リリースノート Q-SYS Designer February 2018_
リリースノート このドキュメントでは Q-SYS Designer Version 7.0 に関するリリース情報について説明します Q- SYS Designer Version 7.0 の初回リリース以降の最新の修正および機能追加などのアップデートに関しては QSC の Web サイトの Change Log または を参照してください 重要 : Version 6.2.0 より前のリリースからアップグレードする場合は本書の Upgrade Path to Version 7.0 を参照してください このドキュメントは下記の情報で構成されています What's New Upgrade Path to Version 7.0 Software Requirements Q-SYS Designer / Design File Compatibility Qualified Ethernet Switches Known Issues What's New この情報は必ず読んでください Q-SYS Designer 7.0 には非常に多くの変更点と追加機能があります またアップグレードする際に注意が必要なものがあります これらは現在の設計に大きな影響を与える可能性がありますのでアップグレードする前にシステムに必要な変更点を理解し 今設計しているファイルは必ずバックアップしてください Feature Licensing Q-SYS ファームウェア Version 7.0 以上で製造された Q-SYS Core110f および Core510i のモデルは下記の機能を使用するためにライセンスを有効にする必要があります Q-SYS Scripting Engine コンポーネント (Block Controller Control Script Scriptable Control) User Control Interface (UCI) Q-SYS Designer Version 7.0 より前のファームウェアが適用されている Q-SYS Core にはこれらのライセンスはすでに有効になっています またマルチトラックプレイヤーの拡張などの追加に関しては別のライセンスが必要になります 重要 : ファームウェアバージョンが 7.0 で製造された Q-SYS Core110f および Core510i は以前のバージョンにダウングレードすることは出来ませんのでご注意ください ライセンスの有効化は ライセンスマネージャー を使用して Web ブラウザーもしくは Q-SYS Configurator から簡単にアクティブ化することが出来ます ( 詳細は Q-SYS のヘルプを参照してください ) Inventory Components ( 新しく Inventory Components に登録されたもの ) Core 110c (Cinema 用 ) Core 110c は下記の機能を使用できます 8 マイク / ライン入力 8 マイク / ライン出力 Page 2 of 7
8 Flex channels ( 入出力切り替えて使用可能なチャンネル ) 16 GPIO 入力 / 16 GPIO 出力 POTS サポート PC/Mac から 16ch のストリーミング可能な USB チャンネル 詳細な説明に関しては Core110f/Core110c のユーザーマニュアルを参照してください Core110c コンポーネントに関してはヘルプトピックから参照してください DCIO / DCIO-H Digital Cinema I/O Peripherals に DCIO と DCIO-H(HDMI) を追加しました DCIO と DCIO-H は 1U のデジタルシネマデバイスでアナログ I/O 16AES/EBU デジタル入力 デュアルイーサネットポート GPIO を搭載しています DCIO-H はこれらの機能に加え HDMI オーディオ入力も提供します DCIO は Q-SYS 対応シネマコンプレックス用のオーディオ I/O として機能するシネマ専用のインターフェイスです DCIO と Q-SYS Core110c DPA-Q パワーアンプ DCS スピーカーはシネマオーディオデザインを実現するために非常に費用対効果の高い方法を提供します Q-SYS Designer とカスタム UCI タッチパネル モバイルアプリを使用することでユーザーはシームレスなシステムで劇場のオーディオ機器を設定 制御 監視することが出来ます TSC-55-G2 / TSC-80-G2 / TSC-116-G2 Peripherals の Inventroy に新しい 3 つのタッチスクリーンコントローラーを追加しました これらの新しいタッチスクリーンは TSC-47-G2( すでにリリース ) とともにアプリケーションに適したサイズを提供します (4.7 インチ 5.5 インチ 8.0 インチ 11.6 インチ ) 各タッチスクリーンは専用の Inventroy コンポーネントとして提供されます Schematic Components ( 新しく Schematic Components に追加されたもの ) Block Controller Control Component に新しく Block Controller を追加しました Block Controller を使用するとさまざまな機器のコントロールを簡単に定義できます ビジュアルブロックインターフェイスを使用してコントロールに関連付けした LUA スクリプトを構築できます この機能を使用するとサードパーティ製のデバイスやユーザーコントロールインターフェイスをより効率的に エラーを起こしにくく制御することが出来ます NEC MultiSync Display Plugin NEC の MultiSync Display plugin を追加しました NEC MultiSync P404, MultiSync V404, MultiSync P484, MultiSync V484, MultiSync P554, MultiSync V554 のディスプレイを Ethernet / RS232C からコントロールできます User Control Interface ( 新しく追加された機能 ) 新しくフォントを選択できるようになりました 注意 : Version 7.0 から新しいフォントが使用されているため 既存の UCI デザインをアップデートした場合はフォントとスペースを調整する必要があります フォントは Q-SYS 機器全体に統一して表示されます アクティブ 非アクティブおよびボタンが押された状態などのカスタムグラフィックが作成できるようになりました 新しいページとレイヤー機能により複雑な UCI を簡単に操作できるようになりました Page 3 of 7
I/O USB Bridge 新しく USB Tranfer Mode がプロパティに追加されました Skype for Business ユーザーは Isochronous を選択する必要があります Help Viewer Q-SYS Designer のヘルプビューアーは新しいスタイリング 検索機能など HTML5 に対応しアップグレードされました Support for Legacy Cores / 重要 Q-SYS Core 1000, Core 3000, Core 4000 は Version 7.0 以降にアップグレードすることはできません しかし QSC は必要に応じてこれらの Core のために今後も 6.2.x などのメンテナンスリリースを提供します Upgrade Path to Version 7.0 重要 : アップグレードを行う前に必ずデザインファイルを古いバージョンとアップグレードするバージョンでバックアップコピーを作成してください また古いバージョンでバックアップを作成したファ イルは最新バージョンの Q-SYS Designer で開かないようにしてください 新しいバージョンのソフトウェアで開いた場合 それらのファイルは古いバージョンのソフトウェアで使用できなくなりました Version 7.0 にアップグレードする場合は次の要件に注意してください もし Version 4.2 よりも前のバージョンからアップグレードする場合ははじめに Version 4.2 にアップグレードする必要があります アップグレード要件は Version 4.2 のリリースノートをご確認ください Version 5.0.x からアップグレードする場合は Version 6.0.0 にアップグレードしてから Version 7.0 にアップ グレードする必要があります ソフトウェア要件 ソフトウェアおよびファームウェアの更新については QSC のウェブページを参照してください 対応 OS Windows 7 PRO 64-bit Windows 8.1 PRO 64-bit Windows 10 PRO 64-bit NOTE: Windows 32-bit OS および Windows 8.0 PRO 64-bit はサポートしていません バンドルソフトウェア 下記のソフトウェアが Q-SYS Desiner をインストールする際に自動的にインストールされます Microsoft.NET Framework 3.5. ( 要インターネットアクセス ) Microsoft.NET Framework 4.6.2 Client Profile Microsoft.NET Framework 4.6.2 Extended Microsoft Visual C++ 2015 Runtime Q-SYS Designer / Design ファイルの互換性 Page 4 of 7
Q-SYS Designer (X.Y.Z) のリリース番号付けの規則は メジャーリリース (X) マイナーリリース (Y) ビルド番号 (Z) の 3 つのレベルで構成されます 数字が大きくなるほど新しいリリースであることを示しています 設計ファイルと Q-SYS Designer ソフトウェアの (X) と (Y) が同じ場合は (Z) のビルド番号は関係がありません ハードウェア上でデザインを実行するためには同じビルド番号 (Z) にアップグレードもしくはダウングレードする必要があります 新しいデザインファイルを古い Q-SYS Desiner で開くことは出来ません 例えば Version 3.3.z のデザインファイルを Version 4.2.z で開くことは出来ません Q-SYS Designer ソフトウェアよりも古いデザインファイルは開くことが出来ます 例えば Version 4.2.z のソフトウェアで Version 3.3.z のデザインファイルを開くことが出来ます ただし新しいソフトウェアでファイルを保存するとそのファイルを古いリリースに戻すことは出来ません 重要 : 新しいリリースへのアップグレードを行う前に 必ず現在のリリースソフトウェアを使用してデザインファイルがバックアップされていることを確認してください 認証された Ethernet Switch Q-SYS Designer のリリースを行う中で新しいスイッチが認証されたり 認証されていたものが非認証になることがあります 最新情報は QSC のウェブサイトを参照してください QSC は認証されたスイッチの中で省電力モード EEE(Energy Efficient Ethernet) IEEE 802.3az を無効にすることをお勧めします これらはスイッチメーカーの中で独自の機能を提供している場合もありますがコンセプトは IEEE 標準です これらの機能はリンク相手を検出したり パケットの送受信やアイドル期間を検出 またはネットワークケーブルの長さやリンクアップ情報などを検出して LAN ポートの駆動電流またはウェイクアップ時間を制御するためにポートをスリープモードまたは休止モードにする機能です 既知の問題 User Control Interface UCI の URL Buttons 問題 : URL ボタンを配置したユーザーコントロールインターフェイスを ios 10.x もしくは 11.x を搭載したデバイスで Q-SYS Control App を使用するとアプリが終了することがあります SVG イメージの表示 問題 : SVG イメージは Q-SYS Designer の UCI エディタと比較して配置が異なる場合があります 回避策 : Document または Artboard をではなく グラフィック自体のエクステントを使用して.svg ファイルを出力するようにグラフィックアプリケーションを構成するようにプログラムしてください 詳細は Q- SYS Help > Adding Images to a UCI Page topic を参照してください UCI からコントロールが削除される 問題 : IUCI エディタのページから船体工下コントロールを削除するとコントロールの詳細がページやレイヤーに残る場合があります 回避策 : 影響を受ける UCI インターフェイスを閉じて再度開きます Core のネットワークフェイルオーバー時のオーディオ損失 問題 : I リダンダントネットワークを構成してどちらかの LAN インターフェイスが切断されると LAN A および LAN B の両方で Core to Core Q-LAN ストリームが一時的に 2 秒から 5 秒ドロップすることがあります Page 5 of 7
I/O-8 Flex Mic Detection 問題 : I/O-8 Flex の Mic Detection 機能はマイクを接続した際のインピーダンス測定に問題があったため Version 7.0 の FLEX IN コンポーネントのコントロールパネルから削除されました この機能は今後修正され将来のリリースで再度追加されます Configurator: 古いファームウェア Version での Feature Licensing 問題 : Q-SYS Configurator で Version 7.0 より古いファームウェアのバージョンの Core を選択すると Feature Licenses のリンクが表示されます このリンクをクリックするとライセンスマネージャーではなく Core の Welcome 画面が表示されます 回避策 : It Q-SYS Designer 7.0 を使用して Version 7.0 以前のファームウェアで動作している Core に対して Feature Key (MTP をインストールするためのもの ) を使用することは出来ません この問題を回避する場合は Q-SYS Designer の過去のバージョンを使用して Feature Key をインストールしてください Text Controller Component 問題 : Q-SYS の Help にはまだリリースされていない Text Controller コンポーネントの参照が含まれています LUA スクリプトを使用する際は Scriptable Controls コンポーネントを引き続き使用します Atlona Audio Streaming 問題 : 現在 Atlona 社の OmniStream Encoder から 8ch の PCM ストリームを受信することは出来ません 下記のタイプのストリームがサポートされています 2 channel PCM 6 channel PCM DTS HD DTS 5.1 AC-3 Core 110f and Core 110c USB 3.0 Support 問題 : Core110f と Core110c で AV-to-USB ブリッジには USB3.0 は必要ないため USB3.0 のケーブルはサポートされていません 回避策 : USB 2.0 のケーブルを使用してください USB3.0 のケーブルを使用しなければならない際は PC 側で USB2.0 のポートを使用してください Remote Paging 問題 : ExternalControlProtocol が No に設定されているリモートページングシナリオでは Communication Status に Fault - Not connected と表示されます これはあて先 Core にのみ影響する項目です 回避策 : "External Control Protocol" を "YES" に設定してください 重要な変更点 Core110f で USB Video Bridging を設定すると Q-LAN / AES67 の最大音声ネットワークチャンネルが 128 入力 128 出力から 64 入力 64 出力に変更されます Page 6 of 7
Network TSC-3 は Core250i の LAN-B/Aux ネットワークからブートできません 問題 : TSC-3 は必ず LAN A に接続してください LAN B/AUX ポートはサポートされていません Core Redundancy - CobraNet 問題 : Standby 中の Core に挿入された CobraNet カードは自動的に CobraNet 信号を送受信することはありません Core Redundancy - Clock Master 問題 : 2 重化された Core の Primary Core が一番高い Clock マスターとして設定され Backup Core が 2 番目に高い優先度に設定される この場合 Primary Core がネットワークから切断された場合や再起動した場合 ネットワーク接続が回復した場合に短い時間ですが Clock マスターが切り替わるためオーディオストリームのドロップアウトが発生します Page 7 of 7