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Windows VDA の権利を取得する方法 Windows VDA の権利は 3 つのライセンス形態を通じて取得できます これらの使用権により ライセンスを取得したデバイスは 使用するライセンス形態に応じてリモートまたはローカルで仮想 Windows デスクトップにアクセスすることができます Windows VDA の権利は 次の場合に取得できます 1. デバイスが対象オペレーティングシステムライセンスを取得していて Windows 用ソフトウェアアシュアランスの対象にもなっている 2. デバイスに対象オペレーティングシステムが含まれていないために ( シンクライアントなど ) ソフトウェアアシュアランスを取得できず 個別の Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得する さらに 上記のいずれかの対象となるデバイスが個別の Windows Companion サブスクリプションライセンス (CSL) も取得している場合 Windows VDA の権利が拡張され ライセンスを取得したデバイスの主要ユーザーは最大 4 台のコンパニオンデバイスにこの権利を適用することができます Windowds 用ソフトウェアアシュアランス 対象オペレーティングシステム Windows VDA サブスクリプション オプション オプション Windows VDA の権利を取得する方法 注 : ライセンスを取得したデバイス とは 対象オペレーティングシステムライセンス Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション または Windows CSL が割り当てられているデバイスです 対象オペレーティングシステムの一覧については マイクロソフトボリュームライセンス製品表を参照してください 2012 年 9 月 2

Windows VDA の権利の比較 使用するライセンス形態 (Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション Windows CSL) に応じて 付与される VDA の権利にはいくつかの違いがあります ライセンス形態 使用権 例 Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション Windows CSL 1 リモートの仮想 OSE で Windows のインスタンスを最大 4 つ実行できる 仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) を通じてサーバー上の Windows 仮想マシンにアクセスする 2 #1 #3 #4 に加えて : 職場から離れているときに第三者のデバイスを使用して VDI を通じて Windows インスタンスにリモートアクセスできる ( ローミング使用権 ) 個人所有の自宅の PC から Windows 仮想マシンにリモートアクセスする ライセンスを取得したデバイスの主要ユーザー 3 #1 に加えて : ローカルの仮想 OSE で Windows のインスタンスを最大 4 つ実行できる ライセンスを取得したデバイスでローカルに実行されている Windows 仮想マシン * 4 #1 に加えて : ローカルの物理 OSE で Windows のインスタンスを最大 2 つ実行できる ライセンスを取得したデバイスでのデュアルブート * デバイスが 基になる Windows Pro ライセンスを取得している必要があります ソフトウェアのインスタンスの実行 割り当てる各ライセンスにつき お客様は一度に サーバー ( たとえば データセンター内の最大 4 つの異なるサーバー ) 上の仮想 OSE で実行されているソフトウェアの最大 4 つのインスタンスに ライセンスを取得したデバイスからリモートアクセスすることができます ただし 1 つの仮想 OSE で実行できるインスタンスは 1 つだけです Windows 用ソフトウェアアシュアランスが有効なライセンスを取得したデバイスの場合 : ライセンスを取得したデバイスでは 仮想 OSE でソフトウェアのインスタンスを最大 4 つ (1 つの仮想 OSE につき 1 つのインスタンスのみ ) および 1 つの物理 OSE で本ソフトウェアのインスタンスを 1 つ 一度に実行することができます 許可されている 5 つのインスタンスをすべて同時に実行する場合 物理 OSE で実行するインスタンスを使用できるのは 以下を実行する場合だけです o o ハードウェア仮想化ソフトウェア ライセンスを取得したデバイス上で OSE の管理と保守を行うためのソフトウェア また 各ライセンスにつき 一度に 2 つのソフトウェアのインスタンスを ライセンスを取得したデバイス上の物理 OSE で実行することができます このオプションを選択した場合 ライセンスを取得したデバイス上の仮想 OSE でソフトウェアを実行することはできません 注 : Windows VDA サブスクリプションライセンスに基づいて ライセンスを取得したデバイス上の物理 OSE で本ソフトウェアを実行することはできません ローミング使用権 有効な Windows 用ソフトウェアアシュアランスまたは Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得したデバイス ( 作業用デバイス ) の特定の 1 名の主要ユーザーは 以下を実行することができます 2012 年 9 月 3

サーバー ( たとえば お客様のデータセンター内 ) 上で実行されている 1 つ以上の許可されたインスタンスに 第三者のデバイスから一度にリモートアクセスする 対象となる第三者のデバイス上の 1 つの仮想 OSE で 本ソフトウェアのインスタンスを一度に 1 つ実行する かかる主要ユーザーがお客様またはお客様の関連会社の社内にいる場合 ローミング使用権は適用されません これらの VDA の権利および対応するローミング使用権は永続的なものではなく 基になる Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション または Windows CSL の有効期間中のみ有効です エディション : お客様は Windows 8 Pro Windows 8 Enterprise または仮想マシンで実行する許可されているインスタンスの旧バージョンを使用することができます 同様に Windows 用ソフトウェアアシュアランスを取得したデバイスのハードドライブパーティションで 2 つ目のコピーを実行する代替の権利を選択されたお客様は 許可されているコピーの代わりに旧バージョンを使用することができます (Windows の旧バージョンの権利については ボリュームライセンス契約および製品表をご覧ください ) シナリオ 以下のビジネスシナリオは お客様の環境で Windows デスクトップオペレーティングシステムのライセンスを取得する方法を理解するために役立ちます 注 : これらのシナリオは Windows 8 Windows VDA サブスクリプション および Windows Intune を対象としたものです シナリオに必要なライセンスが必ずしもすべて記載されているわけではありません たとえば シナリオによっては Windows Server オペレーティングシステム CAL または Microsoft Office Professional Plus ライセンスが必要になる場合があります 簡略化のため これらの個別のライセンス要件をすべて記載しているわけではありません シナリオ説明ライセンスソリューション Virtual Desktop Infrastructure デスクトップ Windows デスクトップオペレーティングシステムは データセンターのハイパーバイザープラットフォーム (Hyper-V テクノロジなど ) 上の仮想マシンで実行されます これらの仮想デスクトップには PC シンクライアント またはその他のデバイスからアクセスします デバイスは仮想マシンで実行されている Windows デスクトップオペレーティングシステムにアクセスするため デバイスの種類に応じて 有効な Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション または Windows CSL ライセンスが必要です さらに シナリオやユーザーによっては ローミング使用権も適用されます Terminal Services セッション仮想化 " デスクトップ " Windows Server オペレーティングシステム (Windows Server 2012 など ) は Microsoft Office Professional Plus 2010 のようなアプリケーションを実行しているターミナルセッションを介して複数のユーザー間で共有されます これらのセッションには PC シンクライアント またはその他のデバイスからアクセスします デバイスは Windows Server オペレーティングシステムにアクセスするため Windows デスクトップオペレーティングシステムの追加ライセンスは必要ありません ただし デバイス / ユーザーは セッションテクノロジのライセンス (Windows Server CAL Remote Desktop Services [RDS] CAL など ) を取得する必要があります セッションにアクセスするデバイスには Office Professional Plus のライセンスも必要です VDI デスクトップとセッションデスクトップの混在 VDI デスクトップにアクセスするユーザーもいれば セッションベースのデスクトップまたはアプリケーションにアクセスするユーザーもいます 場合によっては 特定のデバイスが両方に同時にアクセスする必要があることもあります ( たとえば ユーザーが VDI デスクトップにログインし セッション経由でリモートアプリケーションまたはデスクトップにアクセスする場合など ) ユーザーは Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション または Windows CSL ライセンスを通じて Windows デスクトップオペレーティングシステムのライセンスを VDI デスクトップにアクセスするデバイスについてのみ取得する必要があります ユーザーは 対応するアクセスライセンス (Windows Server CAL RDS CAL など ) をセッションデスクトップにアクセスするデバイスについて取得する必要があります 2012 年 9 月 4

ローミング VDI ユーザー 個人所有のコンパニオンデバイスの業務利用 (BYOCD) ユーザーは VDI のライセンスを取得している 会社のシンクライアントの主要ユーザーです ユーザーは 自宅や外出先から個人所有のタブレットデバイスを使用して VDI デスクトップにアクセスできる柔軟性も必要とします 会社は Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション または Windows Intune の対象となる主要な作業用デバイスを従業員に提供します また 従業員が個人所有のコンパニオンデバイス ( タブレットなど ) を業務に利用したり 会社の VDI にそれらのデバイスからアクセスできるようにしたいと考えています シンクライアントデバイスがデータセンターで同時に実行されている最大 4 つの Windows 仮想マシンにアクセスするには Windows VDA サブスクリプションライセンスが必要です ユーザーは Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得したデバイスの主要ユーザーなので ローミング使用権が適用され ユーザーはタブレット ( または社外で使用する他の会社所有以外のデバイス ) 用に追加の Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得する必要がありません 主要な作業用デバイスは Windows 用ソフトウェアアシュアランスまたは Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得しているため 会社はライセンスを取得したデバイスに対して Windows CSL を取得できます これにより そのデバイスの主要ユーザーは 最大 4 つの追加コンパニオンデバイスから会社の VDI にアクセスできます Windows CSL に基づいて使用できるデバイスには 任意の種類の個人所有デバイスおよび会社所有の x86 以外のデバイスが含まれます 個人所有デバイスの業務利用 (BYOD) 会社所有の Windows RT コンパニオンデバイス 会社は ユーザーが個人所有のデバイスを業務に利用できるようにすることを決定し すべてのユーザーに対して VDI デスクトップをセットアップします デバイスには対象オペレーティングシステムが含まれていません ( たとえば Windows 7 Home Premium のライセンスを取得している場合があります ) これらのユーザーは その他のデバイスにはアクセスできません 会社は Windows 用ソフトウェアアシュアランス Windows VDA サブスクリプション または Windows Intune の対象となる主要な作業用デバイスと 従業員が VDI を通じて会社のデスクトップにアクセスできる Windows RT デバイスの両方を一連の従業員に提供します 会社は ユーザーが企業環境に持ち込むデバイスのいずれかについて Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得する必要があります さらに 最大 4 つの個人所有デバイスに対応するために Windows CSL を追加します 主要デバイスについてソフトウェアアシュアランスまたは Windows VDA ライセンスを取得する以外に Windows ライセンスを追加する必要はありません Windows 用ソフトウェアアシュアランスまたは Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得したデバイスの主要ユーザーは 個別の Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得しなくても Windows RT コンパニオンデバイスを使用して VDI 経由で会社のデスクトップにアクセスできます 契約社員の PC 組織 A は 一部の業務について組織 B と契約し 組織 B の従業員が組織 A の VDI デスクトップに組織 B の PC からアクセスできるようにします デバイスには対象オペレーティングシステムが含まれています (Windows 8 Pro など ) 組織 A は 組織 B の従業員が組織 A の VDI デスクトップにアクセスするために使用するデバイスについて Windows 用ソフトウェアアシュアランスまたは Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得する必要があります 注 : VDI にアクセスするデバイスに対象オペレーティングシステムが含まれていない場合は Windows VDA サブスクリプションライセンスを取得する必要があります 2012 年 9 月 5

ローカルの Windows 仮想マシン 組織には Windows 8 Pro を実行している PC 上のローカル仮想マシンで実行されている複数の Windows イメージでアプリケーションをテストする必要がある開発者のグループがいます この PC について有効な Windows 用ソフトウェアアシュアランスを取得する必要があります これにより 最大 4 つの仮想マシンを同時に実行することができます 2012 Microsoft Corporation. All rights reserved. 本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており 明示または黙示に関わらず これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないものとします これは ライセンスを取得した製品の許可された使用について説明したものであり お客様との契約ではありません ボリュームライセンス契約に基づいてライセンス許諾された製品の使用は 契約の条項および条件に従う必要があります この情報と契約の内容に矛盾がある場合は 契約の条項と条件が優先されます マイクロソフト代理店を通じて取得されるライセンス価格はマイクロソフト代理店によって決められるものです 2012 年 9 月 6