Microsoft Word - 泥土圧式ミニ工法説明書 doc

Similar documents
2.2 構造物内容 円形管 ( 泥土圧シールド工法 ) 一次覆工 2400 mm ( m ) 円形管 ( 泥土圧シールド工法 ) 一次覆工 ( 二次覆工一体型 ) 2400 mm m 円形管 ( 泥土圧シールド工法 ) 二次覆工 2400 mm m 人孔 1 箇

Microsoft PowerPoint - トンネル工法の概要(3工法).ppt

DOBOKU 技士会 東京 63号10月号.indb


<4D F736F F D20834A C C7997CA89BB298B5A8F708E9197BF28914F94BC AAE90AC816A2E646F63>

Microsoft Word - 5(改)参考資料 doc

L型擁壁 宅造認定 H=3 5m ハイ タッチウォール KN0202-石乱積み 透水層 止水コンクリート 敷モルタル 基礎コンクリート 土粒子止めフィルター 直高H3.0m超 最大5.0mの プレキャストL型擁壁 宅造法に基づく国土交通大臣認定取得商品です 社団法人全国宅地擁壁技術協会による工場認

立川市雨水浸透施設設置基準 1. 目的この設置基準は 立川市雨水浸透施設設置補助金交付要綱 ( 以下 要綱 という ) の雨水浸透施設の設置にあたり 必要な事項を定めることを目的とする 2. 用語の定義補助対象の雨水浸透施設とは 雨水浸透ます 及び 雨水浸透管 とし 雨水浸透施設の設置に伴い発生する

推進工法用設計積算要領 小口径管推進工法高耐荷力管推進工法編 2018 年改訂版 正誤表 改訂履歴 修正日 2018/12/ /1/9 2019/1/ /1/ /2/5 2019/2/20 修正ページ等

TSK 国土交通省 新技術情報提供システム NETIS登録番号 HK A PAT.P 環境適応型落石防止工 プラスネット プラスネット プラスネットハニー

TSK 国土交通省 新技術情報提供システム NETIS登録番号 HK A PAT.P 環境適応型落石防止工 プラスネット プラスネット プラスネットハニー

第 15 章コンクリート補修工 15-1 ひび割れ補修工 (1) ひび割れ表面処理工 ( 研磨工 ) 15-1 (2) ひび割れ低圧注入工 15-1 (3) ひび割れ充填工 目地補修工 (1) 成型ゴム挿入工 15-4 (2) 充填工 既設水路断面修復 表面被

L 型擁壁 (CP-WALL) 構造図 S=1/30 CP-WALL(B タイプ ) H=1900~2500 断面図 正面 背面図 製品寸法表 適用 製品名 H H1 H2 B 各部寸法 (mm) B1 B2 T1 T2 T3 T4 T5 水抜孔位置 h1 h2 参考質量 (kg) (

<8B5A8F708E77906A89FC92F988C E FCD2E786477>

8 章橋梁補修工 8.1 橋梁地覆補修工 ( 撤去 復旧 ) 8.2 支承取替工 8.3 沓座拡幅工 8.4 桁連結工 8.5 現場溶接鋼桁補強工 8.6 ひび割れ補修工 ( 充てん工法 ) 8.7 ひび割れ補修工 ( 低圧注入工法 ) 8.8 断面修復工 ( 左官工法 ) 8.9 表面被覆工 (


4. 粘土の圧密 4.1 圧密試験 沈下量 問 1 以下の問いに答えよ 1) 図中の括弧内に入る適切な語句を答えよ 2) C v( 圧密係数 ) を 圧密試験の結果から求める方法には 圧密度 U=90% の時間 t 90 から求める ( 5 ) 法と 一次圧密理論曲線を描いて作成される ( 6 )

<874B91E631308FCD976995C78D5C91A2907D8F572E707562>

山岳トンネルの先進ボーリング調査

泥濃式破砕型掘進機の巨石層での長距離曲線路線への適用性の検証 松元文彦 1* 森田智 2 酒井栄治 1 島田英樹 2 笹岡孝司 2 松井紀久男 2 1 株式会社アルファシビルエンジニアリング技術開発部 ( 福岡県福岡市博多区山王 ) 2 九州大学大学院工学研究院地球資源

WaggingCutterShield工法(揺動式シールド工法)

八王子市雨水浸透施設設置基準 1. 目的この設置基準は 八王子市雨水浸透施設設置補助金交付要綱 ( 以下 要綱 という ) の雨水浸透施設の設置にあたり 必要な事項を定めることを目的とする 2. 用語の定義雨水浸透施設とは 屋根に降った雨水を浸透させる構造をもった次に掲げる施設をいう (1) 雨水浸

<897E8C F80837D A815B838B81458FE395948ECE95C7817B8145>

NETIS 登録 登録番号 KK A PJG 協会

第 3 章 間知ブロック積み擁壁の標準図 133

<4D F736F F D F FB1B2B1DDD3B0D98B408AED91B997BF5F8F4390B32E646F63>

(2) 本格的シールド工法国鉄関門トンネル 1926 年には国鉄東海道線丹那トンネルの水抜き 坑に円形開放型シールドの圧気併用を採用し 鉄製 セグメント 型鋼 を使用したが このトンネルも 硬岩の出現や高圧湧水のため途中でシールドの使用 が中止された 日本でシールドが本格的に成功したと言えるのは 1


12章 標準設計

電磁操作弁付リリーフ弁 JIS 油圧図記号 次頁参照 特長 騒音特性を向上させた低騒音形です 電磁操作弁の切り換えによって 回路のアンロード 及び 2 圧 3 圧制御が可能です 広範囲の流量域で安定した圧力制御を行います ハイベント形のオプションを用意しています 形式記号説明 -JRSS-G - -

< E28F4390DD8C762E786477>

4. 再生資源の利用の促進について 建近技第 385 号 平成 3 年 10 月 25 日 4-1

土木工事標準積算基準書1

Corporation Co., Ltd.

図 2 縦断図 図 3 工程表 工事内容 トンネル仕上り内径 7,100mm 延長 1,539m 耐震護岸工 2 箇所鋼管矢板内抜き 鋼矢板打設 1 式地盤改良工 (CDM LDis SMM 工法 ) 1 式 貯木場 RC 柵撤去工 1 式 運河内管渠近接施工部地盤改良工(MJS 工法 ) 1 式


特長道路下に埋設して 主に下水道及び排水用管路として使用するほか 地下道 貯留槽など多岐に渡って使用できます 1. 設計荷重は T-25 荷重の横断 縦断に対応しています 2.( 公社 ) 日本下水道協会の認定を受けた工場で生産し 高品質の製品を提供いたします 3. 現場打ち工法と比較して 施工が容

Microsoft PowerPoint - Kiso_Lec_13

TSK ブレイクアンカー ピンポイントアンカー Pinpoint Anchor Break Anchor

<8D488E96985F95B62E786C73>

<4D F736F F D2081A E682568FCD926E94D592B28DB E94D589FC97C78C7689E62E646F63>

泥濃式破砕型推進工法の巨石 岩盤への適用性 松元文彦 1* 森田智 2 酒井栄治 1 島田英樹 2 笹岡孝司 2 松井紀久男 2 1 株式会社アルファシビルエンジニアリング技術開発部 ( 福岡県福岡市博多区山王 ) 2 九州大学大学院工学研究院地球資源システム工学部門

1.1 テーラードブランクによる性能と歩留りの改善 最適な位置に最適な部材を配置 図 に示すブランク形状の設計において 製品の各 4 面への要求仕様が異なる場合でも 最大公約数的な考えで 1 つの材料からの加工を想定するのが一般的です その結果 ブランク形状の各 4 面の中には板厚や材質


浸透側溝長尺 U 字溝 [KUSDC KURDC] 茨城県規格の長尺 U 字溝 [KUS KUR] の側壁部及び底版部に排水孔 ( 開口 ) を設けた浸透用側溝です 近年 都市化の進展により建物や道路などの不浸透域が拡大して ゲリラ豪雨による河川増水やその流域の浸水被害等 集中豪雨による都市の排水機

6. 現況堤防の安全性に関する検討方法および条件 6.1 浸透問題に関する検討方法および条件 検討方法 現況堤防の安全性に関する検討は 河川堤防の構造検討の手引き( 平成 14 年 7 月 ): 財団法人国土技術研究センター に準拠して実施する 安全性の照査 1) 堤防のモデル化 (1)

フルコーンパターンノズル 品 名 型 式 フルコーンノズル.1 セパレート式 KSF, KSFG 一体式 KSFS, KSFHS, KSFH, KSFI フランジ式 KSF F 楕円吹ノズル.6 フルコーンパターンノズル セパレート式 一体式 角吹ノズル KSE, KSE S, KSE H KSE

QCCチャックカタログ.indd

スライド 1

益永八尋 2013 年 11 月 24 日 管体構造計算 益永八尋 パイプラインの縦断図及び水理縦断図のデータから管体構造計算に必要なデータ ( 静水圧 水撃圧 土かぶり 荷重条件等 ) を抽出し 管種選定を行うための構造計算を行う このソフトを利用し 各管種の経済比較のための資料作成も容易に行える

<4D F736F F D2091E E8FDB C588ECE926E816A2E646F63>

道路橋の耐震設計における鉄筋コンクリート橋脚の水平力 - 水平変位関係の計算例 (H24 版対応 ) ( 社 ) 日本道路協会 橋梁委員会 耐震設計小委員会 平成 24 年 5 月

資料

土量変化率の一般的性質 ❶ 地山を切土してほぐした土量は 必ず地山の土量 1.0 よりも多くなる ( 例 ) 砂質土 :L=1.1~2.0 粘性土 :L=1.2~1.45 中硬岩 :L=1.50~1.70 ❷ 地山を切土してほぐして ( 運搬して ) 盛土をした場合 一般に盛土量は地山土量 1.0

参考資料-2 換気量について

備編 水処理関連機器 ヘリカルポート ルーツタイプ ロータリブロワ連機器曝気用ルーツブロワ RS 型設 機構 独自のヘリカル機構 ブロワはうるさいもの ブロワの騒音は宿命的なもの と考えられがちでした それは 従来のルーツブロワでは ケーシング内の空気を一気に吐き出す構造のため 大きな衝撃や脈動が生

FT-R形異形管カタログ

自在R連続基礎-美建工業株式会社

Microsoft Word - MBV-LDカタログ

7090Gスヘ?ック140523_7090-1Fスヘ?ック.qxp

別添 別添 地下貯蔵タンクの砕石基礎による施工方法に関する指針 地下貯蔵タンクの砕石基礎による施工方法に関する指針 本指針は 危険物の規制に関する政令 ( 以下 政令 という ) 第 13 条に掲げる地下タンク貯蔵所の位置 構造及び設備の技術上の基準のうち 当該二重殻タンクが堅固な基礎の上に固定され

<926E906B8E9E2D958282AB8FE382AA82E882CC8C9F93A22E626376>

<4D F736F F F696E74202D C CC89C88A B8CDD8AB B83685D>

特集管路資器材腐食劣化の予防保全 ム ム ( 管 ) ポン 図 -2 ダクタイル鋳鉄管の耐震継手の例 2 ⑴ ( 0) ( ) し ⑵ ( 20) ルダ ⑶ (00 200) ルト ット ⑷ (00 100) し ( ) 外面からの腐食が考えられます 腐食の現況につ いて 以

2. 在来工法の特徴 在来工法による掘削は人力施工に頼る作業が多く, 地山が悪いと掘削直後に矢板を建込むため余掘りは小さい 一方, 地山が良いと断面確保や作業性から亀裂沿いに掘削するため余掘りが大きくなりやすく, 覆工背面に空洞が残ると考えられる 現在山岳工法の標準である NATM 工法は, 機械化

OC TOB E R ky アルファ ラバル LKB および LKB-F 自動または手動バタフライ バルブ Manual or Automatic - it s your Choice コンセプト LKB の範囲は ステンレス鋼管システム用の衛生バタフライバルブです 動作のしくみ LKB

Microsoft PowerPoint - new_e-pile_nex仕様・標準施工手順 (1) [互換モード]

土木工事標準積算基準書1

Taro-水理計算.$td

品 名 ホロコーンパターンノズル ホロコーンノズル 単孔式 KSC 多孔式 KSC ー, ホロコーンアトマイジングノズル QC ノズル 単孔式 多孔式 型 KSN 式 KSWC ー QC ー T, KSWC ー QC KSFC ー, KSWC ー QC ー EE C. C.5 C.7 ホロコーンパタ

<4D F736F F D208E9197BF A082C68E7B8D A815B82CC8D5C91A28AEE8F C4816A2E646F63>

Microsoft Word - 文書 1

Microsoft Word - CADAP-Jr.検証.doc

高性能 AE 減水剤を用いた流動化コンクリート 配合設定の手引き ( 案 ) - 改訂版 - 平成 21 年 6 月 国土交通省四国地方整備局

の説明 の説明 1. 説明. 落ちふた式 U 形側溝との接続. 道路側溝用桝との接続 4. 落ちふた式 U 形側溝との断面比較 G 落ちふた式 U 形側溝 種 平面図 平面図 施工断面図 ( 幅 ) ( 幅 ) 施工寸法表 天端ノンスリップ 1. 落ちふた式 U 形側溝を車が横断

強化プラスチック裏込め材の 耐荷実験 実験報告書 平成 26 年 6 月 5 日 ( 株 ) アスモ建築事務所石橋一彦建築構造研究室千葉工業大学名誉教授石橋一彦

< F2D81798E9197BF817C A95BD90AC E >

ラックの取り付け

<907D96CA88EA8EAE>

<92CA926D814097FB90CF D E90DD8C CC81698C6F8CB182C98AEE82C382AD90DD8C A82CC89FC92E882C982C282A282C E786C73>

- 14 -

<4D F736F F D B8C91CE8FC6955C5F90DD8C7682CC8EE888F882AB5F30372E3039>

集水桝 日本工業規格認証取得工場

技研力実績集 4 ジャイロプレス工法と新しい杭間止水工法による 土留め止水壁で 水中に残置された橋脚を短工期で撤去 鶴見川水管橋橋脚撤去工事

Transcription:

泥土圧式ミニシールド工法 工法説明書 2017 年 4 月 ミニシールド工法研究会

はじめに ミニシールド工法は英国より導入した技術を その独創的な考え方を活かしながら 我が国の実状に合う様に改良した三等分割のミニシールド工法用鉄筋コンクリートセグメントを使用する小口径シールド工法である セグメントは平成 4 年に日本下水道協会規格 下水道ミニシールド工法用鉄筋コンクリートセグメント (JSWAS A-7) として認定 ( 平成 17 年 4 月 1 日改正 ) されている この資料では 現在ほとんどの施工実績となっている 密閉型泥土圧式ミニシールド工法の概要 特長 基本事項 日進量及び設備等について説明する 仕様 対象口径 : 仕上り内径 1,000mm ~ 2,000mm施工延長 : 理論的に制限はないが標準施工延長を1500mまでとし 1500m 以上の施工延長については 日進量その他設備を別途検討する 曲線施工 : R 10mに対応縦曲線施工 : RCセグメントを使用する場合の曲率半径は400m 以上とし それ未満の場合は別途検討を行う セグメント : ミニシールド工法用鉄筋コンクリートセグメント (R 60m) 鋼製セグメント (R<60m) 二次覆工 : ミニシールド工法用鉄筋コンクリートセグメント部は無し 鋼製セグメント部は内面をポリマーモルタルで仕上げる 概要 まず シールド機のフード部 ( 切羽面 ) とガーター部の間に隔壁を設けて前部を削土室とし カッターを回転させて切削した土砂にカッターヘッド前方よりで添加材を加える 切削土砂と添加材を混合撹拌して塑性流動化させ 削土室に充満した不透水性を有する泥土の土圧により切羽土圧及び地下水圧に対抗して切羽の安定を図る この状態を維持し シールド機の推進と排土のバランスをとり掘進する 掘削された土砂は密閉土砂スキップに取込み 坑外に搬出し処分する 次に セグメントを搬入して組み立てる 組み立てたセグメントにシールドジャッキを押しあて シールド機スキンプレート 裏込シール セグメントと既設裏込層の隙間 ( テールクリアランス ) に裏込材を充填する 充填完了後 直ちに掘削作業に入る 掘進中は 充填した裏込材をスキンプレート厚の空隙に逐次充填させる押し出し機構により 地山をみださずに短時間で密実で品質のよい裏込層を形成する これにより地盤沈下を防止することができる (P.9 参照 ) シールド貫通後 セグメントの目地 注入孔及び緊結孔にエポキシ樹脂系コーキング材及びモルタルをコーキングしてトンネルは完成する 1

特長 1) 短工期 低コストであるミニシールド工法用鉄筋コンクリートセグメント ( 以下 RCセグメント という ) は二次覆工を必要としないので 工期短縮とコスト低減が計れる 2) 広範囲の土質への対応性がある軟弱土 粘性土 シルト 砂質土 砂礫層 玉石混り土 岩盤及びこれらの互層など広範囲な土質地盤に対して 適切なシールド機の面板形状や添加材の種類 濃度及び量を選定することにより対応可能である 3) 急曲線施工が可能である曲線半径 10mの急曲線に対応できる 4) 長距離施工が可能である 1スパン延長 1,000m 以上の長距離施工に対応できる 5) カッタービットの交換がシールド機内から可能である岩盤や砂礫土層での掘削で発生するカッタービットの交換がシールド機内から行えるため ビット交換用立坑を必要としない 6) 確実な裏込シールド機テール内で裏込材を充填し 裏込ジャッキで押し出し保持することにより 耐水性に富んだ確実かつ密実な裏込層が形成される 7) 地盤改良区間が少ない通常は 発進部と到達部を除けば地盤改良を必要としない 8) 地表面沈下を最小限に抑えられる切羽の安定を図り 確実な裏込層の形成が可能であることから 地表面沈下を最小限に抑えられる 9) 汚水管路における腐食対策に対応工場でのセグメント製造時にコンクリート用抗菌剤であるゼオマイティを添加することで ミニシールド工法用抗菌セグメント ( 日本下水道協会 Ⅱ 類認定資機材 ) を提供できます 抗菌コンクリートは 腐食環境条件 Ⅲ 種 ( 平均硫化水素ガス濃度 10ppm 未満 ) の管路施設に対する 主な腐食対策の一つに挙げられています ( 参考 : 下水道管路施設ストックマネジメントの手引き,2016, 日本下水道協会 ) 2

基本事項 1) 仕上り内径とシールド機 表 1 R 20m 用 普通土対応仕様 [ 参考 ] 項目単位 仕上り内径 ( mm ) 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650 1,800 2,000 シールト 機外径mm 1,334 1,454 1,554 1,744 1,950 2,140 2,310 2,610 スキンフ レート厚mm 22 25 テールクリアランスmm 75 80 95 105 140 シールト シ ャッキ kn 本 400 4 450 4 500 4 600 4 800 4 1000 4 1200 4 1500 4 中折れジャッキ kn 本 300 12 400 12 400 12 500 12 600 12 800 12 1000 12 1200 12 推進ジャッキ kn 本 400 4 450 4 500 4 600 4 800 4 1000 4 1200 4 1500 4 スクリュ - コンヘ ア径mm 300 375 450 シールト 機長mm 8,800 9,000 8,900 9,700 10,100 10,200 10,000 10,000 総質量 t 19.0 23.0 25.0 36.0 47.0 52.0 63.0 80.0 最大フ ロック長 ( 立坑投入時 ) 最大フ ロック質量 ( 立坑投入時 ) 最大フ ロック長 ( 到達引上げ時 ) mm 3,800 3,800 4,000 3,800 4,300 4,500 4,400 4,500 t 9.0 11.0 12.0 17.0 20.0 22.0 29.0 34.0 mm 2,800 2,800 2,900 3,000 3,600 3,600 3,600 3,600 最大フ ロック質量 ( 到達引上げ時 ) t 8.0 9.0 10.0 13.0 16.0 19.0 22.0 23.0 注 1. 普通土対応の標準仕様とするが, 変更する場合もある 2. 砂礫土, 硬質土及び岩盤対応については, 別途仕様変更となる 3

表 2 R<20m 用 普通土対応仕様 [ 参考 ] 項目単位 仕上り内径 ( mm ) 1,000 1,100 1,200 1,350 1,500 1,650 1,800 2,000 シールト 機外径mm 1,374 1,494 1,594 1,774 1,980 2,180 2,350 2,620 スキンフ レート厚mm 22 25 テールクリアランスmm 95 110 125 125 145 シールト シ ャッキ kn 本 400 4 450 4 500 4 600 4 800 4 1000 4 1200 4 1500 4 中折れジャッキ kn 本 300 12 400 12 400 12 500 12 600 12 800 12 1000 12 1200 12 推進ジャッキ kn 本 400 4 450 4 500 4 600 4 800 4 1000 4 1200 4 1500 4 スクリュ - コンヘ ア径mm 300 375 450 シールト 機長mm 8,600 8,900 8,800 9,300 9,700 10,200 10,000 10,000 総質量 t 20.0 24.0 25.0 36.0 47.0 52.0 63.0 80.0 最大フ ロック長 ( 立坑投入時 ) 最大フ ロック質量 ( 立坑投入時 ) 最大フ ロック長 ( 到達引上げ時 ) 最大フ ロック質量 ( 到達引上げ時 ) mm 3,700 3,700 3,800 3,700 4,400 4,500 4,400 4,500 t 10.0 11.0 11.0 17.0 20.0 22.0 29.0 34.0 mm 2,800 2,900 3,000 3,000 3,600 3,700 3,600 3,600 t 8.0 9.0 10.0 13.0 16.0 19.0 22.0 23.0 注 1. 普通土対応の標準仕様とするが, 変更する場合もある 2. 砂礫土, 硬質土及び岩盤対応については, 別途仕様変更となる 4

2) セグメント組立シールド機の本体内でのセグメントの組立はセグメント運搬車に装備されたエレクターを用いて行う 組立手順は まずセグメントの最初のピースをインバートセグメントとしてシールド機の内側においた台木に据え付ける ( 組立 1) 次に2ピース目のセグメントの継手の一方をインバートセグメントに突き合わせてから反対側をおこしシールド機内側に立てかけ 保持金具を取り付ける ( 組立 2) 上部注入孔側部注入孔側部注入孔 120 120 120 底部注入孔 図 1 セグメント断面図 最後に3ピース目のセグメントを拝み合わせるように閉合させる ( 組立 3) また組立直後のセグメントリングは不安定なため セグメント継手間を緊結金具で仮留めをし ( 組立 4) その後シールドジャッキを伸ばして推進し既設のセグメントに密着させる トンネル軸方向の目地は 通し目地とせずに10~15cm程度ずらした千鳥組とする セグメント エレクター シールド本体 エレクター セグメント 保持 台木 組立 1 組立 2 拝み合わせる 緊結金具 組立 3 組立 4 図 2 エレクター付きセグメント運搬車及びセグメント組立 5

3) 添加材添加材とは 土に塑性流動性と不透水性を与えるもので 水 粘土増粘剤 高分子系増粘剤等からなっている 添加材の働きは 掘削土砂に添加材の中の微細粒子を追加することにより 不透水性と塑性流動性をもたせることである 一般に砂 砂礫などは マトリックス分が不足しているため 微細粒子で構成されている添加材を注入し 掘削土砂と撹拌混合することにより 土砂の粒度分布を変化させ不透水性の泥土とする また 内部摩擦角の大きい土質には 添加材を注入することにより粘性を有した微細粒子が土粒子同士の直接接触状態を軽減し 内部摩擦角を小さくすることによって 塑性流動性を有する泥土に変換するものである 添加材の濃度 使用量は土質 施工条件等を検討して定める ( 添加材注入模式図 ) 土粒子 地山 土粒子 水 吸着水 砂 礫 粘土 吸着水 自由水 自由水 添加材 自由水粘土分(20% 以下 ) 水 粘土分 掘削 混練 掘削土砂 土粒子 土粒子 水 自由水 粘土分 (20% 以上 ) 図 3 添加材注入模式図 6

4) 掘削土砂搬出 掘削された土砂は以下の経路により坑外に搬出される スクリューコンベア スクリューフィーダー 密閉型土砂スキップ 土砂ピット 吸引管 気流式土砂積込装置 (ACC ユニット ) 図 4 施工概要図 7

5) 裏込注入 1 裏込材の配合は次の通りとする 水圧 (MPa) 表 3 可塑性裏込材標準配合表 ( 非エア系 ) 1m 3 当り 硬化材 (kg) 助材 (kg) A 液 安定剤 (kg) 水 (kg) B 液特殊水ガラス (L) 1 時間後強度 (N/mm 2 ) 0.00 以上 0.08 未満 250 50 3.0 809 90 0.10 0.08 以上 0.12 未満 275 50 4.0 800 90 0.15 0.12 以上 0.15 未満 300 50 4.5 791 90 0.20 0.15 以上 0.20 未満 320 50 5.5 777 95 0.25 水圧 (MPa) 0.00 以上 0.08 未満 硬化材 (kg) 表 4 可塑性裏込材標準配合表 ( エア系 ) 1m 3 当り 助材 (kg) 起泡剤 (kg) A 液 安定剤 (kg) 水 (kg) 710 空気量 (L) B 液特殊水ガラス (L) 1 時間後強度 (N/mm 2 ) 61 0.10 0.08 以上 0.12 未満 300 3.0 701 70 0.15 80 0.5 100.0 0.12 以上 0.15 未満 693 78 0.20 0.15 以上 0.20 未満 350 3.5 665 90 0.25 注 1. 地下水圧が 0.20MPa 以上の場合は別途考慮する 2 裏込注入設備イメージ 助材 硬化材 裏込め注入プラント 起泡剤 安定剤 水計量器 計量器 計量器 計量器 計量器 調泥層 モルタルミキサ P アジテータホッパ 特殊水ガラス グラウトポンプ 凝結調整ユニット ミキシングノズル 注入孔へ 図 5 裏込注入設備イメージ図 8

裏込注入機構 1 セグメント組立 シールドジャッキを戻しセグメントを組み立てる シールド機テールプレート スライドシール 既設裏込め層 裏込めジャッキシールドジャッキ注入孔セグメント 2 スライドシールの引き戻し シールドジャッキを伸ばし組み立てたセグメントを保持し スライドシールを引き戻す 3 裏込め材注入 シールド機テールプレート スライドシール 既設裏込め層およびセグメントに囲まれた空洞に 裏込め材をセグメントの注入孔から注入する 裏込め材 ( 立坑より圧送 ) 4 シールド機の前進 シールドジャッキを伸ばし シールド機を前進させる 同時に裏込めジャッキを伸ばし 注入した裏込め材をシールド機テール外へ押し出す 5 裏込め材の保持 1 リング分の掘進終了後も裏込め材を保持する 図 6 裏込注入フロー図 9

日進量 ( 一次覆工 ) 掘進裏込め押出し 裏込め注入 セグメント組立 図 7 作業サイクル 一次覆工は上記サイクルにて進められ 工事は通常 2 交替制で行われる 直線区間 初期 到達掘進区間の日進量は次による 仕上り内径 (mm) 表 5 日進量 (m/ 日 ) 直線区間初期掘進区間到達掘進区間 1,000 7.0 (5.6) 3.5 (2.8) 3.5 (2.8) 1,100 7.0 (5.6) 3.5 (2.8) 3.5 (2.8) 1,200 7.0 (5.6) 3.5 (2.8) 3.5 (2.8) 1,350 7.0 (5.6) 3.5 (2.8) 3.5 (2.8) 1,500 7.5 (5.9) 3.8 (3.0) 3.8 (3.0) 1,650 7.5 (5.9) 3.8 (3.0) 3.8 (3.0) 1,800 7.5 (5.9) 3.8 (3.0) 3.8 (3.0) 2,000 7.5 (5.9) 3.8 (3.0) 3.8 (3.0) 注本表の日進量は 砂 粘性土層区間及び 掘削断面に出現する推定最大礫の長径が スクリューコンベア径の 2/3 以下の砂礫土層区間に適用する なお ( ) 内の日進量は 掘削断面に出現する推定最大礫の長径が スクリューコンベア径の 2/3~4/3 で 含有率が 5% 以下の砂礫土層区間に適用するものとし これ以上の礫が出現する場合には 別途検討する 曲線区間の日進量は次式による Lc=Ls a Lc: 曲線区間の日進量 (m/ 日 ) Ls: 直線区間の日進量 (m/ 日 ) a: 係数 表 6 曲線区間の係数 曲率半径 30 以上 60 以上 100 以上 150 以上 200 以上 (m) 30 未満 60 未満 100 未満 150 未満 200 未満 係数 (a) 0.30 0.50 0.80 0.90 0.95 1.00 10

立坑 立坑サイズは立地条件によって異なるが 以下の条件を考慮して決定する イ ) シールド機を据付けて発進できるスペースロ ) 材料 土砂運搬用作業車の待機スペースハ ) 開口部位置 寸法の関係 ( 開口部幅は トンネル内径 +1.0mを最小寸法とする ) ニ ) 立坑周辺の環境保全 ( 工事公害の防止 ) 等ホ ) 仮設階段等作業者の昇降設備 A 型 B 型 a a 幅 : W トラバーサー トラバーサー 幅 : W トラバーサー トラバーサー 長さ : L 長さ : L 図 8 発進立坑標準図 仕上り内径 ( mm ) 表 7 A 型長さ 幅 (m) 立坑標準寸法 発進立坑 B 型長さ 幅 (m) a (m) 1,000 1,100 1,200 11.3 3.2 (11.6 3.2) 11.0 3.3 (11.3 3.3) 10.2 3.6 (10.4 3.6) 8.6 5.1 1.600 8.3 5.4 1.650 7.4 5.8 1.800 1,350 10.4 4.1 7.4 6.4 2.030 1,500 12.2 4.5 8.4 7.0 2.250 1,650 12.2 5.0 8.4 7.6 2.480 1,800 12.2 5.4 8.4 8.2 2.700 2,000 12.2 6.0 8.4 9.0 3.000 注 立坑寸法は 内寸法である ( ) 内は急曲線 (R<60m) を含む場合 a: 土留壁内面より管路中心線までの距離 11

矩形 円形 立坑寸法 シールド機 D j i B シールド機 到達坑口 i j 約 300 約 300 a b f b a L 図 9 到達立坑標準図 表 8 立坑標準寸法 到達立坑 仕上り内径 ( mm ) 矩形長さ 幅 (m) 坑口有り 円形 (m) 簡易坑口有り又は坑口無し 1,000 4.6 3.2 4.1 3.7 1,100 4.6 3.3 (4.7 3.3) 4.1 (4.2) 3.7 (3.8) 1,200 4.7 3.4 (4.8 3.4) 4.3 (4.4) 3.8 (3.9) 1,350 4.8 3.6 4.4 4.0 1,500 5.4 3.8 5.2 4.6 1,650 5.4 4.0 (5.5 4.0) 5.2 (5.4) 4.7 (4.8) 1,800 5.6 4.4 5.3 4.8 注 4.9 2,000 5.6 4.7 5.5 (5.0) 立坑寸法は 内寸法である 到達坑口工の区別は 土質及び地下水圧により決定する 簡易型坑口の使用は地下水圧 0.05MPa 未満を目安とし 土質条件と併せて考慮する ( ) 内は急曲線 (R<20m) を含む場合 12

資材の搬入 土砂の搬出等は付属台車にて行う ミニシールド工法では 付属台車の待機が発進立坑内で行われるため 立坑内での入れ替え作業が必要である 付属台車の入れ替えは 電動トラバーサー (2 基 ) を用いて行われる 昇降階段 土砂スキップ 1 トラバーサー 機関車 セグメント運搬車 トラバーサー 土砂スキップ 2 A 型立坑 セグメント運搬車 トラバーサー 機関車 土砂スキップ 1 トラバーサー 土砂スキップ 2 昇降階段 B 型立坑 図 10 施工時付属台車配置図 ( 発進立坑 ) 13

シールド機据付 発進工 シールド機の据付 発進方法は 分割発進方式を標準としている シールド機は3 分割にて立坑下に降ろし シールド機前部を発進架台に設置する 次に シールド機前 後部 ( 中間部及び後部 ) を仮配管 仮配線にて接続し稼働可能状態にする シールド機前部の発進は 前部及び中間部に推進装置が配置されていないので 油圧ジャッキにて行う シールド機前部及び中間部の発進完了後 シールド機後部との接続を行い シールド機後部の仮発進を行う シールド機前部 制御盤 制御盤 制御盤 シールド機後部 油圧装置 制御盤 図 11 シールド機前部仮発進状況 制御盤 制御盤 シールド機前部 シールド機後部 制御盤 制御盤 図 12 シールド機後部仮発進状況 14

発進基地 図 13 泥土圧式ミニシールド工法発進基地参考図 発進基地面積は500m2程度を目安とし, 環境条件や仕上り内径によって施工性を踏まえ検討する また, 設備を階層式にすることで必要面積を少なくすることが可能である 15

補助工法 1. 発進 到達の最小改良範囲 (1) 鏡部発進 到達部の切羽が自立しない場合の薬液注入工法での最小改良範囲を示す D H2 D H1 L 縦断図 図 14 B D B 鏡部横断面 発進 到達鏡部最小改良範囲 表 9 最小改良範囲 ( 鏡部 )(m) 仕上り内径 (mm) 1,000~1,500 1,650~2,000 B 1.5 1.5 H1 1.5 2.0 H2 1.0 1.5 L 2.0 3.0 注 -1 Lの値は 切羽開放時の最小改良範囲である 16

(2) 受入れ 挿入部 1) 発進防護部改良範囲地下水の影響が懸念される箇所では 裏込充填によりセグメントでシールができるように シールド機長 +2.0mの改良範囲を行うものとする D H2 D H1 鏡部 挿入部 シールド機長 2.0m B D B 図 15 発進防護設計モデル 2) 到達防護部改良範囲シールド機周辺の地山は 機械堀で乱された状態になっており この部分を伝うテールからの湧水が問題となるケースでは 裏込充填によりセグメントでシールができるように シールド機長 + 3.0mの改良範囲を行うものとする D H2 D H1 鏡部 受入部 シールド機長 3.0m B D B 図 16 到達防護設計モデル 表 10 最小改良範囲 ( 挿入部 受入部 )(m) 仕上り内径 (mm) 1,000~1,500 1,650~2,000 B 1.5 1.5 H1 1.5 1.5 H2 1.0 1.5 17

2. ビット交換部 ( 機内交換 ) カッタービット機内交換は切羽土圧を開放し行うため 自立しない地山および地下水下における交換作業時には補助工法が必要となる (1) 一次覆工準備作業 1 シ - ルド機を所定の位置まで掘進 (1 リング押し切り状態 ) ~ 2 推進ジャッキを引き戻し交換作業スペースを確保する ビット交換作業開始 図 17 ビット交換時推進サイクル (2) ビット交換部改良範囲 改良範囲はシールド機前面およびカッターヘッド周囲の自立 およびシールド機周囲を伝わる湧 水の止水が可能な断面とする 図 18 ビット交換部設計モデル 設計断面計算方法 L1( 切羽全面 ) L3( 作業部 ) : 鏡部に準拠 L2( 挿入部 ) : 受入部に準拠ただし L2: 注入効果が発揮される品質を確保するための複列の注入が可能になる厚みが確保される範囲 =1.5m L3: 作業部 =( カッターヘッド長 )+( 推進ジャッキ引戻し長 ) +( 施工余裕施工余裕 =1リング長 ) とし 改良は繰り返し充填が可能な 二重管ダブルパッカー工法 を標準とする 18

線形 1. 最小直線長 (1) 発進部最小直線長路線条件により発進直後に曲線施工が必要となる場合 必要直線長は下記により決定する 曲線施工は シールド掘進機による余掘りおよび シールドジャッキの推力を推進方向 曲線方向の分力とすることにより行われるが 曲線方向分力は地盤反力により支持される 後胴部地盤反力 前胴部地盤反力 発進立坑 ジャッキ推力 推進方向分力 図 19 曲線施工モデル図 泥土圧式ミニシールド工法では この地盤反力を考慮する長さをシールド機長の 1/2 としているが シールド機が安定した推進を行うためには シールド機後胴部にも前胴部同等の地盤反力が働いている事が必要となる 従って 発進部最小直線長はシールド機長の半分を確保することにより可能となる しかし 立坑周囲の地山はゆるんでいたり 水みちがついていたりする場合があり定常の地盤状態に比べて切羽が崩壊しやすい また 立坑周囲の地盤のゆるみや掘進機の重量の支持条件がアンバランスになりやすいため掘進機が地山に入るまでは直線区間を確保することが望ましい 表 11 発進部最小直線長 ( 基本 ) 直線長シールド機長 最小直線長シールド機長 1/2 19

(2) 到達部最小直線長到達方式には シールド機を到達立坑内まで推進し分割 搬出する方法と 立坑で推進を完了し残置する2 方式となる 曲線施工方法は発進部と同様であるが シールド機を残置する方式では定常の地盤状態での推進となるため到達区間に直線区間を必要としないが 分割 搬出時は発進部同等の直線区間を確保する必要がある 表 12 到達部最小直線長 ( 搬出時 ) ( 基本 ) 直線長シールド機長 最小直線長シールド機長 1/2 (3)S 字間最小直線長曲線施工などのシールド機制御は中折れジャッキ操作により行われるが 曲線の入口および出口ではその操作が頻繁となる このため 曲線施工終了後一度 シールド機を直線状態に戻すことが施工的には望ましいが 最小必要直線長は下記により決定する 曲線施工時の余掘りは, 曲線区間長および, 曲線前後におけるシールド機が中折れする胴体の最も長い胴体長による直線区間にて行われる シールド機長 1/2 シールド機長 1/2 図 20 余掘り区間モデル図 また, 曲線施工に必要な支持力を得るため, 曲線前後にシールド機長の1/2が必要となる ( 発進部最小直線長参照 ) ことより,S 字施工時の必要直線長はシールド機長 1/2+ 中折れ最大胴体長を確保するものとする 表 13 S 字間最小直線長 ( 基本 ) 直線長シールド機長 最小直線長 シールド機長 1/2 + 中折れ最大胴体長 20

2. 最小土被り一般にシールドの必要最小土被りは1.0D~1.5D( 掘削機外径 ) といわれているが この値は一般のシールド掘進機外径が仕上り内径 φ1500mmにて2.234mmであることより 必要土被りは2.3~3.4 m 必要となることを示している トンネル標準示方書では小土被り施工について小土被り部を施工する場合には 特に切羽圧力管理や裏込注入管理を十分に行い 地表面や地下埋設物等への影響を極力小さくしなければならない また 必要に応じて補助工法を採用する等の措置を講じなければならない とある ミニシールド工法の場合 シールドと比較し対象とする口径は小さく 必要最小土被りを1.0D~ 1.5Dとするとφ1000mmにて1.4~2.0mとなる この値は薬液注入を施工するに当たり必要な最小土被り2.0m( 必要最低改良高さ2.0mとした場合 ) 以下の数値となり 補助工法による地山の防護が不可能な土被りであると判断される 従って ミニシールド工法での施工における最小土被りの決定には対象とする土質により異なるが 下記の土被りを最小土被りと考える 最小土被りは, 原則としてシールド機外径の 1.0 倍以上とするが, 仕上り内径 1350mm 以下は 2.0m とする ただし ゆるい土層を通過する場合は別途検討を要する 3. 急勾配施工急勾配に関する法的規制としては資機材の搬送に対するものがあり 労働安全衛生規則第 202 条に 事業者は 動力車を使用する区間の軌道のこう配については 1000 分の50 以下としなければならない と定められている ミニシールド工法では機関車の規格変更により この5% 以下の勾配における施工が可能である 表 14 最大勾配 5% 21

ライナープレート式立坑 1. 小判型 円形発進立坑 ( 参考 ) 小判型 円形の立坑サイズは, 作業車の配置より決定されるサイズを示すが, 立坑の寸法決定にあたっては, 立坑基地と占用位置の関係を照査の上 決定する必要がある 幅 :W トラハ ーサー トラハ ーサー 幅 :W トラハ ーサー トラハ ーサー 長さ :L 小判型 A 型 長さ :L 小判型 B 型 トラハ ーサー トラハ ーサー 呼び径 円形 図 21 小判型 円形発進立坑標準図 22

表 3-1 小判型 円形発進立坑標準寸法 [ 参考 ] (m) 仕上り内径 (mm) 1,000 A 型長さ 幅 12.278 3.8 (12.592 3.8) 小判型円形 B 型長さ 幅 呼び径 10.153 5.6 9.2 1,100 1,200 12.221 3.9 (12.535 3.9) 11.265 4.2 (11.422 4.2) 10.239 6.0 9.0 10.011 6.4 8.0 1,350 11.765 4.7 10.454 7.0 8.5 1,500 13.892 5.1 11.996 7.6 9.6 1,650 14.235 5.6 12.596 8.2 10.1 1,800 14.635 6.0 13.039 8.8 10.4 2,000 15.235 6.6 13.211 9.6 11.1 注 1. 上記サイズは参考値であり 立坑とシールドセンターの位置関係で最も小さくさるケースでの 値である 2.( ) 内は 路線に急曲線 (R<60) がある場合の寸法とする 23