< 移行前の環境 > 下記が本手順での動作環境です 動作確認のために Apache をインストールし 追加ディスクに dummy.iso というファイルを配置しています <ECS> リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) インスタンスタイプの選択 : 1-core, 2GB ネットワークタイプ

Similar documents
リバースプロキシー (シングル構成) 構築手順

リバースプロキシー(冗長構成)構築手順

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] AWS EC2 から Alibaba Cloud ECS へのマイグレーション手順 (Linux 版 ) AWS EC2 から Alibaba Cloud ECS への マイグレーション手順 (Linux 版 ) Ver

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] AWS EC2 から Alibaba Cloud ECS へのマイグレーション手順 (Linux 版 ) AWS EC2 から Alibaba Cloud ECS へのマイグレーション手順 (Linux 版 ) Ver SB

Microsoft Word - nvsi_090196_r1_vaultdr_offline_rhel_dualpath.doc

プロダクト仕様書 ECS

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] オンプレから Alibaba Cloud ECS へのマイグレーション手順 (Linux 版 ) オンプレから Alibaba Cloud ECS への マイグレーション手順 (Linux 版 ) Ver SB Clou

一般技術用紙…

手動操作によるパーティション作成方法 4. リストア方法 (3) システム情報の復元 の 3-2) の手順で sfdisk コマンドによるシステムのパーティション情報の復元に失敗する場合は fdisk コマンドにて手動でパーティションを作成してください 作成するパーティションのサイズは バックアップ

版数 編集日 変更内容 Ver /3/23 初版作成 Ver /06/19 テンプレート作成方法 オフィシャルテンプレート ディスクマウント方法を修正 2

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] VPN 経由での AWS S3 から AlibabaCloud OSS へのマイグレーション手順 VPN 経由でのAWS S3から Alibaba Cloud OSSへのマイグレーション手順 Ver SB Cloud Cor

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] AWS S3 から AlibabaCloud OSS へのマイグレーション手順 AWS S3 からAlibaba Cloud OSS への マイグレーション手順 Ver SB Cloud Corp Al

Confidential

変 更 履 歴 版 数 日 付 内 容 /01/15 初 版 作 成

1

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル 利用者機能 第 1.2 版 2019/04/01 富士通株式会社

目次 1. はじめに LVM とは 設定方法 準備 仮想マシンのディスク設定 LVM 実施 注意事項... 7 Copyright(C) 2013 NEC Corporation. All righ

FUJITSU Storage ETERNUS BE50 S2 運用ガイド Symantec Backup Exec 2014 修正適用編

Acronis Backup 12.5 Advanced NetAppスナップショット連携

クラウドファイルサーバーデスクトップ版 インストールマニュアル ファイルサーバー管理機能 第 1.1 版 2017/01/24 富士通株式会社

第 2 版

目次 1 VirtualBoot for Hyper-V とは バックアップを実行するマシンの設定 確認すべきこと SPX によるバックアップ VirtualBoot for Hyper-V を実行するマシンの設定 確

<MW-400k > InterSec/MW400k アップデート適用手順書 2017 年 8 月 1 版

システムコマンダー8を使用したWindows とLindowOS の共存方法

Microsoft Word - nvsi_060132jp_datadomain_restoreDRAFT4.doc

はじめに 本書は Express5800/ft サーバに Red Hat Enterprise Linux 6 Server 及び ft Server Control Software がインストールされており OS がインストールされている内蔵ディス クに空き容量がある場合に 追加でボリュームを作

ZFS on Momonga7

iStorage ソフトウェア VMware vCenter Plug-in インストールガイド

Microsoft Word - AFT_3TB_HDD_install_guide doc

目次 専用アプリケーションをインストールする 1 アカウントを設定する 5 Windows クライアントから利用できる機能の紹介 7 1ファイル フォルダのアップロードとダウンロード 8 2ファイル更新履歴の管理 10 3 操作履歴の確認 12 4アクセスチケットの生成 ( フォルダ / ファイルの

CLUSTERPRO MC StorageSaver 1.1 for Linux リリースメモ 2015(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

MIRACLE System Savior操作手順書

サーバセキュリティサービスアップグレード手順書 Deep Security 9.6SP1 (Windows) NEC 第 1 版 2017/08/23

2

NTT Communications Cloudⁿ Compute (VPC タイプ OpenNW) 操作マニュアル Ver.1.3 本冊子掲載の内容の二次配布 ( 配布 転載 提供等 ) は ご遠慮ください 1

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.0 for Windows FAQ 集 2013(Mar) NEC Corporation 導入に関する質問 運用に関する質問 動作環境に関する質問

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux HW-RAID 監視機能 リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

PowerPoint プレゼンテーション

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] オンプレから Alibaba ECS へのマイグレーション手順 ( イメージ移行版 ) オンプレから Alibaba ECS への マイグレーション手順 ( イメージ移行版 ) _Ver SB Cloud Corp. 2009

ファイルサーバ ご利用の手引き 第 1.0 版 2008 年 2 月 14 日 近畿大学総合情報システム部 (KUDOS)

CLUSTERPRO MC StorageSaver 2.2 for Linux リリースメモ 2017(Apr) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル 補足事項 注意事項

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 1.1 for Linux リリースメモ 2013(Sep) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

イントラネット仮想ホスティング Linux 仮想マシン初期利用ガイド ご参考資料 2015 年 06 月 29 日 Version 1.0 bit- drive Version1.0 イントラネット仮想ホスティグ Linux 仮想マシン初期利用ガイド ご参考資料 1/14

Microsoft Windows Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の 米国およびその他の国における登録商標または商標です Linux は Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です Red Hat

VMディスクサイズの変更

マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシンサービス 管理者マニュアル [ 管理者さま向け ] 2018 年 10 月 15 日 Version 3.0 bit- drive 2018/10/15 Version 3.0 マネージドクラウド with bit-drive 仮想マシン

MC3000一般ユーザ利用手順書

サーバセキュリティサービス 導入手順書 Deep Security 9.5SP1 (Windows) プロキシ経由編

Microsoft Word - 楽天㇯ㅩ㇦ㅛIaaSㇵㅼã…fiã‡¹ä»Łæ§Ÿ.doc

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 1.0 for Windows 構築ガイド 2012(Sep) NEC Corporation はじめに責任範囲適用範囲概要事前準備クラスタ設定

UEFI環境におけるWindows Serverバックアップのシステム回復手順

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Linux リリースメモ 2016(Mar) NEC Corporation ライセンス パッケージのインスト ル セットアップ マニュアル 障害発生時の手順 補足事項 注意事項

Microsoft Word - nvsi_090198_quantum dxi7500_nvb.doc

intra-mart ワークフローデザイナ

DPM の設定 について 差し替え 以下の内容に差し替えをお願いします 青字部分が修正個所です DPM の設定 コンポーネントの選択 で DPM サーバを選択していた場合 DPM サーバの設定 画面が表示されます DPM サーバをインストールするにあたって必要

Alibaba Cloud [ ナレッジドキュメント ] AWS EC2 から Alibaba Cloud ECS へのマイグレーション手順 (Linux_PostgreSQL 版 ) AWS EC2 から Alibaba Cloud ECS への マイグレーション手順 (Linux_Postgre

改版履歴 版数改版内容 新規作成 i

Cuoreテンプレート

CLUSTERPRO MC ProcessSaver 2.1 for Windows 構築ガイド 2016(Mar) NEC Corporation はじめに 責任範囲 適用範囲 概要 事前準備 クラスタ設定

プロダクト仕様書 SLB

Express5800/C110a-Sシステム構成ガイド

Microsoft Word - nvsi_080188jp_r1_netvault_oracle_rac_backup_complemental_guide_j_174x217.doc

変更履歴 日付 版数 変更内容 2012/07/13 Rev 初版発行 2013/07/03 Rev 対応機器一覧 機器一覧を更新 [Settings] 画面の表示 時刻を挿入する機能を追加アンテナ切替器のアンテナ番号を指定する機能を追加アンテナ番号を挿

PowerPoint プレゼンテーション

ActiveImage Protector 2016 R2 for Express5800 / ftサーバ

1.InternetExplorer のバージョン確認手順 1 InternetExplorer を起動します 2 メニューバーより ヘルプ バージョン情報 を選択します メニューバーが表示されていない場合は F10 キーでメニューバーを表示してください 2

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション

Stratus everrun Enterprise Arcserve Unified Data Protection バックアップ / リストア手順書

第 1 版

改版履歴 版数 改版日付 改版内容 /03/14 新規作成 2013/03まで製品サイトで公開していた WebSAM DeploymentManager Ver6.1 SQL Server 2012 製品版のデータベース構築手順書 ( 第 1 版 ) を本 書に統合しました 2

Microsoft Word - ManagerIPChange.doc

eWide利用者ガイド

SonicWALL サーバ証明書 2048bit 対応ファームウェア アップデート手順書 PROシリーズ(G4製品)版

OS の bit 数の確認方法 - Windows0 及び Windows8. Windows のコントロールパネルを開きます Windows0 の場合 スタート から Windows システムツール の コントロールパネル をクリックします Windows8. の場合 スタート から PC 設定

目次 メールの基本設定内容 2 メールの設定方法 Windows Vista / Windows 7 (Windows Live Mail) Windows 8 / Windows 10 (Mozilla Thunderbird) 3 5 Windows (Outlook 2016) メ

zabbix エージェント インストールマニュアル [Windows Server] 第 1.2 版 2018 年 05 月 18 日 青い森クラウドベース株式会社

Microsoft Windows Internet Explorer は 米国 Microsoft Corporation の 米国およびその他の国における登録商標または商標です Linux は Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です Red Hat

needlework_update_manual_rev1.4

第 1 版

GenieATM 6300-T / 6200-T シリーズ 1. 基本的な機器オペレーションのために 1-1. 機器への接続 機器への接続方法は 以下の 2 通りがあります シリアルポートを使用してログインする LAN 経由で Telnet または SSH を使用して仮想 Interface からロ

Microsoft Word - nvsi_050090jp_oracle10g_vlm.doc

MotionBoard Ver. 5.6 パッチ適用手順書

OS と Starter Pack の対応 (Express5800/R110j-1 向け ) OS と Starter Pack について Express5800/R110j-1 ( 以下サーバ本体製品 ) では Starter Pack のバージョンによってサポート可能な OS が決まります シ

クラスタ環境でのデータベースのアップグレード

ServerView RAID Manager VMware vSphere ESXi 6 インストールガイド

IBM Bluemix で WordPress 無料の WordPress 環境を構築する 1

改版履歴 版数 日付 内容 担当 V /0/27 初版発行 STS V..0 20/03/04 トラブルシューティング改訂 STS P-2

2. カスタム を選択し 次へ を選択します

Installation Guide for Linux

CLUSTERPRO MC RootDiskMonitor 2.3 for Linux リリースメモ 2018(Jun) NEC Corporation ライセンス パッケージのインストール セットアップ マニュアル

Windowsクライアントユーザーマニュアル_version+1_0_1_

Microsoft Word - ssVPN MacOS クライアントマニュアル_120版.doc

改版履歴 Ver. 日付履歴 1.0 版 2014/5/30 目次 0 はじめに 本文中の記号について Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 Windows Server Failover

Microsoft® Windows® Server 2008/2008 R2 の Hyper-V 上でのHP ProLiant用ネットワークチーミングソフトウェア使用手順

インターネット EDI システムを使用する前の準備 目次 動作環境について... 2 Internet Explorer7.0 / 8.0 をご利用の場合の設定方法... 3 [1] インターネット EDI システムを利用するための標準的な設定... 3 [2] ブラウザ型で帳票を利用する場合に必要

改版履歴 Ver. 日付履歴初版 2014/7/10 - 目次 1. はじめに クラスター構築の流れ Windows Server Failover Cluster をインストールするための準備 OS のセットアップ時の注意... -

ULTRA DRIVE とは インターネット上 ( クラウド ) に大切なデータを保存することができる便利なアプリケ ーション ( オンラインストレージ ) です 本資料について ULTRA DRIVE サービスは マイナーバージョンアップ等もあるため 実際のクライア ントと本資料に差分が発生する場

KDDI Smart Mobile Safety Manager Mac OS キッティングマニュアル 最終更新日 2019 年 4 月 25 日 Document ver1.1 (Web サイト ver.9.6.0)

2 1: ネットワーク設定手順書 が完了後に行なってください 鏡野町有線テレビ 各種設定手順書 この手順書では以下の内容の手順を解説しています メール設定 ホームページの掲載 お客様がご利用の OS により設定方法が異なる部分があります OS をご確認の上 作業を行なってください お客

Transcription:

目次 はじめにシナリオ1. 料金モデルを変更する場合シナリオ2. インスタンスのスペック変更する場合シナリオ3. 旧パッケージプランから新パッケージプランへ移行する場合ご利用上の注意事項改版履歴 はじめに Alibaba Cloud ECS では システムディスクや追加ディスクのイメージを取得し 購入時に適用することができます 例えば料金プランを変更したい時や インスタンスのスペック変更時などに実施することで ミドルウェアの再設定や追加ディスクのファイル移行の手間を省くことができます 本ドキュメントではイメージからのインスタンスの移行と 追加ディスクを再利用した移行手順を記載します シナリオ 1. 料金モデルを変更する場合 Alibaba Cloud では 2 つの料金モデルから支払い方法を選択することができます 先払い方式のサブスクリプションと 後払い方式の従量課金です スターターパッケージもありますが ここでは割愛します ( ご興味のある方は こちらの記事 が参考になります ) 例えば 初めは従量課金でスモールスタートをして 継続利用が決まったらサブスクリプションに変更することでお得な料金モデルで利用できます 本手順を実施することでインスタンスを再設定することなく 料金モデルを変更することができます 1-1. 概要 従量課金で購入しているインスタンスのイメージを作成し そのイメージからサブスクリプション購入で新規インスタンスを購入します < イメージ図 >

< 移行前の環境 > 下記が本手順での動作環境です 動作確認のために Apache をインストールし 追加ディスクに dummy.iso というファイルを配置しています <ECS> リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) インスタンスタイプの選択 : 1-core, 2GB ネットワークタイプ : VPC OS: CentOS 7.3 64bit システムディスク : 40GB Ultra クラウドディスクミドルウェア :Apache2.4.6 インスタンス名 : plan-test EIP:xx.xx.xx.230 同じ IP アドレスを流用したいので EIP を使っています < 追加ディスク > リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) データディスク : 20GB テストファイル :dummy.iso 1-2. 作業手順フロー 1) 現行インスタンスのカスタムイメージ作成 2) カスタムイメージから新規インスタンスをサブスクリプションで購入 3) EIP の付け替え 4) 環境確認 1-3. 手順

1-3-1. 事前の環境確認 移行前のサーバの環境を確認します httpd のバージョンと /mnt 以下に dummy.iso があることを確認しておきます [root@plan-test~]# httpd -version Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Aug 23 2017 15:47:21 [root@plan-test~]# ls /mnt dummy.iso lost+found 1-3-2. 利用中のインスタンスイメージを作成します インスタンスの 詳細 より カスタムイメージの作成 を選択します 1-3-3. イメージ名と説明を入力します

1-3-4. 新規インスタンスを購入します 価格モデル サブスクリプション インスタンスのイメージを作成した リージョン を選択します 1-3-5. オペレーティングシステムの選択画面で カスタムイメージ を選択し 適用したいイメージを選択します 1-3-6. データディスクが自動で追加されているので そのままインスタンスを作成します

1-3-7. インスタンス購入後 EIP の付け替えをします イメージ元のインスタンスを停止します

1-3-8. EIP のバインドを解除します 1-3-9. 新インスタンスに EIP をバインドします

1-3-10. ssh で接続し 設定が保持されているか確認します [root@iz6weecjp2dysx28kida9mz ~]# httpd -version Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Aug 23 2017 15:47:21 [root@iz6weecjp2dysx28kida9mz ~]# ls /mnt dummy.iso lost+found httpd がインストールされており ダミーファイルも存在します ホスト名は移行できないので 手動で設定が必要です < 注意事項 > 本手順は IP アドレスを継続して利用する場合の手順です IP アドレスの継続が不要な場合は ネットワーク帯域幅を指定して インスタンスをご購入ください カスタムイメージ作成した後のデータはイメージに反映されません データロストを避ける場合は インスタンスを停止してイメージを作成してください 大容量の追加ディスクを含めたイメージ作成には時間がかかる場合があります

シナリオ 2. インスタンスのスペック変更する場合 ECS のスケールアップ時も ディスクイメージを使って設定の移行をすることができます 2-1. 概要 今回はシステムディスクのみイメージを作成し 新規インスタンスの作成後 追加ディスクは流用する方法でインスタンスを作成します

< イメージ図 > < 移行前の環境 > 下記が本手順での動作環境です 動作確認のために Apache をインストールし 追加ディスクに dummy.iso というファイルを配置しています <ESC> リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) インスタンスタイプの選択 : 1-core, 2GB ネットワークタイプ : VPC OS: CentOS 7.3 64bit システムディスク : 40GB Ultra クラウドディスクミドルウェア :Apache2.4.6 インスタンス名 : test-spec01 EIP:xx.xx.xx.230 同じ IP アドレスを流用したいので EIP を使っています < 追加ディスク > リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) データディスク : 20GB テストファイル :dummy.iso 追加ディスクをアタッチしたままシステムディスクのイメージを作成すると ログインできなくなることがあるので 以降の章では追加ディスクをデタッチします また カスタムイメージの作成については考慮事項がいくつかありますので こちら を参照ください

2-2. 作業手順フロー 1) 追加ディスクのアンマウント 2) 追加ディスクのデタッチ 3) システムディスクのスナップショット作成 4) システムディスクのイメージ作成 5) システムディスクからスペックアップした新規インスタンスを購入 6) 追加ディスクのアタッチ 7) 追加ディスクのマウント 8) 環境確認

2-3. 手順 2-3-1. 事前の環境確認 移行前のサーバの環境を確認します httpd のバージョンと /mnt 以下に dummy.iso があることを確認しておきます [root@test-spec01 ~]# httpd -version Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Aug 23 2017 15:47:21 [root@test-spec01 ~]# ls /mnt dummy.iso lost+found Apache がインストールされており マウントされているディスクにダミーファイルも存在します 2-3-2. 追加ディスクをアンマウントします [root@test-spec01 /]# umount /dev/vdb1 2-3-3. /etc/fstab のディスク情報をコメントアウトします [root@test-spec01 ~]# vi /etc/fstab # # /etc/fstab # Created by anaconda on Fri Aug 18 03:51:14 2017 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk' # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info # UUID=59d9ca7b-4f39-4c0c-9334-c56c182076b5 / ext4 defaults 1 1 # /dev/vdb1 /mnt ext3 defaults 0 0 ~ 2-3-4. アンマウントされているか確認します [root@test-spec01 /]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/vda1 40G 1.5G 36G 5% / devtmpfs 910M 0 910M 0% /dev tmpfs 920M 0 920M 0% /dev/shm tmpfs 920M 328K 920M 1% /run tmpfs 920M 0 920M 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 184M 0 184M 0% /run/user/0

2-3-5. 管理コンソールに戻り インスタンスのディスク メニューを表示します 詳細 メニューより デタッチ を選択します

2-3-6. ssh でログインしている場合は一度ログアウトし デタッチされたことを確認します [root@test-spec01 ~]# fdisk -l Disk /dev/vda: 42.9 GB, 42949672960 bytes, 83886080 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disk label type: dos Disk identifier: 0x0008de3e Device Boot Start End Blocks Id System /dev/vda1 * 2048 83884031 41940992 83 Linux 確認後はログアウトします 2-3-7. システムディスクのスナップショットを作成します 2-3-8. スナップショット名 を入力し OK をクリックします

2-3-9. インスタンス一覧に戻り スナップショット メニューを開きます 2-3-10. 作成したスナップショットの カスタムイメージの作成 をクリックします 2-3-11 イメージ名 イメージの説明 を入力し 作成 をクリックします

2-3-12. 左ウィンドウのメニューより イメージ をクリックし イメージが作成されていることを確認します 2-3-13. 新規インスタンスを購入します 今回はスペックアップをしたいので 2-core, 4GB を選択し 作成したカスタムイメージ test-spec02 を選択します スペックは以下の通りです <ECS> リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) インスタンスタイプの選択 : 2-core, 4GB ネットワークタイプ : VPC OS: test-spec02 システムディスク : 40GB Ultra クラウドディスクインスタンス名 : test-spec02

2-3-14. イメージ元インスンタンスを停止後 EIP のバインドを解除し 新インスタンスにバインドします 2-3-15. ssh でログインし 設定が保持されていることを確認します [root@test-spec02 ~]# httpd -version Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Aug 23 2017 15:47:21 2-3-16. ディスクリストより デタッチしたディスクの ID を確認します

2-3-17. 新インスタンスの インスタンスのディスク を選択し ディスクのアタッチ を選択します 2-3-18. 2-3-16. で確認した ID のディスクを選択し OK アタッチ をクリックします

2-3-19. アタッチが完了すると インスタンスのディスクリストに表示されます 2-1-21. /etc/fstab のコメントアウトを外します [root@test-spec02 ~]# vi /etc/fstab # # /etc/fstab # Created by anaconda on Fri Aug 18 03:51:14 2017 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk' # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info # UUID=59d9ca7b-4f39-4c0c-9334-c56c182076b5 / ext4 defaults 1 1 #/dev/vdb1 /mnt ext3 defaults 0 0 2-3-20. cat コマンドで確認します [root@test-spec02 ~]# cat /etc/fstab # # /etc/fstab # Created by anaconda on Fri Aug 18 03:51:14 2017 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk' # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info # UUID=59d9ca7b-4f39-4c0c-9334-c56c182076b5 / ext4 defaults 1 1 /dev/vdb1 /mnt ext3 defaults 0 0

2-3-21. df -h コマンドでパーティションを確認します [root@test-spec02 ~]# df -h Filesystem Size Used Avail Use% Mounted on /dev/vda1 40G 1.6G 36G 5% / devtmpfs 1.9G 0 1.9G 0% /dev tmpfs 1.9G 0 1.9G 0% /dev/shm tmpfs 1.9G 316K 1.9G 1% /run tmpfs 1.9G 0 1.9G 0% /sys/fs/cgroup tmpfs 380M 0 380M 0% /run/user/0 /dev/vdb1 20G 1.1G 18G 6% /mnt 2-3-22. mount コマンドでマウントします [root@test-spec02 ~]# mount /dev/vdb1 /mnt 2-3-23. パーティションの中身を確認します [root@test-spec02 ~]# cd /mnt/ [root@test-spec02 mnt]# ls dummy.iso lost+found 追加ディスク システムディスク共に移行が完了しました < 注意事項 > 本手順は IP アドレスを継続して利用する場合の手順です IP アドレスの継続が不要な場合は ネットワーク帯域幅を指定して インスタンスをご購入ください カスタムイメージ作成した後のデータはイメージに反映されません データロストを避ける場合は インスタンスを停止してイメージを作成してください

シナリオ 3. 旧パッケージプランから新パッケージプランへ移行する場合 2017 年 10 月 26 日より ECS のスターターパッケージプラン ( 以下 パッケージプラン ) の料金体系が変更されます 旧パッケージプランで構築した環境を新パッケージプランへ移行する場合の手順を説明します 本シナリオは 2017 年 10 月 26 日以前にパッケージプランをご購入の方で 新しい料金体系のパッケージプランを引き続きご利用したい方を対象とした手順となります 3-1. 概要 現行インスタンスのシステムディスクのイメージを作成し 新パッケージプランでインスタンスを購入後 そのインスタンスのシステムディスクを入れ替えることで移行できます < 本手順における注意事項 > インターネットアドレスの引き継ぎをすることはできません インターネットへの接続や DNS の登録を行っている場合には対応が必要です システムディスクの入れ替え時にはサーバの停止が発生します 予めサーバの停止を計画する必要があります システムディスクの入れ替えに関する考慮事項についての詳細は こちら を参照ください < イメージ図 > < 移行前の環境 > 下記が本手順での ECS の動作環境です 動作確認のために Apache をインストールしています リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) インスタンスタイプの選択 : 1-core, 2GB ネットワークタイプ : VPC OS: CentOS 7.3 64bit システムディスク : 40GB Ultra クラウドディスクミドルウェア :Apache2.4.6 インスタンス名 : test-pack01

3-2. 作業手順フロー 1) 現行インスタンスのシステムディスクのイメージ作成 2) 新パッケージプランでのインスタンス購入 3) システムディスクの入れ替え 4) 旧パッケージプランのインスタンスの更新の停止 3-3. 手順 3-3-1. 事前の環境確認移行前のインスタンスの httpd のバージョンを確認しておきます [root@test-pack01 ~]# httpd -version Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Aug 23 2017 15:47:21 3-3-2. インスタンスの一覧より 詳細 から カスタムイメージの作成 をクリックします 3-3-3. イメージ名 イメージ説明 を入力し 作成 をクリックします

3-3-4. 新パッケージプランでインスタンスを購入します スペックは以下の通りです <ECS> リージョン : アジア東北 1 ( 東京 ) インスタンスタイプの選択 : 1-core, 2GB ネットワークタイプ : VPC OS: centos7.3 64bit システムディスク : 40GB Ultra クラウドディスクインスタンス名 : test-pack02

3-3-5. システムディスクを変更する前に新インスタンスを停止します インスタンスリストで 作成したインスタンスの 詳細 から 停止 をクリックします 3-3-6. インスタンスが停止したら インスタンステーブルの右端で 詳細 システムディスクの変更 の順にクリックします

3-3-7. カスタムイメージ をクリックし 3-1-4. で作成したイメージを選択し 変更の確認 をクリックします 3-3-8. ssh でログインし 移行後のインスタンスの設定を確認します 移行前のインスタンスから正常に移行できていることが確認できます [root@test-pack02 ~]# httpd -version Server version: Apache/2.4.6 (CentOS) Server built: Aug 23 2017 15:47:21 3-3-9. 旧パッケージプランのインスタンスが不要な場合には サブスクリプションの自動更新をオフにする必要があります 料金 支払い管理 サブスクリプション更新 から対象のインスタンスの 自動更新 をオフにしてください 次月のインスタンスの更新が自動で行われなくなります

< 注意事項 > カスタムイメージ作成した後のデータはイメージに反映されません データロストを避ける場合は インスタンスを停止してイメージを作成してください

ご利用上の注意事項 この資料は Alibaba Cloud の提供するクラウドサービスの機能について説明したもので サービスのご利用を検討する際の参考となる技術的情報を提供するものです 今後 本資料はクラウドサービスの機能追加 変更等に合わせて 予告なく変更される場合があります 閲覧された情報は最新のものではない場合がありますので 予めご了承下さい 改版履歴 日付版数変更内容 2017/10/06 1.0 初版作成 本文書中に記載されている社名 商品名等は各社の商標または登録商標です