win2000advservguest') INSERT INTO tbl_il_os (OSId, Name, Description, Edition, ProductType, Version, Architecture, OSFlags, VMWareGuestId) VALUES ('e85f1375-c69e-4cbd-8249-0e32caa04abb', 'Windows 2000 Server', 'Windows 2000 Server', 0, 3, '5.0', 'x86', 0x3f, 'win2000servguest') -23-

3. SQL Management Studio を閉じます 4. VMMAgent と VMMService を再起動します 5. 管理者コンソールを開いて ホストを最新の情報に更新します 30 分以内に統合サービスのインストールされた Windows 2000 Server の仮想マシンが表示され オペレーティングシステムのプロパティが正しく表示されます 詳細については下記の KB 情報をご参照ください System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 identifies Windows 2000 virtual machine Operating System as Unknown http://support.microsoft.com/kb/2025530 対象現象対策 3.1.7 [ 記憶域の移行 ] の途中で 実行中の仮想マシンが一時停止します SCVMM 2008 R2 実行中の仮想マシンを [ 記憶域の移行 ] する際 物理ディスクの領域不足により 仮想マシンが一時停止することがあります 実行中の仮想マシンに対して [ 記憶域の移行 ] を実行すると 初めにチェックポイントの作成が行われます [ 記憶域の移行 ] を実行する場合は あらかじめチェックポイント用の領域を確保しておく必要があります -24-

対象現象 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 3.1.8 SCVMM 管理者コンソールから共有 ISO ファイルを使用する際 エラー (12700) で失敗します SCVMM 2008 R2 SCVMM 管理者コンソールから共有 ISO ファイルを使用する際に 以下のエラーが発生する場合があります 対 策 まず下記の TechNet の Web サイトに記載されている SCVMM で共有 ISO ファイルを使用するための設定が正しく行われていることを確認します How to Enable Shared ISO Images for Hyper-V Virtual Machines in VMM http://technet.microsoft.com/en-us/library/ee340124.aspx 正しく設定されている場合は 以下を実施してください 1.Hyper-V ホストを "Windows Authorization Access group" に追加します a.active Directory のユーザーとコンピューターを開きます b.built-in コンテナを選択します c.windows Authorization Access グループのプロパティを開きます d. メンバータブを選択します e. グループに Hyper-V ホストのコンピュータオブジェクトを追加します 詳細については下記の KB 情報をご参照ください Access denied error when configuring shared ISO feature on a VM using System Center Virtual Machine Manager 2008 http://support.microsoft.com/kb/2285882-25-

対象現象 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項 3.1.9 Hosts ファイルを使用している環境で 仮想マシンの作成や 仮想ゲストサービスのインストールに失敗します SCVMM 2008 R2 SCVMM サーバ上の Hosts ファイルに SCVMM サーバの情報を記述している場合 仮想マシンの作成や 仮想ゲストサービスのインストールに失敗することがあります 仮想マシンの作成がエラー(403) で失敗します 仮想ゲストサービスのインストールがエラー (402) で失敗します 対 策 この問題を解決するには SCVMM サーバの情報を Hosts ファイルから削除します そして DNS に SCVMM サーバの情報を登録します 対象現象 3.1.10 メモリサイズに奇数の値を設定したハードウェアプロファイルやテンプレートから仮想マシンを作成しても メモリサイズに奇数の値は設定できません ハードウェアプロファイルやテンプレートを作成する際は メモリサイズの単位を MB に指定し かつ奇数の数値を設定することができます しかし 仮想マシンを作成する場合は メモリサイズに奇数の値を指定していると警告が表示され メモリサイズに偶数の値が設定されます 例えばメモリサイズに 511(MB) を指定した場合 510(MB) の値が設定されます ハードウェアプロファイルやテンプレートのメモリサイズに奇数の値を設定している場合 それ -26-

らを使用して仮想マシンの作成を行う度に 同様の警告が発生してしまいます 対 策 ハードウェアプロファイルやテンプレートを作成する際は メモリサイズに偶数の値を設定して ください 対象現象 3.1.11 仮想マシンから作成したテンプレートのエディションが Standard に変更されます SCVMM 2008 R2 仮想マシンからテンプレートを作成したとき ゲスト OS のエディションが Enterpirse Edition 以上であったにも関わらず 作成されたテンプレートは Standard Edition として表示されることがあります < 現象例 > Windows Server 2008 R2 Enterprise の仮想マシンからテンプレートを作成する際 ゲストオペレーティングシステムの情報にデフォルトの [64-bit edition of Windows Server 2008 R2 Enterprise] を指定してテンプレートの作成を実行します 作成されたテンプレートのゲストオペレーティングシステム情報は [64-bit edition of Windows Server 2008 R2 Standard] となり エディションが Standard に変更されます -27-

対 策 ご参考 ) System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 で仮想マシンから作成したテンプレートのオペレーティングシステムが元の仮想マシンと異なる http://support.microsoft.com/kb/2541518/ja SCVMM の不具合です テンプレートの作成後に ゲストオペレーティングシステム情報を正しいエディションに手動で修正してください -28-

4 セルフサービスポータル 4.1 留意事項 4.1.1 セルフサービスポータルの [VM に接続 ] から仮想マシンに接続できません 対 SCVMM 2008 R2 象 現象対策 セルフサービスポータルサイトの [VM に接続 ] を実行する際 下記のメッセージが表示され接続できないことがあります このマシンへの別の接続が確立されたため Virtual Machine Manager はバーチャルマシンへの接続を失いました 別の接続が確立されていないか ご確認ください <よくあるケース> VMM 管理者コンソールで仮想マシンをクリックし ライブサムネイルを表示している VMM 管理者コンソールから仮想マシンに接続している Hyper-V マネージャで仮想マシンに接続している 接続がないにも関わらず現象が発生する場合は Hyper-V マネージャより 対象マシンのエク スポート インポートを実施いただくことで 現象を回避できる場合があります ご参考 ) クライアント端末へのログオンユーザーと セルフサービス用のログオンユーザーを切り替えて操作したい場合以下の場合にも本現象が発生します < 状況 > ユーザ1: セルフサービスユーザであり 所有者となっている仮想マシンが1つある ユーザ2: SCVMM への権限は何も持っていない < 実施内容 > 1. ユーザ2が Windows クライアントにログオンし ユーザ1としてセルフサービスポータルに接続します 2. 表示されている仮想マシン ( 所有者はユーザ1) を選択し [VM に接続 ] ボタンをクリックします 3. このマシンへの別の接続が確立されたため Virtual Machine Manager はバーチャルマシンへの接続を失いました のエラーメッセージが表示され 接続に失敗します これは セルフサービスポータル ( ユーザ 1) の認証の際に Windows にログオンしているアカ ウント ( ユーザ 2) の証明書が代わりに使用されることが原因です -29-

この問題を解決するためには セルフサービスポータルのログオンページで 資格情報を保管します " のラジオボタンを選択します こうすることで 入力したアカウントの証明書が [VM に接続 ] を実行する際に使用されます 詳細については下記の KB 情報をご参照ください Connecting to a Hyper-V VM in System Center Virtual Machine Manager using the Self Service Portal fails with "Virtual Machine Manager lost the connection to the virtual machine..." http://support.microsoft.com/kb/2288932 対象現象 4.1.2 セルフサービスポータルへのログインに失敗します SCVMM 2008 R2 セルフサービスポータルにログインする際 以下のエラーメッセージで失敗します SCVMM 2008 R2 の場合のエラーメッセージ -30-

対 策 の場合のエラーメッセージ 本現象は SCVMM セルフサービスポータル用アプリケーションプールの詳細設定で [32-bit アプリケーションの有効化 ] の項目を True として設定している場合に発生します この問題を解決するには 以下のステップに従います 1.IIS マネージャーコンソールを開きます 2.SCVMM に対応するアプリケーションプールを右クリックし 詳細設定を選択します 3. 詳細設定で [32-bit アプリケーションの有効化 ] 設定を選択し False に変更します 4. セルフサービスポータルにログインできることを確認します 詳細については下記の KB 情報をご参照ください Attempting to login to the System Center Virtual Machine Manager 2008 self-service portal fails with "Could not load file or assembly" http://support.microsoft.com/kb/2397656-31-

5 クラスタ関連 5.1 留意事項 5.1.1 SCVMM でフェイルオーバークラスタのノードをメンテナンスモードにしていても フェールバックが実行されます 対 SCVMM 2008 R2 象 現象対策 SCVMM 管理者コンソールから フェールオーバークラスタのノードをメンテナンスモードに設定しているにも関わらず ノードの再起動を行うことで仮想マシンがメンテナンスモードであるノードにフェールバックする場合があります この現象は フェールオーバークラスターマネージャの仮想マシンのプロパティにて フェールバックを許可する を設定し かつ 優先する所有者 としてメンテナンスモードのノードを指定している場合に発生します この現象を回避するには フェールオーバークラスターマネージャの仮想マシンのプロパティ にて フェールバックを禁止する を設定します 詳細については下記の KB 情報をご参照ください System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 Maintenance mode does not stop cluster group failback http://support.microsoft.com/kb/980863/en-us -32-

対象現象対策 5.1.2 複数の仮想マシンで共有された LUN 上の仮想マシンを削除すると LUN を共有する別の仮想マシンの状態が [ 失敗 ] になります SCVMM 2008 R2 Hyper-V クラスタ環境で 1つのクラスタ LUN に複数の仮想マシンが存在するとき その中の1つの仮想マシンを削除すると 他の仮想マシンの状態が SCVMM 管理者コンソール上で [ 失敗 ] と表示されます 本現象はクラスタ共有ボリューム (CSV) を使用していない環境で発生します SCVMM では CSV を使用しないクラスタ環境では 1 クラスタ LUN あたり 1つの仮想マシンのみをサポートします 1 つのクラスタ LUN を 複数の仮想マシンで共有することはサポートされていません 詳細については下記の KB 情報をご参照ください Using System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 to delete a VM on a shared LUN causes the other VMs to fail http://support.microsoft.com/kb/2423004-33-

6 Dynamic Memory 6.1 留意事項 6.1.1 Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンの移行ウィザード中にエラー (11047) が表示され 移行ができません 対 象 現 象 Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンを移行する際 移行ウィザードの移行先ホスト 選択中にエラー ID 11047 が表示され 移行を行えない場合があります 対 策 Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンを Dynamic Memory をサポートしないホストサーバへ移行することはできません 移行を行う場合は下記の対応を実施してください 対策 1. 仮想マシンの Dynamic Memory を無効にしてください ( ) 対策 2. 移行先のホストを Dynamic Memory をサポートするホストにアップデートしてください 仮想マシンが Dynamic Memory を有効にした状態のチェックポイントをもつ場合 現在起動中の仮想マシンの Dynamic Memory が無効に設定されていても同様のエラーになります 必要に応じて 対象のチェックポイントを削除してから移行を行ってください 各チェックポイントを作成した際の Dynamic Memory 設定を確認するには SCVMM 管理者コンソールより仮想マシンの [ プロパティ ]-[ チェックポイント ] タブを開き チェックポイントの [ プロパティ ] にある [ ハードウェア構成 ] より Dynamic Memory の設定を確認します 対象現象 6.1.2 Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンのライブマイグレーションに失敗します Dynamic Memory を有効にしている仮想マシンを移行する際 レイティングの評価上は余裕があるにも関わらずライブマイグレーションに失敗する場合があります -34-

対 策 System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 / R2 SP1 留意事項起動中の仮想マシンでは レイティングの計算にパフォーマンスカウンタによる現在のメモリ使用量が使用されます SCVMM は パフォーマンスのデータを約 9 分ごとに更新するため メモリ使用量が急変した直後はレイティングが適切に計算されない場合があります 最新のメモリ使用量をレイティングに反映させるため 仮想マシンのメモリ使用量が急増 / 急減した場合は 10 分程度待ってから仮想マシンの移行を行ってください また 下記のような構成をとることで 本現象を事前に回避することができます 対策 1. ホスト OS に必要なメモリサイズとそのホストに搭載された仮想マシンの最大メモリサイズの総和が ホストに搭載された物理メモリ量を越えないようサイジングします 仮想マシンを新規作成したり移行したりした場合の配置も考慮して サイジングを行います 対策 2. 起動メモリサイズを 想定される使用メモリ量に近い値に設定します -35-

対象現象 6.1.3 仮想マシンのメモリ設定に上限を超える値を指定した際 意図しない数値が設定されます 仮想マシンのプロパティから設定できる 起動メモリまたは最大メモリの値の上限値は 65536(MB) です メモリの入力値として上限値を超える数値を指定して [OK] をクリックした場合は メモリの値に上限値である 65536 が設定されます しかし 上限値以上の入力値を指定し, カーソルを移動させずに エンターキーを押下した場合は 範囲内になるまで 下の桁から削除された値 ( 例 : 789012 7890) が設定されます 上限値を超える入力値を指定してエンターキーを押下します -36-

対 策 メモリには範囲内になるまで 下の桁から削除された値が設定されます SCVMM の仕様です 仮想マシンのプロパティからメモリの値を変更する際は 指定された範 囲内の値を設定してください -37-

7 RemoteFX 2011 年 4 月現在 RemoteFX 機能は 富士通 PRIMERGY サーバーでサポートしておりません 7.1 留意事項 7.1.1 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM 管理者コンソールの [ バーチャルマシンに接続 ] から接続できません対 象 現 象 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM 管理者コンソールの [ バーチャルマシン に接続 ] を実施しても 以下の様な画面が表示されるだけで操作を受け付けません 対 策 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに [ バーチャルマシンに接続 ] から接続することはで きません 仮想マシンを操作する際は RDC 7.1 以降のリモートデスクトップ接続を使用してく ださい 対象現象 7.1.2 RemoteFX を有効にした仮想マシンで SCVMM 管理者コンソールのライブサムネイルが表示されません RemoteFX を有効にした仮想マシンで SCVMM 管理者コンソールのライブサムネイルが表示されません -38-

対 策 RemoteFX を有効にした仮想マシンでは ライブサムネイルの動作はサポートされません -39-

対象現象 7.1.3 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM セルフサービスポータルの [VM に接続 ] から接続することができません RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM セルフサービスポータルの [VM に接続 ] を実施しても 以下の様な画面が表示されるだけで操作を受け付けません 対 策 RemoteFX を有効にしている仮想マシンに SCVMM セルフサービスポータルから接続するに は [ リモートデスクトップ ] を使用して RDC 7.1 以降のリモートデスクトップ接続を行ってくださ い 対象現象対策 7.1.4 RemoteFX を有効にしている仮想マシンを RemoteFX が有効でないホストに移行できません RemoteFX を有効にしている仮想マシンを RemoteFX が有効でないホストサーバへ移行することはできません RemoteFX を有効にしている仮想マシンを RemoteFX をサポートしないホストサーバへ移行することはできません 移行を行う場合は事前に仮想マシンの RemoteFX を無効にしてから移行ウィザードを実行してください 仮想マシンが RemoteFX を有効にした状態のチェックポイントをもつ場合 現在起動中の仮 想マシンの RemoteFX が無効に設定されていても同様のエラーになります 必要に応じて 対 象のチェックポイントを削除してから移行を行ってください -40-

各チェックポイントの作成した際の RemoteFX 設定を確認するには SCVMM 管理者コンソー ルより仮想マシンの [ プロパティ ]-[ チェックポイント ] タブを開き チェックポイントの [ プロパティ ] にある [ ハードウェア構成 ] より チェックポイント作成時の RemoteFX 設定を確認してください -41-

8 その他 8.1 留意事項 8.1.1 VMM サーバの起動時に エラー (36870) が記録されます 対 SCVMM 2008 R2 象 現象対策 VMM サーバの起動時に イベント ID:36870 ソース :Schannel のエラーイベントが記録される 場合があります 本イベントによる SCVMM の動作への影響はありません 対象現象対策 8.1.2 チーミング NIC の表示が実際と異なる場合があります SCVMM 2008 R2 Hyper-V ホスト上の物理 NIC をチーミングした場合 SCVMM 管理者コンソールの [ ホストプロパティ ]-[ ハードウェア ]-[ ネットワークアダプタ ] に記載されている NIC 名が実際と異なって表示される場合があります ネットワークアダプタ名は SCVMM から仮想ネットワークを作成する際に使用されます そのため 仮想ネットワークを作成する際は Hyper-V マネージャから実施することを推奨します 対象現象 8.1.3 SCOM との連携時に SCOM コンソールに中国語が表示されます SCVMM 2008 R2 SCVMM と SCOM の連携を行っている環境で SCVMM 管理パックの導入後 SCOM コンソールに中国語と日本語が入り混じったグループ名が表示されることがあります -42-

対 策 グループ名を右クリックして プロパティを開くことで 日本語名を確認することができます 以上 -43-

商標登記について Intelは 米国および( または ) その他の国における Intel Corporation の商標です Microsoft Windows Windows Server Hyper-Vは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です 記載されている会社名 製品名等の固有名詞は各社の商号 登録商標または商標です その他 本資料に記載されている会社名 システム名 製品名等には必ずしも商標表示を付記しておりません 免責事項 このドキュメントは単に情報として提供され 内容は予告なしに変更される場合があります また 発行元の許可なく 本書の記載内容を複写 転載することを禁止します このドキュメントに誤りが無いことの保証や 商品性又は特定目的への適合性の黙示的な保証や条件を含め明示的又は黙示的な保証や条件は一切無いものとします 富士通株式会社は このドキュメントについていかなる責任も負いません また このドキュメントによって直接又は間接にいかなる契約上の義務も負うものではありません このドキュメントを形式 手段 ( 電子的又は機械的 ) 目的に関係なく 富士通株式会社の書面による事前の承諾なく 複製又は転載することはできません インターネット情報ページ http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ -44-

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