SonicDICOM PACS インストールマニュアル 2016 年 12 月 14 日 https://ja.sonicdicom.com/ 2016 株式会社ジウン All rights reserved.
目次 インストールマニュアル... 3 改訂履歴... 3 1. ソフトウェアの概要... 3 1.1 DICOM サーバーについて... 3 1.2 DICOM ビューアについて... 4 1.3 注意事項... 4 2. 試用版の制限... 5 3. 対応する検査装置と画像の種類... 5 4. 動作環境... 7 4.1 最小ハードウェア要件... 7 4.2 推奨ハードウェア要件... 7 4.3 対応オペレーティング システム... 7 4.4 対応ウェブブラウザ... 8 4.5. 必須ソフトウェア... 8 5. SonicDICOM PACS をインストールする... 9 6. DICOM ファイルをインポートする... 9 7. DICOM ビューアで画像を閲覧する... 14 8. 検査装置と接続する... 15 8.1 必要な情報を確認する... 15 8.2 SonicDICOM PACS の情報を検査装置に登録する... 16 8.3 通信を確認する... 16 9. DICOM ビューアと接続する... 17 9.1 必要な情報を確認する... 17 9.2 SonicDICOM PACS に DICOM ビューアの情報を登録する... 18 9.3 SonicDICOM PACS の情報を検査装置に登録する... 18 9.4 通信を確認する... 19 2
インストールマニュアル SonicDICOM PACS は DICOM サーバーと Web ベースの DICOM ビューアの機能を備え たソフトウェアです このドキュメントでは SonicDICOM PACS の概要と導入の手順について説明しています 改訂履歴 版数発行日改訂履歴 2.0 2016/12/14 1. ソフトウェアの概要 SonicDICOM PACS は DICOM サーバーと Web ベースの DICOM ビューアの機能を備え たソフトウェアです 1.1 DICOM サーバーについて 複数の検査装置と接続し 撮影データを保存できます SonicDICOM PACS の DICOM ビューアだけでなく サードパーティ製の DICOM ビューアとも接続して保存したデータを閲覧することができます 接続できる検査装置や DICOM ビューアの数に制限はありません 各々の接続は並列に処理されます 3
1.2 DICOM ビューアについて SonicDICOM PACS の DICOM ビューアは Web ベースです クライアントごとのライセンス費用は不要です 使用できる DICOM ビューアの数には制限がありません Google Chrome や Mozilla Firefox などの Web ブラウザを起動し URL にアクセスするだけで ネットワーク内のどの端末からも DICOM ビューアを使用できます DICOM ビューアのソフトウェアを端末ごとにインストールしたり Web ブラウザにプラグインなどを追加する必要もありません またこの DICOM ビューアは URL を介して電子カルテや HIS RIS などの Web アプリケーションと簡単に連携できるように設計されています 1.3 注意事項 SonicDICOM PACS はプログラム医療機器として承認されていません 診断目的での使用はできませんのでご注意ください 4
2. 試用版の制限 無料の試用版は保存できるスタディ ( 検査 ) 数が 30 まで 作成できるアカウント数が 5 までに制限されています 使用できる機能には制限がありません 3. 対応する検査装置と画像の種類 SonicDICOM PACS は以下のタイプの検査装置をサポートしています Computed Radiography (CR) Digital X-Ray (DX) Computed Tomography (CT) Magnetic Resonance (MR) Positron Emission Tomography PET-CT (PT) Mammography (MG) Ultrasound (US) Endoscope (ES) X-Ray Angiographic (XA) Radio Fluoroscopy (RF) Nuclear Medicine (NM) Radiation Therapy (RT) Secondary Capture (SC) 5
SonicDICOM PACS は以下の種類の DICOM 画像に対応しています モノクロおよびカラー画像静的画像およびマルチフレーム画像圧縮および非圧縮 (RLE Lossless, JPEG Lossy, JPEG Lossless, JPEG 2000 Lossy, JPEG 2000 Lossless) 6
4. 動作環境 4.1 最小ハードウェア要件 HDD: 5GB の空き容量 CPU: 1 GHz 以上 RAM: 512 MB 4.2 推奨ハードウェア要件 HDD: OS 領域では SSD を使用 CPU: 4 コア 2GHz 以上 RAM: 6GB 以上 LAN: 1Gbit/s 4.3 対応オペレーティング システム Windows 7 SP1 (x86 and x64) Windows 8 (x86 and x64) Windows 8.1 (x86 and x64) Windows 10 (x86 and x64) Windows Server 2008 R2 SP1 (x64) Windows Server 2012 (x64) Windows Server 2012 R2 (x64) 7
4.4 対応ウェブブラウザ Google Chrome, Mozilla Firefox, Microsoft Edge, Microsoft Internet Explorer といっ たモダンブラウザの最新版が必要です 4.5. 必須ソフトウェア SonicDICOM PACS を動作させるには SonicDICOM PACS をインストールする PC に Microsoft.NET Framework 4.6.2 がインストールされている必要があります Windows Update を利用してインストールするか 以下のリンク先からダウンロードしてください : https://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=53345 ダウンロードが完了したら インストーラーを起動し 手順に従ってインストールしてください 8
5. SonicDICOM PACS をインストールする SonicDICOM PACS は以下のリンク先でダウンロードできます : SonicDICOM > ダウンロードダウンロードが完了したら インストーラーを起動し 手順に従ってインストールするだけで SonicDICOM PACS のセットアップが完了します 6. DICOM ファイルをインポートする SonicDICOM Manager のインポート機能を使用して DICOM ファイルの情報をデータベースに登録します DICOM ファイルの情報をデータベースに登録することで SonicDICOM PACS の DICOM ビューアで閲覧できるようになります 手元に DICOM ファイルがない場合は弊社が提供するサンプル用の DICOM ファイルを使 用することができます 以下のリンク先からダウンロードしてご利用ください : SonicDICOM > ダウンロード 以下に手順を記します SonicDICOM Manager を起動して DICOM App Service が起動している (Running) ことを確認してください 9
起動していない場合は Start ボタンをクリックして起動してください Show advanced settings をクリックして Advanced Settings 画面を展開し てください 10
Import Data の Browse をクリックし インポートする DICOM ファイルを含む フォルダを選択してください サブフォルダ内の DICOM ファイルもインポートする場合 は Include sub-folders にチェックしてください 11
フォルダを選択し終えたら Import ボタンをクリックしてください SonicDICOM Manager が指定されたフォルダ内の DICOM ファイルのインポートを開始 します 12
インポートが正常に完了したら次のステップに進んでください 正常にインポートできない場合の対処については以下のリンク先を参照してください SonicDICOM > よくあるご質問 > SonicDICOM PACS で DICOM ファイルを正常に閲覧 もしくはインポートできません 13
7. DICOM ビューアで画像を閲覧する SonicDICOM PACS をインストールした PC でウェブブラウザ (Google Chrome, Internet Explorer など ) を起動し 下記の URL にアクセスしてください : http://localhost/viewer/ ログイン画面に下記の初期の ID とパスワードを入力し ログインボタンをクリックしてください ID: admin Password: password セキュリティ上 試用が終わったら初期パスワードは変更してください 別の端末からアクセスする際同じネットワーク内にある SonicDICOM PACS が動作している PC 以外の端末からアクセスする際は URL の localhost の部分を SonicDICOM PACS が動作している PC の IP アドレスと置き換えてください 例えば SonicDICOM PACS が動作している PC の IP アドレスが 192.168.100.10 の場合 URL は http://192.168.100.10/viewer/ となります IP アドレスの確認方法および設定方法については以下のリンク先を参照してください SonicDICOM > ナレッジベース > IP アドレスを確認する SonicDICOM > ナレッジベース > 固定 IP アドレスを設定する ウェブサーバーのポート番号が標準の番号 (80) ではない場合 SonicDICOM Manager を使用して Web サーバーが使用するポートを 80 以外に設定している場合 URL は http://192.168.100.10:8080/viewer/ のようになります ( 例ではポートは 8080 に設定されています ) 14
8. 検査装置と接続する 8.1 必要な情報を確認する SonicDICOM PACS と検査装置との間で DICOM 通信を行うには 検査装置に SonicDICOM PACS の情報を登録する必要があります 必要な情報は IP アドレス 通信ポート番号 AE タイトル の 3 つです 以下にそれぞれの情報についての説明と確認方法を記します (1) IP アドレス : IP ネットワークに接続されたコンピュータなどに割り振られる識別番号 IP アドレスとは IP ネットワーク上の住所や電話番号のようなものです Windows の初期設定では ネットワーク接続時に IP アドレスが自動設定されるようになっています つまり OS を起動するたびに IP アドレスが変わる可能性があります DICOM 通信を使用する機器では この IP アドレスを固定する必要があります ネットワークについて理解したうえで 適切に IP アドレスを設定してください わからない場合はネットワーク管理者などに相談してください (2) 通信ポート番号 : コンピュータが通信に使用するプログラムを識別するための番号 SonicDICOM PACS のインストール後 特に変更を行わず 初期値をそのまま使用している場合 通信ポート番号は 104 に設定されています この設定は SonicDICOM PACS の DICOM ビューアの Admin Settings で確認および変更できます (3) AE タイトル : DICOM 通信を行うアプリケーションの実体を識別するための名前 SonicDICOM PACS のインストール後 特に変更を行わず 初期値をそのまま使用している場合 AE タイトルは Provider1 に設定されています この設定は SonicDICOM PACS の DICOM ビューアの Admin Settings で確認および変更できます 15
ソフトウェアのインストール後 特に変更を行わず 初期値をそのまま使用している場合 SonicDICOM PACS の基本パラメータは以下のようになっています IP アドレス : 各自確認してください ( 環境によって異なります ) 通信ポート番号 : 104 AE タイトル : Provider1 8.2 SonicDICOM PACS の情報を検査装置に登録する SonicDICOM PACS の情報を SonicDICOM PACS と接続する検査装置に登録する必要が あります SonicDICOM PACS の IP アドレス SonicDICOM PACS の通信ポート番号 SonicDICOM PACS の AE タイトル 設定方法は検査装置によって異なりますので 不明な場合はメーカーの担当者などに確認 して下さい 8.3 通信を確認する 検査装置から SonicDICOM PACS に画像を送信できること SonicDICOM PACS が画像 を正常に受信し 表示できることを確認してください 16
9. DICOM ビューアと接続する 9.1 必要な情報を確認する SonicDICOM PACS と DICOM ビューアとの間で DICOM 通信を行うには SonicDICOM PACS と DICOM ビューアにお互いの情報を登録する必要があります 必要な情報は IP アドレス 通信ポート番号 AE タイトル の 3 つです 以下にそれぞれの情報についての説明と確認方法を記します (1) IP アドレス : IP ネットワークに接続されたコンピュータなどに割り振られる識別番号 IP アドレスとは IP ネットワーク上の住所や電話番号のようなものです Windows の初期設定では ネットワーク接続時に IP アドレスが自動設定されるようになっています つまり OS を起動するたびに IP アドレスが変わる可能性があります DICOM 通信を使用する機器では この IP アドレスを固定する必要があります ネットワークについて理解したうえで 適切に IP アドレスを設定してください わからない場合はネットワーク管理者などに相談してください (2) 通信ポート番号 : コンピュータが通信に使用するプログラムを識別するための番号ソフトウェアのインストール後 特に変更を行わず 初期値をそのまま使用している場合 通信ポート番号は 104 に設定されています この設定は SonicDICOM PACS の DICOM ビューアの Admin Settings で確認および変更できます (3) AE タイトル : DICOM 通信を行うアプリケーションの実体を識別するための名前ソフトウェアのインストール後 特に変更を行わず 初期値をそのまま使用している場合 AE タイトルは Provider1 に設定されています この設定は SonicDICOM PACS の DICOM ビューアの Admin Settings で確認および変更できます 17
ソフトウェアのインストール後 特に変更を行わず 初期値をそのまま使用している場合 SonicDICOM PACS の基本パラメータは以下のようになっています IP アドレス : 各自確認してください ( 環境によって異なります ) 通信ポート番号 : 104 AE タイトル : Provider1 同じように DICOM ビューアにも上記の 3 つのパラメータが設定されていますので DICOM ビューアのパラメータを確認して下さい わからない場合はメーカーの担当者などに確認して下さい 9.2 SonicDICOM PACS に DICOM ビューアの情報を登録する SonicDICOM PACS に DICOM ビューアの情報を登録します 接続する DICOM ビューアの IP アドレス接続する DICOM ビューアの通信ポート番号接続する DICOM ビューアの AE タイトル 9.3 SonicDICOM PACS の情報を検査装置に登録する SonicDICOM PACS の情報を SonicDICOM PACS と接続する DICOM ビューアに登録する必要があります SonicDICOM PACS の IP アドレス SonicDICOM PACS の通信ポート番号 SonicDICOM PACS の AE タイトル 18
設定方法は DICOM ビューアによって異なりますので 不明な場合はメーカーの担当者な どに確認して下さい 9.4 通信を確認する DICOM ビューアが SonicDICOM PACS から画像を取得し 表示できることを確認してく ださい 19