Contents モイスト ウンド ヒーリング ドレッシング材を使用した創傷管理 モイスト ウンド ヒーリング外傷管理 Moist Wound Healing Trauma 1. 2. 治癒過程 受傷 3. 4. 痂皮形成 痂皮が取れる 細胞遊走 治癒 5. 6.
痂皮の下を遊走する上皮細胞 1962 年 モイストウンドヒーリング Healing of skin wounds and the influence of dressings on the repair process 1 痂皮 新生細胞 創面が湿潤していれば創は早く治癒する Dr. George Winter Dr. George Winter, 1962 1 Winter G., Formation of the scab and the rate of epithelialisation of superficial wounds in the skin of the domestic pig, Nature 1962;193 pp293-294 7. 8. モイスト ウンド ヒーリング 創面が湿潤していると治癒 湿潤環境下では上皮の移動が 40% 促進される Eaglstein W H 1985 The Effect of occlusive dressings on collagen synthesis and re-epithelisation in superficial wounds: the role of occlusion. International Congress Series No.88 Royal Society of Medicine,London, pp31-38 9. 10. 1971 年世界初の創面を湿潤に保つドレッシング材 オプサイト ガーゼによる創傷管理 11. 12.
創面への固着 新生細胞の損傷 13. 14. ドレッシング材 滲出液を創面に保持 感染率 Clinical Infection Rates 70 症例 Reported infection rates for all wounds types and all occlusive dressing types Exudate 滲出液中の成分 好中球 マクロファージグロースファクター等 7.10% ガーゼなどの従来の処置 2.60% 閉鎖できるドレッシング材 Hutchinson J.J BSc, PhD Prevalence of Wound Infection Under Occlusive Dressings: A Collective Survey of Reported Research Wounds 1989;1 pp123-133 15. 16. ドレッシング管理による QOL の向上 疼痛の軽減 交換回数の減少 防水性があり 日常生活への支障を最小限に 見た目もきれいである Contents モイスト ウンド ヒーリング ドレッシング材を使用した創傷管理 17. 18.
治癒過程 出血 凝固 増殖 アルギン酸ドレッシング ( アルゴダーム ) 炎症 海草から抽出された天然素材の被覆材 成熟 止血 浸出液を吸収することでゲル状になり湿潤環境を提供する 19. 20. アルゴダーム 止血のメカニズム 止血作用 高い吸収力 : 自重の 22 倍 血管内皮細胞 網目状フィブリン 血小板 21. 22. 血液凝固機序 血液凝固因子 (XII XI IX IV VIII X V Ⅲ Ⅶ) 止血効果の臨床研究 Hemostasis I : フィブリノーゲン II : プロトロンビン III : トロンボプラスチン IV : カルシウム (Ca) V :labile factor,proaccelerin,acglobulin VI :( 欠番 ) VII :stable factor,spca VIII :AHF-A ( 抗血友病因子ー A) IX :AHF-B ( 抗血友病因子ー B クリスマス) X : スチュアート-プロワー因子 XI :PTA (pl. thromboplastic antecedent) XII :Hageman factor XIII :FSF (fibrin stabilizing factor) プロトロンビン (II 因子 ) フィブリノーゲン (I 因子 ) トロンビン フィブリン 総合 General N=35 皮膚欠損 Tranmatic Skin Defect N=7 皮膚潰瘍 Dermal Ulcer N=13 熱傷 Burn N=6 採皮創 Donor Site N=9 33.3 65.7 61.5 66.7 100 66.7 20 30.8 33.3 14.3 7.7 0% 20% 40% 60% 80% 100% 有効やや有効無効判定不能 松賀一訓秦維郎他創傷治癒と新しい被覆材 アルギン酸カルシウム 創傷被覆材アルゴダームの採皮創 熱傷 皮膚潰瘍 外傷性皮膚欠損に対する臨床応用 Prog.Med. 14:2321~2334, 1994 23. 24.
治癒過程 出血 凝固 増殖 ハイドロサイト AD 炎症 フィルム 成熟 AD タイプ 吸収層 接着層 止血 モイスト管理 25. 26. ハイドロサイトの治験成績 ( 熱傷 採皮創 外傷創 縫合創 ) 総症例 69 採用症例 68 除外症例 1 有効性解析対象症例 64 脱落症例 4 ハイドロセルラー ( ハイドロセルラー顕微鏡拡大図 ) 熱傷 30 採皮創 12 外傷創 10 縫合創 12 有用性判定 極めて有用性あり 86.7% 66.7% 70,0% 75.0% 有用性あり 13.3% 33.3% 30.0% 25.0% 有用性なし 0 0 0 0 ALLEVYN HYDROCELLULAR DRESSING の熱傷創 採皮創 外傷創 および縫合創に対する臨床試験成績 : 医学と薬学 36(2):269-283 1996 27. 28. アルゴダーム : 規格 ハイドロサイトシリーズ シートタイプ 5 5cm 9.5 9.5cm 10 20cm ロープタイプ 30cm(2g) 標準タイプ 5 5cm 10 10cm 10 20cm 20 20cm ADタイプ ADタイプ 5 5cm 10 10cm 15 15cm 20 20cm ヒールタイプ 仙骨タイプ ( 小 / 大 ) キャビティータイプ円柱 ( 小 / 大 ) 円形 ( 小 / 大 ) 29. 30.
Contents モイスト ウンド ヒーリング 患者さまにも正しい傷の管理をやさしく理解して頂く本 ドレッシング材を使用した創傷管理 大阪鉄道病院谷口彰治先生監修 31. 32. 外来用ポスタ - によるご案内 大阪鉄道病院谷口彰治先生監修 医療スタッフの方へニュースレター ( 事例紹介 ) Vol.1 各種皮膚欠損創の治療経験 Vol.2 親水性ポリウレタンフォームドレッシングによる創傷管理 Vol.4 ハイドロサイト による外傷性皮膚欠損創の治療経験 Vol.5 褥瘡における創面積測定に関する考察 Vol.6 離開創 膿瘍切開後の創傷管理 Vol.7 アルギン酸塩創傷被覆材 アルゴダーム の採皮創 熱傷への使用経験 Vol.8 手の採皮創 陥入爪 母斑切除後創への適応 33. 34. 参考文献 Winter G., Formation of the scab and the rate of epithelialisation of superficial wounds in the skin of the domestic pig Nature 1962;193 pp293-294 Eaglstein W H 1985 The Effect of occlusive dressings on collagen synthesis and re-epithelisation in superficial wounds: the role of occlusion. International Congress Series No.88 Royal Society of Medicine,London, pp31-38 Heln D, Pounce B, Burton R 1997 Antimicrobial systems of the surgical wound. American Journal of Surgery 133(5):597-600 *We are smith&nephew Hutchinson J.J BSc, PhD Prevalence of Wound Infection Under Occlusive Dressings:A Collective Survey of Reported Research, Wounds 1989;1 pp123-133 創傷治癒と新しい被覆材 アルギン酸カルシウム アルゴダームに関する基礎的検討 Prog.Med.14:2284 松賀一訓秦維郎他創傷治癒と新しい被覆材 アルギン酸カルシウム 創傷被覆材アルゴダームの採皮創 熱傷 皮膚潰瘍 外傷性皮膚欠損に対する臨床応用 Prog.Med. 14:2321~2334, 1994 35. 36.