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Transcription:

1/21 材料マスタに関する説明資料 改訂履歴 [P.2] 1. 材料マスタとは [P.3] 2. 材料マスタ導入の目的 [P.3] 3. 材料マスタの考え方 ( 化合物情報の標準化 運用 ) [P.4] 4. 材料マスタ登録材料 [P.5-6] 5. 材料マスタに登録されているデータのイメージ [P.7-9] 6. 材料マスタの利用方法 [P.10-12] 7. 材料マスタに登録されているデータの詳細説明 [P.13-17] 8. 材料マスタ利用上の注意事項 [P.18-21] 第 8 版 2017 年 10 月 1 日発行

2/21 改訂履歴 No. 日付 版数 内容 1 2007 年 7 月 1 日 新規発行 Ver.2.02 対応 2 2008 年 11 月 1 日 第 2 版発行 Ver.2.04 対応 3 2009 年 10 月 1 日 第 3 版発行 Ver.2.10 対応 4 2010 年 10 月 1 日 第 4 版発行 Ver.2.12 対応 5 2012 年 6 月 1 日 第 5 版発行 Committee 材 ( リン酸塩処理データ ) 追加 6 2013 年 10 月 1 日 第 6 版発行 p.17 IMDSレコメンデーション001をIMDS001に名称変更 7 2014 年 10 月 1 日第 7 版発行 8 2017 年 10 月 1 日第 8 版発行 p.3 JAMA シート報告要件 その他欄 リサイクルマーク 削除 GADSL 物質申告済 追加 p.3 JAMA シート報告要件 その他欄 BPR 関係物質の使用目的およびプロダクトタイプ 追加 GADSL 物質申告済 削除 p.20 照合チェック注記追加等

1. 材料マスタとは 自動車業界で共通利用する材料 化合物の標準化された情報 JAMA シート報告要件 3/21 部品情報材料情報化合物情報その他 部品名称 番号 部品重量 部品構成 数量 材料名称 材料コード 記号 公的規格番号 VDA 材料分類 化合物名称 化合物コード 化合物 NodeID プロセスケミカルの存在形態 再生材使用率 材質表示 アプリケーションコード BPR 関係物質の使用目的およびプロダクトタイプ 材料マスタ ( 金属材料 表面処理について整備 ) 2. 材料マスタ導入の目的 1. 材料成分調査の効率化 同一材料に対し 自動車業界として サプライチェーンでの重複調査の低減 2. IMDS サーバの負荷低減 同一材料の成分データを複数登録することによる ID 数乱増の抑制 従来は材料メーカに調査を依頼 自動車メーカ Tier 1 Tier N A 社 B 社 C 社 IMDS JAMA/JAPIA 統一レポート統一データシート JAMA/JAPIA 統一データシート IMDS T1-A 社 T1-B 社 T1-C 社 TN-A 社 TN-B 社 TN-C 社 TN-D 社 TN-E 社 材料マスタ M-A 社 M-B 社 M-C 社 M-D 社 M-E 社 M-F 社

3. 材料マスタの考え方 ( 化合物情報の標準化 運用 ) < 従来の物質調査報告の方法 ( 例 )> 4/21 材料 M の報告データ 化学成分 1 化学成分 2 化学成分 3 A 社の報告データ B 社の報告データ C 社の報告データ公的規格 の幅 ( 上限 下限 ) A 社 B 社 C 社 サプライヤ 現状 : 同一材料について 報告データが多数存在 材料マスタの導入 今後 公的規格等 参照基準がある材料については それらを物質報告データとして用いる ( 自動車業界のルール ) 欧州の自動車業界では IMDS 公開材料 として既に運用中

4. 材料マスタ登録材料 1 JISで規定されている金属材料 5/21 鉄系材料 鉄鋼材料( 鉄鋼 焼結 鋳鉄等 ) 非鉄材料( アルミ合金 銅 / 銅合金等 ) [ 材料マスタの参照基準 : JIS 規格の化学成分表 ] 2 表面処理用材料 ( 皮膜材料 ) めっき( 電気めっき 無電解めっき ) クロメート(3 価 6 価 ) [ 材料マスタの参照基準 : IMDS 公開データ 技術文献等 ] * 1 2 の範疇の材料においては 材料マスタは MAT リストに登録されている材料の約 70% が登録されています

6/21 3 リン酸塩処理の IMDS コミッティ材料 リン酸亜鉛処理(Zinc phosphate coating) リン酸鉄処理(Iron phosphate coating) リン酸マンガン処理(Manganese phosphate coating) リン酸カルシウム処理(Zinc calcium phosphate coating) 等

5. 材料マスタに登録されているデータのイメージ 1 JIS に登録されている金属材料 7/21 JIS 化学成分表 表 4 化学成分単位 % 種類の記号 C Mn P S aaaa 0.15 以下 0.60 以下 0.100 以下 0.050 以下 bbbb 0.12 以下 0.50 以下 0.040 以下 0.040 以下 cccc 0.10 以下 0.45 以下 0.030 以下 0.030 以下 dddd 0.08 以下 0.45 以下 0.030 以下 0.030 以下 eeee 0.02 以下 0.25 以下 0.020 以下 0.020 以下 注受渡当事者間の協定によって Mn P 又は S の上限値を変えてもよい 備考必要に応じて表 4 以外の合金元素を添加してもよい マスタデータ ( 例 :aaaa) 化合物名称 化合物コード ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Carbon 7440-44-0 0.075 0 0.15 Manganese 7439-96-5 0.3 0 0.60 Phosphorus 7723-14-0 0.05 0 0.100 Sulfur 7704-34-9 0.025 0 0.050 Iron 7439-89-6 99.55 1 Iron( 鉄 ) は JIS には明記されていないが 残部 として規定されていると解釈し マスタデータに反映させている

8/21 2 表面処理用材料 ( 被膜材料 ) 例 1. 電気銅メッキ 無電解銅メッキ 化合物名称 化合物コード ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Copper 7440-50-8 99.75 1 Misc., not to declare 0.25 0 0.5 主成分 ( 銅 ) 以外の成分は その他の不純物 と解釈して データを登録している 例 2.3 価クロメート黒 ( 亜鉛 / 亜鉛合金めっき ) 化合物名称 化合物コード ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Chromium(III) compounds 16065-83-1 16 1 Water 7732-18-5 10 9 11 Phosphate 14265-44-2 53 50 56 Zinc-hydroxide 20427-58-1 20 18 22 Misc., not to declare system 1 0 2

9/21 3 リン酸塩処理の IMDS コミッティ材料 例 1. リン酸亜鉛処理 (Zinc phosphate coating) 化合物名称 化合物コード ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Trizinc bis(orthophosphate) 7779-90-0 100 1 例 2. リン酸鉄処理 (Iron phosphate coating) 化合物名称 化合物コード ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Iron-orthophosphate 10045-86-0 99.75 1 Diiron-trioxide 1309-37-1 0.25 0 0.5 IMDS に登録されている通りの成分で データを登録

6. 材料マスタの利用方法 項目番号 13 構成材料構成材料名称 項目名称 選択 1 クリック 2 検索条件を入力 10/21 定義 構成部品に使用している材料名称 3 クリック 記入者 調査先 必須 必須 ( 材料を入力する場合 ) データ型 半角英数字 桁数 ( 整数 ) 100 桁数 ( 小数 ) 0 4 入力する材料を選択 材料マスタ として登録されている材料については Node ID [ 材料 ] が設定されています 選択ボタンをクリックすると 材料マスタが読み込まれます ( 次ページに画面イメージ掲載しています ) 5 クリック

材料選択の画面イメージ ( 材料マスタがある場合 ) < 選択前 > 11/21 < 選択後 > 材料マスタが読み込まれます

材料選択の画面イメージ ( 材料マスタがない場合 ) < 選択前 > 12/21 < 選択後 > 構成材料が読み込まれます 残りの項目を入力して下さい

7. 材料マスタに登録されているデータの詳細説明 1 材料マスタに登録されているデータの項目 13/21 構成材料 表面処理識別 [12] 構成材料名称 [13] 材料規格 [16] 材料コード ( 金属 その他 )[17] 材料記号 ( 樹脂 ゴム )[18] VDA 材料分類コード [19] 化合物プロセスケミカルの存在形態 [23] 化合物コード [24] 化合物名称 [25] [26] 部工会オプション ( 最小値 )[42] ( 最大値 )[43] ( 残部 )[44] Node ID [ 材料 ][47] Node ID [ 化合物 ][48] 青字 : 材料情報赤字 : 化合物情報 [ ] 内はJAMAシートの項目番号

14/21 2 材料マスタ登録の対象外について 以下の JIS 規格の材料については 対象外としています 欧州廃車指令による禁止 4 物質 (Pb Hg Cr6+ Cd) について 閾値以上含有することを認めている材料 ( 但し ANNEXⅡ( 適用除外リスト ) で免除が認められている材料を除く ) < 例 > JIS Z3261, JIS Z3262, JIS Z3264, JIS Z3265: 全材料 JIS H3270: C5341 JIS H5120: CAC401, CAC406, CAC602, CAC603, CAC604, CAC605 JIS H4040, H4080: A2011, A6262 JIS でを一意に規定していない材料 含有率範囲が広い材料 例 1: Ti 5 C% 以上 (Ti 含有量は C 含有量の 5 倍以上 ) [JIS G3459 SUS321TP] 例 2: C 0.15% 以上 (C 含有量は 0.15% 以上 ) [JIS G4303 SUS316F]

15/21 3 JIS の化学成分表の 備考 注 の記載について 備考 注 の記載事項については 化合物名 含有率が具体的に明記されている場合は 全て材料マスタに反映されています 例 1: 不純物として Cuは0.30% を超えてはならない [JIS G3221] 例 2: 各種とも不純物として Ni 0.25% 以下 Cu 0.30% 以下 [JIS G3441] 例 3: Moは0.60% 以下を含有してもよい [JIS G4303] 但し 受渡当事者間の取り決めについては 反映されていません 例 4: 受渡当事者間の合意の上で Zr+Ti は 0.25% 以下としてよい [JIS H4040] 例 5: P および S の値は受渡当事者間の協定によってそれぞれ 0.035% 以下としてもよい [JIS G4801] 例 6: 15 種の管は 電気抵抗溶接管の場合 受渡当事者間の協定によって C の下限値を変更してもよい [JIS G3445]

4 JIS の化学成分表の その他 その他成分 について 化学成分表に その他 その他成分 のような項目がある場合は Misc., not to declare として登録している その他成分 として 個々 合計 の 2 項目ある場合は 後者の規格を登録している ( 下記表を参照 ) 16/21 < 例 > 合金番号 化学成分 Si Fe Cu Mn Mg Cr Zn Ti 単位 % その他 Al 個々合計 aaaa 0.6 以下 0.7 以下 0.05~0.20 1.0~1.5 - - 0.10 以下 - 0.05 以下 0.15 以下残部 bbbb 0.6 以下 0.7 以下 0.20 以下 1.0~1.5 - - 0.5~2.5-0.05 以下 0.15 以下残部 cccc 0.6 以下 0.7 以下 0.30~0.7 1.0~1.5 - - 0.25 以下 - 0.05 以下 0.15 以下残部 dddd 0.6 以下 0.7 以下 0.30 以下 1.0~1.5 0.20~0.6 0.10 以下 0.25 以下 0.10 以下 0.05 以下 0.15 以下残部

17/21 5 の公差幅 (= 最大値 - 最小値 ) について IMDS001 * に下記表のような公差幅の許容値に関するルールがありますが 公的規格のある材料には適用されません 材料マスタの中には 公差幅が下記許容値よりも大きい場合がありますが これについては JAMA シートでデータチェックがかからないようになっています IMDS001 * : IMDS 全般の規則およびガイドライン 例 ( 参考 ): 公差幅の許容値に関するルール (IMDS001) 含有率 : 最小値 X% 最大値 :Y% 0 X 7.5 7.5<X 20 20<X 100 公差幅の許容値 : M=Y%-X% M 3 M 5 M 10

8. 材料マスタ利用上の注意事項 18/21 以下 1~5 について 御注意をお願いします 1 材料マスタを利用する際は 実際に使用する材料の成分の情報を必ず 事前に確認して下さい * 特に 欧州廃車指令による禁止 4 物質の含有有無については 間違い無き様 ご確認をお願いします 2 尚 実際に使用している材料の化学組成と 材料マスタのデータの内容が異なる場合は 材料マスタを利用することは不可です この場合は 実際の化学組成を 手入力 ( デフォルトを修正 ) して下さい 差異がある場合の例 : P.19 手入力( 修正 ) の手順 : P.20

[ 材料マスタと差異がある場合の例 ] 19/21 例. SUP6 (JIS G4801 ばね鋼鋼材 ) 実際に使用している材料の化学組成に JIS 規格の受渡当事者間の取り決め事項を反映している場合の事例 a) 材料マスタ b) 使用している材料の化学組成 化合物名称 ( 英語 ) ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Carbon 0.6 0.56 0.64 Silicon 1.65 1.50 1.80 Manganese 0.85 0.70 1.00 Phosphorus 0.015 0 0.030 Sulphur 0.015 0 0.030 Copper 0.15 0 0.30 Iron 96.72 1 化合物名称 ( 英語 ) ( 固定値 ) ( 最小値 ) ( 最大値 ) ( 残部 ) Carbon 0.6 0.56 0.64 Silicon 1.65 1.50 1.80 Manganese 0.85 0.70 1.00 Phosphorus 0.0175 0 0.035 Sulphur 0.0175 0 0.035 Copper 0.15 0 0.30 Iron 96.715 1 P (Phosphorous) および S (Sulphur) の値は受渡当事者間の協定によってそれぞれ 0.035% 以下としてもよい が反映されています この場合は 必ず a ではなく b の内容で報告して下さい

[ 修正手順 ] 20/21 手順 1. 材料選択をして デフォルトとして登録されている材料マスタのデータを呼び出す 手順 2. 実際の化学組成と材料マスタのデータに差異がある箇所について 入力内容を修正 ( 上書き ) する 手順 3. データチェック * を実施する * データチェックの実施内容 データチェック時に 入力データと材料マスタの照合チェック注 ) が実施されます データを修正している場合 ( 入力データと材料マスタが不一致 ) 下記のメッセージが表示され Node ID [ 材料 ] ( 項目番号 :46) が削除されます メッセージ : [mes115: 警告 ] 材料 - 化合物情報が外部リストの内容と一致していません 値を削除しました 照合チェック注 ) : 旧版の JAMA シートで作成したデータを読み込んだ場合 新版では材料データ更新により Node ID が変更となっている場合があります そのような場合 旧 Node ID は登録が抹消されているため照合チェックが行われず 警告メッセージは表示されません ( 手順 1 非該当のケース )

21/21 3 材料マスタがある材料については 原則 材料マスタを使用して報告して下さい 但し 使用責任は全てユーザ (JAMA シートに入力する側 ) にありますので 本注意事項を十分に確認した上で使用して下さい 4 アプリケーションコード については 材料マスタデータには登録されていません アプリケーションコード は ユーザが該当する法規を確認の上 入力して下さい 5 今後 材料マスタデータは 原則 年 1 回 メンテナンスを実施し 更新される予定です ( 目的は JIS 改正内容の反映など )