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Transcription:

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6-3.OS セキュリティに関する知識 OS のセキュリティ機能として必要な機能と オープンソース OS とし Ⅰ. 概要てもっとも利用が期待される Linux のセキュリティ管理に関して 電子メール Web CGI DNS などの具体的な管理手法について学ぶ Ⅱ. 対象専門分野職種共通 Ⅲ. 受講対象者 基礎的なコンピュータ科学 セキュリティ工学基礎 (ITSS レベル1 程受講前提度 ) を習得 経験を持つレベルの知識を有すること サーバを運用する際に必要となるシステムセキュリティおよびネットワークセキュリティ強化のための知識を 実習を行うことにより習得し セキュリティホールのない安全なサーバを Linux により構築する セキュリティ監査ツールを用いてシステムの脆弱性を発見できる セキュリティホールのあるパッケージのアップデートができる アカウントの保護のための設定ができる Ⅳ. 学習目標 syslogd の設定 及び logcheck によるログの監視ができる Tripwire によるシステムの改ざんチェックを行うことができる サービスの把握と不要なサービスの無効化ができる xinetd の設定ができる iptables コマンドを使用して パケットフィルタリングの設定ができる ssh の公開鍵認証方式を用いた暗号化通信 及び VPN の設定ができる Ⅴ. 使用教科書 (1) Linux サーバセキュリティ 教材等 Michael D. Bauer 著 豊福剛訳 Ⅵ. 習得スキル講義終了後の受講レポート 定量アンケート 知識確認ミニテスト 演の評価方法習問題の取り組み状況を総合的に判断して評価を行う Ⅶ. カリキュラムレベル 1 第 1 回 ~ 第 10 回の構成レベル 2 第 1 回 ~ 第 10 回 2

講座内容 第 1 回電子メールのセキュリティ対策 ( 講義 90 分 ) Linux のメールサーバにおいて必要なセキュリティ対策について理解する (1) MTA と SMTP セキュリティ 1 電子メールのセキュリティアーキテクチャ SMTP ゲートウェイと DMZ ネットワーク SMTP セキュリティ 迷惑メール SMTP AUTH SMTP コマンドによる検証 2 MTA にセキュリティ対策 (2) フィッシング / スパムメールの防止 1 送信ドメイン認証 Sender ID DomainKeys 2 DNS の SPF レコード 3

第 2 回電子メールのセキュリティ対策演習 ( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux のメールサーバ機能に関してセキュリティ設定 導入などの方法とその作業内容を実習で理解する sendmail Postfix を使用してセキュリティメールの構築方法を理解する (1) sendmail のセキュリティ 1 sendmail の長所と短所 2 sendmail のセキュリティ構築 sendmail の入手とインストール sendmail の設定の概要 sendmail.mc の設定 sendmail を chroot して実行するための設定 sendmail のマップやその他のファイルの設定 sendmail における SMTP AUTH の設定 sendmail と STARTTLS TLS を使う Sendmail の設定 (2) Postfix 1 Postfix のアーキテクチャ 2 Postfix のセキュリティ構築 Postfix 入手とインストール Postfix の設定 4

第 3 回 Web のセキュリティ対策 (1)( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux による Web サーバの設定 導入方法とその作業内容を実習で理解する (1) Web サーバのセキュリティ 1 Web の問題と対策 2 脆弱性とセキュリティ対策のタイミング 3 Web セキュリティの原則 (2) Web サーバのセキュリティリスク 1 問題点 機密情報 システムへの侵入 破壊 ボット 2 対策 古いソフトウェアのアップグレード IP 制限 HTTP 認証 TLS の利用 5

第 4 回 Web のセキュリティ対策 (2)( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux による Web サーバの設定 導入方法とその作業内容を実習で理解する (1) Apache のセキュリティ構築 1 導入と設定 インストールについて Apache ファイル階層のセキュリティ対策 Apache の設定 Apache の設定ファイル 設定オプション 2 セキュリティコンポーネント 静的コンテンツ 動的コンテンツ :SSI(Server-Side Includes) 動的コンテンツ :CGI(Common Gateway Interface) 3 セキュリティ関係の Apache モジュール 認証 SSL 6

第 5 回 CGI スクリプトにおけるセキュリティ対策 ( 講義 + ワークショップ 90 分 ) CGI スクリプトにおけるセキュリティ対策 (1) CGI スクリプトと SSI (2) CGI スクリプトの危険性 1 OS コマンドイジェクトション 2 SQL インジェクション 3 XSS (3) CGI スクリプトの取り扱い 1 cgi-bin ディレクトリ 2 C 言語特有の注意点 3 suexec 7

第 6 回ファイルサービスのセキュリティ対策 ( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux のファイルサービスのセキュリティ設定 導入などの方法とその作業を実習で理解する (4) FTP のセキュリティ 1 FTP セキュリティの原則 2 ProFTPD を使った匿名 FTP の実現 3 FTP 以外のファイル共有方式 SFTP と scp (5) FTP サーバのセキュリティ設定内容と手順 1 パーミッション 2 ftp によるファイル書き込みを禁止する方法 3 welcome.msg 4 /etc/ftp* ファイル群 5 /etc/ftpaccess によるアクセス制御 6 upload の設定 7 /etc/ftpusers の設定 8 /etc/ftphosts の設定 8

第 7 回 DNSSEC によるセキュリティ対策 ( 講義 90 分 ) DNSSEC によるセキュリティ対策について 必要性と実際の手段について理解する (1) DNS への攻撃 1 DNS キャッシュポイズニング 2 DNS 偽造 (2) DNSSEC とは 1 プロトコル 2 ゾーン側の処理 3 DNS キャッシュサーバ側の処理 4 署名の検証 9

第 8 回システムログの管理 ( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux のシステムログの管理の方法 手順 設定 作業内容を実習で理解する (3) syslog 1 syslog の設定 2 syslog-ng syslog-ng をソースコードからインストールする syslog-ng を実行する syslog-ng の設定 高度な設定 3 logger を使ってシステムログをテストする 4 システムログファイルの管理 (4) swatch を用いたログ監視の自動化 1 swatch の導入と運用 swatch のインストール swatch の設定の概要 swatch の高度な設定 swatch の設定最適化 10

第 9 回 Linux による侵入検知の手法演習 ( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux サーバを用いて サーバによる侵入検知の仕組み 方法 実際の作業内容を実習で理解する (1) Tripwire 1 Tripwire の入手 コンパイル インストール 2 Tripwire の設定 3 Tripwire によるチェックと更新 4 Tripwire のポリシー変更 5 その他の整合性チェックプログラム (2) Snort 1 Snort の入手 コンパイル インストール 2 Snort によるパケットのアナライズ 3 Snort によるパケットのロギング 4 Snort を IDS として設定 11

第 10 回サーバのセキュリティ監査と設定の自動化 ( 講義 + ワークショップ 90 分 ) Linux の管理者権限の設定 アプリケーションパッケージの導入などの方法とその作業内容を実習で理 解する (1) サーバのセキュリティ監査方針 1 ファイアウォールをスキャナで検査 2 セキュリティ機能を理解して活用 3 要塞ホスト設定のドキュメント化 (2) 監査ツール 1 サーバ監査ツール 2 ローカル監査ツール (3) ログの設定 運用 監視 1 Bastille Linux を使った自動セキュリティ強化 2 Bastille の入手とインストール 3 Bastille の設定と実行 4 Bastille のログ 以上 12